JPH073396U - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JPH073396U
JPH073396U JP3350893U JP3350893U JPH073396U JP H073396 U JPH073396 U JP H073396U JP 3350893 U JP3350893 U JP 3350893U JP 3350893 U JP3350893 U JP 3350893U JP H073396 U JPH073396 U JP H073396U
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JP
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synthetic resin
support cover
sheet
reinforcing support
soft
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JP3350893U
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Inventor
憲男 幸
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ダイワラクダ工業株式会社
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 椅子の座部や背部が、布などの上張材11
と、心材と支持カバーとを兼ねた鉄製または硬質合成樹
脂製の補強支持カバー12と、上張材11と補強支持カ
バー12との間の密封空間13に充填される発泡合成樹
脂14との一体成形物10によって形成されてなる。 【効果】 部品点数が少なくて済み、また補強支持カバ
ーは心材と支持カバーとを兼ねるため、従来のように座
部や背部の本体を形成後に支持カバーを取り付けるとい
う工程が不要となるため、それだけ製作工程が少なく、
結局従来に比べて格段に安価に製作することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、図1に示すように、座部や背部が、布などの上張材を有し、その内 部側に発泡合成樹脂が一体的に装填された椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来では、座部などがその上張材の内側に発泡合成樹脂を一体的に装填されて なる椅子の構造しては、図7に示すような断面構造となっている。
【0003】 即ち、合板や鉄板などからなり座部や背部の弯曲や凹凸形状に合わせて形成し た心材1と、その表面側に設けた布やビニールレザーと呼ばれている塩化ビニー ルシートなど上張材2とを対向させると共に、両者の周縁1a,2aを重合させ て両者間を密封空間3とし、心材1に図示しない下型を当て、上張材2に上型を 当てた状態で密封空間3にウレタン樹脂と発泡材とを注入し現場発泡させてなる 発泡合成樹脂4を充填し、これによって座部や背部などの本体5を形成し、しか る後に脚支柱などを取り付けるための支持枠を兼ねると共に裏面側をカバーする ための支持カバー6を本体5に溶接などの手段で取り付けることによって座部や 背部を形成するようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように、従来のこの種の椅子では、心材1と、これに対向する上張材2 と、両者の密封空間3に現場発泡により充填される発泡合成樹脂4とによって座 部や背部の本体5を形成し、しかる後に支持カバー6を本体5に固着するように なっているため部品点数が多く、また本体5の形成後の工程で支持カバー6を固 着するようになっているため、製作工数も多く、これらの要因により製作コスト が高くつくという難点があった。
【0005】 本考案は上述の難点に注目し、できるだけ部品点数を少なくし、且つ製作工数 も軽減することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本考案は、実施例に付した参照符号を付して示 すと、請求項1にかかる考案にあっては、座部と背部とを有し、これら座部や背 部が布などの上張材と、心材と、上張材と心材との間に充填された発泡合成樹脂 と、裏面側の支持カバーとの一体成形物によって形成されてなる椅子において、 図2に示すようにこの一体成形物10は、布などの上張材11と、心材と支持カ バーとを兼ねた鉄製または硬質合成樹脂製の補強支持カバー12と、上張材11 と補強支持カバー12との間の密封空間13に充填される発泡合成樹脂14とに よって形成されてなる構成を採用してなるものである。
【0007】 また請求項2にかかる考案にあっては、同じく図2に示すように上記一体成形 物10は、布などの上張材11と、心材と支持カバーとを兼ねた鉄製または硬質 合成樹脂製の補強支持カバー12と、補強支持カバー12に沿って添設された軟 質合成樹脂シート15と、上張材11と軟質合成樹脂シート15との間に充填さ れる発泡合成樹脂14とによって形成されてなる請求項1記載の構成を採用する ものである。
【0008】 また請求項3にかかる考案にあっては、上記一体成形物10は、布などの上張 材11と、心材と支持カバーとを兼ねた鉄製または硬質合成樹脂製の補強支持カ バー12と、補強支持カバー12に沿って添設された軟質合成樹脂シート15と 、上張材11と軟質合成樹脂シート15との間に充填される発泡合成樹脂14と によって形成されると共に、図3に示すように上張材11と、軟質合成樹脂シー ト15と、補強支持カバー12との各周縁11a,15a,12aは、軟質合成 樹脂シート15の周縁15aを挟んで上記3者が重合されるようになっている請 求項2記載の構成を採用するものである。
【0009】 また請求項4にかかる考案にあっては、上記軟質合成樹脂シート15は圧縮発 泡ウレタンシートからなり、また上記発泡合成樹脂14は発泡ウレタンからなる 請求項2または3記載の構成を採用するものである。
【0010】 また請求項5にかかる考案にあっては、上記補強支持カバー12とこれに添設 される軟質合成樹脂シート15との間に軟質補強シート16が介在されてなる請 求項2〜4のいずれか記載の構成を採用するものである。
【0011】 また請求項6にかかる考案にあっては、上記軟質補強シート16は塩化ビニー ルシートからなる請求項5記載の構成を採用するものである。
【0012】
【作用】
請求項1にかかる考案によれば、座部や背部を形成する一体成形物10が、布 などの上張材11と、心材と支持カバーとを兼ねた鉄製または硬質合成樹脂製の 補強支持カバー12と、上張材11と補強支持カバー12との間の密封空間13 に充填される発泡合成樹脂14とによって形成されてなるため、部品点数が少な く、また補強支持カバー12は心材と支持カバーとを兼ねるため、従来のように 座部や背部の本体を形成後に支持カバーを取り付けるという工程が不要となるた め、それだけ製作工程が少ない。
【0013】 また請求項2にかかる考案によれば、上記一体成形物10は、布などの上張材 11と、心材と支持カバーとを兼ねた鉄製または硬質合成樹脂製の補強支持カバ ー12と、補強支持カバー12に沿って添設された軟質合成樹脂シート15と、 上張材11と軟質合成樹脂シート15との間に充填される発泡合成樹脂14とに よって形成され、補強支持カバー12に軟質合成樹脂シート15を添設してこれ に接するよう発泡合成樹脂14を充填するようにしたため、該軟質合成樹脂シー ト15が発泡合成樹脂14の充填時の漏れ防止部材としての役割を果たすと共に 、凹凸の激しい補強支持カバー12の一部を該軟質合成樹脂シート15がその役 割を果たすことができる。即ち、補強支持カバー12では強度の要求される部分 と凹凸は激しいがあまり強度の要求されない部分とがあり、後者の部分には補強 支持カバー12を裏打ちすることなく、単に軟質合成樹脂シート15だけを配置 してこの状態で発泡合成樹脂14を充填することができ、このように軟質合成樹 脂シート15で密封保持された状態で発泡合成樹脂14を充填することによって その発泡圧力によって軟質合成樹脂シート15が所要の形態になじみ、補強支持 カバー12のように予め所要の形態に型成形しておくという必要がないという利 点もある。
【0014】 また請求項3にかかる考案にあっては、上記一体成形物10は、布などの上張 材11と、心材と支持カバーとを兼ねた鉄製または硬質合成樹脂製の補強支持カ バー12と、補強支持カバー12に沿って添設された軟質合成樹脂シート15と 、上張材11と軟質合成樹脂シート15との間に充填される発泡合成樹脂14と によって形成される共に、上張材11と、軟質合成樹脂シート15と、補強支持 カバー12との各周縁11a,15a,12aは、軟質合成樹脂シート15の周 縁15aを挟んで上記3者が重合されるようになっているため、該軟質合成樹脂 シート15が上記重合部分のシール材の役割を果たすことになる。即ち、上下型 に支持されて上張材11と補強支持カバー12との間の密封空間13に発泡合成 樹脂14が充填される際にその発泡圧力によって発泡合成樹脂14が各周縁11 a,12aから漏れる恐れがあるが、この両周縁11a,12a間に軟質合成樹 脂シート15、正確にはその周縁15aを介在することによって上下型に押圧さ れる上記両周縁11a,12aはその間に挟持される軟質合成樹脂シート15a のシール作用によって両周縁11a,12a間から発泡合成樹脂14が外部に漏 洩することがない。
【0015】 上記作用は、請求項4に記載のように、上記軟質合成樹脂シート15は圧縮発 泡ウレタンシートからなり、また上記発泡合成樹脂14は発泡ウレタンからなる ことによって顕著に発揮されることになる。
【0016】 また請求項5にかかる考案によれば、上記補強支持カバー12とこれに添設さ れる軟質合成樹脂シート15との間に軟質補強シート16を介在してなるため、 両シート15,16が二重の漏れ防止材としての役割を発揮すると共に、上述の ように軟質補強シート16に硬質の補強支持カバー12を裏打ちすることなく発 泡合成樹脂14を充填する際の強度が不十分である場合に軟質補強シート16を 介在させることによって軟質合成樹脂シート15に対する補強作用を発揮するこ とができる。
【0017】 上記作用は、請求項6に記載のように、上記軟質補強シート16が塩化ビニー ルシートからなることによって顕著に発揮される。
【0018】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例である椅子の外観を示すもので、本考案は、脚支柱 17に支持される座部18や背もたれ支柱19に支持される背部20の構造に関 する。
【0019】 図2は、座部18の断面構造を示すもので、その表面側に布やビニールレザー と呼ばれている塩化ビニールシートからなる上張材11があり、裏面側に予め型 成形してなる心材と支持カバーとを兼ねた鉄製または硬質合成樹脂製の補強支持 カバー12が設けられ、この補強支持カバー12の上面に塩化ビニールシート1 6が添設されると共に、該塩化ビニールシート16の上面に圧縮ウレタンシート 15が添設され、しかして上張材11とこれに対向して補強支持カバー12、塩 化ビニールシート16及び圧縮ウレタンシート15との間の密封空間13に発泡 合成樹脂14が充填されている。
【0020】 補強支持カバー12は、その略中央部に若干肉厚で適宜補強リブを凹凸成形し た脚支持板部12bと、該脚支持板部12bに下方に突出するよう溶接等によっ て脚ガイドパイプ21が一体に設けられ、該脚ガイドパイプ21に溶接等で一体 にカバー板部12cがその周縁まで設けられる。従ってカバー板部12cの中央 部と脚支持板部12bとは上下に延びる脚ガイドパイプ21によってつながれて いる。カバー板部12cの周縁板部12aは図示のように鍔状に突出して設けら れている。上記構造からなる補強支持カバー12は予め型成形されている。
【0021】 この補強支持カバー12の上面には軟質補強シートである塩化ビニールシート 16が周縁近くまで添設され、且つ該塩化ビニールシート16の上面に軟質合成 樹脂シートである圧縮ウレタンシート15が周縁部15aまで添設されている。
【0022】 この圧縮ウレタンシート15は、発泡合成樹脂を圧縮して軟質のシート状に形 成してなるもので、この圧縮の際に型成形により補強支持カバー12の成形型に 沿うよう予め成形しておくことが好ましい。
【0023】 そして図3に示すように、前述の上張材11の周縁11aと補強支持カバー1 2の鍔状の周縁板部12aとは圧縮ウレタンシート15の周縁15aを介在させ て3者一体に固着してなり、この鍔状部分に塩化ビニール製の断面略U字状で環 状の被覆材22をその弾性を利用して係嵌するようになっている。
【0024】 図4は、背部20の構造を示すもので、座部18と同じように、その表面側に 布やビニールレザーと呼ばれている塩化ビニールシートからなる上張材11があ り、裏面側に予め型成形してなる心材と支持カバーとを兼ねた鉄製または硬質合 成樹脂製の補強支持カバー12が設けられ、この補強支持カバー12の上面に圧 縮ウレタンシート15が添設され、しかして上張材11とこれに対向して補強支 持カバー12及び圧縮ウレタンシート15との間の密封空間13に発泡合成樹脂 14が充填されている。この背部20では、座部18のように脚支持板部12b とカバー板部12cとの間に縁が切れた部分がないため(図2参照)、軟質補強 シートである塩化ビニールシート16を特に添設する必要がない。
【0025】 図5は、上記断面構造の座部18や背部20のうち、座部18を例に取ってそ の製造方法を示すもので、その表面側に上張材11があり、裏面側に予め型成形 してなる心材と支持カバーとを兼ねた鉄製または硬質合成樹脂製の補強支持カバ ー12があり、この補強支持カバー12の上面に塩化ビニールシート16が添設 されると共に、該塩化ビニールシート16の上面に圧縮ウレタンシート15が添 設され、そして図6に示すように、上張材11の周縁11aと補強支持カバー1 2の鍔状の周縁板部12aと両者間の圧縮ウレタンシート15の周縁15aとを 重合させ、上張材11の上面に上型23を載置し、補強支持カバー12の下面に 下型24を載置して互いに押圧維持させ、この状態で図示しない注入孔より密封 空間13にウレタン樹脂と発泡材とを注入し現場発泡させるようにして発泡合成 樹脂14を充填する。
【0026】 このウレタン樹脂と発泡材との現場発泡時の発泡圧力によって上張材11は上 型23の型面に沿って成形され、また塩化ビニールシート16と圧縮ウレタンシ ート15とは補強支持カバー12の型面に沿うよう添設され、特に図5に示すよ うに脚支持板部12bとカバー板部12cとの間に縁が切れた部分25では両シ ート15,16は発泡圧力により緊張状態に敷設され、この部分で補強支持カバ ー12の型成形を必要としないメリットがある。また補強支持カバー12には、 図5に示すように適宜開口部26を有するが、補強支持カバー12の上面に塩化 ビニールシート16と圧縮ウレタンシート15とを添設することによって発泡時 にウレタン樹脂が外部に漏れることがない。
【0027】 特に図6に示すように、上張材11の周縁11aと補強支持カバー12の鍔状 の周縁板部12aとの間に軟質合成樹脂シートである圧縮ウレタンシート15の 周縁15aを介在させ、これら3者を上下型23,24で押圧重合した状態で発 泡させるようにしたため、圧縮ウレタンシート15がシール材の役割を発揮し、 発泡時の圧力によってウレタン樹脂が重合部分より外部に漏洩することがない。
【0028】 この点、従来では、図7に示すように、心材1と上張材2との間の密封空間3 にウレタン樹脂を発泡充填する際に、心材1と上張材2との周縁1a,2aを上 下型で押圧重合しても両者間にはシール材の役割を果たすものが介在されないた め、必然的にその重合部分よりウレタン樹脂が漏出することとなり、型成形後に 特に心材1の裏面側に漏出したウレタン樹脂を拭き取る作業を必要とし、またウ レタン樹脂を拭き取ってその上に化粧のための塗装仕上げをしても上述の痕跡を 完全に払拭することが困難であった。これがために従来では型成形後に支持カバ ー6を取り付け、上述の痕跡を被覆する必要があったのである。
【0029】 しかるに本考案では上述のように発泡時に漏れやすい上記重合部分をシール材 の役割をする圧縮ウレタン樹脂を介在することによって従来のような発泡ウレタ ン樹脂の漏れが全くなくなり、従って補強支持カバー12の裏面側に化粧のため の塗装仕上げが可能となり、従来のように支持カバーで被覆する必要がなくなっ たのである。
【0030】 即ち、本考案では、図5に示す型成形工程後に、直ちに補強支持カバー12に 化粧仕上げのための例えば所望着色のメラミン焼付塗装作業を行うことができ、 これによって製造工程を格段に少なくすることが可能となっている。
【0031】 本考案では、補強支持カバー12が心材と支持カバーの役割を発揮することに なり、特に実施例のように脚支持板部12bとその下面側のカバー板部12cの 2重構造に形成することによって一層の強度を持たせることが可能となる。
【0032】 しかして上述の塗装仕上げの後は、上記鍔状の重合部に前述の被覆材22を係 嵌するだけでよい。
【0033】
【考案の効果】
本考案によれば、部品点数が少なくて済み、また補強支持カバーは心材と支持 カバーとを兼ねるため、従来のように座部や背部の本体を形成後に支持カバーを 取り付けるという工程が不要となるため、それだけ製作工程が少なく、結局従来 に比べて格段に安価に製作することができる。
【0034】 また請求項2にかかる考案によれば、軟質合成樹脂シートが発泡合成樹脂の充 填時の漏れ防止部材としての役割を果たすことができ、例え補強支持カバーに開 口部があっても支障なく発泡合成樹脂の充填することができる。また凹凸の激し い補強支持カバーの一部を該軟質合成樹脂シートがその役割を果たすことができ 、座部または背部の全面にわたる部分に型成形された補強支持カバーをもってく る必要がなく、これだけ型成形のための手間を省くことができると共に材料軽減 ともなり、この面からも安価に製作することができる。
【0035】 また請求項3にかかる考案にあっては、上張材と、軟質合成樹脂シートと、補 強支持カバーとの各周縁間には、軟質合成樹脂シートが介在して3者が重合され るようになっているため、該軟質合成樹脂シートが上記重合部分のシール材の役 割を果たし、発泡合成樹脂の充填時の発泡圧力によって発泡合成樹脂が各周縁か ら漏れることがなく、これがために後加工が容易であり、従来のように後加工工 程で支持カバーを被覆するという面倒さを払拭することができる。
【0036】 上記効果は、請求項4に記載のように、上記軟質合成樹脂シートが圧縮発泡ウ レタンシートからなり、また上記発泡合成樹脂が発泡ウレタンからなることによ って顕著に発揮されることになる。
【0037】 また請求項5にかかる考案によれば、上記補強支持カバーとこれに添設される 軟質合成樹脂シートとの間に軟質補強シートを介在してなるため、両シートが二 重の漏れ防止材としての役割を発揮すると共に、上述のように軟質補強シートに 硬質の補強支持カバーを裏打ちすることなく発泡合成樹脂を充填する際の強度が 不十分である場合に軟質補強シートを介在させることによって軟質合成樹脂シー ト15に対する補強作用を発揮することができる。
【0038】 上記効果は、請求項6に記載のように、上記軟質補強シートが塩化ビニールシ ートからなることによって顕著に発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体側面図である。
【図2】同要部である座部の断面図である。
【図3】同要部の拡大断面図である。
【図4】同他の要部である背部の断面図である。
【図5】同要部である座部の製造工程を示す断面図であ
る。
【図6】同製造工程の要部を示す拡大断面図である。
【図7】従来技術の座部の断面図である。
【符号の説明】
10 一体成形物 11 上張材 11a 上張材の周縁 12 補強支持カバー 12a 補強支持カバーの周縁 13 密封空間 14 発泡合成樹脂 15 軟質合成樹脂シート 15a 軟質合成樹脂シートの周縁 16 軟質補強シート

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部と背部とを有し、これら座部や背部
    が布などの上張材と、心材と、上張材と心材との間に充
    填された発泡合成樹脂と、裏面側の支持カバーとの一体
    成形物によって形成されてなる椅子において、この一体
    成形物は、布などの上張材と、心材と支持カバーとを兼
    ねた鉄製または硬質合成樹脂製の補強支持カバーと、上
    張材と補強支持カバーとの間に充填される発泡合成樹脂
    とによって形成されてなる椅子。
  2. 【請求項2】 上記一体成形物は、布などの上張材と、
    心材と支持カバーとを兼ねた鉄製または硬質合成樹脂製
    の補強支持カバーと、補強支持カバーに沿って添設され
    た軟質合成樹脂シートと、上張材と軟質合成樹脂シート
    との間に充填される発泡合成樹脂とによって形成されて
    なる請求項1記載の椅子。
  3. 【請求項3】 上記一体成形物は、布などの上張材と、
    心材と支持カバーとを兼ねた鉄製または硬質合成樹脂製
    の補強支持カバーと、補強支持カバーに沿って添設され
    た軟質合成樹脂シートと、上張材と軟質合成樹脂シート
    との間に充填される発泡合成樹脂とによって形成される
    と共に、上張材と、軟質合成樹脂シートと、補強支持カ
    バーとの各周縁は、軟質合成樹脂シートを挟んで上記3
    者が重合されるようになっている請求項2記載の椅子。
  4. 【請求項4】 上記軟質合成樹脂シートは、圧縮発泡ウ
    レタンシートからなり、また上記発泡合成樹脂は発泡ウ
    レタンからなる請求項2または3記載の椅子。
  5. 【請求項5】 上記補強支持カバーとこれに添設される
    軟質合成樹脂シートとの間に軟質補強シートが介在され
    てなる請求項2〜4のいずれか記載の椅子。
  6. 【請求項6】 上記軟質補強シートは塩化ビニールシー
    トからなる請求項5記載の椅子。
JP3350893U 1993-06-22 1993-06-22 椅 子 Withdrawn JPH073396U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007117540A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Uchida Yoko Co Ltd 椅子

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