JPH07336332A - ダイバーシチ合成方式 - Google Patents
ダイバーシチ合成方式Info
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- JPH07336332A JPH07336332A JP6127232A JP12723294A JPH07336332A JP H07336332 A JPH07336332 A JP H07336332A JP 6127232 A JP6127232 A JP 6127232A JP 12723294 A JP12723294 A JP 12723294A JP H07336332 A JPH07336332 A JP H07336332A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】差動符号化されたM相PSK信号に対して多重
遅延検波とNrEC(Nonredundant Error Correction
)を行う方式においてダイバーシチ受信を行う場合
に、受信強度情報を用いて復号前にタイミングブランチ
の選択/合成を行って特性を改善することを目的とす
る。 【構成】差動符号化したM相PSK信号からなる受信波
に対して、多重遅延検波回路13,14をダイバーシチ
ブランチに対応して設け、レベル比較回路15で各ダイ
バーシチブランチの受信信号強度を比較して、ダイバー
シチ選択回路16で、受信信号強度の高いダイバーシチ
ブランチの多重遅延検波出力を選択し、NrEC処理部
17で、選択された多重遅延検波出力に対してNrEC
処理を行って復号データを得る。
遅延検波とNrEC(Nonredundant Error Correction
)を行う方式においてダイバーシチ受信を行う場合
に、受信強度情報を用いて復号前にタイミングブランチ
の選択/合成を行って特性を改善することを目的とす
る。 【構成】差動符号化したM相PSK信号からなる受信波
に対して、多重遅延検波回路13,14をダイバーシチ
ブランチに対応して設け、レベル比較回路15で各ダイ
バーシチブランチの受信信号強度を比較して、ダイバー
シチ選択回路16で、受信信号強度の高いダイバーシチ
ブランチの多重遅延検波出力を選択し、NrEC処理部
17で、選択された多重遅延検波出力に対してNrEC
処理を行って復号データを得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル自動車電話
や携帯電話で用いられる復調器に関し、特にフェージン
グ下での特性改善とスタティックでの特性改善とを実現
できる、ダイバーシチ合成方式に関するものである。
や携帯電話で用いられる復調器に関し、特にフェージン
グ下での特性改善とスタティックでの特性改善とを実現
できる、ダイバーシチ合成方式に関するものである。
【0002】差動符号化されたM相PSK(以下、MD
QPSKという)信号に対して、復調器で多重遅延検波
を行い、冗長度を有しない誤り訂正(Nonredundant Err
or Correction : NrEC)を行って復号することによ
って、復調装置の性能を向上する方式が検討されてい
る。
QPSKという)信号に対して、復調器で多重遅延検波
を行い、冗長度を有しない誤り訂正(Nonredundant Err
or Correction : NrEC)を行って復号することによ
って、復調装置の性能を向上する方式が検討されてい
る。
【0003】MDQPSKに対して多重遅延検波とNr
ECを行う場合に、フェージング下での特性を改善する
とともに、スタティックでの特性を改善できる、ダイバ
ーシチ合成方式が要求されている。
ECを行う場合に、フェージング下での特性を改善する
とともに、スタティックでの特性を改善できる、ダイバ
ーシチ合成方式が要求されている。
【0004】
【従来の技術】ディジタル移動通信において狭帯域信号
を伝送する場合、移動局が多重波で構成される電磁界中
を走行するために、一様フェージング(レイリーフェー
ジング)が発生するが、このレイリーフェージングによ
って受信波の振幅と位相がランダムに変動するので、伝
送品質が著しく劣化する。
を伝送する場合、移動局が多重波で構成される電磁界中
を走行するために、一様フェージング(レイリーフェー
ジング)が発生するが、このレイリーフェージングによ
って受信波の振幅と位相がランダムに変動するので、伝
送品質が著しく劣化する。
【0005】遅延検波方式は、同期検波方式と比較して
フェージングの影響が小さく、さらに検波後選択ダイバ
ーシチと組み合わせることによって、高速フェージング
下において優れた特性を示すことが知られている [参考
文献1] 。
フェージングの影響が小さく、さらに検波後選択ダイバ
ーシチと組み合わせることによって、高速フェージング
下において優れた特性を示すことが知られている [参考
文献1] 。
【0006】図10は、従来例(1) を示したものであっ
て、ベースバンド遅延検波とレベル比較検波後選択ダイ
バーシチとを組み合わせた方式の回路構成を示したもの
である。図中、101,102 はそれぞれ高周波(RF)信号
を処理してベースバンド信号を生成するRF回路、103,
104 はそれぞれベースバンド信号を遅延検波する遅延検
波回路、105,106 はそれぞれ遅延検波結果の符号を判定
する判定器、107 はRF回路101,102 における受信信号
強度指示器(Received Signal Strength Indicator:R
SSI)出力RSSI#1,RSSI#2の大きさを比
較するレベル比較回路、108 はレベル比較回路107 の比
較結果に基づいて判定器105,106 の判定結果を選択して
判定データとして出力するダイバーシチ選択回路であ
る。
て、ベースバンド遅延検波とレベル比較検波後選択ダイ
バーシチとを組み合わせた方式の回路構成を示したもの
である。図中、101,102 はそれぞれ高周波(RF)信号
を処理してベースバンド信号を生成するRF回路、103,
104 はそれぞれベースバンド信号を遅延検波する遅延検
波回路、105,106 はそれぞれ遅延検波結果の符号を判定
する判定器、107 はRF回路101,102 における受信信号
強度指示器(Received Signal Strength Indicator:R
SSI)出力RSSI#1,RSSI#2の大きさを比
較するレベル比較回路、108 はレベル比較回路107 の比
較結果に基づいて判定器105,106 の判定結果を選択して
判定データとして出力するダイバーシチ選択回路であ
る。
【0007】図10に示された従来の遅延検波ダイバー
シチ方式においては、両ダイバーシチブランチのRSS
Iの比較結果に基づいて、レベルが高い方のブランチの
判定出力を選択することによって、検波後選択ダイバー
シチを実現している。
シチ方式においては、両ダイバーシチブランチのRSS
Iの比較結果に基づいて、レベルが高い方のブランチの
判定出力を選択することによって、検波後選択ダイバー
シチを実現している。
【0008】図11は、従来例(2) を示したものであっ
て、ベースバンド遅延検波と位相尤度ダイバーシチとを
組み合わせた方式の回路構成を示したものである。図
中、図10におけると同じものを同じ番号で示し、109
は遅延検波回路103 と判定器105 との位相誤差を検出す
る位相誤差検出回路、110 は遅延検波回路104 と判定器
106 との位相誤差を検出する位相誤差検出回路、111 は
両位相誤差検出回路109,110 における位相誤差の大小を
比較する位相誤差比較回路である。
て、ベースバンド遅延検波と位相尤度ダイバーシチとを
組み合わせた方式の回路構成を示したものである。図
中、図10におけると同じものを同じ番号で示し、109
は遅延検波回路103 と判定器105 との位相誤差を検出す
る位相誤差検出回路、110 は遅延検波回路104 と判定器
106 との位相誤差を検出する位相誤差検出回路、111 は
両位相誤差検出回路109,110 における位相誤差の大小を
比較する位相誤差比較回路である。
【0009】図11に示された従来の遅延検波ダイバー
シチ方式においては、遅延検波した信号点と符号判定し
た信号点との位相誤差を両ブランチで検出し、位相誤差
が小さい方のブランチの判定出力を選択することによっ
て、検波後選択ダイバーシチを実現している。
シチ方式においては、遅延検波した信号点と符号判定し
た信号点との位相誤差を両ブランチで検出し、位相誤差
が小さい方のブランチの判定出力を選択することによっ
て、検波後選択ダイバーシチを実現している。
【0010】一方、NrEC方式は、1シンボル遅延に
よる遅延検波出力と、2シンボル以上の遅延による各遅
延検波出力とが、送信差動位相から生成される畳み込み
符号となる性質を利用して、パリティチェックやビタビ
復号を行って復調データを得ることによって、静特性の
改善を図る方式である [参考文献2,3,4,5] 。
よる遅延検波出力と、2シンボル以上の遅延による各遅
延検波出力とが、送信差動位相から生成される畳み込み
符号となる性質を利用して、パリティチェックやビタビ
復号を行って復調データを得ることによって、静特性の
改善を図る方式である [参考文献2,3,4,5] 。
【0011】図12は、従来例(3) を示したものであっ
て、多重遅延検波後にNrECを行う方式の回路構成を
示している。図中、121 は高周波(RF)信号を処理し
てベースバンド信号を生成するRF回路、122 はRF信
号を多重遅延検波する多重遅延検波回路、123 は多重遅
延検波結果に対してNrEC処理を行うNrEC処理回
路である。
て、多重遅延検波後にNrECを行う方式の回路構成を
示している。図中、121 は高周波(RF)信号を処理し
てベースバンド信号を生成するRF回路、122 はRF信
号を多重遅延検波する多重遅延検波回路、123 は多重遅
延検波結果に対してNrEC処理を行うNrEC処理回
路である。
【0012】図12に示された従来の方式においては、
入力信号を任意シンボル数多重遅延し、NrEC処理を
行って、復号データを得ることが示されている。
入力信号を任意シンボル数多重遅延し、NrEC処理を
行って、復号データを得ることが示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】遅延検波方式は、ダイ
バーシチ方式を適用することによって、フェージング下
において優れた特性を示すが、フェージングのない場合
のスタティックの特性は、同期検波の場合と比較して劣
っている。
バーシチ方式を適用することによって、フェージング下
において優れた特性を示すが、フェージングのない場合
のスタティックの特性は、同期検波の場合と比較して劣
っている。
【0014】またNrEC方式は、スタティックの状態
において特性を改善できるが、数シンボル遅延したシン
ボルによって遅延検波を行うので、高速レイリーフェー
ジングチャネルや、大きな周波数オフセットがある場合
には、特性が劣化するという問題がある。
において特性を改善できるが、数シンボル遅延したシン
ボルによって遅延検波を行うので、高速レイリーフェー
ジングチャネルや、大きな周波数オフセットがある場合
には、特性が劣化するという問題がある。
【0015】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、フェージング下において
は遅延検波後選択ダイバーシチ方式より良好な特性を示
すダイバーシチ合成方式、あるいはスタティックの状態
で位相尤度を用いる遅延検波後選択ダイバーシチ方式よ
り良好な特性を示すダイバーシチ合成方式を提供し、ま
た、フェージング下でもスタティックでも良好な特性を
示すダイバーシチ合成方式を提供することを目的として
いる。
決しようとするものであって、フェージング下において
は遅延検波後選択ダイバーシチ方式より良好な特性を示
すダイバーシチ合成方式、あるいはスタティックの状態
で位相尤度を用いる遅延検波後選択ダイバーシチ方式よ
り良好な特性を示すダイバーシチ合成方式を提供し、ま
た、フェージング下でもスタティックでも良好な特性を
示すダイバーシチ合成方式を提供することを目的として
いる。
【0016】
(1) 差動符号化したM相PSK信号に対して多重遅延検
波を行って復調したデータに対してNrEC処理を行っ
て復号する誤り訂正復号方式において、ダイバーシチ合
成を行う場合に、受信信号強度の高いダイバーシチブラ
ンチを選択して復号を行う。
波を行って復調したデータに対してNrEC処理を行っ
て復号する誤り訂正復号方式において、ダイバーシチ合
成を行う場合に、受信信号強度の高いダイバーシチブラ
ンチを選択して復号を行う。
【0017】(2) 差動符号化したM相PSK信号からな
る受信波に対して、ダイバーシチブランチに対応して設
けられた2つの多重遅延検波回路と、それぞれのダイバ
ーシチブランチの受信信号強度を比較するレベル比較回
路と、受信信号強度の高いダイバーシチブランチの多重
遅延検波出力を選択するダイバーシチ選択回路と、選択
された多重遅延検波出力に対してNrEC処理を行って
復号データを得るNrEC処理部とを備えて構成する。
る受信波に対して、ダイバーシチブランチに対応して設
けられた2つの多重遅延検波回路と、それぞれのダイバ
ーシチブランチの受信信号強度を比較するレベル比較回
路と、受信信号強度の高いダイバーシチブランチの多重
遅延検波出力を選択するダイバーシチ選択回路と、選択
された多重遅延検波出力に対してNrEC処理を行って
復号データを得るNrEC処理部とを備えて構成する。
【0018】(3) 差動符号化したM相PSK信号に対し
て多重遅延検波を行って復調したデータに対してビタビ
復号によるNrEC処理を行って復号する誤り訂正復号
方式において、ダイバーシチ合成を行う場合に、両ダイ
バーシチブランチのブランチメトリックを合成して復号
を行う。
て多重遅延検波を行って復調したデータに対してビタビ
復号によるNrEC処理を行って復号する誤り訂正復号
方式において、ダイバーシチ合成を行う場合に、両ダイ
バーシチブランチのブランチメトリックを合成して復号
を行う。
【0019】(4) 差動符号化したM相PSK信号からな
る受信波に対して、ダイバーシチブランチに対応して設
けられた2つの多重遅延検波回路と、各多重検波出力と
候補位相とによってブランチメトリックを生成する2つ
のブランチメトリック生成回路と、生成された両ブラン
チメトリックを合成する合成回路と、合成結果に対して
ビタビ復号によるNrEC処理を行って復号データを出
力するとともに、各ブランチメトリック生成回路に対し
て、候補位相を出力するビタビ復号回路とを備えて構成
する。
る受信波に対して、ダイバーシチブランチに対応して設
けられた2つの多重遅延検波回路と、各多重検波出力と
候補位相とによってブランチメトリックを生成する2つ
のブランチメトリック生成回路と、生成された両ブラン
チメトリックを合成する合成回路と、合成結果に対して
ビタビ復号によるNrEC処理を行って復号データを出
力するとともに、各ブランチメトリック生成回路に対し
て、候補位相を出力するビタビ復号回路とを備えて構成
する。
【0020】(5) 差動符号化したM相PSK信号に対し
て多重遅延検波を行って復調したデータに対してビタビ
復号によるNrEC処理を行って復号する誤り訂正復号
方式において、ダイバーシチ合成を行う場合に、両ダイ
バーシチブランチ間の受信信号強度差が大きいときは、
受信信号強度の高いダイバーシチブランチの出力を選択
して復号を行い、両ダイバーシチブランチ間の受信信号
強度差が小さいときは、両ダイバーシチブランチの出力
を合成して復号を行う。
て多重遅延検波を行って復調したデータに対してビタビ
復号によるNrEC処理を行って復号する誤り訂正復号
方式において、ダイバーシチ合成を行う場合に、両ダイ
バーシチブランチ間の受信信号強度差が大きいときは、
受信信号強度の高いダイバーシチブランチの出力を選択
して復号を行い、両ダイバーシチブランチ間の受信信号
強度差が小さいときは、両ダイバーシチブランチの出力
を合成して復号を行う。
【0021】(6) 差動符号化したM相PSK信号からな
る受信波に対して、ダイバーシチブランチに対応して設
けられた2つの多重遅延検波回路と、それぞれのダイバ
ーシチブランチの受信信号強度を比較するレベル比較回
路と、各多重検波出力と候補位相とによってブランチメ
トリックを生成する2つのブランチメトリック生成回路
と、生成された各ブランチメトリックに重み付けを行う
2つの乗算回路と、重み付けされたブランチメトリック
を合成する合成回路と、合成結果に対してビタビ復号に
よるNrEC処理を行って復号データを出力するととも
に、各ブランチメトリック生成回路に対して候補位相を
出力するビタビ復号回路とを備え、両ダイバーシチブラ
ンチの受信信号強度差が大きいときは、受信信号強度の
高いダイバーシチブランチのブランチメトリックを選択
して復号を行い、受信信号強度差が小さいときは、両ダ
イバーシチブランチのブランチメトリックを合成して復
号を行う。
る受信波に対して、ダイバーシチブランチに対応して設
けられた2つの多重遅延検波回路と、それぞれのダイバ
ーシチブランチの受信信号強度を比較するレベル比較回
路と、各多重検波出力と候補位相とによってブランチメ
トリックを生成する2つのブランチメトリック生成回路
と、生成された各ブランチメトリックに重み付けを行う
2つの乗算回路と、重み付けされたブランチメトリック
を合成する合成回路と、合成結果に対してビタビ復号に
よるNrEC処理を行って復号データを出力するととも
に、各ブランチメトリック生成回路に対して候補位相を
出力するビタビ復号回路とを備え、両ダイバーシチブラ
ンチの受信信号強度差が大きいときは、受信信号強度の
高いダイバーシチブランチのブランチメトリックを選択
して復号を行い、受信信号強度差が小さいときは、両ダ
イバーシチブランチのブランチメトリックを合成して復
号を行う。
【0022】
【作用】図1は、本発明の原理的構成(1) を示したもの
であって、(a) は送信側を示し、1は送信データを差動
符号化する差動符号化部、2は差動符号化された信号を
M相PSK変調するM相PSK変調器である。また(b)
は受信側を示し、11,12はそれぞれ高周波(RF)
信号を処理してベースバンド信号を生成するRF回路、
13, 14はそれぞれベースバンド信号を複数シンボル
遅延してそれぞれ遅延検波する多重遅延検波回路、15
はRF回路11,12におけるRSSI出力RSSI#
1,RSSI#2の大きさを比較するレベル比較回路、
16はレベル比較回路15の比較結果に基づいて多重遅
延検波回路13,14の多重遅延検波出力を選択して出
力するダイバーシチ選択回路、17は選択された多重遅
延検波出力をNrEC処理するNrEC処理部である。
であって、(a) は送信側を示し、1は送信データを差動
符号化する差動符号化部、2は差動符号化された信号を
M相PSK変調するM相PSK変調器である。また(b)
は受信側を示し、11,12はそれぞれ高周波(RF)
信号を処理してベースバンド信号を生成するRF回路、
13, 14はそれぞれベースバンド信号を複数シンボル
遅延してそれぞれ遅延検波する多重遅延検波回路、15
はRF回路11,12におけるRSSI出力RSSI#
1,RSSI#2の大きさを比較するレベル比較回路、
16はレベル比較回路15の比較結果に基づいて多重遅
延検波回路13,14の多重遅延検波出力を選択して出
力するダイバーシチ選択回路、17は選択された多重遅
延検波出力をNrEC処理するNrEC処理部である。
【0023】原理的構成(1) では、レベル比較回路15
で受信信号強度の高いダイバーシチブランチを求め、ダ
イバーシチ選択回路16で受信信号強度の高いダイバー
シチブランチの信号を選択する。この動作はシンボルタ
イミングごとに行う。NrEC処理部17は、選択した
ダイバーシチブランチの多重遅延検波出力をNrEC処
理して、復号データを出力する。
で受信信号強度の高いダイバーシチブランチを求め、ダ
イバーシチ選択回路16で受信信号強度の高いダイバー
シチブランチの信号を選択する。この動作はシンボルタ
イミングごとに行う。NrEC処理部17は、選択した
ダイバーシチブランチの多重遅延検波出力をNrEC処
理して、復号データを出力する。
【0024】この場合は、フェージングレベルをRSS
I情報として得ることによって、常にフェージングレベ
ルの高い方のダイバーシチブランチを選択して、選択さ
れたブランチの多重遅延検波出力について、NrECの
処理を行うようにしている。従って、フェージングレベ
ルが高いダイバーシチブランチを選択した場合には、フ
ェージング変動が緩やかなダイバーシチブランチが選択
されているので、NrECの効果が得られて、特性改善
が可能となる。
I情報として得ることによって、常にフェージングレベ
ルの高い方のダイバーシチブランチを選択して、選択さ
れたブランチの多重遅延検波出力について、NrECの
処理を行うようにしている。従って、フェージングレベ
ルが高いダイバーシチブランチを選択した場合には、フ
ェージング変動が緩やかなダイバーシチブランチが選択
されているので、NrECの効果が得られて、特性改善
が可能となる。
【0025】図2は、原理的構成(1) に基づく誤り率改
善効果を示したものである。図中、(A) はベースバンド
遅延検波とレベル比較検波後選択ダイバーシチとを組み
合わせた従来例(1) の場合の誤り率特性、(B) は多重ベ
ースバンド遅延検波とレベル比較検波後選択NrECと
を組み合わせた本発明の原理的構成(1) の場合の誤り率
特性を示し、フェージングチャネルについての、フェー
ジング周波数FD =80Hzの場合の、信号電力Eb /雑
音電力NO の平均値(dB)に対する誤り率によって示さ
れている。この場合の計算機シミュレーションの諸元
は、以下のとおりである。 変調方式 π/4シフトDQPSK 復調方式 準同期検波 伝送速度 42kbps 遅延検波 3多重 NrEC ビタビアルゴリズム
善効果を示したものである。図中、(A) はベースバンド
遅延検波とレベル比較検波後選択ダイバーシチとを組み
合わせた従来例(1) の場合の誤り率特性、(B) は多重ベ
ースバンド遅延検波とレベル比較検波後選択NrECと
を組み合わせた本発明の原理的構成(1) の場合の誤り率
特性を示し、フェージングチャネルについての、フェー
ジング周波数FD =80Hzの場合の、信号電力Eb /雑
音電力NO の平均値(dB)に対する誤り率によって示さ
れている。この場合の計算機シミュレーションの諸元
は、以下のとおりである。 変調方式 π/4シフトDQPSK 復調方式 準同期検波 伝送速度 42kbps 遅延検波 3多重 NrEC ビタビアルゴリズム
【0026】図3は、本発明の原理的構成(2) を示した
ものであって、図1におけると同じものを同じ番号で示
し、18は両多重遅延検波回路13,14の多重検波結
果の出力についてNrEC処理を行うNrEC処理部で
ある。NrEC処理部18において、21,22はそれ
ぞれのダイバーシチブランチの多重遅延検波結果と復号
の候補位相とからブランチメトリックを生成するブラン
チメトリック生成回路、23は両ブランチメトリック生
成回路21,22のブランチメトリックを合成する合成
回路、24は合成されたブランチメトリックによってビ
タビ復号を行って復号データと復号の候補位相とを生成
するビタビ復号回路である。
ものであって、図1におけると同じものを同じ番号で示
し、18は両多重遅延検波回路13,14の多重検波結
果の出力についてNrEC処理を行うNrEC処理部で
ある。NrEC処理部18において、21,22はそれ
ぞれのダイバーシチブランチの多重遅延検波結果と復号
の候補位相とからブランチメトリックを生成するブラン
チメトリック生成回路、23は両ブランチメトリック生
成回路21,22のブランチメトリックを合成する合成
回路、24は合成されたブランチメトリックによってビ
タビ復号を行って復号データと復号の候補位相とを生成
するビタビ復号回路である。
【0027】この場合は、ダイバーシチブランチをブラ
ンチメトリックで合成するようにして、NrECの処理
を行っている。従って、ダイバーシチブランチのレベル
がほぼ等しい場合、例えばスタティックチャネルの場合
には、合成効果によって特性改善が可能となる。
ンチメトリックで合成するようにして、NrECの処理
を行っている。従って、ダイバーシチブランチのレベル
がほぼ等しい場合、例えばスタティックチャネルの場合
には、合成効果によって特性改善が可能となる。
【0028】図4は、原理的構成(2) に基づく誤り率改
善効果を示したものである。図中、(C) はベースバンド
遅延検波と位相尤度ダイバーシチとを組み合わせた従来
例(2) の場合の誤り率特性、(D) は多重ベースバンド遅
延検波とブランチメトリック合成NrECとを組み合わ
せた本発明の原理的構成(2) の場合の誤り率特性を示
し、スタティックチャネルについての、信号電力Eb /
雑音電力NO の平均値(dB)に対する誤り率によって示
されている。この場合の計算機シミュレーションの諸元
は、図2に示されたものと同じである。
善効果を示したものである。図中、(C) はベースバンド
遅延検波と位相尤度ダイバーシチとを組み合わせた従来
例(2) の場合の誤り率特性、(D) は多重ベースバンド遅
延検波とブランチメトリック合成NrECとを組み合わ
せた本発明の原理的構成(2) の場合の誤り率特性を示
し、スタティックチャネルについての、信号電力Eb /
雑音電力NO の平均値(dB)に対する誤り率によって示
されている。この場合の計算機シミュレーションの諸元
は、図2に示されたものと同じである。
【0029】図5は、本発明の原理的構成(3) を示した
ものであって、図1および図3におけると同じものを同
じ番号で示している。NrEC処理部18において、2
5,26は、生成されたブランチメトリックに対して、
レベル比較回路15からのRSSI#1,RSSI#2
のレベル比較結果に基づく重み係数#1,重み係数#2
をそれぞれ乗算する乗算回路である。合成回路23にお
いて、両乗算回路25,26の乗算結果を合成して得ら
れた信号について、ビタビ復号回路24においてビタビ
復号を行って復号データを得るとともに、復号の候補位
相を得る。
ものであって、図1および図3におけると同じものを同
じ番号で示している。NrEC処理部18において、2
5,26は、生成されたブランチメトリックに対して、
レベル比較回路15からのRSSI#1,RSSI#2
のレベル比較結果に基づく重み係数#1,重み係数#2
をそれぞれ乗算する乗算回路である。合成回路23にお
いて、両乗算回路25,26の乗算結果を合成して得ら
れた信号について、ビタビ復号回路24においてビタビ
復号を行って復号データを得るとともに、復号の候補位
相を得る。
【0030】この場合は、レベル比較回路15で各ダイ
バーシチブランチの受信信号強度を求め、ダイバーシチ
ブランチ間の受信信号強度差がある一定値以上であれ
ば、受信信号強度の強い方のダイバーシチブランチの信
号のみを用いてビタビ復号を行い、受信信号強度差があ
る一定値以内であれば、両ダイバーシチブランチのブラ
ンチメトリックを合成してビタビ復号を行う。
バーシチブランチの受信信号強度を求め、ダイバーシチ
ブランチ間の受信信号強度差がある一定値以上であれ
ば、受信信号強度の強い方のダイバーシチブランチの信
号のみを用いてビタビ復号を行い、受信信号強度差があ
る一定値以内であれば、両ダイバーシチブランチのブラ
ンチメトリックを合成してビタビ復号を行う。
【0031】このように、ダイバーシチブランチ間の受
信レベル差が大きいときは、レベルの高いダイバーシチ
ブランチの信号を選択してNrECの処理を行い、受信
レベル差が小さいときは、両ダイバーシチブランチのブ
ランチメトリックを合成してNrECの処理を行うよう
にしている。従って、この方式によれば、高速フェージ
ング下においても、スタティックチャネルにおいても、
良好な特性を得ることができる。
信レベル差が大きいときは、レベルの高いダイバーシチ
ブランチの信号を選択してNrECの処理を行い、受信
レベル差が小さいときは、両ダイバーシチブランチのブ
ランチメトリックを合成してNrECの処理を行うよう
にしている。従って、この方式によれば、高速フェージ
ング下においても、スタティックチャネルにおいても、
良好な特性を得ることができる。
【0032】図6は、原理的構成(3) に基づく誤り率改
善効果を示したものである。図中、(E) はフェージング
チャネルを示し、(F) はスタティックチャネルを示して
いる。また(E),(F) において、(1) はベースバンド遅延
検波とレベル比較検波後選択ダイバーシチとを組み合わ
せた従来例(1) の場合の誤り率特性、(2) は多重ベース
バンド遅延検波とレベル比較検波後選択/合成NrEC
を行う本発明の原理的構成(3) の場合の誤り率特性を示
し、スタティックチャネルとフェージングチャネルにつ
いての、フェージング周波数FD =80Hzの場合の、信
号電力Eb /雑音電力NO の平均値(dB)に対する誤り
率によって示されている。これらの場合の計算機シミュ
レーションの諸元は、図2に示されたものと同じであ
る。
善効果を示したものである。図中、(E) はフェージング
チャネルを示し、(F) はスタティックチャネルを示して
いる。また(E),(F) において、(1) はベースバンド遅延
検波とレベル比較検波後選択ダイバーシチとを組み合わ
せた従来例(1) の場合の誤り率特性、(2) は多重ベース
バンド遅延検波とレベル比較検波後選択/合成NrEC
を行う本発明の原理的構成(3) の場合の誤り率特性を示
し、スタティックチャネルとフェージングチャネルにつ
いての、フェージング周波数FD =80Hzの場合の、信
号電力Eb /雑音電力NO の平均値(dB)に対する誤り
率によって示されている。これらの場合の計算機シミュ
レーションの諸元は、図2に示されたものと同じであ
る。
【0033】
【実施例】図7〜図9は、本発明の実施例を示したもの
であって、送信側で変調方式にπ/4シフトDQPSK
を使用し、受信側で3多重遅延検波を行い、NrECに
ビタビアルゴリズムを使用した場合の構成を示してい
る。実施例(1) 〜(3) の構成は、それぞれ上述の原理的
構成(1) 〜(3) に対応し、いずれもディジタルシグナル
プロセッサ(DSP)を用いて実現するものとしてい
る。各図においては、ダイバーシチブランチ#1とダイ
バーシチブランチ#2とからなる場合が示されており、
ダイバーシチブランチ#1についてのみ、その詳細構成
が示されているが、ダイバーシチブランチ#2の構成も
同様である。
であって、送信側で変調方式にπ/4シフトDQPSK
を使用し、受信側で3多重遅延検波を行い、NrECに
ビタビアルゴリズムを使用した場合の構成を示してい
る。実施例(1) 〜(3) の構成は、それぞれ上述の原理的
構成(1) 〜(3) に対応し、いずれもディジタルシグナル
プロセッサ(DSP)を用いて実現するものとしてい
る。各図においては、ダイバーシチブランチ#1とダイ
バーシチブランチ#2とからなる場合が示されており、
ダイバーシチブランチ#1についてのみ、その詳細構成
が示されているが、ダイバーシチブランチ#2の構成も
同様である。
【0034】図7は、本発明の実施例(1) を示したもの
である。31はRF回路であって、高周波(RF)信号
を処理してベースバンド信号を生成する。32はアナロ
グディジタル(A/D)変換器であって、ベースバンド
信号をディジタル信号に変換する。
である。31はRF回路であって、高周波(RF)信号
を処理してベースバンド信号を生成する。32はアナロ
グディジタル(A/D)変換器であって、ベースバンド
信号をディジタル信号に変換する。
【0035】331,332,333 は遅延回路であって、
入力ベースバンド信号をそれぞれT S,2TS,3TS (た
だしTS はサンプリング周期)遅延する。341,342,
34 3 は複素共役部(CONJG)であって、それぞれ
遅延回路331,332,333の出力の複素共役(Conjuga
te )を求める。351,352,353 は乗算器であっ
て、A/D変換器32からの入力信号と、それぞれ複素
共役部341,342,34 3 からの出力とを乗算して、多
重遅延検波出力を得る。
入力ベースバンド信号をそれぞれT S,2TS,3TS (た
だしTS はサンプリング周期)遅延する。341,342,
34 3 は複素共役部(CONJG)であって、それぞれ
遅延回路331,332,333の出力の複素共役(Conjuga
te )を求める。351,352,353 は乗算器であっ
て、A/D変換器32からの入力信号と、それぞれ複素
共役部341,342,34 3 からの出力とを乗算して、多
重遅延検波出力を得る。
【0036】361,362,363 はレプリカ部であっ
て、3種類の候補位相に応じて多重遅延検波系列のレプ
リカを生成する。371,372,373 は減算器であっ
て、それぞれ多重遅延検波系列とレプリカ系列との誤差
を計算する。381,382,383は2乗部であって、そ
れぞれ誤差の絶対値の2乗を計算する。39は加算器で
あって、2乗部381,382,383 からの誤差の絶対値
の2乗の和を計算してブランチメトリックを求める。
て、3種類の候補位相に応じて多重遅延検波系列のレプ
リカを生成する。371,372,373 は減算器であっ
て、それぞれ多重遅延検波系列とレプリカ系列との誤差
を計算する。381,382,383は2乗部であって、そ
れぞれ誤差の絶対値の2乗を計算する。39は加算器で
あって、2乗部381,382,383 からの誤差の絶対値
の2乗の和を計算してブランチメトリックを求める。
【0037】40はレベル比較回路であって、ダイバー
シチブランチ#1のRSSI情報と、ダイバーシチブラ
ンチ#2のRSSI情報とを比較する。41はダイバー
シチ選択部であって、レベル比較回路40の比較結果に
応じてどちらかのダイバーシチブランチの加算器39の
出力を選択することによって、受信信号強度が高い側の
ダイバーシチブランチのブランチメトリックを選択す
る。42はビタビアルゴリズム(VA)部であって、選
択されたダイバーシチブランチのブランチメトリックに
よってビタビ復号を行って、復号データを出力する。
シチブランチ#1のRSSI情報と、ダイバーシチブラ
ンチ#2のRSSI情報とを比較する。41はダイバー
シチ選択部であって、レベル比較回路40の比較結果に
応じてどちらかのダイバーシチブランチの加算器39の
出力を選択することによって、受信信号強度が高い側の
ダイバーシチブランチのブランチメトリックを選択す
る。42はビタビアルゴリズム(VA)部であって、選
択されたダイバーシチブランチのブランチメトリックに
よってビタビ復号を行って、復号データを出力する。
【0038】実施例(1) では、常にフェージングレベル
の高い方のダイバーシチブランチを選択することによっ
て、フェージング変動が緩やかなダイバーシチブランチ
が選択されるので、NrECの効果が得られて特性が改
善される。
の高い方のダイバーシチブランチを選択することによっ
て、フェージング変動が緩やかなダイバーシチブランチ
が選択されるので、NrECの効果が得られて特性が改
善される。
【0039】図8は、本発明の実施例(2) を示したもの
であって、図7におけると同じものを同じ番号で示し、
それらの動作も図7の場合と同様である。43は合成部
である。合成部43は、ダイバーシチブランチ#1のブ
ランチメトリックと、ダイバーシチブランチ#2のブラ
ンチメトリックとを合成し、VA部42は合成されたブ
ランチメトリックによってビタビ復号を行って、復号デ
ータを出力する。
であって、図7におけると同じものを同じ番号で示し、
それらの動作も図7の場合と同様である。43は合成部
である。合成部43は、ダイバーシチブランチ#1のブ
ランチメトリックと、ダイバーシチブランチ#2のブラ
ンチメトリックとを合成し、VA部42は合成されたブ
ランチメトリックによってビタビ復号を行って、復号デ
ータを出力する。
【0040】実施例(2) では、両ダイバーシチブランチ
をブランチメトリックで合成してNrECの処理を行う
ので、スタティックチャネルのように、ダイバーシチブ
ランチのレベルがほぼ等しい場合には、合成効果によっ
て特性が改善される。
をブランチメトリックで合成してNrECの処理を行う
ので、スタティックチャネルのように、ダイバーシチブ
ランチのレベルがほぼ等しい場合には、合成効果によっ
て特性が改善される。
【0041】図9は、本発明の実施例(3) を示したもの
であって、図7におけると同じものを同じ番号で示し、
それらの動作も図7の場合と同様である。44はダイバ
ーシチ選択/合成部である。ダイバーシチ選択/合成部
44は、レベル比較回路40で検出された両ダイバーシ
チブランチ間の受信強度差がある一定値以上のときは、
受信信号強度が高い方のダイバーシチブランチのブラン
チメトリックのみを用いてビタビ復号を行い、両ダイバ
ーシチブランチ間の受信強度差がある一定値以下のとき
は、両ダイバーシチブランチのブランチメトリックを合
成してビタビ復号を行って、復号データを出力する。
であって、図7におけると同じものを同じ番号で示し、
それらの動作も図7の場合と同様である。44はダイバ
ーシチ選択/合成部である。ダイバーシチ選択/合成部
44は、レベル比較回路40で検出された両ダイバーシ
チブランチ間の受信強度差がある一定値以上のときは、
受信信号強度が高い方のダイバーシチブランチのブラン
チメトリックのみを用いてビタビ復号を行い、両ダイバ
ーシチブランチ間の受信強度差がある一定値以下のとき
は、両ダイバーシチブランチのブランチメトリックを合
成してビタビ復号を行って、復号データを出力する。
【0042】実施例(3) では、ダイバーシチブランチ間
の受信信号強度差が大きいときは、レベルの高い方のダ
イバーシチブランチを選択してNrECの処理を行い、
受信信号強度差が小さいときは、両ダイバーシチブラン
チのブランチメトリックを合成してNrECの処理を行
うので、高速フェージング下においても、スタティック
チャネルにおいても、良好な特性を得ることができる。
の受信信号強度差が大きいときは、レベルの高い方のダ
イバーシチブランチを選択してNrECの処理を行い、
受信信号強度差が小さいときは、両ダイバーシチブラン
チのブランチメトリックを合成してNrECの処理を行
うので、高速フェージング下においても、スタティック
チャネルにおいても、良好な特性を得ることができる。
【0043】以下、本発明における処理のアルゴリズム
を示せば、次のようになる。 (1) 多重ベースバンド遅延検波 時刻kTにおけるダイバーシチブランチd(d=1また
は2)の受信サンプルをsd (k)とすると、n重ベース
バンド遅延検波は次式で表される。 ud (n,k) =sd (k)・CONJG[sd (k-n)] n=1,2,3
を示せば、次のようになる。 (1) 多重ベースバンド遅延検波 時刻kTにおけるダイバーシチブランチd(d=1また
は2)の受信サンプルをsd (k)とすると、n重ベース
バンド遅延検波は次式で表される。 ud (n,k) =sd (k)・CONJG[sd (k-n)] n=1,2,3
【0044】(2) レプリカ生成 トレリス状態に従って多重遅延検波系列のレプリカを生
成する。この場合、候補位相系列Φ1k, Φ2k, Φ3kは、
次のようになる。 Φ1k=φk Φ2k=φk +φk-1 Φ3k=φk +φk-1 +φk-2 ここで、φk-h,(h=0,1,2) ∈{π/4,3π/4,5π/4,7π/
4}であって、送信差動位相を示す。
成する。この場合、候補位相系列Φ1k, Φ2k, Φ3kは、
次のようになる。 Φ1k=φk Φ2k=φk +φk-1 Φ3k=φk +φk-1 +φk-2 ここで、φk-h,(h=0,1,2) ∈{π/4,3π/4,5π/4,7π/
4}であって、送信差動位相を示す。
【0045】直交座標系におけるレプリカは、次式のよ
うになる。 v1(φk ) = cos (Φ1k )+j・ sin (Φ1k ) v2(φk , φk-1 ) = cos (Φ2k )+j・ sin (Φ2k ) v3(φk , φk-1 , φk-2 ) = cos (Φ3k )+j・ sin
(Φ3k )
うになる。 v1(φk ) = cos (Φ1k )+j・ sin (Φ1k ) v2(φk , φk-1 ) = cos (Φ2k )+j・ sin (Φ2k ) v3(φk , φk-1 , φk-2 ) = cos (Φ3k )+j・ sin
(Φ3k )
【0046】(3) 誤差 次に、多重遅延検波系列とレプリカ系列との誤差を計算
する。誤差は次式で示される。 ed (1,k) =ud (1,k) −v1(φk ) ed (2,k) =ud (2,k) −v2(φk , φk-1 ) ed (3,k) =ud (3,k) −v3(φk , φk-1 , φk-2 )
する。誤差は次式で示される。 ed (1,k) =ud (1,k) −v1(φk ) ed (2,k) =ud (2,k) −v2(φk , φk-1 ) ed (3,k) =ud (3,k) −v3(φk , φk-1 , φk-2 )
【0047】(4) ブランチメトリック 誤差の絶対値の2乗和を計算してブランチメトリックを
求める。すなわち、ブランチメトリックは、次式のよう
になる。
求める。すなわち、ブランチメトリックは、次式のよう
になる。
【数1】
【0048】(5) ダイバーシチブランチ選択または合成 ダイバーシチブランチのRSSI情報から、ダイバーシ
チブランチの選択または合成を行う。ダイバーシチブラ
ンチ#1,ダイバーシチブランチ#2の受信信号強度を
それぞれ R1(k),R2(k)としたとき、重み係数w1(k),
w2(k)を以下のように設定する。
チブランチの選択または合成を行う。ダイバーシチブラ
ンチ#1,ダイバーシチブランチ#2の受信信号強度を
それぞれ R1(k),R2(k)としたとき、重み係数w1(k),
w2(k)を以下のように設定する。
【0049】[ 実施例(1) の場合 ] w1(k)=1,w2(k)=0 if R1(k)>R2(k) w1(k)=0,w2(k)=1 if R1(k)<R2(k)
【0050】[ 実施例(2) の場合 ] w1(k)=1,w2(k)=1
【0051】[ 実施例(3) の場合 ] w1(k)=1,w2(k)=0 if R1(k)>R2(k) w1(k)=0,w2(k)=1 if R1(k)<R2(k) w1(k)=1,w2(k)=1 if R1(k)≒R2(k)
【0052】(6) パスメトリック 可能な状態遷移に従って、時刻(k-1) の状態メトリック
Sj (k-1) と時刻(k)のパスメトリックの和をとること
によって、時刻(k) のパスメトリックを求めると、次の
ようになる。すなわち、 i= (φk , φk-1 ) j= (φk-1,φk-2 ) とおくと、時刻(k) のパスメトリックは次のように表さ
れる。 Pi,j (k) =Sj (k-1) +w1(k)・B1(φk,j)+w
2(k)・B2(φk,j)
Sj (k-1) と時刻(k)のパスメトリックの和をとること
によって、時刻(k) のパスメトリックを求めると、次の
ようになる。すなわち、 i= (φk , φk-1 ) j= (φk-1,φk-2 ) とおくと、時刻(k) のパスメトリックは次のように表さ
れる。 Pi,j (k) =Sj (k-1) +w1(k)・B1(φk,j)+w
2(k)・B2(φk,j)
【0053】(7) パスの選択 求めたパスメトリックを用いて、各状態における最小の
パスメトリックを持つパスを選択すると次式のようにな
る。 mi (k) =j: min{Pij (k)}
パスメトリックを持つパスを選択すると次式のようにな
る。 mi (k) =j: min{Pij (k)}
【0054】(8) 最小パスメトリック状態の選択 これによって、最小のパスメトリックを持つ状態を選択
すると、次のようになる。 mp (k) =i: min{Pi (k) }
すると、次のようになる。 mp (k) =i: min{Pi (k) }
【0055】(9) 状態メトリックの更新 さらに、パスの選択に従って状態メトリックを更新する
と、次のようになる。 Si (k) =Pimi (k)
と、次のようになる。 Si (k) =Pimi (k)
【0056】(10)状態メトリックの正規化 次に、各状態メトリックから最尤パスの状態メトリック
を減算して正規化すると次のようになる。 Si (k) =Si (k)−Smp(k)
を減算して正規化すると次のようになる。 Si (k) =Si (k)−Smp(k)
【0057】(11)パスメモリの更新 さらに、パスの選択に従って、パス履歴を新しいパス履
歴に更新すると、次のようになる。 Ji (k) ={φki, Jmi(k-1) }
歴に更新すると、次のようになる。 Ji (k) ={φki, Jmi(k-1) }
【0058】(12)判定データ出力 最後に、最尤パスの最古ブランチを出力し、最初の処理
に戻って上記の処理を繰り返し実行する。
に戻って上記の処理を繰り返し実行する。
【0059】以下、本明細書中に引用した参考文献を列
挙する。 [1] 大野, 安達:“QDPSK移動無線伝送における検
波後選択ダイバーシチ受信の効果”,信学論(B-II),J73
-B-II,pp.651-657,1990. [2] S.Samejima,K.Enomoto, and Y.Watanabe:“Differ
ential PSK system nonredundant error correction ”
IEEE J. Select. Areas Commun., vol.SAC-1,pp.78-81,
Jan.1983. [3] 小島,三宅,藤野:“差動PSK信号位相の系列推
定を行う遅延検波方式”信学論(B-II),J76-B-II,10,pp.
783-792,1992. [4] D.P.C.Wong,P.T.Mathiopoulos :“Nonredundant E
rror Correction Analysis and Evaluation of Diffren
tially Detected π/4-Shift DQPSK Systemsin a Combi
ned CCI and AWGN Environment”,IEEE Trans. Veh. T
echnol., vol.VT-41,pp.35-48,Feb.1992. [5] J.Yang, K.Feher :“An Improved π/4-QPSK with
Nonredundant Error Correction for Satellite Moble
Broadcasting ”,IEEE Trans. Broadcasting, vol.BC
-37,No.1.pp.9-16,Mar.1991.
挙する。 [1] 大野, 安達:“QDPSK移動無線伝送における検
波後選択ダイバーシチ受信の効果”,信学論(B-II),J73
-B-II,pp.651-657,1990. [2] S.Samejima,K.Enomoto, and Y.Watanabe:“Differ
ential PSK system nonredundant error correction ”
IEEE J. Select. Areas Commun., vol.SAC-1,pp.78-81,
Jan.1983. [3] 小島,三宅,藤野:“差動PSK信号位相の系列推
定を行う遅延検波方式”信学論(B-II),J76-B-II,10,pp.
783-792,1992. [4] D.P.C.Wong,P.T.Mathiopoulos :“Nonredundant E
rror Correction Analysis and Evaluation of Diffren
tially Detected π/4-Shift DQPSK Systemsin a Combi
ned CCI and AWGN Environment”,IEEE Trans. Veh. T
echnol., vol.VT-41,pp.35-48,Feb.1992. [5] J.Yang, K.Feher :“An Improved π/4-QPSK with
Nonredundant Error Correction for Satellite Moble
Broadcasting ”,IEEE Trans. Broadcasting, vol.BC
-37,No.1.pp.9-16,Mar.1991.
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、差
動符号化されたM相PSK信号に対して復調器で多重遅
延検波を行い、NrECを行って復号する誤り訂正復号
方式において、ダイバーシチ合成を行う場合に、受信信
号強度の高いブランチを選択して復号を行うが、これに
よってフェージング変動が緩やかなダイバーシチブラン
チが選択されるので、NrECの効果が得られ誤り率特
性が改善される。
動符号化されたM相PSK信号に対して復調器で多重遅
延検波を行い、NrECを行って復号する誤り訂正復号
方式において、ダイバーシチ合成を行う場合に、受信信
号強度の高いブランチを選択して復号を行うが、これに
よってフェージング変動が緩やかなダイバーシチブラン
チが選択されるので、NrECの効果が得られ誤り率特
性が改善される。
【0061】また本発明では、差動符号化されたM相P
SK信号に対して復調器で多重遅延検波を行い、NrE
Cとしてビタビ復号を行う誤り訂正復号方式において、
ダイバーシチ合成を行う場合、ブランチメトリックを合
成して復号を行うので、ダイバーシチブランチの受信信
号強度がほぼ等しいスタティックチャネルのような場合
には、合成効果によって誤り率特性を改善することがで
きる。
SK信号に対して復調器で多重遅延検波を行い、NrE
Cとしてビタビ復号を行う誤り訂正復号方式において、
ダイバーシチ合成を行う場合、ブランチメトリックを合
成して復号を行うので、ダイバーシチブランチの受信信
号強度がほぼ等しいスタティックチャネルのような場合
には、合成効果によって誤り率特性を改善することがで
きる。
【0062】また本発明では、差動符号化されたM相P
SK信号に対して復調器で多重遅延検波を行い、NrE
Cとしてビタビ復号を行う誤り訂正復号方式において、
ダイバーシチ合成を行う場合、ダイバーシチブランチの
受信信号強度差が大きい場合には、受信信号強度の高い
ブランチを選択して復号を行うことによって、フェージ
ング変動が緩やかなダイバーシチブランチを選択して誤
り率特性を改善できるとともに、ダイバーシチブランチ
の受信信号強度差が小さい場合には、ブランチメトリッ
クを合成して復号を行うことによって、合成効果によっ
て誤り率特性を改善することができる。
SK信号に対して復調器で多重遅延検波を行い、NrE
Cとしてビタビ復号を行う誤り訂正復号方式において、
ダイバーシチ合成を行う場合、ダイバーシチブランチの
受信信号強度差が大きい場合には、受信信号強度の高い
ブランチを選択して復号を行うことによって、フェージ
ング変動が緩やかなダイバーシチブランチを選択して誤
り率特性を改善できるとともに、ダイバーシチブランチ
の受信信号強度差が小さい場合には、ブランチメトリッ
クを合成して復号を行うことによって、合成効果によっ
て誤り率特性を改善することができる。
【図1】本発明の原理的構成(1) を示す図である。
【図2】原理的構成(1) に基づく誤り率改善効果を示す
図である。
図である。
【図3】本発明の原理的構成(2) を示す図である。
【図4】原理的構成(2) に基づく誤り率改善効果を示す
図である。
図である。
【図5】本発明の原理的構成(3) を示す図である。
【図6】原理的構成(3) に基づく誤り率改善効果を示す
図である。
図である。
【図7】本発明の実施例(1) を示す図である。
【図8】本発明の実施例(2) を示す図である。
【図9】本発明の実施例(3) を示す図である。
【図10】従来例(1) を示す図である。
【図11】従来例(2) を示す図である。
【図12】従来例(3) を示す図である。
13 多重遅延検波回路 14 多重遅延検波回路 15 レベル比較回路 16 ダイバーシチ選択回路 17 NrEC処理部 21 ブランチメトリック生成回路 22 ブランチメトリック生成回路 23 合成回路 24 ビタビ復号回路 25 乗算回路 26 乗算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 27/22
Claims (6)
- 【請求項1】 差動符号化したM相PSK信号に対して
多重遅延検波を行って復調したデータに対してNrEC
処理を行って復号する誤り訂正復号方式において、ダイ
バーシチ合成を行う場合に、受信信号強度の高いダイバ
ーシチブランチを選択して復号を行うことを特徴とする
ダイバーシチ合成方式。 - 【請求項2】 差動符号化したM相PSK信号からなる
受信波に対して、ダイバーシチブランチに対応して設け
られた多重遅延検波回路(13,14)と、それぞれの
ダイバーシチブランチの受信信号強度を比較するレベル
比較回路(15)と、受信信号強度の高いダイバーシチ
ブランチの多重遅延検波出力を選択するダイバーシチ選
択回路(16)と、該選択された多重遅延検波出力に対
してNrEC処理を行って復号データを得るNrEC処
理部(17)とを備えてなることを特徴とするダイバー
シチ合成方式。 - 【請求項3】 差動符号化したM相PSK信号に対して
多重遅延検波を行って復調したデータに対してビタビ復
号によるNrEC処理を行って復号する誤り訂正復号方
式において、ダイバーシチ合成を行う場合に、両ダイバ
ーシチブランチのブランチメトリックを合成して復号を
行うことを特徴とするダイバーシチ合成方式。 - 【請求項4】 差動符号化したM相PSK信号からなる
受信波に対して、ダイバーシチブランチに対応して設け
られた多重遅延検波回路(13,14)と、各多重検波
出力と候補位相とによってブランチメトリックを生成す
るブランチメトリック生成回路(21,22)と、該生
成された両ブランチメトリックを合成する合成回路(2
3)と、該合成結果に対してビタビ復号によるNrEC
処理を行って復号データを出力するとともに、前記各ブ
ランチメトリック生成回路に対して、前記候補位相を出
力するビタビ復号回路(24)とを備えてなることを特
徴とするダイバーシチ合成方式。 - 【請求項5】 差動符号化したM相PSK信号に対して
多重遅延検波を行って復調したデータに対してビタビ復
号によるNrEC処理を行って復号する誤り訂正復号方
式において、ダイバーシチ合成を行う場合に、両ダイバ
ーシチブランチ間の受信信号強度差が大きいときは、受
信信号強度の高いダイバーシチブランチの出力を選択し
て復号を行い、両ダイバーシチブランチ間の受信信号強
度差が小さいときは、両ダイバーシチブランチの出力を
合成して復号を行うことを特徴とするダイバーシチ合成
方式。 - 【請求項6】 差動符号化したM相PSK信号からなる
受信波に対して、ダイバーシチブランチに対応して設け
られた多重遅延検波回路(13,14)と、それぞれの
ダイバーシチブランチの受信信号強度を比較するレベル
比較回路(15)と、各多重検波出力と候補位相とによ
ってブランチメトリックを生成するブランチメトリック
生成回路(21,22)と、生成された各ブランチメト
リックに重み付けを行う乗算回路(25,26)と、該
重み付けされたブランチメトリックを合成する合成回路
(23)と、該合成結果に対してビタビ復号によるNr
EC処理を行って復号データを出力するとともに、前記
各ブランチメトリック生成回路に対して前記候補位相を
出力するビタビ復号回路(24)とを備え、 両ダイバーシチブランチの受信信号強度差が大きいとき
は、受信信号強度の高いダイバーシチブランチのブラン
チメトリックを選択して復号を行い、受信信号強度差が
小さいときは、両ダイバーシチブランチのブランチメト
リックを合成して復号を行うことを特徴とするダイバー
シチ合成方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6127232A JPH07336332A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | ダイバーシチ合成方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6127232A JPH07336332A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | ダイバーシチ合成方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07336332A true JPH07336332A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14955001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6127232A Withdrawn JPH07336332A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | ダイバーシチ合成方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07336332A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007158515A (ja) * | 2005-12-01 | 2007-06-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ダイバーシティ受信装置 |
JP2013175817A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-05 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 無線通信装置、無線通信システム及び無線通信方法 |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP6127232A patent/JPH07336332A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007158515A (ja) * | 2005-12-01 | 2007-06-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ダイバーシティ受信装置 |
JP2013175817A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-05 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 無線通信装置、無線通信システム及び無線通信方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |