JPH0736158B2 - 誤り訂正ブロック符号の許容誤り判定回路 - Google Patents

誤り訂正ブロック符号の許容誤り判定回路

Info

Publication number
JPH0736158B2
JPH0736158B2 JP2070350A JP7035090A JPH0736158B2 JP H0736158 B2 JPH0736158 B2 JP H0736158B2 JP 2070350 A JP2070350 A JP 2070350A JP 7035090 A JP7035090 A JP 7035090A JP H0736158 B2 JPH0736158 B2 JP H0736158B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
syndrome
error
bits
allowable error
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2070350A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03269734A (ja
Inventor
泰浩 村山
儀邦 牧野
俊司 栃原
篤 星
健三 占部
Original Assignee
国際電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 国際電気株式会社 filed Critical 国際電気株式会社
Priority to JP2070350A priority Critical patent/JPH0736158B2/ja
Publication of JPH03269734A publication Critical patent/JPH03269734A/ja
Publication of JPH0736158B2 publication Critical patent/JPH0736158B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detection And Correction Of Errors (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野) 本発明は、誤り訂正ブロック符号を用い、該符号語にお
いて訂正可能な最大の誤りビット数より少ない許容誤り
ビット数を設定し、該許容誤りビット数を超える誤りを
検出・棄却することによりデータの伝送や記録の信頼度
を向上する方式において、符号語の復号処理の簡略化に
供せられる許容誤り判定回路に関する。
(従来技術とその欠点) 上記許容誤り判定回路として従来は、許容誤りビット数
以下の全ての許容誤りパターンに対応する復号時のシン
ドロームのリストを予めメモリ上にテーブル化してお
き、受信語に対応する受信シンドロームと一致するもの
があるかどうかを検索する方法や、全ての受信シンドロ
ームのパターンをアドレスとし、該シンドロームに対応
する誤りビット数が許容誤りビット数以下であるかどう
かを示す1ビットの許容誤り判定情報をデータとする許
容誤り判定テーブルをメモリ上に予め作成し、該テーブ
ルを索引するという方法がある。しかしながら、前者の
方法では、許容誤りビット数の増大に伴い、上記シンド
ロームのリストのテーブルサイズが大きくなるととも
に、検索は該テーブルを掃引する必要があるため検索処
理ステップ数(又は時間)が長くなり、復号処理の高速
化が困難となる。また、後者の方法では、許容誤り判定
処理自体は高速化されるが符号語のパリティビット長が
大きくなるに従い、上記許容誤り判定テーブルサイズが
指数的に増大する等の欠点がある。
(発明の目的) 本発明の目的は、前記従来の方法において生ずる許容誤
り判定処理ステップ数(又は時間)や、許容誤り判定に
用いるテーブル規模の増大の問題を緩和し、処理が高速
であり、かつ、使用するテーブルサイズが比較的小規模
でIC化並びにソフトウエア化が容易な許容誤り判定回路
を提供することにある。
(発明の構成および作用) 〔構成〕 第1図は本発明による誤り訂正ブロック符号の許容誤り
判定回路の一構成例図である。図中1はシンドローム計
算回路であり、nビット長の受信語Yを入力し、使用す
る符号長nビット、パリティ長mビット(n>m>0)
の誤り訂正ブロック符号の代数的構造に依拠する所定の
シンドローム計算処理(例えば、検査行列を用いたマト
リクス演算や、生成多項式の根ベクトルのべき乗演算、
あるいはシフトレジスタを用いる多項式の剰余演算等を
用いる公知の処理)を実行し、受信語Yに対応するmビ
ットの受信シンドロームSを外部へ出力する。
2は、許容誤りビット数e以下の全ての許容誤りパター
ン(nビット)に対する許容誤りシンドローム<S>を
構成するビット成分のうち、上記誤りパターンの各々に
一対一で一意に対応するmeビット(me<m)の組からな
る許容誤り部分シンドローム<S(me)>をアドレスと
し、<S>から<S(me)>を除いた残りの(m−me)
ビットの組からなる冗長部分シンドローム<S(m−m
e)>を記憶データとする冗長部分シンドロームテーブ
ルメモリであって、シンドローム計算回路1から得られ
る受信シンドロームSのうちの上記<S(me)>に対応
するmeビットの受信部分シンドローム(S(me)とお
く)をアドレス<S(me)>として入力している。
3は、一致判定回路であり、シンドローム計算回路1の
出力Sのうち上記S(me)を除いた残りの(m−me)ビ
ットの組からなる受信部分シンドロームS(m−me)
と、冗長部分シンドロームテーブルメモリ2の出力デー
タ<S(m−me)>とを入力し、上記両入力の一致/不
一致を判定するとともに、その判定の2値出力を一致判
定出力DETとして外部へ出力する。
〔作 用〕
第1図に示した構成例に基づく本発明の許容誤り判定回
路の作用を具体例によって次に説明する。
今、具体例として、n−15,m=8,情報ビット長:k=n−
m=7及び訂正可能な最大の誤りビット数:t=2の誤り
訂正ブロック符号であるBCH符号(15,7)をとりあげ、
1ビット誤り訂正(許容誤りビット数e=1),2ビット
誤り検出で復号する場合を考える。このBCH符号の生成
多項式G(x)は、次の2個の多項式 Gα(x)=x4+x+1 ……(1) Gβ(x)=x4+x3+x2+x+1 ……(2) を因数とする多項式であって、下式となる。
G(x)=Gα(x)・Gβ(x) =X8+X7+X6+X4+1 ……(3) このとき、任意の符号語の各ビットC1(i=0〜15)を
係数とする符号多項式 は、G(x)を因数として含んでいる。
ここで、標数2,次数4のガロア拡大体GF(24)上で与え
られるG1(x),G2(x)の任意の根をそれぞれα及び
βとおくと、上記C(x)の性質により、 C(α)=C(β)=0 ……(5) であるから次の行列 と符号語ベクトル(n次元) C=(C14C13……C2C1C0 ……(7) (Tは転置を示す) の間には次式 H・C=0 ……(8) が成立し、(6)式のHは検査行列として機能する。
(6)式の表記法による検査行列Hは、次のαの4個の
べき乗値、 α(=α),α2をそれぞれ次式 により4の4次元単位ベクトルで表現することにより、
次のm行×n列の検査行列に変換される。
なお、(10)式右辺の実線及び破線で囲まれた部分の各
列ベクトルは、(6)式右辺の同列にあるα及びβのべ
き乗値にそれぞれ対応している。
次に、受信語ベクトル(n次元):Yを Y=(Y14Y13……Y2Y1Y0 ……(11) とおき、Yに対するシンドロームベクトル(m次元):S
を S=(S7S6……S2S1S0 ……(12) とおくと、Sは次式 S=H・Y ……(13) で計算され、Yが符号語ベクトルCに等しい時は、Sは
0ベクトルとなる。
一方、Yに誤りが含まれるときは、この誤りパターンを
n次元ベクトル E=(E14E13……E2E1E0 ……(14) とおくと、 Y=C+E ……(15) (但し、+は要素同士の2を法とする加算もしくは排他
的論理和) となるから、(8)式,(13)式,(15)式より、 S=H・(C+E)=H・C+H・E=H・E (16) が得られ、シンドロームベクトルSは誤りパターンのベ
クトルEに一意に対応する。
さて、以上の符号体系を前提として、誤りビット数が1
の場合に、(16)式の計算によって得られる許容誤りシ
ンドローム<S>の特徴を調べてみると、この場合、誤
りパターンEのベクトル(14)式のE14〜E0の各ビット
のうちいずれか1ビットが“1"(誤り)で他は“0"(正
常)であるから、許容誤りシンドローム<S>は、この
誤りビットの位置に対応する(10)式の検査行列の1個
の列ベクトルに等しくなる。
一方、生成多項式G(x)の因数Gα(x)は原始多項
式であって、その根αはGF(24)の原始元である。即
ち、 となる0以外の最小のiの値(即ち、αの位数)は、24
−1=15となっており、α01,…α15はいずれの2つ
を比べても等しくはならないという性質を持つ。このこ
とは、(10)式の検査行列の上側4行の部分行列(実線
で囲まれた部分)の各4ビットの列ベクトルがいずれも
ユニークであり、同一のベクトルが存在しないことに表
れている。
従って、誤りビット数e=1の場合、S7,S6,S5,S4のme
(=4)ビットで構成される<S>の部分シンドロー
ム:<S(me)>は、15個の1ビット誤りパターンEの
各々(即ち1ビット誤り位置の各々)に一対一で一意に
対応するとともに、<S>から<S(me)>を除いた残
りのS3,S2,S1,S0のm−me(=4)ビットで構成される
冗長部分シンドローム:<S(m−me)>は、上記<S
(me)>によって一意に定まる冗長部分となる。
一方、誤りビット数が2の場合のシンドロームSは、
(16)式より明らかに、それぞれの1ビット誤り位置に
対応する(10)式の検査行列の2つの列の和(但し、要
素同士の2の法とする加算、もしくは排他的論理和)と
なるため、最早、部分シンドロームS(me)だけでは全
ての2ビット誤りパターンに一対一で一意に対応するこ
とが不可能であり、誤りビット数が1の場合との区別が
出来なくなるが、この場合、部分シンドロームS(m−
me)が冗長部分でなくなり、S(m−me)を用いた誤り
位置の判定が可能であって、かつ、シンドロームS自体
が、誤り数が1の場合のいずれのシンドローム<S>と
も異なったものとなる。
以上の具体例に示した検査行列並びにシンドロームの性
質は、訂正可能な最大の誤りビット数:t≧2の他のブロ
ック符号の場合にも一般的に見出されるものであって、
本発明による許容誤り判定回路は、上記の性質を応用し
た許容誤り判定を実行している。
即ち、第1図において、シンドローム計算回路1から得
られる受信語ベクトルYに対する受信シンドロームベク
トルSのうち、前述のように許容誤りビットe以下の全
ての許容誤りパターンのベクトルに一対一で一意に対応
するmeビットの許容誤り部分シンドローム<S(me)>
と同じ成分で構成されるmeビットの受信部分シンドロー
ムS(me)が冗長部分シンドロームテーブルメモリ2に
アドレスとして入力され、該アドレスで指定されるこの
記憶データには誤りビット数がe以下であると仮定した
ときに、S(=<S>)の残りの部分に出現すべき冗長
部分シンドローム<S(m−me)>が予め書き込んであ
るので、シンドローム計算回路1において受信語ベクト
ルYから得られた残りの受信部分シンドロームS(m−
me)と冗長部分シンドロームテーブルメモリ2から得ら
れた<S(m−me)>とを一致判定回路3によって比較
し、一致/不一致を判定することにより、受信誤りのビ
ット数が許容誤りビット数e以下であるかどうかを判定
することができる。
次に、以上の本発明による許容誤り判定回路において使
用するテーブルの規模や処理速度の概略を以下に吟味し
てみる。まず、本発明に使用する冗長部分シンドローム
テーブルメモリ2のメモリ容量は、前述の説明から明ら
かな通り、 であり、かつ、処理は1回のメモリの読み出しと比較照
合で完了する。
一方、前述した従来の方法のうち、許容誤りビット数以
下の全ての許容誤りパターンに対応するシンドロームの
リストをテーブル化する方法では、メモリ容量が となり、テーブルをアクセスする回数は最大 また、シンドロームS全体をアドレスとし、許容誤り判
定情報1ビットをデータとするテーブルを用いる方法で
は、2m×1ビットの容量となりテーブルのアクセスは1
回である。
以上の各方式の容量式と前記の具体例におけるメモリ容
量値を表1にまとめて示す。
表1より、本発明による許容誤り判定回路では、処理速
度が劣化しないにもかかわらず、従来の前記2つの方法
の場合に比べ著しくメモリ容量を削減できることがわか
る。なお、この削減の効果はn,m及びeの各値が増大す
るに従い大きくなる。参考文献:宮川,岩垂,今井共著
“符号理論”昭晃堂、昭和48年 (発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、許容誤り
判定の処理速度を劣化させることなく、使用するテーブ
ルメモリ容量を大幅に削減できるので、IC化,小形化が
容易である。また、テーブルを除く他の処理は簡単なソ
フトウエアで実現できるので、装置の経済化に一層寄与
することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による誤り訂正ブロック符号の許容誤り
判定回路である。 1……シンドローム計算回路、2……冗長部分シンドロ
ームテーブルメモリ、3……一致判定回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星 篤 東京都西多摩郡羽村町神明台2―1―1 国際電気株式会社羽村工場内 (72)発明者 占部 健三 東京都西多摩郡羽村町神明台2―1―1 国際電気株式会社羽村工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n(自然数)ビットの受信語を入力し、符
    号長nビット,パリティ長m(自然数、n>m)ビット
    の誤り訂正ブロック符号の代数的構造に依拠する所定の
    mビットの受信シンドロームを算出して出力するシンド
    ローム計算回路と、 許容誤りビット数e(自然数)以下の全ての許容誤りパ
    ターンに対する許容誤りシンドロームを構成するビット
    成分のうち、上記許容誤りバターンの各々に一対一で一
    意に対応するme(自然数、me<m)ビットの組から成る
    許容誤り部分シンドロームが指示するアドレスに、上記
    許容誤りシンドロームから上記meビットの許容誤り部分
    シンドロームを除いた残りの(m−me)ビットの組から
    なる冗長部分シンドロームを予め算出して記憶データと
    して書き込んでおくとともに、上記受信シンドロームの
    うち上記許容誤り部分シンドロームと同じ成分で構成さ
    れるmeビットの受信部分シンドロームをアドレスとして
    入力して対応する冗長部分シンドロームを出力する冗長
    部分シンドロームテーブルメモリと、 上記受信シンドロームから上記meビットの受信部分シン
    ドロームを除いた残りの(m−me)ビットの受信部分シ
    ンドロームと、上記冗長部分シンドロームとを入力し、
    該両入力の一致不一致を判定して判定結果を2値出力と
    して出力する一致判定回路と を備えた誤り訂正ブロック符号の許容誤り判定回路。
JP2070350A 1990-03-20 1990-03-20 誤り訂正ブロック符号の許容誤り判定回路 Expired - Fee Related JPH0736158B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2070350A JPH0736158B2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 誤り訂正ブロック符号の許容誤り判定回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2070350A JPH0736158B2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 誤り訂正ブロック符号の許容誤り判定回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03269734A JPH03269734A (ja) 1991-12-02
JPH0736158B2 true JPH0736158B2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=13428897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2070350A Expired - Fee Related JPH0736158B2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 誤り訂正ブロック符号の許容誤り判定回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0736158B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110166056B (zh) * 2019-05-13 2023-04-11 武汉纺织大学 一种基于匹配追踪的ldpc码的硬判决译码方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03269734A (ja) 1991-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4099160A (en) Error location apparatus and methods
EP0167627B1 (en) Method and apparatus for decoding error correction code
US7278085B1 (en) Simple error-correction codes for data buffers
US4494234A (en) On-the-fly multibyte error correcting system
US6041430A (en) Error detection and correction code for data and check code fields
US4958349A (en) High data rate BCH decoder
US5715262A (en) Errors and erasures correcting reed-solomon decoder
US4030067A (en) Table lookup direct decoder for double-error correcting (DEC) BCH codes using a pair of syndromes
Bossen b-Adjacent error correction
WO1988009966A1 (en) Multiple pass error correction process and apparatus for product codes
US5805617A (en) Apparatus for computing error correction syndromes
KR19990028201A (ko) 10 비트 리드-솔로몬 에러 정정 모듈을 위한 전용 alu구조
JPH0831806B2 (ja) エラー訂正方法
KR19980702551A (ko) 개량된 3, 4개 에러 보정 시스템
JPH10112659A (ja) 誤り訂正復号装置
JPS632370B2 (ja)
US7093183B2 (en) Symbol level error correction codes which protect against memory chip and bus line failures
CN110908827A (zh) 用于NAND Flash闪存纠错的并行BCH解码方法
US20140013181A1 (en) Error Correction Coding Using Large Fields
US7100103B2 (en) Efficient method for fast decoding of BCH binary codes
WO2009018184A1 (en) Syndrome-error mapping method for decoding linear and cyclic codes
US5802078A (en) Error detector for error detecting codes
US6728052B2 (en) Recording/reproducing apparatus, error correcting coding method and information recording method
JPH0736158B2 (ja) 誤り訂正ブロック符号の許容誤り判定回路
JPH10327080A (ja) シンドローム計算装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees