JPH07340Y2 - 車両用反射型表示装置 - Google Patents

車両用反射型表示装置

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JPH07340Y2
JPH07340Y2 JP1829190U JP1829190U JPH07340Y2 JP H07340 Y2 JPH07340 Y2 JP H07340Y2 JP 1829190 U JP1829190 U JP 1829190U JP 1829190 U JP1829190 U JP 1829190U JP H07340 Y2 JPH07340 Y2 JP H07340Y2
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JP
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display
prism
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optical axis
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JP1829190U
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JPH03109924U (ja
Inventor
正 飯野
康浩 宮沢
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各種運転情報を表示する表示器の表示像をダ
ッシュボード位置の凹球面で反射することによりこの反
射面内に拡大された表示像の虚像を視認できるようにし
た車両用反射型表示装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の表示装置として例えば第7図に示すもの
がある。図において、1は車両のダッシュボード、2は
凹球面の反射面2Aを運転席側に向けてダッシュボードに
配設されたリフレクター、3は車速やエンジン回転数等
の各種の運転情報を表示する表示器、4は運転席側の視
点であり、車室天井に設けられた表示器3からの表示光
はリフレクター2で反射されて視点4に向けられる。ま
た、表示器3の表示面3Aはリフレクター2の焦点よりも
リフレクター2に近い位置にあり、視点4(またはその
近傍)からリフレクター2の反射面2Aを見ると、表示器
3の表示像が拡大された虚像として視認できるようにな
っている。
これによって、虚像の位置はリフレクター2より奥まっ
た車両前方の位置になり、走行中など焦点合わせが容易
なる所謂遠方表示の効果が得られる。また、リフレクタ
ー2の反射面2Aは一般に暗色系に処理されており、表示
像は暗い背景に浮かび上がって見え、表示のコントラス
トが高くなるという利点がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種の表示装置においてはリフレクタ
ー2に対して表示器3と視点4とを直線上に配置するこ
とができないため、表示器3からリフレクター2に至る
光軸lAとリフレクター2から視点4に至る光軸lBとは、
リフレクター2の光軸(リフレクター2から球面の球心
Oを通る軸)Lに対してそれぞれ反体側に角度をなして
いる。
このため、例えば上記従来の装置のように表示器3がリ
フレクター2の光軸Lに対して上方にある場合は、反射
面2Aに視認される虚像は、第6図に示したようにその左
右の部分が上方に湾曲して見え、視認性や表示品位の点
で問題がある。
本考案は、表示器の表示像をダッシュボード位置の凹球
面の反射面で反射して表示像の拡大された虚像を視認で
きるようにした車両用反射型表示装置において、視認さ
れる虚像の歪みを補正して視認性や表示品位を高めるこ
とを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するためになした本考案の車両用反射
型表示装置は、ダッシュボード位置で凹球面の反射面を
運転席側に向けた反射部材によって表示器の表示像を運
転席側に反射し、上記反射部材の反射面内に上記表示像
の拡大された虚像を視認できるようにした車両用反射型
表示装置において、前記表示器の表示面の前面にプリズ
ムを配設し、該プリズムは、前記反射面の光軸に近い側
でプリズム角を成す2面が会合し、かつ、上記表示面の
略中心と上記光軸とを含む面に対して該表示面の略中心
から垂直方向に離れるほどプリズム角度を大きくしたも
のであることを特徴とする。
〔作用〕
本考案の車両用反射型表示装置において、表示器の表示
光はプリズムを屈折透過して反射部材に向けられ、この
反射部材の反射面内に表示像の拡大された虚像が視認さ
れる。
上記プリズムは、反射面の光軸に近い側でプリズム角を
なす2面が会合しているので、表示器の表示面における
光点の像点はプリズムの屈折作用によって実際の光点の
位置よりもプリズム角に応じた分だけ反射面の光軸側に
変移する。また、プリズム角は、表示面の略中心と反射
面の光軸とを含む面に対して表示面の略中心から垂直方
向に離れるほど大きくなっているので、上記像点の変移
量は表示面の中心から離れるほど大きくなる。
したがって、表示器から反射部材に至る光軸と反射部材
から視点に至る光軸とが反射面の光軸を挟んで角度をな
すことにより生じる反射面における虚像の湾曲は、表示
面における光点の変移によって相殺され、視点から反射
面後方に視認される虚像の湾曲が補正される。
〔実施例〕
第1図は本考案実施例の車両用反射型表示装置を示す図
であり、前記第7図と同じものには同符号を付記してあ
る。
第1図において、5は表示器3の表示面の前面に配設さ
れたプリズムであり、このプリズム5によって前記第6
図で説明した表示像の湾曲が補正される。
第2図は表示器とプリズム5を示す図であり、同図は表
示器とプリズム5とを離して示してある。
表示器3の表示面は、その略中心から左右2つの表示領
域3a1,3a2に分けられ、表示領域3a1には、車速表示3
1、積算距離計32、水温表示33、燃料残量表示34等の各
種表示用セグメントが形成され、表示領域3a2には、時
刻表示35、ウォーニング表示37、車載用機器のモード表
示36等の各種表示用セグメントが形成されている。な
お、各表示はリフレクター2で一回反射されて視認され
るので、表示器3におけるセグメントの形状は、各表示
用セグメント毎に左右が反転されたパターンとして形成
されており、リフレクター2で一回反射されることによ
り正しいパターンとして視認される。
プリズム51,52は、屈折率n=1.491の透明アクリルで
できており、それぞれ表示器3の左右両側から表示面の
略中央側にかけて厚みを次第に薄く成形されている。ま
た、各プリズム51,52のプリズム角を成す2面5A1,5
B2,5A2,5B2は、それぞれ表示器3の下端側を会合側とさ
れ、表示器3の左右両側から表示面の略中央側にかけて
プリズム角が次第に小さくなるように成形されている。
例えば、プリズム51のA−A断面とB−B断面を第3図
に示したように、A−A断面におけるプリズム角θ
A(同図(a))とE−E断面におけるプリズム角θ
B(同図(b))は、 θA>θB に設定されている。
次に、第4図に基づいてプリズム5の作用を説明する。
同図は前記A−A断面と平行な任意の断面を示してお
り、θはプリズム角、Pは表示面における任意の光点で
ある。なお、プリズム5の屈折率をn、空気の屈折率を
1とする。
いま、光点Pから面5Bに垂直に入射してプリズム5を介
してリフレクター2に向かう光線lを考えると、この光
線lは、面5Bを垂直に透過し、面5Aに対して入射角iで
入射して屈折角rで出射する。
このとき、面5Bにおける屈折の法則により、プリズム5
の内部に対する光点Pの像点は、光点Pより遠くの点P1
になる。なお、面5Bから光点Pおよび像点P1までの距離
をそれぞれaおよびbとすると、b=a・nの関係にな
る。
さらに、面5Aにおける屈折の法則により、リフレクター
2側に対する光点Pの像点は、光点Pよりプリズム角の
会合側(表示器3の下端側)の点P2になる。なお、面5A
から像点P1および像点P2までの距離をそれぞれa′およ
びb′とすると、b′=a′/nの関係になる。
すなわち、光点Pからの光線lは、あたかも光点Pより
もプリズム角の会合側に変移した点から発せられたよう
になる。また、この光点Pから像点P2までの変移量はプ
リズム角が大きくなるほど大きくなる。
したがって、プリズム5を介して表示器3を見ると、表
示面の表示パターンは両端に近いほど下がって見える。
このように、表示パターンの両側が下がって見える表示
像をリフレクター2で反射して見ると、前記第6図につ
いて説明したリフレクターによる像の湾曲作用が相殺さ
れ、例えば、第5図のように、リフレクター2の反射面
の領域内に歪みのない表示を視認することができる。
なお、第4図に示したように、A面5Aにおける出射点を
Q、光点Pから出射点Qまでの距離をZ、B面5Bに平行
な方向の像点P3の変移量をXとすると、 となる。
例えば、表示器3の片側の表示面の長さが200mm、幅が4
0mm、リフレクター2の曲率半径が1400mmについて実験
すると、リフレクター2による湾曲の量は約3mmであっ
た。したがって、プリズム51は、例えばA−A断面にお
いて、i=23°、Z=18.06mmにすることにより像点P2
の変移量Xを3mmにし、B−B断面におけるプリズムの
会合側の厚みを0になるようにA面5Aを設定すれば、像
の歪みを補正することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の車両用反射型表示装置によ
れば、表示器の表示像をダッシュボード位置の凹球面の
反射面で反射して表示像の拡大された虚像を視認できる
ようにした車両用反射型表示装置において、上記表示器
の表示面の前面にプリズムを配設し、このプリズムを、
前記反射面の光軸に近い側でプリズム角を成す2面が会
合し、かつ、表示面の略中心と上記光軸とを含む面に対
して表示面の略中心から垂直方向に離れるほどプリズム
角度を大きくなるようにしたので、プリズムの屈折作用
によって、表示器の表示面における光点の像点を実際の
光点の位置よりもプリズム角に応じた分だけ反射面の光
軸側に変移させ、かつ、この像点の変移量を表示面の中
心から離れるほど大きくすることができる。したがっ
て、表示器から反射部材に至る光軸と反射部材から視点
に至る光軸とが角度をなすことにより生じる反射面にお
ける虚像の湾曲を、光点の変移によって補正することが
でき、視認性や表示品位を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の車両用反射型表示装置を示す
図、 第2図は実施例における表示器とプリズムを示す図、 第3図は実施例におけるプリズムの断面を示す図、 第4図は実施例におけるプリズムの作用を説明する図、 第5図は実施例における表示例を示す図、 第6図は従来の車両用反射型表示装置における表示像の
湾曲を説明する図、 第7図は従来の車両用反射型表示装置の一例を示す図で
ある。 1……ダッシュボード、2……リフレクター、3……表
示器、4……視点、5……プリズム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダッシュボード位置で凹球面の反射面を運
    転席側に向けた反射部材によって表示器の表示像を運転
    席側に反射し、上記反射部材の反射面内に上記表示像の
    拡大された虚像を視認できるようにした車両用反射型表
    示装置において、 前記表示器の表示面の前面にプリズムを配設し、該プリ
    ズムは、前記反射面の光軸に近い側でプリズム角を成す
    2面が会合し、かつ、上記表示面の略中心と上記光軸と
    を含む面に対して該表示面の略中心から垂直方向に離れ
    るほどプリズム角度を大きくしたものであることを特徴
    とする車両用反射型表示装置。
JP1829190U 1990-02-27 1990-02-27 車両用反射型表示装置 Expired - Lifetime JPH07340Y2 (ja)

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JP1829190U JPH07340Y2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27 車両用反射型表示装置

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JP1829190U JPH07340Y2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27 車両用反射型表示装置

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JPH03109924U JPH03109924U (ja) 1991-11-12
JPH07340Y2 true JPH07340Y2 (ja) 1995-01-11

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JP2021173854A (ja) * 2020-04-24 2021-11-01 株式会社小糸製作所 車両用表示装置

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