JPH0734297A - 液処理用バレル - Google Patents

液処理用バレル

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Publication number
JPH0734297A
JPH0734297A JP17952593A JP17952593A JPH0734297A JP H0734297 A JPH0734297 A JP H0734297A JP 17952593 A JP17952593 A JP 17952593A JP 17952593 A JP17952593 A JP 17952593A JP H0734297 A JPH0734297 A JP H0734297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barrel
ring
negative electrode
wire
linear
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP17952593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Maekawa
博司 前川
Takeyuki Shudo
健之 首藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd, Kansai Nippon Electric Co Ltd filed Critical Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長い線状ワーク3に交絡や弯曲を発生させる
ことなく、その表面に均一な膜厚のメッキ被膜を形成す
る。 【構成】 液処理で線状ワーク3の収納容器として使用
するバレル30の最小単位20を、複数本の線状ワーク
3を嵌挿支持するリング状電極21A,21Bと、この
リング状電極からバレル30の最小単位20の側胴部に
設けられたソケット22を貫通して親バレル25側の陰
電極棒2に向って延びる陰電極線24と、線状ワーク
3、リング状電極21A,21B及び陰電極線24の周
囲に処理液6の流通間隙を残して配設された子バレル2
3から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液処理用バレルに関し、
詳細には、線状電子部品に洗浄、ケミカル研磨、或いは
電気メッキ等の液処理を施す際に使用されるバレルの改
良手段を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】線状電子部品、例えば、気密端子に使用
されるリードやダイオードに例えば電気メッキを施す際
に、図4(A)(B)に示すバレル1が使用されてい
る。バレル1は、陽電極板5を懸垂支持した処理槽13
内に処理液6を貯溜すると共に、線状ワーク3の収納器
体として多角筒状の中空器体14を回転可能に軸支する
ことによって構成されている。
【0003】処理槽13の上方には直流電源4が配設さ
れており、その陽極側を陽電極板5に接続し、また、そ
の陰極側を中空器体14の回転軸を兼ねる陰電極棒2に
接続することによってバレル1は、電気メッキ装置に構
成されている。中空器体14は、図4(B)に示すよう
に処理液6の流入・流出路として多数の細孔1Aを穿設
してなる多孔構造の胴板を多角筒状に接合することによ
って、中空器体の一部14’が着脱可能で、かつ、内部
に線状ワーク3の収納空間を有する回転器体に形成され
る。
【0004】多角筒状をなす中空器体14の端面部分
は、端板7,10で封止されており、第1の端板7の外
周縁には、回転駆動力の伝達手段として、動力伝達用ピ
ニオン8の歯形と同一ピッチの歯形が形成されている。
中空器体の一部14’は、蓋体として機能するものであ
って、中空器体14内に所定量の線状ワーク3を収容し
た後、中空器体14の開口部に被着し、ロック手段12
で係止することによって、一体構造の回転型バレル1が
形成される。
【0005】尚、11は、第2の端板10に線状ワーク
3の観察手段として設けられた透明プレート製のぞき窓
であり、9は動力伝達用ピニオン8を軸端に装着した動
力軸15と、陰電極棒を兼ねる軸部2を有する中空器体
14を回転可能に支持するフレーム構体である。
【0006】中空器体14内に所定量の線状ワーク3を
投入し、開口部に蓋体14’を被着した後、ロック手段
12で係止することによって電気メッキ処理の準備作業
が終了する。この後、図4(A)に示すように中空器体
14,14’を、処理液6に浸漬し、図示しないモータ
を起動する。モータの回転駆動力は、動力伝達用ピニオ
ン8を介して第1の端板7に伝達され、これによって、
中空器体14,14’からなるバレル本体が処理液6の
液面下で内部に線状ワーク3を収納したままの状態で回
転駆動される。この時、陰電極棒2に接触している線状
ワーク3の集団を陰電極とし、これと陽電極板5と間で
直流電源4からの電流が処理液6を介して流れることに
よって、ワーク集団表面領域[電着反応域3A]に位置
する線状ワーク3にメッキ被膜が形成される。
【0007】バレル1の回転と共に電着反応域3Aに位
置する線状ワーク3と、その内側に置かれた線状ワーク
3の位置が入れ替わり、所定のメッキ時間が経過した後
には、中空器体14,14’内に収納されている全ての
線状ワーク3の表面に所定厚みのメッキ被膜が形成され
る。
【0008】図2は、バレル1の第2の従来例を示す正
面図で、図4で処理槽13の側壁面に沿って配設されて
いた陽電極板5が処理槽13の底部に配設されている。
中空器体14がモータ15’、動力伝達用ピニオン8及
び歯形付きの第1の端板7によって回転可能に軸支され
ていることは図4と同様である。尚、図2において、1
6は、直流電源4と陰電極棒2との間を結ぶ電気配線を
示す。
【0009】一方、図3は、バレル1の第3の従来例を
示すものであって、回転軸2A及び端板7,10によっ
て回転可能に軸支された中空器体14内に、先端に陰電
極棒2として金属を露出させた可撓性の被覆電線17が
2本1組で配置されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図2乃至図4に示す中
空器体14内に所定量の線状ワーク3を収容し、回転駆
動下にメッキ電流を流すことによって、線状ワーク3の
表面にメッキ被膜が形成されるが、細径の線状ワーク3
が、例えば、気密端子用リードである場合、中空器体1
4の回転と共に線状ワーク3相互間に絡み合いが発生す
る。
【0011】この結果、電着反応域3Aに位置する線状
ワーク3と、その内側に置かれた線状ワーク3との入れ
替わりが阻害され、線状ワーク3の表面に被着形成され
るメッキ被膜の厚みが均一にならない。また、絡み合い
によって、線状ワーク3が変形する場合が少なくない。
このようなメッキ被膜の不均一や線状ワーク3の変形が
発生すると、当然のことながら歩留りの低下や品質不良
等の問題が引き起こされる。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決手段とし
て本発明は、液処理でワークの収納容器として使用する
バレルの最小単位を、複数本の線状ワークを嵌挿支持す
るリング状電極と、このリング状電極からバレルの側胴
部に設けられたソケットを貫通してバレルの外側に設け
られた陰電極棒に向って延びる陰電極線と、線状ワー
ク、リング状電極及び陰電極線の周囲に処理液の流通間
隙を残して配設された子バレルから構成したことを特徴
とする。
【0013】また、液処理でワークの収納容器として使
用するバレルの最小単位を、複数本の線状ワークを嵌挿
支持するリング状電極と、このリング状電極からバレル
の側胴部に設けられたソケットを貫通してバレルの外側
に設けられた陰電極棒に向って延びる陰電極線と、線状
ワーク、リング状電極及び陰電極線の周囲に処理液の流
通間隙を残して配設された子バレルから構成し、かつ、
処理液の注入槽内に、複数個の子バレルを処理液と接触
可能に、かつ、回転可能に支持する親バレル及び固定型
の陽電極棒を設けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】リング状電極内に所定本数の線状ワークを嵌挿
した状態で、それぞれのソケットを介して所定個数の子
バレルを親バレルに取付ける。親バレルを処理液内に浸
漬し、回転駆動下に電流を流すことによって、それぞれ
の子バレルのリング状電極内に嵌挿支持されている複数
本の線状ワーク相互に絡み合いを発生させることなく所
定の液処理が施される。
【0015】
【実施例】以下、図1を参照しながら本発明の一実施例
を説明する。尚、図2乃至図4と同一の構成部材は同一
参照番号で表示し重複説明を省略する。
【0016】電気メッキ等の液処理に際し、線状ワーク
3の収納容器として使用するバレル30の最小単位20
は、図1(A)に示すように複数本の線状ワーク3を嵌
挿支持するように対向配置された2個1組のリング状電
極21A,21Bと、これらのリング状電極21A,2
1Bからバレル30の最小単位20の側胴部に設けられ
たソケット22を貫通してバレル30の最小単位20の
外側に設けられたバレル支持構体兼用の陰電極棒2に向
って延びる陰電極線24と、線状ワーク3、リング状電
極21A,21B及び陰電極線24の周囲に処理液6の
流通間隔を残して配設された両端開口構造の円筒状子バ
レル23から構成されている。
【0017】液処理用バレル30の全体構造は、図1
(B)(C)に示すように処理液6の注入槽13内に、
複数個の子バレル23を処理液6と接触可能に、かつ、
回転可能に支持する親バレル25と、固定型の陽電極棒
5を配設することによって構成されている。
【0018】親バレル25は、ソケット22付きの複数
個の子バレル23を、親バレル25の軸線方向に沿って
所定の整列間隔で、かつ、端板7,10の円周方向に沿
って略同一の整列ピッチで固定支持する陰電極棒兼用型
の複数本のバー2と、これらのバー2の両端を支持する
端板7,10から構成されている。
【0019】線状ワーク3が気密端子のリードとして使
用される長さ50mmの線材である場合について例示的
に説明すると、子バレル23の直径は、線状ワーク3の
長さの50乃至60%となるように設計されており、子
バレル23の軸線方向の長さは、線状ワーク3の長さの
110乃至120%となるように設計されている。リン
グ状電極21A,21Bの対向間隔は、所定本数の線状
ワーク3を整列状態のまま嵌挿支持するように、線状ワ
ーク3の長さに応じて調整する。図示する具体例では約
40mmの対向間隔を置いて2個1組にリング状電極2
1A,21Bが配設されているが、変形例として、円筒
状の単一部材からリング状電極21を形成することも可
能である。
【0020】上記の何れの具体例においても、リング状
電極21A,21B内に所定本数の線状ワーク3を嵌挿
した後、処理液6中への浸漬に先立って子バレル23を
ソケット22で親バレル25のバー2上に固着し、陰電
極線24とバー兼用の陰電極棒2とを接続する。上記と
反対に、子バレル23が親バレル25に予め装着されて
いる場合には、処理液6中への浸漬に先立ってリング状
電極21A,21B内に線状ワーク3を嵌挿する。
【0021】この状態で親バレル25を処理液6中に浸
漬し、モータ15’、動力伝達用ピニオン8及び歯形付
きの端板7を介して親バレル25に回転駆動力を伝達す
る。直流電源4からの電流を陽電極棒5と子バレル23
側のリング状電極21A,21Bの間に流すことによっ
て、子バレル23内の線状ワーク3の表面に均一な厚み
のメッキ被膜が被着形成される。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、複数本の線状ワークが
整列状態のまま子バレル内に支持されているため、線状
ワークの長さが大きい場合にも線状ワーク相互間に絡み
合いが発生しない。このため、線状ワークの表面に形成
されるメッキ被膜の厚みが一様になる。また、絡み合い
による線状ワークの弯曲も皆無となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は子バレルの斜視図 (B)は液処理用バレルの全体構造を示す正面図 (C)は親バレルと子バレルの接続状態を説明する部分
横断面図
【図2】従来の液処理用バレルの電極構造を示す縦断面
【図3】従来の液処理用バレルの電極構造を示す部分縦
断面図
【図4】(A)は従来の液処理用バレルの部分破断正面
図 (B)はその分解斜視図
【符号の説明】
2 陰電極棒〔バー〕 3 線状ワーク〔リード〕 4 直流電源 5 陽電極棒 6 処理液 20 バレルの最小単位 21A リング状電極 21B リング状電極 22 ソケット 23 子バレル 24 陰電極線 25 親バレル 30 液処理用バレル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液処理でワークの収納容器として使用す
    るバレルの最小単位を、複数本の線状ワークを嵌挿支持
    するリング状電極と、このリング状電極からバレルの側
    胴部に設けられたソケットを貫通してバレルの外側に設
    けられた陰電極棒に向って延びる陰電極線と、線状ワー
    ク、リング状電極及び陰電極線の周囲に処理液の流通間
    隙を残して配設された子バレルから構成したことを特徴
    とする液処理用バレル。
  2. 【請求項2】 液処理でワークの収納容器として使用す
    るバレルの最小単位を、複数本の線状ワークを嵌挿支持
    するリング状電極と、このリング状電極からバレルの側
    胴部に設けられたソケットを貫通してバレルの外側に設
    けられた陰電極棒に向って延びる陰電極線と、線状ワー
    ク、リング状電極及び陰電極線の周囲に処理液の流通間
    隙を残して配設された子バレルから構成し、かつ、処理
    液の注入槽内に、複数個の子バレルを処理液と接触可能
    に、かつ、回転可能に支持する親バレル及び固定型の陽
    電極棒を設けたことを特徴とする液処理用バレル。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の親バレルを、複数個のソ
    ケット付き子バレルを親バレルの軸線方向に沿って所定
    の整列間隔で、かつ、端板の円周方向に沿って略同一の
    整列ピッチで固定支持する陰電極棒兼用型の複数本のバ
    ーと、このバーの両端を支持する端板から構成したこと
    を特徴とする液処理用バレル。
JP17952593A 1993-07-21 1993-07-21 液処理用バレル Withdrawn JPH0734297A (ja)

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20001003