JPH0735692B2 - 構築用パネル - Google Patents

構築用パネル

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JPH0735692B2
JPH0735692B2 JP525694A JP525694A JPH0735692B2 JP H0735692 B2 JPH0735692 B2 JP H0735692B2 JP 525694 A JP525694 A JP 525694A JP 525694 A JP525694 A JP 525694A JP H0735692 B2 JPH0735692 B2 JP H0735692B2
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JP
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skin
panel
heat insulating
insulating material
mounting base
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JP525694A
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JPH06294196A (ja
Inventor
武丸 前園
Original Assignee
大同鋼板株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋や簡易構築物等の
外壁や間仕切り、屋根などを構成するための構築用パネ
ルを取付け下地に固定するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来にあっては、図4に示すように、表
側外皮1と裏側外皮2とを平行に対向させ、両外皮1、
2間に合成樹脂発泡体などの断熱材3を充填して両外皮
1、2同士を一体化し、パネル4′を形成していた。ま
た、このパネル4′の一方端部には表側外皮1の端部と
裏側外皮2の端部を屈曲させて凸状の雄実部5′が突設
されており、他方端部には凹状の雌実部6′が凹設され
ており、この雄実部5′と雌実部6′とを互いに嵌合さ
せてパネル4′同士を連結する構造となっていた。ま
た、このパネル4′を胴縁などの取付け下地11に固定
するためには、取付け下地11にあけた通孔12とパネ
ル4′の裏側外皮2にあけた通孔13とに裏面側から取
付け具14を挿通させ、取付け具14のビス15を回し
て変形係止部16を拡開させ、変形係止部16とワッシ
ャ16aとの間に取付け下地11とパネル4′の裏側外
皮2とを挟持させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような取付け方法
によれば、取付け具14をパネル4′の表面に露出させ
ることなく、パネル4′を取付け下地11に固定するこ
とができるが、取付け下地11に固定されているのは、
パネル4′の裏側外皮2だけであるために、パネル4′
表面の取付け強度や安定性が得られないという問題があ
った。即ち、パネル4′の表側外皮1は合成樹脂発泡体
などの断熱材3を介して裏側外皮2に一体化されている
だけであり、表側外皮1は直接取付け下地11に固定さ
れていないため、パネル4の表面を押さえると断熱材3
が圧縮されて表側外皮1が引っ込んだり、あるいは強い
力で表側外皮1が引っ張られると表側外皮1と断熱材3
との間に剥離を生じるという問題があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは表側外皮と裏側外皮とを
断熱材を介して一体化されたパネルであって、取付け金
物が露出しないようにして表側外皮と裏側外皮との両者
を取付け下地に直接固定できる構築用パネルを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構築用パネル
は、表側外皮1と裏側外皮2とを平行に対向させ、両外
皮1、2間に断熱材3を充填させてパネル4を一体形成
し、このパネル4の一方端部に凸状の雄実部5を突設す
ると共に他方端部に隣合うパネル4の雄実部5と実結合
しうる雌実部6を凹設し、雌実部6の近傍において表側
外皮及び裏側外皮に固着具10を貫通させて取付け下地
11に固定した構築用パネルであって、雌実部6側で断
熱材3に埋入させた表側外皮1の端部1a及び裏側外皮
2の端部2aの少なくとも一方を前記固着具10が貫通
する位置にまで延出させ、パネル4表面の雄実部5側の
端部から隣合うパネル4の表面に向けて前記固着具10
を覆うカバー部9を延出させて成ることを特徴とする
【0006】
【作用】表側外皮1と裏側外皮2間に断熱材3を充填さ
せてパネル4を形成しているので、断熱性を確保できる
ものの、充填された断熱材3のために、固着具10によ
るパネル4の取付け下地11への固定強度を大きくしが
たいが、雌実部6側で断熱材3に埋入させた表側外皮1
の端部1a及び裏側外皮2の端部2aの少なくとも一方
を前記固着具10が貫通する位置にまで延出させている
ので、固着具10を、表側外皮1及び裏側外皮2に固着
具10を貫通させると共に断熱材3に埋入させた表側外
皮1の端部1a及び裏側外皮2の端部2aの少なくとも
一方にも貫通させて雌実部6の近傍を取付け下地11に
固定することができるので、表側外皮1と断熱材3に埋
入させた表側外皮1の端部及び裏側外皮2の端部の少な
くとも一方と、裏側外皮2とで、取付け下地11への固
定強度を大きくできるものである。さらに、パネル4の
雌実部6側の端部においては固着具10により表側外皮
1と裏側外皮2とを取付け下地11に固定するので、雄
実部5側の端部においては固定された雌実部6内に雄実
部5が嵌入されて保持されることから、裏側外皮2のみ
ならず表側外皮1も固着具10により取付け下地11に
固定されることになり、パネル4の表側外皮1に引き剥
がすような力が働いても表側外皮1が断熱材3から剥離
することがないのである。また、パネル4を固定してい
る固着具10を隣接するパネル4のカバー部9により覆
うことができるので、固着具10が外部に露出せず、外
観良く連結して、取付け下地11に固定することができ
るものである。取付け下地に固定するのに固着具10を
用いているだけであるので、特別な金物を必要とせず、
部品コストを下げることができるものである。
【0007】
【実施例】表側外皮1及び裏側外皮2は鋼板、合成樹脂
被覆鋼板、塗装鋼板などをロールフォーミング加工した
ものであり、表側外皮1と裏側外皮2とを離間させて互
いに平行に対向させた状態で、表側外皮1と裏側外皮2
との間に断熱材3を充填して断熱材3により表側外皮1
と裏側外皮2とを一体化してパネル4を形成してある。
表側外皮1の端部1a及び裏側外皮2の端部2aを互い
に一定の間隔を置いて断熱材3に埋入させている。ここ
に断熱材3は、イソシアヌレートやウレタン樹脂、フェ
ノール樹脂などの合成樹脂の発泡体、又これらにガラス
繊維などの無機質繊維を混合分散させた発泡体である。
図2に示すように、パネル4の一方端部には凹状の雌実
部6が凹設されており、他方端部には凸状の雄実部5が
突設されている。表側外皮1と裏側外皮2とは離間して
いるために、内部の断熱材3はパネル4の両側端面に露
出しているが、雄実部5には断熱材3の発泡成形時に断
熱材3のはみ出しを防止する紙17が貼り付けられてい
る。表側外皮1の雌実部6側の端部表面には段落とし状
に段部18が凹設されており、更に表側外皮1の先端に
は略U字状に折り返された表側延出片7が設けられてお
り、裏側外皮2の雌実部6側の端部にも略U字状に折り
返された裏側延出片8が設けられており、表側延出片7
及び裏側延出片8は雌実部6を両側から挟んでおり、表
側外皮1と裏側外皮2とは雌実部6の底面で分離してい
て雌実部6の底面の露出した断熱材3にはパッキン22
が貼られている。一方、表側外皮1の雄実部5側の端部
からは表側外皮1の表面と面一になるように前記段部1
8の幅と略等しい幅を有するカバー部9が延出されてお
り、カバー部9の裏面側に雄実部5が突設されている。
雄実部5の先端においては、表側外皮1の先端と裏側外
皮2の先端が略U字状に折り曲げられていて表側折り曲
げ部20と裏側折り曲げ部21が設けられており、表側
外皮1と裏側外皮2とは雄実部5の先端面の両側で分離
されており、雄実部5の先端面には断熱材3に貼着した
紙17が露出している。
【0008】しかして、パネル4の雌実部6側の段部1
8の位置において取付け下地11の高さに合わせて表側
外皮1及び裏側外皮2に夫々ビスやタッピングビスなど
の固着具10を挿通させるための透孔19a、19bを
穿孔しておき、図3に示すように胴縁のような取付け下
地11の前面にパネル4を立て、パネル4の雌実部6側
の透孔19a、19bに挿通させると共に断熱材3に埋
入させた表側外皮1の端部1a及び裏側外皮2の端部2
aの両方にも貫通させて固着具10を取付け下地11に
打って締め付け、パネル4の雌実部6側の端部を固定す
るのである。こうして、パネル4の表側外皮1と裏側外
皮2との端部1a、1bは固着具10を貫通させられて
取付け下地11に固定されており、強い力で表側外皮1
が引っ張られたり、変形させられても断熱材3から剥離
してめくれたりすることがないのである。尚、表側外皮
1の端部1a及び裏側外皮2の端部2aにも固着具10
を挿通させるための透孔を穿孔しておいてもよい。又、
この実施例では、雌実部6側で断熱材3に埋入させた表
側外皮1の端部1a及び裏側外皮2の端部2aの両方を
前記固着具10が貫通する位置にまで延出させている
が、表側外皮1の端部1a及び裏側外皮2の端部2aの
少なくとも一方を前記固着具10が貫通する位置にまで
延出させ、固着具10を端部1a及び端部2aのいずれ
か一方にのみ貫通させるようにしてもよい。一方、パネ
ル4の雄実部5側の端部は、図2に示すように既に取付
け下地11に固定されているパネル4の雌実部6内に挿
入してパッキン22に当接させることにより固定され
る。即ち、表側外皮1と裏側外皮2の雄実部5側の端部
は雌実部6内に挿入されて表側延出片7と裏側延出片8
との間に挟持され、表側外皮1が引っ張られたり、変形
させられても表側延出片7により押さえられていて断熱
材3との剥離を防止されるのである。ここで雌実部6内
に雄実部5を挿入し易いように表側延出片7の内側面と
表側折り曲げ部20の外側面を傾斜させてある。また、
段部18の深さは固着具10の頭部の厚みとカバー部9
の厚みを加えた寸法よりも大きくし、カバー部9は固着
具10を覆うことができるだけの幅(突出長)を有して
いるので、固着具10の頭部はカバー部9に覆われて外
部に露出しないものである。
【0009】
【発明の効果】本発明にあっては、表側外皮と裏側外皮
間に断熱材を充填させてパネルを形成しているので、断
熱性を確保できるものの、充填された断熱材のために、
固着具によるパネルの取付け下地への固定強度を大きく
しがたいが、雌実部側で断熱材に埋入させた表側外皮の
端部及び裏側外皮の端部の少なくとも一方を前記固着具
が貫通する位置にまで延出させているので、取付け施工
に際して、固着具を、表側外皮及び裏側外皮に固着具を
貫通させると共に断熱材に埋入させた表側外皮の端部及
び裏側外皮の端部の少なくとも一方にも貫通させて雌実
部の近傍を取付け下地に固定することができるので、表
側外皮と断熱材に埋入させた表側外皮の端部及び裏側外
皮の端部の少なくとも一方と、裏側外皮とで、取付け下
地への固定強度を大きくできるものである。さらに、パ
ネルの雌実部側の端部においては固着具により表側外皮
と裏側外皮とを取付け下地に固定するので、雄実部側の
端部においては固定された雌実部内に雄実部が嵌入され
て保持されることから、裏側外皮のみならず表側外皮も
固着具により取付け下地に固定されることになり、パネ
ルの表側外皮に引き剥がすような力が働いても表側外皮
が断熱材から剥離することがないのである。また、パネ
ルを固定している固着具を隣接するパネルのカバー部に
より覆うことができるので、固着具が外部に露出せず、
外観良く連結して、取付け下地に固定することができる
ものである。しかも、パネルを取付け下地に固定するの
に固着具を用いているだけであるので、特別な金物を必
要とせず、部品コストを下げることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部破断断面図であ
る。
【図2】同上の取付け施工状態を示す概略断面図であ
る。
【図3】同上における雌実部側の取付けを示す一部破断
斜視図である。
【図4】従来例の取付け施工状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 表側外皮 1a 表側外皮の端部 2 裏面外皮 2a 裏側外皮の端部 3 断熱材 4 パネル 5 雄実部 6 雌実部 9 カバー部 10 固着具 11 取付け下地

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表側外皮と裏側外皮とを平行に対向させ、
    両外皮間に断熱材を充填させてパネルを一体形成し、こ
    のパネルの一方端部に凸状の雄実部を突設すると共に他
    方端部に隣合うパネルの雄実部と実結合しうる雌実部を
    凹設し、雌実部の近傍において表側外皮及び裏側外皮に
    固着具を貫通させて取付け下地に固定する構築用パネル
    であって、雌実部側で断熱材に埋入させた表側外皮の端
    部及び裏側外皮の端部の少なくとも一方を前記固着具が
    貫通する位置にまで延出させ、パネル表面の雄実部側の
    端部から隣合うパネルの表面に向けて前記固着具を覆う
    カバー部を延出させて成ることを特徴とする構築用パネ
    ル。
  2. 【請求項2】パネル表面の雌実部の端部に固着具を納め
    るための段部を凹設して成ることを特徴とする請求項1
    記載の構築用パネル。
JP525694A 1994-01-21 1994-01-21 構築用パネル Expired - Lifetime JPH0735692B2 (ja)

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