JPH0735210Y2 - 車両用灯具のレンズ - Google Patents

車両用灯具のレンズ

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Publication number
JPH0735210Y2
JPH0735210Y2 JP9025792U JP9025792U JPH0735210Y2 JP H0735210 Y2 JPH0735210 Y2 JP H0735210Y2 JP 9025792 U JP9025792 U JP 9025792U JP 9025792 U JP9025792 U JP 9025792U JP H0735210 Y2 JPH0735210 Y2 JP H0735210Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
knurl
knurling
flange
transparent
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9025792U
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JPH0650116U (ja
Inventor
雄三 本島
博史 吉田
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用灯具のレンズに関
するものであり、詳細には前記レンズのフランジ部の内
面に灯具内部の透視を防止するために設けられるローレ
ットの構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用灯具のレンズ90の構成の
例を示すものが図2であり、近来においては車体とのデ
ザイン的な統一感などが一層に求められるものとなって
いるので、前記レンズ90の周縁には車体との一体感を
強調するなどの目的でフランジ91が設けられると共
に、該フランジ91には透視を避けるためのローレット
加工92が施されるものとされ、また、デザイン面での
要求によっては前記フランジ91の一部に例えば銀色な
どの塗装膜93が形成されることがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たローレット92と塗装膜93とが併用されるレンズ9
0において、前記塗装膜93を形成するときには不要部
分をマスキング治具で覆うことが必要となり、このとき
に両者の境界線Dと成る位置までローレット92が施さ
れていると前記したマスキング治具に浮き上がりを生じ
て塗装の回込みを生じ、著しく美観を損なうものとな
る。
【0004】上記を防止する手段として、前記境界線D
の近傍においてローレット92を省略して平坦面94と
し、前記したマスキング治具の密着性を向上させる手段
が従来は行われているが、この場合には平坦面94が素
通しとなり灯具或いは車体内部が透視されると共に、デ
ザイン的にも違和感を生じさせ、これらの点の解決が課
題とされるものとなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、レンズのフ
ランジ部の内面に灯具内部の透視を防止するためのロー
レットが施されて成る車両用灯具のレンズにおいて、前
記ローレットの少なくとも一部分は該ローレットのピッ
チを二分割して、その一方をシボ面とし他の一方を透明
面とした簡易ローレットとしたことを特徴とする車両用
灯具のレンズを提供することで課題を解決するものであ
る。
【0006】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本考案に
係る車両用灯具のレンズであり、このレンズ1の周縁に
はフランジ2が設けられ、該フランジ2には背面からロ
ーレット3が施されると共に一部に塗装膜5が施される
などの条件によりローレット3を施すことができない部
分を生じているものである点は従来例と同様である。
【0007】ここで、本考案においては前記したローレ
ット3を施すことができない部分に対して簡易ローレッ
ト4を提供するものであるが、理解を容易とするために
ローレット3を施すことができない部分として従来例で
説明したのと同様に塗装膜5との境界線D近傍を想定し
て説明する。
【0008】次いで、前記簡易ローレット4の構成につ
いて詳細に説明を行えば、この簡易ローレット4は1ユ
ニットを前記ローレット3のピッチPと同等のものとし
て形成されるものであり、前記した1ユニットは前記ピ
ッチPを略二等分し、その一方の側に微細な凹凸面を形
成してシボ面4aとし、他の一方の面は透明のままの透
明面4bとするものであり、よって、前記簡易ローレッ
ト4が施された後のフランジ2はピッチPの半分の幅の
シボ面4aと透明面4bとが交互に整列するものとな
る。
【0009】次いで、上記の構成とした本考案のレンズ
1の作用及び効果について説明を行えば、先ず、フラン
ジ2のローレット3が施された部分においては、そのレ
ンズ作用などにより車両用灯具の内部の透視を防ぐもの
となることは従来例と全くに同様である。
【0010】また、前記簡易ローレット4の部分におい
ては、前記簡易ローレット4のシボ面4aにおいては外
光を拡散する状態で反射し、一方の透明面4bにおいて
は外光を透過させ反射することのないものとなる。この
ピッチPの半分が反射し残りの半分が透過する状態は前
記ローレット3が施されたフランジ2の部分をレンズ1
の外側からを観視したときの状態に極めて類似する状態
となる。
【0011】よって、簡易ローレット4が行われた部分
は恰もローレット3が施されているように観視され、こ
れによりフランジ2は塗装膜5との境界線Dまでローレ
ット3が施されているが如くに観視されるものとなり、
外観上に生じていた違和感を防止するものとなる。
【0012】このときに、前記簡易ローレット4はシボ
面4aと透明面4bとで構成されるものであり、その夫
々が平坦なものであるので、塗装膜5を形成するときの
マスキング治具の密着性を損なうことは全くになく、従
って、前記境界線Dも回り込みなどを生じない明快且つ
美麗なものとして形成できるものとなる。
【0013】
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、ロ
ーレットの少なくとも一部分は該ローレットのピッチを
二分割して、その一方をシボ面とし他の一方を透明面と
した簡易ローレットとしたレンズとしたことで、全体が
平坦なものとして形成される簡易ローレットにより、例
えばフランジの一部に塗装膜を設ける必要を生じたとき
にもマスキング治具の密着性を損なうことなく塗装を行
えるものとして美麗な境界線を形成可能とするものであ
り、且つ、前記簡易ローレットにより恰もローレットが
連続するように観視させ違和感を防止するものであり、
以て、この種のレンズが採用される車両用灯具の美観の
向上に極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用灯具のレンズの一実施例
を要部で示す斜視図である。
【図2】 従来例を要部で示す斜視図である。
【符号の説明】
1……レンズ 2……フランジ 3……ローレット 4……簡易ローレット 4a……シボ面 4b……透明面 5……塗装面 P……ローレットのピッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズのフランジ部の内面に灯具内部の
    透視を防止するためのローレットが施されて成る車両用
    灯具のレンズにおいて、前記ローレットの少なくとも一
    部分は該ローレットのピッチを二分割して、その一方を
    シボ面とし他の一方を透明面とした簡易ローレットとし
    たことを特徴とする車両用灯具のレンズ。
JP9025792U 1992-12-08 1992-12-08 車両用灯具のレンズ Expired - Lifetime JPH0735210Y2 (ja)

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JPH0650116U JPH0650116U (ja) 1994-07-08
JPH0735210Y2 true JPH0735210Y2 (ja) 1995-08-09

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JP2591754Y2 (ja) * 1993-12-30 1999-03-10 株式会社小糸製作所 車両用灯具

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JPH0650116U (ja) 1994-07-08

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