JPH0734393A - 転写シート作成用シート及び転写シート及び転写絵付け方法 - Google Patents
転写シート作成用シート及び転写シート及び転写絵付け方法Info
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- JPH0734393A JPH0734393A JP5176628A JP17662893A JPH0734393A JP H0734393 A JPH0734393 A JP H0734393A JP 5176628 A JP5176628 A JP 5176628A JP 17662893 A JP17662893 A JP 17662893A JP H0734393 A JPH0734393 A JP H0734393A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】綿布等のセルロース系布帛に対して、転写絵付
け法を用いて繊細なパターンや絵柄等の絵付けができる
ようにすることにある。 【構成】基材シート１上に多価アルコール類が添加され
ている着色ワックスによる転写層３を設けた転写シート
作成用シートＡ、及び比較的平滑な基材シート上に多価
アルコール類が添加された着色ワックスによる転写用画
像層が設けられた転写シート、及び該転写シートの転写
用画像層と綿布等のセルロース系布帛とを重ね合わせて
加熱加圧して該布帛に前記転写用画像層を転写絵付けす
る転写絵付け方法。
け法を用いて繊細なパターンや絵柄等の絵付けができる
ようにすることにある。 【構成】基材シート１上に多価アルコール類が添加され
ている着色ワックスによる転写層３を設けた転写シート
作成用シートＡ、及び比較的平滑な基材シート上に多価
アルコール類が添加された着色ワックスによる転写用画
像層が設けられた転写シート、及び該転写シートの転写
用画像層と綿布等のセルロース系布帛とを重ね合わせて
加熱加圧して該布帛に前記転写用画像層を転写絵付けす
る転写絵付け方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、綿布等のセルロース系
布帛に適宜画像を転写絵付けするための転写シートを作
成するための転写シート作成用シート及び該転写シート
作成用シートにより作成された転写シート及び該転写シ
ートを用いて転写絵付けする転写絵付け方法に関する。
布帛に適宜画像を転写絵付けするための転写シートを作
成するための転写シート作成用シート及び該転写シート
作成用シートにより作成された転写シート及び該転写シ
ートを用いて転写絵付けする転写絵付け方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、綿布等のセルロース系繊維等の布
帛に対する絵付けは、直接アゾ染料、アゾイック染料
（ジアゾ成分として顕色剤とカップリング成分として下
漬剤）等による染色法による絵付けの他に、スクリーン
印刷法による絵付けがある。
帛に対する絵付けは、直接アゾ染料、アゾイック染料
（ジアゾ成分として顕色剤とカップリング成分として下
漬剤）等による染色法による絵付けの他に、スクリーン
印刷法による絵付けがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記スクリーン印刷法
は、繊細なパターンや絵柄を絵付けするのに適している
が、印刷後の蒸熱加工工程、水洗、乾燥工程等の手間が
掛かる。
は、繊細なパターンや絵柄を絵付けするのに適している
が、印刷後の蒸熱加工工程、水洗、乾燥工程等の手間が
掛かる。
【０００４】また昇華転写法による絵付けは、繊細な画
像の絵付けが可能であるため、繊維製品への絵付け法と
して広く利用されている絵付け方法であるが、セルロー
ス系繊維に対する染着性が劣るために、綿布等への絵付
け法としては不向きである。
像の絵付けが可能であるため、繊維製品への絵付け法と
して広く利用されている絵付け方法であるが、セルロー
ス系繊維に対する染着性が劣るために、綿布等への絵付
け法としては不向きである。
【０００５】また熱融着型のカラープリンタを用いて比
較的繊細な適宜転写用画像を設けた転写シートを作成
し、該転写シートを綿布に重ね合わせて加熱プレスして
転写する方法があるが、転写操作に接着剤を必要とし、
着色剤が接着剤で固められてしまうために転写後の画像
の風合いが硬調になり易い。
較的繊細な適宜転写用画像を設けた転写シートを作成
し、該転写シートを綿布に重ね合わせて加熱プレスして
転写する方法があるが、転写操作に接着剤を必要とし、
着色剤が接着剤で固められてしまうために転写後の画像
の風合いが硬調になり易い。
【０００６】またインキジェット印刷方式で直接、綿布
に染料を印字する方式があるが、生地の組織が動くため
に、生地を固定するための糊塗布加工等の前処理が必要
であり、また綿布に染着させるのに、蒸熱加工や、水洗
工程、乾燥工程を必要とするために手間が掛かり、また
接着剤を必要とするために画像の風合いが硬調になり易
い。
に染料を印字する方式があるが、生地の組織が動くため
に、生地を固定するための糊塗布加工等の前処理が必要
であり、また綿布に染着させるのに、蒸熱加工や、水洗
工程、乾燥工程を必要とするために手間が掛かり、また
接着剤を必要とするために画像の風合いが硬調になり易
い。
【０００７】本発明は、特に綿布等のセルロース系布帛
に対して、転写絵付け法を用いて繊細なパターンや絵柄
等の絵付けができるようにすることにある。
に対して、転写絵付け法を用いて繊細なパターンや絵柄
等の絵付けができるようにすることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の第１発明は、基
材シート上に適宜色調の着色ワックスによる転写層を設
けた転写画像シート作成用サーマルシートにおいて、転
写層に多価アルコール類が添加されていることを特徴と
する転写シート作成用シートである。
材シート上に適宜色調の着色ワックスによる転写層を設
けた転写画像シート作成用サーマルシートにおいて、転
写層に多価アルコール類が添加されていることを特徴と
する転写シート作成用シートである。
【０００９】また、本発明の第２発明は、比較的平滑な
基材シート上に多価アルコール類が添加された着色ワッ
クスによる適宜転写絵付け用の転写用画像層が設けられ
ていることを特徴とする転写シートである。
基材シート上に多価アルコール類が添加された着色ワッ
クスによる適宜転写絵付け用の転写用画像層が設けられ
ていることを特徴とする転写シートである。
【００１０】また、本発明の第３発明は、比較的平滑な
基材シート上に、前記転写シート作成用シートを重ね合
わせ、サーモプリンタにより該基材シートに転写絵付け
用の適宜画像を出力転写して転写用画像層を設けた転写
シートを作成し、続いて該転写シートの転写用画像層
と、綿布等のセルロース系布帛とを重ね合わせて加熱加
圧して、該布帛に前記転写用画像層を転写絵付けするこ
とを特徴とする転写絵付け方法である。
基材シート上に、前記転写シート作成用シートを重ね合
わせ、サーモプリンタにより該基材シートに転写絵付け
用の適宜画像を出力転写して転写用画像層を設けた転写
シートを作成し、続いて該転写シートの転写用画像層
と、綿布等のセルロース系布帛とを重ね合わせて加熱加
圧して、該布帛に前記転写用画像層を転写絵付けするこ
とを特徴とする転写絵付け方法である。
【００１１】
【実施例】本発明の第１発明の転写シート作成用シート
を、図１の実施例に従って詳細に説明すれば、転写シー
ト作成用シートＡは、ポリエチレンテレフタレート等の
樹脂フィルム、あるいは用紙、あるいは、これらの複合
シート等による基材シート１の表面に、アンカーコート
層２を設け、該アンカーコート層２上に、多価アルコー
ル類として、エタンジオール（エチレングリコール）等
の比較的粘性のある低分子量の多価アルコール類、又は
比較的高分子量の多価アルコールとしてのポリオール類
（粘稠性のある樹脂）を添加した着色ワックスを塗布し
て転写層３を設けたものである。
を、図１の実施例に従って詳細に説明すれば、転写シー
ト作成用シートＡは、ポリエチレンテレフタレート等の
樹脂フィルム、あるいは用紙、あるいは、これらの複合
シート等による基材シート１の表面に、アンカーコート
層２を設け、該アンカーコート層２上に、多価アルコー
ル類として、エタンジオール（エチレングリコール）等
の比較的粘性のある低分子量の多価アルコール類、又は
比較的高分子量の多価アルコールとしてのポリオール類
（粘稠性のある樹脂）を添加した着色ワックスを塗布し
て転写層３を設けたものである。
【００１２】転写層３は、カルナバワックス、キャンデ
リラワックス、コレステリンエステルワックス、パラフ
ィンワックス等のワックスを主体として、該ワックス中
に着色剤として適宜色調の染料（例えば分散染料等）を
混入して着色し、多価アルコール類を添加したものであ
り、スタンピング加圧（パターン加圧）、あるいはパタ
ーン加熱、あるいはパターン加熱加圧によって基材シー
ト１より剥離できるようになっている。
リラワックス、コレステリンエステルワックス、パラフ
ィンワックス等のワックスを主体として、該ワックス中
に着色剤として適宜色調の染料（例えば分散染料等）を
混入して着色し、多価アルコール類を添加したものであ
り、スタンピング加圧（パターン加圧）、あるいはパタ
ーン加熱、あるいはパターン加熱加圧によって基材シー
ト１より剥離できるようになっている。
【００１３】本発明の第２発明の転写シートを、図２の
実施例に従って詳細に説明すれば、転写シートＢは、ポ
リエチレンテレフタレート等の樹脂フィルム、又は用
紙、あるいは、これらの複合シート等による比較的平滑
な基材シート１１の表面に、多価アルコール類を添加し
た着色ワックスによる適宜パターン状の転写絵付け用の
転写用画像層１２を設けたものである。
実施例に従って詳細に説明すれば、転写シートＢは、ポ
リエチレンテレフタレート等の樹脂フィルム、又は用
紙、あるいは、これらの複合シート等による比較的平滑
な基材シート１１の表面に、多価アルコール類を添加し
た着色ワックスによる適宜パターン状の転写絵付け用の
転写用画像層１２を設けたものである。
【００１４】基材シート１１は、平滑性のある樹脂製の
フィルムやシート、あるいは平滑性のある用紙を使用す
るものであり、特に用紙を使用する場合は強カレンダー
仕上げされた用紙が適当であり、紙質表面に、毛羽立ち
のない、若しくは毛羽立ちの少ない、微細凹凸や細孔の
ない、若しくは細孔の少ない表面硬度の大きいノンコー
ト用紙、あるいは用紙の表面をクレー、カオリン、樹脂
等の表面処理剤にてコーティング仕上げしたコート用紙
やキャストコート用紙等が適当である。
フィルムやシート、あるいは平滑性のある用紙を使用す
るものであり、特に用紙を使用する場合は強カレンダー
仕上げされた用紙が適当であり、紙質表面に、毛羽立ち
のない、若しくは毛羽立ちの少ない、微細凹凸や細孔の
ない、若しくは細孔の少ない表面硬度の大きいノンコー
ト用紙、あるいは用紙の表面をクレー、カオリン、樹脂
等の表面処理剤にてコーティング仕上げしたコート用紙
やキャストコート用紙等が適当である。
【００１５】転写用画像層１２は、ワックスを主体とし
て、該ワックス中に着色剤として適宜色調の染料（例え
ば分散染料等）を混入し、さらに、多価アルコール類を
添加した着色ワックスにより形成されている。
て、該ワックス中に着色剤として適宜色調の染料（例え
ば分散染料等）を混入し、さらに、多価アルコール類を
添加した着色ワックスにより形成されている。
【００１６】次に、本発明の第３発明の転写絵付け方法
を、図３、図４の実施例に従って以下に詳細に説明すれ
ば、図３（ａ）比較的平滑な基材シート１１上に、転写
シート作成用シートＡ（基材シート１上にアンカーコー
ト層２と転写層３がこの順に積層されている）を重ね合
わせ、サーモプリンタにより転写シート作成用シートＡ
上より基材シート１１方向にパターン状に加熱加圧Ｐを
付加して、該基材シート１１側に、パターン状に転写層
３を転写絵付け用の適宜画像として出力転写する。
を、図３、図４の実施例に従って以下に詳細に説明すれ
ば、図３（ａ）比較的平滑な基材シート１１上に、転写
シート作成用シートＡ（基材シート１上にアンカーコー
ト層２と転写層３がこの順に積層されている）を重ね合
わせ、サーモプリンタにより転写シート作成用シートＡ
上より基材シート１１方向にパターン状に加熱加圧Ｐを
付加して、該基材シート１１側に、パターン状に転写層
３を転写絵付け用の適宜画像として出力転写する。
【００１７】基材シート１１側に転写層３を転写絵付け
用の適宜画像として出力転写することにより、図３
（ｂ）に示すように、基材シート１１上に転写用画像層
１２を設けた転写シートＢが作成される。
用の適宜画像として出力転写することにより、図３
（ｂ）に示すように、基材シート１１上に転写用画像層
１２を設けた転写シートＢが作成される。
【００１８】続いて、図４（ａ）前記転写シートＢ（転
写用画像層１２側）と、綿布等のセルロース系布帛２１
とを重ね合わせて、加熱加圧プレス手段（円圧式、輪転
式のロールプレス機若しくは平圧プレス機）の上部プレ
ス部３１と下部プレス部との間に装填して、全面加熱加
圧する。なお、全面加熱加圧操作によって、前記転写用
画像層１２は、基材シート１１側よりその全部、若しく
は凝集破壊的に層厚の上側と下側部分に分離して布帛２
１側の下側層部分が布帛２１側に転着するものである。
写用画像層１２側）と、綿布等のセルロース系布帛２１
とを重ね合わせて、加熱加圧プレス手段（円圧式、輪転
式のロールプレス機若しくは平圧プレス機）の上部プレ
ス部３１と下部プレス部との間に装填して、全面加熱加
圧する。なお、全面加熱加圧操作によって、前記転写用
画像層１２は、基材シート１１側よりその全部、若しく
は凝集破壊的に層厚の上側と下側部分に分離して布帛２
１側の下側層部分が布帛２１側に転着するものである。
【００１９】図４（ｂ）全面加熱加圧により、該布帛２
１に前記転写用画像層１２を加熱加圧接触させると、転
写用画像層１２に含まれる多価アルコール類１３は、加
熱によりその粘稠性を低下して流動性を増大し、布帛２
１の材質（繊維）内に染料成分とともに浸透（浸入）す
る。
１に前記転写用画像層１２を加熱加圧接触させると、転
写用画像層１２に含まれる多価アルコール類１３は、加
熱によりその粘稠性を低下して流動性を増大し、布帛２
１の材質（繊維）内に染料成分とともに浸透（浸入）す
る。
【００２０】同時に、布帛２１内に浸透した液状（比較
的粘性、粘稠性を有する）多価アルコール類１３は布帛
２１を膨潤して、膨潤した布帛２１の素材内に染料成分
が浸透し、図４（ｃ）に示すように、膨潤した布帛２１
の素材内に浸透した染料成分は、布帛２１の素材内に保
着して、布帛２１にパターン染着部１４が転写絵付けさ
れる。
的粘性、粘稠性を有する）多価アルコール類１３は布帛
２１を膨潤して、膨潤した布帛２１の素材内に染料成分
が浸透し、図４（ｃ）に示すように、膨潤した布帛２１
の素材内に浸透した染料成分は、布帛２１の素材内に保
着して、布帛２１にパターン染着部１４が転写絵付けさ
れる。
【００２１】なお、本発明の転写絵付け方法は、転写絵
付け後に適宜に加熱処理や水洗処理等の後処理を施し
て、染着部１４の安定化処理をすることは可能である
が、例えば、多種少量の見本用（見本帳作成用）の多種
の模様生地などを作成する場合には、後処理は省略する
ものである。
付け後に適宜に加熱処理や水洗処理等の後処理を施し
て、染着部１４の安定化処理をすることは可能である
が、例えば、多種少量の見本用（見本帳作成用）の多種
の模様生地などを作成する場合には、後処理は省略する
ものである。
【００２２】本発明において使用される多価アルコール
類（ポリオール類）としては、公知のものが使用でき、
例えば、エタンジオール（エチレングリコール、グリコ
ール）、プロパンジオール（プロピレングリコール）、
ブチレングリコール、ブテンジオール、ペンタメチレン
グリコール（ペンタンジオール）、テトラメチレングリ
コール、トリメチレングリコール、エチルヒドロキシメ
チルプロパンジオール（ヘキサグリセロール）、ヘキサ
ントリオール、ヘキシレングリコール（メチルペンタン
ジオール）、エチルヘキサンジオール、オクチレングリ
コール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、クロロプロパンジオール、ジオキ
サオクタンジオール、ジプロピレングリコール、ニトリ
ロトリプロパノール等が使用できる。
類（ポリオール類）としては、公知のものが使用でき、
例えば、エタンジオール（エチレングリコール、グリコ
ール）、プロパンジオール（プロピレングリコール）、
ブチレングリコール、ブテンジオール、ペンタメチレン
グリコール（ペンタンジオール）、テトラメチレングリ
コール、トリメチレングリコール、エチルヒドロキシメ
チルプロパンジオール（ヘキサグリセロール）、ヘキサ
ントリオール、ヘキシレングリコール（メチルペンタン
ジオール）、エチルヘキサンジオール、オクチレングリ
コール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、クロロプロパンジオール、ジオキ
サオクタンジオール、ジプロピレングリコール、ニトリ
ロトリプロパノール等が使用できる。
【００２３】また、多価アルコールとして、例えばポリ
エーテル系ポリオール（ポリオキシプロピレンポリオー
ル、ポリエーテルポリオール、ポリオキシテトラメチレ
ングリコール等）、ポリエステル系ポリオール（ポリア
ジペートポリオール、ポリカプロラクトンジオール、ポ
リカーボネートポリオール等）、ハイドロカーボン系ポ
リオール（ポリブタジエンポリオール、ポリアクリラー
トポリオール等）等が使用でき、低分子量のもの（水溶
性）から高分子量のもの（例えば分子量１００以下、若
しくは１００〜３０００程度、若しくは３０００以上）
まで、その用途に応じて使用できる。
エーテル系ポリオール（ポリオキシプロピレンポリオー
ル、ポリエーテルポリオール、ポリオキシテトラメチレ
ングリコール等）、ポリエステル系ポリオール（ポリア
ジペートポリオール、ポリカプロラクトンジオール、ポ
リカーボネートポリオール等）、ハイドロカーボン系ポ
リオール（ポリブタジエンポリオール、ポリアクリラー
トポリオール等）等が使用でき、低分子量のもの（水溶
性）から高分子量のもの（例えば分子量１００以下、若
しくは１００〜３０００程度、若しくは３０００以上）
まで、その用途に応じて使用できる。
【００２４】下記に本発明の具体的実施例を示す。 ＜実施例１＞ポリエチレンテレフタレートフィルム（ダ
イヤホイルＫ２００Ｓ６Ｅ）を基材シートとして、該基
材シート上にアンカーコート剤（Ｇ１０７リオサーモＡ
ＷＣアンカー；東洋インキ製造（株）製）を、グラビア
塗工機にて塗布量１．５ｇ／ｍ2 塗工して、アンカーコ
ート層を形成する。
イヤホイルＫ２００Ｓ６Ｅ）を基材シートとして、該基
材シート上にアンカーコート剤（Ｇ１０７リオサーモＡ
ＷＣアンカー；東洋インキ製造（株）製）を、グラビア
塗工機にて塗布量１．５ｇ／ｍ2 塗工して、アンカーコ
ート層を形成する。
【００２５】続いて、該アンカーコート層上に、ワック
ス（カルナバワックス）８５重量部に対して昇華性染料
（スミカロンレッドＥ−ＦＢＬ分散染料；住友化学工業
（株）製）５重量部、エチレングリコール１０重量部を
添加して調合した着色ワックスを、グラビア塗工機にて
塗布量３ｇ／ｍ2 塗工して、転写シート作成用シートを
得た。
ス（カルナバワックス）８５重量部に対して昇華性染料
（スミカロンレッドＥ−ＦＢＬ分散染料；住友化学工業
（株）製）５重量部、エチレングリコール１０重量部を
添加して調合した着色ワックスを、グラビア塗工機にて
塗布量３ｇ／ｍ2 塗工して、転写シート作成用シートを
得た。
【００２６】＜実施例２＞ポリエチレンテレフタレート
フィルム（ダイヤホイルＫ２００Ｓ６Ｅ）を基材シート
として、該基材シート上にアンカーコート剤（Ｇ１０７
リオサーモＡＷＣアンカー；東洋インキ製造（株）製）
を、グラビア塗工機にて塗布量１．５ｇ／ｍ2 塗工し
て、アンカーコート層を形成する。
フィルム（ダイヤホイルＫ２００Ｓ６Ｅ）を基材シート
として、該基材シート上にアンカーコート剤（Ｇ１０７
リオサーモＡＷＣアンカー；東洋インキ製造（株）製）
を、グラビア塗工機にて塗布量１．５ｇ／ｍ2 塗工し
て、アンカーコート層を形成する。
【００２７】続いて、該アンカーコート層上に、ワック
ス（カルナバワックス）８５重量部に対して昇華性染料
（スミカロンレッドＥ−ＦＢＬ分散染料；住友化学工業
（株）製）５重量部、エチレングリコール１０重量部を
添加して調合した着色ワックスを、グラビア塗工機にて
塗布量３ｇ／ｍ2 塗工して、転写シート作成用シートを
得た。
ス（カルナバワックス）８５重量部に対して昇華性染料
（スミカロンレッドＥ−ＦＢＬ分散染料；住友化学工業
（株）製）５重量部、エチレングリコール１０重量部を
添加して調合した着色ワックスを、グラビア塗工機にて
塗布量３ｇ／ｍ2 塗工して、転写シート作成用シートを
得た。
【００２８】次に、上記転写シート作成用シートを、比
較的平滑な表面を備えた基材シート（強カレンダー仕上
げされた上質紙）上に重ね合わせ、サーモプリンタ（転
写印字用カラープリンタ；カルコンプ６６１３ＰＳ）を
用いて該転写シート作成用シート上より適宜画像パター
ン状に加熱加圧印字して、該基材シート面にパターン状
の転写用画像を転写出力することにより転写シートを得
る。
較的平滑な表面を備えた基材シート（強カレンダー仕上
げされた上質紙）上に重ね合わせ、サーモプリンタ（転
写印字用カラープリンタ；カルコンプ６６１３ＰＳ）を
用いて該転写シート作成用シート上より適宜画像パター
ン状に加熱加圧印字して、該基材シート面にパターン状
の転写用画像を転写出力することにより転写シートを得
る。
【００２９】＜実施例３＞ポリエチレンテレフタレート
フィルム（ダイヤホイルＫ２００Ｓ６Ｅ）を基材シート
として、該基材シート上にアンカーコート剤（Ｇ１０７
リオサーモＡＷＣアンカー；東洋インキ製造（株）製）
を、グラビア塗工機にて塗布量１．５ｇ／ｍ2 塗工し
て、アンカーコート層を形成する。
フィルム（ダイヤホイルＫ２００Ｓ６Ｅ）を基材シート
として、該基材シート上にアンカーコート剤（Ｇ１０７
リオサーモＡＷＣアンカー；東洋インキ製造（株）製）
を、グラビア塗工機にて塗布量１．５ｇ／ｍ2 塗工し
て、アンカーコート層を形成する。
【００３０】続いて、該アンカーコート層上に、ワック
ス（カルナバワックス）８５重量部に対して昇華性染料
（スミカロンレッドＥ−ＦＢＬ分散染料；住友化学工業
（株）製）５重量部、エチレングリコール１０重量部を
添加して調合した着色ワックスを、グラビア塗工機にて
塗布量３ｇ／ｍ2 塗工して、転写シート作成用シートを
得た。
ス（カルナバワックス）８５重量部に対して昇華性染料
（スミカロンレッドＥ−ＦＢＬ分散染料；住友化学工業
（株）製）５重量部、エチレングリコール１０重量部を
添加して調合した着色ワックスを、グラビア塗工機にて
塗布量３ｇ／ｍ2 塗工して、転写シート作成用シートを
得た。
【００３１】次に、上記転写シート作成用シートを、比
較的平滑な表面を備えた基材シート（強カレンダー仕上
げされた上質紙）上に重ね合わせ、サーモプリンタ（転
写印字用カラープリンタ；カルコンプ６６１３ＰＳ）を
用いて該転写シート作成用シート上より適宜画像パター
ン状に加熱加圧印字して、該基材シート面にパターン状
の転写用画像を転写出力することにより、パターン状の
転写用画像層を設けた転写シートを得る。
較的平滑な表面を備えた基材シート（強カレンダー仕上
げされた上質紙）上に重ね合わせ、サーモプリンタ（転
写印字用カラープリンタ；カルコンプ６６１３ＰＳ）を
用いて該転写シート作成用シート上より適宜画像パター
ン状に加熱加圧印字して、該基材シート面にパターン状
の転写用画像を転写出力することにより、パターン状の
転写用画像層を設けた転写シートを得る。
【００３２】次に、前記転写用画像層を設けた転写シー
トを、綿布上に重ね合わせて、平板熱プレスにより２１
５℃で４０秒間加熱加圧することにより、綿布側に転写
用画像層を転写絵付けする。
トを、綿布上に重ね合わせて、平板熱プレスにより２１
５℃で４０秒間加熱加圧することにより、綿布側に転写
用画像層を転写絵付けする。
【００３３】
【作用】本発明の第１発明による転写シート作成用シー
トは、基材シート上に設けられた着色ワックスを主体す
る転写層に、多価アルコール類が含まれており、該シー
トを用いてサーモプリンタにより作成される転写シート
の転写用画像層には、多価アルコール類が含まれること
になり、該転写シートを用いて転写用画像層を布帛上に
加熱加圧により転写絵付けする際においては、前記転写
用画像層に含まれる多価アルコール類が、布帛側への染
料成分の移行及び浸透と保着作用を誘発して、特に従来
において昇華転写法では染着し難いセルロース系布帛に
対する転写による染着が実現できる。
トは、基材シート上に設けられた着色ワックスを主体す
る転写層に、多価アルコール類が含まれており、該シー
トを用いてサーモプリンタにより作成される転写シート
の転写用画像層には、多価アルコール類が含まれること
になり、該転写シートを用いて転写用画像層を布帛上に
加熱加圧により転写絵付けする際においては、前記転写
用画像層に含まれる多価アルコール類が、布帛側への染
料成分の移行及び浸透と保着作用を誘発して、特に従来
において昇華転写法では染着し難いセルロース系布帛に
対する転写による染着が実現できる。
【００３４】
【発明の効果】本発明は、スクリーン印刷法や昇華転写
法と同様な繊細なパターンや絵柄を絵付けするのに適し
ており、また昇華転写法では困難なセルロース系布帛に
対する染着性が良好であり、また熱融着型のカラープリ
ンタを用いて比較的繊細な適宜転写用画像を設けた転写
シートを作成し、該転写シートを布帛に重ね合わせて加
熱プレスして転写する方法ではあるが、転写操作に接着
剤を必要とせず、従って染料成分が接着剤で固められて
しまうことがないため、転写後の画像が硬調にならずに
自然な風合いが強調できる等の効果がある。
法と同様な繊細なパターンや絵柄を絵付けするのに適し
ており、また昇華転写法では困難なセルロース系布帛に
対する染着性が良好であり、また熱融着型のカラープリ
ンタを用いて比較的繊細な適宜転写用画像を設けた転写
シートを作成し、該転写シートを布帛に重ね合わせて加
熱プレスして転写する方法ではあるが、転写操作に接着
剤を必要とせず、従って染料成分が接着剤で固められて
しまうことがないため、転写後の画像が硬調にならずに
自然な風合いが強調できる等の効果がある。
【図１】本発明の第１発明における転写シート作成用シ
ートの一実施例の側断面図である。
ートの一実施例の側断面図である。
【図２】本発明の第２発明における転写シートの一実施
例の側断面図である。
例の側断面図である。
【図３】（ａ）〜（ｂ）は本発明の第３発明における転
写絵付け方法の一実施例を説明する側断面図である。
写絵付け方法の一実施例を説明する側断面図である。
【図４】（ａ）〜（ｃ）は本発明の第３発明における転
写絵付け方法の一実施例を説明する側断面図である。
写絵付け方法の一実施例を説明する側断面図である。
１…基材シート ２…アンカーコート層 ３…転写層 １１…基材シート １２…転写用画像層 １３…液状の多価アルコール類 １４…染着部 ２１…布帛 ３１…上部プレス部 ４１…下部プレス部 Ａ…転写シート作成シート Ｂ…転写シート Ｃ…転写
絵付けされた布帛
絵付けされた布帛
Claims (3)
- 【請求項１】基材シート上に適宜色調の着色ワックスに
よる転写層を設けた転写画像シート作成用サーマルシー
トにおいて、転写層に多価アルコール類が添加されてい
ることを特徴とする転写シート作成用シート。 - 【請求項２】比較的平滑な基材シート上に多価アルコー
ル類が添加された着色ワックスによる適宜転写絵付け用
の転写用画像層が設けられていることを特徴とする転写
シート。 - 【請求項３】比較的平滑な基材シート上に、前記転写シ
ート作成用シートを重ね合わせ、サーモプリンタにより
該基材シートに転写絵付け用の適宜画像を出力転写して
転写用画像層を設けた転写シートを作成し、続いて該転
写シートの転写用画像層と、綿布等のセルロース系布帛
とを重ね合わせて加熱加圧して、該布帛に前記転写用画
像層を転写絵付けすることを特徴とする転写絵付け方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5176628A JPH0734393A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 転写シート作成用シート及び転写シート及び転写絵付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5176628A JPH0734393A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 転写シート作成用シート及び転写シート及び転写絵付け方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0734393A true JPH0734393A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16016911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5176628A Pending JPH0734393A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 転写シート作成用シート及び転写シート及び転写絵付け方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0734393A (ja) |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP5176628A patent/JPH0734393A/ja active Pending
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