JPH0735394B2 - シソミシン誘導体 - Google Patents
シソミシン誘導体Info
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- JPH0735394B2 JPH0735394B2 JP5309048A JP30904893A JPH0735394B2 JP H0735394 B2 JPH0735394 B2 JP H0735394B2 JP 5309048 A JP5309048 A JP 5309048A JP 30904893 A JP30904893 A JP 30904893A JP H0735394 B2 JPH0735394 B2 JP H0735394B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H15/00—Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
- C07H15/20—Carbocyclic rings
- C07H15/22—Cyclohexane rings, substituted by nitrogen atoms
- C07H15/222—Cyclohexane rings substituted by at least two nitrogen atoms
- C07H15/226—Cyclohexane rings substituted by at least two nitrogen atoms with at least two saccharide radicals directly attached to the cyclohexane rings
- C07H15/234—Cyclohexane rings substituted by at least two nitrogen atoms with at least two saccharide radicals directly attached to the cyclohexane rings attached to non-adjacent ring carbon atoms of the cyclohexane rings, e.g. kanamycins, tobramycin, nebramycin, gentamicin A2
- C07H15/236—Cyclohexane rings substituted by at least two nitrogen atoms with at least two saccharide radicals directly attached to the cyclohexane rings attached to non-adjacent ring carbon atoms of the cyclohexane rings, e.g. kanamycins, tobramycin, nebramycin, gentamicin A2 a saccharide radical being substituted by an alkylamino radical in position 3 and by two substituents different from hydrogen in position 4, e.g. gentamicin complex, sisomicin, verdamycin
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- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネチルミシン(neti
lmicin,1−N−エチル−シソミシン)の製造に
使用するシソミシン(sisomicin)誘導体に関
する。
lmicin,1−N−エチル−シソミシン)の製造に
使用するシソミシン(sisomicin)誘導体に関
する。
【0002】より詳細には、本発明は、基を選択的に保
護したシソミシンを1−N−イミン誘導体に転化し、次
いで、妨害副産物を極めて低収率にしか産せずに目的化
合物を高収率に産するような条件下で、該イミンを1−
N−エチル誘導体(ネチルミシン)に還元する方法に使
用するシソミシン誘導体に関する。
護したシソミシンを1−N−イミン誘導体に転化し、次
いで、妨害副産物を極めて低収率にしか産せずに目的化
合物を高収率に産するような条件下で、該イミンを1−
N−エチル誘導体(ネチルミシン)に還元する方法に使
用するシソミシン誘導体に関する。
【0003】
【従来の技術および発明が解決すべき課題】ネチルミシ
ンは以下に示す式を有しており、
ンは以下に示す式を有しており、
【化6】 これは周知のアミノグリコシド系抗生物質である。本抗
生物質とその製造法は、アメリカ特許第4,002,7
42号;4,029,882号;4,230,847
号;および4,337,335号に記述されている。
生物質とその製造法は、アメリカ特許第4,002,7
42号;4,029,882号;4,230,847
号;および4,337,335号に記述されている。
【0004】もともと、ネチルミシンは、硫酸シソミシ
ンを還元性の条件下にてアセトアルデヒドと反応させる
ことにより製造されていた。しかし、シソミシンはアミ
ノ基を5つ有しているため、この方法では、目的外の生
成物の割合が異常に高率となり、総括収率は10−11
%程度でしかなかった。アメリカ特許第4,230,8
47号に記載されている方法ではかなりの向上を示し
た。銅錯体を使用することにより、シソミシンの3,
2′および6′位のアミノ基を選択的に保護し得た。
ンを還元性の条件下にてアセトアルデヒドと反応させる
ことにより製造されていた。しかし、シソミシンはアミ
ノ基を5つ有しているため、この方法では、目的外の生
成物の割合が異常に高率となり、総括収率は10−11
%程度でしかなかった。アメリカ特許第4,230,8
47号に記載されている方法ではかなりの向上を示し
た。銅錯体を使用することにより、シソミシンの3,
2′および6′位のアミノ基を選択的に保護し得た。
【0005】還元剤の存在下にて本中間体をアセトアル
デヒドによりアルキル化すると、収率がかなり向上した
(収率は実験室では60%、工業用製造においては49
%)。
デヒドによりアルキル化すると、収率がかなり向上した
(収率は実験室では60%、工業用製造においては49
%)。
【0006】しかし、上述の改良方法はまた、総括収率
を低下させる目的外産生物もかなりの割合で生成した。
目的外副産物で最も大量のものは、1,1−N−ジエチ
ル−シソミシンから成る。上述の方法、即ち、還元剤の
存在下でのアセトアルデヒドとの反応、で使用された条
件下では、未反応あるいは過剰のアセトアルデヒドが既
に生成した1 −N−エチル化シソミシンと反応して1,
1−ジエチル化産物を生成するものと思われる。
を低下させる目的外産生物もかなりの割合で生成した。
目的外副産物で最も大量のものは、1,1−N−ジエチ
ル−シソミシンから成る。上述の方法、即ち、還元剤の
存在下でのアセトアルデヒドとの反応、で使用された条
件下では、未反応あるいは過剰のアセトアルデヒドが既
に生成した1 −N−エチル化シソミシンと反応して1,
1−ジエチル化産物を生成するものと思われる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のシソミシン誘導
体を用いる方法は副反応を減少させ、従って高収率とな
るような、上述の方法の改良に関する。すなわち、上記
方法は以下の各工程から成る: a)次式:
体を用いる方法は副反応を減少させ、従って高収率とな
るような、上述の方法の改良に関する。すなわち、上記
方法は以下の各工程から成る: a)次式:
【化7】 で表わされる選択的に基を保護したシソミシン誘導体
を、無水の条件下に、不活性の非プロトン性有機溶媒中
でアセトアルデヒドと反応させて対応する1−N−エチ
リデン誘導体を生成し; b)該反応混合物中に存在するいかなる過剰の未反応ア
セトアルデヒドをも還元(これは無水条件下に行なうこ
とが好ましい)し; c)該1−N−エチリデン基を水性もしくは無水の条件
下にエチルアミノ基に還元し; d)すべての保護基を除去し、さらに、 e)遊離塩基の形または酸付加塩の形でネチルミシンを
単離する。
を、無水の条件下に、不活性の非プロトン性有機溶媒中
でアセトアルデヒドと反応させて対応する1−N−エチ
リデン誘導体を生成し; b)該反応混合物中に存在するいかなる過剰の未反応ア
セトアルデヒドをも還元(これは無水条件下に行なうこ
とが好ましい)し; c)該1−N−エチリデン基を水性もしくは無水の条件
下にエチルアミノ基に還元し; d)すべての保護基を除去し、さらに、 e)遊離塩基の形または酸付加塩の形でネチルミシンを
単離する。
【0008】該シソミシン誘導体は3,2′,6′位お
よび場合に応じ、3″位で、アミノ基保護化合物と反応
させている。好ましいアミノ保護置換基は、アセチル、
ホルミル、プロピオニルおよびアロイル基で、このうち
特にアセチル基が好ましい。アセチル、プロピオニルお
よびアロイル基をシソミシンに付加させる方法は、アメ
リカ特許第4,337,335号に開示されており、該
開示を引用することによりここに組み入れる。ホルミル
置換基はシソミシンを非対称の無水蟻酸と反応させて付
加してもよい。
よび場合に応じ、3″位で、アミノ基保護化合物と反応
させている。好ましいアミノ保護置換基は、アセチル、
ホルミル、プロピオニルおよびアロイル基で、このうち
特にアセチル基が好ましい。アセチル、プロピオニルお
よびアロイル基をシソミシンに付加させる方法は、アメ
リカ特許第4,337,335号に開示されており、該
開示を引用することによりここに組み入れる。ホルミル
置換基はシソミシンを非対称の無水蟻酸と反応させて付
加してもよい。
【0009】3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソ
ミシン(以下化合物1と呼ぶ)のシソミシンからの生成
も、アメリカ特許第4,230,848号および4,1
36,254号に開示されている。各特許の実施例16
C(1)は、酢酸銅(II)水和物のシソミシンとの反
応、次いで無水酢酸、さらに硫化水素ガスとの反応を示
している。生成物は水酸化物サイクル(hydroxi
de cycle)におけるイオン交換樹脂から回収す
る。引用により具体例をここに組み入れる。
ミシン(以下化合物1と呼ぶ)のシソミシンからの生成
も、アメリカ特許第4,230,848号および4,1
36,254号に開示されている。各特許の実施例16
C(1)は、酢酸銅(II)水和物のシソミシンとの反
応、次いで無水酢酸、さらに硫化水素ガスとの反応を示
している。生成物は水酸化物サイクル(hydroxi
de cycle)におけるイオン交換樹脂から回収す
る。引用により具体例をここに組み入れる。
【0010】シソミシンから3,2′,6′−トリ−N
−アセチルシソミシンを製造する別法は以下の如くであ
る。N,N−ジメチルホルムアミドと水をほぼ6:2に
混合したものに酢酸銅(II)を懸濁させ、これに濃縮
シソミシンを加える。トリエチルアミンを添加すること
により、pHを8.5〜10.5に調節する。該懸濁液
を約5℃まで冷却し、0〜10℃にてよく攪拌しつつ無
水酢酸のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を徐々に加
える。該反応混合物のpHは、必要に応じてさらにトリ
エチルアミンを加えることにより、8.5〜10.5に
保つ。別の加え方としては、無水酢酸のN,N−ジメチ
ルホルムアミド溶液の90%を前述のように最初に加え
る。残りの10%の該溶液を約6倍容量のN,N−ジメ
チルホルムアミドで希釈し、それをさらに加える。該反
応の完了は薄層クロマトグラフィーにより監視する。未
完了の場合は、無水酢酸のN,N−ジメチルホルムアミ
ド溶液を少量ずつ加えて完了させてもよい。該反応の完
了後、該混合物を減圧下に濃縮する。濃縮物を水で希釈
し、約4時間冷却して0°〜10℃とし、固形物を濾過
して除去する。該生成物をここでも部分的アンモニアサ
イクル(partial ammonium cycl
e)におけるイオン交換樹脂から回収する。
−アセチルシソミシンを製造する別法は以下の如くであ
る。N,N−ジメチルホルムアミドと水をほぼ6:2に
混合したものに酢酸銅(II)を懸濁させ、これに濃縮
シソミシンを加える。トリエチルアミンを添加すること
により、pHを8.5〜10.5に調節する。該懸濁液
を約5℃まで冷却し、0〜10℃にてよく攪拌しつつ無
水酢酸のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を徐々に加
える。該反応混合物のpHは、必要に応じてさらにトリ
エチルアミンを加えることにより、8.5〜10.5に
保つ。別の加え方としては、無水酢酸のN,N−ジメチ
ルホルムアミド溶液の90%を前述のように最初に加え
る。残りの10%の該溶液を約6倍容量のN,N−ジメ
チルホルムアミドで希釈し、それをさらに加える。該反
応の完了は薄層クロマトグラフィーにより監視する。未
完了の場合は、無水酢酸のN,N−ジメチルホルムアミ
ド溶液を少量ずつ加えて完了させてもよい。該反応の完
了後、該混合物を減圧下に濃縮する。濃縮物を水で希釈
し、約4時間冷却して0°〜10℃とし、固形物を濾過
して除去する。該生成物をここでも部分的アンモニアサ
イクル(partial ammonium cycl
e)におけるイオン交換樹脂から回収する。
【0011】どちらの方法で得られた3,2′,6′−
トリ−N−アセチルシソミシンも、その後、水分を除去
するため噴霧乾燥する。
トリ−N−アセチルシソミシンも、その後、水分を除去
するため噴霧乾燥する。
【0012】本発明の工程により、出発物質(化合物
1)に基づいて計算したネチルミシンの収率は約85〜
90%以上で、未反応のシソミシンは約3%〜7%(通
常5%程度)、また、副反応生成物は無視しうる程度の
微量である。
1)に基づいて計算したネチルミシンの収率は約85〜
90%以上で、未反応のシソミシンは約3%〜7%(通
常5%程度)、また、副反応生成物は無視しうる程度の
微量である。
【0013】本発明の工程の第一段階で、3,2′,
6′−トリ−N−アセチルシソミシン(化合物1)はシ
リル化される。反応しうる部位を保護することに加え
て、シリル化はまた該シソミシン誘導体の溶媒への溶解
度も向上させる。シリル化剤は、水素基部位と反応して
一般式
6′−トリ−N−アセチルシソミシン(化合物1)はシ
リル化される。反応しうる部位を保護することに加え
て、シリル化はまた該シソミシン誘導体の溶媒への溶解
度も向上させる。シリル化剤は、水素基部位と反応して
一般式
【化8】 (R1 −R3 は低級アルキル、フェニル、もしくはフェ
ニル低級アルキル基)である有機シリル置換基となる有
機シリル化合物から成る。好適な置換基は、トリ低級ア
ルキルシリル類であり、特に好適なのはトリメチルシリ
ル置換基である。
ニル低級アルキル基)である有機シリル置換基となる有
機シリル化合物から成る。好適な置換基は、トリ低級ア
ルキルシリル類であり、特に好適なのはトリメチルシリ
ル置換基である。
【0014】3つの水酸基部位、即ち、5,2″および
4″位をシリル化してよい。しかし、これらのうち2つ
の部位のみ、即ち、5および2″位がシリル化される場
合もこの発明の範囲に含まれる。これは、シリル化剤、
シリル化条件および添加するシリル化剤の量の調節を適
切に選択することにより行なうことができる。該シソミ
シン誘導体がどの程度シリル化されているかは、NMR
により監視しうる。シリル化の工程を簡素化し、溶解性
を向上させるためには、3つの水酸基のすべてをシリル
化することが望ましい。以下に図示する好適な工程にお
いては、3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソミシ
ンが以下の反応図式に従って、3,2′,6′−トリ−
N−アセチル−5,2″,4″−トリメチルシリルシソ
ミシン(化合物2)にシリル化される。
4″位をシリル化してよい。しかし、これらのうち2つ
の部位のみ、即ち、5および2″位がシリル化される場
合もこの発明の範囲に含まれる。これは、シリル化剤、
シリル化条件および添加するシリル化剤の量の調節を適
切に選択することにより行なうことができる。該シソミ
シン誘導体がどの程度シリル化されているかは、NMR
により監視しうる。シリル化の工程を簡素化し、溶解性
を向上させるためには、3つの水酸基のすべてをシリル
化することが望ましい。以下に図示する好適な工程にお
いては、3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソミシ
ンが以下の反応図式に従って、3,2′,6′−トリ−
N−アセチル−5,2″,4″−トリメチルシリルシソ
ミシン(化合物2)にシリル化される。
【0015】
【化9】 図式Aに図示されている反応は、無水条件下に還流して
行なわせる。この時、硫酸塩;塩化アンモニウムもしく
は硫酸アンモニウムのようなアンモニウム塩;硫酸;あ
るいは塩化トリメチルシリルのような触媒の存在下に行
なうことが好ましい。好適な触媒は化合物1の硫酸塩、
即ち、硫酸3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソミ
シンである。化合物1(その硫酸塩を極微量加えて混合
したもの)とシリル化剤、たとえば、ヘキサメチルジシ
ラザン、ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(BS
A)、モノ(トリメチルシリル)アセトアミド(MS
A)、トリメチルクロロシラン(TMCS)あるいは他
の同等のシリル化剤のようなトリメチルシリル化剤との
反応は、不活性の有機溶媒、即ち、反応条件に対して不
活性な有機溶媒(たとえば、アセトニトリル、トルエ
ン、1,2−ジメトキシエタン等)中で行なわせる。好
適な溶媒は1,2−ジメトキシエタン(DME)であ
る。シリル化の進行は 1H−NMRにより監視する。反
応は約5時間で完了する。トリメチルシリル化された
2″位および場合によっては4″位の立体障害により、
3″位のアミノ基におけるアルキル化を阻止する目的
で、シリル化された置換基を使用するのである。
行なわせる。この時、硫酸塩;塩化アンモニウムもしく
は硫酸アンモニウムのようなアンモニウム塩;硫酸;あ
るいは塩化トリメチルシリルのような触媒の存在下に行
なうことが好ましい。好適な触媒は化合物1の硫酸塩、
即ち、硫酸3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソミ
シンである。化合物1(その硫酸塩を極微量加えて混合
したもの)とシリル化剤、たとえば、ヘキサメチルジシ
ラザン、ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(BS
A)、モノ(トリメチルシリル)アセトアミド(MS
A)、トリメチルクロロシラン(TMCS)あるいは他
の同等のシリル化剤のようなトリメチルシリル化剤との
反応は、不活性の有機溶媒、即ち、反応条件に対して不
活性な有機溶媒(たとえば、アセトニトリル、トルエ
ン、1,2−ジメトキシエタン等)中で行なわせる。好
適な溶媒は1,2−ジメトキシエタン(DME)であ
る。シリル化の進行は 1H−NMRにより監視する。反
応は約5時間で完了する。トリメチルシリル化された
2″位および場合によっては4″位の立体障害により、
3″位のアミノ基におけるアルキル化を阻止する目的
で、シリル化された置換基を使用するのである。
【0016】化合物2の1位のアミノ基はその後、以下
の如き反応図式に従ってN−イミノ基に転化される。こ
の時、無水条件下に行なうことが好ましい。N−イミノ
基の生成段階中に水が存在すると、1位での反応が完了
しないことがある。
の如き反応図式に従ってN−イミノ基に転化される。こ
の時、無水条件下に行なうことが好ましい。N−イミノ
基の生成段階中に水が存在すると、1位での反応が完了
しないことがある。
【0017】
【化10】 このイミン生成反応は本発明の多段階工程の中で重要な
反応である。化合物2とアセトアルデヒドとの反応は、
約10℃と室温(約25℃)との間の温度(約15℃が
好ましい)にて、反応条件に不活性な有機非プロトン性
溶媒、たとえば1,2−ジメトキシエタン、アセトニト
リル、トルエン、ヘキサン、塩化メチレン、テトラヒド
ロフラン等の溶媒中で行なう。好適な溶媒は塩化メチレ
ンである。反応が約30分間進行した後、水素化金属の
還元剤を該混合物に加え(この時、無水の条件を維持し
たままであることが好ましい)、いかなる過剰のアセト
アルデヒドをも完全に反応させ、従っていかなる目的外
の副反応もおきないようにする。好適な還元剤は、水素
化ホウ素ナトリウム、アミンボラン類、水素化アルミニ
ウムリチウムで、中でも水素化ホウ素ナトリウムが特に
好適である。その水素化ホウ素ナトリウムを加え、該反
応混合物を室温程度に加温し、約10〜15分間反応さ
せる。イミンの生成は 1H−NMRで監視する。反応の
第一段階は約30分で完了する。水素化ホウ素ナトリウ
ムはいかなる未反応のアセトアルデヒドをも還元するの
で、目的外の副反応を妨げる。
反応である。化合物2とアセトアルデヒドとの反応は、
約10℃と室温(約25℃)との間の温度(約15℃が
好ましい)にて、反応条件に不活性な有機非プロトン性
溶媒、たとえば1,2−ジメトキシエタン、アセトニト
リル、トルエン、ヘキサン、塩化メチレン、テトラヒド
ロフラン等の溶媒中で行なう。好適な溶媒は塩化メチレ
ンである。反応が約30分間進行した後、水素化金属の
還元剤を該混合物に加え(この時、無水の条件を維持し
たままであることが好ましい)、いかなる過剰のアセト
アルデヒドをも完全に反応させ、従っていかなる目的外
の副反応もおきないようにする。好適な還元剤は、水素
化ホウ素ナトリウム、アミンボラン類、水素化アルミニ
ウムリチウムで、中でも水素化ホウ素ナトリウムが特に
好適である。その水素化ホウ素ナトリウムを加え、該反
応混合物を室温程度に加温し、約10〜15分間反応さ
せる。イミンの生成は 1H−NMRで監視する。反応の
第一段階は約30分で完了する。水素化ホウ素ナトリウ
ムはいかなる未反応のアセトアルデヒドをも還元するの
で、目的外の副反応を妨げる。
【0018】過剰のアセトアルデヒドが除去された後、
アミノ置換基は、前述のような還元剤により、水性もし
くは無水条件下にて、エチルアミノ官能性まで還元して
もよい。緩衝剤を添加することが好ましく、また、pH
は約7−12(約9.5−10が好ましい)に維持す
る。水素化ホウ素ナトリウムをこの段階の還元剤として
使用する時、水および/または緩衝剤のようなプロトン
付加剤が存在することが好ましい。この反応は図式Cに
示す如く以下に説明する。
アミノ置換基は、前述のような還元剤により、水性もし
くは無水条件下にて、エチルアミノ官能性まで還元して
もよい。緩衝剤を添加することが好ましく、また、pH
は約7−12(約9.5−10が好ましい)に維持す
る。水素化ホウ素ナトリウムをこの段階の還元剤として
使用する時、水および/または緩衝剤のようなプロトン
付加剤が存在することが好ましい。この反応は図式Cに
示す如く以下に説明する。
【0019】
【化11】 pHを約7−12に保ついかなる従来の緩衝剤でも適し
ている。例えば、リン酸塩、クエン酸塩あるいはホウ酸
塩緩衝剤である。ホウ酸塩緩衝剤が好ましい。該緩衝剤
を反応混合物に手早く加え、次いで該混合物を、イミン
の還元反応が完了するまで、約15〜120分間、室温
にて攪拌する。反応の進行は 1H−NMRで監視でき
る。
ている。例えば、リン酸塩、クエン酸塩あるいはホウ酸
塩緩衝剤である。ホウ酸塩緩衝剤が好ましい。該緩衝剤
を反応混合物に手早く加え、次いで該混合物を、イミン
の還元反応が完了するまで、約15〜120分間、室温
にて攪拌する。反応の進行は 1H−NMRで監視でき
る。
【0020】アセチルおよびトリメチルシリル基は化合
物4から加水分解によって除去され、ネチルミシン(化
合物5)が下図の反応図式に示すように得られる。
物4から加水分解によって除去され、ネチルミシン(化
合物5)が下図の反応図式に示すように得られる。
【0021】
【化12】
【0022】
【実施例】実施例I トリ−シリル化トリ−N−アセチルシソミシン a)オーバーヘッド機械的攪拌装置、乾燥管で栓をした
還流冷却器、および温度計を装着した500mlの三つ
口丸底フラスコに、15.0g(26.2ミリモル;H
PLCで83%の純度)の3,2′,6′−トリ−N−
アセチルシソミシン、0.750g(1.12ミリモ
ル)の硫酸3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソミ
シン、150mlの1,2−ジメトキシエタン(DM
E)および25mlのヘキサメチルジシラザン(11
8.5ミリモル)を加える。該混合物を油浴(外部油浴
温105℃)中で加熱して5時間還流し、 1H−NMR
によりシリル化の進行を監視する。シリル化反応は5,
2″および4″位において約3〜8時間で完了する。
還流冷却器、および温度計を装着した500mlの三つ
口丸底フラスコに、15.0g(26.2ミリモル;H
PLCで83%の純度)の3,2′,6′−トリ−N−
アセチルシソミシン、0.750g(1.12ミリモ
ル)の硫酸3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソミ
シン、150mlの1,2−ジメトキシエタン(DM
E)および25mlのヘキサメチルジシラザン(11
8.5ミリモル)を加える。該混合物を油浴(外部油浴
温105℃)中で加熱して5時間還流し、 1H−NMR
によりシリル化の進行を監視する。シリル化反応は5,
2″および4″位において約3〜8時間で完了する。
【0023】シリル化1−N−エチル3,2′,6′−
トリ−N−アセチルシソミシン b)前項(a)で得られた無水反応混合物に室温で15
0mlの塩化メチレンを加える。該混合物を約15℃ま
で冷却してから3.0mlの冷アセトアルデヒド(5
3.6ミリモル)を加える。30分間攪拌を継続し、
1.9gの粉末水素化ホウ素ナトリウム(50.2ミリ
モル)を加える。該反応混合物を室温までもどるよう加
温し、いかなる過剰のアセトアルデヒドも完全に除去さ
れるよう、10〜15分間攪拌しておく。その後、該混
合物に、30mlの0.5M水性ホウ酸塩緩衝液(pH
9.75)を迅速な滴下速度で添加用ロート(addi
tional funnel)から加え、室温にて2時
間攪拌し、該イミンを対応するエチルアミノ置換基に還
元する。
トリ−N−アセチルシソミシン b)前項(a)で得られた無水反応混合物に室温で15
0mlの塩化メチレンを加える。該混合物を約15℃ま
で冷却してから3.0mlの冷アセトアルデヒド(5
3.6ミリモル)を加える。30分間攪拌を継続し、
1.9gの粉末水素化ホウ素ナトリウム(50.2ミリ
モル)を加える。該反応混合物を室温までもどるよう加
温し、いかなる過剰のアセトアルデヒドも完全に除去さ
れるよう、10〜15分間攪拌しておく。その後、該混
合物に、30mlの0.5M水性ホウ酸塩緩衝液(pH
9.75)を迅速な滴下速度で添加用ロート(addi
tional funnel)から加え、室温にて2時
間攪拌し、該イミンを対応するエチルアミノ置換基に還
元する。
【0024】ネチルミシン 前項(b)で得られた反応混合物に、30mlの10%
水酸化ナトリウム水溶液を加えて水素化ホウ素ナトリウ
ムを不活性化する。該溶液混合物、DME/CH2 Cl
2 を減圧下に除去する。次に、200mlの10%水酸
化ナトリウム水溶液を加え、該混合物を油浴(103
℃)中で加熱し、窒素ガスをおだやかに通気しつつ20
時間還流する。反応の進行はクロロホルム:メタノー
ル:濃水酸化アンモニウム1:1:1混合物の下相を展
開溶媒として使用する薄層クロマトグラフィーにより監
視する。
水酸化ナトリウム水溶液を加えて水素化ホウ素ナトリウ
ムを不活性化する。該溶液混合物、DME/CH2 Cl
2 を減圧下に除去する。次に、200mlの10%水酸
化ナトリウム水溶液を加え、該混合物を油浴(103
℃)中で加熱し、窒素ガスをおだやかに通気しつつ20
時間還流する。反応の進行はクロロホルム:メタノー
ル:濃水酸化アンモニウム1:1:1混合物の下相を展
開溶媒として使用する薄層クロマトグラフィーにより監
視する。
【0025】該水解物を氷浴で冷却し、それを25%の
硫酸水溶液を用いてpH6の酸性となし、沈澱を濾過し
て除去する。濾液の一部をHPLC定量用に適切な濃度
となるよう希釈する。ネチルミシンの補正HPLC収率
は88%である。
硫酸水溶液を用いてpH6の酸性となし、沈澱を濾過し
て除去する。濾液の一部をHPLC定量用に適切な濃度
となるよう希釈する。ネチルミシンの補正HPLC収率
は88%である。
【0026】実施例II 2″,5−ジシリル−3,2′,6′−トリ−N−アセ
チルシソミシンの製造 4.0g(6.04ミリモル、HPLCによる純度8
6.6%)の3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソ
ミシンと0.04g(0.06ミリモル)の硫酸3,
2′,6′−トリ−N−アセチルシソミシンを、40m
lの1,2−ジメトキシエタン(DME)中に攪拌懸濁
させたものに、4.4mlのヘキサメチルジシラザンを
加え、該混合物を油浴中で加熱して3時間還流した。該
反応混合物は澄明な均一の溶液となり、この段階で反応
を止めた( 1HNMRによれば、該混合物中に大量の
2″,5−ジシリル化トリ−N−アセチルシソミシンが
含まれていた)。
チルシソミシンの製造 4.0g(6.04ミリモル、HPLCによる純度8
6.6%)の3,2′,6′−トリ−N−アセチルシソ
ミシンと0.04g(0.06ミリモル)の硫酸3,
2′,6′−トリ−N−アセチルシソミシンを、40m
lの1,2−ジメトキシエタン(DME)中に攪拌懸濁
させたものに、4.4mlのヘキサメチルジシラザンを
加え、該混合物を油浴中で加熱して3時間還流した。該
反応混合物は澄明な均一の溶液となり、この段階で反応
を止めた( 1HNMRによれば、該混合物中に大量の
2″,5−ジシリル化トリ−N−アセチルシソミシンが
含まれていた)。
【0027】イミンの生成、還元および加水分解は実施
例Iに記述した通りに行なった。
例Iに記述した通りに行なった。
【0028】ネチルミシンの補正HPLC収率は83%
である。
である。
【0029】実施例III 3,2′,6′,3″−テトラ−N−アセチルシソミシ
ンからのネチルミシンの製造 本研究に使用した精製3,2′,6′,3″−テトラ−
N−アセチルシソミシンは、3,2′,6′−トリ−N
−アセチルシソミシンの3″位のアミノ基をN−アセチ
ルイミダゾールによりアセチル化し、シリカゲルのカラ
ムにより単離して得た。
ンからのネチルミシンの製造 本研究に使用した精製3,2′,6′,3″−テトラ−
N−アセチルシソミシンは、3,2′,6′−トリ−N
−アセチルシソミシンの3″位のアミノ基をN−アセチ
ルイミダゾールによりアセチル化し、シリカゲルのカラ
ムにより単離して得た。
【0030】この凍結乾燥したテトラ−N−アセチルシ
ソミシン4gを40mlのDME中に懸濁し、4.4m
lのHMDSを加えた。該混合物を加熱し、7時間還流
した。 1HNMRはシリル化反応が完了していることを
示した。
ソミシン4gを40mlのDME中に懸濁し、4.4m
lのHMDSを加えた。該混合物を加熱し、7時間還流
した。 1HNMRはシリル化反応が完了していることを
示した。
【0031】イミン生成、還元、および加水分解は、実
施例1に記述したものと類似の方法により行なった。ネ
チルミシンの補正HPLC収率は83.5%であった。
施例1に記述したものと類似の方法により行なった。ネ
チルミシンの補正HPLC収率は83.5%であった。
【0032】3,2′,6′−トリ−N−アセチル−
5,2″,4″−トリメチルシソミシンと、3,2′,
6′−トリ−N−アセチル−5,2″,4″−1−N−
エチリデンシソミシンの 1HNMRを以下の表Iに示
す。
5,2″,4″−トリメチルシソミシンと、3,2′,
6′−トリ−N−アセチル−5,2″,4″−1−N−
エチリデンシソミシンの 1HNMRを以下の表Iに示
す。
【0033】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スルベンガダム,ティルベッティプラム・ カンナパン アメリカ合衆国ニュージャージー州07095, ウッドブリッジ,ゴールデン・スクウェア 81シー (72)発明者 チウ,ジョン・シェーハン アメリカ合衆国ニュージャージー州07054, パーシッパニー,ファーンデール・ドライ ブ 12 (72)発明者 コロン,シーザー アメリカ合衆国ニュージャージー州07204, ローゼル・パーク,ファテュウト・アベニ ュー 408
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式: 【化1】 で表わされる選択的に基を保護したシソミシン誘導体。
- 【請求項2】 次式: 【化2】 で表される請求項1に記載の選択的に基を保護したシソ
ミシン誘導体。 - 【請求項3】 次式: 【化3】 で表される請求項1に記載の選択的に基を保護したシソ
ミシン誘導体。 - 【請求項4】 次式: 【化4】 で表される請求項1に記載の選択的に基を保護したシソ
ミシン誘導体。 - 【請求項5】 次式: 【化5】 を有する請求項1に記載の選択的に基を保護したシソミ
シン誘導体。
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---|---|
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---|---|---|---|
JP61505496A Expired - Fee Related JPH0649716B2 (ja) | 1985-10-15 | 1986-10-14 | ネチルミシンの製造方法 |
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GB2478990A (en) | 2010-03-26 | 2011-09-28 | E2V Tech | Magnetron with high gfrequency cathode heater power supply |
CN102796150A (zh) * | 2012-08-31 | 2012-11-28 | 无锡福祈制药有限公司 | 一种高纯度西索霉素的分离纯化方法 |
CN105503972B (zh) * | 2015-12-09 | 2018-05-29 | 无锡济民可信山禾药业股份有限公司 | 一种以杂多酸为催化剂合成1-N-乙基庆大霉素C1a的方法 |
CN106866756A (zh) * | 2017-01-10 | 2017-06-20 | 苏利制药科技江阴有限公司 | 一种合成1‑n‑乙基西索米星的方法 |
CN110885350A (zh) * | 2019-08-28 | 2020-03-17 | 山东安信制药有限公司 | 一种普拉佐米星的制备方法 |
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DE2924659A1 (de) * | 1979-06-19 | 1981-01-22 | Bayer Ag | Pseudotrisaccharide, ihre herstellung und verwendung als arzneimittel |
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