JPH073378A - 被削性に優れた焼結材料 - Google Patents

被削性に優れた焼結材料

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JPH073378A
JPH073378A JP6028449A JP2844994A JPH073378A JP H073378 A JPH073378 A JP H073378A JP 6028449 A JP6028449 A JP 6028449A JP 2844994 A JP2844994 A JP 2844994A JP H073378 A JPH073378 A JP H073378A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬さおよび強度等を低下させずに被削性を向
上させた焼結材料 【構成】 Co粉、Cu粉またはNi粉等を混合した鉄
系原料粉末に、セピオライト、アタプルジャイト、ゼオ
ライト粉末の1種以上を合計で3重量%以下、あるい
は、セピオライト、アタプルジャイト、ゼオライト粉末
の1種以上とさらにセリサイト、タルク、BNの粉末1
種以上を合計で3重量%以下、またはセピオライト、ア
タプルジャイト粉末とタルクおよびBNの1種以上を各
々0.5重量%以下でかつ合計で1%以下を混合して常
法に従い焼結した。その結果、焼結材料の硬さ、圧環強
度を低下することなく被削性を向上することができた。
詳細な作用は不明であるが、結晶構造が層状の層間化合
物であるためと思われる。また、セピオライトをタルク
やBNと混合添加するとタルクやBNの添加による材料
特性の劣化を抑え、被削性向上の効果が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬さおよび強度を低下さ
せずに切削性を改善した被削性に優れた焼結材料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】焼結機械部品は、切削加工工程の省略、
材料の節約等の経済的効果が大きく、自動車、精密機械
および家庭用電気器具などにおける適用の度合いが近年
著しく増進しているが、形状が複雑な場合や高い寸法精
度が要求される場合などにも適用されるようになって、
焼結部品においても切削加工が必要とされるようになっ
ている。
【0003】しかしながら、焼結機械部品は溶製材料と
違って内部に空孔が存在するため切削加工する際に断続
切削になること、および空孔が保温の役目を果たし熱伝
導を阻み、その結果切削工具の温度が高くなることか
ら、切削工具の寿命が短く、被削性の改善が要望されて
いた。
【0004】そこで、焼結材の被削性を改善するため、
ガラス粉、タルク、BNが添加されている。例えば、特
開昭63−93482号の快削焼結材の発明では金属粉
末に非金属粉末であるガラス、窒化硼素、タルク等を混
合して焼結させて工具寿命を向上し被削性を改善してい
る。焼結材にガラス粉、タルク、BNを添加した論文と
して、「複合型合金粉焼結材の被削性改善」(日本機械
学会東海支部三重地方講演会講演論文集、’92.7.
17.No.923−2)がある。
【0005】また、米国特許No.5041158(A
ug.20,1991)では、焼結材中にタルクを含有
させる(0.75〜7.0%)ことにより凝着摩耗を改
善しており、特開平1−255604号公報の鉄基混合
粉の発明では、平均粒径8〜20μmのタルク粉末を鉄
系原料粉末に配合し、機械的性質を従来の鉄粉と同等に
保ちながら、被削性に優れた焼結機械部品を得ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ごとく鉄系原料粉末に非金属材料であるガラス粉、タル
ク、BN等を添加する場合は、被削性は向上するもの
の、硬度の低下、衝撃値の劣化等により焼結材の機械的
強度が劣化するという問題点がある。
【0007】本発明は、鉄系原料粉末に非金属材料を添
加して被削性を改善した焼結材料の前記のごとき問題点
を解決すべくなされたものであって、硬度や引張強さ等
の機械的性質を劣化させることなく切削性を改善するこ
とのできる被削性に優れた焼結材料を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記のごと
き問題点を解決するため、種々の非金属材料について添
加の効果について検討を重ねた。その結果、セピオライ
ト、アタプルジャイトまたはゼオライトの1種以上を3
重量%以下、あるいはさらにこれにセリサイト、タルク
またはBNの1種以上を合計で3%重量比以下、あるい
はセピオライト、アタプルジャイトの1種以上およびタ
ルク、BNの1種以上を各々0.5重量%以下でかつ合
計で1重量%以下含有させると、機械的強度を劣化させ
ることなく被削性を改善できることを新たに知見して本
発明を完成した。
【0009】本発明の請求項1の被削性に優れた焼結材
料は、セピオライト、アタプルジャイト、ゼオライトの
1種以上を合計で3重量%以下含有することを要旨とす
る。また、本発明の請求項2の被削性に優れた焼結材料
は、セピオライト、アタプルジャイト、ゼオライトの1
種以上と、さらにセリサイト、タルク、BNの1種以上
を合計で合計で3重量%以下含有することを要旨とす
る。さらに、本発明の請求項3の被削性に優れた焼結材
料はセピオライト、アダプルジャイトの1種以上および
タルク、BNの1種以上を各々0.5重量%以下でかつ
合計で1重量%以下含有することを要旨とする。
【0010】セピオライト(海泡石)およびアタプルジ
ャイトは、素地に分散し被削性を向上させる効果があ
る。被削性向上効果は含有量が増すと共に大きくなる
が、重量比で3%を越えると、例えば添加したグラファ
イト粉を焼結時に吸着する等の問題が発生し、材料特性
が低下する。また、タルクまやBNを含有させることに
よる材料特性の劣化を抑制する作用がある。セピオライ
トとアタプルジャイトは同組成の物質だが結晶構造がセ
ピオライトが層状なのに対してアタプルジャイトは鎖状
である。
【0011】セリサイトは絹雲母ともいい、素地に分散
し被削性を向上させる効果がある。ただし、重量比で3
%を越えると、例えば添加したグラファイト粉を焼結時
に吸着する等の問題が発生し、材料特性が低下する。
【0012】ゼオライトは沸石ともいい、素地に分散し
被削性を向上させる効果がある。被削性向上効果は含有
量が増すと共に大きくなるが、重量比で3%を越える
と、例えば添加したグラファイト粉を焼結時に吸着する
等の問題が発生し、材料特性が低下する。
【0013】タルクは滑石ともいい、単体で添加すると
素地に分散し被削性を向上させる効果があるが、圧環強
度等の材料特性が低下する。しかし、セピオライト、ア
タプルジャイトと共に添加するときは、タルク添加によ
る材料特性の低下を抑制することができ、その抑制効果
は含有量0.5重量%までは大きい。
【0014】BNは単体で添加すると素地に分散し被削
性を向上させる効果があるが、圧環強度等の材料特性が
低下する。しかし、セピオライト、アタプルジャイトと
共に添加するときは、含有量が0.5重量%を越えるま
で材料特性の低下を抑制することができる。また、セピ
オライト、アタプルジャイトの1種以上とタルクおよび
BNの1種以上を、重量比総量で1%を越えて含有した
場合も圧環強度等の材料特性が低下する。セピオライ
ト、アタプルジャイト、ゼオライトの1種以上、または
セピオライト、アタプルジャイト、ゼオライトの1種以
上とさらにセリサイト、タルク、BNの1種以上、また
はセピオライト、アタプルジャイトの1種以上およびタ
ルク、BNの2種以上は合計で0.01%以下ではあま
り効果が得られない。
【0015】
【作用】本発明の被削性に優れた焼結材料は、セピオラ
イト、アタプルジャイト、ゼオライトの1種以上を合計
で3重量%以下、あるいは、セピオライト、アタプルジ
ャイト、ゼオライトの1種以上とさらにセリサイト、タ
ルク、BNの1種以上を合計で3重量%以下、またはセ
ピオライト、アタプルジャイトの1種以上およびタル
ク、BNの1種以上を各々0.5重量%以下でかつ合計
で1重量%以下を含有させたので、焼結材料の硬さ、強
度を低下することなく被削性を向上することができる。
詳細な作用は不明であるが、結晶構造が層状の層間化合
物であるためと思われる。また、セピオライト、アタプ
ルジャイトをタルクやBNと混合添加するとタルクやB
Nの添加による材料特性の劣化を抑え、被削性向上の効
果は維持する。なお、セピオライト、アタプルジャイ
ト、ゼオライトまたはセリサイトは、従来の快削成分で
あるBNに比べるとよりコストが安い。
【0016】本発明において、セピオライト、アタプル
ジャイト、ゼオライトの1種以上の含有量を合計で3重
量%以下、あるいは、セピオライト、ゼオライトの1種
または2種とセリサイトの含有量を合計で3重量%以下
としたのは、これら快削成分が3%を越えると焼結材料
の硬さや強度等の機械的性質が劣化するからである。
【0017】
【実施例】
(実施例1)本発明の実施例を比較例と対比して説明
し、本発明の効果を明らかにする。原料粉末として、市
販の純鉄粉、市販の合金鋼粉(DISTALOY A
E、Fe−4Ni−1.5Cu−0.5Mo)と、いず
れも粒度75μm以下のCo粉末、Cu粉末、セピオラ
イト粉末、セリサイト粉末、ゼオライト粉末、タルク粉
末、BN粉末、150μm以下の金属間化合物FeMo
粉、粒度25μm以下の天然黒鉛粉末および潤滑剤ステ
アリン酸亜鉛粉末を用意し、これら原料粉末を表1〜表
5に示した組成になるように配合し、潤滑剤を0.8%
添加した後、混粉装置により混合を行った。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】
【表5】
【0023】なお、表1の実施例1〜7は純鉄粉に2.
0%のCu粉末と0.5%の黒鉛粉末を添加したもの
に、セピオライト、セリサイト、ゼオライトを本発明の
組成範囲内で添加した本発明の実施例、表2の実施例8
〜14は純鉄粉に10%のCo粉末、1.0%の黒鉛粉
末、10%のFeMo粉末を添加したものに、セピオラ
イト、セリサイト、ゼオライトを本発明の組成範囲内で
添加した本発明の実施例、表3の実施例15〜21は合
金鋼粉末に0.3%の黒鉛粉末を添加したものに、セピ
オライト、セリサイト、ゼオライトを本発明の組成範囲
内で添加した本発明の実施例である。
【0024】表4の比較例1は表1の実施例1〜7に相
当する組成でセピオライト、セリサイト、ゼオライト等
を全く添加しなかった比較例、比較例2および比較例3
は表2の実施例8〜14に相当する組成でセピオライ
ト、セリサイト、ゼオライト等を全く添加しなかった比
較例で、比較例3はPbを含浸させたもの、比較例4は
表3の実施例15〜21に相当する組成でセピオライ
ト、セリサイト、ゼオライト等を全く添加しなかった比
較例である。
【0025】また、比較例5〜8は表1の実施例に相当
する組成のものにセピオライト、セリサイト、ゼオライ
トを本発明の組成範囲以上添加した比較例、比較例9〜
12は表2の実施例に相当する組成のものにセピオライ
ト、セリサイト、ゼオライトを本発明の組成範囲以上添
加した比較例、比較例13〜16は表3の実施例に相当
する組成のものにセピオライト、セリサイト、ゼオライ
トを本発明の組成範囲以上添加した比較例である。表5
の比較例17〜20は表2の実施例に相当する組成のも
のにタルクまたはBNを添加した比較例である。
【0026】この混合粉で700MPaの成形圧力によ
り、各種試験片圧粉体を成形した。成形した圧粉体を還
元性雰囲気中で1493Kの温度で900秒保持し、焼
結を行った。なお、焼結した試験片のうち比較例3はP
b溶浸を行った。
【0027】得られた各試験片は、硬さ、圧環強度、切
削抵抗を測定し、得られた結果は表6〜表9に示した。
なお、切削抵抗を測定した時の試験条件は以下に示す通
りである。 試験片形状 :外径30mm、内径16mm、
厚さ7mm 試験機 :旋盤 切削工具(チップ) :cBNチップ 切削液 :なし 試験条件 :切削速度95m/min、送り
0.048mm/rev、切込み0.5mm 測定器 :切削動力計
【0028】
【表6】
【0029】
【表7】
【0030】
【表8】
【0031】
【表9】
【0032】実施例1〜7と比較例1、実施例8〜14
と比較例2、および実施例15〜21と比較例4を対比
すると明らかなように、本発明の実施例は硬さおよび圧
環強度という材料特性は殆ど変化しないか、使用上問題
ない程度の変化であるにも係わらず、本発明の効果によ
り切削抵抗は大きく低下し、その低下割合は規定した範
囲内において添加量が多くなる程大きいことが判明し
た。また、今回添加した快削成分には特に大きな有意差
は認められない。
【0033】逆に比較例5〜16のように3%を越えて
快削化成分を添加すると、実施例1〜21に比較し切削
抵抗は低下するが、切削抵抗の低下の割に材料特性の低
下が大きい。また、今回添加した快削成分には特に大き
な有意差は認められない。
【0034】比較例3は比較例2に鉛を含浸させた場合
であるが、実施例8〜14と比較すると明らかなよう
に、本発明の効果は鉛の含浸と同等の切削抵抗低下の効
果がある。材料特性が向上しているのは、鉛の含浸によ
り焼結材料特有の空孔が無くなったためである。
【0035】比較例17および比較例19から明らかな
ように、タルクおよびBNを単体で添加すると、切削抵
抗があまり低下しないのに、硬さおよび圧環強度の低下
が大き過ぎる。また、比較例18および比較例20では
タルクおよびBNを実施例の場合と同量添加すると、本
製造条件では、黒鉛の拡散を阻害し、充分な強度を有す
る組織が得難い。
【0036】(実施例2)原料粉末として、市販の純鉄
粉と、いずれも粒度75μm以下のCo粉末、セピオラ
イト粉末、タルク粉末、BN粉末、150μm以下の金
属間化合物FeMo粉、粒度25μm以下の天然黒鉛粉
末および潤滑剤ステアリン酸亜鉛粉末を用意し、これら
原料粉末を表10〜表11に示した組成になるように配
合し、潤滑剤を0.8%添加した後、混粉装置により混
合を行った。
【0037】
【表10】
【0038】
【表11】
【0039】なお、表10の実施例22〜27は純鉄粉
に10%のCo粉末と1.0%の黒鉛粉末と、10%の
FeMo粉末を添加したものに、セピオライト、タル
ク、BNを本発明の組成範囲内で添加した本発明の実施
例である。一方、表11の比較例は、純鉄粉に10%の
Co粉末と1.0%の黒鉛粉末と、10%のFeMo粉
末を添加したものに、比較例21はセピオライト、タル
クおよびBNを全く添加しないものであり、比較例22
はセピオライトのみ0.30%添加したものであり、比
較例23はタルクのみ0.30%添加したものであり、
比較例24はBNのみ0.30%添加したものであり、
比較例25はセピオライト、タルクおよびBNを各0.
80%添加したものである。
【0040】この混合粉で700MPaの成形圧力によ
り、各種試験片圧粉体を成形した。成形した圧粉体を還
元性雰囲気中で1493Kの温度で1200秒保持し、
焼結を行った。得られた各試験片は、圧環強度および2
00回切削後の工具摩耗量を測定し、得られた結果は表
12に示した。なお、工具摩耗量をを測定した時の試験
条件は以下に示す通りである。 試験片形状 :外径30mm、内径16mm、
厚さ7mm 試験機 :旋盤 切削工具(チップ) :cBNチップ 切削液 :なし 試験条件 :切削速度95m/min、送り
0.048mm/rev、切込み0.5mm 切削回数 :200回
【0041】
【表12】 *1:比較例1を100とする相対表示 *2:本製造条件では、黒鉛の拡散を阻害し、充分な強
度を有する組織が得難い。
【0042】実施例22、24、26と比較例21から
明らかなように、圧環強度の変化は殆どないにもかかわ
らず、実施例22、24、26は本発明の効果により工
具摩耗量が74、88、84と少なくなっている。ま
た、セピオライトまたはタルク等の添加量が同量である
実施例24と比較例22および実施例26と比較例22
から、セピオライトは単体で添加するより複合で添加し
た方が効果が大きいことがわかる。
【0043】実施例22と23、実施例24と25、実
施例26と27および比較例23、24から、本発明の
効果は、添加量の増加により増すことがわかると共に、
タルクやBNを単体で添加した場合は、工具摩耗量は低
下しているが、圧環強度も低下している。その結果、セ
ピオライトを複合添加すれば、タルクやBNの添加によ
る材料特性の劣化を抑え、被削性向上効果が維持される
ことが判明し本発明の効果が確認された。
【0044】
【発明の効果】本発明の被削性に優れた焼結材料は以上
説明したにように、セピオライト、アタプルジャイト、
ゼオライトの1種以上を合計で3重量%以下、あるい
は、セピオライト、アタプルジャイト、ゼオライトの1
種以上とさらにセリサイト、タルク、BNの1種以上を
合計で3重量%以下、またはセピオライト、アタプルジ
ャイトの1種以上およびタルク、BNの1種以上を各々
0.5重量%以下でかつ合計で1重量%以下を含有させ
たので、焼結材料の硬さ、強度を低下することなく被削
性を向上することができる。詳細な作用は不明である
が、結晶構造が層状の層間化合物であるためと思われ
る。また、セピオライト、アタプルジャイトをタルクや
BNと混合添加するとタルクやBNの添加による材料特
性の劣化を抑え、被削性向上の効果が維持される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 義孝 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 岡島 博司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 秋元 直道 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 加藤 秀樹 京都市山科区栗栖野狐塚5の1 日本粉末 合金株式会社内 (72)発明者 前島 隆 京都市山科区栗栖野狐塚5の1 日本粉末 合金株式会社内 (72)発明者 能登 映司 京都市山科区栗栖野狐塚5の1 日本粉末 合金株式会社内 (72)発明者 西村 演泰 京都市山科区栗栖野狐塚5の1 日本粉末 合金株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セピオライト、アタプルジャイト、ゼオ
    ライトの1種以上を合計で3重量%以下含有することを
    特徴とする被削性に優れた焼結材料。
  2. 【請求項2】 セピオライト、アタプルジャイト、ゼオ
    ライトの1種以上と、さらにセリサイト、タルク、BN
    の1種以上を合計で3重量%以下含有することを特徴と
    する被削性に優れた焼結材料。
  3. 【請求項3】 セピオライト、アタプルジャイトの1種
    以上およびタルク、BNの1種以上を各々0.5重量%
    以下でかつ合計で1重量%以下含有することを特徴とす
    る被削性に優れた焼結材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100780435B1 (ko) * 2006-05-24 2007-11-28 이대수 제올라이트를 함유한 방향금속 제조방법
JP2014111844A (ja) * 2014-01-29 2014-06-19 Jfe Steel Corp 切削性に優れる焼結部材用の鉄基混合粉末

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100780435B1 (ko) * 2006-05-24 2007-11-28 이대수 제올라이트를 함유한 방향금속 제조방법
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