JPH07337U - 簡易型の床ずれ防止寝具 - Google Patents

簡易型の床ずれ防止寝具

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JPH07337U
JPH07337U JP920193U JP920193U JPH07337U JP H07337 U JPH07337 U JP H07337U JP 920193 U JP920193 U JP 920193U JP 920193 U JP920193 U JP 920193U JP H07337 U JPH07337 U JP H07337U
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JP
Japan
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bedding
bag
bed
water
substance
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JP920193U
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Inventor
秀治 河合
秀明 河合
Original Assignee
秀治 河合
秀明 河合
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、長期に療養を強いられる病人の床
ずれを防止することを目的とした分割した袋の内部にゼ
リー状のゲル化物質を使用し、その複数の分割された袋
を連結してマットレス状にして使用する簡易型の床ずれ
防止寝具にかかわるものである。 【構成】寝具の中身となる複数の袋の内部に、例えば高
吸水性樹脂に水等を配合したゲル化した物質と必要に応
じて軟質の球体の物体を混合封入したそれらの複数の袋
を連結してマットレス状にして患者の身体の体重および
接触部を均一に吸収することにより床ずれを防止する寝
具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、長期の療養を必要とする病人の寝具に、ゲル化したゼリー状の物質 を封入した寝具を提供することにより、床ずれの発生を防止し病人の苦痛を和ら げることができる。 また、健康な人が使用する場合には、快い安眠を提供することができる。
【0002】
【従来の技術】
従来のベッド、マットレス、布団の構造は、スプリング、ゴムまたはウレタン 樹脂等のスボンジ、綿またはボリエステル樹脂綿等を内部に封入して使用するも のが周知である。 しかし乍ら、人体の形状は単純な円筒形ではないので、均一に床に接触するこ とができない。また、頭部、頸部、肩部、背部、腰部、腿部、脚部、それぞれが 形状も重量も異なるので、平面状で均一な構造である従来の床寝具では長期に療 養を必要とする病人には床ずれ等の苛酷な症状が発生し苦痛を与えてきた。 また、異なる構造の寝具として、内部に水等を封入したウオーター・ベッドが 周知であり、床ずれ等の防止に効果があることが認められてきているが、構造上 重量が過大であり、水漏れ等の危惧、使用中の横揺れ等による船酔い症状の発生 と構造上使用する場所が限定され、また価格が高価である等の事情があり容易に 採用することが困難であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来周知の寝具では、床寝具に前述のスプリング、スボンジ、綿等の素材を使 用した構造の寝具とは異なる、水等の液体等をゲル化した物質を使用した寝具を 提供することにより床ずれの防止に効果のある寝具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】
本考案は、ウオーター・ベッドの原理を採用し、その欠点を補い改善するため に袋状の内部に高吸水性樹脂等に水を配合してゲル化した物質を充填封入するこ とにより従来のウオーターベッドの前述の欠点を改善し、重量の軽減、水漏れの 改善、横揺れ等の防止、製造価格の低減等の全てを解決することができ、長期の 療養を必要とする病人に快報をもたらすことができる。 このことは、先行出願(実願平4−90302号「床ずれ防止寝具」平成4年 11月20日実用新案登録願)にて述べられているが、本考案の改善により、寝 具となる袋を複数に分割し適宜の組合せに連結することにより寝具の軽量化と取 り扱いを、より簡便に行なうことができる。
【0005】
【作用1】 請求項1は、厚手のゴムまたは軟質プラスチックス・シートで、例えば塩化ピ ニール・シート等(11)を通常ではベッド用のマットレスまたは敷布団等のサ イズの2〜9に分割したサイズに高周波ミシン等により袋状に成形し、その内部 に例えば高吸水性樹脂1に対して水等の液体500〜50を配合してゲル化して ゼリー状状となった物質(3)を充填し、これらの充填した内袋(2)の複数を 連結して外袋(4)に組み込んでマットレス状にした寝具(1)とする。 使用する病人の体重または使用状況により、液体の配合比を調節させることに より寝具の表面の硬軟度等を任意に調節することが可能であり、寝具の重量の軽 減調整が自由に行なうことができる。 この袋の大きさは、先行の実用新案登録願「床ずれ防止寝具」が一体型である のに比較して小型の大きさで、通常ではマットレス状の大きさを2分割〜9分割 程度のサイズの内袋(2)を作製しこれらの複数の内袋を連結して外袋(4)に 組み込みマットレス状の寝具(1)にして使用する。 この内袋(2)を分割できることにより、例えば家庭内にて自宅療養を行なう 場合に使用するときには、寝具の移動、収納、また部分的に硬軟度の調節あるい は単独に体位の部分的に使用する等の方法が採用できるので、先行出願の「床ず れ防止寝具」とは異なった利点としての使用ができる。
【0006】
【作用2】 請求項2として、必要に応じて寝具(1)の内袋(2)の内部に充填された高 吸水性樹脂等のゲル化物質(3)に直径2ミリ〜10ミリ程度の粒状または中空 の球形あるいは筒状の軟質のプラスチックス等の物体(7)を適宜混合して水等 にてゲル化を行なうことにより寝具の軽量化を図ることができる。
【0007】
【実施例】
以下、添付図面に従って実施例を説明する。 図1は、寝具の全体の説明図である。 表面の2辺にファスナー(5)を取付けた外袋(4)の内部にゼリー状の高吸 水性樹脂等をゲル化した物質(3)を充填した内袋(2)を内蔵した状態でり、 外側に移動用の把手(10)を取付けてある。 図2は、外袋(4)を取り外した状態での内袋(2)の説明図で、内袋は必要 に応じて2〜9個に分割され内部にゲル化(3)した物質が充填される。 図3は、側面から見た内部構造の透視説明図であり、内部にゲル化した物質と 中空の球体等の物体(7)の混合状態を説明する。 図4は、俯瞰図による内部構造の透視説明図であり、内袋(2)は前述にて説 明の通り必要に応じて2〜9個に分割され、内部にゲル化した高吸水性樹脂等と 必要に応じて軽量化と流動性を増すために軟質のプラスチックス等の球状、粒状 または筒状の物体(7)を混合し充填されている。 図4は、単体の内袋(2)の構造図を示し、図5は寝具(1)の内袋(2)の 分割した形状の例を示すものである。
【0008】
【考案の効果】
本考案によれば、従来のウオーター・ベッドの効果を取り入れ更に前述のウオ ーター・ベッドの欠点を高吸水性樹脂等を使用したゲル化した物質を採用するこ とにより改善し、長期に渡り苦痛を強いられる患者の最大の悩みである床ずれを 防止し、さらに設置と使用を容易にしたものである。
【0009】 本考案による請求項1においての寝具(1)は、液体の一部に加わる圧力が均 一に分布されることを利用し、寝具の内部に液体を使用することにより寝具に身 体の異なる形状、重量が接触する箇所に対して均一に重量を吸収する理想的な寝 具であるウオーターベッドを基本としているが、周知のウオーターベッドでは前 述のような欠点が多いので容易に採用することが困難であったので、液体部にゲ ル化したゼリー状の物質(3)を用することにより次の効果を実現することがで きる。
【0010】 水等の液体をそのまま使用するものとは異なり、ゲル化した物質(3)を使用 し、また分割した袋(2)状で使用するために流動性を制御できるために使用中 の船酔い等の症状を防止できる。
【0011】 使用する病人の体重または使用条件により、ゲル化物質と液体の配合比を変化さ せることにより寝具の表面の硬軟度等を分割して任意に調節することが可能であ り、また寝具の重量の軽減調節が自由に行なうことができる。 寝具の硬軟度を任意に選ぶ方法として、高吸水性樹脂等のゲル化物質と水等の 配合比率を1対500〜50倍の範囲で変えることにより硬軟度の調節が可能と なり、従って内部容量も低減することが可能であるので寝具の重量も軽量化する ことができる。
【0012】 また冬期においては、前記の寝具の下に、ヒーター等を使用した電気敷布等を 設置することにより、電気敷布等を身体に直接使用する場合とは異なり均一に快 い温度調節が可能となり患者の苦痛を和らがせる効果が期待できる。 勿論、夏期には使用するゲル化物質(3)が通常では体温を上回ることがない ので電気敷布等の使用を中止すれば適度な冷房効果が期待できる。
【0013】 また、万一内袋に穿孔等の事故が発生した場合にも、水等の液体とは異なるの で周囲の汚染も少なく処理も修理も容易である。 なお、寝具に使用後のゲル化物質(3)は、例えば高吸水性樹脂を使用した場 合には天日、加熱等にて乾燥させれば、体積は数100分の1以下に固形化する ので廃棄、焼却等の処理が簡便で容易におこなうことができる。
【0014】 前述の考案の主旨は、先行の実用新案願「床ずれ防止寝具」にも述べられてい るが、本考案では、先行出願の考案を改善し家庭での自宅療養のために、より軽 量化と取り扱いを簡便にするために、寝具(1)となる袋を2〜9分割に分割し た内袋(2)を作製してマットレス等として使用する時にはそれらの複数の袋を 連結して外袋(4)等のカバーにて保持する方法を採用したものである。
【0015】 この、寝具の中身となるゲル化物質の充填した袋を分割することにより、身体 の異なる部位に当たる部分の袋内のゲル化物質の硬軟度の調節が容易となり、ま た必要に応じては、単数または少数の一部の袋の使用が可能となるので、例えば 腰の部位等の床ずれ症状を発症した一部分のみの使用も可能となり患者の苦痛を 改善することが容易となる。
【0016】 また、必要に応じて内部に充填されるゲル化物質(3)に直径2ミリ〜10ミ リ程度の粒状または中空の球形あるいは筒状の軟質のプラスチック等(7)を適 宜混合して水等にてゲル化を行なえば、更に硬軟度の調節と軽量化、省容量化、 流動性等を調整することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】床ずれ防止寝具(1)の全体図を示す。
【図2】床ずれ防止寝具内部の内袋(2)の連結構造の
一例を示す。
【図3】床ずれ防止寝具の内部構造の側面図。
【図4】床ずれ防止寝具の内部構造図を示す。
【図5】床ずれ防止寝具の内袋の内部説明図。
【図6】床ずれ防止寝具の内袋の形状の例を示す。
【符号の説明】
1 床ずれ防止寝具 2 内袋 3 内袋に充填したゲル化した高吸水性樹脂等の物質 4 寝具の外袋 5 寝具の外袋に取付けたファスナー 6 ファスナー締め具 7 ゲル化物質に混合した粒状、球状、筒状の軟質の
物体 8 充填、排出口 9 充填、排出口の締め具 10 寝具搬送用把手 11 内袋の軟質塩化ビニールシート等の外皮

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚手のゴムまたは軟質のプラスチックス
    ・シート等を袋状に成型し、内部にゼリー状となる例え
    ば高吸水性樹脂等に水を配合してゲル化した物質等を充
    填封入した複数の袋を連結してからなる簡易型の床ずれ
    防止寝具。
  2. 【請求項2】 必要に応じて前述の床ずれ防止寝具の袋
    の内部に充填されたゼリー状のゲル化物質に、粒状また
    は球形あるいは筒状の軟質のプラスチックス等を適宜の
    量を混入した簡易型の床ずれ防止寝具。
JP920193U 1993-01-27 1993-01-27 簡易型の床ずれ防止寝具 Pending JPH07337U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004002274A1 (ja) * 2002-06-26 2004-01-08 Shimizu Synthetic Office, Ltd. マット
JP2006296640A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Ritsumeikan クッション用セル構造体及びクッション
JP2012161516A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Hirakawa Corporation マット状保冷具

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