JPH0736427U - 二重比変流器 - Google Patents
二重比変流器Info
- Publication number
- JPH0736427U JPH0736427U JP6734993U JP6734993U JPH0736427U JP H0736427 U JPH0736427 U JP H0736427U JP 6734993 U JP6734993 U JP 6734993U JP 6734993 U JP6734993 U JP 6734993U JP H0736427 U JPH0736427 U JP H0736427U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- primary conductor
- conductor
- metal container
- current transformer
- terminal fitting
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】変流比の切替えを簡単に行うことができる二重
比変流器を提供する。 【構成】管状の外側1次導体6と、外側1次導体の内側
に配置された内側1次導体7とにより変流器の1次導体
8を構成する。外側1次導体6の一端K1 及び内側1次
導体7の一端K2 にそれぞれ第1及び第2の端子金具1
2及び15を取り付け、外側1次導体6の他端L2 に第
3の端子金具18を取り付ける。内側1次導体7の他端
L2 を接続導体を通して外側1次導体6の一端K1 に接
続する。第3の端子金具18を負荷側の線路に接続し、
第1及び第2の端子金具のいずれか一方を電源側の線路
に接続する。第1の端子金具12を使用することにより
1次のターン数を1とし、第2の端子金具15を使用す
ることにより1次のターン数を2とする。
比変流器を提供する。 【構成】管状の外側1次導体6と、外側1次導体の内側
に配置された内側1次導体7とにより変流器の1次導体
8を構成する。外側1次導体6の一端K1 及び内側1次
導体7の一端K2 にそれぞれ第1及び第2の端子金具1
2及び15を取り付け、外側1次導体6の他端L2 に第
3の端子金具18を取り付ける。内側1次導体7の他端
L2 を接続導体を通して外側1次導体6の一端K1 に接
続する。第3の端子金具18を負荷側の線路に接続し、
第1及び第2の端子金具のいずれか一方を電源側の線路
に接続する。第1の端子金具12を使用することにより
1次のターン数を1とし、第2の端子金具15を使用す
ることにより1次のターン数を2とする。
Description
【0001】
本考案は、変流比を切り替えることができる二重比変流器に関するものである 。
【0002】
変流比を切り替えることにより広範囲の電流を高精度で変成することができる ようにした二重比変流器が知られている。従来のこの種の変流器は、特開昭62 −183103号に示されているように、絶縁ガスが封入された金属容器と、リ ング状の鉄心と該鉄心に巻回された2次コイルとを有して金属容器内に配置され た環状の2次ユニットと、2次ユニットの内側を貫通した状態で設けられて両端 が金属容器から外部に導出され、一端が金属容器に電気的に接続された管状の外 側1次導体と、外側1次導体の内側に配置されて該外側1次導体に対して絶縁さ れた内側1次導体とを備えていて、外側1次導体と内側1次導体とを接続金具に よって直列または並列に接続することにより、1次回路を2ターンまたは1ター ンに切り替えて変流比を切り替えるようになっている。
【0003】
従来の二重比変流器では、外側1次導体と内側1次導体とを直列に接続する場 合と並列に接続する場合とで異なる接続金具を用いていたため、接続を切り替え る際の作業が繁雑になるという問題があった。また従来の変流器では、接続を切 り替えた後、外した方の接続金具を保管する必要があるため面倒であった。
【0004】 本考案の目的は、外側1次導体及び内側1次導体の接続を切り替えることなく 、両1次導体の端部に設けた端子金具を選択するだけで1次回路のターン数を切 り替えることができるようにした二重比変流器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、絶縁ガスが封入された金属容器と、リング状の鉄心と該鉄心に巻回 された2次コイルとを有して金属容器内に配置された環状の2次ユニットと、2 次ユニットの内側を貫通した状態で設けられて両端が金属容器から外部に導出さ れ、一端が金属容器に電気的に接続された管状の外側1次導体と、外側1次導体 の内側に同心的に配置されて該外側1次導体に対して絶縁された内側1次導体と を備えた二重比変流器に係わるものである。
【0006】 本考案においては、外側1次導体及び内側1次導体の互いに反対側に位置する 端部どうしが金属容器の外側に設けられた接続導体により相互に接続されて外側 1次導体と内側1次導体とが直列に接続され、外側1次導体及び内側1次導体の 同じ側に位置する端部にそれぞれ第1及び第2の端子金具が設けられ、第1及び 第2の端子金具と反対側に位置する外側1次導体及び内側1次導体の端部のうち 、接続導体に直接接続されていない方の端部に第3の端子金具が取り付けられて いる。
【0007】
上記のように、外側1次導体と内側1次導体とを接続導体により直列に接続し て、外側1次導体及び内側1次導体の所定の端部に第1ないし第3の端子金具を 設けておくと、第1ないし第3の端子金具を適宜に選択して用いるだけで1次回 路のターン数を切り替えることができる。例えば、第3の端子金具を負荷側の線 路に接続した状態で、第1の端子金具及び第2の端子金具の内、接続導体に直接 つながっていない方の端子金具を電源側の線路に接続して使用すると、外側1次 導体及び内側1次導体を直列に接続して1次導体のターン数を「2」とすること ができ、第1の端子金具及び第2の端子金具の内、接続導体に直接つながる方の 端子金具を電源側の線路に接続すると外側1次導体または内側1次導体の一方( 第3の端子金具が設けられている方)のみを1次導体として用いて1次回路のタ ーン数を「1」とすることができる。
【0008】 このように、本考案によれば、端子金具を選択するだけで1次回路のターン数 を切り替えて変流比を切り替えることができ、外側導体と内側導体との接続を直 列または並列に切り替えし直す必要がないため、二重比変流器の取扱いを容易に することができる。また2種類の接続金具を用いて外側導体と内側導体とを切り 替え接続するようにした従来の二重比変流器のように、使用しない接続金具の保 管を行う必要がないため、保守管理を簡単にすることができる。
【0009】
図1及び図2は本考案の実施例を示したもので、これらの図において、1は金 属容器で、この金属容器は、円筒状に形成されて軸線を垂直方向に向けて配置さ れた筒状部101と、該筒状部の上端を閉鎖するように設けられた蓋部102と を有する。筒状部101と蓋部102とは一体に形成しても良く、筒状部101 の上端に蓋102を溶接により接合する構造をとっても良い。金属容器1の下端 には内フランジ103が設けられ、上下方向に直線的に延びる比較的長い碍管2 の上端に取り付けられたフランジ板3がフランジ103に接続されて金属容器1 内が密閉されている。碍管2の下端は2次端子箱を兼ねる図示しない基台に支持 され、碍管2を介して金属容器1が大地電位部に対して支持されている。
【0010】 なお蓋部102の上端に設けられた1Aは容器1内の圧力が過度に上昇したと きに破壊して容器内の圧力を開放する防爆板の取付部、1Bは吊り上げ用の耳部 である。
【0011】 碍管2内には下端が図示しない基台に支持された金属パイプ4が同心的に配置 され、金属パイプ4の上端は、フランジ板3の上面に固定された絶縁スペーサS の貫通導体Sa に接続されている。なお絶縁スペーサSは金属容器1内の空間と 碍管2内の空間との間のガスの流通を妨げないように取り付けられている。
【0012】 5は2次ユニットで、この2次ユニットは、複数(図示の例では4個)のリン グ状の鉄心501と、該鉄心に巻回された2次コイル(図示せず)とをドーナツ 状のシールドケース502内に収納したものからなっている。この2次ユニット は、鉄心501の中心軸線を金属容器1の中心軸線と直交させた状態で該容器内 に配置されて絶縁スペーサSの貫通導体Sa に接続されている。2次コイルから の引き出し線は金属パイプ4内を通して、下端に設けられた図示しない2次端子 箱内の2次端子に接続されている。
【0013】 金属容器1内にはまた、外側1次導体6と内側1次導体7とから成る同軸1次 導体8が、2次ユニット5の内側を貫通した状態で配置されている。金属容器に 1次導体8を取り付けるため、金属容器1の筒状部101の側壁の相対する箇所 を貫通させて、1対の1次導体取り付け孔104及び105が設けられている。 これらの取り付け孔は、それぞれの中心軸線が2次ユニット5の中心軸線と一致 するように設けられている。
【0014】 外側1次導体6は管状に形成されていて、該1次導体6の一端K1 及び他端L 1 が取り付け孔104及び105を貫通した状態で配置されている。外側1次導 体6の一端にはフランジ金具6aが溶接され、該フランジ金具6aが取付け孔1 04の周辺部に設けられたフランジにシール用ガスケットを介して当接されてい る。フランジ金具6aはボルト9により取り付け孔104の周辺部に設けられた フランジに接続され、外側1次導体6の一端K1 がフランジ金具6aとボルト9 とを介して金属容器1に電気的に接続されている。
【0015】 外側1次導体6の他端L1 は、取付け孔105の周辺部に設けられたフランジ にボルト10により固定された絶縁スペーサ11にガスケットを介して支持され ている。従って、外側1次導体6は、その一端が金属容器1に電気的に接続され 、他端が金属容器1に対して絶縁された状態で支持されている。
【0016】 外側1次導体6の一端K1 び他端L1 は金属容器1の外部に所定長さだけ突出 するように設けられていて、金属容器1の外部に突出した1次導体6の一端K1 に第1の端子金具12が取り付けられている。第1の端子金具12は水平板部1 2aと、該水平板部12aの幅方向の両端から下方に直角に折れ曲った垂直板部 12b,12bとを一体に有し、その水平板部12aに線路につながる端子金具 を接続し得るようになっている。
【0017】 内側1次導体7は、外側1次導体6の内径よりも小さい外径を有する棒状また は中空管状に形成されている。この内側1次導体7は、外側1次導体6の内側に 同心的に配置されて、その一端K2 及び他端L2 がそれぞれ環状の絶縁スペーサ 13及び14を介して外側1次導体6の一端及び他端に支持されている。即ち、 内側1次導体7は、外側1次導体6及び金属容器1に対して絶縁された状態で設 けられている。内側導体7の一端K2 は水平方向に沿う板面を有するように偏平 に形成され、この一端K2 に第2の端子金具15がボルト止め等により取り付け られている。
【0018】 内側導体7の他端L2 は垂直方向に沿う板面を有するように偏平に形成され、 この端部L2 に接続導体16,16の一端がボルト止めされている。図2に示し たように、接続導体16,16はそれぞれ容器1のほぼ半部を囲むように円弧状 に成形された帯状の導電板からなっていて、接続導体16,16の他端は第1の 端子金具12Aの垂直板部12b,12bにボルト止めされている。接続導体1 6,16の金属容器1の外周に沿う部分は容器の周方向に適当な間隔をあけて設 けられたブッシング17,17,…を介して金属容器1に支持されている。接続 導体16,16により、外側導体6と内側導体7とが直列に接続されている。ま たこの例では、外側導体6の他端L1 に第3の端子金具18が取り付けられてい る。容器1内にはSF6 ガスが所定の圧力で封入されている。
【0019】 上記の実施例においては、例えば第1の端子金具12及び第2の端子金具15 が電源側の端子として用いられ、第3の端子金具18が負荷側の端子金具として 用いられる。
【0020】 今、第1の端子金具12に電源側の線路(または母線)を接続し、第3の端子 金具18に負荷側の線路(または母線)を接続したとすると、主回路電流は第1 の端子金具12→外側導体6→第3の端子金具18の回路を流れるため、1次回 路のターン数は「1」となる。また第2の端子金具15に電源側の線路(または 母線)を接続し、第3の接続端子金具18に負荷側の線路(または母線)を接続 したとすると、外側導体6と内側導体7とが直列に接続された状態になる。この とき主回路電流は、第2の端子金具15→内側導体7→接続導体16→外側導体 6→第3の端子金具18の回路を流れるため、1次回路のターン数は「2」とな る。
【0021】 上記の実施例では、第1及び第2の端子金具12及び15の一方を電源側の線 路に接続して、電源側で端子金具を選択することにより変流比を切り替えている が、第1及び第2の端子金具の一方を負荷側の線路に接続するようにして、負荷 側で端子金具を選択することにより変流比を切り替えるようにしてもよい。
【0022】
以上のように、本考案によれば、使用する端子金具を選択するだけで1次回路 のターン数を切り替えて変流比を切り替えることができ、外側導体と内側導体と の接続を直列または並列に切り替えし直す必要がないため、二重比変流器の取扱 いを容易にすることができる。また2種類の接続金具を用いて外側導体と内側導 体とを切り替え接続するようにした従来の二重比変流器のように、使用しない接 続金具の保管を行う必要がないため、保守管理を簡単にすることができる。
【図1】本考案の実施例の要部を示した断面図である。
【図2】図1の上面図である。
1 金属容器 2 碍管 3 フランジ板 4 金属パイプ 5 2次ユニット 6 外側導体 7 内側導体 12 第1の端子金具 15 第2の端子金具 16 接続導体 18 第3の端子金具
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁ガスが封入された金属容器と、リン
グ状の鉄心と該鉄心に巻回された2次コイルとを有して
前記金属容器内に配置された環状の2次ユニットと、前
記2次ユニットの内側を貫通した状態で設けられて両端
が前記金属容器から外部に導出され、一端が前記金属容
器に電気的に接続された管状の外側1次導体と、前記外
側1次導体の内側に配置されて該外側1次導体に対して
絶縁された内側1次導体とを備えた二重比変流器におい
て、 前記外側1次導体及び内側1次導体の互いに反対側に位
置する端部どうしが前記金属容器の外側に設けられた接
続導体により相互に接続されて前記外側1次導体と内側
1次導体とが直列に接続され、 前記外側1次導体及び内側1次導体の同じ側に位置する
端部にそれぞれ第1及び第2の端子金具が設けられ、 前記第1及び第2の端子金具と反対側に位置する外側1
次導体及び内側1次導体の端部のうち、前記接続導体に
直接接続されていない方の端部に第3の端子金具が取り
付けられていることを特徴とする二重比変流器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993067349U JP2590674Y2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 二重比変流器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993067349U JP2590674Y2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 二重比変流器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736427U true JPH0736427U (ja) | 1995-07-04 |
JP2590674Y2 JP2590674Y2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=13342460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993067349U Expired - Lifetime JP2590674Y2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 二重比変流器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590674Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS43523Y1 (ja) * | 1966-05-27 | 1968-01-11 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP1993067349U patent/JP2590674Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS43523Y1 (ja) * | 1966-05-27 | 1968-01-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2590674Y2 (ja) | 1999-02-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981110 |
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