JPH07336651A - 映像処理装置 - Google Patents

映像処理装置

Info

Publication number
JPH07336651A
JPH07336651A JP15428094A JP15428094A JPH07336651A JP H07336651 A JPH07336651 A JP H07336651A JP 15428094 A JP15428094 A JP 15428094A JP 15428094 A JP15428094 A JP 15428094A JP H07336651 A JPH07336651 A JP H07336651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
video
frame
signal input
rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15428094A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Takayama
正 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP15428094A priority Critical patent/JPH07336651A/ja
Publication of JPH07336651A publication Critical patent/JPH07336651A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多重化した映像信号を圧縮して伝送する際に
発生する冗長な信号成分を簡単に除去できるようにす
る。 【構成】 フレームレート変換回路は、入力された各フ
レームの映像信号の中から一定間隔で抽出したフレーム
の映像信号を選択的に出力することにより、フレームレ
ート変換を行う。この際、システムコントローラは、動
き検出回路で計測された映像信号の動き量に基づいて、
その動き量が少なければ少ないほど、小さなフレーム抽
出率をフレームレート変換回路に対して設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の映像信号を重畳
してマルチ画像を生成する映像処理装置に関し、特に、
低ビットレートの伝送回線を利用する遠隔監視システム
やテレビ会議システムに好適な映像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば図5
(a)、(b)に示したような映像信号がそれぞれ入力
され、図5(c)に示したような図5(a)、(b)の
映像信号を重畳した映像信号を映像出力端子から出力し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、重畳された2つの入力映像信号がともに
同じフレームレートの動画像となるため、重畳後の映像
信号をテレビ会議システムや遠隔監視システム等のコー
デックにより圧縮して伝送する際に、一方の映像入力信
号があまり重要でない場合にも、他方の映像入力信号と
同等に圧縮されて伝送される。
【0004】また、ITU−TSの勧告H.261に代
表されるような動きベクトルによって動画像の圧縮率を
向上する方式においては、仮に被写体の動きが少ない場
合でも、映像信号処理系のノイズやあまり重要ではない
映像部分での映像信号の変化等により冗長な圧縮信号を
発生するために、それらの信号により伝送帯域が逼迫さ
れトータルの映像信号の品質が劣化するという問題があ
った。
【0005】本発明は、このような背景の下になされた
もので、その目的は、多重化した映像信号を圧縮して伝
送する際に発生する冗長な信号成分を簡単に除去できる
ようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数の映像信号入力手段
と、当該映像信号入力手段から入力された複数の映像信
号を多重化する映像信号多重化手段とを有する映像処理
装置であって、前記映像信号入力手段から入力された映
像信号のフレームレートを変換するフレームレート変換
手段を有している。
【0007】上記目的を達成するため、請求項2記載の
発明は、複数の映像信号入力手段と、当該映像信号入力
手段から入力された複数の映像信号を多重化する映像信
号多重化手段とを有する映像処理装置であって、前記映
像信号入力手段から入力された各フレームの映像信号の
中から一定間隔で抽出したフレームの映像信号を前記映
像信号多重化手段に供給することによりフレームレート
を変換するフレームレート変換手段と、該フレームレー
ト変換手段に対してフレーム抽出率を設定する設定手段
とを有している。
【0008】上記目的を達成するため、請求項3記載の
発明では、請求項1、または請求項2における前記フレ
ームレート変換手段は、前記複数の映像信号入力手段毎
に設けられている。
【0009】上記目的を達成するため、請求項4記載の
発明では、請求項2における前記設定手段は、前記複数
の映像信号入力手段毎に設けられている。
【0010】上記目的を達成するため、請求項5記載の
発明では、請求項2における前記設定手段は、映像の動
き量を検出する動き検出手段を有し、該動き検出手段に
より検出された映像の動き量に応じてフレーム抽出率を
設定するように構成されている。
【0011】上記目的を達成するため、請求項6記載の
発明では、請求項2における前記設定手段は、外部装置
からの命令により指定されたフレーム抽出率を設定する
ように構成されている。
【0012】上記目的を達成するため、請求項7記載の
発明では、請求項2における前記設定手段は、フレーム
抽出率を入力する入力手段を有し、該入力手段により入
力されたフレーム抽出率を設定するように構成されてい
る。
【0013】上記目的を達成するため、請求項8記載の
発明は、複数の映像信号入力手段と、当該映像信号入力
手段から入力された複数の映像信号を多重化する映像信
号多重化手段とを有する映像処理装置であって、前記映
像信号入力手段から入力された映像信号のフィールドレ
ートを変換するフィールドレート変換手段を有してい
る。
【0014】上記目的を達成するため、請求項9記載の
発明は、複数の映像信号入力手段と、当該映像信号入力
手段から入力された複数の映像信号を多重化する映像信
号多重化手段とを有する映像処理装置であって、前記映
像信号入力手段から入力された各フィールドの映像信号
の中から一定間隔で抽出したフィールドの映像信号を前
記映像信号多重化手段に供給することによりフィールド
レートを変換するフィールドレート変換手段と、該フィ
ールドレート変換手段に対してフィールド抽出率を設定
する設定手段とを有している。
【0015】上記目的を達成するため、請求項10記載
の発明では、請求項8、または請求項9における前記フ
ィールドレート変換手段は、前記複数の映像信号入力手
段毎に設けられている。
【0016】上記目的を達成するため、請求項11記載
の発明では、請求項9における前記設定手段は、前記複
数の映像信号入力手段毎に設けられている。
【0017】上記目的を達成するため、請求項12記載
の発明では、請求項9における前記設定手段は、映像の
動き量を検出する動き検出手段を有し、該動き検出手段
により検出された映像の動き量に応じてフィールド抽出
率を設定するように構成されている。
【0018】上記目的を達成するため、請求項13記載
の発明では、請求項9における前記設定手段は、外部装
置からの命令により指定されたフィールド抽出率を設定
するように構成されている。
【0019】上記目的を達成するため、請求項14記載
の発明では、請求項9における前記設定手段は、フィー
ルド抽出率を入力する入力手段を有し、該入力手段によ
り入力されたフィールド抽出率を設定するように構成さ
れている。
【0020】
【作用】請求項1記載の発明において、前記フレームレ
ート変換手段は、前記映像信号入力手段から入力された
映像信号のフレームレートを変換することにより、多重
化した映像信号を圧縮して伝送する際に発生する冗長な
信号成分を簡単に除去する。
【0021】請求項2記載の発明において、前記フレー
ムレート変換手段は、前記映像信号入力手段から入力さ
れた各フレームの映像信号の中から一定間隔で抽出した
フレームの映像信号を前記映像信号多重化手段に供給す
ることによりフレームレートを変換し、前記設定手段
は、前記フレームレート変換手段に対してフレーム抽出
率を設定することにより、多重化した映像信号を圧縮し
て伝送する際に発生する冗長な信号成分を簡単に除去す
る。
【0022】請求項3記載の発明において、前記複数の
映像信号入力手段毎に設けられた前記フレームレート変
換手段は、対応する映像信号入力手段から入力された映
像信号に対してフレームレートの変換を行うことによ
り、多重化した映像信号を圧縮して伝送する際に発生す
る冗長な信号成分を簡単に除去する。
【0023】請求項4記載の発明において、前記複数の
映像信号入力手段毎に設けられた前記設定手段は、対応
する映像信号入力手段から入力された映像信号(前記フ
レームレート変換手段)に対してフレーム抽出率の設定
を行うことにより、多重化した映像信号を圧縮して伝送
する際に発生する冗長な信号成分を簡単に除去する。
【0024】請求項5記載の発明において、前記設定手
段は、前記動き検出手段により検出された映像の動き量
に応じてフレーム抽出率を設定することにより、多重化
した映像信号を圧縮して伝送する際に発生する冗長な信
号成分を簡単に除去する。
【0025】請求項6記載の発明において、前記設定手
段は、外部装置からの命令により指定されたフレーム抽
出率を設定することにより、多重化した映像信号を圧縮
して伝送する際に発生する冗長な信号成分を簡単に除去
する。
【0026】請求項7記載の発明において、前記設定手
段は、前記入力手段により入力されたフレーム抽出率を
設定することにより、多重化した映像信号を圧縮して伝
送する際に発生する冗長な信号成分を簡単に除去する。
【0027】請求項8記載の発明において、前記フィー
ルドレート変換手段は、前記映像信号入力手段から入力
された映像信号のフィールドレートを変換することによ
り、多重化した映像信号を圧縮して伝送する際に発生す
る冗長な信号成分を簡単に除去する。
【0028】請求項9記載の発明において、前記フィー
ルドレート変換手段は、前記映像信号入力手段から入力
された各フィールドの映像信号の中から一定間隔で抽出
したフィールドの映像信号を前記映像信号多重化手段に
供給することによりフィールドレートを変換し、前記設
定手段は、前記フィールドレート変換手段に対してフィ
ールド抽出率を設定することにより、多重化した映像信
号を圧縮して伝送する際に発生する冗長な信号成分を簡
単に除去する。
【0029】請求項10記載の発明において、前記複数
の映像信号入力手段毎に設けられた前記フィールドレー
ト変換手段は、対応する映像信号入力手段から入力され
た映像信号に対してフィールドレートの変換を行うこと
により、多重化した映像信号を圧縮して伝送する際に発
生する冗長な信号成分を簡単に除去する。
【0030】請求項11記載の発明において、前記複数
の映像信号入力手段毎に設けられた前記設定手段は、対
応する映像信号入力手段から入力された映像信号(前記
フィールドレート変換手段)に対してフィールド抽出率
の設定を行うことにより、多重化した映像信号を圧縮し
て伝送する際に発生する冗長な信号成分を簡単に除去す
る。
【0031】請求項12記載の発明において、前記設定
手段は、前記動き検出手段により検出された映像の動き
量に応じてフィールド抽出率を設定することにより、多
重化した映像信号を圧縮して伝送する際に発生する冗長
な信号成分を簡単に除去する。
【0032】請求項13記載の発明において、前記設定
手段は、外部装置からの命令により指定されたフィール
ド抽出率を設定することにより、多重化した映像信号を
圧縮して伝送する際に発生する冗長な信号成分を簡単に
除去する。
【0033】請求項14記載の発明において、前記設定
手段は、前記入力手段により入力されたフィールド抽出
率を設定することにより、多重化した映像信号を圧縮し
て伝送する際に発生する冗長な信号成分を簡単に除去す
る。
【0034】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0035】図1は、本発明の一実施例による映像処理
装置の概略構成を示すブロック図である。なお、本映像
処理装置は、遠隔監視システムやテレビ会議システムに
適用されるものである。
【0036】図1において、100,103は映像信号
入力端子、101,104はそれぞれ映像信号入力端子
100,103に接続され、それぞれの端子に入力され
た映像信号の見かけ上のフレーム速度を変換して出力す
るフレームレート変換回路、102,105はそれぞれ
映像信号入力端子100,103に接続され、それぞれ
の端子に入力された映像信号の動き量を検出する動き検
出回路である。
【0037】なお、本実施例のフレームレート変換回路
101,104は、入力された各フレームの映像信号の
中から一定間隔で抽出したフレームの映像信号を選択的
に出力することにより、フレームレート変換を行うよう
に構成されているが、これに限らず、場合によっては各
フレームの映像信号を繰り返して出力することにより、
フレームレートを上げる場合にも本発明を実施手でき
る。
【0038】106はフレームレート変換回路101,
104の出力映像信号を入力信号とし、それらを多重化
した映像信号を生成して出力する映像信号多重化回路、
108は映像信号多重化回路により生成された映像信号
をコーデック等の外部装置へ出力するためのバッファア
ンプ、109は入力映像信号を例えば動画像符号化する
回路、例えばITU−TSの勧告H.261において符
号化する画像符号化回路、107は装置全体を制御する
システムコントローラ、110はシステムコントローラ
107と外部装置を接続するためのインターフェース回
路、111はインターフェース回路110に接続された
コネクタである。なお、システムコントローラ107
は、CPU,ROM、RAM等により構成され、CPU
は、ROMにプリセットされたプログラムに従って、R
AMをワークエリアとして利用して、フレームレート変
換回路101,104におけるフレーム抽出率の設定等
の各種制御を行う。
【0039】図2は、図1におけるフレームレート変換
回路101,104の詳細な構成を示すブロック図であ
る。図2において、点線内が図1におけるフレームレー
ト変換回路101,104を示している。201は映像
信号入力端子100,103に接続されたバッファアン
プ、202はバッファアンプ201の出力側に接続され
入力映像信号の直流成分を再生するクランプ回路、20
3はクランプ回路202の出力側に接続され、標本化の
際の折り返し信号を除去するためのローパスフィルタ、
204はローパスフィルタ203の出力側に接続され、
アナログ映像信号をデジタル信号に変換するA/D変換
器である。
【0040】212は入力側がA/D変換器204に、
出力側がD/A変換器213にそれぞれ接続され、デジ
タル化された映像信号を蓄積するためのビデオRAM、
214はD/A変換器213の出力側に接続されたロー
パスフィルタ、215はローパスフィルタ214の出力
側を映像信号多重化装置106に送出するためのバッフ
ァアンプ、205はバッファアンプ201の出力側に接
続され、入力映像信号の同期信号成分を分離する同期分
離回路、206は書込制御回路207用のオシレータで
ある。
【0041】207は同期分離回路205により分離さ
れた同期信号を基準信号としてビデオRAM212への
書込信号を生成する書込制御回路、208は同期分離回
路205により分離された同期信号を入力信号とし、シ
ステムコントローラ107からの制御信号(a0,a
1)により設定された周期でビデオRAM212への書
込みゲート信号(タイミング信号)を生成する書込タイ
ミング信号発生回路、209は書込制御回路207によ
り生成されたビデオRAM212への書込信号を書込タ
イミング信号発生回路208により生成されたゲート信
号により制御するANDゲート、211は同期分離回路
205により分離された同期信号を基準信号として、ビ
デオRAM212からの読出信号を生成する読出制御回
路、210は読出制御回路211用のオシレータであ
る。
【0042】次に、本映像信号多重化装置の全体動作を
説明すると、図1において、映像信号入力端子100,
103を介して入力されたコンポジット映像信号は、予
めシステムコントローラ107によりフレームレート変
換回路101,104内に設定されているフレーム抽出
率(フレームレート変換率)に従って、それぞれフレー
ムレート変換回路101,104により見かけ上のフレ
ームレートが低減される。
【0043】詳細は後述するが、フレームレート変換回
路101,104は、内部にビデオRAMを利用した映
像信号の遅延回路を有しており、当該ビデオRAMから
の読出しは原信号と同じフレームレートで行うが、書込
みを原信号の2フレームに一度、あるいは3フレームも
しくは4フレームに一度行うことにより、見かけ上のフ
レームレートを1/2、あるいは1/3もしくは1/4
に低減する。換言すれば、入力された各フレームの映像
信号の全てを映像信号多重化装置106に送出すること
なく、1/2、あるいは1/3もしくは1/4の一定間
隔で抽出したフレームの映像信号だけを多重化用の映像
信号して出力する。
【0044】映像信号入力端子100,103を介して
入力され、上記のようにして見かけ上のフレームレート
が低減されたコンポジット映像信号は、映像信号多重化
回路106により多重化され、バッファアンプ108お
よびコネクタ109を経由して外部装置へと送出され
る。
【0045】また、映像信号入力端子100,103を
介して入力されたコンポジット映像信号は、それぞれ動
き検出回路102,105にも入力され、それぞれの映
像信号の動き量mv1,mv2が計測され、システムコ
ントローラ107に通知される。動き検出回路に関して
は説明は省くが、フレーム間相関等の公知に技術によ
る。システムコントローラ107は、動き検出回路10
2,105で計測された各映像信号の動き量mv1,m
v2の値を調べ、それぞれの値を予め設定されている境
界値と比較することにより動作中もダイナミックにフレ
ームレート変換回路101,105におけるフレーム抽
出率(フレームレート変換率)を変更する。
【0046】また、システムコントローラ107は、フ
レームレート変換回路101,104の現在の抽出率、
あるいは動き検出回路102、105で計測されたそれ
ぞれの映像信号の動き量mv1,mv2の値を、外部イ
ンターフェース回路110およびコネクタ111を経由
してコンピュータ装置やコーデック等の外部装置に送出
する。この際、もし他のテレビ会議端末等の外部装置か
らの命令があれば、フレームレート変換回路101,1
04のそれぞれのフレーム抽出率を命令により指定され
た値に設定する。
【0047】次に、フレーム抽出率の設定動作を図4の
フローチャートに従って説明する。なお、後述するC1
0、C11、C12、C13、C14、およびC20、
C21、C22、C23、C24は、プログラム上に予
め設定されている動き量を示す定数であり、値が大きい
ほど動きが大きいことを示しており、C10<C11<
C12<C13<C14、およびC20<C21<C2
2<C23<C24となっている。
【0048】システムコントローラ107は、フレーム
抽出率設定用の制御信号a0,a1に、それぞれM、N
(M、Nは“0”、または“1”)を初期設定する(ス
テップS1)。そして、動き検出回路102,105に
より検出された映像信号の動き量mv1,mv2を読出
し(ステップS2)、映像信号の動き量mv1を設定値
C10、C11、C12、C13と比較する(ステップ
S3)。
【0049】その結果、C10≦mv1<C11であれ
ば、フレームレート変換回路101のフレーム抽出率を
1/4にすべく、制御信号a0=1,a1=1とする
(ステップS4)。C11≦mv1<C12であれば、
フレームレート変換回路101のフレーム抽出率を1/
3にすべく、制御信号a0=0,a1=1とする(ステ
ップS5)。C12≦mv1<C13であれば、フレー
ムレート変換回路101のフレーム抽出率を1/2にす
べく、制御信号a0=1,a1=0とする(ステップS
6)。C13≦mv1<C14であれば、フレームレー
ト変換回路101のフレーム抽出率を1/1にすべく、
制御信号a0=0,a1=0とする(ステップS7)。
【0050】次に、映像信号の動き量mv2を設定値C
20、C21、C22、C23、C24と比較する(ス
テップS8)。
【0051】その結果、C20≦mv2<C21であれ
ば、フレームレート変換回路104のフレーム抽出率を
1/4にすべく、制御信号a0=1,a1=1とする
(ステップS9)。C21≦mv2<C22であれば、
フレームレート変換回路104のフレーム抽出率を1/
3にすべく、制御信号a0=0,a1=1とする(ステ
ップS10)。C22≦mv2<C23であれば、フレ
ームレート変換回路104のフレーム抽出率を1/2に
すべく、制御信号a0=1,a1=0とする(ステップ
S11)。C23≦mv2<C24であれば、フレーム
レート変換回路104のフレーム抽出率を1/1にすべ
く、制御信号a0=0,a1=0とする(ステップS1
2)。そして、ステップS2に戻り、同様のフレーム抽
出率設定処理を繰り返す。
【0052】以上の説明から明らかなように、映像信号
の動き量が少なければ少ないほど、小さなフレーム抽出
率を設定するようにしている。このように、動きが少な
い映像信号はフレーム抽出率を小さくすることにより、
画像符号化回路109に特殊な伝送モード或いは圧縮モ
ードを設けなくても、動きが少ない映像信号の多重化領
域において、コーデックにより発生する冗長な信号成分
を簡単に除去することが可能となる。
【0053】次にフレームレート変換回路の動作を説明
する。
【0054】図2において、映像信号入力端子100あ
るいは103より入力された映像信号はバッファ回路2
01を経由してクランプ回路202および同期分離回路
205へと導かれる。クランプ回路202を経由した映
像信号は折り返し除去フィルタ203により高周波成分
を取り除かれた後、A/D変換器204でデジタル信号
に変換されビデオRAM212に、後述する書込信号W
R2により書込まれる。
【0055】同期分離回路205においては、入力映像
信号から水平同期信号HDおよび垂直同期信号VDを抽
出して、書込制御回路207および読出制御回路211
へ供給する。垂直同期信号VDはゲート信号発生回路2
08へも供給される。書込制御回路207では同期分離
回路205より供給された水平同期信号HDおよび垂直
同期信号VDに位相同期した、ビデオRAM212への
書込みのための基本クロックWRを生成する。同様に、
読出制御回路211においても同期分離回路205より
供給された水平同期信号HDおよび垂直同期信号VDに
位相同期した、ビデオRAM212からの読出しのため
の基本クロックRDを生成する。
【0056】ゲート信号発生回路208においてはシス
テムコントローラ107により制御線a0およびa1の
それぞれの値の組み合わせにより設定されているフレー
ム抽出率に従って、ゲート信号WR.gateを生成す
る。ゲート信号WR.gateは書込制御回路207に
より生成された書込みのための基本クロックWRをON
/OFFするために使用される。ゲート信号発生回路2
08で生成されたゲート信号WR.gateと書込制御
回路207により生成された書込みのための基本クロッ
クWRはANDゲート209において論理積をとられた
後、ANDゲート209の出力が最終的な書込信号WR
2としてビデオRAM212へ供給される。
【0057】一方、ビデオRAM212からの読出しに
は、読出制御回路211により生成された読出しのため
の基本クロックRDがそのまま使用される。ビデオRA
M212より読出された映像信号はD/A変換器213
によって、アナログ信号に変換された後、ローパスフィ
ルタ214によって不要な高周波成分が除去されバッフ
ァ215を経由した後、後段のバッファアンプ108へ
と導かれる。
【0058】以上の様子を図3のタイミングチャートに
示す。なお、図3において、太線の右上がりハッチング
部分は、ビデオRAM212からの読出信号RDがアク
ティブな期間を示し、細線の右下がりハッチング部分
は、ビデオRAM212への書込みのための基本クロッ
クWRがアクティブな期間を示し、太線の右下がりハッ
チング部分は、ビデオRAM212への書込信号WR2
がアクティブな期間を示している。
【0059】図3において、信号VDおよびHDはそれ
ぞれ同期分離回路205により生成された垂直同期信号
および水平同期信号である。信号ODD/EVENはブ
ロック図には明示されていないが、前記の垂直同期信号
VDおよび水平同期信号HDより書込タイミング信号発
生回路208の内部において生成された入力映像信号の
フィールド判別信号である。信号ODD/EVENが
“1”の場合は奇数フィールドを、“0”の場合は偶数
フィールドを示す。信号WR.gateは、システムコ
ントローラ107より供給されるフレーム抽出率設定の
ための制御信号a0およびa1のそれぞれの値の組み合
わせにより、図3に示したようなパルスを生成する。パ
ルス生成のための回路は公知技術により容易に実現でき
るので説明はしていない。図3において信号WR.ga
teが“1”の期間のみビデオRAM212への書込信
号WR2が供給される。
【0060】従って、図3に示したようにa0=0かつ
a1=0の場合には、ビデオRAM212へ書込まれる
映像信号と、ビデオRAM212より読出される映像信
号のフレームレートは等しくなり、フレーム抽出率は1
/1となる。a0=1かつa1=0の場合には、ビデオ
RAM212へ書込まれる映像信号は、ビデオRAM2
12より読出される映像信号のフレームレートの1/2
となり、フレーム抽出率は1/2となって見かけ上のフ
レームレートが低減される。同様に、a0=0かつa1
=1の場合には、ビデオRAM212へ書込まれる映像
信号は、ビデオRAM212より読出される映像信号の
フレームレートの1/3(フレーム抽出率は1/3)と
なり、a0=1かつa1=1の場合には、ビデオRAM
212へ書込まれる映像信号は、ビデオRAM212よ
り読出される映像信号のフレームレートの1/4(フレ
ーム抽出率は1/4)となる。
【0061】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、例えば、2入力の映像信号多重化装置に限ら
ず、3入力以上の映像信号多重化装置に関しても本発明
を適用できるのは言うまでもない。また、フレームレー
ト変換部に関しても、その信号形態は、RGBのディス
クリート信号であっても良いし、輝度および色差信号の
形態であってもよい。さらに、フレームレート変換部に
おけるフレーム抽出率は、以上の説明に記載された範囲
に限定される必要はない。
【0062】また、フレームレート変換回路、動き検出
回路は、各映像信号入力端子毎に設けることなく、例え
ば、動きの多い動画像、動きの少ない動画像、静止画像
等が各々入力されることが予め判っているような場合に
は、動きの多い動画像用の映像信号入力端子に対しては
フレームレート変換回路、動き検出回路を設けず、動き
の少ない動画像、静止画像用の映像信号入力端子に対し
てのみフレームレート変換回路、動き検出回路を設ける
ことも可能である。
【0063】さらに、動き検出回路により検出された映
像信号の動き量に応じてフレーム抽出率(フレームレー
ト)を設定することなく、例えばフレーム抽出率を設定
するためのキースイッチ等の入力手段を設け、この入力
手段により、ユーザが例えば重要でないと判断した映像
信号については、フレーム抽出率を小さく設定するよう
にしてもよい。また、上記実施例では、映像信号の動き
量に応じてフレーム抽出率を設定したが、本発明はこれ
に限らず、映像信号のエントロピー、例えば高周波成分
の量に応じてフレーム抽出率を設定するようにしてもよ
い。或いは画像サイズに応じてフレーム抽出率を設定し
てもよい。要は、映像信号の情報量に応じてフレーム抽
出率を変えればよい。
【0064】また、特に、インターレース走査ではな
く、順次走査された映像信号の場合等には、フレームレ
ート変換部の代わりにフィールドレート変換回路を設け
ることも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の入力映像信号を多重化する手段を有する映像処理
装置において、少なくともフレームレート、またはフィ
ールドレートを低減するためのフレームレート変換手
段、またはフィールドレート変換手段を設けることによ
り、多重化後の映像信号を圧縮伝送する際に発生する冗
長な信号成分を簡単に除去できる。特に、低ビットレー
トの伝送回線を使用するテレビ会議あるいは監視システ
ムの入力装置として本装置を適用した場合には伝送画像
の画質の大幅な向上が見込める。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による映像処理装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】フレームレート変換回路の構成を示すブロック
図である。
【図3】フレームレート変換回路の動作を示すタイムチ
ャートである。
【図4】フレームレート変換率(フレーム抽出率)の設
定動作を示すフローチャートであるである。
【図5】入力映像信号および出力映像信号の例を示す図
である。
【符号の説明】
100,103…映像信号入力端子 101,104…フレームレート変換回路 102,105…動き検出回路 106…映像信号多重化回路 107…システムコントローラ 109…画像符号化回路 110…外部インターフェース 205…同期分離回路 207…書込制御回路 208…書込タイミング信号発生回路 209…ANDゲート 212…ビデオRAM

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の映像信号入力手段と、当該映像信
    号入力手段から入力された複数の映像信号を多重化する
    映像信号多重化手段とを有する映像処理装置であって、 前記映像信号入力手段から入力された映像信号のフレー
    ムレートを変換するフレームレート変換手段、 を有することを特徴とする映像処理装置。
  2. 【請求項2】 複数の映像信号入力手段と、当該映像信
    号入力手段から入力された複数の映像信号を多重化する
    映像信号多重化手段とを有する映像処理装置であって、 前記映像信号入力手段から入力された各フレームの映像
    信号の中から一定間隔で抽出したフレームの映像信号を
    前記映像信号多重化手段に供給することによりフレーム
    レートを変換するフレームレート変換手段と、 該フレームレート変換手段に対してフレーム抽出率を設
    定する設定手段と、 を有することを特徴とする映像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記フレームレート変換手段は、前記複
    数の映像信号入力手段毎に設けられたことを特徴とする
    請求項1、または請求項2記載の映像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、前記複数の映像信号入
    力手段毎に設けられたことを特徴とする請求項2記載の
    映像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、映像の動き量を検出す
    る動き検出手段を有し、該動き検出手段により検出され
    た映像の動き量に応じてフレーム抽出率を設定すること
    を特徴とする請求項2記載の映像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、外部装置からの命令に
    より指定されたフレーム抽出率を設定することを特徴と
    する請求項2記載の映像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段は、フレーム抽出率を入力
    する入力手段を有し、該入力手段により入力されたフレ
    ーム抽出率を設定することを特徴とする請求項2記載の
    映像処理装置。
  8. 【請求項8】 複数の映像信号入力手段と、当該映像信
    号入力手段から入力された複数の映像信号を多重化する
    映像信号多重化手段とを有する映像処理装置であって、 前記映像信号入力手段から入力された映像信号のフィー
    ルドレートを変換するフィールドレート変換手段、 を有することを特徴とする映像処理装置。
  9. 【請求項9】 複数の映像信号入力手段と、当該映像信
    号入力手段から入力された複数の映像信号を多重化する
    映像信号多重化手段とを有する映像処理装置であって、 前記映像信号入力手段から入力された各フィールドの映
    像信号の中から一定間隔で抽出したフィールドの映像信
    号を前記映像信号多重化手段に供給することによりフィ
    ールドレートを変換するフィールドレート変換手段と、 該フィールドレート変換手段に対してフィールド抽出率
    を設定する設定手段と、 を有することを特徴とする映像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記フィールドレート変換手段は、前
    記複数の映像信号入力手段毎に設けられたことを特徴と
    する請求項8、または請求項9記載の映像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記設定手段は、前記複数の映像信号
    入力手段毎に設けられたことを特徴とする請求項9記載
    の映像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記設定手段は、映像の動き量を検出
    する動き検出手段を有し、該動き検出手段により検出さ
    れた映像の動き量に応じてフィールド抽出率を設定する
    ことを特徴とする請求項9記載の映像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記設定手段は、外部装置からの命令
    により指定されたフィールド抽出率を設定することを特
    徴とする請求項9記載の映像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記設定手段は、フィールド抽出率を
    入力する入力手段を有し、該入力手段により入力された
    フィールド抽出率を設定することを特徴とする請求項9
    記載の映像処理装置。
JP15428094A 1994-06-13 1994-06-13 映像処理装置 Pending JPH07336651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15428094A JPH07336651A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 映像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15428094A JPH07336651A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 映像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07336651A true JPH07336651A (ja) 1995-12-22

Family

ID=15580710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15428094A Pending JPH07336651A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 映像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07336651A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6573908B1 (en) * 1999-11-09 2003-06-03 Korea Firstec Co., Ltd. Method and system for providing object information within frames of moving image data
US7386174B2 (en) 1996-08-26 2008-06-10 Canon Kabushiki Kaisha Image transmission apparatus and method therefor
JP2011004343A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 時空間ダウンサンプリング処理装置、時空間アップサンプリング処理装置、符号化装置、復号装置及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7386174B2 (en) 1996-08-26 2008-06-10 Canon Kabushiki Kaisha Image transmission apparatus and method therefor
US6573908B1 (en) * 1999-11-09 2003-06-03 Korea Firstec Co., Ltd. Method and system for providing object information within frames of moving image data
JP2011004343A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 時空間ダウンサンプリング処理装置、時空間アップサンプリング処理装置、符号化装置、復号装置及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6188725B1 (en) Interlaced video signal encoding and decoding method, by conversion of selected fields to progressive scan frames which function as reference frames for predictive encoding
JPH03132277A (ja) 高品位テレビ受像機用フレーム周波数およびライン数の変換装置
JPH03165190A (ja) 動き情報を動き情報信号に変換する装置
JPH07336651A (ja) 映像処理装置
US6430221B1 (en) Transmitter, receiver, transmitting method and receiving method
JPH11239347A (ja) 画像データ符号化装置及び画像データ符号化方法
JPH09135446A (ja) Mpeg用ビデオデコーダ
JPH02501524A (ja) ビデオコンポーネントを処理する回路
JP3666902B2 (ja) マルチ画像伝送装置
JPH09247667A (ja) 動画像符号化装置および動画像復号化装置
JP4038768B2 (ja) 画像圧縮装置
JP3147669B2 (ja) 画像圧縮符号化装置
JPH1066062A (ja) 多画面表示システム
KR200196610Y1 (ko) 영상 신호 처리를 위한 프레임 분석장치
JP2000092512A (ja) 映像信号符号化装置、映像信号復号装置および映像信号変換装置
JPH0923436A (ja) 動画像圧縮方法及び画像通信装置
JPH06178149A (ja) 映像復号化装置
JP3106730B2 (ja) 高能率符号化装置
JP2648382B2 (ja) 静止画像再生装置
JP2774286B2 (ja) ディジタル画像信号処理における同期信号の多重方法
JPH08223582A (ja) 圧縮画像データ選択システムおよび画像処理システム
JP2001268557A (ja) ビデオ信号の処理装置および処理方法
JPH03196770A (ja) ライン間引き画像の復号装置
JP2000244912A (ja) 画像符号化装置及び画像復号化装置
KR20010064208A (ko) 영상 신호 처리를 위한 프레임 분석장치 및 그 방법