JPH0736458Y2 - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置

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JPH0736458Y2
JPH0736458Y2 JP1987165362U JP16536287U JPH0736458Y2 JP H0736458 Y2 JPH0736458 Y2 JP H0736458Y2 JP 1987165362 U JP1987165362 U JP 1987165362U JP 16536287 U JP16536287 U JP 16536287U JP H0736458 Y2 JPH0736458 Y2 JP H0736458Y2
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JP
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power supply
circuit
battery
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signal line
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JP1987165362U
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Inventor
浩幸 畠山
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株式会社高見沢サイバネティックス
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はパーソナルコンピュータ等の比較的小型でか
つ電源の不測の遮断で何等かの弊害を蒙ることのある電
気・電子機器に使用される無停電電源装置に関するもの
で、特に内蔵しているバッテリーにその過放電が生ずる
ことがなく、そして停電時には前記コンピュータにその
停電をRS-232C信号線、ライトペン信号線又はマウス信
号線を介して通報することができる無停電電源装置に関
するものである。
(従来の技術) 従来、例えばパーソナルコンピュータシステムにおい
て、その稼動中に商用電源の不測の停電又は負荷に起因
する電圧の異常低下等の電源事故に対処するための無停
電電源装置があるが、この様な無停電電源装置は、例え
ば充電回路、バッテリー、インバータ及び表示器等を有
していて、上記電源事故に際してはその電源異常を検出
してバッテリーから電流を供給するようにしてある。従
って、パーソナルコンピュータ本体のRAMによるメイン
メモリ上に構築されて、しかし未だフロッピーディスク
またはハードディスク等に転送されてその保護の施され
ていないソフトウエア資産の破壊の防止は可能となって
いた。即ち、上記無停電電源装置はその停電時等にパー
ソナルコンピュータシステム等に電流を供給し、これに
よって、前記RAM上のソフトウエアをディスクドライブ
等に転送し、その後は不必要なバッテリーの使用を避け
る為に最少限の動作に止どめるように構成させていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、以上のように構成されている従来の電源装置は
次のような問題点がある。つまり、上記の様にしてもそ
の電源装置自体はマニュアルでスイッチを切らない限
り、稼動状態となっているので、その無停電電源装置の
LED等の表示器を含む制御回路は動作中であり、これに
よって、この制御回路がしばしば上記バッテリーを過放
電にしてその無停電電源装置を損傷させてしまうことが
ある。又無停電電源装置を使用しても、その停電が比較
的長時間に及ぶ場合はバッテリー切れとなって、前記コ
ンピュータ上のソフトも破壊されてしまう。
この考案は上記に鑑み、内蔵バッテリーの過放電が生ず
ることがなく、そして長時間に及ぶ停電であってもコン
ピュータのソフトの破壊が生じない無停電電源装置を提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 商用電源から供給される交流をそのまま出力するスルー
回路と、平常時に前記商用電源から供給される交流を少
なくとも直流に変換する充電回路と、前記充電回路から
の直流を蓄電するバッテリーと、電源事故時、前記バッ
テリーからの供給される直流を少なくとも安定化する電
源回路と、前記電源回路に接続し、表示器等を制御する
制御回路と、前記制御回路を介しバッテリーから供給さ
れる直流を少なくとも交流にするインバータと、前記イ
ンバータ側と前記スルー回路側とを商用電源の状態によ
り切り換える回路切り換え手段と、からなる無停電電源
装置において、停電を検知し、RS-232C信号線を経由し
て停電をコンピュータに送信し、前記コンピュータから
の信号、または、ライトペン信号線またはマウス信号線
を経由し停電をコンピュータに送信し、内蔵するタイマ
ー手段を介した信号を通報するマイクロプロセッサと、
前記バッテリーと前記電源回路の間に接点を有し、前記
充電回路を介し前記バッテリーよりの信号によりセット
状態となり、前記バッテリーの電圧状態を前記制御回路
を介した信号、あるいは、前記マイクロプロセッサから
の通報信号、によりリセット状態になるラッチングリレ
ーとからなることを特徴を有するものである。
(作用) 停電等の電源事故が生じて商用電源からの電流の供給が
停止すると、スルー回路側からバッテリーを含む側へ使
用回路の切り換えがあり、ついでバッテリー出力の直流
を交流に変換してパーソナルコンピュータシステムに電
流を供給する。
同時に、RS-232C信号線、ライトペン信号線又はマウス
信号線を介してコンピュータに停電通報がなされる。こ
のような通報をコンピュータが受信すると別にコンピュ
ーた側に設けられているプログラムに従って、コンピュ
ータ側では動作中のデータファイル等をクローズするな
どしてディスク等に記憶する。そしてRS-232C信号線を
用いている場合は、このような緊急退避の完了が受信さ
れるとラッチングリレーが遮断となる。ライトペン信号
線又はマウス信号線を使用した場合は緊急退避の完了は
受信されないが、この場合はメモリ21に搭載されるタイ
マー・プログラムによって所定の設定時間の後に前記ラ
ッチングリレー遮断となる。
一方、バッテリーの電圧レベルも計測される。そして、
少なくともバッテリーのその過放電状態の直前の電圧を
検出すると、制御回路からリセット信号が出力されこれ
がラッチングリレーのリセットコイル等に入力され、バ
ッテリーと制御回路の間に設けられているラッチングリ
レーが遮断となる。
(実施例) 次にこの考案の一実施例の無停電電源装置を図面を参照
して詳細に説明する。
第1図はこの考案の無停電電源装置の一例のブロック図
であって、図において、1は交流の入力端子で通常商用
100V電源の出力端子、即ちコンセントと接続される。2
はパワースイッチであってこのパワースイッチをマニュ
アルでオン(ON)とし又は閉止することにより、この無
停電電源装置3に電流が入力されて、動作状態となる。
4は充電回路であって、上記のようにして商用電源から
供給された交流を少なくとも直流に変換しまた後述のバ
ッテリーの特性に応じて電圧レベルを変換する。5はバ
ッテリーであって、例えば鉛蓄電池等が用いられる。
6はラッチングリレー(キープリレー)であって、例え
ば接点7、セットコイル8及びリセットコイル9で構成
される。上記ラッチングリレー6の接点7は例えば前記
充電回路4から出力されるセット信号10によってセット
コイル8が励磁して閉止となり、以後このままの状態が
持続されるが、前記セット信号10は充電回路4が動作し
ている時に出力される。以上の状態で後述の制御回路か
らリセット信号11が出力されてリセットコイル9に入力
されると接点7は開放状態となる。12は直流安定化電源
であって、前記バッテリー5の出力する直流を少なくと
も安定化し、また電圧レベルを変換し例えば安定化され
た12Vの直流を出力する。13はLED表示器等を制御する制
御回路であって、また前記バッテリー5の電圧レベルを
検出する。前記バッテリー5の電圧レベルがその過放電
状態の少なくとも直前の状態の時は前記リセット信号11
を出力する。14はインバータであって、前記制御回路13
を経由して供給される直流を例えば電圧100Vの交流に変
換する。その周波数(50HZ、60HZ)制御は例えば前記制
御回路13によってなされる。
15はスルー回路であって、停電等でない平常時に使用さ
れ、入力端子1に供給された電流をそのまま出力する場
合に用いる。16は回路の切り換え手段であって、平常時
は第1接点17が閉止となっており、停電等の商用電源の
異常時にはその第1接点17が開放となり、第2接点18が
閉止となる。前記切り換え手段16の第1及び第2の各接
点17及び18の切り換え制御は別に設けられ、記載を省略
した停電検出回路等を介してなされる。19は出力端子で
あり、ここに50又は60HZ等の100Vの交流が出力され、従
ってパーソナルコンピュータシステム等の電源入力端子
をこれに接続することができる。
20はマイクロプロセッサであって、メモリ21を備えてお
り、電源線22を経て電流の供給を受けて動作状態とな
る。充電回路4から出力されるセット信号が例えば低電
圧となることで前記マイクロプロセッサ20は停電を検出
するが、このように停電となると、RS-232Cインターフ
ェース23、ライトペンインターフェース24又はマウスイ
ンターフェース25を経て、RS-232C信号端子26又はライ
トペン信号線端子27又はマウス信号線端子28に出力され
る。このRS-232C信号端子26又はライトペン信号線端子2
7又はマウス信号線端子28をコンピュータと接続するこ
とによって停電通報がコンピュータに入る。
ここでコンピュータ側は予め用意されているプログラム
に従って緊急退避処理を実行し、完了すると、RS-232C
信号線を使用する時は緊急退避完了信号を発信する。前
記マイクロプロセッサ20が前記信号を前記RS-232C信号
端子26及びRS-232Cインターフェース23を経て受信する
とリセット信号29をオア素子30を経てラッチングリレー
6のリセットコイル9に出力して、ラッチングリレー6
の接点7は開放となる。
ライトペン信号線又はマウス信号線を使用した場合はこ
の考案の無停電電源装置が有しているタイマー・プログ
ラムにより、所定の設定時間の後にラッチングリレー6
が開放となる。
(考案の効果) 以上述べたように構成することにより、停電等の電源事
故に際して、コンピュータ等のソフトウェア資産保護の
ための緊急待避処理に必要な停電通報を、コンピュータ
等のシステム形態により通報を受け入れる端子が異なっ
ても可能とすることができ、緊急待避処理の完了した後
に、無停電電源装置に内蔵される表示器等の制御回路へ
供給される電流を遮断できるようになる。従ってソフト
ウェア資産の保護と共に、内蔵バッテリーの余分な消費
が防止でき、その過放電から完全に保護されることにな
り、耐用期間が大幅に伸長することとなり、更にそのこ
とにより装置全体の寿命も伸長する等の産業上顕著な効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の無停電電源装置の一実施例のブロッ
ク図である。 図中、1:入力端子、4:充電回路、5:バッテリー、6:ラッ
チングリレー、13:制御回路、14:インバータ、16:スル
ー回路、16:切り換え手段、19:出力端子、22:RS-232Cイ
ンターフェース、24:ライトペンインターフェース、25:
マウスインターフェース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用電源から供給される交流をそのまま出
    力するスルー回路と、平常時に前記商用電源から供給さ
    れる交流を少なくとも直流に変換する充電回路と、前記
    充電回路からの直流を蓄電するバッテリーと、電源事故
    時、前記バッテリーからの供給される直流を少なくとも
    安定化する電源回路と、前記電源回路に接続し、表示器
    等を制御する制御回路と、前記制御回路を介しバッテリ
    ーから供給される直流を少なくとも交流にするインバー
    タと、前記インバータ側と前記スルー回路側とを商用電
    源の状態により切り換える回路切り換え手段と、からな
    る無停電電源装置において、停電を検知し、RS-232C信
    号線を経由して停電をコンピュータに送信し、前記コン
    ピュータからの信号、または、ライトペン信号線または
    マウス信号線を経由し停電をコンピュータに送信し、内
    蔵するタイマー手段を介した信号を通報するマイクロプ
    ロセッサと、前記バッテリーと前記電源回路の間に接点
    を有し、前記充電回路を介し前記バッテリーよりの信号
    によりセット状態となり、前記バッテリーの電圧状態を
    前記制御回路を介した信号、あるいは、前記マイクロプ
    ロセッサからの通報信号、によりリセット状態になるラ
    ッチングリレーとから成ることを特徴とする無停電電源
    装置。
JP1987165362U 1987-10-30 1987-10-30 無停電電源装置 Expired - Lifetime JPH0736458Y2 (ja)

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JPH0171939U JPH0171939U (ja) 1989-05-15
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