JPH09247667A - 動画像符号化装置および動画像復号化装置 - Google Patents

動画像符号化装置および動画像復号化装置

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JPH09247667A
JPH09247667A JP4730696A JP4730696A JPH09247667A JP H09247667 A JPH09247667 A JP H09247667A JP 4730696 A JP4730696 A JP 4730696A JP 4730696 A JP4730696 A JP 4730696A JP H09247667 A JPH09247667 A JP H09247667A
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JP
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hdtv
memory
video signal
digital
input
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JP4730696A
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Inventor
Koichi Kawaguchi
孔一 川口
Hiromoto Katayama
浩誠 片山
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の動画像符号化装置および動画像復号
化装置は、多チャンネルの現行テレビジョン方式の高能
率符号化と、高精細度テレビジョン方式の高能率符号化
とを一つの符号化回路および復号化回路にて行い、簡易
な構成にて両テレビジョン方式を符号化および復号化可
能とすることを目的とする。 【解決手段】 NTSC変換I109は、NTSC入力
切り替え106にて三つの入力を切り替え、NTSC入
力デジタル処理107にてデータ処理し、NTSC入力
メモリ108にデジタルデータを一時蓄える。そしてN
TSC変換II110、NTSC変換III111、NTS
C変換IV112と共に、切り替えスイッチ126、12
7にて、HDTV変換I125と切り替えてHDTVメ
モリII113に接続しデジタルデータが記憶され、MP
@HL14エンコーダ114にて、MPEGビットスト
リームに符号化され、MPEGビットストリーム出力1
15から出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現行テレビジョン
方式(NTSC方式、PAL方式、SECAM方式)お
よび高精細度テレビジョン方式(HDTV(High Defini
tion Television)方式)の動画像の映像信号を高能率符
号化によって符号化および復号化する信号処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、次世代のマルチメディアを目指
し、静止画および動画の映像信号や音声信号のデータ圧
縮を行う国際基準が国際電気通信連合(以降、ITUと
呼ぶ)や国際標準化機構(以降、ISOと呼ぶ)で審議
制定されている。
【0003】このため一つの伝送路で、従来1チャンネ
ルしか伝送できなかったものが、上記の機関が規格化し
た高能率符号化を用いることによって、複数の異なるチ
ャンネルを伝送できる多チャンネル化が図れるようにな
った。
【0004】例えば、特開平5−207460号公報に
て、複数の映像信号の入力に対して、高能率符号化した
後、多重化して伝送する多重化伝送装置が開示されてい
る。この装置を、図17を用いて説明する。
【0005】テレビジョンカメラ900、910は被写
体を撮影して映像信号として出力し、符号化回路90
1、911はこの映像信号を高能率符号化してデータ圧
縮を行い映像データとし、FIFO(First In First Ou
t)902、912はこの映像データにフレームの先頭を
示すヘッダーを付加して一時格納し、伝送路903、9
13は、この格納された映像データを一定の速度で次段
に送出する。多重化装置908は、上記の4つの入力デ
ータを一つのビットストリームに多重化する。
【0006】次に多重化装置908を順次説明する。F
IFO904、914は、伝送路903、913からの
映像データを一時格納する。フレーム先頭符号検出回路
905、915は、伝送路903、913からのビット
ストリームの中からフレーム先頭符号を検出し、制御回
路918にフレームの先頭タイミングを送出する。フレ
ーム先頭符号検出回路906、916は、FIFO90
4、914から読み出したデータからフレーム先頭符号
を検出し、制御回路918およびフレーム先頭符号除去
回路907、917にフレームの先頭タイミングを送出
する。フレーム先頭符号除去回路907、917は、F
IFO904、914から読み出したデータからフレー
ム先頭符号を除去して送出する。スイッチ919は、4
つの入力データを順次切り替えて一つのビットストリー
ムに多重化する。フレーム先頭符号付加回路920は、
4つのフレームデータ毎にフレーム先頭符号を付加す
る。スイッチ921は、フレーム先頭符号付加回路92
0の出力と、スイッチ919からのビットストリームと
を、さらに多重化する。制御回路918は、多重化装置
908全体のタイミングを制御する。以上の構成で送出
側を構成している。
【0007】伝送路922は、上記構成で多重化したビ
ットストリームを伝送する。
【0008】次に、受信部926の構成について説明す
る。FIFO923は、伝送路922からの映像データ
を一時蓄える。復号化回路924は、送出側で符号化し
た映像データをデコードして映像信号とし、表示装置9
25は、この映像信号を表示する。
【0009】以上のような構成にすることにより、複数
の映像信号および音声信号を多重化し、多重化装置に
は、符号化、復号化回路を設ける必要が無い装置が公開
されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
映像信号を高能率符号化によりデータ圧縮を行い一つの
ビットストリームに多重化する場合には、必要な数だけ
複数の符号化回路とこれを多重化処理する多重化装置が
必要となり、上記ような構成の場合、ハードウェアの規
模が多チャンネル化を図るほど大きくなるという問題点
があった。
【0011】そこで本発明は、多チャンネルの現行テレ
ビジョン方式の高能率符号化と、高精細度テレビジョン
方式の高能率符号化とを一つの符号化回路および復号化
回路にて構成し、ハードウェアの規模が小さく、簡易な
構成にて両テレビジョン方式を符号化および復号化する
ことが可能な動画像符号化装置および動画像復号化装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の動画像符号化装置は、N
TSC方式またはPAL方式またはSECAM方式のう
ちのいずれか1方式の現行テレビジョン方式の映像信号
を所定の形式のデジタル映像データに変換処理する複数
のSDTV(Standard Definition Television)入力処理
回路と、この複数のSDTV入力処理回路の出力に対応
して前記デジタル映像データを記憶する複数のSDTV
メモリと、この複数のSDTVメモリの内容を合成し
て、1画面の高精細度テレビジョン方式のデジタル映像
データとして記憶する合成HDTV(High Definition T
elevision)メモリと、この合成HDTVメモリの内容
を、MPEG2(Moving Picture Experts Group Phase
2)にて規定されたビットストリームに符号化して出力す
るMPEGエンコーダとを具備することを特徴とする。
【0013】本発明の請求項2に記載の動画像符号化装
置は、請求項1に記載の動画像符号化装置を構成する手
段に加えて、高精細度テレビジョン方式の映像信号を所
定の形式のデジタル映像データに変換処理するHDTV
入力処理回路と、このHDTV入力処理回路の出力を記
憶するHDTVメモリと、このHDTVメモリからの出
力と前記SDTVメモリからの出力とを切り替えて前記
合成HDTVメモリに記憶する切り替え手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項3に記載の動画像符号化装
置は、請求項1または請求項2に記載の動画像符号化装
置を構成する手段に加えて、前記合成HDTVメモリに
記憶された内容を、MPEG2にて規定されたビットス
トリームに変換する際、マクロブロックラインの途中で
スライス構造を変えて符号化した場合と、マクロブロッ
クラインを同一のスライス構造として符号化した場合と
で符号量を比較判定して、その判定結果に応じて前記マ
クロブロックラインの途中でスライス構造を変更するス
ライス変更手段を具備することを特徴とする。
【0015】本発明の請求項4に記載の動画像符号化装
置は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の
動画像符号化装置を構成する手段に加えて、NTSC方
式またはPAL方式またはSECAM方式のうちのいず
れか1方式の現行テレビジョン方式のデジタル映像信号
を入力するデジタル入力と、前記現行テレビジョン方式
のアナログ映像信号を入力するアナログ入力と、このア
ナログ入力から入力されたアナログ映像信号をデジタル
映像信号に変換するAD変換手段と、前記デジタル入力
からのデジタル映像信号と、前記AD変換手段からのデ
ジタル映像信号とを切り替えて、SDTV入力処理回路
に入力する切り替え手段とを具備することを特徴とす
る。
【0016】本発明の請求項5に記載の動画像復号化装
置は、MPEG2にて規定されたビットストリームを復
号化するMPEGデコーダと、このMPEGデコーダの
出力を1画面の高精細度テレビジョン方式のデジタル映
像データとして記憶する合成HDTVメモリと、この合
成HDTVメモリの内容を、NTSC方式またはPAL
方式またはSECAM方式のうちのいずれか1方式の現
行テレビジョン方式のデジタル映像データとして記憶す
る複数のSDTVメモリと、この複数のSDTVメモリ
に対応して、それぞれの内容を所定の方式の映像信号に
変換処理して出力する複数のSDTV出力処理回路とを
具備することを特徴とする。
【0017】本発明の請求項6に記載の動画像復号化装
置は、請求項5に記載の動画像復号化装置を構成する手
段に加えて、高精細度テレビジョン方式のデジタル映像
信号を記憶するHDTVメモリと、前記合成HDTVメ
モリの内容を、前記HDTVメモリと複数のSDTVメ
モリとに切り替えて出力する切り替え手段と、前記HD
TVメモリの内容を所定の方式の映像信号に変換処理し
て出力するHDTV出力処理回路とを具備することを特
徴とする。
【0018】本発明の請求項7に記載の動画像復号化装
置は、請求項5または請求項6に記載の動画像復号化装
置を構成する手段に加えて、NTSC方式またはPAL
方式またはSECAM方式のうちのいずれか1方式の現
行テレビジョン方式のデジタル映像信号を出力するデジ
タル出力と、前記SDTVメモリから読み出したデジタ
ル映像信号をアナログ映像信号に変換するDA変換手段
と、前記DA変換手段からのアナログ映像信号を出力す
るアナログ出力と、前記SDTVメモリの内容を、前記
デジタル出力とDA変換手段とに切り替えて出力する切
り替え手段とを具備することを特徴とする。
【0019】上記の構成によって、本発明の請求項1に
記載の動画像符号化装置は、複数の現行テレビジョン方
式の映像信号を高精細度テレビジョン方式の画像フォー
マットに変換して映像データを記憶し、高精細度テレビ
ジョン方式の符号化回路で複数の現行テレビジョン方式
の映像データを高能率符号化処理する。このため高精細
度テレビジョン方式のエンコーダ一つで構成される簡易
な回路構成でマルチチャンネル化が可能となる。
【0020】本発明の請求項2に記載の動画像符号化装
置は、高精細度テレビジョン方式の映像信号と現行テレ
ビジョン方式の映像信号とを切り替えて入力可能とした
ので、高精細度テレビジョン方式のエンコーダ一つで構
成される簡易な回路で両方式の映像信号入力に対応でき
る。
【0021】本発明の請求項3に記載の動画像符号化装
置は、複数の映像信号を符号化する際に、画面の切り替
え部分でスライスレイヤの符号量とブロックレイヤの符
号量の和を計数することにより、スライス構造を適応的
に切り替える。
【0022】本発明の請求項4に記載の動画像符号化装
置は、複数の形式の入力端子および入力処理回路を付加
することで異なる入力形式の映像信号であっも高能率符
号化の信号処理が可能になる。
【0023】本発明の請求項5に記載の動画像復号化装
置は、複数の現行テレビジョン方式の映像信号が高能率
符号化されたビットストリームを高精細度テレビジョン
信号の映像データとして記憶することにより、高精細度
テレビジョン方式の復号化回路で複数の現行テレビジョ
ン方式の映像データを高能率復号化処理する。このため
高精細度テレビジョン方式のデコーダ一つで構成される
簡易な回路構成でマルチチャンネル化が可能となる。
【0024】本発明の請求項6に記載の動画像復号化装
置は、高精細度テレビジョン方式の映像信号と現行テレ
ビジョン方式の映像信号とを切り替えて出力可能とした
ので、高精細度テレビジョン方式のデコーダ一つで構成
される簡易な回路で両方式の映像信号出力に対応でき
る。
【0025】本発明の請求項7に記載の動画像復号化装
置は、複数の形式の出力端子および出力処理回路を付加
することで異なる出力形式の映像信号であっも高能率復
号化の信号処理が可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の符号化装
置のブロック図を示し、図2は、復号化装置のブロック
図を示す。また図3、4は、符号化器の詳細な図を示
し、図5、6は、復号化器の詳細な図を示す。
【0027】まず図1にて、NTSC変換I109は、
次の構成を有する。NTSCカメラ100は、被写体を
NTSC方式で撮影して、映像信号をRGBで出力す
る。本実施の形態ではRGB出力となっているが、輝
度、色差のコンポーネント出力のカメラでもよい。
【0028】コンポジット入力端子101は、NTSC
コンポジット信号を入力する端子で、デジタル入力端子
102は、D1フォーマット等のデジタル信号を入力す
る端子である。NTSC入力マトリクス103は、NT
SC方式のRGB信号をMPEGで規定されているY、
Cr、Cbのコンポーネント信号に変換する。YC分離
回路104は、NTSC方式のコンポジット信号を同じ
くMPEGで規定されているY、Cr、Cbのコンポー
ネント信号に変換する。NTSC前処理105は、D1
フォーマットのデジタル入力を同じくMPEGで規定さ
れているY、Cr、Cbのコンポーネント信号に変換す
る。
【0029】NTSC入力切り替え106は、上記三つ
の入力を切り替え、NTSC入力デジタル処理107
は、入力されたデジタル信号から有効サンプルデータの
みを取り出し、NTSC入力メモリ(SDTVメモリに
相当)108は、有効データのみのデジタルデータを一
時蓄える。
【0030】本実施の形態では、上記構成の処理回路を
計四つ有し、これらをNTSC変換II110、NTSC
変換III111、NTSC変換IV112とそれぞれ記
す。
【0031】以上の説明は、NTSC方式の信号で説明
しているが、PAL方式またはSECAM方式の信号で
も同様の構成とする。
【0032】HDTVメモリII113は、高精細テレビ
ジョン方式の映像を記憶する。MP@HL14エンコー
ダ114は、高能率符号化の一つであるMPEG2(Mov
ingPicture Experts Group Phase2)のメインプロファイ
ル、ハイレベル1440(以降、MP@HL14と呼
ぶ)のカテゴリの画像サイズを符号化する。MPEGビ
ットストリーム出力115は、符号化したデジタルデー
タを出力する。
【0033】次にHDTV変換I125は、次の構成を
有する。HDTVカメラ116は、被写体を高精細度テ
レビジョン方式で撮影して、映像信号を出力する。本実
施の形態ではRGB出力となっているが、輝度、色差の
コンポーネント出力のカメラでもよい。
【0034】コンポーネント入力端子117は、HDT
V方式のコンポーネント信号を入力する端子で、デジタ
ル入力端子118は、D6フォーマットのデジタル信号
を入力する端子である。
【0035】HDTV入力マトリクス119は、HDT
V方式のRGB信号をMPEGで規定されているY、C
r、Cbのコンポーネント信号に変換する。輝度、色差
入力マトリクス120は、HDTV方式のコンポーネン
ト信号を同じくMPEGで規定されているY、Cr、C
bのコンポーネント信号に変換する。HDTV前処理1
21は、D6フォーマットのデジタル入力を同じくMP
EGで規定されているY、Cr、Cbのコンポーネント
信号に変換する。
【0036】HDTV入力切り替え122は、上記三つ
の入力を切り替える。HDTV入力デジタル処理123
は、入力されたHDTVデジタル信号から有効サンプル
データのみを取り出す。HDTV入力メモリI(HDT
Vメモリに相当)124は、有効データのみの映像デジ
タルデータを一時蓄える。
【0037】切り替えスイッチ126、127は、切り
替え信号の指示を受けて、NTSC変換とHDTV変換
とを切り替えてHDTVメモリII(合成HDTVメモリ
に相当)113に接続する。以上で本発明の符号化器を
構成する。
【0038】次に、図2を用いて本発明の復号化装置の
構成について説明する。MPEGビットストリーム入力
端子200は、高能率符号化の一つであるMPEG2で
符号化されたデジタルデータを入力する端子である。M
P@HL14デコーダ201は、符号化器でデータ圧縮
したデジタルデータをMPEG2のMP@HL14のカ
テゴリの画像サイズに復号する。HDTVメモリIII2
02は、復号したデジタルデータを一時記憶する。
【0039】切り替えスイッチ226、227は、切り
替え信号の指示を受けて、HDTVメモリIII202の
出力を、NTSC変換とHDTV変換とに切り替えて接
続する。
【0040】NTSC変換IX209は、次の構成を有す
る。NTSC出力メモリ203は、HDTVメモリIII
202からのデータから切り出したNTSC方式の画像
サイズのデータを一時蓄える。NTSC出力デジタル処
理204は、デジタル同期信号を付加する。NTSC出
力切り替え205は、出力する信号形式により出力先を
切り替える。
【0041】NTSCエンコード206は、Y、Cr、
Cbの信号からNTSC方式のコンポジット信号に変換
する。NTSC出力マトリクス207は、Y、Cr、C
bの信号から輝度、色差の信号に変換する。NTSC後
処理208は、D1フォーマットのデジタル信号に変換
する。コンポジット出力端子210は、NTSC方式の
コンポジット信号を出力する端子であり、S端子出力2
11は、輝度、色差信号を出力する。デジタル出力端子
212は、D1フォーマットのデジタルデータを出力す
る端子である。
【0042】本実施の形態では、上記構成の処理回路を
計四つ有し、これらをNTSC変換X213、NTSC
変換XI214、NTSC変換XII215とそれぞれ記
す。
【0043】以上は、NTSC方式の入力信号に対して
説明しているが、PAL方式またはSECAM方式の入
力信号でも同様の構成とする。
【0044】次にHDTV変換II222は、以下の構成
で高精細度テレビジョン信号の信号処理をする。HDT
VメモリIV216は、高精細テレビジョン方式のデジタ
ルデータを記憶する。HDTVデジタル処理217は、
符号化器で削除したデジタル同期信号を付加する。HD
TV出力切り替え218は、出力する信号形式により出
力先を切り替える。
【0045】RGBマトリクス219は、Y、Cr、C
bの信号からHDTV方式のRGB信号に変換する。輝
度、色差マトリクス220は、Y、Cr、Cbの信号か
ら輝度、色差のコンポーネント信号に変換する。HDT
V後処理221は、D6フォーマットの信号に変換す
る。
【0046】RGB出力端子223は、HDTV方式の
RGB信号を出力する端子である。コンポーネント出力
端子224は、輝度、色差のコンポーネント信号を出力
する端子である。デジタル出力端子225は、D6フォ
ーマットのデジタルデータを出力する端子である。
【0047】次に、NTSC用符号化器の実施の形態に
ついて図3を用いて詳細に説明する。ここでは図1と同
じ機能のブロックには同一の番号を付して説明を省き、
異なる番号の機能ブロックについてのみ説明する。
【0048】AD変換器I300は、アナログ映像信号
の輝度信号をデジタル輝度信号に変換し、AD変換器II
301は、アナログ映像信号の色差信号をデジタル色差
信号に変換する。Y信号有効データ抽出302は、デジ
タル輝度信号の中から有効サンプルデータのみを取り出
し、色差信号有効データ抽出303は、デジタル色差信
号の中から有効サンプルデータのみを取り出す。メモリ
コントロールI304は、上記のY信号有効データ抽出
302、色差信号有効データ抽出303とNTSC入力
メモリ108の各種、書き込み、読み出しタイミングを
制御する。
【0049】以上の処理により、NTSC信号が有効サ
ンプルデータのみのデジタルデータとして以降の高能率
符号化処理が行われる。
【0050】次に、HDTV用符号化器の実施の形態に
ついて図4を用いて詳細に説明する。ここでは図1と同
じ機能のブロックには同一の番号を付して説明を省き、
異なる番号の機能ブロックについてのみ説明する。
【0051】AD変換器I400は、アナログ映像信号
の輝度信号をデジタル輝度信号に変換し、AD変換器II
401は、アナログ映像信号の色差信号をデジタル色差
信号に変換する。Y信号有効データ抽出402は、デジ
タル輝度信号の中から有効サンプルデータのみを取り出
し、色差信号有効データ抽出403は、デジタル色差信
号の中から有効サンプルデータのみを取り出す。メモリ
コントロールI404は、上記のY信号有効データ抽出
402、色差信号有効データ抽出403とHDTV入力
メモリ124の各種書き込み、読み出しタイミングを制
御する。
【0052】以上の処理により、HDTV信号が有効サ
ンプルデータのみのデジタルデータとして以降の高能率
符号化処理が行われる。
【0053】次に、図5を用いてNTSC用復号化器を
詳細に説明する。ここでは図2と同じ機能のブロックに
は同一の番号を付して説明を省き、異なる番号の機能ブ
ロックについてのみ説明する。
【0054】Y信号データ付加500は、符号化器で削
除したデジタル同期信号を付加し、色差信号データ付加
501は、符号化器で削除したデジタル同期信号を付加
する。メモリコントロールIII502は、Y信号データ
付加500、色差信号データ付加501とNTSC出力
メモリ203の各種、書き込み、読み出しタイミングを
制御する。DA変換器I503は、デジタル輝度信号を
アナログの輝度信号に変換し、DA変換器II504は、
デジタル色差信号をアナログの色差信号に変換する。
【0055】次に、図6を用いてHDTV用復号化器を
詳細に説明する。ここでは図2と同じ機能のブロックに
は同一の番号を付して説明を省き、異なる番号の機能ブ
ロックについてのみ説明する。
【0056】Y信号データ付加600は、符号化器で削
除したデジタル同期信号を付加する。色差信号データ付
加601は、符号化器で削除したデジタル同期信号を付
加する。メモリコントロールIV602は、Y信号データ
付加600、色差信号データ付加601とHDTVメモ
リIV216の各種書き込み、読み出しタイミングを制御
する。DA変換器III603は、デジタル輝度信号をア
ナログの輝度信号に変換し、DA変換器IV604は、デ
ジタル色差信号をアナログの色差信号に変換する。
【0057】次に、図7から図12までを用いてNTS
C方式の画像サイズをHDTV方式の画像サイズに変換
する方法について説明する。
【0058】図7は、MPEG2で規定されているメイ
ンプロファイル、メインレベル(以降、MP@MLと記
す)の最大画像サイズである720*576の画像サイ
ズを、#0〜#3まで4つ配置することによって、画像
サイズ1440*1152のHDTV画像サイズとした
ときの、HDTVメモリII113の画面構成を示す。
【0059】画像サイズ1440*1152のHDTV
画像サイズは、MPEG2では、メインプロファイル、
ハイレベル1440(以降、MP@HL14と記す)の
最大画像サイズとして規定されているため、MP@HL
14のMPEGエンコーダおよびデコーダが1個づつあ
ればMP@MLの最大画像サイズ4つを符号化および復
号化できる。
【0060】図8は、MPEG2で規定されているMP
@MLの最大画像サイズである720*576の画像サ
イズよりも小さい画像サイズの一例である640*48
0を、#0〜#3まで4つ配列することにより、画像サ
イズ1280*960のHDTV画像サイズとしたとき
の、HDTVメモリII113の画面構成を示す。
【0061】画像サイズ1280*960のHDTV画
像サイズは、MP@HL14の最大画像サイズである1
440*1152よりも小さいため、MP@HL14の
MPEGエンコーダおよびデコーダが一つづつあれば上
記の画像サイズ4つを同様に符号化および復号化でき
る。
【0062】図9は、MPEG2で規定されているメイ
ンプロファイル、ロウレベル(以降、MP@LLと記
す)の最大画像サイズである352*288の画像サイ
ズを、#0〜#15まで図示のように16個配置するこ
とにより、画像サイズ1408*1152のHDTV画
像サイズとしたときの、HDTVメモリII113の画面
構成を示す。
【0063】画像サイズ1408*1152のHDTV
画像サイズは、MP@HL14の最大画像サイズとして
規定されている1440*1152の画像サイズよりも
小さいため、MP@HL14のMPEGエンコーダおよ
びデコーダが1個づつあればMP@LLの画像サイズ1
6個を符号化および復号化できる。
【0064】図10は、MPEG2で規定されているメ
インプロファイル、ロウレベル(MP@LL)の最大画
像サイズである352*288の画像サイズよりも小さ
い一例である340*240の画像サイズを、#0〜#
15まで図示のように16個配置することにより、画像
サイズ1360*960のHDTV画像サイズとしたと
きの、HDTVメモリII113の画面構成を示す。
【0065】画像サイズ1360*960のHDTV画
像サイズは、MPEG2では、MP@HL14の最大画
像サイズとして規定されている1440*1152の画
像サイズよりも小さいため、MP@HL14のMPEG
エンコーダおよびデコーダが1個づつあればMP@ML
の画像サイズ16個を符号化および復号化できる。
【0066】このように、MP@HL14の規定よりも
小さい画像サイズであればMP@MLやMP@LLの画
像を複数同時に一つのエンコーダで符号化し、また一つ
のデコーダで復号化することが可能になる。
【0067】上記の画像サイズは映像ビットストリーム
の中のシーケンスヘッダーに水平サイズと垂直サイズを
書き込み、挿入してある画像の個数をシーケンスエクス
テンションのエクステンションデータとして書き込むこ
とにより、容易に実現できる。
【0068】次に、図11と図12を用いてHDTV方
式の画像サイズについて説明する。図11は、MPEG
2のMP@HL14で規定されている最大画像サイズで
ある1440*1152の画像サイズであり、図12
は、MPEG2のメインプロファイル、ハイレベル(以
降、MP@HLと記す)で規定されている最大画像サイ
ズである1920*1152の画像サイズである。
【0069】上述の説明では、MP@HL14のエンコ
ーダおよびデコーダを用いた方法について述べたが、そ
れよりも大きな画像サイズをサポートしているMP@H
Lのエンコーダおよびデコーダであっても、同様に実現
できる。
【0070】以上説明してきたように、高精細度テレビ
ジョン方式のエンコーダ、デコーダを備えることで、現
行方式のテレビジョン信号を複数同時に処理することが
可能になる。
【0071】また、伝送容量が大きい場合は、NTSC
信号、HDTV信号を時分割多重化して送ることも可能
であるし、プログラムによってどちらか一方のみを符号
化することも可能である。
【0072】次に、エンコードする際のスライスの構造
について、図13から図16を用いて説明する。高能率
符号化の場合は、映像の空間的および時間軸の相関が強
いことを利用して符号化しているが、複数の映像データ
を同時に処理する本発明の場合は、画面の切り替え部分
でこの相関関係が損なわれ、符号量の増加が見込まれ
る。従って、MP@HL14エンコーダ114は、以下
に示す処理方法に従って符号量増加を最小限に押さえ
る。
【0073】図13は、720*576の画像サイズを
4つエンコードする際の例であるが、画像の相関が一番
無いのは図のAとB位置である。MPEG2では、垂直
位置のマクロブロック間にまたがらなければ、水平のマ
クロブロックラインで複数のスライス構造を有すること
ができるため、一番画像の相関が無い部分でスライス構
造を切り替える。従って、図13のBは、マクロブロッ
クラインの垂直位置が変わるためスライス構造がおのず
と切り替わるのでAについてのみ、スライス構造を切り
替えるか切り替えないかを判断すれば良いことになる。
【0074】図13は、Aでスライス構造が切り替わる
場合を示し、このスライス構造が切り替わる部分で映像
ビットストリームの中にスライスのヘッダーが付加され
る。
【0075】また高能率符号化に際し、フレーム間の相
関を利用していないイントラマクロブロックでは、離散
コサイン変換のDC係数が前のブロックとの差分値を利
用してエンコードしており、イントラマクロブロックの
AC係数と非イントラマクロブロックのDC係数および
AC係数とは、0ランとレベルの2次元可変長符号化さ
れる。このため、同じスライス構造の中にイントラマク
ロブロックが多い映像の時は、符号量が少なくなり有利
である。
【0076】例えば、フレーム内符号化であるI(Intra
frame)ピクチャの数が多い場合や、フレーム間予測ある
いはフレーム間双方向予測を使用しているP(Predictiv
e)ピクチャ、B(Bidirectional)ピクチャの中にイント
ラマクロブロックが多い場合に有利である。
【0077】図14は、720*576の画像サイズを
4つエンコードする際の例であるが、画像の相関が一番
無いのは図13と同じくAとBの位置である。
【0078】図14は、Aでスライス構造が変わらない
場合を示し、この部分で映像ビットストリームの中にス
ライスのヘッダーが付加されることは無い。イントラマ
クロブロックのDC係数は前のブロックとの差分値を利
用してエンコードしているので、同じスライス構造の中
にイントラマクロブロックが少ない映像の時は、その分
符号量が増えるが、スライスのヘッダーが付加されない
分有利である。
【0079】例えば、フレーム内符号化であるIピクチ
ャの数が少ない場合や、フレーム間予測あるいはフレー
ム間双方向予測を使用しているPピクチャ、Bピクチャ
の中にイントラマクロブロックが少ない場合に有利であ
る。
【0080】つまり、スライスレイヤのヘッダーと、ブ
ロックレイヤのデータのビット長およびデータの和が図
13と図14のスライス構成で符号量が少なくなる方を
選択すれば良いことになる。
【0081】ここにスライスレイヤのビットストリーム
の構造は、スライススタートコード(32ビット)、量
子化スケールコード(5ビット)、エクストラビットス
ライス(1ビット)であり、さらにイントラマクロブロ
ックの場合は、イントラスライスフラグ(1ビット)、
イントラスライス(1ビット)、リザーブビット(7ビ
ット)が付加される。すなわち非イントラマクロブロッ
クときは38ビット、イントラマクロブロックの時は4
7ビットとなる。
【0082】またメインプロファイルでは、4:2:0
の画像フォーマットのみをサポートしており、イントラ
マクロブロックのブロックレイヤのDC係数の構造は、
後続する輝度信号のDC係数データのビット長(2〜9
ビット)、輝度信号のDC係数のデータ(1〜10ビッ
ト)であり、これが4組あることになる。また、後続す
る色差信号のDC係数データのビット長(2〜10ビッ
ト)、色差信号のDC係数のデータ(1〜11ビット)
であり、これがCr、Cbの2組あることになる。
【0083】従って、スライス構造を切り替えた場合
と、切り替えない場合について、スライスレイヤのヘッ
ダーと、ブロックレイヤのデータのビット長およびデー
タとの和を比較し、符号量の少ないほうを選択すればよ
い。
【0084】また、エンコードする際に最も演算時間を
要するのは、動きベクトルの算出である。この演算時間
を短縮するために、限られた領域のみで動きベクトルを
算出する方法がある。複数チャンネルを同時にエンコー
ドする場合には、複数の映像それぞれが、相関関係が薄
いため、この方法が利用でき、入力画像サイズ毎に動き
ベクトルを演算する。
【0085】入力画像を図13、図14のような4分割
された構成にすることにより、720*576の画像サ
イズについて動きベクトルを演算するだけで済む。この
ため動きベクトルをサーチする範囲が全画像サイズであ
る1440*1152の4分の1の範囲の計算でよいの
で、演算する回数が最大で4分の1に削減できる。
【0086】図15は、352*288の画像サイズ1
6個をエンコードする際の例であるが、画像の相関が一
番無いのは図のC、D、E、F、G、Hの位置である。
MPEG2では、垂直のマクロブロック間にまたがらな
ければ、水平のマクロブロックラインで複数のスライス
構造を有することができるため、一番画像の相関が無い
部分でスライス構造を切り替える。従って、図15の
F、G、Hは、マクロブロックラインの垂直位置が変わ
るためスライス構造が切り替わるのでC、D、Eについ
てのみ、スライス構造を切り替えるか切り替えないかを
判断すれば良いことになる。
【0087】図15は、C、D、Eでスライス構造が切
り替わる場合を示し、このスライス構造が切り替わる部
分で映像ビットストリームの中にスライスのヘッダーが
付加される。イントラマクロブロックのDC係数は前の
ブロックとの差分値を利用してエンコードしているの
で、同じスライス構造の中にイントラマクロブロックが
多い映像の時は、符号量が少なくなり有利である。
【0088】例えば、フレーム内符号化であるIピクチ
ャの数が多い場合や、フレーム間予測あるいはフレーム
間双方向予測を使用しているPピクチャ、Bピクチャの
中にイントラマクロブロックが多い場合である。
【0089】図16は、352*288の画像サイズを
16個エンコードする際の例であるが、画像の相関が一
番無いのは図15と同じくC、D、E、F、G、Hの位
置である。
【0090】図16は、C、D、Eでスライス構造が変
わらない場合を示し、この部分で映像ビットストリーム
の中にスライスのヘッダーが付加されることは無い。イ
ントラマクロブロックのDC係数は前のブロックとの差
分値を利用してエンコードしているので、同じスライス
構造の中にイントラマクロブロックが少ない映像の時
は、その分符号量が増えるが、スライスのヘッダーが付
加されない分有利である。
【0091】例えば、フレーム内符号化であるIピクチ
ャの数が少ない場合や、フレーム間予測あるいはフレー
ム間双方向予測を使用しているPピクチャ、Bピクチャ
の中にイントラマクロブロックが少ない場合である。
【0092】つまり、スライスレイヤのヘッダーと、ブ
ロックレイヤのデータのビット長およびデータとの和が
図15と図16のスライス構成で符号量の少なくなる方
を選択すれば良い。
【0093】また、エンコードする際に最も演算時間を
要するのは、動きベクトルの算出である。しかし、入力
画像を図15、図16のような16分割された構成にす
ることにより、352*288の画像サイズについて動
きベクトルを演算するだけで済む。このため動きベクト
ルをサーチする範囲が全画像サイズである1440*1
152の16分の1の範囲の計算でよいので、演算する
回数が最大で16分の1に削減できる。このため、リア
ルタイム性が求められる装置の場合には、特に、有効な
方法となる。
【0094】次に他の実施の形態について、図7を用い
て説明する。上述の実施の形態では、図7のような画面
構成の場合、画像サイズは、映像ビットストリームの中
のシーケンスヘッダーに水平サイズと垂直サイズを書き
込み、挿入してある画像の個数をシーケンスエクステン
ションのエクステンションデータとして書き込むことに
より、実現する方法について述べた。しかし、カメラで
撮影する場合、収録前にあらかじめカメラの割り振りを
#0〜#3に分割するように指定しておけば、シーケン
スエクステンションのエクステンションデータに映像の
個数を書き込まなくても、すでに、指定されているの
で、映像ビットストリームの中のシーケンスヘッダーに
水平サイズと垂直サイズを書き込むだけで、デコーダ側
で自動的に画面位置を検出できるため、シーケンスエク
ステンションのエクステンションデータを省略すること
ができ、分割位置に合わせて符号化すればよい。
【0095】また、図9のような16分割の画面構成の
場合も、上記と同様な方法を適用することができる。
【0096】上述のようなシステムを構築することによ
って、複数チャンネルの現行テレビジョン方式の映像信
号を一つの高精細度テレビジョン方式の画像フォーマッ
トに変換し、高精細度テレビジョン方式の画像メモリに
蓄積するという簡易なデータ処理を行うことで、現行テ
レビジョン方式の映像信号であっても、高精細度テレビ
ジョン方式の信号として、高能率符号化の処理を行う。
このことによって、現行テレビジョン方式の多チャンネ
ル化による高能率符号化と高精細度テレビジョン方式の
高能率符号化とを一つの符号化回路および復号化回路で
構成できるため、ハードウェアの規模が小さく、簡易な
構成で両テレビジョン方式を符号化および復号化するこ
とが可能になる。
【0097】また、高能率符号化のアルゴリズムでは、
画面の切り替え部分で映像の空間的および時間軸の相関
関係が損なわれることによる符号量の増加に対し、上記
のような構成にして、スライス構造を適応的に切り替え
ることにより、符号量の増加を最小限におさえる。
【0098】さらに複数の入力端子、入力処理回路、出
力端子および出力処理回路を付加することで、異なる入
力形式の映像信号であっも高能率符号化の信号処理が可
能になる。
【0099】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の請求項1に
記載の動画像符号化装置では、複数の現行テレビジョン
方式の映像信号を高精細度テレビジョン方式の画像フォ
ーマットに変換して映像データを記憶し、高精細度テレ
ビジョン方式の符号化回路で複数の現行テレビジョン方
式の映像データを高能率符号化処理する。このため高精
細度テレビジョン方式のエンコーダ一つで構成される簡
易な回路構成でマルチチャンネル化が可能となり、ハー
ドウェアの規模を小さくすることができ、その効果は大
きい。
【0100】本発明の請求項2に記載の動画像符号化装
置では、高精細度テレビジョン方式の映像信号と現行テ
レビジョン方式の映像信号とを切り替えて入力可能とし
たので、高精細度テレビジョン方式のエンコーダ一つで
構成される簡易な回路で両方式の映像信号入力に対応で
き、ハードウェアの規模を小さくすることができる。
【0101】本発明の請求項3に記載の動画像符号化装
置では、複数の映像信号を符号化する際に、画面の切り
替え部分でスライスレイヤの符号量とブロックレイヤの
符号量の和を計算することにより、スライス構造を適応
的に切り替えるので、符号量の増加を最小限に押さえる
ことが可能になる。
【0102】本発明の請求項4に記載の動画像符号化装
置では、複数の形式の入力端子および入力処理回路を付
加することで異なる入力形式の映像信号であっも高能率
符号化の信号処理が可能になるため、さまざまな用途に
使用でき、その効果は大きい。
【0103】本発明の請求項5に記載の動画像復号化装
置では、複数の現行テレビジョン方式の映像信号が高能
率符号化されたビットストリームを高精細度テレビジョ
ン信号の映像データとして記憶することにより、高精細
度テレビジョン方式の復号化回路で複数の現行テレビジ
ョン方式の映像データを高能率復号化処理する。このた
め高精細度テレビジョン方式のデコーダ一つで構成され
る簡易な回路構成でマルチチャンネル化が可能となり、
ハードウェアの規模を小さくすることができ、その効果
は大きい。
【0104】本発明の請求項6に記載の動画像復号化装
置では、高精細度テレビジョン方式の映像信号と現行テ
レビジョン方式の映像信号とを切り替えて出力可能とし
たので、高精細度テレビジョン方式のデコーダ一つで構
成される簡易な回路で両方式の映像信号出力に対応で
き、ハードウェアの規模を小さくすることができる。
【0105】本発明の請求項7に記載の動画像復号化装
置では、複数の形式の出力端子および出力処理回路を付
加することで異なる出力形式の映像信号であっても高能
率復号化の信号処理が可能になるため、さまざまな用途
に使用でき、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の符号化装置のブロック図である。
【図2】本発明の復号化装置のブロック図である。
【図3】本発明のNTSC用符号化器のブロック図であ
る。
【図4】本発明のHDTV用符号化器のブロック図であ
る。
【図5】本発明のNTSC用復号化器のブロック図であ
る。
【図6】本発明のHDTV用復号化器のブロック図であ
る。
【図7】MP@MLの場合の画面構成を示す図である。
【図8】MP@MLで720*576より小さい場合の
画面構成を示す図である。
【図9】MP@LLの場合の画面構成を示す図である。
【図10】MP@LLで352*288より小さい場合
の画面構成を示す図である。
【図11】MP@HL14の場合の画面構成を示す図で
ある。
【図12】MP@HLの場合の画面構成を示す図であ
る。
【図13】MP@MLの場合のスライス構造の例を示す
図である。
【図14】MP@MLの場合のスライス構造の例を示す
図である。
【図15】MP@LLの場合のスライス構造の例を示す
図である。
【図16】MP@LLの場合のスライス構造の例を示す
図である。
【図17】従来の多重化伝送装置のブロック図である。
【符号の説明】
100 NTSCカメラ 101 コンポジット入力 102 デジタル入力 103 NTSC入力マトリクス 104 YC分離 105 NTSC前処理 106 NTSC入力切り替え 107 NTSC入力デジタル処理 108 NTSC入力メモリ 109 NTSC変換I 110 NTSC変換II 111 NTSC変換III 112 NTSC変換IV 113 HDTVメモリII 114 MP@HL14エンコーダ 115 MPEGビットストリーム出力 116 HDTVカメラ 117 コンポーネント入力 118 デジタル入力 119 HDTV入力マトリクス 120 輝度、色差入力マトリクス 121 HDTV前処理 122 HDTV入力切り替え 123 HDTV入力デジタル処理 124 HDTV入力メモリI 125 HDTV変換I 126 切り替えスイッチ 127 切り替えスイッチ 200 MPEGビットストリーム入力 201 MP@HL14デコーダ 202 HDTVメモリIII 203 NTSC出力メモリ 204 NTSC出力デジタル処理 205 NTSC出力切り替え 206 NTSCエンコード 207 NTSC出力マトリクス 208 NTSC後処理 209 NTSC変換IX 210 コンポジット出力 211 S端子出力 212 デジタル出力 213 NTSC変換X 214 NTSC変換XI 215 NTSC変換XII 216 HDTVメモリIV 217 HDTVデジタル処理 218 HDTV出力切り替え 219 RGBマトリクス 220 輝度、色差マトリクス 221 HDTV後処理 222 HDTV変換II 223 RGB 224 コンポーネント出力 225 デジタル出力 226 切り替えスイッチ 227 切り替えスイッチ 300 AD変換器I 301 AD変換器II 302 Y信号有効データ抽出 303 色差信号有効データ抽出 304 メモリコントロールI 400 AD変換器III 401 AD変換器IV 402 Y信号有効データ抽出 403 色差信号有効データ抽出 404 メモリコントロールII 500 Y信号データ付加 501 色差信号データ付加 502 メモリコントロールIII 503 DA変換器I 504 DA変換器II 600 Y信号データ付加 601 色差信号データ付加 602 メモリコントロールIV 603 DA変換器III 604 DA変換器IV 900 カメラ 901 符号化回路 902 FIFO 903 伝送路 904 FIFO 905 フレーム先頭符号検出回路 906 フレーム先頭符号検出回路 907 除去回路 910 カメラ 911 符号化回路 912 FIFO 913 伝送路 914 FIFO 915 フレーム先頭符号検出回路 916 フレーム先頭符号検出回路 917 除去回路 918 制御回路 919 スイッチ1 920 フレーム先頭符号付加回路 921 スイッチ2 922 伝送路 923 FIFO 924 復号化回路 925 表示装置 926 受信部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NTSC方式またはPAL方式またはS
    ECAM方式のうちのいずれか1方式の現行テレビジョ
    ン方式の映像信号を所定の形式のデジタル映像データに
    変換処理する複数のSDTV入力処理回路と、 この複数のSDTV入力処理回路の出力に対応して前記
    デジタル映像データを記憶する複数のSDTVメモリ
    と、 この複数のSDTVメモリの内容を合成して、1画面の
    高精細度テレビジョン方式のデジタル映像データとして
    記憶する合成HDTVメモリと、 この合成HDTVメモリの内容を、MPEG2にて規定
    されたビットストリームに符号化して出力するMPEG
    エンコーダとを具備することを特徴とする動画像符号化
    装置。
  2. 【請求項2】 高精細度テレビジョン方式の映像信号を
    所定の形式のデジタル映像データに変換処理するHDT
    V入力処理回路と、 このHDTV入力処理回路の出力を記憶するHDTVメ
    モリと、 このHDTVメモリからの出力と前記SDTVメモリか
    らの出力とを切り替えて前記合成HDTVメモリに記憶
    する切り替え手段とを具備することを特徴とする請求項
    1に記載の動画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記合成HDTVメモリに記憶された内
    容を、MPEG2にて規定されたビットストリームに変
    換する際、マクロブロックラインの途中でスライス構造
    を変えて符号化した場合と、マクロブロックラインを同
    一のスライス構造として符号化した場合とで符号量を比
    較判定して、その判定結果に応じて前記マクロブロック
    ラインの途中でスライス構造を変更するスライス変更手
    段を具備することを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の動画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 NTSC方式またはPAL方式またはS
    ECAM方式のうちのいずれか1方式の現行テレビジョ
    ン方式のデジタル映像信号を入力するデジタル入力と、 前記現行テレビジョン方式のアナログ映像信号を入力す
    るアナログ入力と、 このアナログ入力から入力されたアナログ映像信号をデ
    ジタル映像信号に変換するAD変換手段と、 前記デジタル入力からのデジタル映像信号と、前記AD
    変換手段からのデジタル映像信号とを切り替えて、SD
    TV入力処理回路に入力する切り替え手段とを具備する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1
    項に記載の動画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 MPEG2にて規定されたビットストリ
    ームを復号化するMPEGデコーダと、 このMPEGデコーダの出力を1画面の高精細度テレビ
    ジョン方式のデジタル映像データとして記憶する合成H
    DTVメモリと、 この合成HDTVメモリの内容を、NTSC方式または
    PAL方式またはSECAM方式のうちのいずれか1方
    式の現行テレビジョン方式のデジタル映像データとして
    記憶する複数のSDTVメモリと、 この複数のSDTVメモリに対応して、それぞれの内容
    を所定の方式の映像信号に変換処理して出力する複数の
    SDTV出力処理回路とを具備することを特徴とする動
    画像復号化装置。
  6. 【請求項6】 高精細度テレビジョン方式のデジタル映
    像信号を記憶するHDTVメモリと、 前記合成HDTVメモリの内容を、前記HDTVメモリ
    と複数のSDTVメモリとに切り替えて出力する切り替
    え手段と、 前記HDTVメモリの内容を所定の方式の映像信号に変
    換処理して出力するHDTV出力処理回路とを具備する
    ことを特徴とする請求項5に記載の動画像復号化装置。
  7. 【請求項7】 NTSC方式またはPAL方式またはS
    ECAM方式のうちのいずれか1方式の現行テレビジョ
    ン方式のデジタル映像信号を出力するデジタル出力と、 前記SDTVメモリから読み出したデジタル映像信号を
    アナログ映像信号に変換するDA変換手段と、 前記DA変換手段からのアナログ映像信号を出力するア
    ナログ出力と、 前記SDTVメモリの内容を、前記デジタル出力とDA
    変換手段とに切り替えて出力する切り替え手段とを具備
    することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の
    動画像復号化装置。
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