JPH0735734U - 補機駆動装置 - Google Patents

補機駆動装置

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JPH0735734U
JPH0735734U JP6349693U JP6349693U JPH0735734U JP H0735734 U JPH0735734 U JP H0735734U JP 6349693 U JP6349693 U JP 6349693U JP 6349693 U JP6349693 U JP 6349693U JP H0735734 U JPH0735734 U JP H0735734U
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JP
Japan
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motor
engine
continuously variable
variable transmission
vehicle
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Application number
JP6349693U
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English (en)
Inventor
正明 伏木
光雄 瓦井
Original Assignee
栃木富士産業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両駆動エンジンが停止しても補機の回転を
維持できる補機駆動装置を小型軽量低コストに構成す
る。 【構成】 この考案の補機駆動装置3は、車両駆動エン
ジン5及びモータ21と、これらの駆動力を補機19に
伝達する無段変速機17と、この無段変速機17に対し
て車両駆動エンジンとモータ21とを選択的に連結する
切換機構15とを備えたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両の補機駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来冷凍車の冷凍システムには、冷媒用のコンプレッサを車両駆動エンジンで 駆動するものと、サブエンジンを用いて駆動するものとがある。フェリーボート のような船舶輸送時には車両駆動エンジンを停止しなければならない規則があり 、前者のシステムでは船舶輸送時や事故でエンジンが停止すると冷凍庫の温度が 上昇してしまい、用途が限定される。
【0003】 図3は後者の例を示すものであり、この冷凍車201では車両駆動エンジン2 03はトランスミッション205を介して車輪207,209を駆動し、補助エ ンジン211はベルト伝動機構213,215を介してコンプレッサ217(補 機)を駆動する。ベルト伝動機構213,215にはモータ219が連結されて おり、コンプレッサ217がモータ219で駆動されている間補助エンジン21 1は遠心クラッチ221によって切離され、補助エンジン211が稼動してる間 モータ219は空転している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように補助エンジン211を使用している図3の例は、車両駆動エンジン 203が停止してもコンプレッサ217が停止せず、従って船舶輸送にも対応で きるから広く用いられている。しかし、補助エンジン211を搭載すると車両が 大型で重くなり高価になる。又、モータ219の回転数制御はインバータを用い て行われるが、この方式も又高価である。例えばオイルポンプなどのように不時 に停止しては具合の悪い補機は冷媒用コンプレッサ217に限らない。
【0005】 そこで、この考案は、車両駆動エンジンが停止しても補機の回転を維持できる 小型軽量で低コストな補機駆動装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の補機駆動装置は、駆動力源の、車両駆動エンジン及びモータと、こ れらの駆動力を補機に伝達する無段変速機と、この無段変速機に対して車両駆動 エンジンとモータとを選択的に連結する切換機構とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
無段変速機は切換機構を介して車両駆動エンジンとモータとに選択的に連結さ れ補機はいずれかの駆動力源により無段変速機を介して駆動される。車両駆動エ ンジンを停止する場合はモータに切換えることにより補機回転を維持できる。又 、走行中でもモータ駆動にすれば車両の加速性や登坂力が向上する。又、車両駆 動エンジンの回転中に補機の回転を停止したければモータ駆動にしてモータを停 止するか、又は切換機構にニュートラル位置を設ければよい。
【0008】 このように、図3の従来例と異って、補機駆動用の補助エンジンを用いないか らそれだけ小型軽量であり、低コストである。又、モータ駆動時も補機の回転数 制御は無段変速機で行えるから、高価なインバータを用いてモータの回転数制御 を行う必要がなく、その分更に低コストになる。
【0009】
【実施例】
図1と図2とにより一実施例の説明をする。以下、符号を附していない部材等 は図示されていない。
【0010】 図1のように、この実施例の補機駆動装置は冷凍車1の冷凍システム3として 用いられており、これら冷凍車1及び冷凍システム3は車両駆動エンジン5(駆 動力源)、クラッチ7、トランスミッション9、駆動車輪11,13、切換機構 15、ベルト式無段変速機17(無段変速機)、冷媒用コンプレッサ19(補機 )、モータ21(駆動力源)などから構成されている。図2はベルト式無段変速 機17の一部と切換機構15とを示している。
【0011】 エンジン5の駆動力はクラッチ7とトランスミッション9とを介して駆動車輪 11,13を駆動する。
【0012】 切換機構15は大径と小径のギヤ23,25及び軸方向移動によりこれらと選 択的に噛合う入力ギヤ27とを備えている。大径のギヤ23はクラッチ7のフラ イホイール外周に設けられたギヤと噛合っており、エンジン5の駆動力により回 転駆動される。小径のギヤ25はベルト伝動機構29を介してモータ21と連結 されている。ベルト伝動機構29はギヤ25に連結されたプーリ31とモータ2 1に連結されたプーリ33とプーリ31,33を連結するベルト35とから構成 されている。
【0013】 コンプレッサ19はベルト伝動機構37を介してベルト式無段変速機17の出 力側変速プーリ39に連結されている。ベルト伝達機構37は変速プーリ39側 のプーリ41とコンプレッサ19側のプーリ43及びプーリ41,43を連結す るベルト45から構成されている。
【0014】 図2のように、切換機構15のギヤ23はベアリング47,47と支持軸49 とを介してケーシング51に支承されている。又、ギヤ25は連結軸53にスプ ライン連結され、連結軸53はベアリング55,55によってケーシング51に 支承されている。連結軸53には上記のようにプーリ31がスプライン連結され 、ナット57で固定されている。入力ギヤ27はベルト式無段変速機17の入力 軸59に軸方向移動自在にスプライン連結され、その凸部61に摺動自在に係合 したシフトフォーク63を介し操作ロッド65によりケーシング51外部から矢 印67のように左右に移動操作される。この移動操作は手動又はモータ等の動力 で行われる。入力軸59はベアリング69,71を介してケーシング51に支承 されている。
【0015】 入力ギヤ27が一方に移動操作されて図2の下半部のように切換機構15のギ ヤ23と噛合うとエンジン5の駆動力はギヤ23,27で増速されてベルト式無 段変速機17に入力する。又、入力ギヤ27が反対方向に移動操作されてギヤ2 5と噛合うと、ベルト式無段変速機17はエンジン5から切離されると共に、ベ ルト伝動機構29を介してモータ21に連結される。
【0016】 ベルト式無段変速機17は、図1のように入力側変速プーリ73と出力側変速 プーリ39及びこれらを連結するベルト75を備えている。変速プーリ73は図 2のように入力軸59と一体の固定フランジ77と可動フランジ79とを備え、 変速プーリ39は図1のように出力軸81と一体の固定フランジ83と可動フラ ンジ85とを備えている。この出力軸81にはベルト伝動機構37のプーリ41 が連結されている。変速プーリ39では皿ばねによって可動フランジ85が固定 フランジ83側に押圧されて、ベルト75に張力が与えられている。
【0017】 変速プーリ73の入力軸59にはハブ87が固定され、可動フランジ79はト ルクカム89を介してハブ87に連結されている。ハブ87と可動フランジ79 との間には油圧室91が設けられ、オイルプラグ93から可動フランジ79を通 して形成された油路95を介して油圧が供給される。
【0018】 油圧室91へ油圧を供給しないと皿ばねによって変速プーリ39のプーリピッ チ径R2 が最大になると共に、図2の上半部のようにベルト張力を受けて変速プ ーリ73のプーリピッチ径R1 が最小になり、ベルト式無段変速機17の増速比 は最小になる。油圧室91に油圧を供給すると皿ばねの付勢力に抗して可動フラ ンジ79が固定フランジ77側に押圧され、プーリピッチ径R1 が大きくなりR2 が小さくなって増速比が大きくなる。図2の下半部は増速比最大の状態を示し ている。
【0019】 油圧室91の油圧はコントローラと制御弁装置とを介して制御され、エンジン 5の回転数が変動してもコンプレッサ19の回転数はほぼ一定に保たれる。
【0020】 切換機構15はエンジン5が回転している間コンプレッサ19をエンジン5側 に連結している。この間モータ21は停止している。又、エンジン5が停止する と切換機構15はコンプレッサ19をモータ21に連結する。こうして、コンプ レッサ19はエンジン5が停止しても駆動状態に保たれるから、船舶輸送にも対 応でき用途が拡大される。又、走行中でもモータ駆動に切換れば車両の加速性や 登坂性を向上させることができる。なおエンジン5の回転中にコンプレッサ19 を停止したければモータ駆動に切換えた状態でモータ21を停止するか、又は切 換機構15にニュートラル位置を設けてエンジン5とモータ21とからコンプレ ッサ19を切離せばよい。
【0021】 このように冷凍システム3は、図3の従来例と異って、コンプレッサ19を駆 動するために補助エンジンを用いないから、それだけ小型軽量で低コストである 。又、モータ駆動時もコンプレッサ19の回転数制御はベルト式無段変速機17 で行えるから、高価なインバータ方式によるモータ21の回転数制御が不要であ り、更にその分のコストが低減される。
【0022】
【考案の効果】
この考案の補機駆動装置は、駆動力源である車両駆動エンジンとモータとを切 換機構と無段変速機とを介して補機と連結したから、エンジンが停止すると駆動 力源をエンジンからモータに切換えることによりエンジンが停止しても補機の回 転を維持できるから、船舶輸送に対応可能であり用途が拡大する。又、従来例と 異って、補助エンジンを用いないと共にモータの回転数を制御する必要がないか ら、小型軽量で低コストである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】この実施例に用いられている切換機構とベルト
式無段変速機の断面図である。
【図3】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 冷凍システム(補機駆動装置) 5 車両駆動エンジン(駆動力源) 15 切換機構 17 ベルト式無段変速機(無段変速機) 19 コンプレッサ(補機) 21 モータ(駆動力源)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両駆動エンジン及びモータと、これら
    の駆動力を補機に伝達する無段変速機と、この無段変速
    機に対して車両駆動エンジンとモータとを選択的に連結
    する切換機構とを備えたことを特徴とする補機駆動装
    置。
JP6349693U 1993-11-26 1993-11-26 補機駆動装置 Pending JPH0735734U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6349693U JPH0735734U (ja) 1993-11-26 1993-11-26 補機駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6349693U JPH0735734U (ja) 1993-11-26 1993-11-26 補機駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0735734U true JPH0735734U (ja) 1995-07-04

Family

ID=13230917

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6349693U Pending JPH0735734U (ja) 1993-11-26 1993-11-26 補機駆動装置

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