JPH10231781A - 真空式下水道システムにおけるポンプの運転制御方法 - Google Patents
真空式下水道システムにおけるポンプの運転制御方法Info
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- JPH10231781A JPH10231781A JP9034824A JP3482497A JPH10231781A JP H10231781 A JPH10231781 A JP H10231781A JP 9034824 A JP9034824 A JP 9034824A JP 3482497 A JP3482497 A JP 3482497A JP H10231781 A JPH10231781 A JP H10231781A
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 短時間に大量の汚水が集水タンクに集水され
たとしても、集水タンク内水位の異常上昇を抑えて、警
報発生の頻度を低下させる真空式下水道システムにおけ
るポンプの運転制御方法を提供する。 【解決手段】 １台の汚水圧送ポンプ１０Ａが運転して
いるのにもかかわらず、集水タンク６内の水位が起動開
始水位ＨＷＬから警戒止水位ＨＨＷＬまで上昇すると、
この水位ＨＨＷＬを水位検出手段９によって検知して制
御手段１１に入力し、制御手段１１入力された水位検知
信号に基づいては他の１台の汚水圧送ポンプ１０Ｂに起
動信号を出力して起動させ、２台の汚水圧送ポンプ１０
Ａ，１０Ｂの同時運転によって集水タンク６内汚水の排
出を行うとともに、今まで運転していた真空ポンプ８Ａ
または８Ｂの運転を停止させる。
たとしても、集水タンク内水位の異常上昇を抑えて、警
報発生の頻度を低下させる真空式下水道システムにおけ
るポンプの運転制御方法を提供する。 【解決手段】 １台の汚水圧送ポンプ１０Ａが運転して
いるのにもかかわらず、集水タンク６内の水位が起動開
始水位ＨＷＬから警戒止水位ＨＨＷＬまで上昇すると、
この水位ＨＨＷＬを水位検出手段９によって検知して制
御手段１１に入力し、制御手段１１入力された水位検知
信号に基づいては他の１台の汚水圧送ポンプ１０Ｂに起
動信号を出力して起動させ、２台の汚水圧送ポンプ１０
Ａ，１０Ｂの同時運転によって集水タンク６内汚水の排
出を行うとともに、今まで運転していた真空ポンプ８Ａ
または８Ｂの運転を停止させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空式下水道シス
テムにおけるポンプの運転制御方法に係り、詳しくは、
集水タンク内水位の異常上昇を抑えて、警報発生の頻度
を低下させるポンプの運転制御方法に関する。
テムにおけるポンプの運転制御方法に係り、詳しくは、
集水タンク内水位の異常上昇を抑えて、警報発生の頻度
を低下させるポンプの運転制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】真空式下水道システムは、図１および図
２に示すように、民家１などで発生した汚水を自然流下
管２により汚水マス３に自然流下させ、この汚水マス３
の水位が所定のレベルまで上昇した時、この水位を検知
して、汚水マス３に設置されている真空弁４を弁開し、
真空弁４と真空ポンプ場５に設置されている集水タンク
６とを結ぶ真空下水管路７に、集水タンク６を介して２
台の真空ポンプ８Ａ，８Ｂにおける運転中の真空ポンプ
８Ａの真空圧を負荷して、汚水マス３に溜まった汚水を
真空圧により真空下水管路７に吸い込んで集水タンク６
に集水し、集水タンク６内の水位が起動開始水位ＨＷＬ
まで上昇したならば、この水位ＨＷＬを水位検知手段９
により検知して制御手段１１に入力し、制御手段１１は
入力された水位検知信号に基づいて２台の汚水圧送ポン
プ１０Ａ，１０Ｂにおける汚水圧送ポンプ１０Ａに起動
信号を出力してこれを起動させ、集水タンク６内の汚水
を排出する。なお、図２において、１２はドレンピッ
ト、１３はドレン管、ＬＬＷＬは水位異常低下時の警報
発生水位を示す。
２に示すように、民家１などで発生した汚水を自然流下
管２により汚水マス３に自然流下させ、この汚水マス３
の水位が所定のレベルまで上昇した時、この水位を検知
して、汚水マス３に設置されている真空弁４を弁開し、
真空弁４と真空ポンプ場５に設置されている集水タンク
６とを結ぶ真空下水管路７に、集水タンク６を介して２
台の真空ポンプ８Ａ，８Ｂにおける運転中の真空ポンプ
８Ａの真空圧を負荷して、汚水マス３に溜まった汚水を
真空圧により真空下水管路７に吸い込んで集水タンク６
に集水し、集水タンク６内の水位が起動開始水位ＨＷＬ
まで上昇したならば、この水位ＨＷＬを水位検知手段９
により検知して制御手段１１に入力し、制御手段１１は
入力された水位検知信号に基づいて２台の汚水圧送ポン
プ１０Ａ，１０Ｂにおける汚水圧送ポンプ１０Ａに起動
信号を出力してこれを起動させ、集水タンク６内の汚水
を排出する。なお、図２において、１２はドレンピッ
ト、１３はドレン管、ＬＬＷＬは水位異常低下時の警報
発生水位を示す。
【０００３】汚水圧送ポンプ１０Ａの運転により集水タ
ンク６内の水位が運転停止水位ＬＷＬまで低下したなら
ば、この水位ＬＷＬを水位検知手段９により検知して制
御手段１１に入力し、制御手段１１は入力された水位検
知信号に基づいて汚水圧送ポンプ１０Ａに運転停止信号
を出力して、汚水圧送ポンプ１０Ａの運転を停止させ、
この状態で水位が起動開始水位ＨＷＬまで上昇したなら
ば、つぎは汚水圧送ポンプ１０Ｂに起動信号を出力して
これを起動させ、集水タンク６内の汚水を排出するよう
に構成されている。つまり、集水タンク６内の水位が起
動開始水位ＨＷＬまで上昇する順位に基づいて２台の汚
水圧送ポンプ１０Ａ，１０Ｂを交互に運転することで集
水タンク６内の汚水を排出するように制御している。
ンク６内の水位が運転停止水位ＬＷＬまで低下したなら
ば、この水位ＬＷＬを水位検知手段９により検知して制
御手段１１に入力し、制御手段１１は入力された水位検
知信号に基づいて汚水圧送ポンプ１０Ａに運転停止信号
を出力して、汚水圧送ポンプ１０Ａの運転を停止させ、
この状態で水位が起動開始水位ＨＷＬまで上昇したなら
ば、つぎは汚水圧送ポンプ１０Ｂに起動信号を出力して
これを起動させ、集水タンク６内の汚水を排出するよう
に構成されている。つまり、集水タンク６内の水位が起
動開始水位ＨＷＬまで上昇する順位に基づいて２台の汚
水圧送ポンプ１０Ａ，１０Ｂを交互に運転することで集
水タンク６内の汚水を排出するように制御している。
【０００４】一方、汚水圧送ポンプ１０Ａまたは１０Ｂ
が運転しているのにもかかわらず、たとえば短時間に大
量の汚水が集水タンク６に集水されると、水位は警戒水
位ＨＨＷＬまで上昇する。この水位ＨＨＷＬは水位検知
手段９により検知して制御手段１１に入力し、制御手段
１１は入力された水位検知信号に基づいて汚水圧送ポン
プ１０Ａに運転確認信号を出力し、もし汚水圧送ポンプ
１０Ａまたは１０Ｂが停止していたならば、再起動信号
を汚水圧送ポンプ１０Ａまたは１０Ｂに出力して起動さ
せるように制御する。それでも水位が異常に上昇して警
報発生水位ＨＨＨＷＬまで到達すると、この水位ＨＨＨ
ＷＬは水位検知手段９で検知して制御手段１１に入力
し、制御手段１１は入力された水位検知信号に基づいて
警報を発生させる。この警報の発生は、汚水圧送ポンプ
１０Ａまたは１０Ｂの運転によって水位が警戒水位ＨＨ
ＷＬまで低下した時点で解除される。
が運転しているのにもかかわらず、たとえば短時間に大
量の汚水が集水タンク６に集水されると、水位は警戒水
位ＨＨＷＬまで上昇する。この水位ＨＨＷＬは水位検知
手段９により検知して制御手段１１に入力し、制御手段
１１は入力された水位検知信号に基づいて汚水圧送ポン
プ１０Ａに運転確認信号を出力し、もし汚水圧送ポンプ
１０Ａまたは１０Ｂが停止していたならば、再起動信号
を汚水圧送ポンプ１０Ａまたは１０Ｂに出力して起動さ
せるように制御する。それでも水位が異常に上昇して警
報発生水位ＨＨＨＷＬまで到達すると、この水位ＨＨＨ
ＷＬは水位検知手段９で検知して制御手段１１に入力
し、制御手段１１は入力された水位検知信号に基づいて
警報を発生させる。この警報の発生は、汚水圧送ポンプ
１０Ａまたは１０Ｂの運転によって水位が警戒水位ＨＨ
ＷＬまで低下した時点で解除される。
【０００５】すなわち、集水タンク６内の水位が起動開
始水位ＨＷＬまで上昇してから運転停止水位ＬＷＬまで
低下するまでの間は、１台の汚水圧送ポンプ１０Ａまた
は１０Ｂの運転に依存しているので、短時間に大量の汚
水が集水タンク６に集水されると、水位は異常に上昇し
て警報発生水位ＨＨＨＷＬに到達することになり、警報
発生の頻度を高める欠点がある。
始水位ＨＷＬまで上昇してから運転停止水位ＬＷＬまで
低下するまでの間は、１台の汚水圧送ポンプ１０Ａまた
は１０Ｂの運転に依存しているので、短時間に大量の汚
水が集水タンク６に集水されると、水位は異常に上昇し
て警報発生水位ＨＨＨＷＬに到達することになり、警報
発生の頻度を高める欠点がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来の真空式下水道シ
ステムにおけるポンプの運転制御方法では、集水タンク
内の水位が起動開始水位まで上昇してから運転停止水位
まで低下するまでの間は、１台の汚水圧送ポンプの運転
に依存しているので、短時間に大量の汚水が集水タンク
に集水されると、水位は上昇して警報発生水位に到達す
ることになり、警報発生の頻度を高める欠点がある。そ
こで、本発明は、たとえ短時間に大量の汚水が集水タン
クに集水されたとしても、集水タンク内水位の異常上昇
を抑えて、警報発生の頻度を低下させることができる真
空式下水道システムにおけるポンプの運転制御方法を提
供することを目的としたものである。
ステムにおけるポンプの運転制御方法では、集水タンク
内の水位が起動開始水位まで上昇してから運転停止水位
まで低下するまでの間は、１台の汚水圧送ポンプの運転
に依存しているので、短時間に大量の汚水が集水タンク
に集水されると、水位は上昇して警報発生水位に到達す
ることになり、警報発生の頻度を高める欠点がある。そ
こで、本発明は、たとえ短時間に大量の汚水が集水タン
クに集水されたとしても、集水タンク内水位の異常上昇
を抑えて、警報発生の頻度を低下させることができる真
空式下水道システムにおけるポンプの運転制御方法を提
供することを目的としたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、民家などで発生した汚水を自然流下管により汚水マ
スに自然流下させ、この汚水マスの水位が所定のレベル
まで上昇した時、この水位を検知して、該汚水マスに設
置されている真空弁を弁開し、この真空弁と真空ポンプ
場に設置されている集水タンクとを結び該集水タンク内
に開口している真空下水管路に、前記集水タンクを介し
て真空ポンプの真空圧を負荷し、前記汚水マスに溜まっ
た汚水を真空圧により前記真空下水管路に吸い込んで前
記集水タンクに集水し、該集水タンクの水位が汚水圧送
ポンプの起動開始水位まで上昇した時に、この水位を水
位検知手段により検知して制御手段に入力し、該制御手
段は入力された水位検知信号の順位に基づいて複数台の
汚水圧送ポンプに交互に起動信号を出力して、これら汚
水圧送ポンプの交互の起動により前記集水タンク内の汚
水を排出するとともに、該集水タンクの水位が前記汚水
圧送ポンプの起動開始水位よりも低い運転停止水位まで
低下した時に、この水位を前記水位検知手段により検知
して制御手段に入力し、該制御手段は入力された水位検
知信号に基づいて運転している前記汚水圧送ポンプに運
転停止信号を出力して、該汚水圧送ポンプの運転を停止
させる真空式下水道システムにおける汚水圧送ポンプの
運転制御方法において、前記１台の汚水圧送ポンプの起
動による汚水の排出運転中に水位が前記起動開始水位と
該起動開始水位よりも上位の警報発生水位との中間に位
置する警戒水位まで上昇した時、この水位を水位検知手
段により検知して制御手段に入力し、該制御手段は入力
された水位検知信号に基づいて停止中の他の汚水圧送ポ
ンプに起動信号を出力して起動させ、複数台の汚水圧送
ポンプの運転により汚水の排出を行うとともに、前記真
空ポンプに運転停止信号を出力して、該真空ポンプの運
転を停止させることを特徴としている。
に、民家などで発生した汚水を自然流下管により汚水マ
スに自然流下させ、この汚水マスの水位が所定のレベル
まで上昇した時、この水位を検知して、該汚水マスに設
置されている真空弁を弁開し、この真空弁と真空ポンプ
場に設置されている集水タンクとを結び該集水タンク内
に開口している真空下水管路に、前記集水タンクを介し
て真空ポンプの真空圧を負荷し、前記汚水マスに溜まっ
た汚水を真空圧により前記真空下水管路に吸い込んで前
記集水タンクに集水し、該集水タンクの水位が汚水圧送
ポンプの起動開始水位まで上昇した時に、この水位を水
位検知手段により検知して制御手段に入力し、該制御手
段は入力された水位検知信号の順位に基づいて複数台の
汚水圧送ポンプに交互に起動信号を出力して、これら汚
水圧送ポンプの交互の起動により前記集水タンク内の汚
水を排出するとともに、該集水タンクの水位が前記汚水
圧送ポンプの起動開始水位よりも低い運転停止水位まで
低下した時に、この水位を前記水位検知手段により検知
して制御手段に入力し、該制御手段は入力された水位検
知信号に基づいて運転している前記汚水圧送ポンプに運
転停止信号を出力して、該汚水圧送ポンプの運転を停止
させる真空式下水道システムにおける汚水圧送ポンプの
運転制御方法において、前記１台の汚水圧送ポンプの起
動による汚水の排出運転中に水位が前記起動開始水位と
該起動開始水位よりも上位の警報発生水位との中間に位
置する警戒水位まで上昇した時、この水位を水位検知手
段により検知して制御手段に入力し、該制御手段は入力
された水位検知信号に基づいて停止中の他の汚水圧送ポ
ンプに起動信号を出力して起動させ、複数台の汚水圧送
ポンプの運転により汚水の排出を行うとともに、前記真
空ポンプに運転停止信号を出力して、該真空ポンプの運
転を停止させることを特徴としている。
【０００８】本発明によれば、集水タンク内の水位が起
動開始水位まで上昇することで、１台の汚水圧送ポンプ
の運転によって集水タンク内の汚水を排出しているのに
もかかわらず、運転が警戒水位まで上昇したならば他の
汚水圧送ポンプを運転して、複数台の汚水圧送ポンプの
同時運転により集水タンク内の汚水を排出するので、集
水タンク内の水位が警報発生水位まで異常に上昇するの
を抑えることができる。また、複数台の汚水圧送ポンプ
の同時運転時には真空ポンプの運転を停止して、集水タ
ンク内の真空度を上げないように制御されるので、複数
台の汚水圧送ポンプによる汚水の排出を妨げる負圧度が
小さくなる。
動開始水位まで上昇することで、１台の汚水圧送ポンプ
の運転によって集水タンク内の汚水を排出しているのに
もかかわらず、運転が警戒水位まで上昇したならば他の
汚水圧送ポンプを運転して、複数台の汚水圧送ポンプの
同時運転により集水タンク内の汚水を排出するので、集
水タンク内の水位が警報発生水位まで異常に上昇するの
を抑えることができる。また、複数台の汚水圧送ポンプ
の同時運転時には真空ポンプの運転を停止して、集水タ
ンク内の真空度を上げないように制御されるので、複数
台の汚水圧送ポンプによる汚水の排出を妨げる負圧度が
小さくなる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、真空式下水道システムの構
成は図２の従来例と同様であるので、その構造説明は省
略する。図１において、従来と同様に、真空ポンプ８Ａ
の運転により真空圧を負荷して集水タンク６に集水し、
集水タンク６内の水位が起動開始水位ＨＷＬまで上昇し
たならば、この水位ＨＷＬを水位検知手段９により検知
して制御手段１１に入力し、制御手段１１は入力された
水位検知信号に基づいて汚水圧送ポンプ１０Ａに起動信
号を出力してこれを起動させ、集水タンク６内の汚水を
排出する。汚水圧送ポンプ１０Ａの運転により集水タン
ク６内の水位が運転停止水位ＬＷＬまで低下したなら
ば、この水位ＬＷＬを水位検知手段９により検知して制
御手段１１に入力し、制御手段１１は入力された水位検
知信号に基づいて汚水圧送ポンプ１０Ａに運転停止信号
を出力して、汚水圧送ポンプ１０Ａの運転を停止させ、
この状態で水位が起動開始水位ＨＷＬまで上昇したなら
ば、つぎは汚水圧送ポンプ１０Ｂに起動信号を出力して
これを起動させ、集水タンク６内の汚水を排出するよう
に構成されている。つまり、集水タンク６内の水位が起
動開始水位ＨＷＬまで上昇する順位に基づいて２台の汚
水圧送ポンプ１０Ａ，１０Ｂを交互に運転することで集
水タンク６内の汚水を排出するように制御している。
に基づいて説明する。なお、真空式下水道システムの構
成は図２の従来例と同様であるので、その構造説明は省
略する。図１において、従来と同様に、真空ポンプ８Ａ
の運転により真空圧を負荷して集水タンク６に集水し、
集水タンク６内の水位が起動開始水位ＨＷＬまで上昇し
たならば、この水位ＨＷＬを水位検知手段９により検知
して制御手段１１に入力し、制御手段１１は入力された
水位検知信号に基づいて汚水圧送ポンプ１０Ａに起動信
号を出力してこれを起動させ、集水タンク６内の汚水を
排出する。汚水圧送ポンプ１０Ａの運転により集水タン
ク６内の水位が運転停止水位ＬＷＬまで低下したなら
ば、この水位ＬＷＬを水位検知手段９により検知して制
御手段１１に入力し、制御手段１１は入力された水位検
知信号に基づいて汚水圧送ポンプ１０Ａに運転停止信号
を出力して、汚水圧送ポンプ１０Ａの運転を停止させ、
この状態で水位が起動開始水位ＨＷＬまで上昇したなら
ば、つぎは汚水圧送ポンプ１０Ｂに起動信号を出力して
これを起動させ、集水タンク６内の汚水を排出するよう
に構成されている。つまり、集水タンク６内の水位が起
動開始水位ＨＷＬまで上昇する順位に基づいて２台の汚
水圧送ポンプ１０Ａ，１０Ｂを交互に運転することで集
水タンク６内の汚水を排出するように制御している。
【００１０】今、汚水圧送ポンプ１０Ａの起動による汚
水の排出運転中に水位が警戒水位ＨＨＷＬまで上昇する
と、この水位を水位検知手段９により検知して制御手段
１１に入力し、制御手段１１は入力された水位検知信号
に基づいて汚水圧送ポンプ１０Ｂに起動信号を出力して
起動させ、２台の汚水圧送ポンプ１０Ａ，１０Ｂの同時
運転によって汚水の排出を行うとともに、運転中の真空
ポンプ８Ａに運転停止信号を出力して、該真空ポンプ８
Ａの運転を停止させる。また、汚水圧送ポンプ１０Ｂの
起動による汚水の排出運転中に水位が警戒水位ＨＨＷＬ
まで上昇すると、この水位を水位検知手段９により検知
して制御手段１１に入力し、制御手段１１は入力された
水位検知信号に基づいて汚水圧送ポンプ１０Ａに起動信
号を出力して起動させ、２台の汚水圧送ポンプ１０Ａ，
１０Ｂの運転によって汚水の排出を行うとともに、運転
中の真空ポンプ８Ａまたは８Ｂに運転停止信号を出力し
て、該真空ポンプ８Ａまたは８Ｂの運転を停止させる。
水の排出運転中に水位が警戒水位ＨＨＷＬまで上昇する
と、この水位を水位検知手段９により検知して制御手段
１１に入力し、制御手段１１は入力された水位検知信号
に基づいて汚水圧送ポンプ１０Ｂに起動信号を出力して
起動させ、２台の汚水圧送ポンプ１０Ａ，１０Ｂの同時
運転によって汚水の排出を行うとともに、運転中の真空
ポンプ８Ａに運転停止信号を出力して、該真空ポンプ８
Ａの運転を停止させる。また、汚水圧送ポンプ１０Ｂの
起動による汚水の排出運転中に水位が警戒水位ＨＨＷＬ
まで上昇すると、この水位を水位検知手段９により検知
して制御手段１１に入力し、制御手段１１は入力された
水位検知信号に基づいて汚水圧送ポンプ１０Ａに起動信
号を出力して起動させ、２台の汚水圧送ポンプ１０Ａ，
１０Ｂの運転によって汚水の排出を行うとともに、運転
中の真空ポンプ８Ａまたは８Ｂに運転停止信号を出力し
て、該真空ポンプ８Ａまたは８Ｂの運転を停止させる。
【００１１】すなわち、１台の汚水圧送ポンプ１０Ａま
たは１０Ｂを運転して、集水タンク６内の汚水を排出し
ているのにもかかわらず、たとえば短時間に大量の汚水
が集水タンク６に集水されることで、水位が警戒水位Ｈ
ＨＷＬまで上昇したならば、他の１台の汚水圧送ポンプ
１０Ａまたは１０Ｂを運転して、２台の汚水圧送ポンプ
１０Ａ，１０Ｂの同時運転により集水タンク６内の汚水
を排出するので、集水タンク６内の水位が警報発生水位
ＨＨＨＷＬまで異常に上昇するのを抑えて、警報発生の
頻度を低下させることができる。また、２台の汚水圧送
ポンプ１０Ａ，１０Ｂの同時運転時には真空ポンプ８Ａ
の運転を停止して、集水タンク６内の真空度を上げない
ように制御されるので、２台の汚水圧送ポンプ１０Ａ，
１０Ｂによる汚水の排出を妨げる負圧度が小さくなり、
汚水圧送ポンプ１０Ａ，１０Ｂによる汚水の排出効率が
低下するの防止して、汚水の排出を促進するとともに、
設備の契約電力が上がるのを回避することもできる。
たは１０Ｂを運転して、集水タンク６内の汚水を排出し
ているのにもかかわらず、たとえば短時間に大量の汚水
が集水タンク６に集水されることで、水位が警戒水位Ｈ
ＨＷＬまで上昇したならば、他の１台の汚水圧送ポンプ
１０Ａまたは１０Ｂを運転して、２台の汚水圧送ポンプ
１０Ａ，１０Ｂの同時運転により集水タンク６内の汚水
を排出するので、集水タンク６内の水位が警報発生水位
ＨＨＨＷＬまで異常に上昇するのを抑えて、警報発生の
頻度を低下させることができる。また、２台の汚水圧送
ポンプ１０Ａ，１０Ｂの同時運転時には真空ポンプ８Ａ
の運転を停止して、集水タンク６内の真空度を上げない
ように制御されるので、２台の汚水圧送ポンプ１０Ａ，
１０Ｂによる汚水の排出を妨げる負圧度が小さくなり、
汚水圧送ポンプ１０Ａ，１０Ｂによる汚水の排出効率が
低下するの防止して、汚水の排出を促進するとともに、
設備の契約電力が上がるのを回避することもできる。
【００１２】前述のように、２台の汚水圧送ポンプ１０
Ａ，１０Ｂによる汚水の排出がなされているのにもかか
わらず、水位が警報発生水位ＨＨＨＷＬまで異常に上昇
した場合には、この水位ＨＨＨＷＬを水位検知手段９で
検知して制御手段１１に入力し、制御手段１１は入力さ
れた水位検知信号に基づいて警報を発生させる。この警
報の発生は、汚水圧送ポンプ１０Ａ，１０Ｂの運転によ
って水位が警戒水位ＨＨＷＬまで低下した時点で解除さ
れる。
Ａ，１０Ｂによる汚水の排出がなされているのにもかか
わらず、水位が警報発生水位ＨＨＨＷＬまで異常に上昇
した場合には、この水位ＨＨＨＷＬを水位検知手段９で
検知して制御手段１１に入力し、制御手段１１は入力さ
れた水位検知信号に基づいて警報を発生させる。この警
報の発生は、汚水圧送ポンプ１０Ａ，１０Ｂの運転によ
って水位が警戒水位ＨＨＷＬまで低下した時点で解除さ
れる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
集水タンク内の水位が起動開始水位まで上昇すること
で、１台の汚水圧送ポンプの運転によって集水タンク内
の汚水を排出しているのにもかかわらず、運転が警戒水
位まで上昇したならば他の汚水圧送ポンプを運転して、
複数台の汚水圧送ポンプの同時運転により集水タンク内
の汚水を排出するので、集水タンク内の水位が警報発生
水位まで異常に上昇するのを抑えて、警報発生の頻度を
低下させることができる。また、複数台の汚水圧送ポン
プの同時運転時には真空ポンプの運転を停止して、集水
タンク内の真空度を上げないように制御するので、汚水
圧送ポンプによる汚水の排出を妨げる負圧度が小さくな
り、汚水圧送ポンプによる汚水の排出効率が低下するの
防止するとともに、設備の契約電力が上がるのを回避す
ることもできる。
集水タンク内の水位が起動開始水位まで上昇すること
で、１台の汚水圧送ポンプの運転によって集水タンク内
の汚水を排出しているのにもかかわらず、運転が警戒水
位まで上昇したならば他の汚水圧送ポンプを運転して、
複数台の汚水圧送ポンプの同時運転により集水タンク内
の汚水を排出するので、集水タンク内の水位が警報発生
水位まで異常に上昇するのを抑えて、警報発生の頻度を
低下させることができる。また、複数台の汚水圧送ポン
プの同時運転時には真空ポンプの運転を停止して、集水
タンク内の真空度を上げないように制御するので、汚水
圧送ポンプによる汚水の排出を妨げる負圧度が小さくな
り、汚水圧送ポンプによる汚水の排出効率が低下するの
防止するとともに、設備の契約電力が上がるのを回避す
ることもできる。
【図１】本発明の一実施の形態および従来のポンプの運
転制御方法の説明図である。
転制御方法の説明図である。
【図２】真空式下水道システムの構成図である。
１ 民家 ２ 自然流下管 ３ 汚水マス ４ 真空弁 ５ 真空ポンプ場 ６ 集水タンク ７ 真空下水管路 ８Ａ 真空ポンプ ８Ｂ 真空ポンプ ９ 水位検出手段 １０Ａ 汚水圧送ポンプ １０Ｂ 汚水圧送ポンプ １１ 制御手段 ＨＷＬ 汚水圧送ポンプの起動開始水位 ＨＨＷＬ 警戒水位 ＨＨＨＷＬ 警報発生水位 ＬＷＬ 汚水圧送ポンプの運転停止水位
Claims (1)
- 【請求項１】 民家などで発生した汚水を自然流下管に
より汚水マスに自然流下させ、この汚水マスの水位が所
定のレベルまで上昇した時、この水位を検知して、該汚
水マスに設置されている真空弁を弁開し、この真空弁と
真空ポンプ場に設置されている集水タンクとを結び該集
水タンク内に開口している真空下水管路に、前記集水タ
ンクを介して真空ポンプの真空圧を負荷し、前記汚水マ
スに溜まった汚水を真空圧により前記真空下水管路に吸
い込んで前記集水タンクに集水し、該集水タンクの水位
が汚水圧送ポンプの起動開始水位まで上昇した時に、こ
の水位を水位検知手段により検知して制御手段に入力
し、該制御手段は入力された水位検知信号の順位に基づ
いて複数台の汚水圧送ポンプに交互に起動信号を出力し
て、これら汚水圧送ポンプの交互の起動により前記集水
タンク内の汚水を排出するとともに、該集水タンクの水
位が前記汚水圧送ポンプの起動開始水位よりも低い運転
停止水位まで低下した時に、この水位を前記水位検知手
段により検知して制御手段に入力し、該制御手段は入力
された水位検知信号に基づいて運転している前記汚水圧
送ポンプに運転停止信号を出力して、該汚水圧送ポンプ
の運転を停止させる真空式下水道システムにおける汚水
圧送ポンプの運転制御方法において、前記１台の汚水圧
送ポンプの起動による汚水の排出運転中に水位が前記起
動開始水位と該起動開始水位よりも上位の警報発生水位
との中間に位置する警戒水位まで上昇した時、この水位
を水位検知手段により検知して制御手段に入力し、該制
御手段は入力された水位検知信号に基づいて停止中の他
の汚水圧送ポンプに起動信号を出力して起動させ、複数
台の汚水圧送ポンプの運転により汚水の排出を行うとと
もに、前記真空ポンプに運転停止信号を出力して、該真
空ポンプの運転を停止させることを特徴とする真空式下
水道システムにおけるポンプの運転制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9034824A JPH10231781A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 真空式下水道システムにおけるポンプの運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9034824A JPH10231781A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 真空式下水道システムにおけるポンプの運転制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10231781A true JPH10231781A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12424958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9034824A Abandoned JPH10231781A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 真空式下水道システムにおけるポンプの運転制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10231781A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008066328A1 (en) * | 2006-11-29 | 2008-06-05 | Green Environmental Technology Co., Ltd. | Buriable type vacuum station for vacuum sewer collection system |
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| JP2009114855A (ja) * | 2009-03-05 | 2009-05-28 | Sekisui Chem Co Ltd | 真空ステーション |
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| CN104061170A (zh) * | 2013-03-19 | 2014-09-24 | 控制技术有限公司 | 泵控制 |
| CN108223008A (zh) * | 2018-03-02 | 2018-06-29 | 中铁第六勘察设计院集团有限公司 | 一种矿山法深埋水下交通隧道废水池有效容积优化结构 |
-
1997
- 1997-02-19 JP JP9034824A patent/JPH10231781A/ja not_active Abandoned
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|---|---|---|---|
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