JPH0735199B2 - 給液装置 - Google Patents

給液装置

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JPH0735199B2
JPH0735199B2 JP15188091A JP15188091A JPH0735199B2 JP H0735199 B2 JPH0735199 B2 JP H0735199B2 JP 15188091 A JP15188091 A JP 15188091A JP 15188091 A JP15188091 A JP 15188091A JP H0735199 B2 JPH0735199 B2 JP H0735199B2
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隆 山田
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株式会社新潟鉄工所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油槽所に於てタ
ンクローリに油種の異なる油を給油する際に、油種の混
同防止を図った給液装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、タンクローリは最大6〜7個に
仕切られたタンク室を有するタンクを搭載し、油槽所等
の供給側貯蔵タンクからガソリン,灯油,軽油等油種の
異なる油を各タンク室に個別に積み込んだ後、ガソリン
スタンド等の需要先までこれを搬送して油を需要先の受
入れ側貯蔵タンクである地下タンクへ荷卸ししている。
【0003】而して、通常、油槽所では、図9に示すよ
うに、1油種に対して1本のローディングアーム1を設
置し、一般的なラック(ステージ)3で4油種6本のロ
ーディングアーム1を設置している。そして、タンクロ
ーリ5のタンク7のタンク室9毎に油種を決め、その油
種に対応するローディングアーム1を引き出して積込み
を行っている。そして、1油種の積込み終了後、そのロ
ーディングアーム1をラック3上に格納し、次の油種の
ローディングアーム1を引き出してこれを目的とする別
のタンク室9のハッチに接続して次の油種の積込みを行
う。尚、図中、軽は軽油、灯は灯油、RGはレギュラー
ガソリン、又、HGはハイオクガソリンを示している。
【0004】ところで、上述の如くタンクローリのタン
ク室に油種の異なる油を積み込む際に、例えば、レギュ
ラーガソリン用の供給側貯蔵タンクから誤ってタンクロ
ーリの軽油用タンク室にガソリンを給油してしまうとい
った具合に、油種を誤って他の油種用のタンク室に積み
込んでしまう事態が生じていた。
【0005】そこで、斯かる事態を回避するため、昨今
では、特公平1−50679号公報に開示される給液装
置を始めとして、多くの提案がなされている。上記特公
平1−50679号公報に開示された給液装置は、タン
クローリのハッチ毎に設けられた被検出具と、流量計と
制御弁と給油系統制御手段とからなる各給液系統のロー
ディングアームに設けられた検出器(ハッチ番号認識セ
ンサ)を備えると共に、タンクローリのハッチ毎に積み
込む油種の給液データを記憶する給液データ記憶手段
と、その給液データ記憶手段に記憶されているハッチ及
び液種と被検出具を接続したときに出力される検出器か
らの信号により得られるハッチ及び液種の信号を比較す
る判断手段と、該信号が一致したときに給液許可信号を
上記給油系統制御手段へ出力する給液許可手段と、上記
信号が一致しないときは報知を行う報知手段とを備え、
判断手段によって信号が一致すれば給液を行い、又、信
号が一致しないときには、給油を許可しないで報知手段
でその旨を報知するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記給液装置に
あっても、各油種毎に個別に設置されたローディングア
ームのタンク室への接続,荷役,切離し,そして、ラッ
ク上への格納といった作業を繰り返すため作業が煩雑で
あり、又、その際にローディングアーム相互の干渉や他
のローディングアームが邪魔になるため、使用しないロ
ーディングアームを移動しなければならない場合も少な
くない。而も、タンクローリのハッチ番号を特定するた
めには、ハッチ毎に設けた被検出具とローディングアー
ム毎に設けた検出器とを夫々接続する必要があり、作業
を更に煩雑なものとしていた。
【0007】又、異なる油種のローディングアームを誤
って他のハッチへ接続した場合には、再度これを切り離
して接続をし直さなければならず、斯かる場合の時間的
な損失も大きかった。
【0008】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、危険性を伴うタンクローリ上でのローディングアー
ムのタンク室への頻繁な接続,切離し作業をなくし、
又、被検出具と検出器との接続作業をなくして作業性の
向上を図ると共に、人為的間違いをなくして安全に油の
積込みが行える給液装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明に係る給液装置は、複数の油種が収容された
供給側貯蔵タンク側に、油の積込み予定の複数のタンク
ローリ中で一台のタンクローリが保有しているタンク室
数の最大数と同数基設置されたローディングアームと、
各供給側貯蔵タンクと各ローディングアームとのライン
上に装着された流量計及び荷役弁と、各ローディングア
ームと各荷役弁との間のライン上に装着され、各ローデ
ィングアームへのラインを開閉する制御弁と、分岐ライ
ンを介して各ラインの制御弁と荷役弁との間に接続さ
れ、各ラインを連通させるバイパスラインと、各分岐ラ
イン毎に装着されて該分岐ラインを開閉する制御弁と、
油の積込み予定のタンクローリの車番毎のタンク室配列
に従って積込み予定の油種と積込み量とのタンクデータ
を入力する入力手段と、油の積込み予定のタンクローリ
毎の車番と各タンクローリのタンク室配列,タンク室容
量等のタンク構成、及び上記入力手段からのタンクデー
タを記憶する記憶手段と、ローディングアームとタンク
室との接続数を判断するローディングアーム接続数判断
手段と、積込みを行うタンクローリの車番を確認する車
番確認手段と、車番確認手段で確認された車番から、ロ
ーディングアーム接続数判断手段で判断されたタンク室
へのローディングアームの接続数と、上記記憶手段のタ
ンクデータのタンク室の数とを比較し、接続したローデ
ィングアームの数とタンクデータ内のタンク室の数が一
致しているときに荷役許可信号を発する荷役許可判断手
段と、荷役許可判断手段からの信号を入力して、目的と
するタンク室へ目的とする油が給液されるように上記各
荷役弁と制御弁を開閉制御する制御手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明によれば、ローディングアーム接続数判
断手段でタンク室に接続されたローディングアームの数
が判断され、その結果が荷役許可判断手段に送られる。
そして、荷役許可判断手段では、車番確認手段で確認さ
れた車番から、ローディングアーム接続数判断手段で判
断されたタンク室へのローディングアームの接続数とタ
ンクデータのタンク室の数とを比較し、接続されたロー
ディングアームの数とタンクデータ内のタンク室の数が
一致しているか否かを判断する。
【0011】そして、その数が一致したときに、荷役許
可判断手段から制御手段に荷役許可信号が発せられ、そ
して、制御手段は荷役弁と制御弁の開閉制御を行ってタ
ンクデータに応じた各タンク室への給油が行われること
となる。又、一致していないと判断されたときには、制
御手段に給液許可が下りず給油はなされない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1乃至図6は本発明の一実施例に係る給液
装置を示し、図1に於て、11は油槽所13の敷地内に
設けたラックで、ラック11上には、一般にタンクロー
リ中最大のタンク室数を有する20キロリットルタンク
ローリ15のタンク室数と同数の6基のローディングア
ーム17,19,21,23,25,27が設置されて
おり、該ローディングアーム17,19,21,23,
25,27は、タンクローリ15の運転室29側から順
に、第1ローディングアーム17,第2ローディングア
ーム19,第3ローディングアーム21,・・・という
ように番号が付されている。尚、各ローディングアーム
17,19,21,23,25,27は、周知のローデ
ィングアームと構造的に同一である。
【0013】そして、図1及び図2に示すように、第1
ローディングアーム17は、ハイオクガソリンが収容さ
れた供給側貯蔵タンクからのパイプライン31とライン
33で結ばれており、そのライン33上には、上流側か
ら順に流量計35,荷役弁37,制御弁39が装着され
ている。同様に、第2ローディングアーム19は、レギ
ュラーガソリンが収容された供給側貯蔵タンクからのパ
イプライン41とライン43で結ばれており、ライン4
3上には、流量計45,荷役弁47,制御弁49が上流
側から順に装着されている。
【0014】又、第3,第4ローディングアーム21,
23は、軽油が収容された供給側貯蔵タンクからのパイ
プライン51と、下流側が二股に別れたライン53を介
して結ばれており、そのライン53上には、上流側から
順に流量計55と荷役弁57が、そして、二股に別れた
第3ローディングアーム21へのライン53aと、第4
ローディングアーム23へのライン53bに、夫々、制
御弁59,61が装着されている。同様に、第5,第6
ローディングアーム25,27は、灯油が収容された供
給側貯蔵タンクからのパイプライン63と、下流側が二
股に別れたライン65を介して結ばれており、そのライ
ン65上にも、上流側から順に流量計67と荷役弁69
が、そして、二股に別れた第5ローディングアーム25
へのライン65aと、第6ローディングアーム27への
ライン65bに、夫々、制御弁71,73が装着されて
いる。
【0015】そして、上記各ライン33,43,53,
65は、バイパスライン75を介して夫々が連通した構
造となっている。即ち、各ライン33,43,53,6
5に装着した荷役弁37,47,57,69の下流側
に、夫々、分岐ライン77,79,81,83を介して
バイパスライン75が接続されており、又、各分岐ライ
ン77,79,81,83には、夫々、制御弁85,8
7 89 91が装着されている。そして、例えば、第
1ローディングアーム17にハイオクガソリンを給液す
るには、制御弁39を開放して制御弁85を閉鎖してお
いて荷役弁37を開放すれば、パイプライン31からラ
イン33を介してハイオクガソリンが第1ローディング
アーム17に給液され、又、第2ローディングアーム1
9にハイオクガソリンを給液するには、制御弁85,8
7,49を開放し、そして、荷役弁47と制御弁39,
81,91を閉鎖した状態で荷役弁37を開放すれば、
パイプライン31からライン33→分岐ライン77→バ
イパスライン75→分岐ライン79→ライン43を介し
て、ハイオクガソリンが第2ローディングアーム19に
給液されるようになっている。
【0016】図3及び図4は本実施例に係る給液装置の
全体構成を示し、油槽所13の事務所93内には油槽所
13の全体を管理するホストコンピュータ95が設置さ
れ、該ホストコンピュータ95はその端末装置として入
力装置97を有し、入力装置97には、図5に示すよう
に車番読取手段99が設けられている。又、図4に示す
ように油槽所13内の出荷施設101には、ローカルコ
ンピュータ103を有する出荷制御装置が設置されてい
る。
【0017】上記ホストコンピュータ95のROM10
5には、タンクローリの車番毎のタンク構成が記憶され
ている。例えば、車番001のタンクローリ15のタン
ク室数は6室で、運転室29側からタンク番号が付され
た第1タンク室107,第2タンク室109,第3タン
ク室111,第4タンク室113の容量は夫々4キロリ
ットル、そして、第5タンク室115と第6タンク室1
17の容量は2キロリットルというデータが記憶されて
いる。
【0018】又、ホストコンピュータ95のRAM15
9には、各タンクローリ毎に、各々のタンク室構成(タ
ンク室番号とタンク容量)とこれから積み込まれる予定
の油種及び予定積込量のタンクデータが対応して書き込
み可能となっている。
【0019】例えば車番001のタンクローリ15の場
合には、タンクNO.1に相当する第1タンク室107には
ハイオクガソリンが積み込まれる予定になっており、そ
の予定積込量は4キロリットルである。同様に、タンク
NO.2に相当する第2タンク室109及びタンクNO.3に相
当する第3タンク室111にはレギュラーガソリンが夫
々4キロリットル、タンクNO.4に相当する第4タンク室
113には軽油が4キロリットル、タンクNO.5に相当す
る第5タンク室115には軽油が2キロリットル、タン
クNO.6に相当する第6タンク室117には灯油が2キロ
リットル積み込まれる予定になっている。尚、図中、軽
は軽油、灯は灯油、RGはレギュラーガソリン、HGは
ハイオクガソリンを示す。
【0020】而して、これらのタンクデータの書込み
は、例えば給油予定の前日に操作者が車番001のタン
クローリ15の車番カード119を入力装置97に挿入
して、給油すべきタンクローリ15の車番を車番読取手
段99に読み取らせれば、ROM105からタンクロー
リ15のタンク構成がRAM159上に取り込まれるよ
うになっている。従って、斯かる状態で操作者が入力装
置97をキー操作して、タンク室毎の予定の油種と予定
積込量を書き込めばよい。又、例えば、給油当日にタン
クローリ15の運転者が入力装置97に車番カード11
9を挿入すると、給油伝票121が保管用の記録として
出力するようになっている。尚、給油当日に、タンクデ
ータの書込み及び給油伝票の発行を同時に行ってもよ
い。又、タンクデータの書込みは、給油予定の全てのタ
ンクローリに対してタンクデータを書き込むことができ
るようになっているが、この場合、積込量はROM10
5に記憶されたタンク室容量を越えて入力ができないよ
うになっている。
【0021】一方、図6に示すように、ローカルコンピ
ュータ103の入力側には、流量計35,45,55,
67とアース接続センサ123,ローディングアーム接
続センサ125,オーバーフローセンサ127,入力情
報読取手段129、そして、車番確認手段131が接続
されると共に、出力側には弁開閉駆動装置133を備え
た荷役弁37,47,57,69と制御弁39,49,
59,61,71,73,85,87,89,91が接
続されている。
【0022】アース接続センサ123は、タンクローリ
15側のアースコネクタの接続を検出し、ローディング
アーム接続センサ125は各ローディングアーム17,
19,21,23,25,27とタンク室107,10
9,111,113,115,117との接続を検出す
るものである。図示しないが、このローディングアーム
接続センサ125は、各ローディングアームのドロップ
パイプの上方に取り付けられた光センサから構成されて
おり、給液ハッチがローディングアーム接続センサ12
5に近づくことにより、光センサから発光した光がハッ
チに反射して返ってくる光を捕らえて信号を出すもので
ある。
【0023】又、上記オーバーフローセンサ127は、
油の出荷時にタンクローリ15の各タンク室107,1
09,111,113,115,117内の所定位置に
装着されて積み込まれる油の液面を検出し、荷役弁3
7,47,57,69等の故障時等によって液面が基準
値を超えたとき、異常供給を検出するものである。
【0024】車番確認手段131は、給油当日にタンク
ローリ15の運転者がタンクローリ15を出荷施設10
1まで運転して車番カード119を該車番確認手段13
1に挿入すると、車番カード119からタンクローリ1
5の車番を確認して、出荷施設101に入車したタンク
ローリ15のタンクデータをホストコンピュータ95に
要求する。そして、ホストコンピュータ95から入力情
報読取手段129を介して、タンクローリ15のタンク
構成やタンクデータがローカルコンピュータ103内の
記憶手段135に記憶されるようになっている。
【0025】次に、ローカルコンピュータ103の構成
を説明すると、ローカルコンピュータ103は、アース
接続判断手段137,ローディングアーム接続判断手段
139,オーバーフローセンサ作動判断手段141,荷
役許可判断手段143,制御手段145,ローディング
アーム接続数判断手段147、そして、上記記憶手段1
35とで構成されている。
【0026】上記アース接続判断手段137はアース接
続センサ123からの信号が入力されてアースの接続の
有無を判断し、又、ローディングアーム接続判断手段1
39は、ローディングアーム接続センサ125からの信
号に基づきローディングアームとタンク室との接続の有
無を判断し、その結果をローディングアーム接続数判断
手段147に出力するようになっている。そして、ロー
ディングアーム接続数判断手段147では、その信号を
基に、タンク室に接続されたローディングアームの数を
判断する。
【0027】又、オーバーフローセンサ作動判断手段1
41は、オーバーフローセンサ127からの信号に基づ
きタンクローリ15の各タンク室107,109,11
1,113,115,117に供給された油の液面レベ
ルが基準を超えているか否かを判断する。
【0028】そして、荷役許可判断手段143に於て
は、車番確認手段131で確認された車番から、ローデ
ィングアーム接続数判断手段147で判断されたタンク
室へのローディングアームの接続数と、上記記憶手段1
35のタンクデータのタンク室の数とを比較し、接続さ
れたローディングアームの数とタンクデータ内のタンク
室の数が一致しているときに荷役許可信号を制御手段1
45に発するようになっている。尚、この場合、アース
が接続されていないときは、アース接続判断手段137
からの信号によって荷役許可判断手段143は荷役許可
信号を発することはなく、又、油の積込みが行われてい
る時にオーバーフローセンサ作動判断手段141からオ
ーバーフローであるとの信号を入力すると、指令を制御
手段145に送って制御弁39等を閉じさせるようにな
っている。
【0029】そして、制御手段145は、荷役許可判断
手段143から荷役許可信号が発せられると、記憶手段
135に記憶されているタンク室毎の油種に対応して目
的とするタンク室へ目的とする油種が供給されるように
制御弁39,49,59,61,71,73,85,8
7,89,91の開閉を制御し、該制御弁39等の開閉
作動終了後、各荷役弁37,47,57,69が夫々開
閉するようになっている。尚、この開閉制御のプログラ
ムは、予めデータとして制御手段145に記憶されてい
る。
【0030】例えば、RAM159のタンクデータに従
ってタンクローリ15の各タンク室107,109,1
11,113,115,117に給油を行う場合、各荷
役弁37,47,57,69と制御弁39,49,5
9,61,71,73,85,87,89,91の開閉
制御パターンは次の各表に記載の如くである。尚、各表
中、数字は図中の各符号を示す。
【0031】 尚、上記流量計35,45,55,67は夫々が装着さ
れたライン33,43,53,65を通過した油の流量
を逐次測定して制御手段145に送っており、該制御手
段145は、記憶手段135に記憶された積込量に達す
ると所定の荷役弁37,47,57,69を閉じさせる
ようになっている。その他、図4中、157はハイオク
ガソリンが収容された供給側貯蔵タンクである。
【0032】本実施例はこのように構成されており、次
に、タンクデータに従って車番001のタンクローリ1
5に給油を行う場合を、図7及び図8のフローチャート
に従って説明する。
【0033】先ず、例えば給油予定の前日に、操作者が
翌日の給油予定の複数台のタンクローリ毎の予定油種と
予定積込量をRAM159に書き込むため、タンクロー
リ15の車番カード119を入力装置97に挿入して、
タンクローリ毎の車番を車番読取手段99で読み取らせ
る(ステップS1)。すると、ROM105から車番毎
のタンク構成がRAM159上に取り込まれるから(ス
テップS2)、斯かる状態で操作者が入力装置97をキ
ー操作すれば、車番毎にタンク室毎のタンクデータ(予
定油種と予定積込量)がRAM159に書き込まれるこ
ととなる(ステップS3)。
【0034】そして、給油当日に例えば車番001のタ
ンクローリ15の運転者が入力装置97に車番カード1
19を挿入すると、給油伝票121が保管用の記録とし
て出力される(ステップS4)。その後、運転手は事務
所93からタンクローリ15を運転して、油槽所13の
出荷施設101に運送する。そして、出荷施設101で
アースコネクタを所定箇所に接続して、タンクローリ1
5のアースを行う(ステップS5)。次に、運転手は車
番確認手段131に車番カード119を挿入して自分の
タンクローリ15の車番を確認させる(ステップS6)
と、ローカルコンピュータ103は出荷施設101に於
けるタンクローリ15のタンクデータをホストコンピュ
ータ95に要求し(ステップS7)、そして、入力情報
読取手段129によりホストコンピュータ95のRAM
159のタンクデータがローカルコンピュータ103の
記憶手段135に記憶される(ステップS8)。
【0035】次いで、従来と同様、各ローディングアー
ム17,19,21,23,25,27の先端には夫々
ドロップパイプを連結しており、タンクローリ15の運
転室29側から順に、第1ローディングアーム17,第
2ローディングアーム19,・・・第6ローディングア
ーム27の各ドロップパイプを第1タンク室107,第
2タンク室109,・・・第6タンク室117内に1本
宛挿入して、各ローディングアームを各タンク室に接続
する(ステップS9)。
【0036】上述したように、ローディングアームとタ
ンク室との接続は、ローディングアーム接続センサ12
5で検知されてその信号がローディングアーム接続判断
手段139に入力して接続の有無が判断された後、ロー
ディングアーム接続数判断手段147でタンク室に接続
されたローディングアームの数が算出されることとなる
(ステップS10)。
【0037】そして、荷役許可判断手段143では、上
記車番確認手段131で確認された車番、即ち、タンク
ローリ15の車番001から、ローディングアーム接続
数判断手段147で判断されたタンク室へのローディン
グアームの接続数と、上記記憶手段135のタンクデー
タのタンク室の数とを比較し、接続されたローディング
アームの数とタンクデータ内のタンク室の数が夫々6本
と6個で一致しているか、又、アース接続判断手段13
7からの判断結果を基にアースが接続されているか否か
の荷役許可の判定を行う(ステップS11)。
【0038】而して、ステップS11で「YES」と判
断されると、荷役許可判断手段143から制御手段14
5に荷役許可信号が発せられ(ステップS12)、そし
て、制御手段145は上記表1に基づく開閉制御パター
ンによって、各タンク室107,109,113,11
7への給油を行うこととなる(ステップS13)。尚、
本実施例で3回の給油を要するのは、例えば1回目の給
油の際に第3タンク室111へレギュラーガソリンを給
油しようとしても、ラインライン53a,53bとの合
流部にはライン53からローディングアーム21へ軽油
が流れており、第3タンク室111へと第4タンク室1
13への給油が同時に行えないからである。
【0039】そして、流量計35,45,55,67は
各ライン33,43,53,65を通過した油の流量を
逐次測定してその信号を制御手段145に出力してお
り、該制御手段145はその信号を基に記憶手段135
に記憶された積込量に達すると、所定の荷役弁37,4
7,57,69を閉じて1回目の給油を終了するが、こ
の給油時にはオーバーフローセンサ127が機能してお
り(ステップS14)、オーバーフローセンサ作動判断
手段141からオーバーフローであるとの異常信号を入
力すると、制御手段145は制御弁39等を閉じさせて
異常箇所の給油を停止する(ステップS15)。又、オ
ーバーフローの異常がない場合には、1回目の給油が終
了し(ステップS16)、次いで、2回目,3回目の給
油の開始と停止を上記表2,3に基づく開閉制御パター
ンによって行うこととなる(ステップS17)。
【0040】尚、この場合に於ても、オーバーフローセ
ンサ127が機能しており、オーバーフローセンサ作動
判断手段141からオーバーフローであるとの異常信号
を入力すると、制御手段145は制御弁59等を閉じさ
せて異常箇所の給油を停止する。
【0041】そして、全ての給油作業を終えたところ
で、各ローディングアーム17,19,21,23,2
5,27を各タンク室107,109,111,11
3,115,117から取り外してラック11上に収容
し、又、アースコネクタを取り外せばよい(ステップS
18)。
【0042】又、上記ステップS11で「NO」と判定
された場合には、荷役許可判断手段143から荷役許可
が下りず、荷役弁や制御弁は閉状態が維持されることと
なる(ステップS19)。
【0043】そして、次の給油予定の例えば車番002
のタンクローリの運転者が、上記タンクローリ15への
給油作業と同様な工程を経て、タンクデータに従った給
油作業を行えばよい。
【0044】このように、本実施例は、最初にローディ
ングアーム17,19,21,23,25,27をタン
クローリ15のタンク室107,109,111,11
3,115,117の全数に同時に接続しておけば、荷
役弁37,47,57,69と制御弁39,49,5
9,61,71,73,85,87,89,91の開閉
制御によってタンクデータに従った給油がライン33,
43,53,65やバイパスライン75,分岐ライン7
7,79,81,83を介して行えるので、従来の如く
各油種毎に個別に設置したローディングアームを各タン
ク室へ接続し、荷役し、切り離し、そして、ラック上へ
格納するといった作業を頻繁に繰り返す必要がなくなっ
た。而も、本実施例によれば、ハッチ毎に設けた被検出
具とローディングアーム毎に設けた検出器とを夫々接続
するといった従来の煩雑な作業も必要なくなることも相
俟って、従来に比し給油の作業性が飛躍的に向上すると
共に、予め設定したタンクデータに従って自動的に給油
でき、人為的な間違いがなく安全に給油できることとな
った。
【0045】又、本実施例によれば、3〜4油種の同時
荷役が可能となるため、従来に比し同時積込みタンク室
が増加して、より効率的に安全な給油ができる利点も有
する。
【0046】尚、上記ROM105に記憶させたタンク
構成や、RAM159に書き込むタンクデータは上記実
施例のものに限定されるものではないことは勿論であ
り、又、ローディングアームに比しタンクローリのタン
ク室が少ないときには、運転席側から順にローディング
アームをタンク室に接続して、残ったローディングアー
ムはラック上に収納状態としておけばよい。
【0047】又、上記実施例はタンクローリの上部から
荷役するトップローディング方式に本発明を適用した
が、タンクローリの下部より荷役する所謂ボトムローデ
ィング方式にも適用できることは勿論である。る。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、従
来の如く各油種毎に個別に設置したローディングアーム
を各タンク室へ接続し、荷役し、切り離し、そして、ラ
ック上へ格納するといった危険性を伴うタンクローリ上
での作業を頻繁に繰り返す必要がなくなり、而も、本発
明によれば、ハッチ毎に設けた被検出具とローディング
アーム毎に設けた検出器とを夫々接続するといった従来
の煩雑な作業も必要なくなることも相俟って、従来に比
し給油の作業性が飛躍的に向上すると共に、予め設定し
たタンクデータに従って自動的に給油でき、人為的な間
違いがなく安全に給油できることとなった。
【0049】又、本発明によれば、3〜4油種の同時荷
役が可能となるため、従来に比し同時積込みタンク室が
増加して、より効率的に給油ができる利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る給液装置を備えた油槽
所の概略斜視図である。
【図2】各ラインの拡大斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係る給液装置のホストコン
ピュータ側の全体構成図である。
【図4】本発明の一実施例に係る給液装置のローカルコ
ンピュータ側の全体構成図である。
【図5】給液装置の制御を行うホストコンピュータのブ
ロック図である。
【図6】給液装置の制御を行うローカルコンピュータの
ブロック図である。
【図7】制御手段による制御の手順を示すフローチャー
トである。
【図8】制御手段による制御の手順を示すフローチャー
トである。
【図9】従来の給液装置及び給液方法を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
11 ラック 15 タンクローリ 17,19,21,23,25,27 ローディングア
ーム 33,43,53,65 ライン 35,45,55,67 流量計 37,47,57,69 荷役弁 39,49,59,61,71,73,85,87,8
9,91 制御弁 75 バイパスライン 77,79,81,83 分岐ライン 95 ホストコンピュータ 103 ローカルコンピュータ 107 第1タンク室 109 第2タンク室 111 第3タンク室 113 第4タンク室 115 第5タンク室 117 第6タンク室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の油種が収容された供給側貯蔵タン
    ク側に、油の積込み予定の複数のタンクローリ中で一台
    のタンクローリが保有しているタンク室数の最大数と同
    数基設置されたローディングアームと、各供給側貯蔵タ
    ンクと各ローディングアームとのライン上に装着された
    流量計及び荷役弁と、各ローディングアームと各荷役弁
    との間のライン上に装着され、各ローディングアームへ
    のラインを開閉する制御弁と、分岐ラインを介して各ラ
    インの制御弁と荷役弁との間に接続され、各ラインを連
    通させるバイパスラインと、各分岐ライン毎に装着され
    て該分岐ラインを開閉する制御弁と、油の積込み予定の
    タンクローリの車番毎のタンク室配列に従って積込み予
    定の油種と積込み量とのタンクデータを入力する入力手
    段と、油の積込み予定のタンクローリ毎の車番と各タン
    クローリのタンク室配列,タンク室容量等のタンク構
    成、及び上記入力手段からのタンクデータを記憶する記
    憶手段と、ローディングアームとタンク室との接続数を
    判断するローディングアーム接続数判断手段と、積込み
    を行うタンクローリの車番を確認する車番確認手段と、
    車番確認手段で確認された車番から、ローディングアー
    ム接続数判断手段で判断されたタンク室へのローディン
    グアームの接続数と、上記記憶手段のタンクデータのタ
    ンク室の数とを比較し、接続したローディングアームの
    数とタンクデータ内のタンク室の数が一致しているとき
    に荷役許可信号を発する荷役許可判断手段と、荷役許可
    判断手段からの信号を入力して、目的とするタンク室へ
    目的とする油が給液されるように上記各荷役弁と制御弁
    を開閉制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする
    給液装置。
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