JPH118021A - 同軸ケーブルかしめリング - Google Patents
同軸ケーブルかしめリングInfo
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- JPH118021A JPH118021A JP9160204A JP16020497A JPH118021A JP H118021 A JPH118021 A JP H118021A JP 9160204 A JP9160204 A JP 9160204A JP 16020497 A JP16020497 A JP 16020497A JP H118021 A JPH118021 A JP H118021A
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- Japan
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- coaxial cable
- coaxial
- thin
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Abstract
とする。 【解決手段】 真円の内周に対して外周を楕円形状とす
ることで、対向する二箇所に薄肉部分P,pを形成し、
その薄肉部分P,pのうち片方の薄肉部分Pを挟む両側
に、一対の工具係止用突起2,2を設ける。
Description
め込み接続した同軸ケーブルの端部に外嵌し、圧締操作
によって変形せしめ、前記同軸ケーブルの先端に同軸コ
ネクタを一体的に固着させる同軸ケーブルかしめリング
に関する。
殊工具を利用して対向する二箇所を摘んだ形状に潰して
圧着させたり六角状に圧着するものがあるが、特殊工具
がない場合は、ペンチなどで一部分を摘んだ形状に潰し
で内周を絞り込むよう圧締操作する。その場合、周面に
引っかかりのないシンプルなリング形状では工具が滑っ
て摘みにくいから、失敗したり、締着が不充分でやり直
すなど、一度の操作で完了させることが難しい。そこで
従来において、図5の(a)に示すように、予め一部分
を外方に膨出させて摘み部6を形成したり、図5の
(b)に示すように、内方へ窪ませて座屈部7を形成
し、圧締しやすくした構造が提案されている。
の改善についてそれなりの評価が認められる。しかし、
予め変形しやすいように一部を膨出、或いは窪ませた形
状は、長尺の筒状に押し出し、又は引き抜き形成した
後、輪切りして成形されるリング形状にとって、歩留ま
りが悪い。又、一箇所を摘んで圧締するため、全周が均
一に絞られてケーブルをしっかりと掴み込むが、1ラン
ク下の径の同軸ケーブルに使用すると、絞り(変形)量
を多くしなくてはならないから、それを一箇所のみの圧
締操作でベルトのように全周を均等に締めるには、圧締
により潰す部分が増えると共に、強力な締め付け力も必
要となる。更に、圧締過程において、リングが完全に締
着されるまでは、同軸ケーブルはリングの内周に対して
一点でしか接触しない遊嵌状態にあるので、両者の位置
関係が定まらず、ずれやすい。一度失敗すれば何度もや
り直しをすることになるから、手間が掛かるし、仕上が
りは見苦しくなる。
出、或いは窪ませた形状とすることなく、又、同軸ケー
ブルの径が1ランク細くても対応容易な同軸ケーブルか
しめリングであって、その構成は、中心を挟んで対向す
る二箇所を薄肉に形成し、周方向に対し、少なくとも何
れか一方の薄肉部分を挟んだ両側の外周面に一対の工具
係止用突起を設けたことにある。そして前記薄肉部分
は、真円の内周と楕円形の外周との組み合わせにより形
成するのが望ましい。
リングの一実施例を、図面に基づいて説明する。図1は
同軸ケーブルかしめリング1を示したもので、アルミ合
金製で、真円の内周に対して外周が楕円形に形成され、
それによって中心を挟んで対向する二箇所が薄肉部分
P,pとなっている。周面には、前記薄肉部分P,pの
うちの一方の薄肉部分Pを挟んだ周方向の両側に、前記
薄肉部分Pの接線と直交する方向に向けて一対の工具係
止用突起2,2が設けられている。
リング1は、図2に示すように、同軸ケーブル4の先端
に外嵌し、その同軸ケーブルかしめリング1が外嵌され
た同軸ケーブル4先端を同軸コネクタ3に嵌め込み、例
えば図3に示すように、ペンチ5の先に工具係止用突起
2,2を引っ掛けて両側より挟んで、それら工具係止用
突起2,2を中央に押し付ける。するとかしめリング1
は、先ず薄肉部Pが外側に突出するよう折れ曲がり(図
4のa)、続いてその突出した薄肉部分Pの両側に工具
係止用突起2,2が圧着され、薄肉部分Pが折り畳まれ
るよう潰される(図4のb)。それにより圧締が完了
し、同軸ケーブル4の先端に同軸コネクタ3が一体的に
固着される(図5)。
突起を外側からペンチなどで挟み込むだけで、薄肉部分
のみが折れ曲がり、失敗はない。又、かしめリングの内
周が真円であるから、断面が真円の同軸ケーブルに対し
てなじみが良くなり、均一した圧締力が作用して、締着
力の偏りはない。
薄肉部分pが形成されているので、圧締過程において、
リングの内周では最初に薄肉部分pの湾曲が始まり、薄
肉部分pが同軸ケーブルに面接触することによって、同
軸ケーブルに対してずれないように位置決めされるか
ら、圧締操作のみに専念できる。而も、図6に示すよう
に、前記薄肉部分pは、1ランク下の径の同軸ケーブル
4’とそれに適合した同軸コネクタとの組み合わせに対
して使用した場合、圧締操作時に前記薄肉部分pも折れ
曲がり、その影響で対向する薄肉部分Pの折れ曲がり突
出量が増加するので、締着不足を招くことは無くなる。
よって1ランク下の径の同軸ケーブルを同軸コネクタに
固着しても、確実に固着できる。
は、一方の薄肉部側のみに工具係止用突起を設けたもの
であるが、両薄肉部の両側にそれぞれ工具係止用突起を
設け、それらのうちの何れか一方を選択したり、両方と
も利用して圧締することもできる。両方の係止用突起を
利用するケースとしては、1ランク下の径以上細い同軸
ケーブルに適用した場合が想定される。
は、長さ5mm、内径9.5mm、厚さ0.8mmで、薄肉部
分の厚さは0.5mmに形成されているが、各寸法は適宜
変更して差し支えなく、特にリングの径は、サイズの異
なる同軸ケーブルに対応して複数種設定されるし、材質
はアルミ合金以外にも、ステンレス、銅等の金属が好適
に利用される。
線と直交する方向に限定されず、工具が滑らないよう係
止可能であれば、形状や突出方向などの形態は変更して
差し支えないし、表面に滑り止めの凹凸や波形などの処
理することもできる。
の薄肉の特定部分を折り曲げしやすくしたことを要旨と
するもので、薄肉部分は、実施例とは逆に、真円形状の
外周に対して内周を楕円形状とすることにより形成した
り、切削や圧延手段によって形成してもかまわない。
所に一対の工具係止用突起を設けたので、ペンチなどで
その突起を互いに接近させるよう押し付ければ、薄肉部
分が外方へ突出して折れ曲がるから、軽い操作で確実に
圧締し、同軸ケーブルの先端に同軸コネクタを一体的に
固着させることができる。又、中心を挟んだ対向側にも
薄肉部分を設けたから、圧締過程の初期段階で、その薄
肉部分が同軸ケーブルの外周に密着するよう湾曲し、同
軸ケーブルに対して位置決めされ、ずれにくくなる。更
に、内周が真円で外周を楕円形状とすることにより、対
向する二箇所に薄肉部分を形成すれば、内周面が同軸ケ
ーブルの形状になじみやすくなり、均一した締着力が作
用する。
た説明図である。
ある。
された説明図である。
て使用した場合の説明図である。
起、3・・同軸コネクタ、4・・同軸ケーブル、5・・
ペンチ、6・・摘み部、7・・座屈部、P,p・・薄肉
部分。
Claims (2)
- 【請求項1】 同軸コネクタに嵌め込み接続した同軸ケ
ーブルの端部に外嵌し、圧締操作によって変形せしめ、
前記同軸ケーブルの先端に同軸コネクタを一体的に固着
させる同軸ケーブルかしめリングにおいて、中心を挟ん
で対向する二箇所を薄肉に形成し、周方向に対し、少な
くとも何れか一方の薄肉部分を挟んだ両側の外周面に一
対の工具係止用突起を設けた同軸ケーブルかしめリン
グ。 - 【請求項2】 前記薄肉部分が、真円の内周と楕円形の
外周との組み合わせにより形成される請求項1に記載し
た同軸ケーブルかしめリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16020497A JP3808976B2 (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 同軸ケーブルかしめリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16020497A JP3808976B2 (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 同軸ケーブルかしめリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH118021A true JPH118021A (ja) | 1999-01-12 |
JP3808976B2 JP3808976B2 (ja) | 2006-08-16 |
Family
ID=15710038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16020497A Expired - Fee Related JP3808976B2 (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 同軸ケーブルかしめリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3808976B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006278064A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 同軸ケーブルかしめリング |
JP2009238711A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Maspro Denkoh Corp | 同軸ケーブルかしめリング |
JP2010118201A (ja) * | 2008-11-12 | 2010-05-27 | Maspro Denkoh Corp | 同軸ケーブルコネクタ |
US7833052B2 (en) | 2006-03-31 | 2010-11-16 | Masprodenkoh Kabushikikaisha | Connector for coaxial cable |
-
1997
- 1997-06-17 JP JP16020497A patent/JP3808976B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006278064A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 同軸ケーブルかしめリング |
US7833052B2 (en) | 2006-03-31 | 2010-11-16 | Masprodenkoh Kabushikikaisha | Connector for coaxial cable |
JP2009238711A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Maspro Denkoh Corp | 同軸ケーブルかしめリング |
JP2010118201A (ja) * | 2008-11-12 | 2010-05-27 | Maspro Denkoh Corp | 同軸ケーブルコネクタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3808976B2 (ja) | 2006-08-16 |
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Legal Events
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