JPH0736997Y2 - バタ材の固定具 - Google Patents

バタ材の固定具

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JPH0736997Y2
JPH0736997Y2 JP1988138750U JP13875088U JPH0736997Y2 JP H0736997 Y2 JPH0736997 Y2 JP H0736997Y2 JP 1988138750 U JP1988138750 U JP 1988138750U JP 13875088 U JP13875088 U JP 13875088U JP H0736997 Y2 JPH0736997 Y2 JP H0736997Y2
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千勝 川口
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光建設株式会社
千勝 川口
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンクリート等の型枠固定用バタ材を固定する
ためのバタ材の固定具に関する。
(従来の技術) 従来のバタ材の固定具を第8図と共に説明する。
本体100の基部102は型枠104のセパレータ106に螺着固定
されており、縦バタ108、110と横バタ112は本体100の長
さ方向に移動可能な圧接部114で型枠104方向へ圧接され
る。
その圧接部114は楔溝116内へ楔合された楔部118で固定
される。
しかしながら、上記のバタ材の固定具では楔溝が1ケ所
しか貫設されていないので、異なった径や幅のバタ材を
使用する際には圧接部の調整可能な長さが僅かなため使
用不能になってしまう。従って、型枠を固定するために
は他のサイズのバタ材の固定具を用意しなければならず
面倒であり、取り付けの際にも使用するバタ材の固定具
を選択しなくてはならないという課題が育った。
そこで、楔部を複数箇所へ楔合可能なバタ材の固定具が
提案された(例えば実公昭48-44049号公報、実開昭55-1
73572号公報参照)。これらのバタ材の固定具では本体
に複数の楔溝が穿設されており、圧接部の圧接位置によ
り、楔部を挿入する楔溝を変えて対応することができる
ようになっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記の複数の楔溝を有する従来のバタ材
の固定具には次のような課題がある。
従来、1個のバタ材の固定具で、圧接部が複数の圧接位
置でバタ材を圧接可能になった。しかし、楔部が本体か
ら取り外し可能になっているため、不使用時には本体、
圧接部および楔部がばらばらになってしまうため、本体
および楔部を互いに対応させて保管をするのが大変であ
るという課題がある。
従って、本考案は複数のサイズのバタ材に対応可能であ
ると共に、不使用時に本体および楔部の分離を防止可能
なバタ材の固定具を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案は次の構成を備える。
すなわち、長尺に形成されると共に、その長さ方向へ間
隔をおいて複数の楔溝が貫設され、基部側は型枠に取り
付られたセパレータへ取付可能に形成された本体と、 該本体へ外嵌され、本体の長さ方向へ移動自在な型枠固
定用バタ材を該型枠へ圧接するための圧接部と、 前記楔溝内を移動可能であると共に、該楔溝と楔合する
ことにより前記圧接部を前記バタ材へ押圧する楔部とを
具備するバタ材の固定具において、 前記楔溝は、幅広部と該幅広部より幅狭に形成された幅
狭部とから成ると共に、該幅広部と該幅狭部は前記本体
の長さ方向へ連続して形成され、 隣接する前記楔溝の前記幅広部同士は、前記幅狭部によ
り連絡され、 前記楔部には、前記幅狭部内を通過可能な薄肉部と、少
なくとも一方が前記幅広部と楔合可能であると共に、前
記楔溝からの抜脱を防止するため、前記幅狭部の両側に
形成された厚肉部とが形成され、前記薄肉部が幅狭部を
通過することにより、楔部が楔溝間を移動可能であるこ
とを特徴とする。
(作用) 作用について説明する。
本体の長さ方向に間隔をおいて複数の楔溝を設けてある
ため、圧接するバタ材のサイズに応じて楔部を楔合させ
る楔溝を選択可能なので、1種類のバタ材の固定具でサ
イズの異なったバタ材に対応することが可能となる。
また、楔部の薄肉部が幅狭部を通過することにより、楔
部を本体から外すことなく楔溝間で移動させることが可
能となる。
さらに、楔部は厚肉部により楔溝からの抜脱が防止され
るため、バタ材の固定具不使用時でも本体と楔部の分離
を防止可能となる。
(実施例) 以下、本考案の好適な実施例について添付図面と共に詳
述する。
第1図は本実施例のバタ材の固定具の正面図であり、第
2図は右側面図、第3図は左側面図、第4図は平面図、
第5図は第1図におけるA-A部断面図、第6図は第2図
におけるB-B部断面図である。
まず第1図〜第6図と共に構成について説明する。
10は本体であり、基部12側にはセパレータへ螺着するた
めの雌螺孔14が刻設されている。
16、18は楔溝であり、本体10の中途部分に2ケ所貫設さ
れている。楔溝16、18はそれぞれ幅広部20、22と幅狭部
24、26に形成され、幅狭部24と幅広部22は連絡されてい
る。なお、幅広部20と22の間の距離Cは詳しくは後述す
るが、圧接するバタ材を変更した際に対応できる所定の
間隔となっている。
28は楔部であり、底縁30は直線状に形成され、上縁には
幅広部20、22上面と楔合する楔斜面32が形成されてい
る。楔部28には厚肉部34、36と薄肉部38に形成されてお
り、厚肉部34、36は本体10の楔溝16、18の幅広部20、22
を通過可能であって、幅狭部24、26を通過不能な厚さで
あり、薄肉部38は幅狭部24、26を通過可能な厚さに形成
されている。この厚肉部34、36が設けられていることに
より楔部28は本体10から抜け止めされている。なお、楔
部28は厚肉部36を形成する前に楔溝16もしくは18へ挿通
し、その後溶接等によって厚肉部36を設けて楔部28を形
成すればよい。また厚肉部34と36間の距離Dは本体10の
厚さEより大きく形成されているので楔28は楔溝16と18
の間を移動可能になっている。また、厚肉部34には水平
部40が形成されており幅広部20、22の下面に当接するの
で楔部28が楔溝16、18内で水平に移動し得るようになっ
ている。さらに楔部28に垂直縁部42が形成されているが
楔部28を楔合させる前に本体10の先端部側面44へ掛止し
ておけるよう設けられている。
46は圧接部であり、中央に透孔47が穿設され、本体10へ
外嵌(遊嵌)されており、本体10の長さ方向へ移動自在
になっている。しかし、本体10の基部12と、本体10から
抜け止めされている楔部28との間で移動量は規制され、
本体10、楔部28、圧接部46の3者は分離不能になってお
り、保管が容易になっている。
また、圧接部46の両端縁48、50は基部12側へ折曲されて
おり、圧接したバタ材のズレを防止している。
次に第7図をさらに参照して本実施例のバタ材の固定具
の使用方法について説明する。
まず型枠52を固定するため型枠52に取り付けられたセパ
レータ54の先端雄螺部へ本体10の基部12側を螺着する。
次に楔部28の垂直縁部42が先端部44に当たる位置へ楔部
28を本体10の先端方向へ移動させ、圧接部46も本体10の
先端方向へ移動させる。
続いて、横バタ56を型枠52へ当接させ、縦バタ58、60を
横バタ56へ当接させて位置決めし、縦バタ58、60を圧接
部46で基部12方向へ圧接したら、楔部28を先端側の楔溝
16へ押入し、ハンマで楔部28の部分62を叩く、すると楔
斜面32と幅広部20の上面が楔合して圧接部46が縦バタ5
8、60へ圧接され、バタ材56、58、60は固定される。
逆にバタ材56、58、60の固定を緩めるにはハンマで楔部
28の部分64を叩くと楔斜面32と幅広部20の上面との楔合
が外れ、圧接部46が先端方向へ移動可能となってバタ材
56、58、60を外すことが可能となる。
先に、楔部28は距離C移動可能と記述したが、この距離
Cは例えば第7図で縦バタ58、60を使用しない場合や、
バタ材56、58、60の厚みが半分のものを用いる場合など
は楔部28を第6図の28aに示すように楔溝18へ楔合させ
て固定すればよい。従って距離Cは固定するバタ材56、
58、60の厚さ(又は径)や重ね合わせの条件によって決
まる。なお、楔部28自体の本体10の長さ方向への移動距
離は、D>EとなっているためC以上であることは言う
までもない。
以上、本考案の好適な実施例について種々述べて来たが
本考案は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
楔溝の数は3以上でもよい等、考案の精神を逸脱しない
範囲でさらに多くの改変を施し得るのはもちろんであ
る。
(考案の効果) 本考案に係るバタ材の固定具を用いると、型枠固定用の
バタ材を変更した際でも同じバタ材の固定具を用いてバ
タ材の固定が可能になるので、別種類のバタ材の固定具
を予め用意する必要もないし、バタ材の固定具を選択す
る手間も省けるので作業能率をアップさせることができ
る。
楔部には、楔溝からの抜脱を防止するための厚肉部と、
幅狭部内を通過可能な薄肉部とが形成され、薄肉部が幅
狭部を通過することにより、楔部が楔溝間を移動可能と
なる。その結果、楔部を本体から外すことかく楔溝間で
移動させ得ると共に、常に本体と楔部の分離を防止可能
となるので管理も容易となる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバタ材の固定具の実施例を示した
正面図、 第2図はその右側面図、 第3図は左側面図、 第4図はその平面図、 第5図は第1図におけるA-A部断面図、 第6図は第2図におけるB-B部断面図、 第7図は使用状態を示した正面断面図、 第8図は従来のバタ材の固定具の使用状態を示した正面
図である。 10……本体、12……基部、16,18……楔溝、28……楔
部、46……圧接部、52……型枠、54……セパレータ、56
……横バタ、58,60……縦バタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺に形成されると共に、その長さ方向へ
    間隔をおいて複数の楔溝が貫設され、基部側は型枠に取
    り付けられたセパレータへ取付可能に形成された本体
    と、 該本体へ外嵌され、本体の長さ方向へ移動自在な型枠固
    定用バタ材を該型枠へ圧接するための圧接部と、 前記楔溝内を移動可能であると共に、該楔溝と楔合する
    ことにより前記圧接部を前記バタ材へ押圧する楔部とを
    具備するバタ材の固定具において、 前記楔溝は、幅広部と該幅広部より幅狭に形成された幅
    狭部とから成ると共に、該幅広部と該幅狭部は前記本体
    の長さ方向へ連続して形成され、 隣接する前記楔溝の前記幅広部同士は、前記幅狭部によ
    り連絡され、 前記楔部には、前記幅狭部内を通過可能な薄肉部と、少
    なくとも一方が前記幅広部と楔合可能であると共に、前
    記楔溝からの抜脱を防止するため、前記幅狭部の両側に
    形成された厚肉部とが形成され、前記薄肉部が幅狭部を
    通過することにより、楔部が楔溝間を移動可能であるこ
    とを特徴とするバタ材の固定具。
JP1988138750U 1988-10-25 1988-10-25 バタ材の固定具 Expired - Lifetime JPH0736997Y2 (ja)

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JPH0258552U JPH0258552U (ja) 1990-04-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5213646Y2 (ja) * 1971-09-23 1977-03-28
JPS55173572U (ja) * 1979-05-31 1980-12-12

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JPH0258552U (ja) 1990-04-26

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