JPH0733680B2 - 地下室の壁面湧水処理溝縁兼仕切ボード取付構造 - Google Patents
地下室の壁面湧水処理溝縁兼仕切ボード取付構造Info
- Publication number
- JPH0733680B2 JPH0733680B2 JP3153530A JP15353091A JPH0733680B2 JP H0733680 B2 JPH0733680 B2 JP H0733680B2 JP 3153530 A JP3153530 A JP 3153530A JP 15353091 A JP15353091 A JP 15353091A JP H0733680 B2 JPH0733680 B2 JP H0733680B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- board mounting
- groove
- groove edge
- spring
- board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地下室の壁面から湧水を
排出する溝を形成するとともに壁面からの湧水が室内に
侵入するのを防ぐ仕切ボードを取付けられるようにし
た、地下室の壁面湧水処理溝縁兼仕切ボード取付構造に
関する。
排出する溝を形成するとともに壁面からの湧水が室内に
侵入するのを防ぐ仕切ボードを取付けられるようにし
た、地下室の壁面湧水処理溝縁兼仕切ボード取付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】地下室には、壁面からの湧水を排出し、
湧水が室内に侵入するのを防ぐために床に壁面に沿って
湧水処理溝を設けるとともに、湧水処理溝と室内とを仕
切る仕切壁が設けられている。
湧水が室内に侵入するのを防ぐために床に壁面に沿って
湧水処理溝を設けるとともに、湧水処理溝と室内とを仕
切る仕切壁が設けられている。
【0003】従来、前記湧水を排出するための湧水処理
溝や仕切壁は、一般に図3に示す構造が取られている。
溝や仕切壁は、一般に図3に示す構造が取られている。
【0004】図3において、1は地下壁、2はスラブ面
であり、このスラブ面2に、コンクリートで立上り段部
3を形成し、地下壁1の壁面と立上り段部3との間で湧
水処理溝4を構成している。そして、この立上り段部3
上にブロック5を積上げ、室内側に仕上モルタルを施し
て仕切壁6を形成している。7は水抜きパイプ、8は湧
水槽である。
であり、このスラブ面2に、コンクリートで立上り段部
3を形成し、地下壁1の壁面と立上り段部3との間で湧
水処理溝4を構成している。そして、この立上り段部3
上にブロック5を積上げ、室内側に仕上モルタルを施し
て仕切壁6を形成している。7は水抜きパイプ、8は湧
水槽である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の地下室の湧
水処理溝や仕切壁は、その施工は型枠工の作業となるた
め、その作業が面倒で工期も長いといった問題がある。
水処理溝や仕切壁は、その施工は型枠工の作業となるた
め、その作業が面倒で工期も長いといった問題がある。
【0006】本発明は上記点に鑑み、湧水処理溝や仕切
壁の施工作業を容易にし、工期の短縮を図ることを目的
とした地下室の壁面湧水処理溝縁兼仕切ボード取付構造
を提供するものである。
壁の施工作業を容易にし、工期の短縮を図ることを目的
とした地下室の壁面湧水処理溝縁兼仕切ボード取付構造
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、第1の発明では、一側を壁面に対向させる
壁面対向面とした起立縁部の他側に、仕切ボードの下端
を挿入する挿入溝を形成したボード取付部を延設した溝
縁兼ボード取付材を、前記壁面と所定間隔をあけてスラ
ブ上に固定した構造を採用した。
するために、第1の発明では、一側を壁面に対向させる
壁面対向面とした起立縁部の他側に、仕切ボードの下端
を挿入する挿入溝を形成したボード取付部を延設した溝
縁兼ボード取付材を、前記壁面と所定間隔をあけてスラ
ブ上に固定した構造を採用した。
【0008】第2の発明では、耐圧盤に湧水パネルを敷
設し、その上にコンクリートを打設する湧水処理構造に
おいて、前記湧水パネルの端部に壁面と対向するように
溝縁部材を設け、該溝縁部材の上部を所定長さ余すよう
に前記湧水パネル上にコンクリートを打設し、前記溝縁
部材のスラブ上面から上方に突出している突出部に、仕
切ボードの下端を挿入する挿入溝を形成したボード取付
材を固定した構成を採用した。
設し、その上にコンクリートを打設する湧水処理構造に
おいて、前記湧水パネルの端部に壁面と対向するように
溝縁部材を設け、該溝縁部材の上部を所定長さ余すよう
に前記湧水パネル上にコンクリートを打設し、前記溝縁
部材のスラブ上面から上方に突出している突出部に、仕
切ボードの下端を挿入する挿入溝を形成したボード取付
材を固定した構成を採用した。
【0009】
【作用】第1の発明によれば、スラブ上に固定された溝
縁兼ボード取付材の起立縁部と壁面との間に、湧水を排
出する湧水処理溝が形成され、そして、前記溝縁兼ボー
ド取付材のボード取付部に形成された挿入溝に仕切ボー
ドの下端を挿入することにより、仕切ボードの取付が容
易となり、仕切壁の施工を容易にする。
縁兼ボード取付材の起立縁部と壁面との間に、湧水を排
出する湧水処理溝が形成され、そして、前記溝縁兼ボー
ド取付材のボード取付部に形成された挿入溝に仕切ボー
ドの下端を挿入することにより、仕切ボードの取付が容
易となり、仕切壁の施工を容易にする。
【0010】第2の発明によれば、湧水パネルの端部に
設けた溝縁部材と壁面との間に、湧水を排出する湧水処
理溝が形成され、そして、溝縁部材の突出部に固定した
ボード取付材の挿入溝に仕切ボードの下端を挿入するこ
とにより、仕切ボードの取付が容易となり、仕切壁の施
工を容易にする。
設けた溝縁部材と壁面との間に、湧水を排出する湧水処
理溝が形成され、そして、溝縁部材の突出部に固定した
ボード取付材の挿入溝に仕切ボードの下端を挿入するこ
とにより、仕切ボードの取付が容易となり、仕切壁の施
工を容易にする。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0012】図1は第1の発明の実施例を示すものであ
る。
る。
【0013】同図において、9は地下壁、10はスラ
ブ、11は前記地下壁9の壁面12と所定の間隔をあけ
てスラブ10上に固定した合成樹脂製の溝縁兼ボード取
付材である。
ブ、11は前記地下壁9の壁面12と所定の間隔をあけ
てスラブ10上に固定した合成樹脂製の溝縁兼ボード取
付材である。
【0014】前記溝縁兼ボード取付剤11は、一側を前
記壁面12に対向させる壁面対向面とした起立縁部13
と、仕切ボード14の下端を挿入する挿入溝15を形成
したボード取付部16とからなり、このボード取付部1
6は前記起立縁部13の他側に延設されている。
記壁面12に対向させる壁面対向面とした起立縁部13
と、仕切ボード14の下端を挿入する挿入溝15を形成
したボード取付部16とからなり、このボード取付部1
6は前記起立縁部13の他側に延設されている。
【0015】前記起立縁部13は、後述する排水溝の溝
縁となるに十分な高さをもつ平板からなり、この平板か
らなる起立縁部13の他側の下部に、前記ボード取付部
16が延設されている。ボード取付部16に形成された
ボード挿入用の挿入溝15は溝形が断面上向コ字形とな
っており、起立縁部13の長手方向と平行に形成されて
いる。そして、起立縁部13に延設されたボード取付部
16の挿入溝15の下面と前記起立縁部13の下端は同
一平面上に位置している。
縁となるに十分な高さをもつ平板からなり、この平板か
らなる起立縁部13の他側の下部に、前記ボード取付部
16が延設されている。ボード取付部16に形成された
ボード挿入用の挿入溝15は溝形が断面上向コ字形とな
っており、起立縁部13の長手方向と平行に形成されて
いる。そして、起立縁部13に延設されたボード取付部
16の挿入溝15の下面と前記起立縁部13の下端は同
一平面上に位置している。
【0016】上記のように構成された溝縁兼ボード取付
材11は、地下壁9の壁面12と所定の間隔をあけて壁
面12と平行に配置されてスラブ10上にボルト17に
より固定される。このとき、スラブ10の上面には溝縁
兼ボード取付材11の起立縁部13の下端とボード取付
部16の挿入溝15の下面が接触しており、ボード取付
部16の挿入溝15を除く他の下面とスラブ10の面と
の間には空間があり、この空間にはシール材18が充填
されている。
材11は、地下壁9の壁面12と所定の間隔をあけて壁
面12と平行に配置されてスラブ10上にボルト17に
より固定される。このとき、スラブ10の上面には溝縁
兼ボード取付材11の起立縁部13の下端とボード取付
部16の挿入溝15の下面が接触しており、ボード取付
部16の挿入溝15を除く他の下面とスラブ10の面と
の間には空間があり、この空間にはシール材18が充填
されている。
【0017】このようにしてスラブ10上に固定された
溝縁兼ボード取付材11の起立縁部13と壁面12との
間に、湧水を排出する湧水処理溝19が形成される。
溝縁兼ボード取付材11の起立縁部13と壁面12との
間に、湧水を排出する湧水処理溝19が形成される。
【0018】そして、前記溝縁兼ボード取付材11のボ
ード取付部16に形成された挿入溝15には仕切ボード
14の下端が挿入し支持されている。
ード取付部16に形成された挿入溝15には仕切ボード
14の下端が挿入し支持されている。
【0019】20は前記起立縁部13と壁面12との間
に形成された湧水処理溝19に設置した樋、21はパッ
キン、22はシール材、23は水抜穴である。
に形成された湧水処理溝19に設置した樋、21はパッ
キン、22はシール材、23は水抜穴である。
【0020】図2は第2の発明の実施例を示すものであ
る。
る。
【0021】同図において、24は地下壁、25は耐圧
盤、26は耐圧盤25の上面に、地下壁25の壁面27
と所定の間隔をあけて敷設した湧水パネルである。28
は前記湧水パネル26の端部に、壁面27に対向するよ
うに起立させて設けた合成樹脂製の溝縁部材、29はア
ンカーであり、前記湧水パネル26には、前記溝縁部材
28の上部を所定長さ余すようにコンクリートが打設さ
れている。30は前記溝縁部材28のスラブ31上面か
ら上方に突出している突出部32に固定するボード取付
材である。
盤、26は耐圧盤25の上面に、地下壁25の壁面27
と所定の間隔をあけて敷設した湧水パネルである。28
は前記湧水パネル26の端部に、壁面27に対向するよ
うに起立させて設けた合成樹脂製の溝縁部材、29はア
ンカーであり、前記湧水パネル26には、前記溝縁部材
28の上部を所定長さ余すようにコンクリートが打設さ
れている。30は前記溝縁部材28のスラブ31上面か
ら上方に突出している突出部32に固定するボード取付
材である。
【0022】このボード取付材30は、板体の上部を一
側下方に向けて折曲して、板体と折曲片との間を、前記
溝縁部材28の突出部32を挿入し固定する固定溝33
とし、一方、板体の下部を他側上方に向けて折曲して、
板体と該折曲片との間を、仕切ボード34の下端を挿入
する挿入溝35としている。
側下方に向けて折曲して、板体と折曲片との間を、前記
溝縁部材28の突出部32を挿入し固定する固定溝33
とし、一方、板体の下部を他側上方に向けて折曲して、
板体と該折曲片との間を、仕切ボード34の下端を挿入
する挿入溝35としている。
【0023】このように構成されたボード取付材30
は、固定溝33に前記溝縁部材28の突出部32が挿入
され、挿入溝35の底面をスラブ31の上面に当接させ
た状態で、前記固定溝33内で突出部32と板体とを接
着剤で接着することにより、溝縁部材28に固定され
る。36はボード取付材30の挿入溝33の下面とスラ
ブ31との間をシールするシール材である。
は、固定溝33に前記溝縁部材28の突出部32が挿入
され、挿入溝35の底面をスラブ31の上面に当接させ
た状態で、前記固定溝33内で突出部32と板体とを接
着剤で接着することにより、溝縁部材28に固定され
る。36はボード取付材30の挿入溝33の下面とスラ
ブ31との間をシールするシール材である。
【0024】上記の溝縁部材28と壁面26との間に湧
水を排出する湧水処理溝37が形成される。そして、前
記ボード取付材30に形成した挿入溝35には仕切ボー
ド34の下端が挿入し支持されている。
水を排出する湧水処理溝37が形成される。そして、前
記ボード取付材30に形成した挿入溝35には仕切ボー
ド34の下端が挿入し支持されている。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明に係る地下室の壁面
湧水処理溝縁兼仕切ボード取付構造によれば、型枠工の
作業が無く、湧水処理溝や仕切壁の施工が容易であり、
工期の短縮化、工費のコストダウン等が図れるといった
効果がある。
湧水処理溝縁兼仕切ボード取付構造によれば、型枠工の
作業が無く、湧水処理溝や仕切壁の施工が容易であり、
工期の短縮化、工費のコストダウン等が図れるといった
効果がある。
【図1】第1の発明の一実施例を示す断面説明図。
【図2】第2の発明の一実施例を示す断面説明図。
【図3】従来例を示す断面説明図。
9 地下壁 10 スラブ 11 溝縁兼ボード取付材 12 壁面 13 起立縁部 14 仕切ボード 15 挿入溝 16 ボード取付部 24 地下壁 25 耐圧盤 26 湧水パネル 27 壁面 28 溝縁部材 30 ボード取付材 31 スラブ 32 突出部 34 仕切ボード 35 挿入溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−290531(JP,A) 特開 平4−182521(JP,A) 特開 平3−28424(JP,A) 特公 昭63−16536(JP,B2) 特公 昭63−16537(JP,B2)
Claims (2)
- 【請求項1】 一側を壁面に対向させる壁面対向面とし
た起立縁部の他側に、仕切ボードの下端を挿入する挿入
溝を形成したボード取付部を延設した溝縁兼ボード取付
材を、前記壁面と所定間隔をあけてスラブ上に固定した
ことを特徴とする地下室の壁面湧水処理溝縁兼仕切ボー
ド取付構造。 - 【請求項2】 耐圧盤に湧水パネルを敷設し、その上に
コンクリートを打設する湧水処理構造において、前記湧
水パネルの端部に壁面と対向するように溝縁部材を設
け、該溝縁部材の上部を所定長さ余すように前記湧水パ
ネル上にコンクリートを打設し、前記溝縁部材のスラブ
上面から上方に突出している突出部に、仕切ボードの下
端を挿入する挿入溝を形成したボード取付材を固定した
ことを特徴とする地下室の壁面湧水処理溝縁兼仕切ボー
ド取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3153530A JPH0733680B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 地下室の壁面湧水処理溝縁兼仕切ボード取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3153530A JPH0733680B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 地下室の壁面湧水処理溝縁兼仕切ボード取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051423A JPH051423A (ja) | 1993-01-08 |
JPH0733680B2 true JPH0733680B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=15564542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3153530A Expired - Lifetime JPH0733680B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 地下室の壁面湧水処理溝縁兼仕切ボード取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733680B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7747223B2 (en) | 2007-03-29 | 2010-06-29 | Research In Motion Limited | Method, system and mobile device for prioritizing a discovered device list |
JP2019035206A (ja) * | 2017-08-10 | 2019-03-07 | 明正工業株式会社 | 地下二重壁構造 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3153530A patent/JPH0733680B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH051423A (ja) | 1993-01-08 |
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