JPH0733847Y2 - 流体フィルタ装置 - Google Patents

流体フィルタ装置

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JPH0733847Y2
JPH0733847Y2 JP6669390U JP6669390U JPH0733847Y2 JP H0733847 Y2 JPH0733847 Y2 JP H0733847Y2 JP 6669390 U JP6669390 U JP 6669390U JP 6669390 U JP6669390 U JP 6669390U JP H0733847 Y2 JPH0733847 Y2 JP H0733847Y2
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JP
Japan
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lower case
suction port
filter device
oil
fluid filter
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JP6669390U
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JPH0426005U (ja
Inventor
徹夫 石川
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は流体フィルタ装置に関し、特に、自動変速装
置に使用される流体フィルタ装置に関するものである。
〔従来技術および解決しようとする課題〕
従来の自動変速装置に使用される流体フィルタ装置にあ
っては、第2図および第3図に示すように構成されてい
る。
すなわち、従来の流体フィルタ装置11にあっては、金属
製または樹脂製であるとともに、上方に窪んでいる吸込
み口13を有する下ケース12と、金属製またと樹脂製であ
るとともに、吐出口14を有する上ケース15とを有し、こ
の下ケース12と、上ケース15との周縁部間に、ナイロン
やポリエステル等の繊維からなるフェルト状をなすシー
ト状の濾過材16を2つに折り曲げたものを、その3周縁
部を挟持して固定し、また、濾過材16の開口部17を下ケ
ース12の吸込み口13にカシメ固定してある。
そして、下ケース12の吸込み口13とオイルパン18との距
離は、ダストの巻き込み、オイルレベル等の関係で制約
を受けるものであり、結果的には第2図に示すように下
ケース12の下面とオイルパン18との間のクリアランスA1
が小さくなって流路断面積が小さいものとなっていた。
このためにオイルの流速が速くなって空気を巻き込んで
しまい吐出口14から流出するオイルの量が少なくなって
しまった。
このために、第3図に示すように全体の厚みを薄くして
下ケース12の下面とオイルパン18とのクリアランスを大
きくしてA2とした場合には、オイルパン18と上ケース15
の上面との距離Bの制約があるために、吸込み口13の上
面と濾過材16の上部の下面との距離C2が第2図に示す場
合の距離C1と比較して小さくなってしまい、このため
に、特に、低温時に通油性に悪影響を及ぼしてしまって
いた。
この考案の目的は、オイルパンと下ケースの下面との間
のクリアランスを大きくして流速を抑えることで、低温
時のオイル量の不足、オイルの高粘土化に伴う空気の巻
き込みを防止し、さらに通油性に悪影響を与えることが
なくて、吐出するオイル量が不足するということを確実
に防止できる流体フィルタ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するためにこの考案は、吸込み口を有
する下ケースの上面に、2つ折して内部空間を形成する
とともに、内部空間に流体を流入する開口部が前記吸込
み口に固定された濾過材を配設し、この濾過材の上部
に、吐出口を有する上ケースを配設して、前記下ケース
との間で前記濾過材の周縁部を挟持固定してなる流体フ
ィルタ装置であって、前記下ケースに設けた吸込み口
を、下ケースの下面よりも下方に突出したことを特徴と
する流体フィルタ装置を構成したものである。
そして、前記濾過材の開口部は下ケースの吸込み口の周
縁部にカシメ固定してある。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、下ケース
の下面とオイルパンの上面との間の距離を大きくするこ
とができて流体の速度を抑えることができ、これによっ
て低温時に吐出するオイルの不足や、オイルの高粘土化
による空気の巻き込みを防止できる。
また、吸込み口を下ケースの下方に突出させたことによ
り、濾過材の内部高さを確保できて通油性に悪影響を与
えることはない。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。
第1図にはこの考案による流体フィルタ装置が示されて
いて、この流体フィルタ装置1は、金属製または樹脂製
であるとともに、吸込み口3を有する下ケース2と、金
属製または樹脂製であるとともに、吐出口4を有する上
ケース5とを有し、それらの周縁部間に、開口部7が前
記下ケース2の吸込み口3にカシメ固定されて2つに折
り曲げられているシート状の濾過材6の3周縁部を挟持
固定してある。
このシート状の濾過材6は、前記従来のものと同様に、
ナイロンやポリエステル等の繊維からなるフェルト状を
なしているが、他の材質で形成されたものであっても良
い。
そして、前記下ケース2の吸込み口3は、従来の吸込み
口13とは異なって、上方へ窪んでおらずに、下方に突出
している。
上記のように構成したことにより、オイルパン8と下ケ
ース2の下面と間のクリアランスA3を大きくすることが
できて流路の断面積を大きくでき、これによって流速を
抑えることができる。
したがって、低温時のオイル量の不足、オイルの高粘土
化に伴う空気の巻き込みを防止することができる。
なお、この場合、オイルパン8と上ケース5の上面との
距離Bの制約を確保した状態で、下ケース2の吸込み口
3の上面と濾過材6の上部の下面との距離C3を大きくす
ることができる。
したがって、通油性に悪影響を及ぼさずにオイルパン8
と下ケース2の下面と間のクリアランスA3を大きくする
ことができ、結果として空気を巻き込むことを確実に防
止することができて、要求される濾過した油を上ケース
5の吐出口4から突出して後段の機器に給油することが
できるものである。
なお、前記実施例においては濾過材の開口部を下ケース
の吸込み口の縁部でカシメ固定した構成のものを示した
が、これに限定することなく、吸込み口にカシメないタ
イプのものにも適用できるということは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、オイルパ
ンとの距離を大きくすることができて、その部分を通過
する流体の速度を抑えることができ、これによって、低
温時に吸い込まれるオイル量の不足、オイルの高粘土化
に伴う空気の巻き込みを確実に防止することができ、し
かも、非常に簡単な構成なので安価に製造することがで
きるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による流体フィルタ装置を示す概略
図、第2図および第3図は従来の流体フィルタ装置を示
す概略図である。 1、11……流体フィルタ装置 2、12……下ケース 3、13……吸込み口 4、14……吐出口 5、15……上ケース 6、16……濾過材 7、17……開口部 8、18……オイルパン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸込み口(3)を有する下ケース(2)の
    上面に、2つ折して内部空間を形成するとともに、内部
    空間に流体を流入する開口部(7)が前記吸込み口
    (3)に固定された濾過材(6)を配設し、この濾過材
    (6)の上部に、吐出口(4)を有する上ケース(5)
    を配設して、前記下ケース(2)との間で前記濾過材
    (6)の周縁部を挟持固定してなる流体フィルタ装置
    (1)であって、前記下ケース(2)に設けた吸込み口
    を(3)、前記下ケース(2)の下面よりも下方に突出
    したことを特徴とする流体フィルタ装置。
  2. 【請求項2】濾過材(6)の開口部(7)は下ケース
    (2)の吸込み口(3)の周縁部にカシメ固定してある
    請求項1記載の流体フィルタ装置。
JP6669390U 1990-06-22 1990-06-22 流体フィルタ装置 Expired - Lifetime JPH0733847Y2 (ja)

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JPH0426005U JPH0426005U (ja) 1992-03-02
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