JPH0734946Y2 - 引上げ式カーテン用の紐通し付管状織物 - Google Patents

引上げ式カーテン用の紐通し付管状織物

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JPH0734946Y2
JPH0734946Y2 JP6392292U JP6392292U JPH0734946Y2 JP H0734946 Y2 JPH0734946 Y2 JP H0734946Y2 JP 6392292 U JP6392292 U JP 6392292U JP 6392292 U JP6392292 U JP 6392292U JP H0734946 Y2 JPH0734946 Y2 JP H0734946Y2
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tubular body
tubular
curtain
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covering tape
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Inventor
敬則 河上
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株式会社米澤物産
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ひだ状部分が多段に積
み重なる状態に引き上げられる引上げ式カーテンを形成
するために用いられる紐通し付管状織物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ひだ状部分が多段に積み重なる状態に引
き上げられる従来の引上げ式カーテンは、図8に示す如
く、紐通し付管状物aを、カーテンbの裏面部にその下
縁部分を基端として上方に向け所要間隔をおいて多段に
縫い付けるとともに、その管部cにウエイト棒dを挿入
し、且つ上下方向に並ぶ紐通しe・・・に操作紐fを挿
通するとともに操作紐の下端部を最下端の紐通しe1に
固定してなるものであり、該操作紐fを引上げ操作する
ことにより、図2に示す如く、ひだ状部分gが多段に積
み重なる状態に引き上げ可能とされていた。
【0003】ところで前記管状物aは図9に示す紐通し
付テープhを以て形成されている。該紐通し付テープh
は、細幅織物からなる基材テープiの表面部にその一側
縁に稍偏倚した状態で、織物からなる覆いテープjが配
置され、該覆いテープjは、所要間隔毎に、覆いテープ
の形成に関与する経糸と基材テープの形成に関与する緯
糸とが交錯せしめられて基材テープに固定されてなり、
覆いテープの固定部k,k間が前記紐通しeとされてい
る。
【0004】かかる紐通し付テープhを用いて前記管状
物aを形成する要領は、図10に示す如く基材テープi
を二つ折りして縁部m,m相互を縫製し、その一面部の
表面側に紐通しeが並列する如くなすものであり、又こ
の管状物aをカーテンbに取り付ける要領は、図8に示
す如く、該縫製された縁部分nをカーテンbの裏面所要
部位に左右方向に延びる如く重ね合わせ、この縁部分n
で縫い付けるものであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして管状物を形成しそれをカーテンに縫い付ける場
合には次のような問題があった。 カーテンへの縫い付けに先立って、基材テープを二
つ折りし且つその縁部相互を縫製して管状物を製作しな
ければならず、手間のかかる準備作業を必要とした。
【0006】 カーテンへの縫い代となる縁部分は、
縫製されてゴワゴワした状態のものであるため、カーテ
ンに縫い付けにくかった。加えて、基材テープの縁部相
互を縫製して形成された管状物は基材テープの剛性によ
ってパイプ状に膨らんでいるため(図10)、縁部分を
カーテンに縫い付ける際にこの膨らんだパイプ状部分が
邪魔になった。このようなことから、カーテンへの管状
物の縫い付けに多くの手間を要して作業能率が悪い問題
があった。
【0007】 管状物がカーテンに縫い付けられた状
態においては、縁部分が二度縫いされてゴワゴワした状
態にあるため、カーテンへの管状物取付部分の見栄えが
悪い問題があった。本考案はかかる問題点を解決しうる
紐通し付管状織物の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案に係る紐通し付管状織物(以下管状織物という)
1の一は、袋織によって形成された潰れた管状をなす管
状体6の一面部9の表面側に、織物からなる覆いテープ
12が該一面部の長さ方向に配置され、該覆いテープ1
2は、所要間隔毎に、覆いテープの形成に関与する経糸
と管状体の形成に関与する緯糸とが交錯せしめられて管
状体に固定されていることを特徴とするものである。
【0009】又本考案に係る管状織物1の他は、袋織に
よって形成された潰れた管状をなす管状体6の一側縁に
張出片7が突設されており、管状体6と張出片7とは、
張出片を形成する経糸と管状体を形成する緯糸とが交錯
せしめられて一体に構成されており、且つ管状体6と張
出片7における緯糸密度は等しく設定されており(即ち
単位長さ当りの緯糸本数は等しく設定されており)、又
管状体6の一面部9の表面側には織物からなる覆いテー
プ11が該一面部の長さ方向に配置され、該覆いテープ
11は、所要間隔毎に、覆いテープの形成に関与する経
糸と管状体の形成に関与する緯糸とが交錯せしめられて
管状体に固定されていることを特徴とするものである。
【0010】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1実施例 図1において本考案に係る管状織物1は、ひだ状部分2
が多段に積み重なる状態に引き上げられる引上げ式カー
テン3(図2)を構成するカーテン5に取着されるもの
であり、袋織によって形成された潰れた管状をなす管状
体6の一側縁に張出片7が突設されるとともに、該管状
体6の一面部9表面側の長手中央部位に、紐通し10が
小間隔で並設されている。
【0011】管状体6と張出片7とは、張出片を形成す
る経糸と管状体を形成する緯糸とが交錯せしめられて一
体に形成されている。図3は、管状体6と張出片7を形
成する緯糸11の組織を説明する説明図であり、管状体
6と張出片7における緯糸密度は等しく設定されてい
る。即ち、単位長さ当りの緯糸本数は等しく設定されて
いる。又管状体6の一面部表面側の長手中央部位には、
織物からなる覆いテープ12が配置され、該覆いテープ
12は、所要間隔をおいて、覆いテープの形成に関与す
る経糸と管状体の形成に関与する緯糸とが交錯せしめら
れて管状体6に固定されており、覆いテープ12の固定
部13,13間が前記紐通し10とされている。
【0012】第2実施例 図4は本考案に係る管状織物1の他の実施例を示すもの
であり、前記実施例と相違するのは、前記張出片7を省
略した点にある。即ち該管状織物1は、袋織によって形
成された潰れた管状をなす管状体6の一面部表面側の長
手中央部位に、織物からなる覆いテープ12が配置さ
れ、該覆いテープ12は、所要間隔をおいて、覆いテー
プの形成に関与する経糸と管状体の形成に関与する緯糸
とが交錯せしめられて管状体に固定され、覆いテープの
固定部13,13間が紐通し10とされている。
【0013】図5〜6は、第1実施例に係る管状織物1
をカーテン5の裏面に左右方向に延びる如く縫い付けた
場合を示すものであり、紐通し10を表にして張出片7
をカーテン裏側の所要部位に当て、該張出片7において
カーテン5に縫い付ける。その位置は、カーテン下縁部
分を基端として上方に向け例えば10cm〜20cm程度の
間隔をおいて多段に縫い付けるものとし、その際、紐通
し10が上下方向に並列される如くなす。
【0014】このようにして縫い付けられた管状織物1
の管状体6には、ウエイト棒(中実あるいは中空の円
形、楕円形等の棒材、本実施例においては例えば図6に
示す楕円形パイプ状をなす合成樹脂製の棒)12を挿入
する。又カーテンの左右方向に30cm程度の間隔をおい
て選択された上下方向の紐通し列13の夫々に操作紐1
5を挿通せしめ、且つ操作紐15の下端16を最下端の
紐通し10aに固定する。
【0015】そして該操作紐15は、操作ボックス17
(図2)における巻き上げ装置によって巻き上げ、巻戻
し可能とされる。然して操作紐15を巻き上げると、左
右方向にウエイト棒12が挿入されているため、図2、
図6に示す如く、カーテン5は、矩形板状のひだ状部分
2を形成しつつ該ひだ状部分が多段に積み重なる状態に
引き上げられることとなる。
【0016】図7は、第2実施例に係る管状織物1をそ
の上縁部においてカーテン裏面に縫い付けた状態を示す
ものであり、管状体6には、例えば楕円形パイプ状をな
す合成樹脂製のウエイト棒12が挿入されている。
【0017】
【考案の効果】本考案は以下の如き優れた効果を奏す
る。 本考案に係る管状織物の管状体は袋織によって管状
に一体形成されているため、従来のように基材テープを
二つ折りしてその縁部を縫製しなければならないといっ
た手間のかかる準備行程を省略することができる。又管
状体は袋織によって一体に形成されているため、従来品
のようにゴワゴワした状態の縁部分をカーテンに縫い付
ける場合とは異なり、管状体の縁部を縫い付ける場合で
あっても縫い付けが容易である。又管状体は潰れた管状
形態を有するために、基材テープの剛性によってパイプ
状に膨れた形態となる従来の管状物を縫い付ける場合と
は異なり、管状織物をカーテンに縫い付ける作業を容易
に行うことができる。
【0018】以上のようなことから本考案に係る管状織
物によるときには、それをカーテンに取着する作業を能
率的に行うことができ、生産性向上、コスト低減を達成
せしめうる。
【0019】 袋織によって一体形成された管状織物
をカーテンに縫い付けるため、縫い付け部分が従来のよ
うに二度縫い状態にならず、従ってカーテンへの管状織
物の取付部分はゴワゴワした感じにならず、見栄え良く
仕上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る管状織物を説明する斜視図であ
る。
【図2】ひだ状部分が多段に積み重なる状態に引き上げ
られる引上げ式カーテンを説明する斜視図である。
【図3】管状体と張出片を形成する緯糸の組織を説明す
る説明図である。
【図4】管状織物の他の実施例を説明する斜視図であ
る。
【図5】引上げ式カーテンを説明する部分斜視図であ
る。
【図6】ひだ状部分が多段に積み重なる状態に引き上げ
られる様子を説明する断面図である。
【図7】管状体だけからなる管状織物をカーテンに縫い
付け且つ管状体にウエイト棒を挿入した状態を説明する
断面図である。
【図8】従来における引上げ式カーテンを説明する説明
図である。
【図9】従来の引上げ式カーテンに用いた紐通し付テー
プを説明する斜視図である。
【図10】紐通し付テープを用いて管状物を形成する要
領を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 管状織物 6 管状体 7 張出片 12 覆いテープ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋織によって形成された潰れた管状をな
    す管状体6の一面部9の表面側に、織物からなる覆いテ
    ープ12が該一面部の長さ方向に配置され、該覆いテー
    プ12は、所要間隔毎に、覆いテープの形成に関与する
    経糸と管状体の形成に関与する緯糸とが交錯せしめられ
    て管状体に固定されていることを特徴とする引上げ式カ
    ーテン用の紐通し付管状織物。
  2. 【請求項2】 袋織によって形成された潰れた管状をな
    す管状体6の一側縁に張出片7が突設されており、管状
    体6と張出片7とは、張出片を形成する経糸と管状体を
    形成する緯糸とが交錯せしめられて一体に構成されてお
    り、且つ管状体6と張出片7における緯糸密度は等しく
    設定されており、又管状体6の一面部9の表面側には織
    物からなる覆いテープ12が該一面部の長さ方向に配置
    され、該覆いテープ12は、所要間隔毎に、覆いテープ
    の形成に関与する経糸と管状体の形成に関与する緯糸と
    が交錯せしめられて管状体に固定されていることを特徴
    とする引上げ式カーテン用の紐通し付管状織物。
JP6392292U 1992-08-19 1992-08-19 引上げ式カーテン用の紐通し付管状織物 Expired - Lifetime JPH0734946Y2 (ja)

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JPH0622386U JPH0622386U (ja) 1994-03-22
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