JPH0735802Y2 - シートベルト用アンカプレート - Google Patents

シートベルト用アンカプレート

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JPH0735802Y2
JPH0735802Y2 JP3707989U JP3707989U JPH0735802Y2 JP H0735802 Y2 JPH0735802 Y2 JP H0735802Y2 JP 3707989 U JP3707989 U JP 3707989U JP 3707989 U JP3707989 U JP 3707989U JP H0735802 Y2 JPH0735802 Y2 JP H0735802Y2
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JP
Japan
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anchor plate
bolt
seat belt
tightening
body side
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3707989U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02126962U (ja
Inventor
健義 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両用シートベルトの端末部分に取り付け
られ、車両ボディへの固定を行うアンカプレートに関す
るものである。
(従来の技術) 自動車等の車両に使用されているシートベルトは、第4
図に示すように、その端末部分にアンカプレート20と呼
ばれる金属製の平板片を取り付け、これをボルト21のね
じ込みによってボディ22側へ固定してきた。この場合、
ボルト21の締付けにしたがってアンカプレート20が一緒
に回らないようにしなければならず、従来ではアンカプ
レート20に爪23を突出し、ボディ22側にはボルト21の差
込み孔24と並んで、爪23が差込まれる係止孔25を貫通し
ていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記のものではボディ22側に係止孔25を
貫通してアンカプレート20の回り止めを行う形式である
ため、次のような問題点がある。
係止孔25は作業上の便宜から爪23を遊挿するに充分な
孔径に設定されているため、シートベルト装着後にも爪
23との間に隙間を生じる。したがって、ここから水・細
かな埃等が車内に侵入する恐れがあり、防塵・防水性に
問題を生じていた。
例えば、バンタイプの車両のリヤホィールハウス等、
貫通孔(係止孔25)を設けることができない場所もあ
り、シートベルトの取り付け箇所に制約を受ける。
係止孔25に係合する爪23をアンカプレート20の外周縁
から折り曲げ加工によって形成しているため、アンカプ
レート20の歩留まりを低下させてしまう。
本考案はこうした従来の問題点に鑑み、ボディ側に貫通
孔を明けることなくその固定が可能であり、しかも歩留
まり向上にも寄与するアンカプレートを提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案は車両のシートベ
ルトの端末に取り付けられ、ボルトの締込みによってボ
ディ側への固定がなされるアンカプレートにおいて、前
記ボディ側のボルトの差し込み孔を中心とする所定の角
度範囲に放射状に凸状に突出する複数の係止突縁を設
け、また、アンカープレートの下面周縁のボルトを中心
とする所定の範囲に、前記ボディ側の係止突縁に対して
係合して前記ボルトの締め込みの際の回り止めを行う鋸
歯状の食い込み歯を一体成形する構成としたことであ
る。
(作用) ボルトの締め込みの際には、プレートの下面の回り止め
手段がボディ側と係合し、これによってアンカプレート
は有効な回り止めがなされる。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にしたがって詳
細に説明する。
図面において、1はシートベルトウェビングであり、そ
の端末には金属製の平板材よりなるアンカプレート2が
取付けられている。このアンカプレート2はその外形が
D字形をした基部2aと、この基部2aの一辺から斜め上向
きに折り曲げ形成された接続部2bとからなっている。
接続部2bには取付け用のスリット3が開口しており、シ
ートベルトウェビング1はその端末をここへ通した後、
ループ状に折り返され、折り返し部分を縫い付け等され
ることによってアンカプレート2の取付けが行われる。
一方、基部2aの上面の中央部からはワッシャ4を介して
ボルト5が挿入されている。また、基部2aの下面におい
て、接続部2bに対する折り曲げ縁を除く外周縁には鋸歯
状の食い込み歯6が周方向に沿って形成されている。こ
れら食い込み歯6は基部2aの下面をプレス加工すること
によって形成されたものであり、各歯6の向きはボルト
5の締付け方向と逆向きに設定されている。そして、こ
の食い込み歯6は後述するボディパネル7側の係止突縁
8と係合してボルト5締付け時の締付けトルクに有効に
抗する。
次に、シートベルトが取付けられるボディ側について説
明する。ボディパネル7におけるシートベルトの取付け
予定箇所には、締付け固定用のボルト5に対する差込み
孔9が貫通している。そして、この差込み孔9を中心と
して図示3条の係止突縁8が、ほぼ90°毎の放射位置に
配されている。各係止突縁8は第3図に示すように、ボ
ディパネル7をプレス加工によって車室側へ断面山形状
に突出したものである。また、第1図に示すように、本
例では各係止突縁8は次述するアンカプレート2の基部
2aより外方へはみ出すような長さに設定されている。
なお、各係止突縁8はアンカプレート2の接続部2bと対
向する側には設けられていないことから、これによって
ボディパネル7に対するアンカプレート2の組み付け方
向を作業者に知らせる機能を果たすことになる。
上記のように構成されたアンカプレート2によれば、シ
ートベルトを次のようにしてボディ側に固定することが
できる。
まず、ボルト5を差込み孔9へ差込んで締め込みを行う
と、アンカプレート2には第1図に示すような矢印回り
のトルクが作用する。締付け初期は作業者が手でアンカ
プレート2の回転を防止すればよいが、ボルト5の締付
けが進むにつれ回転を阻止しえなくなる。この場合に
は、食い込み歯6を各係止突縁8に係合させたまま、締
付けを行うことにより、これらの係合力によって締付け
時のトルクに有効に抗し、アンカプレート2の回転が規
制できる。
こうしてシートベルトの固定作業が完了すれば、ボディ
パネル7側の差込み孔9はボルト5によって塞がれ、他
にも従来のような開口部分がないことから、防塵・防水
性が保持される。また、本例のものは回り止め手段とし
ての食い込み歯6が基部2aをプレス加工することによっ
て形成されたものであるため、爪23を折り曲げ形成する
従来形式に比較して、アンカプレート2の歩留まりが高
くなる。
(考案の効果) 本考案の効果は次のようである。
従来に比較してアンカプレートの歩留まりを高めるこ
とができる。
ボディ側に孔を明けることなく回り止めを達成したた
め、防水・防塵性に優れる。
のことにより、ボディ側に孔を明けることに制限が
ある場所に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図はシートベルトの固定作業を示す分解斜視図、第
2図はアンカプレートを裏面側から見た斜視図、第3図
は第1図のI−I線断面図、第4図は従来の固定作業を
示す分解斜視図である。 1……シートベルトウェビング 2……アンカプレート 5……ボルト 6……食い込み歯 7……ボディパネル 8……係止突縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のシートベルトの端末に取り付けら
    れ、ボルトの締込みによってボディ側への固定がなされ
    るアンカプレートにおいて、 前記ボディ側のボルトの差し込み孔を中心とする所定の
    角度範囲に放射状に凸状に突出する複数の係止突縁を設
    け、また、アンカープレートの下面周縁のボルトを中心
    とする所定の範囲に、前記ボディ側の係止突縁に対して
    係合して前記ボルトの締め込みの際の回り止めを行う鋸
    歯状の食い込み歯を一体成形する構成としたことを特徴
    とするシートベルト用アンカプレート。
JP3707989U 1989-03-29 1989-03-29 シートベルト用アンカプレート Expired - Lifetime JPH0735802Y2 (ja)

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JP3707989U JPH0735802Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29 シートベルト用アンカプレート

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JP3707989U JPH0735802Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29 シートベルト用アンカプレート

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JPH02126962U JPH02126962U (ja) 1990-10-19
JPH0735802Y2 true JPH0735802Y2 (ja) 1995-08-16

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JP5472194B2 (ja) * 2011-04-22 2014-04-16 三菱自動車工業株式会社 シートベルト取付構造
JP5888293B2 (ja) 2013-07-17 2016-03-16 トヨタ自動車株式会社 車両用シートベルトのアンカプレート取付け構造
JP7147283B2 (ja) * 2018-06-13 2022-10-05 いすゞ自動車株式会社 アンカ板の回り止め構造

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JPH02126962U (ja) 1990-10-19

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