JPH10131869A - 排水量制御装置 - Google Patents

排水量制御装置

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JPH10131869A
JPH10131869A JP30256296A JP30256296A JPH10131869A JP H10131869 A JPH10131869 A JP H10131869A JP 30256296 A JP30256296 A JP 30256296A JP 30256296 A JP30256296 A JP 30256296A JP H10131869 A JPH10131869 A JP H10131869A
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JP
Japan
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variable speed
unit
storage element
water level
speed driving
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Application number
JP30256296A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Takada
勉 高田
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚水浄化装置の流量調整槽の水位より、沈殿
分離槽への送水ができなくなったり、多量の汚水排水が
該沈殿分離槽に送られるとういう問題及び三角堰の維持
管理を頻繁に行なう必要のない排水量制御装置を提供す
ること。 【解決手段】 流量調整槽3、排水ポンプ12、可変速
駆動手段、水位検出手段(圧力センサ)及び可変速駆動
手段を制御する制御部を具備し、流量調整槽3からの排
水量を制御する排水量制御装置において、制御部は、排
水ポンプ12の機種の一定水量別に該排水ポンプの運転
回転数と、該回転数における排水ポンプ12の全揚程を
関連して記憶している記憶手段と、使用初期条件を記憶
する初期条件記憶手段を具備し、水位検出手段により検
出した水位値及び該初期条件記憶手段に記憶されている
使用初期条件値を用い排水ポンプ12に必要な全揚程を
計算し、該計算結果による全揚程及び記憶手段のデータ
により適正な排水ポンプ運転回転数を選択計算して決定
して排水ポンプ12を運転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流量調整槽、沈殿分
離槽、曝気槽及び消毒槽に区分された汚水槽を具備する
浄化槽装置等において、流量調整槽から沈殿分離槽に一
定流量排水するのに好適な排水量制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図10は、浄化槽装置の浄化槽の断面を
示す図である。浄化槽装置は地上部に総合制御盤1及び
曝気用送風機10が設置され、汚水槽2本体は地下に埋
設され、その内部は、流量調整槽3、沈殿分離槽5、曝
気槽6及び消毒槽8に区分され、各槽には点検用のマン
ホール蓋2cが備え付けられている。汚水が流入する流
入口2aは流量調整槽3に開口し、放流口2bは消毒槽
8に開口されている。
【0003】前記流量調整槽3内には排水ポンプ4が設
けられ、流量調整槽3と沈殿分離槽5の中間に計量枡1
1が設けられている。また、曝気槽6内部には地上部の
曝気用送風機10より送られてくる空気を放出するため
低部に散気管7が設置されている。また、消毒槽8内部
には処理水を排出するための放流ポンプ9が設けられて
いる。
【0004】図11は計量枡11の構造を示す図であ
り、排水ポンプ4の揚水管4aより、該計量枡11内に
放流し、三角堰11aより計量枡11内の汚水が、一定
量だけ沈殿分離槽5へ流れ込み、余った汚水はオーバー
フロー管11bより再び流量調整槽3へ戻されるように
なっている。
【0005】実際の三角堰11aより沈殿分離槽5への
一定量Qcは、100人槽(100人分が使用した汚水
排水を処理する)の場合は30リットル/分であるが、
汚水排水のため固形物や様々な排水が汚水槽2内に送ら
れてくるため、排水ポンプ4は排水及び移送を詰ること
なく確実に行なうため通過径を大きくし、ポンプを閉塞
させないように一般的に揚水量を大きくしている。
【0006】図12は排水ポンプ4のポンプ性能曲線を
示す図であり、ポンプの運転点はポンプの性能曲線と負
荷抵抗曲線との交点になり、ポンプの性能曲線を図12
のN0曲線、負荷抵抗曲線を流量調整槽3内の水位L2
時のL2曲線とした場合は、各曲線の交点Q02=200
リットル/分となり、実際の三角堰11aより沈殿分離
槽5への一定量はQc=30リットル/分であり、これ
らの差(Q02−Qc=200リットル/分−30リット
ル/分=170リットル/分)を無駄な水量として、オ
ーバーフロー管11bより再び流量調整槽3へ戻す必要
がある。
【0007】前記問題を解決するためにポンプ性能を低
下させる目的でポンプの運転回転数をN3に下げたとす
ると、ポンプの性能曲線はN3となり、流量調整槽3内
の水位L2時ではポンプの運転点はポンプの性能曲線と
負荷抵抗曲線との交点であるQ32で運転水量はQcとな
る。しかし、流量調整槽3内の水位がLmin時の負荷抵
抗曲線はLminとなるが、ポンプの性能曲線N3と負荷
抵抗曲線Lminとの交点はないため、ポンプの運転は締
切運転となり、沈殿分離槽5への送水ができなくなる。
【0008】また、流量調整槽3内の水位がLmax時の
負荷抵抗曲線はLmaxとなり、ポンプの性能曲線N3と
負荷抵抗曲線Lmaxとの交点はQ3maxとなり、沈殿分離
槽5への送水量はQcよりはるかに大きくなり、ポンプ
の運転に必要な消費動力が大きくなり、多量の汚水排水
が沈殿分離槽5へ送られ、汚水処理ができなくなり未処
理水を放流することとなり、河川、湖水及び海等を汚染
させてしまう。
【0009】また、扱う液体が清水ではなく、汚水排水
のために三角堰11a上に固形物等が付着し、該三角堰
11aからの放流量が増大する。処理できる汚水量には
限界があるため該三角堰11aからの放流量が増大する
と浄化槽2内では処理できなくなり、未処理水を放流す
ることとなり、河川、湖水及び海等を汚染させてしま
う。これを防ぐために、従来では頻繁に三角堰11aに
付着する固形物等の除去等の維持管理をしなければなら
ない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の排水制御装
置では、ポンプの性能曲線と負荷抵抗曲線との交点によ
りポンプを運転するため、流量調整槽の水位より、沈殿
分離槽への送水ができなくなったり、多量の汚水排水が
該沈殿分離槽に送られるとういう問題がある。また、汚
水排水を扱うために三角堰上に固形物等が付着し、放流
量が増大するのを防ぐために三角堰の維持管理を頻繁に
行なう必要があった。
【0011】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、流量調整槽の水位より、沈殿分離槽への送水ができ
なくなったり、多量の汚水排水が該沈殿分離槽に送られ
るとういう問題及び三角堰の維持管理を頻繁に行なう必
要のない排水量制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の発明は、流量調整槽、該流量調整槽
の水を排水する排水ポンプ、該排水ポンプを駆動する可
変速駆動手段、該流量調整槽の水位を検出する水位検出
手段及び前記可変速駆動手段を制御する制御部を具備
し、流量調整槽からの排水量を制御する排水量制御装置
において、前記制御部は、少なくとも排水ポンプ1機種
の少なくとも一つの一定水量別に該排水ポンプの運転回
転数と、該回転数における排水ポンプの全揚程を関連し
て記憶している記憶手段と、使用初期条件を記憶する初
期条件記憶手段を具備し、水位検出手段により検出した
水位値及び該初期条件記憶手段に記憶されている使用初
期条件値を用い排水ポンプに必要な全揚程を計算し、該
計算結果による全揚程及び記憶手段のデータにより適正
な排水ポンプ運転回転数を選択計算して決定し、可変速
駆動手段へ出力することを特徴とする。
【0013】また、請求項2に記載の発明は請求項1に
記載の排水量制御装置において、前記計算は排水ポンプ
に必要な全揚程を、ポンプに必要な全揚程=実揚程+配
管抵抗+放流流速損失とし、水位に無関係な値である配
管抵抗と放流流速損失を前記使用初期条件として使用
し、配管抵抗及び放流流速損失を下式より求め、 配管抵抗=(揚水管等価長さ)×(制御水量/100)1.9 放流流速損失=(制御水量/(揚水管径2×(π×4)))2
/(2×g) 実揚程を水位検出手段のセンサ取付位置から放流面まで
の高さの値から排水ポンプ運転中の前記検出手段で検出
された水位を引くことで求め、実揚程に配管抵抗と放流
損失を加えて前記排水ポンプの必要な全揚程を計算する
ことを特徴とする。
【0014】また、請求項3に記載の発明は請求項2に
記載の排水量制御装置において、前記排水ポンプを運転
制御する前に前記流量調整槽の水位に無関係な値である
前記配管抵抗及び前記放流流速損失を求め、該値を前記
記憶手段に取り込み、前記排水ポンプ運転制御中は前記
流量調整槽の水位を水位検出手段で測定し、前記水位検
出手段のセンサ取付位置から放流面までの高さの値から
該水位検出手段で検出された前記流量調整槽の水位を引
くことで求め、前記実揚程に前記配管損失と前記放流流
速損失を加えて排水ポンプの必要な全揚程を計算するこ
とを特徴とする。
【0015】また、請求項4に記載の発明は請求項1乃
至3のいずれか1に記載の排水量制御装置において、前
記制御部は少なくとも排水ポンプ運転停止制御及び単独
定水量制御運転機能を具備することを特徴とする。
【0016】また、請求項5に記載の発明は、流量調整
槽、該流量調整槽の水を排水する排水ポンプ、該排水ポ
ンプを駆動する可変速駆動手段、該流量調整槽の水位を
検出する水位検出手段及び可変速駆動手段を制御する制
御部を具備し、流量調整槽からの排水量を制御する排水
量制御装置において、前記可変速駆動手段及び排水ポン
プを2台ずつ設け、第1の可変速駆動手段及び第2の可
変速駆動手段の一次電源部に電源部配線を接続すると共
に、第1の可変速駆動手段の二次側出力部に第1の排水
ポンプを第2の可変速駆動手段の二次側出力部に第2の
排水ポンプを接続し、制御部は主基板及び運転方式選択
スイッチ及び運転スイッチを具備し、該主基板に運転方
式選択スイッチ及び運転スイッチを接続すると共に、設
定器、演算素子(CPU)、読込専用素子(ROM)、
読込書込可能記憶素子(RAM)及び停電保証されてい
る読込書込可能記憶素子(EEPROM)を搭載し、主
基板より、各可変速駆動手段に可変運転信号と可変速駆
動手段リセット信号及び運転信号を出力すると共に、各
可変速駆動手段の故障と運転可能不可能信号を取り込
み、更に水位検出手段の値を取り込み、該主基板の設定
器では運転に必要な各値が設定でき、該設定の値は読込
書込可能記憶素子(RAM)及び停電保証されている読
込書込可能記憶素子(EEPROM)に書き込み、少な
くとも運転プログラム及び設定器で設定された初期値
は、読込専用記憶素子(ROM)に書き込み、電源が投
入されると各可変速駆動手段は各設定値を停電保証され
ている読込書込可能記憶素子(EEPROM)より読み
込み、該値を読込書込可能記憶素子(RAM)に書き込
み、排出ポンプのデータテーブルが予め読込専用記憶素
子(ROM)に書き込まれている場合は該読込専用記憶
素子(ROM)より、設定器で新たに書き込まれている
場合は停電保証されている読込書込可能記憶素子(EE
PROM)よりそれぞれ各値を読込み該読込書込可能記
憶素子(RAM)に書き込み、水位検出手段からの信号
により演算を実行し、一定時間毎に該演算の結果を可変
運転信号とし出力することを特徴とする。
【0017】また、請求項6に記載の発明は、流量調整
槽、該流量調整槽の水を排水する排水ポンプ、該排水ポ
ンプを駆動する可変速駆動手段、該流量調整槽の水位を
検出する水位検出手段及び可変速駆動手段を制御する制
御部を具備し、流量調整槽からの排水量を制御する排水
量制御装置において、前記可変速駆動手段及び排水ポン
プを2台ずつ設け、第1の可変速駆動手段及び第2の可
変速駆動手段の一次電源部に電源部配線を接続すると共
に、第1の可変速駆動手段の二次側出力部に第1の排水
ポンプを第2の可変速駆動手段の二次側出力部に第2の
排水ポンプを接続し、制御部は運転方式選択スイッチ及
び運転スイッチを具備すると共に、第1の可変速駆動手
段及び第2の可変速駆動手段のそれぞれに搭載された制
御主基板を具備し、該それぞれ制御主基板は運転方式選
択スイッチ及び運転スイッチの状態を取り込むことがで
きるように構成され、第1及び第2の可変速駆動手段の
制御主基板には、それぞれ設定器、演算素子(CP
U)、読込専用記憶素子(ROM)、読込書込可能記憶
素子(RAM)及び停電保証されている読込書込可能記
憶素子(EEPROM)を搭載すると共に、各可変速駆
動手段の制御主基板の間で、相互に可変運転信号、可変
速駆動手段リセット信号、運転信号及び運転可能不可能
信号を出力及び入力できるように構成し、更に子機親機
を区別するためのスイッチを設け、一方の可変速駆動手
段は前記水位検出手段の検出値を取り込み、他方の可変
速駆動手段に出力できるように構成し、各制御主基板の
設定器では各運転に必要な値が設定でき、該設定値はそ
れぞれ該読込書込可能記憶素子(RAM)及び停電保証
されている読込書込可能記憶素子(EEPROM)に書
き込み、入力された値が変更された場合においても該読
込書込可能記憶素子(RAM)及び停電保証されている
読込書込可能記憶素子(EEPROM)に書き込み、ま
た少なくとも運転のプログラム及び設定器で設定された
初期値は各読込専用記憶素子(ROM)に書き込み、電
源が投入されると各可変速駆動手段は各設定値を停電保
証されている読込書込可能記憶素子(EEPROM)よ
り読み込み、該値を読込書込可能記憶素子(RAM)に
書き込み、排水ポンプのデータテーブルが予め読込専用
記憶素子(ROM)に書き込まれている場合は該読込専
用記憶素子(ROM)より、該設定器で新たに書き込ま
れている場合は停電保証されている読込書込可能記憶素
子(EEPROM)より読み込み、各値を読込書込可能
記憶素子(RAM)に書き込み、水位検出手段からの信
号により演算を実行し、一定時間毎に該演算の結果を親
機の場合は直接自分自身の可変速駆動手段に出力し、子
機の場合は該演算の結果又は該演算の結果と運転信号を
出力することを特徴とする。
【0018】また、請求項7に記載の発明は、流量調整
槽、該流量調整槽の水を排水する排水ポンプ、該排水ポ
ンプを駆動する可変速駆動手段、該流量調整槽の水位を
検出する水位検出手段及び可変速駆動手段を制御する制
御部を具備し、流量調整槽からの排水量を制御する排水
量制御装置において、前記可変速駆動手段及び排水ポン
プを2台ずつ設け、第1の可変速駆動手段及び第2の可
変速駆動手段の一次電源部に電源部配線を接続すると共
に、第1の可変速駆動手段の二次側出力部に第1の排水
ポンプを第2の可変速駆動手段の二次側出力部に第2の
排水ポンプを接続し、制御部は運転方式選択スイッチ及
び運転スイッチを具備すると共に、設定器が搭載された
主基板を具備し、第1及び第2の可変速駆動手段は運転
方式選択スイッチ及び運転スイッチの状態と設定器によ
る設定値及び水位検出手段の検出値の入力、各可変速駆
動手段への可変運転信号、可変速駆動手段リセット信号
及び運転可能不可能信号の出力及び入力、外部出力信号
の出力ができるように構成し、主基板の設定器は外部出
力信号を入力した場合は、接点信号として外部に出力で
きるように構成し、各可変速駆動手段には、演算素子
(CPU)、読込専用素子(ROM)、読込書込可能記
憶素子(RAM)及び停電保証されている読込書込可能
記憶素子(EEPROM)を搭載し、主基板の設定器で
は運転に必要な各値が設定でき、該各設定値は前記各可
変速駆動手段毎に読込書込可能記憶素子(RAM)と停
電保証されている読込書込可能記憶素子(EEPRO
M)に書き込み、少なくとも運転のプログラム及び設定
器でセットされる初期値は、各読込専用記憶素子(RO
M)に書き込み、電源が投入されると各可変速駆動手段
は各設定値を停電保証されている読込書込可能記憶素子
(EEPROM)より読み込み、該値を読込書込可能記
憶素子(RAM)に書き込み、排水ポンプのデータテー
ブルが予め読込専用記憶素子(ROM)に書き込まれて
いる場合は読込専用記憶素子(ROM)より、該設定器
で新たに書き込まれている場合は停電保証されている読
込書込可能記憶素子(EEPROM)よりそれぞれ読み
出し、読込書込可能記憶素子(RAM)に書き込み、水
位検出手段からの検出信号を親機に取り込み演算を実行
し、該演算の結果を一定時間毎に直接自分自身の可変速
駆動手段に可変運転信号を出力することを特徴とする。
【0019】また、請求項8に記載の発明は、流量調整
槽、該流量調整槽の水を排水する排水ポンプ、該排水ポ
ンプを駆動する可変速駆動手段、該流量調整槽の水位を
検出する水位検出手段及び可変速駆動手段を制御する制
御部を具備し、流量調整槽からの排水量を制御する排水
量制御装置において、前記可変速駆動手段及び排水ポン
プを2台ずつ設け、第1の可変速駆動手段及び第2の可
変速駆動手段の一次電源部に電源部配線を接続すると共
に、第1の可変速駆動手段の二次側出力部に第1の排水
ポンプを第2の可変速駆動手段の二次側出力部に第2の
排水ポンプを接続し、制御部は運転方式選択スイッチ及
び運転スイッチを具備すると共に、設定器が搭載された
主基板を設け、第1及び第2の可変速駆動手段は運転方
式選択スイッチ及び運転スイッチの状態と主基板の設定
器による設定値及び水位検出手段の検出値を入力し、各
可変速駆動手段への可変運転信号、可変速駆動手段リセ
ット信号、運転可能不可能信号を出力及び入力し、外部
出力信号を出力し、主基板の設定器が外部出力信号を入
力した場合は接点信号として外部に出力できるように構
成し、各可変速駆動手段には演算素子(CPU)、読込
専用素子(ROM)及び読込書込可能記憶素子(RA
M)を搭載し、主基板には読込書込可能記憶素子(RA
M)及び停電保証されている読込書込可能記憶素子(E
EPROM)を搭載し、該設定器では必要な各値が設定
でき、該設定の値は停電保証されている読込書込可能記
憶素子(EEPROM)と読込書込可能記憶素子(RA
M)に書き込むと共に、各可変速駆動手段毎に読込書込
可能記憶素子(RAM)に書き込み、少なくとも運転の
プログラム及び設定器でセットされる値の初期値は、各
読込専用記憶素子(ROM)に書き込み、電源が投入さ
れると主基板の該設定器は各設定値を停電保証されてい
る読込書込可能記憶素子(EEPROM)より読み込
み、該値を読込書込可能記憶素子(RAM)に書き込
み、各可変速駆動手段の読込書込可能記憶素子(RA
M)に書き込み、排水ポンプのデータテーブルが予め読
込専用記憶素子(ROM)に書き込まれている場合は読
込専用記憶素子(ROM)より、該設定器で新たに書き
込まれている場合は停電保証されている読込書込可能記
憶素子(EEPROM)よりそれぞれを読み出し、各可
変速駆動手段の読込書込可能記憶素子(RAM)に書き
込み、水位検出手段からの信号を前記主基板より親機に
取り込み演算を実行し、一定時間毎に直接自分自身の可
変速駆動手段に該演算の結果を出力することを特徴とす
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る排水量制
御装置の一部構成例(流量調整槽と沈殿分離槽部分)を
示す図である。図1において、汚水槽2本体内の流量調
整槽3内に排水ポンプ12及び水位検出のための圧力セ
ンサ13を取付け、排水ポンプ12の吐出側に揚水管1
2aを取り付け、該揚水管12aより計量枡11(図1
0参照)を使用せず直接沈殿分離槽5に移送するように
なっている。
【0021】前記排水ポンプ12は、後に詳述するよう
に流量調整槽3内の水位に係らず吐出量が一定になる
ように制御される。このために従来例のように計量枡1
1(図10参照)が必要なくなり、常に安定した移送が
できるため、当初の処理能力で充分に処理することがで
き、消毒槽8(図10参照)から安定した処理水を放流
することになり、従来例のように河川、湖水及び海水を
汚染させることが無くなる。
【0022】図2は、前記排水ポンプ12の運転制御フ
ローを示す図である。同図により、前記排水ポンプ12
の運転制御方法を各運転制御方法毎に説明する。 〔始動及び単独定水量制御運転〕先ず、流量調整槽3内
の水位と予め設定された始動水位とを比較し(STE
P1)、該流量調整槽3内の水位が始動水位以上の場
合は単独定水量制御運転を行なう(STEP2)。
【0023】次に、流量調整槽3内の水位と増水水位
とを比較し(STEP3)、該水位が増水水位未満の
場合は、更に該水位と増水復帰水位とを比較し(ST
EP12)、該水位が増水復帰水位以上の場合は単独
定水量制御運転を続けたまま前記STEP1に戻る。前
記STEP1において、上記と同様な比較をし、始動水
位未満の場合は流量調整槽3内の水位と停止水位とを
比較し(STEP8)、該水位が停止水位以上の場合
はSTEP1に戻る。
【0024】〔停止及び交互運転制御〕前記単独定水量
制御運転中に流入量が減少すると、流量調整槽3内の水
位が低下し、STEP8で流量調整槽3内の水位と
停止水位とを比較し、該水位が停止水位未満となると
排水ポンプ12を停止させる(STEP9)。交互運転
する排水ポンプ12の有無を判断し(STEP10)、
交互運転する排水ポンプポ12がある場合は排水ポンプ
12を交互運転させ(STEP11)、排水ポンプ12
が1台のみの運転の場合及び他の排水ポンプ12が故障
している場合はSTEP1に戻る(STEP10)。
【0025】また、図2には記載されていないが、排水
ポンプ12が長時間連続的に運転されている場合は、該
排水ポンプ12の交互運転する時期がなくなるため以下
のような強制交互運転をさせる。前記排水ポンプ12の
一台の連続運転時間が予め設定された設定値を越えた場
合は、排水ポンプ12を一度停止水位以下とし停止させ
ることにより、再始動時に排水ポンプ12が交互運転さ
れ水位が始動水位以上であれば該排水ポンプ12を始動
させる。
【0026】〔並列定水量制御運転及び最大並列運転〕
前記単独定水量制御運転中に流量が増加すると、流量調
整槽3内の水位が増加するため、STEP3で流量調
整槽3内の水位と増水水位とを比較した場合に該水位
が増水水位以上であれば並列定水量制御運転を行なう
(STEP4)。前記並列定水量制御運転により、変位
した流量調整槽3内の水位と異常増水水位とを比較し
(STEP5)、該水位が異常増水水位以上の場合は
最大並列運転を行ない(STEP6)、外部出力をON
にし(STEP7)、STEP1に戻る。
【0027】最大並列運転中に、流量調整槽3内の水位
が低下した場合は、上記過程を経てSTEP5で該水
位と異常増水水位とを比較し、該水位が異常増水水位
未満の場合は、更に該水位と異常増水復帰水位とを比
較を行ない(STEP14)、該水位が異常増水復帰
水位以上の場合は最大並列運転を続けたままSTEP1
に戻る。また、前記STEP14で上記と同様な比較を
し、異常増水水位未満の場合は並列定水量制御運転に切
替え(STEP15)、外部出力をOFFにし(STE
P16)、STEP1に戻る。
【0028】並列定水量制御運転中に、更に水位が低下
してくると、前記STEP12で流量調整槽3内の水位
と増水復帰水位とを比較し、該水位が増水復帰水位
未満の場合は、単独定水量制御運転に切り替え(STE
P13)、STEP1に戻る。
【0029】図2には記載されていないが、排水ポンプ
の過負荷時の扱い及びインバータのトリップ時(直流部
分の中間電圧が高い場合又は低い場合、電動機への電流
の瞬時電流値又は定格電流値を越えて使用された場合)
の制御については以下の制御を行なっている。
【0030】インバータトリップ時の制御 インバータは数多くの電子部品を搭載しているために、
ノイズによる影響を受け易く、インバータはインバータ
トリップ信号を出し自分自身を保護してしまう。パワー
部の保護についても、従来の電動機の保護と異なり、運
転中の電流値(定格値、瞬時電流及び回生時の電流)の
比較、インバータの直流部分の電圧値が高い場合、低い
場合等にパワー部の半導体素子保護の目的で、インバー
タはインバータトリップ信号を出し、自分自身を保護し
てしまう。
【0031】この状態で故障と判断すると、たまたまの
状態でも排水ポンプ12の運転を中止にしなければなら
ない。これを避けるために、一般的にはインバータを再
始動させて、再び故障した場合に故障と判断するリトラ
イ機能をインバータ自身に搭載させている。
【0032】本発明では、上記の場合はリトライさせず
に他機のインバータ及びポンプに切替えて運転させ、他
機のポンプが停止後、再始動時に排水ポンプ12を始動
させ、排水ポンプ12の停止まで再びインバータトリッ
プが発生しない場合はそのままとし、始動及び停止の間
にインバータトリップが発生した場合は、安全のためイ
ンバータ及び排水ポンプ12を切替運転して、外部に警
告を出すようにする。
【0033】また、汚水排水を扱うポンプの場合は、ポ
ンプの羽根車等に異物が絡まる場合が多くあり、該異物
が運転中さらに異物を付着させる結果となり、ポンプの
運転中の過負荷になるので、該異物を取り去る必要があ
る。そこで本発明では、始動時には必ずポンプを一定時
間逆転運転させ、羽根車等に絡まっている異物を取り去
った後に本運転の正転でポンプを運転するようにする。
以下、図1の各制御運転について説明する。
【0034】単独定水量制御運転 図3はポンプの性能曲線を示す図である。ポンプの運転
回転数(N0、N1、N2、N3、N4、N5)毎に、
ポンプの一定水量(QA)時の全揚程(H0、H1、H
2、H3、H4、H5)を求め、図4に示すように、各
一定水量別にポンプの運転回転数(ここでは、可変速の
方法がインバータによる場合なので、運転回転数はイン
バータの出力周波数としている)及び該運転回転数にお
けるポンプの全揚程をテーブルの型で記憶素子に記憶さ
せる。
【0035】図5に示される各項目、即ちポンプ取付
高さ250cm、センサ取付高さ20cm、揚水管
等価長さ3m、制御水量20リットル/分、揚水管
の配管損失(定格水量100リットル/分時の配管長さ
1m当たりの圧力損失値)1.9cm/m、揚水管径
50mm(揚水管の配管損失は該揚水管径をキーに求め
ることができる)と設定されるとする。これらの値から
ポンプの必要な全揚程を下式から求めるが、ポンプに必
要な全揚程=実揚程+配管抵抗+放流流速損失となるの
で、水位に無関係な値を先ずもとめる。即ち、配管抵抗
と放流流速損失を求める。
【0036】配管抵抗=(揚水管等価長さ)×(制御
水量/100)1.9 放流流速損失=(配管内流速)2/(2×g) いま、制御水量20リットル/分で、配管径50mmで、
揚水管等価長さ3mとするとそれぞれの和は、 配管抵抗+放流流速損失=0.39cm となる。一般にこの値は、ほかの値(実揚程)と比較し
て非常に小さい値なのでこの値を無視しても、一定水量
制御には影響が少ない。上記の計算は運転制御する前の
初期化の処理時に実行しておけば、運転制御中にこのよ
うな演算を行なう必要がないので処理が早くなる。
【0037】排水ポンプ12の制御運転中は、該排水ポ
ンプ12運転中の流量調整槽3の水位を測定し、該測
定値を制御部に取り込む。例えば、水位が10cmとす
ると、ポンプに必要な全揚程は、 全揚程=実揚程+配管抵抗+放流流速損失 =実揚程+0.39cm =(−−)+0.39cm =250cm−20cm−10cm+0.39cm =220.39cm となる。
【0038】該値をキーとして、図4のデータテーブル
より、全揚程220.39cmを挟み込む出力周波数Hz
1とHz2と各出力周波数における全揚程Head1、
Head2を求め、各値から実際に運転させる出力周波
数を補間法により求める。図5は、前記例における出力
周波数を示す図であり、同図より、出力周波数は34.
69Hzである。
【0039】このように、前記排水ポンプ12の運転中
の流量調整槽3の水位を測定し、該値を制御部に取り
込む毎に加減乗除計算を行なうことができ、的確な出力
周波数を求めることができる。また、出力周波数の刻み
を図4のような1Hz毎にする必要はなく、該刻みを大
きく又は小さくすることができる。更に、制御水量のテ
ーブルの刻みを大きくしてあるが、各水量の間の値は補
間法で求めることができ、精度をあげたい場合は制御水
量のテーブルの値の刻みを小さくすればよい。
【0040】並列定水量制御運転 並列定水量制御運転の場合は、1台(先発)の排水ポン
プ12の運転中に流量調整槽3の水位が増水水位以上
になると、待機中(後発)の排水ポンプ12を始動し、
単独定水量制御運転で求められた出力周波数で2台の排
水ポンプ12を同じ周波数で運転する。水位が増水復帰
水位未満になると、先発ポンプを停止させ、後発の排水
ポンプ12による単独定水量制御運転とする。
【0041】最大並列運転 最大並列運転の場合は、1台の排水ポンプ12の単独運
転中又は2台の排水ポンプの並列運転中に水位が異常増
水水位以上になると、2台の排水ポンプ12を最大周波
数(異常増水時の運転周波数及び初期設定による)で運
転し、併せて、外部に異常増水として出力する。水位が
異常増水復帰水位未満になると、2台の排水ポンプの並
列定水量制御運転とし、前記外部出力を停止する。
【0042】以下、上記の制御運転を使用した本発明の
実施の形態例について詳細に説明する。 〔本発明の実施形態例1〕図6は本発明の第1実施形態
に係る排水量制御装置の構成を示す図である。インバー
タINV1の一次電源部21−1に電源部配線20が接
続され、インバータINV1の二次側出力部22−1に
排水ポンプ12−1が接続されている。同様にインバー
タINV2の一次電源部21−2に電源部配線20が接
続され、インバータINV2の二次側出力部22−2に
排水量ポンプ12−2が接続されている。
【0043】主基板23には、運転方式選択スイッチ2
4及び運転スイッチ25が接続され、設定器26、演算
素子(CPU)27、読込専用記憶素子(ROM)2
8、読込書込可能記憶素子(RAM)29及び停電保証
されている読込書込可能記憶素子(EEPROM)30
が搭載され、主基板23の出力部31よりインバータI
NV1の入力部32−1及びインバータINV2の入力
部32−2に出力周波数、インバータリセット信号及び
運転信号を出力することができるようになっている。
【0044】また、各インバータINV1、INV2の
故障及び運転可能不可能信号は、信号出力部33−1、
33−2から主基板23の信号入力部34より取り込
み、圧力センサ13の出力値を主基板23のセンサ入力
部35より取り込む。また、主基板23には外部接点出
力部36及び設定器26が設けられており、設定器26
では停止水位及び始動水位、増水水位及び増水復帰水
位、異常増水水位及び異常増水復帰水位、配管等価長
さ、センサ取付高さ、ポンプ取付高さ、制御水量、配管
径、異常増水時の運転周波数、始動時の逆転周波数及び
運転時間が入力でき、該入力値は読込書込可能記憶素子
(RAM)29及び停電保証されている読込書込可能記
憶素子(EEPROM)30に書き込まれる。また、図
2に示す制御運転プログラムや、設定器26でセットさ
れる値の初期値などは、読込専用記憶素子(ROM)2
8に書き込まれている。
【0045】電源が投入されると、各設定値を停電保証
されている読込書込可能記憶素子(EEPROM)30
より読み込み、その値を読込書込可能記憶素子(RA
M)29に書き込む。ポンプのデータテーブル(図4)
が、予め読込専用記憶素子(ROM)28に書き込まれ
ている場合は該読込専用記憶素子(ROM)28より読
み込み、その値を読込書込可能記憶素子(RAM)29
に書き込む。設定器26等で新たに書き込む場合は停電
保証されている読込書込可能記憶素子(EEPROM)
30より、それぞれの記憶素子から制御水量に該当する
部分を読み込み、該値を読込書込可能記憶素子(RA
M)29に書き込む。初期値からの演算を先ず行ない、
その結果を前記と同様に読込書込可能記憶素子(RA
M)29に書き込む。
【0046】圧力センサ13からの検出信号により、一
定時間毎に演算を実行し、その結果を出力部31より周
波数として出力する。この時、運転信号を駆動するイン
バータ(INV1又はINV2)に出力することで、運
転すべきインバータ(INV1又はINV2)を前記周
波数で運転できる。この場合は、周波数は常時出力状態
にあり、運転信号をON/OFFすることでインバータ
(INV1又はINV2)を制御する。
【0047】運転中にインバータ(INV1又はINV
2)がトリップした場合又は漏電等で電源が断たれた場
合などは、各インバータの故障及び運転可能不可能信号
は、信号入力部34から主基板23に取り込み、運転信
号を他機の駆動するインバータ(INV1又はINV
2)に出力することで簡単に交互運転ができる。また、
並列定水量制御運転時及び最大並列運転時は、運転信号
を各インバータ(INV1又はINV2)に容易に出力
することができる。
【0048】〔本発明の実施形態例2〕図7は本発明の
第2実施形態に係る排水量制御装置を示す図である。イ
ンバータINV1の一次電源部21−1に電源部配線2
0が接続され、インバータINV1の二次側出力部22
−1に排水ポンプ12−1が接続されている。同様にイ
ンバータINV2の二次電源部21−2に電源部配線2
0が接続され、インバータINV2の2次側出力部22
−2に排水ポンプ12−2が接続されている。インバー
タINV1のインバータ制御主基板37−1及びインバ
ータINV2のインバータ制御主基板37−2は、運転
方式選択スイッチ24及び運転スイッチ25の状態をイ
ンバータINV1の入力部38−1及びインバータIN
V2の入力部38−2から取り込むことができる。
【0049】インバータINV1のインバータ制御主基
板37−1には、設定器26−1、演算素子(CPU)
27−1、読込専用記憶素子(ROM)28−1、読込
書込可能記憶素子(RAM)29−1及び停電保証され
ている読込書込可能記憶素子(EEPROM)30−1
が搭載され、インバータ制御主基板37−1の入出力部
39−1及びインバータ制御主基板37−2の入出力部
39−2の間で、相互に出力周波数、インバータリセッ
ト信号、運転信号及び運転可能不可能信号が入出力がで
きるようになっている。
【0050】インバータINV1及びインバータINV
2にはそれぞれ子機親機の区別のスイッチ部40−1、
40−2が設けられている。また、インバータINV1
のインバータ制御主基板37−1は圧力センサ13の出
力値をセンサ入力部35−1より取り込むと共に、セン
サ出力部41−1を介して他機のインバータINV2の
センサ入力部35−2に出力するように電気的に接続さ
れている。インバータINV2のインバータ制御主基板
37−2には、インバータINV1のインバータ制御主
基板37−1と同一の機能が搭載されている。
【0051】設定器26−1、26−2は、停止水位及
び始動水位、増水水位及び増水復帰水位、異常増水水位
及び異常増水復帰水位、配管等価長さ、センサ取付高
さ、ポンプ取付高さ、制御水量、配管径、異常増水時の
運転周波数、始動時の逆転周波数及び運転時間が入力で
き、該入力値は読込書込可能記憶素子(RAM)29−
1、29−2及び停電保証されている読込書込可能記憶
素子(EEPROM)30−1、30−2に書き込ま
れ、入力された値が変更された場合も該入力値は読込書
込可能記憶素子(RAM)29−1、29−2及び停電
保証されている読込書込可能記憶素子(EEPROM)
30−1、30−2に書き込むことができる。運転方法
及び各設定器26−1、26−2でセットされる値の初
期値などは、読込専用記憶素子(ROM)28−1、2
8−2に書き込まれている。
【0052】電源が投入されるとインバータINV1、
INV2は、各設定値を停電保証されている読込書込可
能記憶素子(EEPROM)30−1、30−2より読
み込み、該値を読込書込可能記憶素子(RAM)29−
1、29−2に書き込む。ポンプのデータテーブル(図
4)は、予め読込専用記憶素子(ROM)28−1、2
8−2に書き込まれている場合は該読込専用記憶素子
(ROM)28−1、28−2より、設定器26−1、
26−2等で新たに書き込む場合は停電保証されている
読込書込可能記憶素子(EEPROM)30−1、30
−2より、制御水量に該当する部分を読み込み、該値を
読込書込可能記憶素子(RAM)29−1、29−2に
書き込む。初期値からの演算を先ず行ない、その結果を
前記と同様に読込書込可能記憶素子(RAM)29−
1、29−2に書き込む。
【0053】圧力センサ13からの検出信号により、一
定時間毎に演算を実行し、その結果を親機の場合は直接
自分自身のインバータ部に周波数を出力し、子機の場合
は入出力部39−1、39−2より該周波数及び運転信
号を出力する。この時、子機(インバータINV2)が
故障でない場合は、子機の入出力部39−2より周波数
を入力し、該周波数で子機のインバータINV2の二次
側出力部22−2より可変周波数の駆動電力を排水ポン
プ12−2に出力し、該排水ポンプ12−2を可変速運
転する。
【0054】運転中等にインバータ(INV1又はIN
V2)がトリップした場合又は漏電等で電源が断たれた
場合などは、インバータ(INV1又はINV2)の故
障及び運転可能不可能信号は、入出力部39−1、39
−2より取り込み、直接自分自身のインバータ(INV
1又はINV2)部に周波数を出力することで簡単に故
障時の対応ができる。また、並列定水量制御運転時及び
最大並列運転時は、運転信号及び出力周波数を他のイン
バータ(INV1又はINV2)に容易に出力すること
ができる。
【0055】親機が故障すると子機が親機となり、自分
自身の制御を行ない、交互運転時は親機が入れ替わるこ
とでも容易に行なえる。前記の場合は、圧力センサ13
の検出信号を切替える必要があるので、インバータIN
V1及びインバータINV2にはそれぞれ切替部42−
1、42−2が設けられている。図7には、接点が一個
しか図示されていないが、これは信号の切替を模擬的な
流れとして表現しているのであり、実施には使用する圧
力センサ13により、例えば2線式の場合はDC24V
を圧力センサ13に供給し、圧力の値に応じて該DC2
4Vで流れる電流が4mA〜20mAの範囲で変化し、
該電流値を計測するので切替部42−1、42−2は2
接点でもよい。
【0056】なお、切替部42−1、42−2は、通電
時閉の接点を使用し、親機の場合は通電状態にし、子機
の場合は非通電(無通電)状態にする。親機は必ず通電
状態にあり、子機は通電時も非通電時も無電圧状態にす
ることで、親機が故障しても子機が親機になり、子機の
切替部42−1、42−2が通電状態になり、親機の切
替部42−1、42−2が無通電状態になることで、圧
力センサ13の信号を子機側にて取り込むことができ
る。
【0057】〔本発明の実施形態例3〕図8は本発明の
第3実施形態に係る排水量制御装置を示す図である。イ
ンバータINV1の一次電源部21−1に電源部配線2
0が接続され、インバータINV1の二次側出力部22
−1に排水ポンプ12−1が接続されている。同様にイ
ンバータINV2の一次電源部21−2に電源部配線2
0が接続され、インバータINV2の二次側出力部22
−2に排水ポンプ12−2が接続されている。
【0058】主基板23には運転方式選択スイッチ2
4、運転スイッチ25が接続され、更に設定器26、セ
ンサ入力部35、センサ出力部41及び外部接点出力部
36が設けられている。インバータINV1、インバー
タINV2には、運転方式選択スイッチ24及び運転ス
イッチ25の状態と設定器26による設定値及び圧力セ
ンサ13の検出値を出力するセンサ出力部41から各状
態及び各値を入力できる入出力部39−1、39−2が
設けられている。
【0059】該入出力部39−1、39−2は各インバ
ータINV1、INV2への出力周波数、インバータリ
セット信号及び運転可能不可能信号を入出力でき、外部
出力信号(運転信号1及び2、異常増水信号、ポンプ故
障信号1及びポンプ故障信号2)を出力できる。また、
設定器26が外部出力信号用信号(運転信号1及び2、
異常増水信号、ポンプ故障信号1及びポンプ故障信号
2)を入力した場合は設定信号として外部接点出力部3
6を通して出力する。
【0060】インバータINV1、INV2には、それ
ぞれ演算素子(CPU)27−1、27−2、読込専用
記憶素子(ROM)28−1、28−2、読込書込可能
記憶素子(RAM)29−1、29−2及び停電保証さ
れている読込書込可能記憶素子(EEPROM)30−
1、30−2が搭載されている。
【0061】設定器26は、停止水位及び始動水位、増
水水位及び増水復帰水位、異常増水水位及び異常増水復
帰水位、配管等価長さ、センサ取付高さ、ポンプ取付高
さ、制御水量、配管径、異常増水時の運転周波数、始動
時の逆転周波数及び運転時間が入力でき、該入力値は各
インバータINV1、INV2毎に読込書込可能記憶素
子(RAM)29−1、29−2と停電保証されている
読込書込可能記憶素子(EEPROM)30−1、30
−2に書き込まれ、また、入力された値が変更された場
合も該入力値は読込書込可能記憶素子(RAM)29−
1、29−2と停電保証されている読込書込可能記憶素
子(EEPROM)30−1、30−2に書き込まれ
る。図2に示す運転のプログラム及び設定器26でセッ
トされる値の初期値などは、読込専用記憶素子(RO
M)28−1、28−2に書き込まれている。
【0062】電源が投入されるとインバータINV1、
インバータINV2は、各設定値を停電保証されている
読込書込可能記憶素子(EEPROM)30−1、30
−2より読み込み、該値を読込書込可能記憶素子(RA
M)29−1、29−2に書き込む。排水ポンプ12の
データテーブル(図4)が該読込専用記憶素子(RO
M)28−1、28−2に書き込まれている場合は予め
読込専用記憶素子(ROM)28−1、28−2より、
設定器26等で新たに書き込む場合は停電保証されてい
る読込書込可能記憶素子(EEPROM)30−1、3
0−2より、制御水量に該当する部分を読み込み、該値
を読込書込可能記憶素子(RAM)29−1、29−2
に書き込む。初期値からの演算を先ず行ない、その結果
を前記と同様に読込書込可能記憶素子(RAM)29−
1、29−2に書き込む。
【0063】例えば、インバータINV1を親機とする
と、圧力センサ13からの検出信号を主基板23のセン
サ入力部35を介して親機のインバータINV1の入出
力部39−1より取り込み、一定時間毎に演算を実行
し、その結果を直接自分自身のインバータ部に周波数を
出力し、並列定水量制御運転時又は最大並列運転時の場
合は該周波数を直接自分自身に出力し、更に子機のイン
バータINV2には入出力部39−1より出力する。こ
の時、子機のインバータINV2が故障でない場合は、
子機の入出力部39−2より周波数を入力し、該周波数
で子機のインバータINV2の二次側出力部22−2よ
り可変周波数の駆動電力を出力し、排水ポンプ12−2
を可変速運転する。
【0064】運転中にインバータINV1又はINV2
がトリップした場合又は漏電等で電源が断たれた場合な
どは、インバータINV1又はINV2は故障及び運転
可能不可能信号を入出力部39−1又は39−2より取
り込み、親機のインバータINV1又はINV2が入れ
替わることで簡単に故障時の対応ができる。また、交換
運転時も前記同様に親機が入れ替わることで容易に実現
できる。
【0065】〔本発明の実施形態例4〕図9は本発明の
第4実施形態に係る排水量制御装置を示す図である。イ
ンバータINV1の一次電源部21−1に電源部配線2
0が接続され、インバータINV1の二次側出力部22
−1に排水ポンプ12−1が接続されている。同様にイ
ンバータINV2の一次電源部21−2に電源部配線2
0が接続され、インバータINV2の二次側出力部22
−2に排水ポンプ12−2が接続されている。
【0066】主基板23には運転方式選択スイッチ24
及び運転スイッチ25が接続され、更に設定器26、セ
ンサ入力部35、センサ出力部41、外部接点出力部3
6、読込書込可能記憶素子(RAM)29、停電保証さ
れている読込書込可能記憶素子(EEPROM)30が
設けられている。
【0067】インバータINV1、インバータINV2
には、運転方式選択スイッチ24及び運転スイッチ25
の状態と設定器26による設定値及び圧力センサ13の
検出値を出力するセンサ出力部41より、各状態及び各
値を入出力する入出力部39−1、39−2が設けられ
ている。該入出力部39−1、39−2は各インバータ
INV1、INV2への出力周波数、インバータリセッ
ト信号及び運転可能不可能信号を入出力でき、外部出力
信号(運転信号1及び2、異常増水信号、ポンプ故障信
号1及びポンプ故障信号2)を出力でき、設定器26が
外部出力信号用信号(運転信号1及び2、異常増水信
号、ポンプ故障信号1及びポンプ故障信号2)を入力し
た場合は設定信号として外部接点出力部36から出力す
る。
【0068】インバータINV1、INV2には、演算
素子(CPU)27−1、27−2、読込専用記憶素子
(ROM)28−1、28−2及び読込書込可能記憶素
子(RAM)29−1、29−2が搭載されている。主
基板23の設定器26は、停止水位及び始動水位、増水
水位及び増水復帰水位、異常増水水位及び異常増水復帰
水位、配管等価長さ、センサ取付高さ、ポンプ取付高
さ、制御水量、配管径、異常増水時の運転周波数、始動
時の逆転周波数及び運転時間が入力でき、該入力値は読
込書込可能記憶素子(RAM)29及び停電保証されて
いる読込書込可能記憶素子(EEPROM)30に書き
込まれる。
【0069】各インバータINV1、INV2毎に読込
書込可能記憶素子(RAM)29−1、29−2に書き
込まれる、また入力された値が変更された場合も該入力
値は読込書込可能記憶素子(RAM)29及び停電保証
されている読込書込可能記憶素子(EEPROM)30
に書込まれる。運転方法及び各設定器でセットされる値
の初期値などは、読込専用記憶素子(ROM)28−
1、28−2に書き込まれている。
【0070】電源が投入されると設定器26は、各設定
値を停電保証されている読込書込可能記憶素子(EEP
ROM)30より読み込み、該値を読込書込可能記憶素
子(RAM)29に書き込み、各インバータINV1、
INV2毎に読込書込可能記憶素子(RAM)29−
1、29−2に書き込まれる。ポンプのデータテーブル
(図4)は、予め停電保証されている読込書込可能記憶
素子(EEPROM)30に書き込まれているので、停
電保証されている読込書込可能記憶素子(EEPRO
M)30より、制御水量に該当する部分を読み込み、該
値を読込書込可能記憶素子(RAM)29に書き込み、
各インバータINV1、INV2毎に読込書込可能記憶
素子(RAM)29−1、29−2に書き込む。初期値
からの演算をまず行ない、その結果を前記と同様に読込
書込可能記憶素子(RAM)29−1、29−2に書き
込む。
【0071】例えば、インバータINV1を親機とする
と、圧力センサ13からの信号を主基板23のセンサ入
力部35を介して親機のインバータINV1の入出力部
39−1より取り込み、一定時間毎に演算を実行し、そ
の結果を親機の場合は直接自分自身のインバータ部に周
波数を出力し、並列定水量制御運転時又は最大並列運転
時の場合は該周波数を直接自分自身に出力し、子機のイ
ンバータINV2には入出力部39−1より出力する。
この時、子機のインバータINV2が故障でない場合
は、子機の入出力部39−2より周波数を入力し、該周
波数で子機のインバータINV2の二次側出力部22−
2より可変周波数の駆動電力を出力し、排水ポンプ12
−2を可変速運転する。
【0072】運転中等にインバータINV1又はINV
2がトリップした場合又は漏電等で電源が断たれた場合
などは、インバータINV1又はINV2の故障及び運
転可能不可能信号を入出力部39−1、39−2より取
り込み、親機が入れ替わることで簡単に故障時の対応が
できる。また、交換運転時も前記同様に親機が入れ替わ
ることで容易に実現できる。
【0073】
【発明の効果】
(1)請求項1乃至3に記載の発明によれば、排水ポン
プ1機種の一定水量別に該排水ポンプの運転回転数と、
該回転数における排水ポンプの全揚程を関連して記憶手
段に記憶しておき、水位検出手段により検出した水位値
及び該初期条件記憶手段に記憶されている使用初期条件
値を用い排水ポンプに必要な全揚程を計算し、該計算結
果による全揚程及び記憶手段のデータにより適正な排水
ポンプ運転回転数を選択計算して決定し、可変速駆動手
段へ出力するので、 排水ポンプ機種毎のテーブルを用意することで、数多
くの排水ポンプに使用できる。 実際の運転は、排水ポンプの機種が決定されているの
で、該当する排水ポンプのデータを記憶手段に書き込む
だけでよいので、該記憶手段(例えばRAM)の容量は
小さくなる。 排水ポンプの性能であるから、使用現場状況(実揚
程、一定水量、配管サイズ)を外部より入力すること
で、多くの使用状況に容易に適応できる。 排水ポンプに必要な全揚程に見合った回転数を出力す
るだけでよいので、一般の制御手段(例えばPDI制御
を使用したフィードバック制御)を必要としないので、
装置安価に製作でき、制御系の複雑な調整等(例えば積
分時間、微分時間、比例利得)を必要としない簡単な制
御系となる。
【0074】(2)また、請求項2及び3に記載の発明
によれば、計算は排水ポンプに必要な全揚程を、ポンプ
に必要な全揚程=実揚程+配管抵抗+放流流速損失、と
し、水位に無関係な値である配管抵抗と放流流速損失を
使用初期条件として使用し、配管抵抗及び放流流速損失
を、配管抵抗=(揚水管等価長さ)×(制御水量/100)
1.9、放流流速損失=(制御水量/(揚水管径2×(π×
4)))2/(2×g)、より求め、実揚程を前記水位検出手
段のセンサ取付位置から放流面までの高さの値から排水
ポンプ運転中の水位検出手段で検出された水位を引くこ
とで求め、実揚程に配管抵抗と前記放流流速損失を加え
て排水ポンプの必要な全揚程を計算するので、 設備の運転条件状態が決まると、運転時の水位に関係
ない複雑な計算を初期化時等の運転制御に無関係なプロ
グラム状態時に先に行なうことで、実運転時の運転制御
処理が速くなる。 配管抵抗+放流流速損失の値を記憶手段に記憶させる
ことができ、電源が入っている状態であれば、上記の
処理を毎回しなくて済む。
【0075】(3)請求項5乃至8に記載の発明によれ
ば、停電保証されている読込書込可能記憶素子(EEP
ROM)が搭載され、設定器からの各設定値は、読込書
込可能記憶素子(RAM)と停電保証されている読込書
込可能記憶素子(EEPROM)に書き込まれ、まず電
源が投入されると、各設定値を停電保証されている読込
書込可能記憶素子(EEPROM)より読み込み、その
値を読込書込可能記憶素子(RAM)に書き込むので、
一度設定された値は停電しても記憶されている。
【0076】(4)また、請求項5乃至8に記載の発明
によれば、排水ポンプのデータテーブルは、予め読込専
用記憶素子(ROM)に書き込まれている場合は、読込
専用記憶素子(ROM)より、設定器等で新たに書き込
まれる場合は、停電保証されている読込書込可能記憶素
子(EEPROM)より、制御水量に相当する部分を読
み込み、その値を読込書込可能記憶素子(RAM)に書
き込み、初期値からの演算を先ず行ないその結果を同様
に、読込書込可能記憶素子(RAM)に書き込むので、 制御水量に相当する部分を読み込むことにより、余分
な読み込みを各記憶素子に対して行なわないので、制御
処理が早くなる。 制御水量に相当する部分を読み込み、その部分を読込
書込可能記憶素子(RAM)に書き込むため、実際の制
御には限られた読込書込可能記憶素子(RAM)の容量
で済む。
【0077】(5)請求項5に記載の発明によれば、各
可変速信号は各可変速駆動手段に送り、運転信号を駆動
する可変速駆動手段に出力するので、 該当する可変速駆動手段にON/OFF信号を送るだ
けで、可変速駆動手段を制御(運転停止)できる。 運転中で可変速駆動手段がトリップした場合又は漏電
等で電源が断たれた場合などは、各可変速駆動手段の故
障又は運転可能不可能信号を主基板より取り込み、運転
信号を他機の駆動するインバータに出力することで、簡
単に交互運転ができる。 並列定水量制御運転時及び最大並列運転時に各可変速
駆動手段に運転信号を出力することが容易にできる。
【0078】(6)請求項6に記載の発明によれば、一
方の可変速駆動手段は水位検出手段の検出値を取り込
み、他方の可変速駆動手段に出力できるように構成して
いるので、圧力センサのような高価な水位検出手段が一
台で済む。
【0079】(7)また、請求項6に記載の発明によれ
ば、可変速駆動手段には子機親機を区別するスイッチを
設けているので、 親機が故障すると、子機が親機となり、自分自身の制
御を行なうことになり、一台の制御系がシステムダウン
しても、もう一方のシステムが立ち上がり故障時に対応
できる。 交互運転時は、親機が入れ替わることで容易に実現で
きる。
【0080】(8)また、請求項6に記載の発明によれ
ば、可変速駆動手段の制御主基板の間で、相互に可変速
信号、可変速駆動手段リセット信号、運転信号及び運転
可能不可能信号を出力及び入力できるように構成したの
で、 制御演算結果を親機の場合は直接自分自身の可変速駆
動手段に可変速運転信号と運転信号を出力し、該可変速
信号と運転信号を子機へ出力することで子機の運転がで
きる。 子機の運転中などで可変速駆動手段がトリップした場
合、又は漏電等で電源が断たれた場合などは、運転可能
不可能信号を制御主基板に取り込み、直接自分自身の可
変速駆動手段に可変速信号と運転信号を出力すること
で、簡単に故障時に対応できる。 また、並列定水量制御運転及び最大並列運転時は、運
転信号と可変速運転信号を可変速駆動手段に出力するこ
とで容易に実現できる。
【0081】(9)請求項7に記載の発明によれば、主
基板の設定器と各可変速駆動手段とは相互連絡できるよ
うになっているので、 主基板から運転方式選択スイッチ及び運転スイッチの
状態と設定器による設定値と水位検出手段の検出値とが
出力され、各可変速駆動手段にこれらの各状態と各値を
入力できると共に、可変速駆動手段は互いに可変速信
号、可変速駆動手段リセット信号、運転可能不可能信号
を出力及び入力することができる。 また、各可変速駆動手段は外部出力信号(例えば、運
転信号、異常増水信号、排水ポンプ故障信号)を出力で
き、設定器が外部出力信号(例えば、運転信号、異常増
水信号、排水ポンプ故障信号)を入力した場合は、設定
信号として外部に出力できる。 また、各可変速駆動手段は制御演算結果を親機の場合
は直接自分自身に可変速信号と運転信号を出力すると共
に、子機へ可変速信号と運転信号を出力して子機の運転
ができる。 子機の運転中などに可変速駆動手段がトリップした場
合又は漏電等で電源が断たれた場合などは、運転可能不
可能信号を主基板より取り込み、直接自分自身の可変速
駆動手段に可変速信号と運転信号を出力することで、簡
単に故障時の対応ができる。 また、並列定水量制御運転及び最大並列運転時は、運
転信号と可変速信号を相手可変速駆動手段に出力するこ
とで容易に実行できる。
【0082】(10)また、請求項7に記載の発明によ
れば、各可変速駆動手段には演算素子(CPU)、読込
専用記憶素子(ROM)、読込書込可能記憶素子(RA
M)、停電保証されている読込書込可能記憶素子(EE
PROM)が搭載されているので、 各可変速駆動手段の演算素子(CPU)が制御をつか
さどることができる。 演算素子(CPU)が独立しているから、片側の演算
素子(CPU)が故障した場合でも、容易に対応でき
る。 各可変速駆動手段には制御に必要なものが搭載されて
いるので、完全に独立し、片側故障時に切り替わり対応
できる。
【0083】(11)また、請求項7に記載の発明によ
れば主基板の設定器は1個で、入力値は各可変速駆動手
段毎に読込書込可能記憶素子(RAM)と停電保証され
ている読込書込可能記憶素子(EEPROM)に書き込
まれ、また入力された値が変更された場合も読込書込可
能記憶素子(RAM)と停電保証されている読込書込可
能記憶素子(EEPROM)に書き込まれるので、 設定が1回ですみ、簡単である。 間違った設定を各可変速駆動手段に入力することがな
い。
【0084】(12)請求項8に記載の発明によれば、
主基板の設定器と各可変速駆動手段とは相互連絡できる
ようになっているので、 主基板から運転方式選択スイッチ及び運転スイッチの
状態と設定器による設定値と水位検出手段の検出値とが
出力され、各可変速駆動手段にこれらの各状態と各値を
入力できると共に、可変速駆動手段は互いに可変速信
号、可変速駆動手段リセット信号、運転可能不可能信号
を出力及び入力することができる。 また、各可変速駆動手段は外部出力信号(例えば、運
転信号、異常増水信号、排水ポンプ故障信号)を出力で
き、設定器が外部出力信号(例えば、運転信号、異常増
水信号、排水ポンプ故障信号)を入力した場合は、接点
信号として外部に出力できる。 また、各可変速駆動手段は制御演算結果を親機の場合
は直接自分自身に可変速信号と運転信号を出力すると共
に、子機へ可変速信号と運転信号を出力して子機の運転
ができる。 子機の運転中などに可変速駆動手段がトリップした場
合又は漏電等で電源が断たれた場合などは、運転可能不
可能信号を主基板より取り込み、直接自分自身の可変速
駆動部に可変速信号と運転信号を出力することで、簡単
に故障時の対応ができる。 また、並列定水量制御運転及び最大並列運転時は、運
転信号と可変速信号を相手可変速駆動手段に出力するこ
とで容易に実行できる。
【0085】(13)また、請求項8に記載の発明によ
れば、主基板の設定器では、各入力値は停電保証されて
いる読込書込可能記憶素子(EEPROM)と読込書込
可能記憶素子(RAM)に書き込まれ、各可変速駆動手
段の読込書込可能記憶素子(RAM)に書き込まれ、ま
た入力された値が変更された場合も読込書込可能記憶素
子(RAM)と停電保証されている読込書込可能記憶素
子(EEPROM)に書き込まれるので、高価な停電保
証されている読込書込可能記憶素子(EEPROM)が
1個でたりる。
【0086】(14)また、請求項8に記載の発明によ
れば、各可変速駆動手段には、演算素子(CPU)、読
込専用記憶素子(ROM)、読込書込可能記憶素子(R
AM)が搭載されているので、 各可変速駆動手段の演算素子(CPU)が制御をつか
さどることができる。 演算素子(CPU)が独立しているから、片側の演算
素子(CPU)が故障した場合でも、容易に対応でき
る。 各可変速駆動手段には、制御に必要なものが搭載され
ているから、完全に独立し、片側の故障時、切り替わり
対応ができる。 水位検出器からの信号を設定器より親機に取り込み、
一定時間毎に演算を実行し、その結果を直接自分自身の
可変速駆動手段に可変速運転信号として出力できる。 可変速運転信号を直接自分自身の可変速駆動手段と子
機の可変速駆動手段に出力することにより、並列定水量
制御運転又は最大並列運転ができる。 運転中などで可変速駆動手段がトリップした場合又は
漏電等で電源が断たれた場合などは、可変速駆動手段の
故障と運転可能不可能信号を主基板に取り込み、親機を
入れ替えることで簡単に故障時に対応できる。 交互運転時も同様に、親機が入れ替わることで容易に
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排水量制御装置の一部構成例を示
す図である。
【図2】本発明に係る排水量制御装置の排水ポンプの運
転制御フローを示す図である。
【図3】排水ポンプ性能曲線を示す図である。
【図4】各一定水量別にポンプの運転回転数及び該運転
回転数におけるポンプの全揚程のテーブルを示す図であ
る。
【図5】排水ポンプ使用初期条件及び制御方法例を示す
図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る排水量制御装置の
構成を示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る排水量制御装置の
構成を示す図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る排水量制御装置の
構成を示す図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る排水量制御装置の
構成を示す図である。
【図10】汚水浄化装置の浄化槽断面構造を示す図であ
る。
【図11】計量枡の構造を示す図である。
【図12】排水ポンプ性能曲線を示す図である。
【符号の説明】
1 総合制御盤 2 汚水槽 3 流量調整槽 4 排水ポンプ 5 沈殿分離槽 6 曝気槽 7 散気管 8 消毒槽 9 放流ポンプ 10 曝気用送風機 11 計量枡 12 排水ポンプ 13 圧力センサ 20 電源部配線 21 一次電源部 22 二次側出力部 23 主基板 24 運転方式選択スイッチ 25 運転スイッチ 26 設定器 27 CPU 28 ROM 29 RAM 30 EEPROM 31 出力部 32 入力部 33 信号出力部 34 信号入力部 35 センサ入力部 36 外部接点出力部 37 インバータ制御主基板 38 入力部 39 入出力部 40 スイッチ部 41 センサ出力部 42 切替部 INV1 インバータ INV2 インバータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流量調整槽、該流量調整槽の水を排水す
    る排水ポンプ、該排水ポンプを駆動する可変速駆動手
    段、該流量調整槽の水位を検出する水位検出手段及び前
    記可変速駆動手段を制御する制御部を具備し、流量調整
    槽からの排水量を制御する排水量制御装置において、 前記制御部は、少なくとも排水ポンプ1機種の少なくと
    も一つの一定水量別に該排水ポンプの運転回転数と、該
    回転数における排水ポンプの全揚程を関連して記憶して
    いる記憶手段と、使用初期条件を記憶する初期条件記憶
    手段を具備し、 前記水位検出手段により検出した水位値及び該初期条件
    記憶手段に記憶されている使用初期条件値を用い排水ポ
    ンプに必要な全揚程を計算し、該計算結果による全揚程
    及び前記記憶手段のデータにより適正な排水ポンプ運転
    回転数を選択計算して決定し、前記可変速駆動手段へ出
    力することを特徴とする排水量制御装置。
  2. 【請求項2】 前記計算は排水ポンプに必要な全揚程
    を、 ポンプに必要な全揚程=実揚程+配管抵抗+放流流速損
    失とし、 水位に無関係な値である配管抵抗と放流流速損失を前記
    使用初期条件として使用し、配管抵抗及び放流流速損失
    を下式より求め、 配管抵抗=(揚水管等価長さ)×(制御水量/100)1.9 放流流速損失=(制御水量/(揚水管径2×(π×4)))2
    /(2×g) 実揚程を前記水位検出手段のセンサ取付位置から放流面
    までの高さの値から前記排水ポンプ運転中の前記水位検
    出手段で検出された水位を引くことで求め、 前記実揚程に前記配管抵抗と前記放流流速損失を加えて
    前記排水ポンプの必要な全揚程を計算することを特徴と
    する請求項1に記載の排水量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記排水ポンプを運転制御する前に前記
    流量調整槽の水位に無関係な値である前記配管抵抗及び
    前記放流流速損失を求め、該値を前記記憶手段に取り込
    み、前記排水ポンプ運転制御中は前記流量調整槽の水位
    を水位検出手段で測定し、 前記水位検出手段のセンサ取付位置から放流面までの高
    さの値から該水位検出手段で検出された前記流量調整槽
    の水位を引くことで求め、 前記実揚程に前記配管損失と前記放流流速損失を加えて
    排水ポンプの必要な全揚程を計算することを特徴とする
    請求項2に記載の排水量制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、少なくとも排水ポンプ運
    転停止制御及び単独定水量制御運転機能を具備すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の排水
    量制御装置。
  5. 【請求項5】 流量調整槽、該流量調整槽の水を排水す
    る排水ポンプ、該排水ポンプを駆動する可変速駆動手
    段、該流量調整槽の水位を検出する水位検出手段及び前
    記可変速駆動手段を制御する制御部を具備し、流量調整
    槽からの排水量を制御する排水量制御装置において、 前記可変速駆動手段及び排水ポンプを2台ずつ設け、第
    1の可変速駆動手段及び第2の可変速駆動手段の一次電
    源部に電源部配線を接続すると共に、第1の可変速駆動
    手段の二次側出力部に第1の排水ポンプを第2の可変速
    駆動手段の二次側出力部に第2の排水ポンプを接続し、 前記制御部は主基板及び運転方式選択スイッチ及び運転
    スイッチを具備し、該主基板に運転方式選択スイッチ及
    び運転スイッチを接続すると共に、設定器、演算素子
    (CPU)、読込専用素子(ROM)、読込書込可能記
    憶素子(RAM)及び停電保証されている読込書込可能
    記憶素子(EEPROM)を搭載し、 前記主基板より、前記各可変速駆動手段に可変運転信号
    と可変速駆動手段リセット信号及び運転信号を出力する
    と共に、前記各可変速駆動手段の故障と運転可能不可能
    信号を取り込み、更に前記水位検出手段の値を取り込
    み、該主基板の設定器では運転に必要な各値が設定で
    き、該設定の値は前記読込書込可能記憶素子(RAM)
    及び停電保証されている読込書込可能記憶素子(EEP
    ROM)に書き込み、少なくとも運転プログラム及び前
    記設定器で設定された初期値は、前記読込専用記憶素子
    (ROM)に書き込み、電源が投入されると前記各可変
    速駆動手段は各設定値を停電保証されている読込書込可
    能記憶素子(EEPROM)より読み込み、該値を読込
    書込可能記憶素子(RAM)に書き込み、前記排出ポン
    プのデータテーブルが予め前記読込専用記憶素子(RO
    M)に書き込まれている場合は該読込専用記憶素子(R
    OM)より、前記設定器で新たに書き込まれている場合
    は停電保証されている読込書込可能記憶素子(EEPR
    OM)よりそれぞれ各値を読込書込可能記憶素子(RA
    M)に書き込み、前記水位検出手段からの信号により演
    算を実行し、一定時間毎に該演算の結果を可変運転信号
    とし出力することを特徴とする排水量制御装置。
  6. 【請求項6】 流量調整槽、該流量調整槽の水を排水す
    る排水ポンプ、該排水ポンプを駆動する可変速駆動手
    段、該流量調整槽の水位を検出する水位検出手段及び前
    記可変速駆動手段を制御する制御部を具備し、流量調整
    槽からの排水量を制御する排水量制御装置において、 前記可変速駆動手段及び排水ポンプを2台ずつ設け、第
    1の可変速駆動手段及び第2の可変速駆動手段の一次電
    源部に電源部配線を接続すると共に、第1の可変速駆動
    手段の二次側出力部に第1の排水ポンプを第2の可変速
    駆動手段の二次側出力部に第2の排水ポンプを接続し、 前記制御部は運転方式選択スイッチ及び運転スイッチを
    具備すると共に、前記第1の可変速駆動手段及び第2の
    可変速駆動手段のそれぞれに搭載された制御主基板を具
    備し、該それぞれ制御主基板は前記運転方式選択スイッ
    チ及び運転スイッチの状態を取り込むことができるよう
    に構成され、 前記第1及び第2の可変速駆動手段の制御主基板には、
    それぞれ設定器、演算素子(CPU)、読込専用素子
    (ROM)、読込書込可能記憶素子(RAM)及び停電
    保証されている読込書込可能記憶素子(EEPROM)
    を搭載すると共に、前記各可変速駆動手段の制御主基板
    の間で、相互に可変速運転信号、可変速駆動手段リセッ
    ト信号、運転信号及び運転可能不可能信号を出力及び入
    力できるように構成し、更に子機親機を区別するための
    スイッチを設け、一方の可変速駆動手段は前記水位検出
    手段の検出値を取り込み、他方の可変速駆動手段に出力
    できるように構成し、 前記各制御主基板の設定器では各運転に必要な値が設定
    でき、該設定値はそれぞれ該読込書込可能記憶素子(R
    AM)及び停電保証されている読込書込可能記憶素子
    (EEPROM)に書き込み、入力された値が変更され
    た場合においても該読込書込可能記憶素子(RAM)及
    び停電保証されている読込書込可能記憶素子(EEPR
    OM)に書き込み、また少なくとも運転のプログラム及
    び設定器で設定された初期値は各読込専用記憶素子(R
    OM)に書き込み、電源が投入されると各可変速駆動手
    段は各設定値を停電保証されている読込書込可能記憶素
    子(EEPROM)より読み込み、該値を読込書込可能
    記憶素子(RAM)に書き込み、前記排水ポンプのデー
    タテーブルが予め前記読込専用記憶素子(ROM)に書
    き込まれている場合は該読込専用記憶素子(ROM)よ
    り、該設定器で新たに書き込まれている場合は停電保証
    されている読込書込可能記憶素子(EEPROM)よ
    り、読み込み各値を読込書込可能記憶素子(RAM)に
    書き込み、前記水位検出手段からの信号により演算を実
    行し、一定時間毎に該演算の結果を親機の場合は直接自
    分自身の可変速駆動手段に出力し、子機の場合は該演算
    の結果又は該演算の結果と運転信号を出力することを特
    徴とする排水量制御装置。
  7. 【請求項7】 流量調整槽、該流量調整槽の水を排水す
    る排水ポンプ、該排水ポンプを駆動する可変速駆動手
    段、該流量調整槽の水位を検出する水位検出手段及び前
    記可変速駆動手段を制御する制御部を具備し、流量調整
    槽からの排水量を制御する排水量制御装置において、 前記可変速駆動手段及び排水ポンプを2台ずつ設け、第
    1の可変速駆動手段及び第2の可変速駆動手段の一次電
    源部に電源部配線を接続すると共に、第1の可変速駆動
    手段の二次側出力部に第1の排水ポンプを第2の可変速
    駆動手段の二次側出力部に第2の排水ポンプを接続し、 前記制御部は運転方式選択スイッチ及び運転スイッチを
    具備すると共に、設定器が搭載された主基板を具備し、 前記第1及び第2の可変速駆動手段は前記運転方式選択
    スイッチ及び運転スイッチの状態と前記設定器による設
    定値及び前記水位検出手段の検出値の入力、各可変速駆
    動手段への可変運転信号、可変速駆動手段リセット信号
    及び運転可能不可能信号の出力及び入力、外部出力信号
    の出力ができるように構成し、 前記主基板の設定器は外部出力信号を入力した場合は、
    接点信号として外部に出力できるように構成し、 前記各可変速駆動手段には、演算素子(CPU)、読込
    専用素子(ROM)、読込書込可能記憶素子(RAM)
    及び停電保証されている読込書込可能記憶素子(EEP
    ROM)を搭載し、 前記主基板の設定器では運転に必要な各値が設定でき、
    該各設定値は前記各可変速駆動手段毎に読込書込可能記
    憶素子(RAM)と停電保証されている読込書込可能記
    憶素子(EEPROM)に書き込み、少なくとも運転の
    プログラム及び設定器でセットされる初期値は、各読込
    専用記憶素子(ROM)に書き込み、電源が投入される
    と各可変速駆動手段は各設定値を停電保証されている読
    込書込可能記憶素子(EEPROM)より読み込み、該
    値を読込書込可能記憶素子(RAM)に書き込み、前記
    排水ポンプのデータテーブルが予め読込専用記憶素子
    (ROM)に書き込まれている場合は読込専用記憶素子
    (ROM)より、該設定器で新たに書き込まれている場
    合は停電保証されている読込書込可能記憶素子(EEP
    ROM)よりそれぞれ読み出し、読込書込可能記憶素子
    (RAM)に書き込み、水位検出手段からの検出信号を
    親機に取り込み演算を実行し、該演算の結果を一定時間
    毎に直接自分自身の可変速駆動手段に可変運転信号を出
    力することを特徴とする排水量制御装置。
  8. 【請求項8】 流量調整槽、該流量調整槽の水を排水す
    る排水ポンプ、該排水ポンプを駆動する可変速駆動手
    段、該流量調整槽の水位を検出する水位検出手段及び前
    記可変速駆動手段を制御する制御部を具備し、流量調整
    槽からの排水量を制御する排水量制御装置において、 前記可変速駆動手段及び排水ポンプを2台ずつ設け、第
    1の可変速駆動手段及び第2の可変速駆動手段の一次電
    源部に電源部配線を接続すると共に、第1の可変速駆動
    手段の二次側出力部に第1の排水ポンプを第2の可変速
    駆動手段の二次側出力部に第2の排水ポンプを接続し、 前記制御部は運転方式選択スイッチ及び運転スイッチを
    具備すると共に、設定器が搭載された主基板を設け、 前記第1及び第2の可変速駆動手段は前記運転方式選択
    スイッチ及び運転スイッチの状態と前記主基板の設定器
    による設定値及び水位検出手段の検出値を入力し、各可
    変速駆動手段への可変運転信号、可変速駆動手段リセッ
    ト信号、運転可能不可能信号を出力及び入力し、外部出
    力信号を出力し、前記主基板の設定器が外部出力信号を
    入力した場合は接点信号として外部に出力できるように
    構成し、 前記各可変速駆動手段には演算素子(CPU)、読込専
    用素子(ROM)及び読込書込可能記憶素子(RAM)
    を搭載し、 前記主基板には読込書込可能記憶素子(RAM)及び停
    電保証されている読込書込可能記憶素子(EEPRO
    M)を搭載し、該設定器では必要な各値が設定でき、該
    設定の値は停電保証されている読込書込可能記憶素子
    (EEPROM)と読込書込可能記憶素子(RAM)に
    書き込むと共に、前記各可変速駆動手段毎に読込書込可
    能記憶素子(RAM)に書き込み、少なくとも運転のプ
    ログラム及び前記設定器でセットされる値の初期値は、
    各読込専用記憶素子(ROM)に書き込み、電源が投入
    されると前記主基板の該設定器は各設定値を停電保証さ
    れている読込書込可能記憶素子(EEPROM)より読
    み込み、該値を読込書込可能記憶素子(RAM)に書き
    込み、各可変速駆動手段の読込書込可能記憶素子(RA
    M)に書き込み、 前記排水ポンプのデータテーブルが予め読込専用記憶素
    子(ROM)に書き込まれている場合は読込専用記憶素
    子(ROM)より、該設定器で新たに書き込まれている
    場合は停電保証されている読込書込可能記憶素子(EE
    PROM)よりそれぞれの読み出し、各可変速駆動手段
    の読込書込可能記憶素子(RAM)に書き込み、前記水
    位検出手段からの信号を前記主基板より親機に取り込み
    演算を実行し、一定時間毎に直接自分自身の可変速駆動
    手段に該演算の結果を出力することを特徴とする排水量
    制御装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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