JPH0735758Y2 - 紙製ロール材の把持装置 - Google Patents

紙製ロール材の把持装置

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JPH0735758Y2
JPH0735758Y2 JP1989137314U JP13731489U JPH0735758Y2 JP H0735758 Y2 JPH0735758 Y2 JP H0735758Y2 JP 1989137314 U JP1989137314 U JP 1989137314U JP 13731489 U JP13731489 U JP 13731489U JP H0735758 Y2 JPH0735758 Y2 JP H0735758Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、トイレットペーパー等の製造において、長尺
な紙製ロール材を所定の長さに輪切り状に切断する場合
に利用する紙製ロール材の把持装置に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 紙製ロール材としてのトイレットペーパーは、横幅が数
m以上で、長さが数千m以上の原紙ロールを製作し、こ
の原紙から一定長さ(例えば45m,60m,120m等)の紙をミ
シン目加工しながら繰り出してコアーに巻取ることによ
り、長さが数mの円筒状のロール材を製作し、このロー
ル材を一定の横幅(例えば114mm)で輪切り状に切断し
て製品とするものである。
上記したようなトイレットペーパーは、生活必需品であ
ると共に使い捨て製品であることから、前記したような
製造工程のいずれにおいても、製造原価を下げるために
製造工程において高速化が必要で、特に長尺なロール材
の切断工程においても著しく高速化しなければならな
い。
上記したトイレットペーパーの製造過程におけるロール
材の切断工程では、自転する回転歯を公転させながら切
断することにより、長尺なロール材から一定な長さのロ
ール材を製作する場合がある。即ち、長尺なロール材を
高速で長さ方向に搬送する途中で、自転しながら公転す
る(或いは上下動する)回転歯を臨ませ、一定長さだけ
ロール材が搬送されたら固定し、回転歯で切断した後、
搬送を再開するものである(例えば実開昭58−121696号
公報)。
従来より、上記したような切断工程に適用される種々の
発明や考案がなされており、間歇的に搬送を行うことの
できる搬送装置や搬送経路の先端に固定した板バネ等に
よりロール材を押圧して固定する押え装置が知られてい
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記したような装置では、1秒間に数回乃至数
十回もの切断を行うような高速切断加工では、正確な寸
法でロール材を輪切り状に切断することができないし、
ロール材を1秒間に数回も確実に停止したり移動させる
間歇移動をことができない。
また、本出願人は、特開昭60−123299号公報に記載され
るような、ロール材の切断装置を提案した。しかし、上
記の切断装置は、シリンダー機構の作動で押え部材を間
歇作動させてロール材を押圧したり開放するので、シリ
ンダーの作動自体に高速作動の速度限界があり、切断工
程での高速化が難しい。
そこで、きわめて高速に作動することができ、ロール材
を確実に押圧したり開放する装置が要望されている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記に鑑み提案されたもので、紙製ロール材
を長さ方向に搬送する搬送路の途中に、下側の受枠部材
と上側の押え枠部材とを、紙製ロール材の搬送方向に沿
うようにして狭い間隙で前後一対に設け、前記前後の受
枠部材の外側に傾動可能な作動機構を設け、前記押え枠
部材に設けた支持部材の下側に前記作動機構の傾動板材
を位置させて、前記支持部材に上端を枢着したロッドを
前記傾動板材に通して下方に延在させ、前記ロッドに巻
装したスプリング材で傾動板材を下から押圧して押え枠
部材を受枠部材に向け押圧付勢されるようにしてなる紙
製ロール材の把持装置に関するものである。
〈作用〉 本考案によれば、スプリング材の作用による押え枠部材
と受枠部材とで紙製ロール材を把持し、または把持を釈
放することができ、高速の切断処理においても正確な寸
法で、確実な把持を行うことができるので、回転歯を前
後一対の押え枠部材と受枠部材との間に臨ませることに
より、寸法が安定し、精密な切断を行うことができるも
のである。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
本考案の把持装置1は、図示しない搬送ベルト上に支持
された紙製ロール材を搬送する搬送路の途中に設けられ
るもので、支持材2の上面に、上記した搬送路の搬送方
向に沿い受枠部材3を設けてある。この受枠部材3は、
4分の1円弧状をした受枠4を隙間5により左右に対設
して半円状の通路を構成するとともに、この通路をスリ
ット5′により前後に並設して構成したもので、図面の
実施例では左右2本の搬送路が並設されているので、上
記した受枠部材3も各搬送路毎に左右に並列状に設けて
ある。
また、上記した各受枠部材3の上方には押え枠部材6が
臨んでいる。
上記した押え枠部材6は、下面に弧状の内面を有し、搬
送路により搬送される紙製ロール材の上面を押圧する円
弧状の押圧部7と、該押圧部7から横方向に延在する支
持部材8とよりなるものである。そして、上記した支持
部材8の先端には左右に筒部9,9を設け、支持材2の側
面に立設した左右の支持板10,10の上端間に仮設した支
持軸11に上記した筒部9を嵌装することにより、押え枠
部材6を支持軸11を中心にして傾動可能に支持してい
る。
上記した支持軸11には、押え枠部材6ばかりでなく作動
機構12をも支持する。この作動機構12は、横に長い底部
13と、該底部13の左右側縁から上方に延在する側部14,1
4からなる上向きコ字状の揺動枠部15を有し、各側部14
の上端に設けた軸受筒16が左右の筒部9間に位置して支
持軸11に遊装されている。
したがって、作動機構12の揺動枠部15は実質的に支持軸
11から吊り下がり、支持軸11を中心として前後方向に揺
動することができる。
上記した揺動枠部15の軸受筒16には、前記した押え枠部
材6の支持部材8の下側に向かって延びる傾動板材17を
設け、上端を押え枠部材6の支持部材8に枢着したロッ
ド18を傾動板材17の小孔に通して下方に延在させ、この
ロッド18の下方には傾動板材17を下から押圧するスプリ
ング材19を巻装する。具体的には、第3図で示すよう
に、ロッド18の下端にストッパーを設け、前記スプリン
グ材19を上記ストッパーと前記傾動板材17の下面との間
に圧縮状態で張設して傾動板材17を上昇するように付勢
する。
したがって、傾動板材17が下方に傾動するとスプリング
材19が圧縮してロッド18により支持部材8も下方に傾動
するので、押え枠部材6が支持軸11を支点に下方に回動
することになり、傾動板材17が上方に傾動すると支持部
材8を下から持ち上げるので押え枠部材6が上方に回動
することになる。
上記した作動機構12は、支持材2と揺動枠部15の左右の
側面に設けた受板20との間に張設したコイルスプリング
21により、傾動板材17が下方に向くように、換言すれば
揺動枠部15が支持軸11を支点にして外方に向くように付
勢されている。しかし、揺動枠部15の下面に設けた横向
きのカムフォロアー22が内側にカム部23を有する縦向き
のカム盤24に弾圧しているので、コイルスプリング21の
付勢がカム盤24により保持されている。
なお、本考案ではカムフォロアー22とカム盤24とでカム
機構を構成している。
上記したカム盤24は円盤状で回転軸25に設けられ、回転
軸25が回転するとカム盤24も回転するので、カム部23に
よりカムフォロアー22が移動して揺動枠部15が揺動し、
揺動枠部15の揺動で傾動板材17が傾動して支持部材8が
上下に微動するので、押え枠部材6が支持軸11を支点に
して上下方向に微振動することになる。
したがって、押え枠部材6の微振動はカム盤24のカム部
23の形態に関係することになり、またカム盤24が高速で
回転すると押え枠部材6の振動も極端に速くなる。
実際の稼働においては、紙製ロール材を移動機構(図示
せず)で長さ方向に間歇的に移送して受枠部材3と押え
枠部材6の押圧部7間に通し、紙製ロール材の瞬間的な
停止時に押え枠部材6の押圧部7を下方に移動させて紙
製ロール材を受枠4と押圧部7とで把持し、スリット
5′に切断歯(図示せず)を高速で通過させて紙製ロー
ル材を輪切り状に切断し、紙製ロール材の移動時には押
え枠部材6を上方に僅かに移動させて押圧部7が紙製ロ
ール材の把持を釈放させるのである。そして、前記した
様に押え枠部材6の上下動がカム盤24のカム部23に関係
するので、紙製ロール材の移送とカム盤24の回転とを同
期させ、またスリット5′を通過する切断歯の移動もカ
ム盤24の回転に関係させると、きわめて高速で紙製ロー
ル材を切断処理することができる。
以上本考案を図面の実施例に基づいて説明したが、本考
案は上記した実施例に限定されず、実用新案登録請求の
範囲に記載した構成を変更しない限りどの様にでも実施
することができる。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案の把持装置によれば、紙製
ロール材を長さ方向に搬送する搬送路の途中に、下側の
受枠部材と上側の押え枠部材とを、紙製ロール材の搬送
方向に沿うようにして狭い間隙で前後一対に設け、前記
前後の受枠部材の外側に傾動可能な作動機構を設け、前
記押え枠部材に設けた支持部材の下側に前記作動機構の
傾動板材を位置させて、前記支持部材に上端を枢着した
ロッドを前記傾動板材に通して下方に延在させ、前記ロ
ッドに巻装したスプリング材で傾動板材を下から押圧し
て押え枠部材を受枠部材に向け押圧付勢されるようにし
てなる。
したがって、紙製ロール材の把持、把持釈放を、押え枠
部材に設けた支持部材の下側に前記作動機構の傾動板材
を位置させて、前記支持部材に上端を枢着したロッドを
前記傾動板材に通して下方に延在させ、前記ロッドに巻
装したスプリング材で傾動板材を下から押圧して押え枠
部材を受枠部材に向け押圧付勢に追従させて、高速で対
応させることができるので、切断処理を従来になく高速
で実施することができるばかりでなく、高い寸法精度で
紙製ロール材を確実に把持することができるので、寸法
精度の高い紙製ロール材の切断装置を提供することがで
きるものである。
また、本考案の把持装置によれば、受枠部材や押え枠部
材を交換したり調整をしなくても、スプリング材の付勢
に基づき、45m巻き,60m巻き,120m巻き等径が大きく異な
った紙製ロール材を、そのままの状態で使用に供するこ
とができる。
さらに、本考案の把持装置により、把持され、その後、
切断処理される紙製ロール材は、紙の厚さとかエンボス
を形成した紙等により、径がある程度異なっても、スプ
リング材に吸収されたり緩衝されるのでそのままで利用
することができ、しかも押え枠部材の押圧部を必要以上
に傾動することがなく、紙製ロール材を潰したり、破損
したりすることがない。
さらに、本考案の把持装置の作動機構及び制御機構は、
それぞれに構成が容易であるため、装置の組立て及び製
造管理、メンテナンスが容易となり、装置自体も経済的
に安価なものとすることができる。
従って、高速且つ長期の連続切断処理においても、安定
で精度の高い把持を行うことができ、極めて信頼性の高
いものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は本考案
の把持装置の斜視図、第2図はその平面図、第3図はそ
の正面図、第4図はその側面図である。 1は把持装置、3は受枠部材、5は間隙、6は押え枠部
材、8は支持材、12は作動機構、17は傾動板材、18はロ
ッド、19はスプリング材、21はコイルスプリング、22は
カムフォロアー、23はカム部、24はカム盤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙製ロール材を長さ方向に搬送する搬送路
    の途中に、下側の受枠部材(3)と上側の押え枠部材
    (6)とを、紙製ロール材の搬送方向に沿うようにして
    狭い間隙で前後一対に設け、前記前後の受枠部材(3)
    の外側に傾動可能な作動機構(12)を設け、前記押え枠
    部材(6)に設けた支持部材(8)の下側に前記作動機
    構(12)の傾動板材(17)を位置させて、前記支持部材
    (8)に上端を枢着したロッド(18)を前記傾動板材
    (17)に通して下方に延在させ、前記ロッド(18)に巻
    装したスプリング材(19)で傾動板材(17)を下から押
    圧して押え枠部材(6)を受枠部材(3)に向け押圧付
    勢されるようにしてなる紙製ロール材の把持装置。
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