JPH0736626Y2 - 柄つき束子 - Google Patents
柄つき束子Info
- Publication number
- JPH0736626Y2 JPH0736626Y2 JP1992052422U JP5242292U JPH0736626Y2 JP H0736626 Y2 JPH0736626 Y2 JP H0736626Y2 JP 1992052422 U JP1992052422 U JP 1992052422U JP 5242292 U JP5242292 U JP 5242292U JP H0736626 Y2 JPH0736626 Y2 JP H0736626Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- handle
- bundle
- main body
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案の洗浄用の束子、特に束子
本体の基端部に把柄を取付けてなる柄つき束子に関する
ものである。
本体の基端部に把柄を取付けてなる柄つき束子に関する
ものである。
【0002】
【従来技術】不織布その他の素材によって構成した束子
本体を二つ折りし、二つ折りした束子本体の基端部を把
柄の先端に接着剤を介して接着一体化させるか、或い
は、束子本体の基端部に取付け用の孔を穿設し、この透
孔部分に把柄の先端部を固定するよう構成した柄つき束
子は従来より知られているが、製造手段が煩雑なうえ、
製造に使用した接着剤が完全に乾燥するまで束子を製品
として使用できず製品を完成するまでに長い時間を要す
る等の問題点が指摘されている。
本体を二つ折りし、二つ折りした束子本体の基端部を把
柄の先端に接着剤を介して接着一体化させるか、或い
は、束子本体の基端部に取付け用の孔を穿設し、この透
孔部分に把柄の先端部を固定するよう構成した柄つき束
子は従来より知られているが、製造手段が煩雑なうえ、
製造に使用した接着剤が完全に乾燥するまで束子を製品
として使用できず製品を完成するまでに長い時間を要す
る等の問題点が指摘されている。
【0003】このような問題に対応するため、本願出願
人により実開平2−59759号公報に示されるような
柄つき束子が提案された。
人により実開平2−59759号公報に示されるような
柄つき束子が提案された。
【0004】上記公報記載の柄つき束子は、適宜厚さの
不織布等を用いて帯状に形成した束子本体の先端より少
しだけ後退した位置に把柄の先端部を係止させるための
係止用裂孔を穿設し、この係止用裂孔に把柄先端近くに
横向きに突設した係止用腕杆を嵌合係止させたのち、帯
状の束子本体を把柄先端部の下面部を二層、上面部を一
層とする上下三層の構造としたのち束子本体の先端部を
係止ピンにより把柄に一体化させるという構造であり、
従来品と比較すると、束子本体と把柄との一体化に際し
て接着剤等を使用しない点で優れていた。
不織布等を用いて帯状に形成した束子本体の先端より少
しだけ後退した位置に把柄の先端部を係止させるための
係止用裂孔を穿設し、この係止用裂孔に把柄先端近くに
横向きに突設した係止用腕杆を嵌合係止させたのち、帯
状の束子本体を把柄先端部の下面部を二層、上面部を一
層とする上下三層の構造としたのち束子本体の先端部を
係止ピンにより把柄に一体化させるという構造であり、
従来品と比較すると、束子本体と把柄との一体化に際し
て接着剤等を使用しない点で優れていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記考
案では束子本体が把柄の先端に三つ折りされた状態で取
り付けられ、特に把柄の先端下面部分が二層となってい
るため、使用時に、汚れを含んだ洗浄水の保有量が多く
なり、使用後の水切りや乾燥が迅速に行われないため、
保管時にこの部分に雑菌が繁殖して不潔となり易い欠点
を抱えていた。
案では束子本体が把柄の先端に三つ折りされた状態で取
り付けられ、特に把柄の先端下面部分が二層となってい
るため、使用時に、汚れを含んだ洗浄水の保有量が多く
なり、使用後の水切りや乾燥が迅速に行われないため、
保管時にこの部分に雑菌が繁殖して不潔となり易い欠点
を抱えていた。
【0006】また、把柄の先端下面に二層に形成された
洗浄部の肉厚が厚すぎるため被洗浄物に対する擦過力が
弱くなり、頑固な汚れが落ちにくいという欠点が指摘さ
れている。
洗浄部の肉厚が厚すぎるため被洗浄物に対する擦過力が
弱くなり、頑固な汚れが落ちにくいという欠点が指摘さ
れている。
【0007】更にまた、束子本体を三つ折りするため製
造に手間がかかり、作業性が悪い点も指摘されている。
造に手間がかかり、作業性が悪い点も指摘されている。
【0008】
【考案の目的】本考案は上記の事情に対応できる柄つき
束子を提供しようとするものであり、特に束子として使
用する時には洗剤を含む洗浄水の保持が十分でありなが
ら使用後は速やかに水切り、乾燥が行え、極めて衛生的
であり、しかも優れた摺擦力を発揮できる柄つき束子を
提供せんとするものである。
束子を提供しようとするものであり、特に束子として使
用する時には洗剤を含む洗浄水の保持が十分でありなが
ら使用後は速やかに水切り、乾燥が行え、極めて衛生的
であり、しかも優れた摺擦力を発揮できる柄つき束子を
提供せんとするものである。
【0009】また本考案の他の目的は製造手段が簡単で
廉価に製造でき、しかも使用によって外観が破損される
ことなく長期間にわたって衛生的に使用できる柄つき束
子を提供しようとするものである。
廉価に製造でき、しかも使用によって外観が破損される
ことなく長期間にわたって衛生的に使用できる柄つき束
子を提供しようとするものである。
【0010】
【考案の要点】本考案は、棒状の軸杆の先端に束子の取
り付け部を形成し、この取り付け部の基端近くの両側に
は係止用の腕杆を平面十字状をなすよう形成した把柄
と、不織布等により形成した基体の上面に、研磨粒子を
混入させた薄板状の不織布からなる摺擦体を層状かつ一
体的に形成すると共に、基端部近くには横長の嵌合裂孔
を形成し、先端部には係止ピンの嵌挿用透孔を穿設した
束子本体との組み合わせからなり、束子本体は、基端近
くに形成した嵌合用裂孔を把柄の先端近くに形成した係
止用腕杆に嵌合係止させた後その先端部を把柄先端に形
成した取り付け部の下面から上面に向けて二つ折り状態
で当接させ、取り付け部の上面に位置する束子本体の先
端部は係止ピンを介して把柄の先端に係止させてなる柄
つき束子の構造を考案の要点としている。
り付け部を形成し、この取り付け部の基端近くの両側に
は係止用の腕杆を平面十字状をなすよう形成した把柄
と、不織布等により形成した基体の上面に、研磨粒子を
混入させた薄板状の不織布からなる摺擦体を層状かつ一
体的に形成すると共に、基端部近くには横長の嵌合裂孔
を形成し、先端部には係止ピンの嵌挿用透孔を穿設した
束子本体との組み合わせからなり、束子本体は、基端近
くに形成した嵌合用裂孔を把柄の先端近くに形成した係
止用腕杆に嵌合係止させた後その先端部を把柄先端に形
成した取り付け部の下面から上面に向けて二つ折り状態
で当接させ、取り付け部の上面に位置する束子本体の先
端部は係止ピンを介して把柄の先端に係止させてなる柄
つき束子の構造を考案の要点としている。
【0011】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
【0012】1は硬質合成樹脂により棒状に形成した把
柄であり、軸杆11の先端部を束子本体2の取付け部12と
するとともに、この取り付け部12より少しだけ後退した
位置の両側に係止用の腕杆13,13を平面十字状となるよ
う突設している。
柄であり、軸杆11の先端部を束子本体2の取付け部12と
するとともに、この取り付け部12より少しだけ後退した
位置の両側に係止用の腕杆13,13を平面十字状となるよ
う突設している。
【0013】軸杆11の先端に形成する束子本体の取り付
け部12は、束子本体2の幅に合致する偏平な板状に形成
しており、上下両面の適宜位置には取り付け部12に当接
させた束子本体2に食い込んで強固に係止し、使用時に
その摺動を防止させるための係止爪14…14を多数突設し
ている。
け部12は、束子本体2の幅に合致する偏平な板状に形成
しており、上下両面の適宜位置には取り付け部12に当接
させた束子本体2に食い込んで強固に係止し、使用時に
その摺動を防止させるための係止爪14…14を多数突設し
ている。
【0014】15は係止ピン3の係止孔であり、係止ピン
3の先端に鏃状(やじり)に形成した係止突起31部分を
嵌合係止できるようにしている。
3の先端に鏃状(やじり)に形成した係止突起31部分を
嵌合係止できるようにしている。
【0015】なお鏃状に形成した係止突起31の中央部分
には縦長のスリット32を形成して係止突起31に外周方向
への弾撥力(拡開力)を付与しており、これにより係止
ピン3が係止孔15に安定して嵌挿されることを保証し、
また、係止孔15からの取り外しが容易に行えるようにし
ている。
には縦長のスリット32を形成して係止突起31に外周方向
への弾撥力(拡開力)を付与しており、これにより係止
ピン3が係止孔15に安定して嵌挿されることを保証し、
また、係止孔15からの取り外しが容易に行えるようにし
ている。
【0016】束子本体2は塩化ビニリデン樹脂等で形成
した不織布、或いは、合成樹脂発泡体によって形成した
基体21の表面に、研磨粒子を混入させた薄板状の不織布
からなる摺擦体22を層状かつ一体的に形成した構成とし
ており、把柄1の先端に形成した取り付け部12の幅より
も少しだけ広い幅員をもつと共に、把柄1先端の取り付
け部12を上下両面から覆える長さよりも少しだけ長い寸
法をもった板状に形成している。
した不織布、或いは、合成樹脂発泡体によって形成した
基体21の表面に、研磨粒子を混入させた薄板状の不織布
からなる摺擦体22を層状かつ一体的に形成した構成とし
ており、把柄1の先端に形成した取り付け部12の幅より
も少しだけ広い幅員をもつと共に、把柄1先端の取り付
け部12を上下両面から覆える長さよりも少しだけ長い寸
法をもった板状に形成している。
【0017】束子本体2の先端には、把柄1の先端近く
に形成した係止用の腕杆13,13を嵌合させるための嵌合
裂孔23が横長に形成されており、また、束子本体2の他
端部には係止ピン3を挿通させる透孔24が穿設されてい
る。
に形成した係止用の腕杆13,13を嵌合させるための嵌合
裂孔23が横長に形成されており、また、束子本体2の他
端部には係止ピン3を挿通させる透孔24が穿設されてい
る。
【0018】上記構成からなる本考案の柄つき束子を組
み立てる時は、図1例示のように、束子本体2の先端部
を把柄1の先端下面に位置させた後、束子本体2の先端
に形成した嵌合裂孔23を把柄1の先端下面から当てがい
ながら、係止用の腕杆13,13を嵌合裂孔23に嵌挿させ
る。なお、この場合束子本体2は研磨粒子を混入した摺
擦体22を上向き状態で取り付けることが肝要である。
(図3参照)
み立てる時は、図1例示のように、束子本体2の先端部
を把柄1の先端下面に位置させた後、束子本体2の先端
に形成した嵌合裂孔23を把柄1の先端下面から当てがい
ながら、係止用の腕杆13,13を嵌合裂孔23に嵌挿させ
る。なお、この場合束子本体2は研磨粒子を混入した摺
擦体22を上向き状態で取り付けることが肝要である。
(図3参照)
【0019】次いで図4例示のように、束子本体2を摺
擦体22の面が下向きとなるよう(表面に露出するよう)
嵌合裂孔23部分で下方に折り曲げ、束子本体2を取り付
け部23の下面に当接させる、取り付け部23の下面に当接
させた束子本体2は、取り付け部23の先端部で上側に折
り返し、束子本体2を二つ折りした状態とする。
擦体22の面が下向きとなるよう(表面に露出するよう)
嵌合裂孔23部分で下方に折り曲げ、束子本体2を取り付
け部23の下面に当接させる、取り付け部23の下面に当接
させた束子本体2は、取り付け部23の先端部で上側に折
り返し、束子本体2を二つ折りした状態とする。
【0020】二つ折りされた束子本体2はその先端部に
形成した透孔24に係止ピン3を嵌挿させる、束子本体2
を貫通した係止ピン3はその先端に形成した係止突起31
部分が取り付け部15に形成した係止孔15に嵌合して係止
される。
形成した透孔24に係止ピン3を嵌挿させる、束子本体2
を貫通した係止ピン3はその先端に形成した係止突起31
部分が取り付け部15に形成した係止孔15に嵌合して係止
される。
【0021】
【考案の効果】上記のように構成した本考案の効果は以
下のとおりである。
下のとおりである。
【0022】(1) 板状に形成した束子本体2を二つ
折りし、この二つ折りした部分を把柄1先端の取り付け
部12の上下にそれぞれ一層づつ当接する構造としたの
で、束子本体2に適量の洗浄水が保持され極めて衛生的
であり、従来構造のように余分な洗浄水の滞留が原因と
なる雑菌の繁殖等の問題を完全に解決できる。
折りし、この二つ折りした部分を把柄1先端の取り付け
部12の上下にそれぞれ一層づつ当接する構造としたの
で、束子本体2に適量の洗浄水が保持され極めて衛生的
であり、従来構造のように余分な洗浄水の滞留が原因と
なる雑菌の繁殖等の問題を完全に解決できる。
【0023】(2) 洗浄面となる束子層が一層である
ため、洗浄時の摺擦力が強くなり、頑固な汚れも容易に
落とせる。
ため、洗浄時の摺擦力が強くなり、頑固な汚れも容易に
落とせる。
【0024】(3) 束子本体2を、基体21の表面に摺
擦体22を一体化させる構造とし、使用時には前記摺擦体
22部分が接触できる構造としたので、洗浄効果に優れた
束子を得ることができた。
擦体22を一体化させる構造とし、使用時には前記摺擦体
22部分が接触できる構造としたので、洗浄効果に優れた
束子を得ることができた。
【0025】(4) 束子本体2と把柄1との一体化に
接着剤等を使用していないので、束子本体2が磨耗した
場合には簡単にその交換を行える。
接着剤等を使用していないので、束子本体2が磨耗した
場合には簡単にその交換を行える。
【0026】(5) 構造が簡単なため、製造コストを
低廉化できる。
低廉化できる。
【図1】 構成部材を分解して示す斜視図
【図2】 完成品の縦断側面図
【図3】 組み立て開始時を示す斜視図
【図4】 組み立ての中間時を示す斜視図
【図5】 完成品の斜視図
1 把柄 11 軸杆 12 取り付け部 13 腕杆 14 係止爪 15 係止孔 2 束子本体 21 基体 22 摺擦体 23 嵌合裂孔 24 透孔 3 係止ピン 31 係止突起 32 スリット
Claims (1)
- 【請求項1】棒状の軸杆の先端に束子の取り付け部を形
成し、前記取り付け部の基端近くの両側に係止用の腕杆
を平面十字状をなすよう突設した把柄と、不織布等によ
り形成した基体の上面に、研磨粒子を混入させた薄板状
の不織布からなる摺擦体を層状かつ一体的に形成すると
共に、基端部近くには係止用腕杆を嵌合させる横長の嵌
合裂孔を形成し、先端部には係止ピンの嵌挿用透孔を穿
設した束子本体との組み合わせからなり、前記束子本体
は、基端近くに形成した嵌合用裂孔を把柄の先端近くに
形成した係止用腕杆に嵌合係止させた後これに連続する
部分を把柄先端に形成した取り付け部の下面から上面に
向けて二つ折り状態で当接させ、取り付け部の上面に位
置する束子本体の先端部は係止ピンを介して把柄の先端
に係止固定させてなる柄つき束子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992052422U JPH0736626Y2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 柄つき束子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992052422U JPH0736626Y2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 柄つき束子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067647U JPH067647U (ja) | 1994-02-01 |
JPH0736626Y2 true JPH0736626Y2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=12914349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992052422U Expired - Lifetime JPH0736626Y2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 柄つき束子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736626Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MX351923B (es) * | 2014-03-25 | 2017-11-03 | 3M Innovative Properties Co | Elemento de limpieza de curva continua y método para su fabricación. |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59155063U (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-18 | 山本 正弘 | 柄付タワシ |
JPS6143499U (ja) * | 1984-08-25 | 1986-03-22 | 山崎産業株式会社 | 清掃具 |
JPH0543736Y2 (ja) * | 1988-10-25 | 1993-11-04 |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP1992052422U patent/JPH0736626Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH067647U (ja) | 1994-02-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |