JPH0734523A - 圧力式下水道システム - Google Patents
圧力式下水道システムInfo
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- JPH0734523A JPH0734523A JP5201226A JP20122693A JPH0734523A JP H0734523 A JPH0734523 A JP H0734523A JP 5201226 A JP5201226 A JP 5201226A JP 20122693 A JP20122693 A JP 20122693A JP H0734523 A JPH0734523 A JP H0734523A
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- sewage
- water level
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 汚水量ラッシュ時間帯における管路網に対す
る汚水流量の緩和を図った圧力式下水道システムを提供
する。 【構成】 圧力式下水道システムは複数のポンプユニッ
トと管路網を備える。起動水位検出センサおよび停止水
位検出センサからの検出信号に応じて各ポンプを運転停
止させる各ポンプユニット制御部と、各ポンプの運転状
態を監視し制御する監視制御部とを備える。1日におけ
る汚水量ラッシュ時間帯を設定する。通常の時間帯は各
ポンプユニット制御部により前記検出信号に基づいて各
ポンプが運転停止制御される。監視制御部は各ポンプユ
ニット制御部に取り込まれた情報に基づき、汚水量ラッ
シュ時間帯一定時間前より前記許容同時運転台数を越え
ない範囲で優先順序に従って停止中のポンプに運転指令
を与え、停止中のポンプを運転させて排水を実行する。
る汚水流量の緩和を図った圧力式下水道システムを提供
する。 【構成】 圧力式下水道システムは複数のポンプユニッ
トと管路網を備える。起動水位検出センサおよび停止水
位検出センサからの検出信号に応じて各ポンプを運転停
止させる各ポンプユニット制御部と、各ポンプの運転状
態を監視し制御する監視制御部とを備える。1日におけ
る汚水量ラッシュ時間帯を設定する。通常の時間帯は各
ポンプユニット制御部により前記検出信号に基づいて各
ポンプが運転停止制御される。監視制御部は各ポンプユ
ニット制御部に取り込まれた情報に基づき、汚水量ラッ
シュ時間帯一定時間前より前記許容同時運転台数を越え
ない範囲で優先順序に従って停止中のポンプに運転指令
を与え、停止中のポンプを運転させて排水を実行する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のポンプユニット
と管路網により汚水を処理場まで圧送する圧力式下水道
システムに関するものである。
と管路網により汚水を処理場まで圧送する圧力式下水道
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、1日における管路網に対する
汚水流入量変化は毎日略安定しており、圧力式下水道シ
ステムにおいては、1日における汚水排出量が集中する
汚水量ラッシュ時間帯であっても無理なく圧送処理でき
るように、複数のポンプユニットや各ポンプユニット間
を接続する管路網が適宜、配設されている。
汚水流入量変化は毎日略安定しており、圧力式下水道シ
ステムにおいては、1日における汚水排出量が集中する
汚水量ラッシュ時間帯であっても無理なく圧送処理でき
るように、複数のポンプユニットや各ポンプユニット間
を接続する管路網が適宜、配設されている。
【0003】そして、各家庭から排出された汚水は、各
ポンプユニットの汚水槽に流入して一時貯留される。各
汚水槽には汚水量を検出する起動水位検出センサや停止
水位検出センサが備えられており、各ポンプユニット制
御部により、それぞれ汚水槽に貯留される汚水量の水位
が起動水位検出センサ位置に達すると、その検出信号に
よりポンプが運転起動され、汚水槽の汚水が管路に排水
されるよう制御され、このポンプの運転により、汚水槽
内の汚水量の水位が低下して停止水位検出センサ位置に
達すると、その検出信号によりポンプの運転が停止され
るよう制御されていた。
ポンプユニットの汚水槽に流入して一時貯留される。各
汚水槽には汚水量を検出する起動水位検出センサや停止
水位検出センサが備えられており、各ポンプユニット制
御部により、それぞれ汚水槽に貯留される汚水量の水位
が起動水位検出センサ位置に達すると、その検出信号に
よりポンプが運転起動され、汚水槽の汚水が管路に排水
されるよう制御され、このポンプの運転により、汚水槽
内の汚水量の水位が低下して停止水位検出センサ位置に
達すると、その検出信号によりポンプの運転が停止され
るよう制御されていた。
【0004】そして、各ポンプにより排水された汚水は
管路網を通じて所定の処理場まで圧送されるよう構成さ
れていた。
管路網を通じて所定の処理場まで圧送されるよう構成さ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧力式
下水道システムの配設当初にあっては、汚水量ラッシュ
時間帯でも各ポンプの容量や管路の配管径等が能力的に
十分であっても、年々の人口増加により汚水排出量が増
大した場合、各ポンプの容量や配管径等に能力不足が生
じる。
下水道システムの配設当初にあっては、汚水量ラッシュ
時間帯でも各ポンプの容量や管路の配管径等が能力的に
十分であっても、年々の人口増加により汚水排出量が増
大した場合、各ポンプの容量や配管径等に能力不足が生
じる。
【0006】即ち、各ポンプが運転されるラッシュ状態
となった場合、ポンプを駆動するモータに過負荷が作用
すると共に、管路に圧送される汚水流量が増加するた
め、管路内の圧力損失が増大し、揚程の大きい管路に接
続されているポンプは運転されていても排出流量が0と
なるような事態が発生する。
となった場合、ポンプを駆動するモータに過負荷が作用
すると共に、管路に圧送される汚水流量が増加するた
め、管路内の圧力損失が増大し、揚程の大きい管路に接
続されているポンプは運転されていても排出流量が0と
なるような事態が発生する。
【0007】一方、汚水量ラッシュ時間帯における管路
に対する汚水流量を緩和するものとして、特開平1ー2
47623号公報に開示の構造のものがある。即ち、こ
の公報に開示の発明によれば、ポンプのラッシュ時間帯
において、ポンプの運転台数を低減する方式として、運
転開始水位と所定時間経過後の水位とを比較し、水位が
下がっていれば、運転停止水位に関係なくそのポンプの
運転を停止する方式のものや、ポンプの許容同時運転台
数を越えた場合に、運転中のポンプのうち、運転開始水
位と所定時間経過後の水位とを比較し、水位が下がって
いるものを運転停止水位に関係なく停止する方式のもの
が開示されている。
に対する汚水流量を緩和するものとして、特開平1ー2
47623号公報に開示の構造のものがある。即ち、こ
の公報に開示の発明によれば、ポンプのラッシュ時間帯
において、ポンプの運転台数を低減する方式として、運
転開始水位と所定時間経過後の水位とを比較し、水位が
下がっていれば、運転停止水位に関係なくそのポンプの
運転を停止する方式のものや、ポンプの許容同時運転台
数を越えた場合に、運転中のポンプのうち、運転開始水
位と所定時間経過後の水位とを比較し、水位が下がって
いるものを運転停止水位に関係なく停止する方式のもの
が開示されている。
【0008】しかしながら、この従来公報に開示の発明
によれば、運転停止水位に関係なく、各貯水槽内の下水
量水位が運転開始水位近くでもポンプが停止されるた
め、ポンプ停止後この貯水槽に下水が流入すれば、すぐ
にポンプの運転が再開されることとなり、ポンプの運転
停止が頻繁に繰り返されるおそれが大であり、管路に対
する汚水流量の緩和が有効に図れず、上記事態の発生を
招くおそれもある。
によれば、運転停止水位に関係なく、各貯水槽内の下水
量水位が運転開始水位近くでもポンプが停止されるた
め、ポンプ停止後この貯水槽に下水が流入すれば、すぐ
にポンプの運転が再開されることとなり、ポンプの運転
停止が頻繁に繰り返されるおそれが大であり、管路に対
する汚水流量の緩和が有効に図れず、上記事態の発生を
招くおそれもある。
【0009】また、既設の圧力式下水道システムにおけ
るポンプ容量や配管径等は容易に変更することができな
い欠点がある。
るポンプ容量や配管径等は容易に変更することができな
い欠点がある。
【0010】そこで、本発明は上記事態の発生を防止す
べく、汚水量ラッシュ時間帯における管路網に対する汚
水流量の緩和を図った圧力式下水道システムを提供する
ことを目的とする。
べく、汚水量ラッシュ時間帯における管路網に対する汚
水流量の緩和を図った圧力式下水道システムを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の技術的手段は、汚水槽内にポンプを有する複数
のポンプユニットと各ポンプユニット間を接続する管路
網により、汚水を処理場まで圧送する圧力式下水道シス
テムにおいて、各汚水排出源から各汚水槽に流入して一
時貯留される汚水量の水位を検出する起動水位検出セン
サおよび停止水位検出センサが備えられ、起動水位検出
センサおよび停止水位検出センサからの検出信号に応じ
て各ポンプを運転停止させる各ポンプユニット制御部
と、各ポンプの運転状態を監視し制御する監視制御部と
を備え、1日における汚水量ラッシュ時間帯を設定し、
通常は各ポンプユニット制御部により前記検出信号に基
づいて各ポンプが運転停止制御され、前記監視制御部は
各ポンプユニット制御部に取り込まれた前記検出信号お
よびポンプ運転中であることを示す信号を取り込み、各
管路毎のポンプの許容同時運転台数と汚水量ラッシュ時
間帯とから、汚水量ラッシュ時間帯一定時間前より前記
許容同時運転台数を越えない範囲で優先順序に従って停
止中のポンプに運転指令を与え、停止中のポンプを運転
させて排水を実行する点にある。
の第1の技術的手段は、汚水槽内にポンプを有する複数
のポンプユニットと各ポンプユニット間を接続する管路
網により、汚水を処理場まで圧送する圧力式下水道シス
テムにおいて、各汚水排出源から各汚水槽に流入して一
時貯留される汚水量の水位を検出する起動水位検出セン
サおよび停止水位検出センサが備えられ、起動水位検出
センサおよび停止水位検出センサからの検出信号に応じ
て各ポンプを運転停止させる各ポンプユニット制御部
と、各ポンプの運転状態を監視し制御する監視制御部と
を備え、1日における汚水量ラッシュ時間帯を設定し、
通常は各ポンプユニット制御部により前記検出信号に基
づいて各ポンプが運転停止制御され、前記監視制御部は
各ポンプユニット制御部に取り込まれた前記検出信号お
よびポンプ運転中であることを示す信号を取り込み、各
管路毎のポンプの許容同時運転台数と汚水量ラッシュ時
間帯とから、汚水量ラッシュ時間帯一定時間前より前記
許容同時運転台数を越えない範囲で優先順序に従って停
止中のポンプに運転指令を与え、停止中のポンプを運転
させて排水を実行する点にある。
【0012】また、第2の技術的手段は、汚水槽内にポ
ンプを有する複数のポンプユニットと各ポンプユニット
間を接続する管路網により、汚水を処理場まで圧送する
圧力式下水道システムにおいて、各汚水排出源から各汚
水槽に流入して一時貯留される汚水量の水位を検出する
起動水位検出センサおよび停止水位検出センサが備えら
れ、起動水位検出センサおよび停止水位検出センサから
の検出信号に応じて各ポンプを運転停止させる各ポンプ
ユニット制御部と、各ポンプの運転状態を監視し制御す
る監視制御部とを備え、1日における汚水量ラッシュ時
間帯を設定し、通常は各ポンプユニット制御部により前
記検出信号に基づいて各ポンプが運転停止制御され、前
記監視制御部は各ポンプユニット制御部に取り込まれた
前記検出信号およびポンプ運転中であることを示す信号
を取り込み、各管路毎のポンプの許容同時運転台数と汚
水量ラッシュ時間帯とから、汚水量ラッシュ時間帯に前
記許容同時運転台数を越えない範囲で優先順序に従って
停止中のポンプに運転指令を与え、停止中のポンプを運
転させて排水を実行する点にある。
ンプを有する複数のポンプユニットと各ポンプユニット
間を接続する管路網により、汚水を処理場まで圧送する
圧力式下水道システムにおいて、各汚水排出源から各汚
水槽に流入して一時貯留される汚水量の水位を検出する
起動水位検出センサおよび停止水位検出センサが備えら
れ、起動水位検出センサおよび停止水位検出センサから
の検出信号に応じて各ポンプを運転停止させる各ポンプ
ユニット制御部と、各ポンプの運転状態を監視し制御す
る監視制御部とを備え、1日における汚水量ラッシュ時
間帯を設定し、通常は各ポンプユニット制御部により前
記検出信号に基づいて各ポンプが運転停止制御され、前
記監視制御部は各ポンプユニット制御部に取り込まれた
前記検出信号およびポンプ運転中であることを示す信号
を取り込み、各管路毎のポンプの許容同時運転台数と汚
水量ラッシュ時間帯とから、汚水量ラッシュ時間帯に前
記許容同時運転台数を越えない範囲で優先順序に従って
停止中のポンプに運転指令を与え、停止中のポンプを運
転させて排水を実行する点にある。
【0013】
【作用】第1発明によれば、通常の時間帯においては、
各汚水排出源から各汚水槽内に流入した汚水量が起動水
位検出センサ位置に達すると、その水位が起動水位検出
センサによって検出され、その検出信号に基づき各ポン
プユニット制御部からの運転指令により各ポンプが運転
起動される。そして、ポンプの運転により汚水槽内の汚
水が管路に排水されて、汚水槽内の汚水の水位が低下
し、停止水位検出センサ位置に達すると、その水位が停
止水位検出センサによって検出され、その検出信号に基
づき各ポンプユニット制御部からの停止指令により各ポ
ンプの運転が停止される。以上の制御動作が前記通常の
時間帯において繰り返される。
各汚水排出源から各汚水槽内に流入した汚水量が起動水
位検出センサ位置に達すると、その水位が起動水位検出
センサによって検出され、その検出信号に基づき各ポン
プユニット制御部からの運転指令により各ポンプが運転
起動される。そして、ポンプの運転により汚水槽内の汚
水が管路に排水されて、汚水槽内の汚水の水位が低下
し、停止水位検出センサ位置に達すると、その水位が停
止水位検出センサによって検出され、その検出信号に基
づき各ポンプユニット制御部からの停止指令により各ポ
ンプの運転が停止される。以上の制御動作が前記通常の
時間帯において繰り返される。
【0014】そして、監視制御部は各ポンプユニット制
御部に取り込まれた前記検出信号およびポンプ運転中で
あることを示す信号を取り込み、各管路毎のポンプの許
容同時運転台数と汚水量ラッシュ時間帯とから、汚水量
ラッシュ時間帯一定時間前になると前記許容同時運転台
数を越えない範囲で優先順序に従って停止中のポンプに
運転指令を与え、停止中のポンプを強制的に運転させて
排水を実行する。
御部に取り込まれた前記検出信号およびポンプ運転中で
あることを示す信号を取り込み、各管路毎のポンプの許
容同時運転台数と汚水量ラッシュ時間帯とから、汚水量
ラッシュ時間帯一定時間前になると前記許容同時運転台
数を越えない範囲で優先順序に従って停止中のポンプに
運転指令を与え、停止中のポンプを強制的に運転させて
排水を実行する。
【0015】即ち、汚水排出量が集中する汚水量ラッシ
ュ時間帯前に、管路網に余裕がある範囲内で、起動水位
検出センサ位置に汚水量が達していない汚水槽であって
も、優先順序に従ってポンプを強制的に運転し、予め、
汚水槽内の汚水を排水する方式であり、汚水量ラッシュ
時間帯突入時における各汚水槽内に貯留されている全体
の汚水量が減少でき、汚水量ラッシュ時間帯における管
路網に対する汚水流量が緩和できる。
ュ時間帯前に、管路網に余裕がある範囲内で、起動水位
検出センサ位置に汚水量が達していない汚水槽であって
も、優先順序に従ってポンプを強制的に運転し、予め、
汚水槽内の汚水を排水する方式であり、汚水量ラッシュ
時間帯突入時における各汚水槽内に貯留されている全体
の汚水量が減少でき、汚水量ラッシュ時間帯における管
路網に対する汚水流量が緩和できる。
【0016】また、第2発明によれば、通常の時間帯に
おいては、上記第1発明同様、各汚水排出源から各汚水
槽内に流入した汚水量が起動水位検出センサ位置に達す
ると、その水位が起動水位検出センサによって検出さ
れ、その検出信号に基づき各ポンプユニット制御部から
の運転指令により各ポンプが運転起動される。そして、
ポンプの運転により汚水槽内の汚水が管路に排水され
て、汚水槽内の汚水の水位が低下し、停止水位検出セン
サ位置に達すると、その水位が停止水位検出センサによ
って検出され、その検出信号に基づき各ポンプユニット
制御部からの停止指令により各ポンプの運転が停止され
る。以上の制御動作が前記通常の時間帯において繰り返
される。
おいては、上記第1発明同様、各汚水排出源から各汚水
槽内に流入した汚水量が起動水位検出センサ位置に達す
ると、その水位が起動水位検出センサによって検出さ
れ、その検出信号に基づき各ポンプユニット制御部から
の運転指令により各ポンプが運転起動される。そして、
ポンプの運転により汚水槽内の汚水が管路に排水され
て、汚水槽内の汚水の水位が低下し、停止水位検出セン
サ位置に達すると、その水位が停止水位検出センサによ
って検出され、その検出信号に基づき各ポンプユニット
制御部からの停止指令により各ポンプの運転が停止され
る。以上の制御動作が前記通常の時間帯において繰り返
される。
【0017】そして、監視制御部は各ポンプユニット制
御部に取り込まれた前記検出信号およびポンプ運転中で
あることを示す信号を取り込み、各管路毎のポンプの許
容同時運転台数と汚水量ラッシュ時間帯とから、汚水量
ラッシュ時間帯になると前記許容同時運転台数を越えな
い範囲で優先順序に従って停止中のポンプに運転指令を
与え、停止中のポンプを強制的に運転させて排水を実行
する。
御部に取り込まれた前記検出信号およびポンプ運転中で
あることを示す信号を取り込み、各管路毎のポンプの許
容同時運転台数と汚水量ラッシュ時間帯とから、汚水量
ラッシュ時間帯になると前記許容同時運転台数を越えな
い範囲で優先順序に従って停止中のポンプに運転指令を
与え、停止中のポンプを強制的に運転させて排水を実行
する。
【0018】即ち、汚水排出量が集中する汚水量ラッシ
ュ時間帯に、管路網に余裕がある範囲内で、起動水位検
出センサ位置に汚水量が達していない汚水槽であって
も、優先順序に従ってポンプを強制的に運転し、予め、
汚水槽内の汚水を排水する方式であり、汚水量ラッシュ
時間帯における各汚水槽内に貯留されている全体の汚水
量が効率よく減少でき、汚水量ラッシュ時間帯における
管路網に対する汚水流量が緩和できる。
ュ時間帯に、管路網に余裕がある範囲内で、起動水位検
出センサ位置に汚水量が達していない汚水槽であって
も、優先順序に従ってポンプを強制的に運転し、予め、
汚水槽内の汚水を排水する方式であり、汚水量ラッシュ
時間帯における各汚水槽内に貯留されている全体の汚水
量が効率よく減少でき、汚水量ラッシュ時間帯における
管路網に対する汚水流量が緩和できる。
【0019】
【実施例】以下、第1発明および第2発明を具備した実
施例を図面に基づいて説明すると、図2および図3にお
いて、GP1、GP2、・・GPnはそれぞれポンプユ
ニットで、管路P1、P2、・・Pn網により互いに接
続されており、管路P1、P2、・・Pn網を通じて所
定の処理場まで汚水を圧送するよう構成されている。
施例を図面に基づいて説明すると、図2および図3にお
いて、GP1、GP2、・・GPnはそれぞれポンプユ
ニットで、管路P1、P2、・・Pn網により互いに接
続されており、管路P1、P2、・・Pn網を通じて所
定の処理場まで汚水を圧送するよう構成されている。
【0020】各ポンプユニットGP1、GP2、・・G
Pnはそれぞれ汚水槽1と、汚水槽1内に配置されたグ
ラインダポンプ2とを備えてなり、汚水排出源としての
各家3から排出された汚水は流入管4を通じて自然流下
方式により各ポンプユニットGP1、GP2、・・GP
nに案内される。
Pnはそれぞれ汚水槽1と、汚水槽1内に配置されたグ
ラインダポンプ2とを備えてなり、汚水排出源としての
各家3から排出された汚水は流入管4を通じて自然流下
方式により各ポンプユニットGP1、GP2、・・GP
nに案内される。
【0021】また、グラインダポンプ2の運転により、
汚水槽1内に貯留されている汚水が吐出管5を通じて管
路P1、P2、・・Pnに圧送されるよう構成されてい
る。
汚水槽1内に貯留されている汚水が吐出管5を通じて管
路P1、P2、・・Pnに圧送されるよう構成されてい
る。
【0022】前記汚水槽1内には、汚水の水位を検出す
べく、グラインダポンプ2の停止水位LWL、起動水位
HWLおよび異常水位HHWLの少なくとも3レベルに
それぞれ停止水位検出センサ7、起動水位検出センサ
8、異常水位検出センサ9が備えられている。
べく、グラインダポンプ2の停止水位LWL、起動水位
HWLおよび異常水位HHWLの少なくとも3レベルに
それぞれ停止水位検出センサ7、起動水位検出センサ
8、異常水位検出センサ9が備えられている。
【0023】各ポンプユニットGP1、GP2、・・G
Pnには、それぞれポンプユニット制御盤等からなるポ
ンプユニット制御部11が備えられており、ポンプユニ
ット制御部11は停止水位検出センサ7、起動水位検出
センサ8、異常水位検出センサ9による検出信号やグラ
インダポンプ2が運転中かどうかの信号を取り込み、グ
ラインダポンプ2を運転停止制御するよう構成されてい
る。
Pnには、それぞれポンプユニット制御盤等からなるポ
ンプユニット制御部11が備えられており、ポンプユニ
ット制御部11は停止水位検出センサ7、起動水位検出
センサ8、異常水位検出センサ9による検出信号やグラ
インダポンプ2が運転中かどうかの信号を取り込み、グ
ラインダポンプ2を運転停止制御するよう構成されてい
る。
【0024】即ち、汚水槽1内の汚水の水位が起動水位
検出センサ8位置に達すると、その水位が起動水位検出
センサ8によって検出され、その検出信号に基づきポン
プユニット制御部11からの運転指令によりグラインダ
ポンプ2が運転起動されるよう制御される。
検出センサ8位置に達すると、その水位が起動水位検出
センサ8によって検出され、その検出信号に基づきポン
プユニット制御部11からの運転指令によりグラインダ
ポンプ2が運転起動されるよう制御される。
【0025】そして、グラインダポンプ2の運転により
汚水槽1内の汚水が管路P1、P2、・・Pnに排水さ
れて、汚水槽1内の汚水の水位が低下し、停止水位検出
センサ7位置に達すると、その水位が停止水位検出セン
サ7によって検出され、その検出信号に基づきポンプユ
ニット制御部11からの停止指令によりグラインダポン
プ2の運転が停止されるよう制御される。
汚水槽1内の汚水が管路P1、P2、・・Pnに排水さ
れて、汚水槽1内の汚水の水位が低下し、停止水位検出
センサ7位置に達すると、その水位が停止水位検出セン
サ7によって検出され、その検出信号に基づきポンプユ
ニット制御部11からの停止指令によりグラインダポン
プ2の運転が停止されるよう制御される。
【0026】また、汚水の水位が異常水位検出センサ9
位置に達した場合には、警報等により各家3に知らせ、
汚水の排水規制を促すよう制御されている。
位置に達した場合には、警報等により各家3に知らせ、
汚水の排水規制を促すよう制御されている。
【0027】さらに、各グラインダポンプ2の運転状態
を監視し制御すべく、各ポンプユニット制御部11が監
視制御盤等からなる監視制御部12に接続されており、
監視制御部12は各センサ7、8、9からの検出信号情
報やグラインダポンプ2の運転中か否かの情報を取り込
むと共に、いずれかの信号がOFFからON、ONから
OFFになったことをモニタし、前記信号に変化がある
毎に各グラインダポンプ2の運転可否を求め、各ポンプ
ユニットGP1、GP2、・・GPnに転送するよう構
成されている。
を監視し制御すべく、各ポンプユニット制御部11が監
視制御盤等からなる監視制御部12に接続されており、
監視制御部12は各センサ7、8、9からの検出信号情
報やグラインダポンプ2の運転中か否かの情報を取り込
むと共に、いずれかの信号がOFFからON、ONから
OFFになったことをモニタし、前記信号に変化がある
毎に各グラインダポンプ2の運転可否を求め、各ポンプ
ユニットGP1、GP2、・・GPnに転送するよう構
成されている。
【0028】また、各家庭における洗濯時間、入浴時
間、食事時間等は毎日略安定しており、従って、図4に
示される如く、一般的に圧力式下水道システムが配設さ
れた地域において、1日における各家庭から管路P1、
P2、・・Pn網に対する汚水流入量変化は毎日略安定
している。そして、1日における汚水排出量が集中する
時間帯を汚水量ラッシュ時間帯A、Bとして監視制御部
12に設定すると共に、汚水量ラッシュ時間帯A、Bよ
り一定時間前、例えば1時間前の時間を設定しておく。
さらに、監視制御部12に各管路P1、P2、・・Pn
毎に、上流側に接続された設計上許容されるポンプユニ
ットGP1、GP2、・・GPnのグラインダポンプ2
の許容同時運転台数を設定しておく。例えば、管路P1
はグラインダポンプ2の許容同時運転台数が1台、管路
P2はグラインダポンプ2の許容同時運転台数が1台、
管路P3はグラインダポンプ2の許容同時運転台数が1
台、管路P4はグラインダポンプ2の許容同時運転台数
が1台、管路P5はグラインダポンプ2の許容同時運転
台数が2台、管路P6はグラインダポンプ2の許容同時
運転台数が1台、管路P7はグラインダポンプ2の許容
同時運転台数が3台・・というように設定しておく。
間、食事時間等は毎日略安定しており、従って、図4に
示される如く、一般的に圧力式下水道システムが配設さ
れた地域において、1日における各家庭から管路P1、
P2、・・Pn網に対する汚水流入量変化は毎日略安定
している。そして、1日における汚水排出量が集中する
時間帯を汚水量ラッシュ時間帯A、Bとして監視制御部
12に設定すると共に、汚水量ラッシュ時間帯A、Bよ
り一定時間前、例えば1時間前の時間を設定しておく。
さらに、監視制御部12に各管路P1、P2、・・Pn
毎に、上流側に接続された設計上許容されるポンプユニ
ットGP1、GP2、・・GPnのグラインダポンプ2
の許容同時運転台数を設定しておく。例えば、管路P1
はグラインダポンプ2の許容同時運転台数が1台、管路
P2はグラインダポンプ2の許容同時運転台数が1台、
管路P3はグラインダポンプ2の許容同時運転台数が1
台、管路P4はグラインダポンプ2の許容同時運転台数
が1台、管路P5はグラインダポンプ2の許容同時運転
台数が2台、管路P6はグラインダポンプ2の許容同時
運転台数が1台、管路P7はグラインダポンプ2の許容
同時運転台数が3台・・というように設定しておく。
【0029】そして、監視制御部12は、各ポンプユニ
ット制御部11から取り込まれた情報と各管路P1、P
2、・・Pn毎のグラインダポンプ2の許容同時運転台
数と汚水量ラッシュ時間帯A、Bとから、汚水量ラッシ
ュ時間帯A、Bの前記一定時間前になると許容同時運転
台数を越えない範囲で優先順序に従って停止中のグライ
ンダポンプ2に運転指令を与え、停止中のグラインダポ
ンプ2を強制的に運転させて排水を実行するよう制御す
る。
ット制御部11から取り込まれた情報と各管路P1、P
2、・・Pn毎のグラインダポンプ2の許容同時運転台
数と汚水量ラッシュ時間帯A、Bとから、汚水量ラッシ
ュ時間帯A、Bの前記一定時間前になると許容同時運転
台数を越えない範囲で優先順序に従って停止中のグライ
ンダポンプ2に運転指令を与え、停止中のグラインダポ
ンプ2を強制的に運転させて排水を実行するよう制御す
る。
【0030】そして、汚水量ラッシュ時間帯A、Bにな
っても許容同時運転台数を越えない範囲で優先順序に従
って停止中のグラインダポンプ2に運転指令を与え、停
止中のグラインダポンプ2を強制的に運転させて排水を
実行するよう制御する。
っても許容同時運転台数を越えない範囲で優先順序に従
って停止中のグラインダポンプ2に運転指令を与え、停
止中のグラインダポンプ2を強制的に運転させて排水を
実行するよう制御する。
【0031】なお、上記優先順序は、より下流側に位置
するグラインダポンプ2から優先して順番に起動する方
法や、日頃のより運転時間の長いグラインダポンプ2か
ら優先して順番に起動する方法等、最適な方法を適宜選
択して設定すればよい。
するグラインダポンプ2から優先して順番に起動する方
法や、日頃のより運転時間の長いグラインダポンプ2か
ら優先して順番に起動する方法等、最適な方法を適宜選
択して設定すればよい。
【0032】そして、その他の時間帯においては、各ポ
ンプユニット制御部11により各センサ7、8、9の検
出信号に基づいて各グラインダポンプ2が運転停止制御
される。
ンプユニット制御部11により各センサ7、8、9の検
出信号に基づいて各グラインダポンプ2が運転停止制御
される。
【0033】以下、図1に示されるフローチャートに基
づき制御動作を説明する。
づき制御動作を説明する。
【0034】先ず、ステップS1において、現在の時間
が汚水量ラッシュ時間帯A、Bかどうかが判断される。
そして、汚水量ラッシュ時間帯A、Bでなければ、ステ
ップS2に移行して、汚水量ラッシュ時間帯A、B前一
定時間内かどうかが判断される。
が汚水量ラッシュ時間帯A、Bかどうかが判断される。
そして、汚水量ラッシュ時間帯A、Bでなければ、ステ
ップS2に移行して、汚水量ラッシュ時間帯A、B前一
定時間内かどうかが判断される。
【0035】ステップS2において、汚水量ラッシュ時
間帯A、B前一定時間内でなければ、ステップS1に戻
り、各ポンプユニットGP1、GP2、・・GPnのグ
ラインダポンプ2は、それぞれのポンプユニット制御部
11により運転停止制御される。
間帯A、B前一定時間内でなければ、ステップS1に戻
り、各ポンプユニットGP1、GP2、・・GPnのグ
ラインダポンプ2は、それぞれのポンプユニット制御部
11により運転停止制御される。
【0036】また、ステップS2において、汚水量ラッ
シュ時間帯A、B前一定時間内であれば、各管路P1、
P2、・・Pn毎のグラインダポンプ2の許容同時運転
台数を越えない範囲で優先順序に従って停止中のグライ
ンダポンプ2に運転指令を与え、停止中のグラインダポ
ンプ2を運転させる。すなわちステップS3に移行し
て、現在起動中のグラインダポンプ2の運転台数Kを取
り込む。その後、ステップS4に移行して、許容同時運
転台数Jと現在起動中のグラインダポンプ2の運転台数
Kとの差(L=J−K)を求める。その後、ステップS
5に移行して、その差Lが1以上かどうかが判断され、
差Lが1以上であれば、ポンプ運転の余裕があるという
ことになり、ステップS6に移行して優先順序に従って
停止中のグラインダポンプ2に運転指令を与えるわけで
ある。そしてその後は、ステップS1に戻る。なおステ
ップS5で差Lが1以上でなければ、ステップS1に戻
る。
シュ時間帯A、B前一定時間内であれば、各管路P1、
P2、・・Pn毎のグラインダポンプ2の許容同時運転
台数を越えない範囲で優先順序に従って停止中のグライ
ンダポンプ2に運転指令を与え、停止中のグラインダポ
ンプ2を運転させる。すなわちステップS3に移行し
て、現在起動中のグラインダポンプ2の運転台数Kを取
り込む。その後、ステップS4に移行して、許容同時運
転台数Jと現在起動中のグラインダポンプ2の運転台数
Kとの差(L=J−K)を求める。その後、ステップS
5に移行して、その差Lが1以上かどうかが判断され、
差Lが1以上であれば、ポンプ運転の余裕があるという
ことになり、ステップS6に移行して優先順序に従って
停止中のグラインダポンプ2に運転指令を与えるわけで
ある。そしてその後は、ステップS1に戻る。なおステ
ップS5で差Lが1以上でなければ、ステップS1に戻
る。
【0037】ステップS1において、汚水量ラッシュ時
間帯A,Bの場合も、前述同様ステップS3〜S6の動
作を実行することになる。
間帯A,Bの場合も、前述同様ステップS3〜S6の動
作を実行することになる。
【0038】本発明の実施例は以上のように構成されて
おり、汚水量ラッシュ時間帯A、Bおよびその前一定時
間内以外の通常の時間帯においては、各家3から各汚水
槽1内に流入した汚水量が起動水位検出センサ位置8に
達すると、その水位が起動水位検出センサ8によって検
出され、その検出信号に基づき各ポンプユニット制御部
11からの運転指令により各グラインダポンプ2が運転
起動される。そして、グラインダポンプ2の運転により
汚水槽1内の汚水が管路P1、P2、・・Pnに排水さ
れて、汚水槽1内の汚水の水位が低下し、停止水位検出
センサ7位置に達すると、その水位が停止水位検出セン
サ7によって検出され、その検出信号に基づき各ポンプ
ユニット制御部11からの停止指令により各グラインダ
ポンプ2の運転が停止される。以上の制御動作が前記通
常の時間帯において繰り返される。
おり、汚水量ラッシュ時間帯A、Bおよびその前一定時
間内以外の通常の時間帯においては、各家3から各汚水
槽1内に流入した汚水量が起動水位検出センサ位置8に
達すると、その水位が起動水位検出センサ8によって検
出され、その検出信号に基づき各ポンプユニット制御部
11からの運転指令により各グラインダポンプ2が運転
起動される。そして、グラインダポンプ2の運転により
汚水槽1内の汚水が管路P1、P2、・・Pnに排水さ
れて、汚水槽1内の汚水の水位が低下し、停止水位検出
センサ7位置に達すると、その水位が停止水位検出セン
サ7によって検出され、その検出信号に基づき各ポンプ
ユニット制御部11からの停止指令により各グラインダ
ポンプ2の運転が停止される。以上の制御動作が前記通
常の時間帯において繰り返される。
【0039】そして、監視制御部12は各ポンプユニッ
ト制御部11に取り込まれた前記検出信号およびポンプ
運転中であることを示す信号等を取り込み、各管路P
1、P2、・・Pn毎のグラインダポンプ2の許容同時
運転台数と汚水量ラッシュ時間帯A、Bとから、汚水量
ラッシュ時間帯A、B一定時間前になると前記許容同時
運転台数を越えない範囲で優先順序に従って停止中のグ
ラインダポンプ2に運転指令を与え、停止中のグライン
ダポンプ2を強制的に運転させて排水を実行する。
ト制御部11に取り込まれた前記検出信号およびポンプ
運転中であることを示す信号等を取り込み、各管路P
1、P2、・・Pn毎のグラインダポンプ2の許容同時
運転台数と汚水量ラッシュ時間帯A、Bとから、汚水量
ラッシュ時間帯A、B一定時間前になると前記許容同時
運転台数を越えない範囲で優先順序に従って停止中のグ
ラインダポンプ2に運転指令を与え、停止中のグライン
ダポンプ2を強制的に運転させて排水を実行する。
【0040】そして、汚水量ラッシュ時間帯A、Bにな
っても、監視制御部12は上記同様、各ポンプユニット
制御部11に取り込まれた前記検出信号およびポンプ運
転中であることを示す信号等を取り込み、各管路P1、
P2、・・Pn毎のグラインダポンプ2の許容同時運転
台数から、許容同時運転台数を越えない範囲で優先順序
に従って停止中のグラインダポンプ2に運転指令を与
え、停止中のグラインダポンプ2を強制的に運転させて
排水を実行する。
っても、監視制御部12は上記同様、各ポンプユニット
制御部11に取り込まれた前記検出信号およびポンプ運
転中であることを示す信号等を取り込み、各管路P1、
P2、・・Pn毎のグラインダポンプ2の許容同時運転
台数から、許容同時運転台数を越えない範囲で優先順序
に従って停止中のグラインダポンプ2に運転指令を与
え、停止中のグラインダポンプ2を強制的に運転させて
排水を実行する。
【0041】そして、汚水量ラッシュ時間帯A、Bが過
ぎると上記通常の時間帯の制御動作に戻る。
ぎると上記通常の時間帯の制御動作に戻る。
【0042】以上のように、汚水排出量が集中する汚水
量ラッシュ時間帯A、B前に、管路P1、P2、・・P
n網に余裕がある範囲内で、起動水位検出センサ8位置
に汚水量が達していない汚水槽1であっても、優先順序
に従ってグラインダポンプ2を強制的に運転し、予め、
汚水槽1内の汚水を排水する方式であり、汚水量ラッシ
ュ時間帯A、B突入時における各汚水槽1内に貯留され
ている全体の汚水量が有効に減少できる。
量ラッシュ時間帯A、B前に、管路P1、P2、・・P
n網に余裕がある範囲内で、起動水位検出センサ8位置
に汚水量が達していない汚水槽1であっても、優先順序
に従ってグラインダポンプ2を強制的に運転し、予め、
汚水槽1内の汚水を排水する方式であり、汚水量ラッシ
ュ時間帯A、B突入時における各汚水槽1内に貯留され
ている全体の汚水量が有効に減少できる。
【0043】また、汚水排出量が集中する汚水量ラッシ
ュ時間帯あっても、管路P1、P2、・・Pn網に余裕
がある範囲内で、起動水位検出センサ8位置に汚水量が
達していない汚水槽1であっても、優先順序に従ってグ
ラインダポンプ2を強制的に運転し、予め、汚水槽1内
の汚水を排水する方式であり、汚水量ラッシュ時間帯
A、Bにおける各汚水槽内に貯留されている全体の汚水
量が効率よく減少できる。
ュ時間帯あっても、管路P1、P2、・・Pn網に余裕
がある範囲内で、起動水位検出センサ8位置に汚水量が
達していない汚水槽1であっても、優先順序に従ってグ
ラインダポンプ2を強制的に運転し、予め、汚水槽1内
の汚水を排水する方式であり、汚水量ラッシュ時間帯
A、Bにおける各汚水槽内に貯留されている全体の汚水
量が効率よく減少できる。
【0044】従って、汚水量ラッシュ時間帯A、Bに突
入する前に、前もって各管路P1、P2、・・Pnを有
効利用して各汚水槽1に貯留されている汚水を予め排水
し、汚水量ラッシュ時間帯A、B突入時における各汚水
槽1内に貯留されている全体の汚水量減少を図ると共
に、汚水量ラッシュ時間帯においても各管路P1、P
2、・・Pnを有効利用して効率よく排水する方式であ
り、ここに、各グラインダポンプ2による管路P1、P
2、・・Pn網に対する排水量が分散でき、汚水量ラッ
シュ時間帯A、Bにおけるピーク時の管路P1、P2、
・・Pn網に対する汚水流量が緩和でき、既設の圧力式
下水道設備を有効利用できる。また、各グラインダポン
プ2の運転時間も分散され、グラインダポンプ2を駆動
するモータに対する過負荷も防止できる。
入する前に、前もって各管路P1、P2、・・Pnを有
効利用して各汚水槽1に貯留されている汚水を予め排水
し、汚水量ラッシュ時間帯A、B突入時における各汚水
槽1内に貯留されている全体の汚水量減少を図ると共
に、汚水量ラッシュ時間帯においても各管路P1、P
2、・・Pnを有効利用して効率よく排水する方式であ
り、ここに、各グラインダポンプ2による管路P1、P
2、・・Pn網に対する排水量が分散でき、汚水量ラッ
シュ時間帯A、Bにおけるピーク時の管路P1、P2、
・・Pn網に対する汚水流量が緩和でき、既設の圧力式
下水道設備を有効利用できる。また、各グラインダポン
プ2の運転時間も分散され、グラインダポンプ2を駆動
するモータに対する過負荷も防止できる。
【0045】なお、汚水量ラッシュ時間帯A、Bやその
前の一定時間は圧力式下水道システムの利用状況等に応
じて適宜設定すればよい。
前の一定時間は圧力式下水道システムの利用状況等に応
じて適宜設定すればよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように、第1発明の圧力式下水道
システムによれば、各汚水排出源から各汚水槽に流入し
て一時貯留される汚水量の水位を検出する起動水位検出
センサおよび停止水位検出センサが備えられ、起動水位
検出センサおよび停止水位検出センサからの検出信号に
応じて各ポンプを運転停止させる各ポンプユニット制御
部と、各ポンプの運転状態を監視し制御する監視制御部
とを備え、1日における汚水量ラッシュ時間帯を設定
し、通常は各ポンプユニット制御部により前記検出信号
に基づいて各ポンプが運転停止制御され、前記監視制御
部は各ポンプユニット制御部に取り込まれた前記検出信
号およびポンプ運転中であることを示す信号を取り込
み、各管路毎のポンプの許容同時運転台数と汚水量ラッ
シュ時間帯とから、汚水量ラッシュ時間帯一定時間前よ
り前記許容同時運転台数を越えない範囲で優先順序に従
って停止中のポンプに運転指令を与え、停止中のポンプ
を運転させて排水を実行するものであり、汚水排出量が
集中する汚水量ラッシュ時間帯前に、管路網に余裕があ
る範囲内で、起動水位検出センサ位置に汚水量が達して
いない汚水槽であっても、優先順序に従ってポンプを強
制的に運転し、予め、汚水槽内の汚水を排水する方式で
あるため、汚水量ラッシュ時間帯突入時における各汚水
槽内に貯留されている全体の汚水量が減少でき、汚水量
ラッシュ時間帯における管路網に対する汚水流量が有効
に緩和できる。
システムによれば、各汚水排出源から各汚水槽に流入し
て一時貯留される汚水量の水位を検出する起動水位検出
センサおよび停止水位検出センサが備えられ、起動水位
検出センサおよび停止水位検出センサからの検出信号に
応じて各ポンプを運転停止させる各ポンプユニット制御
部と、各ポンプの運転状態を監視し制御する監視制御部
とを備え、1日における汚水量ラッシュ時間帯を設定
し、通常は各ポンプユニット制御部により前記検出信号
に基づいて各ポンプが運転停止制御され、前記監視制御
部は各ポンプユニット制御部に取り込まれた前記検出信
号およびポンプ運転中であることを示す信号を取り込
み、各管路毎のポンプの許容同時運転台数と汚水量ラッ
シュ時間帯とから、汚水量ラッシュ時間帯一定時間前よ
り前記許容同時運転台数を越えない範囲で優先順序に従
って停止中のポンプに運転指令を与え、停止中のポンプ
を運転させて排水を実行するものであり、汚水排出量が
集中する汚水量ラッシュ時間帯前に、管路網に余裕があ
る範囲内で、起動水位検出センサ位置に汚水量が達して
いない汚水槽であっても、優先順序に従ってポンプを強
制的に運転し、予め、汚水槽内の汚水を排水する方式で
あるため、汚水量ラッシュ時間帯突入時における各汚水
槽内に貯留されている全体の汚水量が減少でき、汚水量
ラッシュ時間帯における管路網に対する汚水流量が有効
に緩和できる。
【0047】また、第2発明の圧力式下水道システムに
よれば、各汚水排出源から各汚水槽に流入して一時貯留
される汚水量の水位を検出する起動水位検出センサおよ
び停止水位検出センサが備えられ、起動水位検出センサ
および停止水位検出センサからの検出信号に応じて各ポ
ンプを運転停止させる各ポンプユニット制御部と、各ポ
ンプの運転状態を監視し制御する監視制御部とを備え、
1日における汚水量ラッシュ時間帯を設定し、通常は各
ポンプユニット制御部により前記検出信号に基づいて各
ポンプが運転停止制御され、前記監視制御部は各ポンプ
ユニット制御部に取り込まれた前記検出信号およびポン
プ運転中であることを示す信号を取り込み、各管路毎の
ポンプの許容同時運転台数と汚水量ラッシュ時間帯とか
ら、汚水量ラッシュ時間帯に前記許容同時運転台数を越
えない範囲で優先順序に従って停止中のポンプに運転指
令を与え、停止中のポンプを運転させて排水を実行する
ものであり、汚水排出量が集中する汚水量ラッシュ時間
帯に、管路網に余裕がある範囲内で、起動水位検出セン
サ位置に汚水量が達していない汚水槽であっても、優先
順序に従ってポンプを強制的に運転し、予め、汚水槽内
の汚水を排水する方式であるため、汚水量ラッシュ時間
帯における各汚水槽内に貯留されている全体の汚水量が
効率よく減少でき、汚水量ラッシュ時間帯における管路
網に対する汚水流量が有効に緩和できる。
よれば、各汚水排出源から各汚水槽に流入して一時貯留
される汚水量の水位を検出する起動水位検出センサおよ
び停止水位検出センサが備えられ、起動水位検出センサ
および停止水位検出センサからの検出信号に応じて各ポ
ンプを運転停止させる各ポンプユニット制御部と、各ポ
ンプの運転状態を監視し制御する監視制御部とを備え、
1日における汚水量ラッシュ時間帯を設定し、通常は各
ポンプユニット制御部により前記検出信号に基づいて各
ポンプが運転停止制御され、前記監視制御部は各ポンプ
ユニット制御部に取り込まれた前記検出信号およびポン
プ運転中であることを示す信号を取り込み、各管路毎の
ポンプの許容同時運転台数と汚水量ラッシュ時間帯とか
ら、汚水量ラッシュ時間帯に前記許容同時運転台数を越
えない範囲で優先順序に従って停止中のポンプに運転指
令を与え、停止中のポンプを運転させて排水を実行する
ものであり、汚水排出量が集中する汚水量ラッシュ時間
帯に、管路網に余裕がある範囲内で、起動水位検出セン
サ位置に汚水量が達していない汚水槽であっても、優先
順序に従ってポンプを強制的に運転し、予め、汚水槽内
の汚水を排水する方式であるため、汚水量ラッシュ時間
帯における各汚水槽内に貯留されている全体の汚水量が
効率よく減少でき、汚水量ラッシュ時間帯における管路
網に対する汚水流量が有効に緩和できる。
【図1】本発明の実施例にかかるフローチャートであ
る。
る。
【図2】本発明の実施例にかかる圧力式下水道システム
の概略説明図である。
の概略説明図である。
【図3】本発明の実施例にかかる圧力式下水道システム
の概略説明図である。
の概略説明図である。
【図4】時間と汚水流入量との関係図である。
1 汚水槽 2 グラインダポンプ 3 家 4 流入管 5 吐出管 7 停止水位検出センサ 8 起動水位検出センサ 9 異常水位検出センサ 11 ポンプユニット制御部 12 監視制御部 GP1、GP2、・・GPn ポンプユニット P1、P2、・・Pn 管路 A、B 汚水量ラッシュ時間帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 成生 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社産業機械事業部内
Claims (2)
- 【請求項1】 汚水槽内にポンプを有する複数のポンプ
ユニットと各ポンプユニット間を接続する管路網によ
り、汚水を処理場まで圧送する圧力式下水道システムに
おいて、 各汚水排出源から各汚水槽に流入して一時貯留される汚
水量の水位を検出する起動水位検出センサおよび停止水
位検出センサが備えられ、起動水位検出センサおよび停
止水位検出センサからの検出信号に応じて各ポンプを運
転停止させる各ポンプユニット制御部と、各ポンプの運
転状態を監視し制御する監視制御部とを備え、1日にお
ける汚水量ラッシュ時間帯を設定し、通常は各ポンプユ
ニット制御部により前記検出信号に基づいて各ポンプが
運転停止制御され、前記監視制御部は各ポンプユニット
制御部に取り込まれた前記検出信号およびポンプ運転中
であることを示す信号を取り込み、各管路毎のポンプの
許容同時運転台数と汚水量ラッシュ時間帯とから、汚水
量ラッシュ時間帯一定時間前より前記許容同時運転台数
を越えない範囲で優先順序に従って停止中のポンプに運
転指令を与え、停止中のポンプを運転させて排水を実行
することを特徴とする圧力式下水道システム。 - 【請求項2】 汚水槽内にポンプを有する複数のポンプ
ユニットと各ポンプユニット間を接続する管路網によ
り、汚水を処理場まで圧送する圧力式下水道システムに
おいて、 各汚水排出源から各汚水槽に流入して一時貯留される汚
水量の水位を検出する起動水位検出センサおよび停止水
位検出センサが備えられ、起動水位検出センサおよび停
止水位検出センサからの検出信号に応じて各ポンプを運
転停止させる各ポンプユニット制御部と、各ポンプの運
転状態を監視し制御する監視制御部とを備え、1日にお
ける汚水量ラッシュ時間帯を設定し、通常は各ポンプユ
ニット制御部により前記検出信号に基づいて各ポンプが
運転停止制御され、前記監視制御部は各ポンプユニット
制御部に取り込まれた前記検出信号およびポンプ運転中
であることを示す信号を取り込み、各管路毎のポンプの
許容同時運転台数と汚水量ラッシュ時間帯とから、汚水
量ラッシュ時間帯に前記許容同時運転台数を越えない範
囲で優先順序に従って停止中のポンプに運転指令を与
え、停止中のポンプを運転させて排水を実行することを
特徴とする圧力式下水道システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5201226A JPH0734523A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 圧力式下水道システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5201226A JPH0734523A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 圧力式下水道システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734523A true JPH0734523A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16437429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5201226A Pending JPH0734523A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 圧力式下水道システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734523A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117648003A (zh) * | 2024-01-30 | 2024-03-05 | 中国市政工程华北设计研究总院有限公司 | 一种污水管网污染物沉积与冒溢协同控制系统及控制方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009067467A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-02 | Dainippon Printing Co Ltd | レーザーマーキング可能な包装材料および包装袋 |
JP2009083185A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Dainippon Printing Co Ltd | レーザーマーキング用インキ及びレーザーマーキング方法 |
JP2009137261A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-06-25 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | レーザマーキング用積層体 |
JP2012131885A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Tokyo Printing Ink Mfg Co Ltd | レーザー記録用インキ組成物、記録用積層体および記録体 |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP5201226A patent/JPH0734523A/ja active Pending
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