JPH0734759U - 自動車用シートのランバーサポート装置 - Google Patents

自動車用シートのランバーサポート装置

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JPH0734759U
JPH0734759U JP7273593U JP7273593U JPH0734759U JP H0734759 U JPH0734759 U JP H0734759U JP 7273593 U JP7273593 U JP 7273593U JP 7273593 U JP7273593 U JP 7273593U JP H0734759 U JPH0734759 U JP H0734759U
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JP
Japan
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torsion bar
contact point
lumbar
point
stabilizer
Prior art date
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Pending
Application number
JP7273593U
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English (en)
Inventor
裕樹 大下
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Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0734759U publication Critical patent/JPH0734759U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランバーを強に調整したときに、強いばね感
が得られる自動車用シートのランバーサポート装置を提
供する。 【構成】 ランバーサポート用プレート8に対するトー
ションバー14の当接点aを一定にして、トーションバ
ー14のシートフレーム7に対する支持点bを移動させ
る。具体的には、アーム11の後方揺動で、スタビライ
ザー10で支持したトーションバー14の支持点bを、
当接点aに対して略垂直方向に移動させて、着座者の荷
重Pがかかる当接点aからトーションバー14にねじれ
方向の力eを多く作用させる。アーム11の前方移動
で、スタビライザー10で支持したトーションバー14
の支持点bを、当接点にa対して略水平方向に移動させ
て、着座者の荷重Pがかかる当接点aからトーションバ
ー14に圧縮方向の力fを多く作用させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特に、腰椎を支持する自動車用シートのランバーサポート装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5及び図6に示すように、自動車用シートのシートバック内に、シー トフレーム1の上部に両端部2a,2aを固定したS字状ばね2で上部を支持し たランバーサポート用プレート3を配置すると共に、上記シートフレーム1の下 部のブラケット5に基部4aを固定したトーションバー4の上端部4bを上記プ レート3の下部に当接させて、上記トーションバー4のばね力で着座者の腰椎を 支持するようにしたものが提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のランバーサポート装置では、トーションバー4を前 方に強制回動させてばね力を強く調整しても(ランバーを強にする)、プレート 3に対する当接点aとシートフレーム1に対する支持点bは略垂直方向で一定で あることから、着座者は、ランバーを強に調整したという強いばね感が得られな いという問題があった。
【0004】 そこで、本考案の目的は、ランバーを強に調整したときに強いばね感が得られ 、着座者が満足できる自動車用シートのランバーサポート装置を提供することに ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、シートバック内のシートフレームに上 部が支持されたランバーサポート用プレートの下部に、上記シートフレームに支 持したトーションバーを当接させる自動車用ランバーサポート装置において、 上記プレートに対するトーションバーの当接点を一定にして、該トーションバ ーのシートフレームに対する支持点を移動させることを特徴とするものである。
【0006】 具体的には、上記シートフレームに前後揺動自在に枢着した一対のアームを設 け、該一対のアームをスタビライザーで連結し、該スタビライザーで上記トーシ ョンバーを支持して、該アームの後方揺動でトーションバーの支持点を上記当接 点に対して略垂直方向に移動させると共に、上記アームの前方揺動でトーション バーの支持点を上記当接点に対して略水平方向に移動させるように構成すること ができる。
【0007】
【作用】
本考案によれば、ランバーサポート用プレートに対するトーションバーの当接 点を一定にして、トーションバーのシートフレームに対する支持点を移動させる 。具体的には、アームの後方揺動で、スタビライザーで支持したトーションバー の支持点を、当接点に対して略垂直方向に移動させると、着座者の荷重がかかる 当接点からトーションバーにねじれ方向の力が多く作用するので(ばね定数が低 い)、ばね力が弱くなってランバーが弱に調整される。
【0008】 一方、アームの前方移動で、スタビライザーで支持したトーションバーの支持 点を、当接点に対して略水平方向に移動させると、着座者の荷重がかかる当接点 からトーションバーに圧縮方向の力が多く作用するので(ばね定数が高い)、ば ね力が強くなってランバーが強に調整される。このトーションバーの圧縮方向の 力により、着座者は強いばね感を得られるようになる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。 図1に示すように、自動車用シートのシートバック内のシートフレーム7の両 側部には、前方に立上るサイドプレート7a,7aがそれぞれ固定されている。 上記シートフレーム7の前方には、縦長長方形状のランバーサポート用プレート 8が配置され、該プレート8の上部は、両端部9a,9aをシートフレーム7の 上部に固定したS字状ばね9で弾性的に支持されている。
【0010】 上記シートフレーム7の下部には、幅方向に伸長するパイプ状のスタビライザ ー10が配置され、該スタビライザー10の両端部には、前方に伸長する一対の アーム11,11がそれぞれ固定され、該各アーム11,11の先端部には、上 記シートフレーム7のサイドプレート7a,7aの方向に突出するヒンジピン1 2,12がそれぞれ固定されている。該各ヒンジピン12,12は、上記各サイ ドプレート7a,7aのヒンジ軸受け部(具体的に図示しない。)で回転自在に 支持することにより、各アーム11,11を介してスタビライザー10が前後方 向に揺動(スイング)するようになる。
【0011】 上記スタビライザー10には、図3に詳細に示すように、軸方向の中央部に中 央ブラケット15が固定され、該中央ブラケット15の上下方向の挿通穴15a ,15aに、長方形枠状のトーションバー14の上部の下向きの折曲端部14a ,14aを上方から貫通させている。
【0012】 上記中央ブラケット15の立上り部15b,15bを上記トーションバー14 の中央寄りの上水平部14b,14bに上方から巻き付けて、上水平部14b, 14bをねじれ可能に支持すると共に、上記中央ブラケット15の両側方で、上 記スタビライザー10に固定した側部ブラケット16,16を上記トーションバ ー14の上水平部14b,14bに下方から巻き付けて、上水平部14b,14 bをねじれ可能に支持する。
【0013】 これにより、上記トーションバー14は、折曲端部14a,14aが中央ブラ ケット15に固定され、上水平部14b,14bが立上り部15b,15bと側 部ブラケット16,16でねじれ可能に支持されるから、下水平部14cに前後 方向のばね力が作用するようになる。
【0014】 上記スタビライザー10に対しては、上記各アーム11,11を介して、スタ ビライザー10を前方に揺動させてランバーを強に調整すると共に、スタビライ ザー10を後方に揺動させてランバーを弱に調整するランバー調整機構(具体的 に図示しない。)が設けられている。
【0015】 上記トーションバー14の下水平部14cは、図2に示すように、上記プレー ト8の後面の下部の両側に形成した凹部8a,8aに嵌合させ、ガイドブラケッ ト17,17で各凹部8a,8aを閉じてリベット18で固定することにより、 プレート8の下部に回転自在に支持されるようになる。この下水平部14cがプ レート8の凹部8aで支持された当接点aは一定である。
【0016】 上記構成であれば、今、図4(A)に示すように、ランバー調整機構で各アー ム11,11を介してスタビライザー10が後方cに揺動されている状態では、 プレート8に対するトーションバー14の当接点aは一定であるから、アーム1 1,11に対するトーションバー14の支持点bが、当接点aに対して略垂直方 向(上方向)に移動している。これにより、着座者の荷重Pがかかる当接点aか らトーションバー14に、支持点bを中心とするねじれ方向の力eが多く作用す るので、ばね定数が低くなり、ばね力が弱くなってランバーが弱に調整されるよ うになる。
【0017】 一方、図4(B)に示すように、ランバー調整機構で各アーム11,11を介 してスタビライザー10を前方dに揺動させると、プレート8に対するトーショ ンバー14の当接点aは一定であるから、アーム11,11に対するトーション バー14の支持点bが、当接点aに対して略水平方向(横方向)に移動する。こ れにより、着座者の荷重Pがかかる当接点aからトーションバー14に、支持点 bを後方に押そうとする圧縮方向の力fが多く作用するので、ばね定数が高くな り、ばね力が強くなってランバーが強に調整されるようになる。即ち、このトー ションバー14の圧縮方向の力fにより、トーションバー14がねじれにくくな るので、着座者は強いばね感が得られるようになる。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案の自動車用シートのランバーサポート 装置は、トーションバーの支持点を、ランバーサポート用プレートの当接点に対 して略水平方向に移動させるようにしたから、着座者の荷重がかかる当接点から トーションバーに圧縮方向の力が多く作用して、ばね定数が高くなるので、ばね 力が強くなってランバーが強に調整され、このトーションバーの圧縮方向の力に より、着座者は強いばね感が得られ、ランバー機能を満足できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のランバーサポート装置の斜視図
【図2】 図1のA−A線に相当する拡大断面図
【図3】 ランバーサポート装置の斜視図
【図4】 (A)はランバーを弱に調整したランバーサ
ポート装置の側面図、(B)はランバーを強に調整した
ランバーサポート装置の側面図
【図5】 従来のランバーサポート装置の斜視図
【図6】 図5のランバーサポート装置の側面図
【符号の説明】
7…シートフレーム、8…ランバーサポート用プレー
ト、8a…凹部、10…スタビライザー、11…アー
ム、12…ヒンジピン、14…トーションバー、15…
中央ブラケット、a…当接点、b…支持点。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバック内のシートフレームに上部
    が支持されたランバーサポート用プレートの下部に、上
    記シートフレームに支持したトーションバーを当接させ
    る自動車用ランバーサポート装置において、 上記プレートに対するトーションバーの当接点を一定に
    して、該トーションバーのシートフレームに対する支持
    点を移動させることを特徴とする自動車用シートのラン
    バーサポート装置。
  2. 【請求項2】 上記シートフレームに前後揺動自在に枢
    着した一対のアームを設け、該一対のアームをスタビラ
    イザーで連結し、該スタビライザーで上記トーションバ
    ーを支持して、該アームの後方揺動でトーションバーの
    支持点を上記当接点に対して略垂直方向に移動させると
    共に、上記アームの前方揺動でトーションバーの支持点
    を上記当接点に対して略水平方向に移動させることを特
    徴とする請求項1に記載の自動車用シートのランバーサ
    ポート装置。
JP7273593U 1993-12-17 1993-12-17 自動車用シートのランバーサポート装置 Pending JPH0734759U (ja)

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JP7273593U JPH0734759U (ja) 1993-12-17 1993-12-17 自動車用シートのランバーサポート装置

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JPH0734759U true JPH0734759U (ja) 1995-06-27

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ID=13497919

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JP7273593U Pending JPH0734759U (ja) 1993-12-17 1993-12-17 自動車用シートのランバーサポート装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015061782A (ja) * 2014-11-25 2015-04-02 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
JP2016169009A (ja) * 2016-06-29 2016-09-23 テイ・エス テック株式会社 車両用シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015061782A (ja) * 2014-11-25 2015-04-02 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
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