JPH0735083B2 - 中空成型品の成型方法 - Google Patents
中空成型品の成型方法Info
- Publication number
- JPH0735083B2 JPH0735083B2 JP3310858A JP31085891A JPH0735083B2 JP H0735083 B2 JPH0735083 B2 JP H0735083B2 JP 3310858 A JP3310858 A JP 3310858A JP 31085891 A JP31085891 A JP 31085891A JP H0735083 B2 JPH0735083 B2 JP H0735083B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag body
- molding
- air
- mold
- molding die
- Prior art date
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は中空成型品の成型方法に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば円座や水枕等の中空成型品
を形成するには、まず下型100 に未加硫ゴムシート300
をのせ、次に所望形状の中子200 をセットすると共に、
該中子200 の上面に未加硫ゴムシート301 をのせ、そし
て上型101 をあわせて圧縮加硫（加圧加熱）成型してい
たものである。
を形成するには、まず下型100 に未加硫ゴムシート300
をのせ、次に所望形状の中子200 をセットすると共に、
該中子200 の上面に未加硫ゴムシート301 をのせ、そし
て上型101 をあわせて圧縮加硫（加圧加熱）成型してい
たものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
でできた成型品は上下の内径縁400 400 が接合しておら
ず一体化（中空化）していないため、中子200 の脱型後
その内径縁400 400 間に未加硫ゴムシートを介入させて
別型にセットし、その部分（内径縁400 ）を圧縮加硫
（加圧加熱）しなければならず二度手間であった。また
成型品から中子200を取り出すには、上記内径縁400 を
中子200 の外寸まで引き伸ばさなければならず、この取
り出し作業が面倒で大変であるばかりか、中子200 の取
り外し時に成型品を傷付けてしまうという虞れもあっ
た。
でできた成型品は上下の内径縁400 400 が接合しておら
ず一体化（中空化）していないため、中子200 の脱型後
その内径縁400 400 間に未加硫ゴムシートを介入させて
別型にセットし、その部分（内径縁400 ）を圧縮加硫
（加圧加熱）しなければならず二度手間であった。また
成型品から中子200を取り出すには、上記内径縁400 を
中子200 の外寸まで引き伸ばさなければならず、この取
り出し作業が面倒で大変であるばかりか、中子200 の取
り外し時に成型品を傷付けてしまうという虞れもあっ
た。
【０００４】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、中子を使用することなく簡単かつ確実に中空成型品
を成型することである。
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、中子を使用することなく簡単かつ確実に中空成型品
を成型することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明がなした技術的手段は、中空成型品の平面形状
と略同形状のシート材を所望枚数形成し、二枚のシート
材の周縁同士をエアー注入口を残して貼り合わせて平坦
袋体を形成し、次に上記平坦袋体を成型型内にセット
し、しかる後成型型を圧縮加熱せしめると共に上記平坦
袋体内にエアー注入口を介してエアーを注入し、上記平
坦袋体を膨脹せしめて内部から熱空気加硫すると共に、
加熱されている成型型内面に上記袋体外面を接触せしめ
て型加硫することである。
に本発明がなした技術的手段は、中空成型品の平面形状
と略同形状のシート材を所望枚数形成し、二枚のシート
材の周縁同士をエアー注入口を残して貼り合わせて平坦
袋体を形成し、次に上記平坦袋体を成型型内にセット
し、しかる後成型型を圧縮加熱せしめると共に上記平坦
袋体内にエアー注入口を介してエアーを注入し、上記平
坦袋体を膨脹せしめて内部から熱空気加硫すると共に、
加熱されている成型型内面に上記袋体外面を接触せしめ
て型加硫することである。
【０００６】また、平坦袋体を成型型内にセットする前
に予備型内にセットし、該予備型内で予めエアーを上記
袋体内に注入して略製品形状に癖付けしてもよい。
に予備型内にセットし、該予備型内で予めエアーを上記
袋体内に注入して略製品形状に癖付けしてもよい。
【０００７】
【作用】上記せる技術的手段により、成型型内にセット
された平坦袋体は、成型型の圧縮加熱と共にエアー注入
口を介して注入されたエアーによって成型型内一杯に膨
脹され、内部から熱空気加硫すると共に加熱されている
成型型内面に接触して型形状に加硫成型される。
された平坦袋体は、成型型の圧縮加熱と共にエアー注入
口を介して注入されたエアーによって成型型内一杯に膨
脹され、内部から熱空気加硫すると共に加熱されている
成型型内面に接触して型形状に加硫成型される。
【０００８】また、平坦袋体を成型型内にセットする前
に予備型内で略製品形状に癖付けしておけば、成型型内
での型加硫工程において短時間で型に密着するまで膨脹
できる。
に予備型内で略製品形状に癖付けしておけば、成型型内
での型加硫工程において短時間で型に密着するまで膨脹
できる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明中空成型品の成型方法の一実施
例について説明すると、図は中空成型品の一例として円
座Ａについての成型方法を示し、まず二枚のシート材
１，１で平坦袋体２を形成し（図１）、次に該袋体２を
所望な成型型３内にセットし（図２）、そしてその後該
成型型３を圧縮加熱しながら平坦袋体２内にエアーを注
入して膨脹せしめ（図３）、内部から熱空気加硫すると
共に加熱されている成型型３の内面３ｃに袋体２の外面
２ａを接触せしめて型加硫し、しかる後脱型してなるも
のである。
例について説明すると、図は中空成型品の一例として円
座Ａについての成型方法を示し、まず二枚のシート材
１，１で平坦袋体２を形成し（図１）、次に該袋体２を
所望な成型型３内にセットし（図２）、そしてその後該
成型型３を圧縮加熱しながら平坦袋体２内にエアーを注
入して膨脹せしめ（図３）、内部から熱空気加硫すると
共に加熱されている成型型３の内面３ｃに袋体２の外面
２ａを接触せしめて型加硫し、しかる後脱型してなるも
のである。
【００１０】平坦袋体２は、ゴム等で成型品たる円座Ａ
の平面形状と略同形状に形成された平面リング形状の二
枚の未加硫シート材１，１の周縁１ａ，１ａ及び１ｂ，
１ｂ同士のみを貼り合わせて平坦な袋状に形成したもの
で、その周縁１ａ，１ａ同士の貼り合わせ部分には内部
空間１ｄと連通するエアー注入口１ｃ（非着部）を設け
ている。尚、上記シート材１，１の周縁１ａ，１ａ同士
の貼り合わせ方は任意であり図示例に限定はされず、ま
た貼り合わせにあっては特別な接着剤は不要であるが何
等限定はされず図２に示すように所望な接着剤６を使用
してもよい。
の平面形状と略同形状に形成された平面リング形状の二
枚の未加硫シート材１，１の周縁１ａ，１ａ及び１ｂ，
１ｂ同士のみを貼り合わせて平坦な袋状に形成したもの
で、その周縁１ａ，１ａ同士の貼り合わせ部分には内部
空間１ｄと連通するエアー注入口１ｃ（非着部）を設け
ている。尚、上記シート材１，１の周縁１ａ，１ａ同士
の貼り合わせ方は任意であり図示例に限定はされず、ま
た貼り合わせにあっては特別な接着剤は不要であるが何
等限定はされず図２に示すように所望な接着剤６を使用
してもよい。
【００１１】成型型３は、上型３ａの凹窪部４と下型３
ｂの凹窪部４とで、楕円状の断面形状を有するリング状
円座成型部７を形成し、上記凹窪部４の内径は上記袋体
２の内径と略同径とする。図中５は、エアー注入口１ｃ
と連絡する成型型３に設けられたエアー流通溝である。
ｂの凹窪部４とで、楕円状の断面形状を有するリング状
円座成型部７を形成し、上記凹窪部４の内径は上記袋体
２の内径と略同径とする。図中５は、エアー注入口１ｃ
と連絡する成型型３に設けられたエアー流通溝である。
【００１２】まず、上記形成された平坦リング形状の袋
体２を下型３ｂの凹窪部４内に載置して上型３ａを重合
し、上記袋体２をリング状円座成型部７内にセットす
る。この時平坦袋体２のエアー注入口１ｃと成型型３の
エアー流通溝５とを同一線状に配して連通せしめる。
体２を下型３ｂの凹窪部４内に載置して上型３ａを重合
し、上記袋体２をリング状円座成型部７内にセットす
る。この時平坦袋体２のエアー注入口１ｃと成型型３の
エアー流通溝５とを同一線状に配して連通せしめる。
【００１３】そして、その後上記成型型３をプレス加硫
機等で圧縮し所望温度に加熱せしめると共にエアー流通
溝５からエアー注入口１ｃを介して所望温度のエアー
（矢印ｘにて示す）を平坦袋体２の内部空間１ｄ内に強
制的に注入し、該袋体２を成型型３内（リング状円座成
型部７内）一杯に膨脹させる。
機等で圧縮し所望温度に加熱せしめると共にエアー流通
溝５からエアー注入口１ｃを介して所望温度のエアー
（矢印ｘにて示す）を平坦袋体２の内部空間１ｄ内に強
制的に注入し、該袋体２を成型型３内（リング状円座成
型部７内）一杯に膨脹させる。
【００１４】従って、上記袋体２はエアーによって内部
から熱空気加硫されながら、膨脹して成型型３の内面３
ｃに外面２ａを接触せしめて円座成型部７形状に型加硫
されるため、後は成型された円座Ａを取り出すだけでよ
い。尚、上記エアー注入工程において加熱エアーを入れ
れば加硫時間が短縮され好ましい。
から熱空気加硫されながら、膨脹して成型型３の内面３
ｃに外面２ａを接触せしめて円座成型部７形状に型加硫
されるため、後は成型された円座Ａを取り出すだけでよ
い。尚、上記エアー注入工程において加熱エアーを入れ
れば加硫時間が短縮され好ましい。
【００１５】また請求項２は、上記成型方法における平
坦袋体２の成型型３へのセット以前に、上記平坦袋体２
を所望な予備型（図示省略）にセットし、該予備型内で
上記袋体２内にエアーを注入して予め略製品形状に近い
形状に平坦袋体２を癖付けし、しかる後該平坦袋体２を
成型型３にセットして加硫成型するものであり、該予備
型は木材、樹脂材あるいは石膏製等何等限定はされず任
意である。尚、他の構成にあっては上記請求項１と同一
であるためその説明は省略する。
坦袋体２の成型型３へのセット以前に、上記平坦袋体２
を所望な予備型（図示省略）にセットし、該予備型内で
上記袋体２内にエアーを注入して予め略製品形状に近い
形状に平坦袋体２を癖付けし、しかる後該平坦袋体２を
成型型３にセットして加硫成型するものであり、該予備
型は木材、樹脂材あるいは石膏製等何等限定はされず任
意である。尚、他の構成にあっては上記請求項１と同一
であるためその説明は省略する。
【００１６】尚、上記本実施例にあっては中空成型品と
して円座Ａをもって詳述したが、単に一実施例を示した
に過ぎず本発明の範囲内において他の中空成型品につい
て適用することは任意であり、例えば水枕等の中空成型
品にあっても上記円座Ａの成型方法と同様の成型方法に
よって簡単かつ確実に成型可能であることはいうまでも
ない。
して円座Ａをもって詳述したが、単に一実施例を示した
に過ぎず本発明の範囲内において他の中空成型品につい
て適用することは任意であり、例えば水枕等の中空成型
品にあっても上記円座Ａの成型方法と同様の成型方法に
よって簡単かつ確実に成型可能であることはいうまでも
ない。
【００１７】
【発明の効果】本発明中空成型品の成型方法は，上記せ
るような構成を有し中子を使用しないため、従来のよう
に中子取り外し時の面倒な作業や成型品の損傷等の不具
合が解消され、簡単かつ確実に円座や水枕等の所望な中
空成型品を成型することができることとなり、結果とし
て作業能率の向上及び作業者の労力軽減が図れ大変有用
である。
るような構成を有し中子を使用しないため、従来のよう
に中子取り外し時の面倒な作業や成型品の損傷等の不具
合が解消され、簡単かつ確実に円座や水枕等の所望な中
空成型品を成型することができることとなり、結果とし
て作業能率の向上及び作業者の労力軽減が図れ大変有用
である。
【００１８】また、平坦袋体を成型型内にセットする前
に予備型内で略製品形状に癖付けしておけば、成型型内
での型加硫工程において短時間で型に密着するまで膨脹
するので、エアーもれの虞れもない。
に予備型内で略製品形状に癖付けしておけば、成型型内
での型加硫工程において短時間で型に密着するまで膨脹
するので、エアーもれの虞れもない。
【図１】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図２】平坦袋体を成型型内にセットした状態を示す部
分拡大断面図である。
分拡大断面図である。
【図３】膨脹状態を示す部分拡大断面図である。
【図４】従来の成型方法を示す部分拡大断面図である。
Ａ：中空成型品（円座） １：シート材 １ａ：周縁 １ｃ：注入口 ２：平坦袋体 ２ａ：袋体外面 ３：成型型 ３ａ：型内面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｌ 22:00
Claims (2)
- 【請求項１】 中空成型品の平面形状と略同形状のシ
ート材を所望枚数形成すると共に、該夫々のシート材の
周縁同士をエアー注入口を残して貼り合わせて平坦袋体
を形成し、次に上記平坦袋体を成型型内にセットし、し
かる後成型型を圧縮加熱せしめると共に上記平坦袋体内
にエアー注入口を介してエアーを注入し、上記平坦袋体
を膨脹せしめて内部から熱空気加硫すると共に、加熱さ
れている成型型内面に上記袋体外面を接触せしめて型加
硫することを特徴とする中空成型品の成型方法。 - 【請求項２】 平坦袋体を成型型内にセットする前に
予備型内にセットし、該予備型内で予めエアーを上記袋
体内に注入して略製品形状に癖付けすることを特徴とす
る請求項１記載の中空成型品の成型方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3310858A JPH0735083B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 中空成型品の成型方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3310858A JPH0735083B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 中空成型品の成型方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05138719A JPH05138719A (ja) | 1993-06-08 |
| JPH0735083B2 true JPH0735083B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=18010238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3310858A Expired - Lifetime JPH0735083B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 中空成型品の成型方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735083B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5314764A (en) * | 1976-07-27 | 1978-02-09 | Kiyookura Kk | Method of producing annular hollow product |
| JPS5514279A (en) * | 1978-07-18 | 1980-01-31 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | Ejection blow-in forming method for manufacturing of rubber water pillow and the similar |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0113268Y2 (ja) * | 1980-11-27 | 1989-04-18 |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP3310858A patent/JPH0735083B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5314764A (en) * | 1976-07-27 | 1978-02-09 | Kiyookura Kk | Method of producing annular hollow product |
| JPS5514279A (en) * | 1978-07-18 | 1980-01-31 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | Ejection blow-in forming method for manufacturing of rubber water pillow and the similar |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05138719A (ja) | 1993-06-08 |
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