JPH1115420A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JPH1115420A
JPH1115420A JP9170047A JP17004797A JPH1115420A JP H1115420 A JPH1115420 A JP H1115420A JP 9170047 A JP9170047 A JP 9170047A JP 17004797 A JP17004797 A JP 17004797A JP H1115420 A JPH1115420 A JP H1115420A
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JP
Japan
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display
display device
concave mirror
virtual image
dashboard
Prior art date
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Pending
Application number
JP9170047A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Watanabe
真司 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH1115420A publication Critical patent/JPH1115420A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントガラス2を介して運転席から表示デ
バイス11の表示像を視認できるようにした車両用表示
装置において、ダッシュボード3内の占有スペースを小
さくし、設計自由度を高めるとともに虚像Xを大きくす
る。 【解決手段】 表示デバイス11を凹面鏡13の焦点距
離内に設定し、表示ユニット1を構成する。開口窓14
をダッシュボード3の開口窓31に臨ませて、表示ユニ
ット1をダッシュボード3内に配設する。表示デバイス
11および光源12によって形成された表示の表示光を
凹面鏡13で反射してフロントガラス2に向け、フロン
トガラス2の高反射処理層21で表示光を反射して視点
位置4に向ける。表示デバイス11の表示の虚像Xをフ
ロントガラス2の前方位置に形成するとともに、虚像X
が凹面鏡13によって拡大されたものとする。また、凹
面鏡13のかわりに、縦横の曲率半径を独立に設定した
凹面鏡を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のフロントガ
ラスで表示器の表示像を反射し、このフロントガラスを
介して運転席から車速などの運転情報を視認できるよう
にした車両用表示装置に関する。
【0002】この種の車両用表示装置として例えば図4
に示すものがある。この装置は、表示器10と反射板2
0をダッシュボード30内に配設したものであり、表示
器10の表示光を反射板20で反射し、さらにフロント
ガラス40で反射させて運転席側の視点位置50に導く
ようにしたものである。
【0003】これにより、表示器10の表示像の虚像X
がフロントガラス40の前方の外景に重畳して視認さ
れ、走行中の表示を見るとき視線移動が少なくなり、視
認性が高まる。また、虚像Xが前方に視認できるいわゆ
る遠方表示となり、焦点の移動量も少なくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような表示装置では、実際に視認される表示像の大きさ
(視角)は視点位置50から虚像Xまでの距離が大きく
なるほど小さくなるので、表示像の大きさの点で視認性
に問題があり、表示器を大きくする必要がある。しか
し、ダッシュボード内に配設する表示器は占有スペース
を考慮すると、その大きさや形状の点で設計上制約を受
けるという問題がある。
【0005】本発明は、車両のフロントガラスで表示器
の表示像を反射し、このフロントガラスを介して運転席
から車速などの運転情報を視認できるようにした車両用
表示装置において、ダッシュボード内の占有スペースを
小さくし、設計自由度を高めるとともに表示像を大きく
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用表示装置
は、車両のダッシュボード内に配置された表示器の表示
光を反射部材でフロントガラス側に反射し、該反射部材
で反射された表示光をフロントガラスで反射して、該表
示器の表示を運転席側から視認するようにした車両用表
示装置において、前記反射部材の反射面を凹面とすると
ともに前記表示器が該凹面の焦点距離内になるように設
定し、前記視認される表示を拡大するようにしたことを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明の実施例の車両用表示装置を示す断
面図であり、図において1は表示ユニット、2は車両の
フロントガラス、3はダッシュボード、4は運転者の視
点位置である。
【0008】表示ユニット1は表示器として液晶表示パ
ネル等で構成された表示デバイス11、この表示デバイ
ス11に背光を照射する光源12および反射部材として
の凹面鏡13を備えており、表示デバイス11は凹面鏡
13の焦点よりも凹面鏡13側に配置されている。すな
わち、表示デバイス11が凹面鏡13の焦点距離内にな
るように設定されている。
【0009】この表示ユニット1は、開口窓14をダッ
シュボード3に形成された開口窓31に臨ませた状態で
ダッシュボード3内に配設されている。そして、表示デ
バイス11および光源12によって形成された表示の表
示光は凹面鏡13で反射され、開口窓14,31を透過
してフロントガラス2に向けられる。
【0010】フロントガラス2には蒸着処理等により高
反射処理層21が形成されており、表示ユニット1から
の表示光は、この高反射処理層21で反射されて運転席
側の予め設定された視点位置4に向けられる。
【0011】そして、表示デバイス11が凹面鏡13の
焦点距離内になるように設定されているので、表示デバ
イス11の表示の虚像Xがフロントガラス2の前方位置
に形成されるとともに、この虚像Xは凹面鏡13によっ
て拡大されたものとなり、視点位置4あるいはその近傍
からフロントガラス2の視界内に虚像Xが視認される。
【0012】図2は凹面鏡13の作用を説明する図であ
り、図において、実線の太い矢印は表示デバイス11に
おける表示像、破線の太い矢印は虚像、点Fは凹面鏡1
3の焦点、点Cは凹面鏡13における凹面をなす球の中
心を示している。同図に示したように、表示デバイス1
1の表示像から凹面鏡13までの距離をa、凹面鏡13
からフロントガラス2を介して到達する虚像Xまでの光
学的な距離をb、凹面鏡13の凹面の曲率半径をRとす
ると、これらの間には近似的に次式(1)の関係が成り
立つ。
【0013】
【数1】
【0014】また、虚像Xの大きさdと表示デバイス1
1の表示像の大きさeの比すなわち凹面鏡13の倍率は
次式(2)で得られる。
【0015】
【数2】
【0016】以上の関係から、表示デバイス11の大き
さ、表示デバイス11から凹面鏡13までの距離、凹面
鏡13の曲率半径、虚像Xの位置、および虚像Xのサイ
ズ等が設計されており、凹面鏡13の拡大効果により、
虚像Xのサイズを大きくしながら、表示デバイス11の
サイズが小さなものとなっている。
【0017】上記の実施例では、凹面鏡13の凹面を球
面の一部であるように設定したものである。すなわち、
凹面鏡13の曲率半径は横方向、縦方向とも同じ曲率半
径としているが、例えば図3に示した凹面鏡13′のよ
うに横方向の曲率半径R1と縦方向の曲率半径R2が異
なっていてもよい。
【0018】この凹面鏡13′の曲率半径R1とR2は
それぞれ独立に設定したものである。すなわち、縦横の
曲率半径が同じであると、光学条件が一定の場合虚像X
の縦横の比は表示デバイス11の縦横の比で決まってし
まうので、表示像(虚像X)のデザイン設計上表示デバ
イス11の縦横の比が制約を受ける。しかし、表示像の
デザインと表示デバイス11の形状(縦横の比)に合わ
せて凹面鏡13′のように縦横の曲率半径R1とR2を
それぞれ独立に設定することで、設計上の自由度が高ま
る。
【0019】なお、上記の実施例では、表示デバイス1
1の表示光を1枚の凹面鏡13を介してフロントガラス
2に反射するようにしているが、表示デバイス11と凹
面鏡13との間に1つあるいは複数の反射部材を設け、
表示光を複数回の反射を繰り返してフロントガラス2に
向けるようにしてもよい。この場合、凹面鏡13のよう
にフロントガラス2に反射する最終段の反射部材を凹面
にすればよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の車両用表示装置によれば、車両のダッシュボード内
に配置された表示器の表示光を反射部材でフロントガラ
ス側に反射し、該反射部材で反射された表示光をフロン
トガラスで反射して、該表示器の表示を運転席側から視
認するようにした車両用表示装置において、前記反射部
材の反射面を凹面とするとともに前記表示器が該凹面の
焦点距離内になるように設定し、前記視認される表示を
拡大するようにしたので、ダッシュボード内の占有スペ
ースを小さくし、設計自由度を高めるとともに表示像を
大きくすることができる。
【0021】なお、本発明の請求項2記載の車両用表示
装置によれば、前記反射部材の前記凹面上で互いに直交
する2方向についての各々の曲率半径をそれぞれ独立に
設定するようにしたので、前記請求項1の効果が得られ
るとともに、表示像の虚像と表示器の設計自由度をさら
に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の車両用表示装置を示す断面図
である。
【図2】実施例における凹面鏡の作用を説明する図であ
る。
【図3】実施例における凹面鏡の他の例を示す図であ
る。
【図4】従来の車両用表示装置を示す断面図である。
【符号の説明】
2 フロントガラス 3 ダッシュボード 11 表示デバイス(表示器) 13,13′ 凹面鏡(反射部材) X 虚像

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のダッシュボード内に配置された表
    示器の表示光を反射部材でフロントガラス側に反射し、
    該反射部材で反射された表示光をフロントガラスで反射
    して、該表示器の表示を運転席側から視認するようにし
    た車両用表示装置において、 前記反射部材の反射面を凹面とするとともに前記表示器
    が該凹面の焦点距離内になるように設定し、前記視認さ
    れる表示を拡大するようにしたことを特徴とする車両用
    表示装置。
  2. 【請求項2】 前記反射部材の前記凹面上で互いに直交
    する2方向についての各々の曲率半径をそれぞれ独立に
    設定したことを特徴とする請求項1記載の車両用表示装
    置。
JP9170047A 1997-06-26 1997-06-26 車両用表示装置 Pending JPH1115420A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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