JP3260302B2 - 電気自動車のエアコン用コンプレッサ駆動機構 - Google Patents

電気自動車のエアコン用コンプレッサ駆動機構

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JP3260302B2 JP19870897A JP19870897A JP3260302B2 JP 3260302 B2 JP3260302 B2 JP 3260302B2 JP 19870897 A JP19870897 A JP 19870897A JP 19870897 A JP19870897 A JP 19870897A JP 3260302 B2 JP3260302 B2 JP 3260302B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車におけ
るエアコン用コンプレッサの駆動源の最適化を図り、エ
アコン使用による消費電力の低減を目的としたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電気自動車は走行用モータを駆動源と
し、トランスミッション機構、プロペラシャフト等を通
して動力を伝達し走行するが、動力伝達機構によりMT
車とAT車とに大別される。MT車は図3のように走行
用モータ12から、トランスミッション機構72でニュ
ートラルレンジから種々のレンジを選択して、プロペラ
シャフト21に動力を伝達する。AT車は図4のように
走行用モータ12から、減速機20で回転速度を調節し
て、プロペラシャフト21に動力を直結して伝達する。
停車時は、MT車ではトランスミッション機構72をニ
ュートラルレンジにし、走行用モータ12の動力がプロ
ペラシャフト21へ伝わらないようにする。一方、AT
車ではモータ直結のため走行用モータ12を停止させ
る。
【0003】このような電気自動車に空調装置(以下、
エアコンという)を装備する場合、従来は走行用モータ
12を駆動源としてエアコン用コンプレッサ16を駆動
していた。詳しくは、MT車では走行用モータ12の出
力軸22aと、エアコン用コンプレッサ16の回転軸6
2にベルト30を掛け回して、出力軸22aの動力を回
転軸62に伝達している。AT車では減速機20に設け
られた出力軸22bと、エアコン用コンプレッサ16の
回転軸62とをベルト30に掛け回して出力軸22bの
動力を回転軸62に伝達している。ベルト30はアイド
ルプーリ74に掛け回されて張力が維持されている。回
転軸62にはクラッチ手段64bの付いたプーリ66b
を用いる。エアコンを使用しないときは、クラッチ手段
64bによりプーリ66bとベルト30との係合を断
ち、プーリ66bを空回りさせ走行用モータ12に負荷
が掛からないようにしている。
【0004】上記MT車、AT車共に、走行時は出力軸
22a、22bが回転しているので、エアコン用コンプ
レッサ16の回転軸62を回転させてエアコンを使用す
ることが可能である。一方、停車時は、MT車ではトラ
ンスミッション機構72をニュートラルレンジにした状
態で、走行用モータ12をアイドル回転させることがで
きるので、エアコン用コンプレッサ16を廻してエアコ
ンを使用することが可能である。しかし、AT車ではM
T車のようにトランスミッション機構72がなく、停車
時に走行用モータ12を回転させることができないの
で、走行用モータ12を駆動源としてエアコンを使用す
ることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のAT車は走行時
ではエアコンを使用できるが、停車時ではエアコンを使
用できない。また、MT車は停車時でもエアコンを使用
できるが、消費電力の大きい走行用モータを作動させな
ければならないので、バッテリの消耗が激しい。
【0006】本発明の目的は、AT車でも停車時にエア
コンを使用でき、さらに低消費電力でエアコンを使用す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のエアコン用コン
プレッサ駆動機構は、走行時に動力源となる走行用モー
タとエアコン用コンプレッサとを装備した電気自動車に
おいて、前記走行用モータよりも小型で低消費電力の補
助モータと、前記走行用モータと補助モータの各出力軸
を前記エアコン用コンプレッサの回転軸に連結する動力
伝達手段と、前記各出力軸と動力伝達手段との間に配設
され、前記エアコン用コンプレッサの動力源を前記走行
用モータまたは補助モータに選択的に切替えるためのク
ラッチ手段とを具備し、エアコンを使用する際、電気自
動車の走行時は前記走行用モータで前記エアコン用コン
プレッサを駆動すると共に、電気自動車の停車時は前記
補助モータで前記エアコン用コンプレッサを駆動するよ
うにし、電力消費の低減を図ったものである。
【0008】上記の電気自動車のエアコン用コンプレッ
サ駆動機構において、エアコン用コンプレッサの駆動源
を、消費電力を最小にするように走行用モータまたは補
助モータに切替えると共に、補助モータを停止または作
動させる制御装置を設けても良い。
【0009】また、前記走行用モータによって駆動され
る出力軸に第1ワンウェイクラッチを介して取付けられ
た第1プーリと、前記補助モータの出力軸に第2ワンウ
ェイクラッチを介して取付けられた第2プーリとを有
し、前記第1プーリと第2プーリがベルトによって前記
エアコン用コンプレッサの回転軸に連結する。これによ
り、エアコン用コンプレッサの駆動源を機械的に選択し
て切替え、消費電力の低減を図る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本願発明のエアコン用コ
ンプレッサ駆動機構の一実施形態を説明する。図1はA
T車のエアコン用コンプレッサ駆動機構を示す。この駆
動機構はエアコン用コンプレッサ16と、走行用モータ
12と、走行用モータ12の駆動軸に直結して設けられ
る減速機20と、走行用モータ12より小型で低消費電
力の補助モータ14とから成る。減速機20には出力軸
22bが設けられる。この出力軸22bは第1ワンウェ
イクラッチ24を介して第1プーリ26を取付け、補助
モータ14側の出力軸42には第2ワンウェイクラッチ
44を介して第2プーリ46を取付ける。エアコン用コ
ンプレッサ16の回転軸62はマグネットクラッチ64
を介して第3プーリ66を取付ける。前記3つのプーリ
(26,46,66)に動力伝達手段となるベルト30
を掛け回す。
【0011】ここで、ワンウェイクラッチとは一方向に
のみ動力を伝達するクラッチ手段をいい、マグネットク
ラッチとは電磁力によって動力の係合または切離を行な
うクラッチ手段をいう。
【0012】上記構成では、例えば各プーリの径を同一
とした場合において、減速機20の出力軸22bの回転
数が、補助モータ14の出力軸42の回転数を上回る速
度で電気自動車が走行するときは、第1ワンウェイクラ
ッチ24の係合によりベルト30の回転は減速機20の
出力軸22bに従う。電気自動車が減速し、減速機20
の出力軸22bの回転数が、補助モータ14の出力軸4
2の回転数を下回る速度で走行するときは、第2ワンウ
ェイクラッチ44の係合によりベルト30の回転は出力
軸42に従う。すなわち、このエアコン用コンプレッサ
駆動機構は、通常の走行速度では走行用モータ12が駆
動源となり、走行速度が遅いときあるいは停車しいると
きは消費電力の少ない補助モータ14に駆動源を機械的
に切替える。
【0013】なお、上記構成の駆動機構において、補助
モータ14への切替えが行なわれる速度は各プーリの径
及び各モータの負荷状態によって定まる。
【0014】また、エアコンを使用しない時は、エアコ
ン用コンプレッサ16に設けたマグネットクラッチ64
を切離し、第3プーリ66を空回りさせることでエアコ
ン用コンプレッサ16の作動を停止させる。これによ
り、エアコン用コンプレッサ16がベルト30に対して
負荷のない状態にできる。
【0015】図2に示すように同様の方式のエアコン用
コンプレッサ駆動機構はMT車にも採用できる。これに
より、MT車でも走行速度が遅い時または停車時に補助
モータ14でエアコンを作動させることができるので、
エアコン用の消費電力を低減することができる。
【0016】他の実施形態は、上記電気自動車のエアコ
ン用コンプレッサ駆動機構において、上記第2ワンウエ
イクラッチ44をマグネットクラッチに置換え、さらに
制御装置を設ける。この制御装置によって、エアコン用
コンプレッサ16の駆動源の切替えを、電力消費を基準
として行なえ、さらに補助モータ14がエアコン用コン
プレッサ16の駆動源となっているときだけ、補助モー
タ14を作動させ、補助モータ14がエアコン用コンプ
レッサ16の駆動源となっていないときは、補助モータ
14を停止させることができるものとし、電力消費の無
駄をより少なくすることが可能となる。
【0017】上記制御装置を採用する場合、クラッチ手
段はすべてマグネットクラッチとして制御してもよく、
制御の必要性に応じて種々の組み合わせを選択するもの
とする。
【0018】
【発明の効果】上記構成とする結果、本発明の電気自動
車のエアコン用コンプレッサ駆動機構は、AT車でも停
車時にエアコンが使用できるようになる。
【0019】また、AT車、MT車共に停車時および低
速走行時は消費電力の少ない補助モータを使用するの
で、エアコン用消費電力が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願のエアコン用コンプレッサ駆動機構(A
T車)の斜視図。
【図2】 本願のエアコン用コンプレッサ駆動機構(M
T車)の斜視図。
【図3】 従前のエアコン用コンプレッサ駆動機構(M
T車)の斜視図。
【図4】 従前のエアコン用コンプレッサ駆動機構(A
T車)の斜視図。
【符号の説明】
12 走行用モータ 14 補助モータ 16 エアコン用コンプレッサ 20 減速機 21 プロペラシャフト 22a 走行用モータの出力軸 22b 減速機の出力軸 24 第1ワンウェイクラッチ 26 第1プーリ 30 ベルト 42 出力軸B 44 第2ワンウェイクラッチ 46 第2プーリ 62 回転軸 64 マグネットクラッチ 64b クラッチ手段 66 第3プーリ 66b プーリ 72 トランスミッション機構 74 アイドルプーリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−262938(JP,A) 特開 平5−104964(JP,A) 特開 平2−220913(JP,A) 特開 平4−126628(JP,A) 特開 平6−66154(JP,A) 特開 平8−157109(JP,A) 特開 平2−57420(JP,A) 特開 平8−142642(JP,A) 実開 昭48−43346(JP,U) 実開 昭60−113222(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/32 B60H 1/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行時の動力源となる走行用モータとエア
    コン用コンプレッサとを装備した電気自動車において、 前記走行用モータよりも小型で低消費電力の補助モータ
    と、 前記走行用モータと補助モータの各出力軸を前記エアコ
    ン用コンプレッサの回転軸に連結する動力伝達手段と、 前記各出力軸と動力伝達手段との間に配設され、前記エ
    アコン用コンプレッサの動力源を前記走行用モータまた
    は補助モータに選択的に切換えるためのクラッチ手段と
    を具備し、 エアコンを使用する際、電気自動車の走行時は前記走行
    用モータで前記エアコン用コンプレッサを駆動すると共
    に、電気自動車の停車時は前記補助モータで前記エアコ
    ン用コンプレッサを駆動するようにしたことを特徴とす
    る電気自動車のエアコン用コンプレッサ駆動機構。
  2. 【請求項2】エアコン用コンプレッサの駆動源を、消費
    電力を最小にするように、走行用モータまたは補助モー
    タに切替えると共に、補助モータを停止または作動させ
    る制御装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の電
    気自動車のエアコン用コンプレッサ駆動機構。
  3. 【請求項3】前記走行用モータによって駆動される出力
    軸に第1ワンウェイクラッチを介して取付けられた第1
    プーリと、前記補助モータの出力軸に第2ワンウェイク
    ラッチを介して取付けられた第2プーリとを有し、前記
    第1プーリと第2プーリがベルトによって前記エアコン
    用コンプレッサの回転軸に連結されることを特徴とする
    請求項1記載の電気自動車のエアコン用コンプレッサ駆
    動機構。
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