JPH0735112A - ブーツ用クランプ - Google Patents

ブーツ用クランプ

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JPH0735112A
JPH0735112A JP5185004A JP18500493A JPH0735112A JP H0735112 A JPH0735112 A JP H0735112A JP 5185004 A JP5185004 A JP 5185004A JP 18500493 A JP18500493 A JP 18500493A JP H0735112 A JPH0735112 A JP H0735112A
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JP
Japan
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band
clamp
end part
boot
connection
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JP5185004A
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Mikio Niwa
三樹夫 丹羽
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TAKAGI SEIKO KK
Takagi Seiko Corp
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TAKAGI SEIKO KK
Takagi Seiko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み付け作業が容易であるとともに、シール
性が良好であり、かつ、締結工程の自動化が容易なクラ
ンプの提供。 【構成】 略円筒面を呈し、一端部21の外周に他端部
22が重なる帯状板ばね製バンド2と、該バンド2の両
端部の外面に沿って配設されるとともに、一端部(図示
右端部)31は前記バンド2の一端2Aから所要距離を
隔てた位置に連結され、他端部(図示左端部)34に前
記バンドの他端部22が摺動自在に挿通されたバンド保
持部が設けられた帯状板金製連結帯3と、前記連結帯3
の一端部、および前記バンド2の他端から所要距離を隔
てた位置に設けられた一対の挟み工具の引っ掛け部4、
5と、前記連結帯3に形成され前記一端部側に傾斜した
右側壁61、および前記バンド2の他端部22に形成さ
れ、前記右側壁61の下面に係合する係合子62からな
る係合手段6とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、管の外周に被覆体な
どを固定するための金属バンド状のクランプにかかわ
り、とくに自動車の等速ジョイント部に被せられる可動
ブーツの如き回転半径に規制のある部位の締結、または
潤滑油を保持しうる緊縛力を必要とする部位におけるホ
ースの締結などに好適なクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】等速ジョイント用ブーツの締結用クラン
プとして、図6の(イ)に示す如く、スチール製または
ステンレス製の締結用バンドであってブーツBの横断面
外形に相似させて曲げ加工された環状部Kと、コ字形の
止め具SとからなるクランプCが使用されている。クラ
ンプCは、バンド両端部が内面同士において重ね合わさ
れるとともに固着され、重合部には金属製レバーRが固
着されている。このクランプCは、図6の(ロ)に示す
如く、環状部Kを縮径させつつレバーRを倒して、その
先端部を止め具Sで環状部Kに固定して使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のクラ
ンプCでは、つぎの欠点がある。 イ)ブーツBの弾力性および環状部Kの復元力に抗して
レバーRを倒し、その位置に保持しながら止め具Sをか
しめる作業が必要であり、締結に手間がかかる。 ロ)バンド両端の重ね合わせ部の基部Dの内面がブーツ
Bの外周面に圧接しにくく、この部分のシール力が弱
い。 ハ)クランプの締結工程が複雑であり、ロボットなどに
よる組み付けの自動化が難しいため、人手による作業と
なり締結力の増大が困難であった。 この発明の目的は、締結作業がワンタッチでできるとと
もに、シール性が良好であり、かつ、締結工程の自動化
が容易なクランプの提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のクランプは、
略円筒面を呈し、一端部の外周に他端部が重なる帯状板
ばね製バンドと、該バンドの両端部の外面に沿って配設
されるとともに、一端部(図示右端部)は前記バンドの
一端から所要距離を隔てた位置に連結され、他端部(図
示左端部)に前記バンドの他端部が摺動自在に挿通され
たバンド保持部が設けられた帯状板金製連結帯と、前記
連結帯の先端部、および前記バンドの他端から所要距離
を隔てた位置に設けられた一対の挟み工具の引っ掛け部
と、前記連結帯に形成され前記他端側に傾斜した波型の
折り曲げ部、および前記バンドの他端部に形成され、前
記折り曲げ部の下面に係合する係合子からなる係合手段
とからなる。
【0005】
【発明の効果】この発明のクランプは、つぎの効果を奏
する。 a)被締結物の外周に均等な緊縛力を付与でき、シール
性に優れる。 b)係合作業がやっとこ状の挟み工具の挟み動作で可能
であるため、クランプの締結力の強弱にかかわらず簡易
に締結作業ができ、ロボットなどによる締結工程の自動
化が容易である。
【0006】
【実施例】図1〜図5はこの発明の第一実施例にかかる
クランプ1を示す。この発明のクランプ1は、略円筒面
を呈し、一端部21の外周に他端部22が重なる帯状板
ばね製バンド2と、該バンド2の両端部を係合するため
の帯状板金製連結帯3とを有する。この実施例では、バ
ンド2の両端部の重なり部分20の外側部を構成する他
端部22は、バンド2の他部に対し段部23を介して板
厚分だけ曲率半径が大きく形成されている。連結帯3
は、前記バンド2の重なり部分20を長手方向の両側に
超過する寸法を有し、バンド2の外面に沿って配設され
ている。連結帯3の図示左端部(他端部)31は、前記
バンド2の一端2Aから所要距離を隔て、かつ重なり部
分20を越えた位置に連結されている。
【0007】バンド2と連結帯の左端部31との連結
は、この実施例ではつぎのようになされている。バンド
2の連結部分を連結帯3の板厚分だけ外方に膨出させた
膨出部25を形成する。連結帯3の素材の左端部をT字
形に形成して両側部を折り曲げ、扁平角筒状部32を成
形して、前記膨出部25に外嵌させる。これとともに、
膨出部25に設けた外方への切り起こし片26を、扁平
角筒状部32の外側壁に設けたスリット33に挿通させ
て、切り起こし片26の突出部分を扁平角筒状部32の
外側面に折り曲げる。この実施例のバンド2と連結帯の
左端部31との連結構造は、連結強度が大きくできると
ともに、連結部分のバンド2の機械的強度の低下が少な
いという利点がある。
【0008】連結帯3の図示右端部(一端部)34に
は、前記重なり部分20を越え、かつ前記径大の他端部
22内に位置する部位に、前記バンド2の他端部22が
摺動自在に挿通されたバンド保持部35が設けられてい
る。バンド保持部35は、十字形にプレスした連結帯3
の素材の右端部の両側部分を内方にコ字形に折り曲げ
(図2参照)バンド2を保持させて、さらに対向的に折
り曲げて筒状に形成した構造を有する。
【0009】連結帯3の右端部34の先端、および前記
バンド2の他端2Bから所要距離を隔てた位置(この実
施例では、段部23の付け根)に、一対の挟み工具の引
っ掛け部4および5が設けられている。引っ掛け部4は
前記十字形にプレスした連結帯3の素材の右端部の先端
部を上方に折り曲げて形成されている。切っ掛け部5
は、バンド2の壁面にスリット27を打ち抜き、該スリ
ット27の縁を含むバンド2のスリット27の他端2B
がわ部分を傾斜円筒面状に膨出させて形成されている。
【0010】連結帯3には、中間部に右端側に傾斜した
波型の折り曲げ部36、36が列設され、各折り曲げ部
36の下面の右側壁61は半径方向壁、または半径方向
に対し幾分図示右側に傾斜した傾斜壁となっている。な
お、折り曲げ部36は、矩形波型、その他、後記する弾
性係合子が係合できる構造の波型が採用できる。バンド
2の他端部22の先端部には、バンド2の壁面にコ字形
の切込みを入れ、外方に引き起こして形成した係合子6
2が設けられている。なお、係合子62は図2の(ロ)
に示す如く、バンド2の他端部22の先端部を外方に1
20度〜170度ほど折り曲げて形成されてもよい。前
記右側壁61と係合子62とはラチェット構造の係合手
段6を構成する。
【0011】クランプ1は、図3の(イ)に示す如く、
ブーツBの締結位置に遊嵌させたのち仮止めしておき、
やっとこ状の挟み工具Pで引っ掛け部4、5を挟むよう
にしてブーツBを締め付ける。これにより(ロ)に示す
如く、バンド2はブーツBを緊縛しながら他端部22が
一端部21と連結帯3との間に侵入して行く。(ハ)に
示す如く、係合子62が所定の右側壁61に係合したと
き、工具Pによる締め付けを解除する。これにより、図
4および図5に示す如く、自動車のドライブシャフトA
の等速ジョイント部Jに被せられる可動ブーツBの両端
がクランプ1により締結される。
【0012】連結帯3の折り曲げ部36は、3以上設け
られてもよい。また、クランプの一対の引っ掛け部の構
造は、左右同一ないし対象であってもよく、他の構造で
あってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のクランプの斜視図である。
【図2】この発明のクランプの組み付け図である。
【図3】この発明のクランプの使用状態図である。
【図4】この発明のクランプの取り付け工程図である。
【図5】この発明のクランプの使用状態図である。
【図6】従来のブーツ用クランプの取り付け工程図であ
る。
【符号の説明】
1 クランプ 2 バンド 3 連結帯 4、5 挟み工具の引っ掛け部 6 係合手段 61 右側壁 62 係合子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒面を呈し、一端部の外周に他端部
    が重なる金属板製バンドと、 該バンドの両端部の外面に沿って配設されるとともに、
    他端部は前記バンドの一端から所要距離を隔てた位置に
    連結され、一端部に前記バンドの他端部が摺動自在に挿
    通されたバンド保持部が設けられた帯状板金製連結帯
    と、 前記連結帯の一端部、および前記バンドの他端から所要
    距離を隔てた位置に設けられた一対の挟み工具の引っ掛
    け部と、 前記連結帯に形成され前記一端側に傾斜した波型の折り
    曲げ部、および前記バンドの他端部に形成され、前記折
    り曲げ部の下面に係合する弾性係合子からなる係合手段
    とからなるクランプ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記係合子は、前記
    バンドの他端部に、先端側部に切り残しを有する切込み
    を入れて、該切込み線で囲まれた部分を外方に引き起こ
    して形成されたことを特徴とするクランプ。
  3. 【請求項3】 請求項1〜2のいずれかにおいて、自動
    車の等速ジョイント部分を被覆するグリースブーツの端
    部をドライブシャフトに締結することを特徴とするクラ
    ンプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6568043B1 (en) * 1999-06-08 2003-05-27 Etablissements Caillau Clamping ring
WO2005054689A1 (ja) * 2003-12-01 2005-06-16 Nhk Spring Co., Ltd. ブーツバンド

Cited By (5)

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JP4706923B2 (ja) * 2003-12-01 2011-06-22 日本発條株式会社 ブーツバンド

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