JPH0735530A - 測定装置 - Google Patents

測定装置

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JPH0735530A
JPH0735530A JP19991593A JP19991593A JPH0735530A JP H0735530 A JPH0735530 A JP H0735530A JP 19991593 A JP19991593 A JP 19991593A JP 19991593 A JP19991593 A JP 19991593A JP H0735530 A JPH0735530 A JP H0735530A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
pair
mobile robot
light receiving
moving
Prior art date
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Pending
Application number
JP19991593A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Watanabe
陽一郎 渡辺
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定体に対して移動体がどれだけ傾いて停止
しているのかを確認することができ、荷の移載不良を未
然に防止することができる測定装置を提供する。 【構成】 固定体の側方に停止した移動体の傾きを測定
する測定装置であって、一対の発光体B1,B2と一対
の受光体A1,A2とを固定体と移動体とに対向して設
け、一対の受光体A1,A2の受光量が最大となるよう
に、発光体B1,B2または受光体A1,A2の位置を
移動する移動手段を設け、移動後の発光体B1,B2同
士と受光体A1,A2同士の距離に基づいて固定体に対
する移動体の傾きを算出する算出手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は測定装置に関する。詳し
くは、固定体の側方に停止した移動体が、固定体に対し
てどのくらい傾いているかを測定することができる測定
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、固定体としての移載装置等の
側方の所定の位置に、移動体としてのモービルロボット
等を停止させる技術が知られている。
【0003】図8は従来における移載装置の側方にモー
ビルロボットを停止させた状態を示す概略平面図であ
る。
【0004】同図において、モービルロボット1は、上
部に荷Wを搭載するテーブル21を有している。22は
スライドフォークを有する移載装置であり、モービルロ
ボット1のテーブル21との間で荷Wを移載するように
なっている。
【0005】このようなモービルロボット1は、移載装
置22へ走行してきてその側方に停止する。そして、移
載装置22のフォーク等により、荷Wの受け渡しが行な
われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のモービ
ルロボット1は、図示しない制御装置により走行制御さ
れて移載装置22の側方の所定の位置に停止するように
なっている。この制御装置は、モービルロボット1の走
行情報をエンコーダなどにより検出してモービルロボッ
ト1の走行を制御する。
【0007】このため、エンコーダ等の検出に誤差が生
じた場合には、移載装置22に対して、モービルロボッ
トが傾いて停止することがあった。しかし、従来はこの
ようなモービルロボットの傾きを測定する装置が設けら
れていなかったため、モービルロボットが所定の位置に
停止したのかどうかを確認することができず、荷の移載
に支障をきたすおそれがあった。
【0008】本発明の目的は、以上のような問題点を解
決し、固定体に対して移動体がどれだけ傾いて停止して
いるのかを確認することができ、荷の移載不良を未然に
防止することができる測定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、固定体の側方に停止した移動体の傾きを測
定する測定装置であって、一対の発光体と一対の受光体
とを固定体と移動体とに対向して設け、一対の受光体の
受光量が最大となるように、発光体または受光体の位置
を移動する移動手段を設け、移動後の発光体同士と受光
体同士の距離に基づいて固定体に対する移動体の傾きを
算出する算出手段を設けた構成としてある。
【0010】
【作用効果】本発明の測定装置は上記の構成としたの
で、次のような作用効果を奏する。
【0011】すなわち、固定体と移動体とには一対の発
光体と一対の受光体とが対向して設けられており、一対
の受光体の受光量が最大となるように、発光体または受
光体の位置が移動手段によって移動されるとともに、算
出手段によって、固定体に対する移動体の傾きが算出さ
れるようになっているので、固定体に対して移動体がど
れだけ傾いているのかを測定することができる。
【0012】このように、本発明の測定装置によれば、
固定体に対して移動体がどれだけ傾いて停止しているの
かを確認することができ、荷の移載不良を未然に防止す
ることができるという効果がある。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は本発明に係る測定装置を用いた移載
装置とモービルロボットとの一実施例を示す要部透視斜
視図、図2は図1のII矢視方向からみたテーブルの概略
構成図、図3は第2の移動手段の構造説明側面図であ
る。
【0015】これらの図面において、Mは固定体として
の移載装置、1は移動体としてのモービルロボットであ
る。
【0016】モービルロボット1は、下部に設けられた
図示しない車輪ユニットにより、床面を走行するように
なっている。
【0017】モービルロボット1の上部には、図2に示
すように、大きさのほぼ等しい第1,第2のテーブル
3,4を重ね合わせた構造のテーブル2が設けられてい
る。このようなテーブル2は、後述する位置調整手段に
より前後左右方向に移動自在に設けられている。
【0018】第1のテーブル3は、モービルロボット1
の上部1aに設けられた複数個のフリーベアリング1b
により支持されており、モービルロボット1に対して前
後左右回動自在に設けられている。
【0019】第2のテーブル4は、第1のテーブル3と
の間に設けられたリニアモーティブ4aにより第1のテ
ーブル3上に支持されており、第1のテーブル3に対し
て、前後方向(図1中矢印Y方向)にのみスライド自在
に設けられている。
【0020】位置調整手段は、テーブル2を左右方向
(矢印X方向)に移動させる左右方向の移動手段と、同
じく前後方向(矢印Y方向)に移動させる前後方向の移
動手段とからなる位置調整機構よりなっている。
【0021】左右方向の移動手段は、図1に示すよう
に、駆動モータ5と、ブロック6とからなっている。
【0022】駆動モータ5は、モービルロボット1の前
壁部1c内に固定されており、その回転軸5aがモービ
ルロボット1の左右方向(図中矢印X方向)へ向くよう
に配置されている。駆動モータ5の回転軸5aには、ね
じが切ってあり、このねじがブロック6の基部6aに設
けられためねじに螺合している。
【0023】ブロック6の基部6aには、第1のテーブ
ル3に向けて伸びるアーム6bが設けられている。この
アーム6bは、第1のテーブル3に設けられた縦長の切
欠き部3aに係合している。
【0024】このような駆動モータ5、ブロック6は、
モービルロボット1の前後に一対設けられている(前方
のもののみ図示)。
【0025】これにより、左右方向の移動手段の2つの
駆動モータ5,5が作動すると、その回転方向によりそ
れぞれのブロック6,6が図中矢印X方向に移動し、第
1のテーブル3がX方向に移動することとなる。
【0026】前後方向の移動手段は、図1に示すよう
に、駆動モータ9と、移動機構10とからなっている。
【0027】駆動モータ9は、モービルロボット1の後
壁部1d内に固定されており、同じく後壁部1d内に固
定されたラックアンドピニオンからなる移動機構10を
駆動する。図3に示すように、移動機構10のラック1
0a端部は、第2のテーブル4へ向けて延設されてお
り、先端部に回動自在なローラ10bが設けられてい
る。このローラ10bは、第2のテーブル4の端部に設
けられたガイド溝4bに係合している。
【0028】これにより、駆動モータ9が作動すると、
その回転方向によりラック10aが図中矢印Y方向に移
動し、第2のテーブル4がY方向に移動することとな
る。
【0029】上述した駆動モータ5,9の作動制御は、
後述する制御部50により行なわれる。
【0030】図1において、B1,B2はLED等の一
対の発光体であり、移載装置Mのモービルロボット1と
の対向面M1に、一定の間隔Cを隔てて取り付けられて
いる。
【0031】A1,A2はモービルロボット1の第2の
テーブル4の端縁前後に配置された受光体である。この
受光体A1,A2は、移載装置Mの一対の発光体B1,
B2と同一水平面上に配置されており、発光体B1,B
2からの光をそれぞれ受けるようになっている。
【0032】受光体A1,A2には、駆動モータ30,
31と、ブロック40,41と、駆動モータ30,31
の作動を制御する制御部50とからなる移動手段がそれ
ぞれ設けられている。
【0033】駆動モータ30,31は、第2のテーブル
4の端縁前後に配置されており、その回転軸30a,3
1aに形成されたねじが、ブロック40,41に形成さ
れためねじに螺合している。受光体A1,A2は、この
ブロック40,41の側部にそれぞれ固定されている。
これにより、駆動モータ30,31が回転すると、その
回転方向により、受光体A1,A2が図1中矢印Y1方
向またはY2方向に移動する。
【0034】図4は発光体の光の強さと、発光体の中心
からの距離との関係を示すグラフであり、発光体からの
光は中心Oより離れると弱くなり、中心Oに近づくほど
強くなることを示している。このことは、図5に示すよ
うに、発光体Bを斜め方向から臨んだ場合にも同様であ
り、発光体Bの中心Oを通るX1線上の光が、X2,X
3線上の光よりも強くなっている。
【0035】制御部50は、このような発光体の特性を
利用した制御を行なうようになっており、受光体A1,
A2の受光量が発光体A1,A2を移動させる前にはど
のくらいであるかを把握した後に、駆動モータ30,3
1の回転および回転方向を制御して、受光体A1,A2
の位置を少しづつ移動させる。そして、制御部50は、
受光体A1,A2の受光量が移動前に比べて大きくなっ
たかどうかを順次比較し、最終的に、受光体A1,A2
の受光量が最大となる位置に受光体A1,A2を停止さ
せる。
【0036】このような制御部50の制御によって、受
光体A1,A2は、図6に示すように、角B1A1A
2、角B2A2A1がそれぞれ直角となる位置に移動さ
れることとなる。
【0037】駆動モータ30,31には、図示しないエ
ンコーダが設けられており、駆動モータ30,31の回
転量および回転方向の情報が制御部50に送られるよう
になっている。制御部50は、これらのエンコーダから
の情報に基づいて、受光体A1,A2の位置を特定し、
受光体A1,A2間の距離Dを算出する。
【0038】制御部50は、上述した制御や距離Dの算
出の他に、移載装置Mに対するモービルロボット1の傾
きθを算出する算出手段を有している。すなわち、制御
部50は算出手段を構成している。
【0039】図6において、モービルロボット1の傾き
θは、上述した受光体A1,A2の移動によって、角B
1A1A2、角B2A2A1がそれぞれ直角になること
から、次式(1)により求めることができる。
【0040】 cosθ=距離D/距離C ・・・・・(1) このように、本実施例の測定装置によれば、一対の発光
体B1,B2と一対の受光体A1,A2とが対向して設
けられており、一対の受光体A1,A2の受光量が最大
となるように、受光体A1,A2の位置が移動手段によ
って移動されるとともに、算出手段(制御部50)によ
ってモービルロボット1の傾きθが算出されるようにな
っているので、モービルロボット1の傾きがあるのかど
うか、また、傾きがある場合にそれはどのくらいである
のかを容易に測定することができる。
【0041】これにより、モービルロボット1がどれだ
け傾いて停止しているのかを事前に確認することがで
き、荷の移載不良を未然に防止することができる。
【0042】なお、モービルロボット1が傾いて停止し
ている場合の、テーブル2の位置修正は、制御部50に
よって次のように行われる。
【0043】まず、移載装置Mに対して、モービルロボ
ット1のテーブル2を平行に配置するための移動距離E
がどのくらいであるのかが次式(2)により算出され
る。
【0044】 sinθ=距離E/距離C ・・・・・(2) 次に、受光体A1,A2の受光量が比較される。
【0045】この場合、受光量は発光体と受光体との距
離が近い方が大きくなるので、受光体A1と受光体A2
との受光量を比較することにより、移載装置Mに対して
テーブル2がどちら側に傾いているのかを判断すること
ができる。本実施例の場合、発光体B1,受光体A1間
の距離Fが、発光体B2,受光体A2間の距離Gよりも
大きくなっているので、図6中矢印H方向にテーブル2
を距離Eだけ回動させることにより、テーブル2を移載
装置Mに対して平行に配置することができる(図7参
照)。
【0046】このような、テーブル2の左右方向の移動
は、制御部50の制御によって駆動モータ5,5が駆動
されることにより行なわれる。
【0047】その後、テーブル2の前後方向の位置調整
が行なわれる。
【0048】前後方向の位置調整が行なわれる前に、ま
ず、受光体A1,A2間の距離C1が発光体B1,B2
間の距離Cと等しくなるように、受光体A1,A2が移
動手段により移動される。
【0049】その後、制御部50の制御により駆動モー
タ9が作動され、テーブル4が前後方向に移動される。
そして、受光体A1,A2の受光量が最大となったとこ
ろで駆動モータ9が停止制御される。
【0050】このようにして、テーブル2の前後方向の
位置調整が行なわれ、テーブル2が移載装置Mに対して
平行に、かつ、所定の距離に配置されることとなる。
【0051】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0052】例えば、上記実施例では、受光体A1,A
2側を移動可能に設けたが、これとは逆に、発光体B
1,B2側を移動可能に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る測定装置を用いた移載装置とモー
ビルロボットとの一実施例を示す要部透視斜視図。
【図2】図1のII矢視方向からみたテーブルの概略構成
図。
【図3】第2の移動手段の構造説明正面図。
【図4】発光体の光の強さと距離との関係を示すグラ
フ。
【図5】同じく模式図。
【図6】作用説明図。
【図7】同じく作用説明図。
【図8】従来における移載装置の側方にモービルロボッ
トを停止させた状態を示す概略平面図。
【符号の説明】
1 モービルロボット M 移載装置 A1,A2 受光体 B1,B2 発光体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定体の側方に停止した移動体の傾きを
    測定する測定装置であって、一対の発光体と一対の受光
    体とを固定体と移動体とに対向して設け、一対の受光体
    の受光量が最大となるように、発光体または受光体の位
    置を移動する移動手段を設け、移動後の発光体同士と受
    光体同士の距離に基づいて固定体に対する移動体の傾き
    を算出する算出手段を設けた測定装置。
JP19991593A 1993-07-20 1993-07-20 測定装置 Pending JPH0735530A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19991593A JPH0735530A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19991593A JPH0735530A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 測定装置

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JPH0735530A true JPH0735530A (ja) 1995-02-07

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ID=16415720

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JP19991593A Pending JPH0735530A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 測定装置

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