JPH0734820Y2 - 箱 - Google Patents
箱Info
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- JPH0734820Y2 JPH0734820Y2 JP1989029570U JP2957089U JPH0734820Y2 JP H0734820 Y2 JPH0734820 Y2 JP H0734820Y2 JP 1989029570 U JP1989029570 U JP 1989029570U JP 2957089 U JP2957089 U JP 2957089U JP H0734820 Y2 JPH0734820 Y2 JP H0734820Y2
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- JP
- Japan
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- tray
- side plate
- box
- contents
- pad
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ロボットを使用して内容物を取り出すのに適
した箱に関するものである。
した箱に関するものである。
「従来の技術」 近年、製造ラインの自動化を図るために、工場間輸送用
の段ボール箱からの内容物の取り出しをロボットで行う
ことが行なわれている。
の段ボール箱からの内容物の取り出しをロボットで行う
ことが行なわれている。
第5図および第6図は、ロボットによる内容物取り出し
に適した箱として実開昭61-8514号公報で提案されたも
のである。
に適した箱として実開昭61-8514号公報で提案されたも
のである。
この箱は、組み立て成形された外箱1内に、トレー2,2
が収容されたものである。そしてトレー2は、左右側板
3,3及び底板4からなる断面凹字状のもので、前記側板
3の上部中央縁には切欠5が設けられている。また該側
板3の外面両側縁には、ある程度厚みを有する隙間形成
部材6…が取り付けられている。
が収容されたものである。そしてトレー2は、左右側板
3,3及び底板4からなる断面凹字状のもので、前記側板
3の上部中央縁には切欠5が設けられている。また該側
板3の外面両側縁には、ある程度厚みを有する隙間形成
部材6…が取り付けられている。
この箱では、第6図に示すように、内容物7…が収めら
れたトレー2,2を外箱1に収容すると、トレー2,2の側板
3…の外側の隙間形成部材6…間に、ロボットハンドを
挿入できる間隙9…が形成される。
れたトレー2,2を外箱1に収容すると、トレー2,2の側板
3…の外側の隙間形成部材6…間に、ロボットハンドを
挿入できる間隙9…が形成される。
この箱から内容物7…を取り出すには、第5図中2点鎖
線で示すようにロボットハンド10の爪11,11を間隙9,9に
差し込み、爪11,11間を狭める。すると、爪11,11は側板
3,3の切欠5,5を通過して内容物7…を把持する。この状
態でロボットハンド10を上昇させると、内容物7…を取
り出すことができる。
線で示すようにロボットハンド10の爪11,11を間隙9,9に
差し込み、爪11,11間を狭める。すると、爪11,11は側板
3,3の切欠5,5を通過して内容物7…を把持する。この状
態でロボットハンド10を上昇させると、内容物7…を取
り出すことができる。
「考案が解決しようとする課題」 このような従来の箱にあっては、次のような問題があっ
た。
た。
側板3,3に切欠5が形成されているため、トレー2
の圧縮強度が弱く、内容物7…を外箱1内に複数段積み
重ねて収容すると、内容物7…が変形する事故が起き易
い。
の圧縮強度が弱く、内容物7…を外箱1内に複数段積み
重ねて収容すると、内容物7…が変形する事故が起き易
い。
内容物7を取り出すためにロボットハンド10の爪1
1,11が切欠5,5を通過する時、爪11,11がトレー2の側板
3,3に引っ掛かり、内容物7…を正しく把持できないト
ラブルが起き易い。
1,11が切欠5,5を通過する時、爪11,11がトレー2の側板
3,3に引っ掛かり、内容物7…を正しく把持できないト
ラブルが起き易い。
トレー2の外面に隙間形成部材6…が突出している
ため、トレー2を外箱1に収容するときに引っ掛かり易
い。本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、トレ
ーの圧縮強度が高く、内容物の変形のおそれが少ないと
ともに、内容物を取り出す際にロボットハンドの取出装
置の爪が側板部に引っ掛かり難く、しかも内容物の収容
前に側板部が倒れるおそれも少ないトレーを備えた箱を
提供することを目的とする。
ため、トレー2を外箱1に収容するときに引っ掛かり易
い。本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、トレ
ーの圧縮強度が高く、内容物の変形のおそれが少ないと
ともに、内容物を取り出す際にロボットハンドの取出装
置の爪が側板部に引っ掛かり難く、しかも内容物の収容
前に側板部が倒れるおそれも少ないトレーを備えた箱を
提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本考案の箱では、トレーを、底板部の対向する端縁に側
板部を立設してなる段ボール製のトレー本体と、前記側
板部の各内面に少なくとも一対ずつ配置されて間にトレ
ーの深さ方向に沿う間隙を形成する間隙形成パットとか
ら構成し、前記パットの下端部を前記底板部の上面に接
触され、前記パットの上端部を前記側板部の上端部とほ
ぼ同一高さに形成し、対向する一方の側板部のパットと
他方の側板部のパットとの間にこれらのパットに挟まれ
た状態で内容物を収納する収納空間を形成するととも
に、前記側板部の内面に配置された少なくとも一対のパ
ットの厚さと間隔を、パット間の間隙に内容物取出装置
の爪の挿入を可能とする大きさに形成してなることによ
り、前記課題の解決を図った。
板部を立設してなる段ボール製のトレー本体と、前記側
板部の各内面に少なくとも一対ずつ配置されて間にトレ
ーの深さ方向に沿う間隙を形成する間隙形成パットとか
ら構成し、前記パットの下端部を前記底板部の上面に接
触され、前記パットの上端部を前記側板部の上端部とほ
ぼ同一高さに形成し、対向する一方の側板部のパットと
他方の側板部のパットとの間にこれらのパットに挟まれ
た状態で内容物を収納する収納空間を形成するととも
に、前記側板部の内面に配置された少なくとも一対のパ
ットの厚さと間隔を、パット間の間隙に内容物取出装置
の爪の挿入を可能とする大きさに形成してなることによ
り、前記課題の解決を図った。
「作用」 本考案の箱にあっては、間隙形成パット間にロボットハ
ンドの爪が挿入できる間隙が形成される。この間隙形成
パットはトレーの側板部の内面に設けられているので、
ロボットハンドの爪が挿入される間隙はトレーの内側に
形成される。従って本考案の箱では、トレーの側板部に
ロボットハンドの爪を通過させるための切欠を形成する
必要がない。
ンドの爪が挿入できる間隙が形成される。この間隙形成
パットはトレーの側板部の内面に設けられているので、
ロボットハンドの爪が挿入される間隙はトレーの内側に
形成される。従って本考案の箱では、トレーの側板部に
ロボットハンドの爪を通過させるための切欠を形成する
必要がない。
また本考案の箱では、間隙形成パットをトレー本体の側
板部内面に設けたので、トレーの外面を平滑に形成でき
る。更に本考案においては、側板部の起立状態において
パットの下端部が底板部に接触するので、段ボール製の
側板部が内容物の収納空間側に倒れるおそれがないとと
もに、パットの上端部が側板部の上端部とほぼ同一高さ
になるので、トレーの縦方向に荷重が作用した場合でも
側板部の変形がパットにより抑制され、トレーの圧縮強
度が高い。更にまた、パットの間に形成される間隙が、
内容物取出装置の爪の挿入を可能とするので、ロボット
ハンド等の取出装置の爪を内容物の側方側に側板部に接
触することなく容易に挿入することができる。
板部内面に設けたので、トレーの外面を平滑に形成でき
る。更に本考案においては、側板部の起立状態において
パットの下端部が底板部に接触するので、段ボール製の
側板部が内容物の収納空間側に倒れるおそれがないとと
もに、パットの上端部が側板部の上端部とほぼ同一高さ
になるので、トレーの縦方向に荷重が作用した場合でも
側板部の変形がパットにより抑制され、トレーの圧縮強
度が高い。更にまた、パットの間に形成される間隙が、
内容物取出装置の爪の挿入を可能とするので、ロボット
ハンド等の取出装置の爪を内容物の側方側に側板部に接
触することなく容易に挿入することができる。
「実施例」 以下、図に示す実施例に沿って本考案の箱を詳しく説明
する。なお、前記従来例と同一構成部分には同一符号を
付して説明を簡略化する。
する。なお、前記従来例と同一構成部分には同一符号を
付して説明を簡略化する。
第1図ないし第4図に示す箱は、外箱1にトレー15…が
3段収容されてなるものである。
3段収容されてなるものである。
このトレー15は、トレー本体16と間隙形成パット(以
下、パットと略称する)17…とによって形成されてい
る。トレー本体16は、長方形状の底板部18と、該底板部
18の対向する端縁に立設された長方形状の側板部19,19
で形成されている。このトレー本体16は一枚の段ボール
板からなるもので、底板部18と側板部19,19とは段ボー
ル板の側縁近くに入れられた折り線によって区切られて
いる。このトレー本体16は、段ボール板の段が側板部19
の高さ方向と平行になるように形成されている。
下、パットと略称する)17…とによって形成されてい
る。トレー本体16は、長方形状の底板部18と、該底板部
18の対向する端縁に立設された長方形状の側板部19,19
で形成されている。このトレー本体16は一枚の段ボール
板からなるもので、底板部18と側板部19,19とは段ボー
ル板の側縁近くに入れられた折り線によって区切られて
いる。このトレー本体16は、段ボール板の段が側板部19
の高さ方向と平行になるように形成されている。
このトレー本体16の側板部19の内面には前記間隙形成パ
ット17…が接着されている。これら間隙形成パット17…
は、2個で1組となっている(以下各組みをパット対21
…と記す)。各パット対21の間隙形成パット17,17は離
間して設けられており、その間にはトレー15の深さ方向
(側板部19の高さ方向と同じ)に沿う間隙22が形成され
ている。
ット17…が接着されている。これら間隙形成パット17…
は、2個で1組となっている(以下各組みをパット対21
…と記す)。各パット対21の間隙形成パット17,17は離
間して設けられており、その間にはトレー15の深さ方向
(側板部19の高さ方向と同じ)に沿う間隙22が形成され
ている。
この例の箱では、トレー本体16の各側板部19,19にパッ
ト対21…が2対づつ設けられている。パット17…は、ポ
リウレタンや発泡スチロール等の弾性を有する発泡体に
よって形成されており、その厚さは内容物収容時の圧縮
された状態でもパット17…によって形成される間隙22…
に内容物取出装置のロボットハンド10の爪11,11が余裕
をもって挿入できるように設定されている。また、パッ
ト17にあっては、その下端部が、側板部19を底板部18に
対してほぼ直角に起立させた状態で底板部18に接触する
ように、かつ、その上端部が、側板部19の上端部とほぼ
同一の高さになるように側板部19に接着されている。ま
た、相対向する一対の側板部19、19のパット17、17間に
後述する内容物7をパット17、17に挟まれた状態で収納
する収納空間が形成されている。
ト対21…が2対づつ設けられている。パット17…は、ポ
リウレタンや発泡スチロール等の弾性を有する発泡体に
よって形成されており、その厚さは内容物収容時の圧縮
された状態でもパット17…によって形成される間隙22…
に内容物取出装置のロボットハンド10の爪11,11が余裕
をもって挿入できるように設定されている。また、パッ
ト17にあっては、その下端部が、側板部19を底板部18に
対してほぼ直角に起立させた状態で底板部18に接触する
ように、かつ、その上端部が、側板部19の上端部とほぼ
同一の高さになるように側板部19に接着されている。ま
た、相対向する一対の側板部19、19のパット17、17間に
後述する内容物7をパット17、17に挟まれた状態で収納
する収納空間が形成されている。
さらにこのトレー15の底板部18には、一方の側板部19か
ら他方の側板部19に向かって棒状の仕切り部材23が設け
られている。この仕切り部材23は、側板部19に設けられ
た2対のパット対21,21間に位置するように設けられて
いる。またこの仕切り部材23は、間隙形成パット17と同
様の材料で形成されている。
ら他方の側板部19に向かって棒状の仕切り部材23が設け
られている。この仕切り部材23は、側板部19に設けられ
た2対のパット対21,21間に位置するように設けられて
いる。またこの仕切り部材23は、間隙形成パット17と同
様の材料で形成されている。
次にこの箱の使用方法を説明する。
この箱に収容される内容物7は、のり付けされた個装用
カートンが畳まれたものである。この内容物7…は、第
2図および第3図に示すように、トレー15の側壁部19,1
9間に並列に重ねられた状態で2列に収容されている。
各内容物7…の列の端部は、パット17…に当接してい
る。そしてこのように内容物7…が収容されたトレー15
は、外箱1内に収容される。外箱1には、トレー15が3
段収容される。
カートンが畳まれたものである。この内容物7…は、第
2図および第3図に示すように、トレー15の側壁部19,1
9間に並列に重ねられた状態で2列に収容されている。
各内容物7…の列の端部は、パット17…に当接してい
る。そしてこのように内容物7…が収容されたトレー15
は、外箱1内に収容される。外箱1には、トレー15が3
段収容される。
この箱から内容物7…を取り出すには、まず外箱1を開
封し、ついでパッド対21をなすパット17,17間に形成さ
れた間隙22,22にロボットハンド10の爪11,11を差し込
む。そしてロボットハンド10の爪11,11を狭めて、1列
の内容物7…を挾持して取り出す。
封し、ついでパッド対21をなすパット17,17間に形成さ
れた間隙22,22にロボットハンド10の爪11,11を差し込
む。そしてロボットハンド10の爪11,11を狭めて、1列
の内容物7…を挾持して取り出す。
このようにして上段のトレー15の内容物7…を2列取り
出したあと、仕切り部材23を把持して、あるいはトレー
15の底板部18をバキュームで吸い付けてトレー15を取り
出し、ついで下段のトレー15の内容物7…を取り出す。
取り出されたトレー15は、第4図に示すように、側板部
19,19を倒すことにより平板状とされ、再度使用される
まで保管される。
出したあと、仕切り部材23を把持して、あるいはトレー
15の底板部18をバキュームで吸い付けてトレー15を取り
出し、ついで下段のトレー15の内容物7…を取り出す。
取り出されたトレー15は、第4図に示すように、側板部
19,19を倒すことにより平板状とされ、再度使用される
まで保管される。
この箱にあっては、パット17…がトレー15の側板部19,1
9の内面に取り付けられているので、ロボットハンド10
の爪11,11の挿入される間隙22,22がトレー15の内側に形
成され、トレー15の側板部19,19にロボットハンド10の
爪11,11を通過させるための切欠を設けることが不要に
なる。よって、トレー15の側板部19,19を平板状に形成
してトレー15の圧縮強度を向上できる。従ってこの箱で
は、内容物7…を多段に収容しても、荷重がトレー15に
よって支えられ下段の内容物7…の変形が防止される。
9の内面に取り付けられているので、ロボットハンド10
の爪11,11の挿入される間隙22,22がトレー15の内側に形
成され、トレー15の側板部19,19にロボットハンド10の
爪11,11を通過させるための切欠を設けることが不要に
なる。よって、トレー15の側板部19,19を平板状に形成
してトレー15の圧縮強度を向上できる。従ってこの箱で
は、内容物7…を多段に収容しても、荷重がトレー15に
よって支えられ下段の内容物7…の変形が防止される。
またこの箱ではパット17…が、トレー15の側板部19,19
の内面に設けられており、間隙22がトレー15の内側に形
成されるので、内容物7…を取り出すロボットハンド10
の爪11,11はトレー15の側板部19,19を通過しない。従っ
て、前記従来の箱のようにトレー2の側板3,3にロボッ
トハンド10の爪11,11が引っ掛かる事故が発生すること
はなく、内容物7…の取り出しを円滑に行える。
の内面に設けられており、間隙22がトレー15の内側に形
成されるので、内容物7…を取り出すロボットハンド10
の爪11,11はトレー15の側板部19,19を通過しない。従っ
て、前記従来の箱のようにトレー2の側板3,3にロボッ
トハンド10の爪11,11が引っ掛かる事故が発生すること
はなく、内容物7…の取り出しを円滑に行える。
またこの箱ではパット17…がトレー15の側板部19,19の
内面に設けられているので、トレー15の外面が平滑に形
成される。よってこの箱ではトレー15を外箱1内に収容
するときに外箱1にトレー15が引っ掛かるトラブルが発
生し難くトレー15の収容を円滑に行うことができる。
内面に設けられているので、トレー15の外面が平滑に形
成される。よってこの箱ではトレー15を外箱1内に収容
するときに外箱1にトレー15が引っ掛かるトラブルが発
生し難くトレー15の収容を円滑に行うことができる。
さらにこの箱では、側板部19,19の内面に設けられたパ
ット17…が弾性を有する発泡体で形成されているので、
パット17…の圧縮変形によって、トレー15内の内容物7
…の収容される部分の幅が広くなる。その上、パット17
…に内容物が直接接しており、内容物7…を収容すると
きにパット17…の単位面積当たりに加わる圧縮応力が大
となる。従ってこの箱ではパット17…の弾性を大いに利
用して内容物7…の収容を容易に行うことができる。
ット17…が弾性を有する発泡体で形成されているので、
パット17…の圧縮変形によって、トレー15内の内容物7
…の収容される部分の幅が広くなる。その上、パット17
…に内容物が直接接しており、内容物7…を収容すると
きにパット17…の単位面積当たりに加わる圧縮応力が大
となる。従ってこの箱ではパット17…の弾性を大いに利
用して内容物7…の収容を容易に行うことができる。
またこの箱では、弾性を有する発泡体で形成されたパッ
ト17…が側板部19,19の内面に設けられており、内容物
7…と直接接しているので、物流時に内容物7…を横方
向にずらす衝撃が加わったときには内容物7…に追従し
てパット17…が剪断変形し、内容物7…の表面が擦られ
るの防止する。従って、この箱によれば内容物7…の外
面の損傷を防ぐことができる。
ト17…が側板部19,19の内面に設けられており、内容物
7…と直接接しているので、物流時に内容物7…を横方
向にずらす衝撃が加わったときには内容物7…に追従し
てパット17…が剪断変形し、内容物7…の表面が擦られ
るの防止する。従って、この箱によれば内容物7…の外
面の損傷を防ぐことができる。
加えてこの箱では、トレー15に仕切り部材23が設けられ
ているので、内容物7である個装用カートンを間違った
方向で入れようとすると仕切り部材23に衝突して、内容
物7の挿入が不可能になる。従って、内容物7…の入れ
間違い等の事故を防止できる。
ているので、内容物7である個装用カートンを間違った
方向で入れようとすると仕切り部材23に衝突して、内容
物7の挿入が不可能になる。従って、内容物7…の入れ
間違い等の事故を防止できる。
また、物流時等に横方向から衝撃が加わったときには、
仕切り部材23によって内容物の移動が阻止される。よっ
てこの箱によれば2列に収容された内容物7…が物流時
の衝撃で乱れるのを防止できる。
仕切り部材23によって内容物の移動が阻止される。よっ
てこの箱によれば2列に収容された内容物7…が物流時
の衝撃で乱れるのを防止できる。
さらにこの箱ではトレー15に仕切り部材23が設けられて
いるので、トレー15を外箱1から取り出す際には、仕切
り部材23を持って簡単に取り出すことができる。
いるので、トレー15を外箱1から取り出す際には、仕切
り部材23を持って簡単に取り出すことができる。
加えてこの箱では、トレー本体16の底板部18の強度が仕
切り部材23で向上されるので、トレー15が変形し難いも
のとなる。
切り部材23で向上されるので、トレー15が変形し難いも
のとなる。
以上2列の収容部を有する場合に付いて説明したが、底
板の幅を収容するカートンと略等しく設定して1列だけ
の収容部としてもよいし、カートンと略等しい幅で2つ
以上の仕切り部材を設けて3列以上の収容部を形成して
もよい。
板の幅を収容するカートンと略等しく設定して1列だけ
の収容部としてもよいし、カートンと略等しい幅で2つ
以上の仕切り部材を設けて3列以上の収容部を形成して
もよい。
「考案の効果」 以上説明したように本考案の箱は、底板部の対向する端
縁に側板部が立設されてなるトレー本体と、前記側板部
の各内面に少なくとも1対づつ配置されて間にトレーの
深さ方向に沿う間隙を形成する間隙形成パットとによっ
てトレーが形成されたものであり、前記パットの下端部
を前記底板部の上面に接触させ、前記パットの上端部を
前記側板部の上端部とほぼ同一高さに形成し、対向する
一対の側板部の各々に形成されたパットの間にこれらの
パットに挟まれた状態で内容物を収納する収納空間を形
成するとともに、前記側板部の内面に配置された少なく
とも一対のパットの厚さと間隙を、パット間の間隙に内
容物取出装置の爪を挿入可能とする大きさに形成してな
るので、ロボットハンド等の取出装置の爪が挿入される
間隙がトレーの内側に形成され、トレーの側板部にロボ
ットハンドの爪を避けるための切欠を設ける必要がなく
なる。また、側板部に取り付けたパットが側板部の起立
状態で底板部に接触し、内容物の収納空間側に側板部が
倒れることを防止できるので、ロボットハンドの取出装
置の爪がパット間の間隙に挿入される際に側板部が邪魔
になることがないとともに、トレーを重ねた場合、ある
いはトレーの上下方向に荷重が作用した場合であっても
側板部をパットが補強するので、トレーの圧縮強度が向
上する。よって本考案の箱によれば、トレーの側板部の
圧縮強度を向上して、外箱内に多段にトレーを収容する
ことが可能となる。
縁に側板部が立設されてなるトレー本体と、前記側板部
の各内面に少なくとも1対づつ配置されて間にトレーの
深さ方向に沿う間隙を形成する間隙形成パットとによっ
てトレーが形成されたものであり、前記パットの下端部
を前記底板部の上面に接触させ、前記パットの上端部を
前記側板部の上端部とほぼ同一高さに形成し、対向する
一対の側板部の各々に形成されたパットの間にこれらの
パットに挟まれた状態で内容物を収納する収納空間を形
成するとともに、前記側板部の内面に配置された少なく
とも一対のパットの厚さと間隙を、パット間の間隙に内
容物取出装置の爪を挿入可能とする大きさに形成してな
るので、ロボットハンド等の取出装置の爪が挿入される
間隙がトレーの内側に形成され、トレーの側板部にロボ
ットハンドの爪を避けるための切欠を設ける必要がなく
なる。また、側板部に取り付けたパットが側板部の起立
状態で底板部に接触し、内容物の収納空間側に側板部が
倒れることを防止できるので、ロボットハンドの取出装
置の爪がパット間の間隙に挿入される際に側板部が邪魔
になることがないとともに、トレーを重ねた場合、ある
いはトレーの上下方向に荷重が作用した場合であっても
側板部をパットが補強するので、トレーの圧縮強度が向
上する。よって本考案の箱によれば、トレーの側板部の
圧縮強度を向上して、外箱内に多段にトレーを収容する
ことが可能となる。
また本考案の箱では間隙形成パットがトレーの側板部の
内面に設けられているので、この箱から内容物を取り出
すロボットハンドの爪はトレーの側板部を通過せずに直
接内容物に達する。従って、本考案の箱では、ロボット
ハンドの爪が引っ掛かる事故が発生することがなく、内
容物の取り出しを円滑に行える。
内面に設けられているので、この箱から内容物を取り出
すロボットハンドの爪はトレーの側板部を通過せずに直
接内容物に達する。従って、本考案の箱では、ロボット
ハンドの爪が引っ掛かる事故が発生することがなく、内
容物の取り出しを円滑に行える。
また本考案の箱では間隙形成パットがトレーの側板部の
内面に設けられているので、トレーの外面が平滑に形成
される。よって本考案の箱ではトレーを外箱内に収容す
るときに外箱にトレーが引っ掛かるトラブルが発生し難
くトレーの収容を円滑に行うことができる。
内面に設けられているので、トレーの外面が平滑に形成
される。よって本考案の箱ではトレーを外箱内に収容す
るときに外箱にトレーが引っ掛かるトラブルが発生し難
くトレーの収容を円滑に行うことができる。
第1図は本考案の箱の一実施例を示す斜視図、第2図は
同実施例のトレーを示す正面図、第3図は同トレーを示
す断面図、第4図は同トレーを示す斜視図、第5図は従
来の箱を示す斜視図、第6図は同従来例を示す正面図で
ある。 1……外箱、15……トレー、16……トレー本体、17……
間隙形成パット(パット)、18……底板部、19……側板
部、21……パット対、22……間隙。
同実施例のトレーを示す正面図、第3図は同トレーを示
す断面図、第4図は同トレーを示す斜視図、第5図は従
来の箱を示す斜視図、第6図は同従来例を示す正面図で
ある。 1……外箱、15……トレー、16……トレー本体、17……
間隙形成パット(パット)、18……底板部、19……側板
部、21……パット対、22……間隙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊東 孝 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−152914(JP,U) 実開 昭63−67248(JP,U) 実公 昭56−42223(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】外箱にトレーが収容されてなる箱におい
て、 前記トレーが、底板部の対向する端縁に側板部を立設し
てなる段ボール製のトレー本体と、前記側板部の各内面
に少なくとも一対ずつ配置されて間にトレーの深さ方向
に沿う間隙を形成する間隙形成パットとからなり、前記
パットの下端部が前記底板部の上面に接触され、前記パ
ットの上端部が前記側板部の上端部とほぼ同一高さに形
成され、対向する一方の側板部のパットと他方の側板部
のパットとの間にこれらのパットに挟まれた状態で内容
物を収納する収納空間が形成されるとともに、前記側板
部の内面に配置された少なくとも一対のパットの厚さと
間隔がパット間の間隙に内容物取出装置の爪を挿入可能
とする大きさに形成されてなることを特徴とする箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989029570U JPH0734820Y2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989029570U JPH0734820Y2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02120317U JPH02120317U (ja) | 1990-09-28 |
JPH0734820Y2 true JPH0734820Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=31253900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989029570U Expired - Lifetime JPH0734820Y2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734820Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6076229B2 (ja) * | 2013-10-21 | 2017-02-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 包装緩衝部材およびそれを備えた包装材 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6319054Y2 (ja) * | 1979-09-06 | 1988-05-27 | ||
JPH0315457Y2 (ja) * | 1986-03-20 | 1991-04-04 | ||
JPS6367248A (ja) * | 1986-09-03 | 1988-03-26 | 池田屋紙器株式会社 | 容器の内函 |
-
1989
- 1989-03-15 JP JP1989029570U patent/JPH0734820Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02120317U (ja) | 1990-09-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |