JP2010118201A - 同軸ケーブルコネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】突出部15aの突出寸法Lの最小値は,固定リング3の長さL3と略等しく形成する。また,突出部15aの突出寸法Lの最大値は,固定リング3の長さL3と略等しくなるように形成された基準長L1と,隆起部長L2を加えた長さと略等しく形成する。突出部15aの突出寸法Lは,前記最大値と略等しいか,若しくは,前記所定の範囲の長さを有するように形成されており,固定リング3を挿入止着部12に沿うように配設した条件において,突出部15aは,本体挿入部15の先端部18が固定リング3の先端側開口端と略同じ位置になる長さか,ほぼ隆起部14の長さL2だけが固定リング3の先端側開口端より突出するような寸法となる長さの範囲の何れかの長さになるように形成されている。
【選択図】 図3
Description
この従来技術の実施の形態の同軸ケーブルコネクタによれば,コネクタ本体の挿入先端部全周に隆起部を設けたことによって,固定リングを圧着する挿入部分の筒径よりも隆起部周りの周径が大きくなるため,固定リングが圧着後の形状を維持する限り,軸方向に対する耐引抜力が良好で,同軸ケーブルがコネクタ本体から抜けることがないばかりでなく,ノイズの進入あるいは放出のない電気的特性の良い同軸ケーブルコネクタが提供できるのである。
(例えば,特許文献1,特に請求項4および図6を参照。)
(例えば,特許文献2を参照。)
こうして同軸ケーブルの伝送特性に問題が無いと確認された場合の改修工事は,まずその同軸ケーブルから,同軸ケーブルに接続されている直付けタイプの古い機器を取り外すことから行われる。そして,次に,この同軸ケーブルの端部において直付け用に段剥きされている部分を切り取り,さらに,この同軸ケーブルの切断面に対して,新たに装着するF型コネクタ(プラグ)用の加工寸法に段剥きし直し,その端部にF型コネクタ(プラグ)を装着する手順となる。こうして,F型コネクタ(プラグ)の装着が完了したなら,このF型コネクタに対して,新しく用意したF型コネクタ(レセプタクル)タイプの共同受信機器を接続し,更にこの機器を所定の場所に収納し直して工事は完了する。
反対に,隆起部の軸方向内側の径方向への突出寸法が小さいと,本体挿入部の挿入操作は比較的容易となり,大きな力を必要とせずとも装着でき便利であるものの,耐引抜力が低下してしまう問題が考えられる。
その目的は,同軸ケーブルの端部に装着するのに好適な同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,編組導体及びその内側に覆設された導電性を有するラミネート箔を保護被覆で覆うようにして備えた同軸ケーブルの端部に装着するのに好適な同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,同軸ケーブルの端部への取付性の良い同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,コネクタ本体,特に同軸ケーブルに挿入する本体挿入部(突出部)の長さが最適化された同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,同軸ケーブルの耐引抜力の優れた同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,接続対象である機器に接続して同軸ケーブルを任意に引き回しても,機器の周辺に物理的に形成される同軸ケーブルが占める空間を小さくすることができる同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,狭い空間に収納する機器に好適な取付性の良い同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,固着力の優れた接続を行うことができると共に,狭い空間に収納する機器に好適で,しかも,ノイズの進入あるいは放出のない電気的特性の優れた同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
その目的は,地上アナログ放送から地上デジタル放送受信へ対応するための改修工事に適した同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
尚,その他の目的は,以下に示す説明と図面とで明らかにされるであろう。
前記固定リングはその長さが,前記圧締操作による変形を容易とする所定寸法に形成されており,しかも,前記コネクタ本体は,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部の軸方向内側における隆起終端点とがなす軸方向寸法が,前記固定リングの所定寸法と略等しい長さになるような長さに形成されているか,または,前記コネクタ本体は,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部における前記隆起終端点との間の軸方向寸法と,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部の軸方向外側における隆起開始点との間の軸方向寸法が,前記固定リングの所定寸法を含むような長さに形成した。
前記コネクタ本体の本体挿入部は,前記編組導体と前記ラミネート箔との間に挿入するように構成した。
前記固定リングはその長さが,前記圧締操作による変形を容易とする所定寸法に形成されており,しかも,前記コネクタ本体は,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部の軸方向内側における隆起終端点とがなす軸方向寸法が,前記固定リングの所定寸法と略等しい長さになるような長さに形成されているか,または,前記コネクタ本体は,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部における前記隆起終端点との間の軸方向寸法と,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部の軸方向外側における隆起開始点との間の軸方向寸法が,前記固定リングの所定寸法を含むような長さに形成することによって,
前記本体挿入部,延いてはコネクタ本体の長さが最適化され,例え本体挿入部が従来の長さより短くなっていたとしても,前記所定寸法の長さに形成された固定リングによる圧着固定の把持力と,前記隆起部の存在だけで,従来技術と同等の信頼性を損なうことなく,同軸ケーブルコネクタを同軸ケーブルに対して強固に固着することができる。
ユーザーの作業手順を妨げることがない。
ラミネート箔によって覆われた内部絶縁体が,本体挿入部の先端側に備えた第1差込孔に対して容易に挿入できることから,本願コネクタの同軸ケーブルへの装着操作において,本体挿入部を前記編組導体と前記ラミネート箔との間へ挿入する操作が容易にできる。しかも,第1差込孔と第2差込孔とは,内周面が連続するように形成されていることから,ラミネート箔によって覆われた内部絶縁体は,第1差込孔から順次軸方向奥に導かれて,内径が第1の径より僅かに小さな第2の径を有した第2の差込孔へ容易に到達し挿入することができるので,内径が狭くなっていても,その挿入操作に格別の困難性を有することはないのである。
接続対象であるF型コネクタ(レセプタクル)に接続する工数の低減化が図れる。即ち,本願の同軸ケーブルコネクタを,接続対象であるF型コネクタ(レセプタクル)に接続するには,まず,接続筒の開口端前方側に形成された前記受入導入部に対して,レセプタクルの先端部が挿入されるようにコネクタを押し付けるだけでよい。つまり,本願の同軸ケーブルコネクタは,前記受入導入部の内周面に雌ネジが形成されていないことから,同軸ケーブルコネクタの内面に,受入導入部に引き続き形成された雌ネジ部が,レセプタクルの外周面に形成された雄ネジと当接するまで,簡単な挿入操作だけで挿入することがでる。そして,雌ネジと雄ネジが当接した後は,雌ネジと雄ネジを螺合するように接続筒を回転操作させればよく,この結果,従来技術より少ない接続筒の回転操作で接続を完了させることができることから,コネクタの接続時間の削減が図れるのである。
コネクタ本体の最適寸法は,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部の軸方向内側における隆起終端点とがなす軸方向寸法が略5mm(突出部の突出寸法は略7.1mm)であるか,
または,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部の軸方向内側における隆起終端点とがなす軸方向寸法が最小で2.9mm(突出部の突出寸法は5mm)であり,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部の軸方向内側における隆起開始点とがなす軸方向寸法が最大で5mm(突出部の突出寸法は7.1mm)となる範囲の長さとなるように形成される。そして,このような寸法に最適化されたコネクタ本体を備えた同軸ケーブルコネクタは,従来技術の同軸ケーブルコネクタが持つ効果(耐引抜力,シールド性)を維持しつつ,更に,同軸ケーブルに対する装着性,F型レセプタクルに対する取付性,シールド性能,共同受信機器を特に狭い場所に収納する取付性などの諸性能が向上した,極めて優れた利便性を備えた同軸ケーブルコネクタを提供することができる。
図1は従来技術の実施の形態である同軸ケーブルコネクタの概略図であり,(a)はコネクタ本体の突出部と固定リングの長さと,その装着の位置関係を示す概略側面図である。(b)は一部を破断した概略断面図である。図2は本願の第1実施形態である同軸ケーブルコネクタの概略図であり,(a)はコネクタ本体の突出部と固定リングの長さと,その装着の位置関係を示す概略側面図である。(b)は概略断面図である。図3は本願の第2実施形態である同軸ケーブルコネクタを構成するコネクタ本体の突出部と固定リングの長さと,その装着の位置関係を示す概略図であり,(a)は突出部が最小寸法の場合,(b)は突出部が中間寸法の場合,(c)は突出部が最大寸法の場合を示す。図4は本願の実施の形態である同軸ケーブルコネクタと,従来技術の実施の形態である同軸ケーブルコネクタのコネクタ本体の実測寸法の一覧表である。図5は本願の実施の形態である同軸ケーブルコネクタに同軸ケーブルを装着したときの一部を破断した概略断面図であり,(a)はF型コネクタ(レセプタクル)に対して接続する前の概略図,(b)はF型コネクタ(レセプタクル)に対して挿入操作した状態の概略図,(c)はF型コネクタ(レセプタクル)に対して螺合接続した状態の概略図である。図6はスイッチボックスに収納したテレビ端子の取り付け状態を模式的に示したものであり,前方側上方から見た斜視図である。図7はスイッチボックスを図6のX−X線で破断し,スイッチボックスに収納したテレビ共同受信機器の取り付け状態を,背面から見た図であり,(a)は本願の実施の形態にかかる同軸ケーブルコネクタを用いた場合の模式図であり,(b)は従来の実施の形態にかかる同軸ケーブルコネクタを用いた場合の模式図である。
尚,以下の説明で同軸ケーブルコネクタの方向や位置を示す場合は,時に明示しない限り,同軸ケーブルコネクタを図1で示される状態に置いた場合における右側が同軸ケーブルコネクタの先端側もしくは後方側であり,左側が前方側として示す。
尚,以下の説明では,従来技術の実施の形態および本願の実施の形態において,特に説明を要するものを除いて,同様な構成のものは同一の符号を付与する。
該コネクタ本体30の基端部32に枢着すると共に,接続対象であるF型レセプタクルの外部導体に螺合するよう形成した接続筒2と,
前記同軸ケーブル20の端部に外嵌し,該同軸ケーブル20に前記コネクタ本体30を挿入後,圧締操作によって変形せしめ,前記本体挿入部15を圧着固定する固定リング3と,を具備するように構成されている。
この本体挿入部15は,内部に先端部18から元部19にかけて貫通する,内径dからなる差込孔11を備えた,筒状の金属体等の導電材料から構成されている。そして,その前方側に位置する元部19から,先端部18に設けられた隆起部14にかけて,徐々に周面が縮径して薄肉となるように形成されている。同様に隆起部14は,本体挿入部15の周面から僅かに周径方向外側に突出するように延設され,隆起部14の軸方向内側(以下,隆起終端点14bと呼ぶ)から,隆起部14の先端側(以下,隆起開始点14aと呼ぶ),即ち,本願の実施の形態では本体挿入部15の先端部18に向かって,徐々に縮径しながら収束するように形成されている。
尚,本願の実施の形態における本体挿入部15は,図2によく示されているように,本体挿入部15に形成された差込孔11は,少なくとも前記本体挿入部15の先端部18側における第1の径d1を有した第1差込孔11aと,前記元部19側における第2の径d2を有した第2差込孔11bの,少なくとも2つの異なる内径寸法を有した両差込孔を順次同軸的に列設するように構成されている点で,従来技術の実施の形態における本体挿入部15と異なる。
そして,前記第1差込孔11aの第1の径d1は,同軸ケーブルの前記内部絶縁体を覆うように設けたラミネート箔を含む径より僅かに大きくなるような寸法に形成されており,更に前記第2差込孔11bの第2の径d2は,前記第1差込孔11aの第1の径d1より僅かに小径になるように形成し,しかも,前記第1差込孔11aと前記第2差込孔11bとは内面が連続するように形成されている。
更に,このように構成されたコネクタ本体30は,本体挿入部15の元部19の前方側端部を全周にわたって,折り返し,もしくは,切削等の加工を施すことによって,径方向外側に向かって突出する折返し辺19bが設けられている。これによって,コネクタ本体30の前方側である基端部32の周りには,前記折返し辺19bと前記止着体12cとで,接続筒2がはめ込まれる基端溝31が形成されている。
尚,本願の実施の形態に係る接続筒2では,図2に良く示されているように,接続筒2の内周面には,前記F型レセプタクルに形成された雄ネジに螺合するための雌ネジ部2aに加え,接続筒2の前方側開口端2cより軸方向後方側に向かって,接続対象であるF型レセプタクルの先端部を受け入れて導入するための,該先端部の外径より僅かに大きな内径を有した受入導入部2bが設けられ,受入導入部2bと雌ネジ部2aは,順次同軸的に列設するように備えられている点で,従来技術の実施の形態における接続筒2と異なる。
また,接続筒2の後方側開口端には,この開口端を全周にわたって内側方向に織り込んだ絞部21が形成されており,接続筒2はコネクタ本体30に対して,この絞部21と基端溝31とを互いに噛み合った状態で接触導通させながら中心軸を一致させて枢着される。
つまり,従来技術の実施の形態のコネクタ本体30は,固定リング3の長さとの関係において,「長い」突出部15aを備えるように形成されているのである。
ここで参考として,出願人において所有している4種類の従来技術からなる同軸ケーブルコネクタ各部の実測寸法を図4に示す。この表から分かるように,従来技術の突出部15aの突出寸法Lの最短長は例Aに示されるように,固定リングの長さL3=5mmに対して,突出寸法L=8mm(L1=6.5mm,L2=1.5mm)であり,最大長は例Dに示されるように,固定リングの長さL3=5.5mmに対して,突出寸法L=8.86mm(L1=6.86mm,L2=2mm)である。
ここで,本願の第1実施形態について,具体的な寸法を用いて説明する。図4によく示されるように,固定リングの長さL3が略5mmに対して,隆起部長L2が略2.1mmとすると,本願の第1実施形態の突出部15aの突出寸法L(=L1+L2)≒7.1mmとなる。この実施例では,基準長L1は固定リング3の長さL3とほぼ等しいことから,本願の第1実施形態の基準長L1(=L−L2)は固定リングの長さL3とほぼ等しい略5mmとなるように形成されている。尚,本願の第1実施形態では,基準長L1は固定リングの長さL3とほぼ等しい略5mmとなるように構成したが,固定リング3を図2(a)の破線で示すように,挿入止着部12に沿うように配設した条件において,固定リング3が,挿入止着部12と隆起部14との間に丁度嵌まり込むように,基準長L1は固定リングの長さL3より僅かに長くても良い。尚,この例は,図4表中の試作品として示されている。
このように,本願の第1実施形態のコネクタ本体30は,固定リング3の長さとの関係において,従来技術のコネクタ本体より「短い」く,且つ,所定の長さに最適化された突出部15aを備えるように形成されているのである。
図3(a)に示される図面によれば,本願の第2実施形態の基準長L1は,固定リングの長さL3に対してL1<L3であり,しかも,基準長L1に隆起部長L2を加えた突出部15aの突出寸法がL=L3であるように形成されている。即ち,この寸法が本願の第2実施形態の突出部15aの突出寸法Lの最小値である。
また,図3(b)に示される図面によれば,本願の第2実施形態の基準長L1は,固定リングの長さL3に対してL1<L3であり,しかも,突出部15aの突出寸法はL>L3であるように形成されている。即ち,この寸法は,固定リング3の後方側端面位置が,隆起部14の長さの範囲の何れかに位置するように,突出部15aの長さが形成されていることを示している。
また,図3(c)に示される図面によれば,本願の第2実施形態の基準長L1は,固定リングの長さL3に対してL1=L3であり,しかも,突出部15aの突出寸法はL=L1+L2であるから,この寸法が,本願の第2実施形態の突出寸法Lの最大値であることを示している。
ここで,本願の第2実施形態について,図4に示されている具体的な寸法を用いて説明する。この実施例においても固定リング3の長さL3が略5mmに対し,隆起部長L2が略2.1mmであるから,図3に良く示されるように,突出部15aの突出寸法Lの最小値は,固定リング3の長さL3と等しい略5mmであり,突出寸法Lの最大値は,固定リング3の長さL3に隆起部長L2を加えた長さと等しい略7.1mmとなる。この結果,基準長L1の最小寸法は2,9(L3−L2)mmとなり,基準長L1の最大寸法は5mm(L1=L3)となるように形成されている。
また,本願の第2実施形態の突出部15aの突出寸法L(5〜7.1mm)と比較すると,従来技術の突出部15aの突出寸法Lは,0.9〜3.86mmだけ短い寸法で形成されている。この結果から良く分かるように,本願の実施の形態のコネクタ本体30は,固定リング3の長さとの関係において「長い」突出部を備える従来技術に対して,従来技術と同じ長さを持つ固定リング3との関係において最適化された「短い」突出部を備えるように形成されているのである。
尚,アルミラミネート箔6部分はシールド効果及び防湿性のより優れたアルミパイプでも代替可能である。また,ここではアルミラミネート箔6を備えた同軸ケーブルを用いた例を示したが,本願の実施の形態の同軸ケーブルコネクタは,特に説明をしないが,アルミラミネート箔6のない同軸ケーブルにも装着可能であり,ラミネート型の同軸ケーブル用のみに限定されるものではない。
この挿入操作において,アルミラミネート箔6が覆設された内部絶縁体5は,コネクタ本体30に形成された差込孔11に挿入されるのであるが,既に説明した通り,本願の実施の形態における差込孔11は,少なくとも前記本体挿入部15の先端部18側における第1の径d1を有した第1差込孔11aと,本体挿入部15の元部19側における第2の径d2を有した第2差込孔11bの,2つの異なる内径寸法を有した両差込孔を順次同軸的に列設するように構成されており,しかも,前記第1差込孔11aの第1の径d1は,前記内部絶縁体5と,この絶縁体を覆うように設けたラミネート箔6を含む径より僅かに大きく(本願の実施の形態ではd1=略5.2mm)なるように形成されていることによって,同軸ケーブル20の端部に対する挿入操作は容易に行うことができるばかりでなく,その径がわずかな違いであることから,ラミネート箔6とコネクタ本体とを接触導通させながら装着することができる。
尚,参考として,出願人において所有している,従来技術の同軸ケーブルコネクタ100の隆起部14の寸法L2の例を図4の表に示す。この内の最も隆起部長L2が短い例Aによれば,隆起部14の長さL2が略1.5mmであり,しかも,表には示されていないが,隆起部14の外周面が,隆起開始点14aから隆起終端点14bに向かって角度θ=略12.9°の傾斜で持って徐々に拡径するように形成されていることから,従来例Aの隆起部14は,本願の実施の形態における隆起部14の長さ(L2=2.1mm)より短い寸法で,しかも,急な傾斜で拡径するように形成されていることが分かる。この結果,従来技術の同軸ケーブルコネクタ100は,本体挿入部15をアルミラミネート箔6と編組導体7の間に挿入するのに相当な力を必要とする構成となっている。しかも,「長い」突出部の存在によって,同軸ケーブル20に対する挿入操作を,更にし難いものにしている。
更に,前記第2差込孔11bの第2の径d2は前記第1差込孔11aの第1の径d1より僅かに小径になるように形成されていることによって,内部絶縁体5に覆設されたラミネート箔6は,第2差込孔11bの内面によって積極的に縮径され圧接されることになり,ラミネート箔6と第2差込孔11bの内面,延いてはコネクタ本体30との電気的接続を更に良好且つ確実にすることになり,ユーザーは特別な意識をすることなく,同軸ケーブルの装着操作を行うだけの簡単作業で,ノイズの進入あるいは放出のない電気的特性の優れた状態で装着できる。
そして,挿入止着部12の止着部12cに同軸ケーブル20が達したら挿入を終了する。
また,同軸ケーブル20の芯線4は接続筒2に刺し通され,コネクタの中心導体として使用される。尚,図では示されていないが,金属体等で形成されたコンタクトピンを同軸ケーブル20の芯線4にかぶせて接触導通させ中心導体として使用してもよく,この場合には,同軸ケーブルで通常使用される軟鋼単線よりも折れ曲がりにくい芯線材料を用いることができるので,接続対象との繰り返し挿抜に対する耐久性もより高くなる。
このような条件に適合するための大きな要素の一つとして,同軸ケーブルコネクタが装着された同軸ケーブルの曲げ加工がある。以下の説明では,特にこの同軸ケーブルの曲げ加工に着目することによって,本願の実施の形態に係る同軸ケーブルコネクタ1において,固定リング3の長さL3と,本体挿入部15の突出部15aの突出寸法Lとの間で,既に詳述した相対的寸法を定めた理由とその作用について,図6および図7を用いながら具体的に明らかにする。
この図において,51はテレビ共同受信機器の一例としてのテレビ端子であり,本願の実施例では入力端子51a,出力端子51b,分岐端子51cを備えた1分岐である。このテレビ端子51のハウジングは,アルミダイカスト等の金属材で形成されており,ハウジングと入力端子51a,出力端子51b,分岐端子51cはそれぞれ一体的に成形することによって,シールド性能の優れた筐体が構成されている。このように構成されたテレビ端子51は,図中52で示される樹脂材等で形成された取付枠の所定位置に挟着保持されている。
図に良く示されるように,テレビ端子51の入力端子51aには,建物の上側(図面上側)から引き込まれ,端部に同軸ケーブルコネクタ1または100が装着された同軸ケーブル20aが,また,出力端子51bには,建物の下側(図面下側)から引き込まれ,端部に同軸ケーブルコネクタ1または100が装着された同軸ケーブル20bがそれぞれ接続される。
まず,突出部15aが長すぎる場合である。同軸ケーブル20の最小曲げ半径を維持しつつ曲げ加工をしようとすると,同軸ケーブル20内部の軸方向に挿入された「長い」突出部15aの存在によって,どうしても同軸ケーブル20の曲げ始めの位置が,「長い」突出部15aの影響のない,コネクタから軸線方向後方側に離れた位置,即ちテレビ端子51から更に離れた位置となってしまう。この結果,同軸ケーブル20は,コネクタの直後のできる限り短い位置から曲げ始めることができないことになってしまい,機器と機器の周辺に形成される同軸ケーブルが占める空間が僅かでも広くなる。このため,F型レセプタクルの突設方向,寸法や設置位置によっては,スイッチボックス55の枠体56や底面57等によって重合して,テレビ端子51をスイッチボックス55に収納できなくなってしまう場合が考えられる。
この図によれば,本願の実施の形態の同軸ケーブルコネクタ1を用いた場合の同軸ケーブル20の曲げ加工位置が,従来の実施の形態の同軸ケーブルコネクタ100を用いた場合の同軸ケーブル20の曲げ加工位置より,図における位置の差を示すSだけ同軸ケーブルコネクタ側の近い位置にすることができることから,同軸ケーブル20の保護被覆8がスイッチボックス55の枠体56の内面壁や底面57に当接したり重合したりすることが防げるのである。つまり,突出部15aの僅かな寸法の違いであっても,テレビ端子51が組み付けられた取付枠52を,スイッチボックス55に対して容易に収納できるようになることから,突出部15aはできる限り短いほうがよいのである。
この結果によると,挿入止着部12におけるスカート体12aの先端と前記隆起部14における前記隆起終端点14bとの間の軸方向寸法を基準長L1とし,隆起部14の長さを隆起部長L2とすれば,突出部15aの突出寸法L(=基準長L1+隆起部長L2)は,
第1の実施形態の場合
基準長L1≒固定リング長L3の条件において,突出寸法L>固定リング長L3
第2の実施形態の場合
基準長L1≦固定リング長L3の条件において,突出寸法L≧固定リング長L3
で示される。
つまり,本願の発明の同軸ケーブルコネクタ1の第1実施形態によれば,基準長L1は固定リング3の長さL3と略等しくなるように決められており,固定リング3を挿入止着部12に沿うように配設した条件において,突出部15aは,ほぼ隆起部14の長さL2だけが固定リング3の先端側開口端より突出するような寸法に形成されておればよい。
また,第2実施形態では,突出寸法Lの最小値は固定リング3の長さL3と等しく,突出部15aの突出寸法Lの最大値は,固定リング3の長さL3と等しくなるように形成された基準長L1に隆起部長L2を加えた長さと等しくなるから,突出部15aの突出寸法Lは,上記最小値と最大値とで決められる所定の範囲の長さを有するように構成される。つまり,図3に示されるように,固定リング3を挿入止着部12に沿うように配設した条件において,突出部15aは,本体挿入部15の先端部18(言い換えれば,隆起開始点14a)が固定リング3の先端側開口端と同じ位置になる長さから,隆起部14の長さL2だけが固定リング3の先端側開口端より突出する長さとなる範囲の何れかの長さになるように形成されておればよい。
更に,本願の実施の形態によると,突出寸法Lが最大となる条件は,基準長L1≒固定リング長L3(本願の実施例では略5mm)のときであるから,本願の実施の形態の隆起部長14aの長さL2は,長くても3mm(つまり,従来技術の突出寸法Lの最短寸法である8mmから固定リング長L3である略5mmを引いた値)を超えない長さにしなければならないことが分かる。
また,隆起部長14aの長さL2は,短くても従来技術のL2の最小寸法である1.5mm(図4の表の例Aによる。)より長くするのが良いと考えられる。これは,同軸ケーブル20に対する耐引抜力等の信頼性を従来技術と同等に維持するため,例えば,隆起終端点14bにおける周径方向の突出寸法を従来技術と同じにしても,隆起部長L2を長くすることによって,隆起部14の傾斜が従来技術より緩やかになり,この結果,本体挿入部15の同軸ケーブル20に対する装着性がより改善されるからである。
つまり隆起部長L2は,上記範囲である1.5<L2<3の何れかの長さに設定するのが良い。本願の実施例における隆起部長L2は,その具体例として,上記範囲の中心値より僅かに短い略2.1mmに設定している。従って,この隆起部長L2である略2.1mmと基準長L1の長さ,つまり固定リングの長さL3である略5mmと合わせて,本願の実施の形態における突出部15aの最大突出寸法Lは,従来技術の最短寸法より短い略7.1mmとなるのである。また,最小突出寸法Lは,固定リングの長さL3と等しい略5mmであるから,このときの基準長L1は,突出寸法L=5mmから隆起部長L2=2.1mmを引いた2,9mmである。
本願の実施の形態にかかる同軸ケーブルコネクタ1は,同軸ケーブル20の耐引抜力等の信頼性を従来技術(言い換えれば,現行商品の実力値)と同等とする「設計目標値」に適合するように,従来技術に用いられた固定リング3を使用する場合における,固定リング3の長さL3と突出部15aの突出寸法Lとの寸法の相対的関係を示したが,特にこの実施形態に限定されるものではなく,更に,狭い場所への収納性の向上を図るために,例えば,固定リング3の長さ以外のパラメータ(厚みや材質等)にも変更を加えることによって従来と同等の信頼性(実力値)を得られるなら,固定リング3の長さL3を本願の実施の形態で示した例より短くしても良い。
また,上記の実施の形態は,同軸ケーブル20の耐引抜力等の信頼性の条件を,従来技術の実力値に適合するようにしたものであるが,この耐引抜力等の信頼性の条件である実力値を「設計目標値」とせずに,実使用において必要とされている最低の条件である「設計基準値」に適合する事とすれば,固定リング3の長さL3を本願の実施の形態で示した例より短くすることも可能である。いずれの場合も,突出部15aの突出寸法Lは,従来技術の突出寸法より短く,且つ,固定リング3の長さL3との関係において,本願の実施の形態で示した相対的関係となるような長さに形成すればよい。
Claims (5)
- 同軸ケーブルの端部に装着する同軸ケーブルコネクタであって,
前記同軸ケーブルの外部導体である編組導体と内部絶縁体との間に挿入するため,内部に先端部から元部にかけて貫通する差込孔を備えると共に先端部付近の外周に隆起部が形成された筒状の本体挿入部と,該本体挿入部の元部よりスカート状に周径方向に延設され,前記同軸ケーブルの外部絶縁体である保護被覆を挿入止着すると共にその端部を囲むように構成された挿入止着部と,からなる筒状のコネクタ本体と,
該コネクタ本体の基端部に枢着すると共に接続対象の外部導体に螺合するよう形成した接続筒と,
前記同軸ケーブルの端部に外嵌し,該同軸ケーブルに前記コネクタ本体を挿入後,圧締操作によって変形せしめ,前記本体挿入部を圧着固定する固定リングと,を具備した同軸ケーブルコネクタにおいて,
前記固定リングはその長さが,前記圧締操作による変形を容易とする所定寸法に形成されており,しかも,前記コネクタ本体は,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部の軸方向内側における隆起終端点とがなす軸方向寸法が,前記固定リングの所定寸法と略等しい長さになるような長さに形成されているか,または,前記コネクタ本体は,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部における前記隆起終端点との間の軸方向寸法と,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部の軸方向外側における隆起開始点との間の軸方向寸法が,前記固定リングの所定寸法を含むような長さに形成されていることを特徴とした同軸ケーブルコネクタ。
- 前記同軸ケーブルは,前記編組導体に加え,その内側に覆設され,前記内部絶縁体を覆うように設けた導電性を有するラミネート箔を備えてなり,
前記コネクタ本体の本体挿入部は,前記編組導体と前記ラミネート箔との間に挿入するように構成したことを特徴とした請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタ。
- 前記本体挿入部の差込孔は,少なくとも前記本体挿入部の先端部側における前記第1の径を有した第1差込孔と,前記元部側における前記第2の径を有した第2差込孔の,2つの異なる内径寸法を有した両差込孔を順次同軸的に列設するように構成されており,
前記第1差込孔の第1の径は,前記内部絶縁体を覆うように設けたラミネート箔を含む径より僅かに大きくなるように形成されており,
更に前記第2差込孔の第2の径は,前記第1差込孔の第1の径より僅かに小径になるように形成し,しかも,前記第1差込孔と前記第2差込孔とは連続するように形成されていることを特徴とした請求項2に記載の同軸ケーブルコネクタ。
- 前記接続筒の内周面には,前方側開口端より軸方向奥に向かって,接続対象であるF型レセプタクルの先端部を受け入れて導入する受入導入部と,前記F型レセプタクルに形成された雄ネジに螺合するための雌ネジ部を順次同軸的に列設するように備えていることを特徴とした請求項1から請求項3の何れか一項に記載の同軸ケーブルコネクタ。
- 前記固定リングの長さが略5mmであり,前記隆起部の長さが略2.1mmであり,しかも,前記コネクタ本体は,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部の軸方向内側における隆起終端点とがなす軸方向寸法が,前記固定リングの長さである略5mmと略等しい長さになるような長さに形成されているか,または,前記コネクタ本体は,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部における前記隆起終端点との間の軸方向寸法と,前記挿入止着部におけるスカート体の先端と前記隆起部の軸方向外側における隆起開始点との間の軸方向寸法が,前記固定リングの長さである5mmを含むような長さに形成されていることを特徴とした請求項1から請求項4の何れか一項に記載の同軸ケーブルコネクタ。
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