JPH073431B2 - 自動化学分析装置 - Google Patents

自動化学分析装置

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JPH073431B2
JPH073431B2 JP60118633A JP11863385A JPH073431B2 JP H073431 B2 JPH073431 B2 JP H073431B2 JP 60118633 A JP60118633 A JP 60118633A JP 11863385 A JP11863385 A JP 11863385A JP H073431 B2 JPH073431 B2 JP H073431B2
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富治 峯金
清 山下
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は自動化学分析装置に関するものである。
[発明の技術的背景] 最近の自動化学分析装置は、反応ラインの多数の反応管
に対しランダムに試料,試薬の分注及び測光を行ういわ
ゆるランダムアクセス方式が採用されている。
このような装置の従来例を第3図を参照して説明する。
同図に示す装置は、多数の反応管1a〜1nを円形状でかつ
回転可能に配列することにより反応ラインLを形成し、
この反応ラインLに対しそれぞれ試料分注点S,第1試薬
分注点R1,第2試薬分注点R2,測光系2により測光点P
及び洗浄乾燥部Qを適当な間隔を隔てて設け、試料分注
点Sで任意の反応管1aに試料を分注した後この反応管1a
を第1試薬分注点R1まで回転移動して第1試薬を分注
し、さらに第2試薬分注点R2まで回転移動して第2試薬
の分注を行う。そしてこのようにして試料及び第1,第2
試薬が分注された各反応管1a〜1nを測光のために1回転
プラス1ピッチ進行するように回転駆動してそれぞれ測
光点Pに導き、測光計2により各反応管1a〜1nを直接測
光して測光データを得るようにしている。そして、測光
が終了した各反応管1a〜1nを洗浄乾燥部Qで停止させて
洗浄,乾燥処理し、次の測定に供するようにしている。
測光系2で求めた各測光データはTVモニタに表示したり
あるいはプリンタを用いて打ち出すことにより診断に役
立てている。
[背景技術の問題点] 上述した従来装置においては、試薬及び第1,第2試薬が
分注される各反応管1a〜1nを測光点Pに対し1回転プラ
ス1ピッチの割合で順次進めていく方式を採用している
ため、測光を行う反応管1a〜1nをその都度反応ラインL
上を1回転以上進ませなければならず、このため、各反
応管1a〜1n毎のサイクルタイムが長くなり、この装置に
おける処理スピードが遅くなるという問題がある。
例えば特定の反応管1aに着目すると測光のため1回転プ
ラス1ピッチ進むための時間が8〜10秒程度、洗浄乾燥
のための停止時間が6秒程度とすると、1サイクルタイ
ムは測光のための停止時間を含めると約18秒程度要する
ことになり、この場合には1時間当りの処理スピードは
200テスト/時間程度が最大限となる。
また、従来装置では各試薬分注点における試薬の分注が
1本の共通ノズルにより行われる方式であるため、複数
種の試薬を分注する場合にはクロスコンタミネーション
が生じるという問題がある。
[発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、高精度
のレート分析を行うことができ、しかも反応テーブルの
駆動手段の構成を簡素化できるとともに、処理スピード
が速く動作の安定した自動化学分析装置を提供すること
を目的とするものである。」 [発明の概要] 上記目的を達成するための本発明の概要は、回転可能な
反応テーブルと、サンプル及び試薬が分注される複数個
の反応管を前記反応テーブルにループ状に所定ピッチで
配列して構成した反応ラインと、前記反応テーブルを前
記所定ピッチ毎に間欠駆動する駆動手段と、前記反応ラ
インに近接して設けられ複数の分注ノズルを具備する試
薬分注系と、前記反応ライン上に設られた反応管洗浄乾
燥部と、レート分析に十分な反応観測時間が得られるよ
うに前記反応ライン上の前記試薬分注系と前記反応管洗
浄乾燥部との間に複数の測光点を所定間隔を隔てて形成
する測光系とを有することを特徴とするものである。
[発明の実施例] 以下に本発明の実施例を詳細に説明する。第1図に示す
実施例装置は、図示しない駆動モータ等により一定時
間、例えば1ピッチ移動のための時間1秒,5秒停止合計
6秒毎に間欠駆動される反応テーブル10に多数の反応管
1a〜1nを円形に配列することにより構成した反応ライン
Lと、この反応ラインLに接近する任意の位置に外周を
臨ませたサンプルテーブル11,サンプルテーブル11に円
形状に配列されかつサンプルを収納したサンプル管12a
〜12n,サンプルテーブル11と反応テーブル10との双方に
近接して配置されサンプル管12a〜12nからサンプルを吸
入し反応管1a〜1nにそれぞれサンプルを吐出する分注ノ
ズル13及び図示しないノズル洗浄プールからなるサンプ
リング部14と、このサンプリング部14とは所定間隔を隔
てかつ前記反応ラインLの真上に外周を臨ませて回転可
能に配置した円形の第1試薬テーブル15,この第1試薬
テーブル15上に円形状に配列されかつ第1試薬を収納し
た第1試薬管16a〜16n及びこの第1試薬管16a〜16nから
第1試薬を吸入し、反応ラインL上の反応管1a〜1nに吐
出する第1分注ノズルN1からなる第1試薬分注部18と、
この第1試薬分注部18から所定間隔を隔ててかつ前記反
応ラインLの真上に外周を鑑ませて回転可能に配置した
円形の第2試薬テーブル19,この第2試薬テーブル19上
に円形状に配列されかつ第2試薬を収納した第2試薬管
20a〜20n及びこの第2試薬管20a〜20nから第2試薬を吸
引し反応ラインL上の各反応管1a〜1nに吐出する第2分
注ノズルN2からなる第2試薬分注部21と、前記反応ライ
ンL上でサンプリング部14よりも回転後方側に設けた洗
浄乾燥部Qと、前記第1試薬分注部18と第2試薬分注部
21との間でかつ反応ラインL上に第1測光点P1を、前記
第2試薬分注部21と洗浄乾燥部Qとの間で、かつ、反応
ラインL上に所定の間隔を隔てた第2〜第12測光点P2
P12をそれぞれ形成する測光系23と、前記第1試薬分注
部18により第1試薬を分注された各反応管1a〜1n内を撹
拌する撹拌手段を配置することにより構成した第1撹拌
点G1と前記第2試薬分注部21により第2試薬が分注され
た各反応管1a〜1n内を撹拌する撹拌手段を配置すること
により構成した第2撹拌点G2とを有して構成されてい
る。前記第1分注ノズルN1により第1試薬の分注が行な
われる反応ラインL上の位置を第1試薬分注点R1とし、
第2分注ノズルN2により第2試薬の分注が行なわれる反
応ラインL上の位置を第2試薬分注点R2とする。
また、前記測光系23は、第2図に示すように同一の光源
26に共に一方の端部を、前記第1〜第12測光点P1〜P12
にそれぞれ他方の端部を臨ませた12本の発光測光ファイ
バ27と、第1〜第12測光点P1〜P12にそれぞれ一方の端
部を1個の分光器28にそれぞれの他方の端部を接続した
12本の受光側光ファイバ29と、光スイッチ32からの光を
回折する回折格子30と、この回折格子30からの回折光を
電気信号に変換する光電変換素子31を含む分光器28とを
有して構成されている。
そして、測光系23の第2〜第12測光点P2〜P12の間隔
は、反応管1a〜1nの4個分に相当するように設定され、
また、光スイッチ32は6秒毎に間欠駆動される反応管1a
〜1nに対し24秒毎に各測光点P2〜P12における測光デー
タをそれぞれ分光器28に送るようになっている。
次に上記構成の装置の作用を説明する。反応管1a〜1nを
配列した反応テーブル10は6秒毎に第1図に示す矢印X
方向に間欠駆動されているものとする。尚、前記時間6
秒は洗浄乾燥のために必要な停止時間例えば5秒を加味
して決めるものである。
まず、サンプルテーブル11上の最初のサンプル管12a内
のサンプルをサンプルノズル13により吸入し、例えば反
応管1a内に吐出する。この場合、複数項目のサンプルを
反応管1a内に吐出するときには、その項目数だけサンプ
ルノズル13の吸入、吐出を繰り返す。また、サンプルの
種類が異なる場合にはその都度クロスコンタミネーショ
ンを防止するためサンプルノズル13を洗浄プールで十分
良く洗浄する。
サンプルが注入された反応管1aは6秒毎に1ピッチずつ
移動し第1試薬分注点R1に至る。
このとき、第1試薬分注部18の第1分注ノズルN1は第1
試薬テーブル15上の第1試薬分注管16a〜16nのうちの必
要な試薬を収納したものにアクセスし、その試薬を吸入
してこれを反応管1a内に吐出する。
第1試薬が分注された反応管1aは再び6秒毎に1ステッ
プ移動して第1撹拌点G1に至り、ここでサンプルと第1
試薬の撹拌が行われる。さらにこの反応管1aは第1測光
点P1に至り、ここで測光系23による測光が行われサンプ
ルと第1試薬とによる吸光度が測定される。この吸光度
データは一般的に行われているブランク補正に利用され
る。
第1測光点P1における測光が行われた反応管1aは第2試
薬分注点R2に至る。
このとき、第2試薬分注部21の第2分注ノズルN2は第2
試薬テーブル19上の第2試薬管20a〜20nのうちの必要な
試薬を収納したものにアクセスし、その試薬を吸入して
これを反応管1a内に吐出する。
反応管1aはこの後第2撹拌点G2に至り、ここで再び撹拌
され、さらに第2〜第12測光点P2〜P12により順次その
反応過程が測光される。この場合、第2〜第12測光点P2
〜P16における測光は反応テーブル10の回転に対応しそ
れぞれ6秒毎に行われ、したがって、1つの反応管1aに
対しては24秒毎に合計11回の測光が行われることにな
る。したがって、この反応管1aが第2測光系23bを通過
する時間は24秒×10=240秒以上要することになり、測
光データに高精度が要求されるレート(RATE)分析に好
適な観測時間が得られる。
尚、上述した第1測光点P1及び第2〜第12測光点P2〜P
12における各測光データは、それぞれ受光測光ファイバ
29,光スイッチ28,分光器28,回折格子30を経て光電変換
部31に至りここで電気信号に変換されさらに信号処理さ
れて記憶,表示に供される。
第12測光点P12における測光が終了した反応管1aは、洗
浄乾燥部Qで十分洗浄,乾燥が行われ以後の測定に供さ
れる。
第2番目以降の各反応管1b〜1nについても上述した反応
管1aの場合と同様な過程を経て測定が行われる。
以上詳述したように本実施例装置によれば、円形の反応
ラインLに沿ってサンプル分注点S,第1試薬分注点R1
第1測光点P1,第2試薬分注点R2,第2〜第12測光点P2
〜P12を設けたことにより、一連の動作でサンプルの分
注から測光までを行うことができ、従来装置のように測
光のためにのみ反応テーブル10を駆動する必要がなく各
反応管の洗浄乾燥と反応測光を同時に行うことができ全
体として処理スピードを大幅に向上させることができ
る。
また、多数の測光点P2〜P12を設けたことによりレート
分析に必要な長時間の反応観測時間を得ることができ
る。
さらに、反応ラインL,サンプリング部14,第1,第2試薬
分注部18,21がそれぞれ円形配置であるため全体の動作
が安定する利点もある。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなくその
要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば第2試薬分注部21と洗浄乾燥部Qとの間に合計11
個の測光点を設ける場合について説明したが、これに限
らず任意の個数の測光点を設けてもよい。
また、反応テーブル10の間欠駆動は6秒毎に行う場合の
ほか、任意の時間幅に設定して実施できる。
さらに、第1,第2試薬分注部18,21の各分注ノズルN1,N
2をロボットアームを用いて構成する場合には反応ライ
ンLの各反応管真上にこれらの分注ノズルN1,N2を配置
する必要はなく反応ラインLの接線に相当する位置に配
置することもできる。
さらにまた、上述した実施例ではサンプリング部14を円
形配置とした場合について説明したが、これに限らず四
角形状に多数のサンプル管を配列しこれらのサンプル管
のうち任意のものからサンプルの吸引を行うことができ
るサンプルノズルを備えたサンプリング部によっても同
様に実施できる。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、レート分析に十分な反応
観測時間が得られるように複数の測光点を反応ライン上
に形成しているので、高精度のレート分析を行うことが
でき、しかも反応テーブルを1回転させるだけで、サン
プルの分析に必要な反応管の洗浄乾燥,試薬の分注,測
光等の一連の処理を並行して行うことができるので、駆
動手段の構成を簡素化できるとともに、処理スピードが
速く動作の安定した自動化学分析装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例装置を示す概略平面図、第2図
は同装置の光学系を示す概略説明図、第3図は従来装置
の構成を示す概略構成図である。 1a〜1n……反応管、10……反応テーブル、11……サンプ
ルテーブル、13……分注ノズル、14……サンプリング
部、18……第1試薬分注部、21……第2試薬分注部、23
a,23b……光学系、N1……第1試薬分注ノズル、N2……
第2試薬分注ノズル、S……サンプル分注点、P1〜P12
……測光点、R1……第1試薬分注点、R2……第2試薬分
注点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能な反応テーブルと、 サンプル及び試薬が分注される複数個の反応管を前記反
    応テーブルにループ状に所定ピッチで配列して構成した
    反応ラインと、 前記反応テーブルを前記所定ピッチ毎に間欠駆動する駆
    動手段と、 前記反応ラインに近接して設けられ複数の分注ノズルを
    具備する試薬分注系と、 前記反応ライン上に設られた反応管洗浄乾燥部と、 レート分析に十分な反応観測時間が得られるように前記
    反応ライン上の前記試薬分注系と前記反応管洗浄乾燥部
    との間に複数の測光点を所定間隔を隔てて形成する測光
    系と を有することを特徴とする自動化学分析装置。
JP60118633A 1985-05-30 1985-05-30 自動化学分析装置 Expired - Lifetime JPH073431B2 (ja)

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JPS61274266A JPS61274266A (ja) 1986-12-04
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JPH01196574A (ja) * 1988-01-30 1989-08-08 Shimadzu Corp 自動化学分析装置
JP2009036723A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Olympus Corp 自動分析装置および動作環境設定方法

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JPS55140154A (en) * 1979-04-19 1980-11-01 Olympus Optical Co Ltd Reagent distribution device
JPS56147068A (en) * 1980-04-16 1981-11-14 Olympus Optical Co Ltd Automatic analyzer

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