JPH07336252A - 文字多重放送受信機 - Google Patents

文字多重放送受信機

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JPH07336252A
JPH07336252A JP6148635A JP14863594A JPH07336252A JP H07336252 A JPH07336252 A JP H07336252A JP 6148635 A JP6148635 A JP 6148635A JP 14863594 A JP14863594 A JP 14863594A JP H07336252 A JPH07336252 A JP H07336252A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字情報を漏れなく表示できる文字多重放送
受信機を提供する。 【構成】 受信信号に重畳された文字情報を含むテキス
トフォーマットデータをRDSデータ復調回路1が復調
すると、文字入力処理部3が受信バッファメモリ部4の
文字番号に対応するアドレスに記憶させる。受信バッフ
ァメモリ部4の先頭アドレスに文字が記憶されると、文
字情報受信開始検出部5が文字情報受信開始検出信号を
出力し、該検出信号を入力した表示制御部6Aは受信バ
ッファメモリ部4の文字情報を表示バッファメモリ部7
に転送する。そして、表示バッファメモリ部7に記憶さ
れた文字情報に基づき、一定の時間間隔Tで1文字分ず
つずらしながら文字情報の一部の範囲を表示器10にス
クロール表示させ、また、時間間隔Tと同じ時間間隔
で、受信バッファメモリ4に記憶された文字情報を表示
バッファメモリ部7に繰り返し転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字多重放送受信機に係
り、とくに文字多重放送局から受信した文字情報をスク
ロール表示するようにした文字多重放送受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパではFMラジオ放送に各種デ
ータを多重して送信しておき、車載FMラジオ受信機の
側で現在受信中の放送の受信状態が悪化したとき、同一
番組を放送している他の局に自動切り換えしたり、或る
局で交通情報の放送が始まると、自動的に該交通情報放
送局に自動切り換えしたりできるようにしたラジオデー
タシステム(RDS)が実用化されている。このRDS
では、タイプ2Aグループとタイプ2Bグループと呼ば
れる2つのフォーマットを用いて、最大64文字分また
は32文字分の文字情報(ラジオテキスト)を送信し、
RDS対応のFMラジオ受信機に文字表示させることが
できるようになっており、例えば、或る曲を放送中、曲
名、アーティスト名など、曲を紹介する情報を見ること
ができるようにしてある。但し、受信機の文字表示スペ
ースに制約が有ることから、通常、文字情報はスクロー
ル表示される。
【0003】図9にタイプ2Aグループとタイプ2Bグ
ループのフォーマットを示す。タイプ2Aグループは3
番目と4番目のブロックで2文字づつ合わせて4文字送
る。2番目のブロックでグループタイプコード(4ビッ
ト)、バージョンがAかBかを示すA/B識別フラグ
(1ビット)、4文字の文字番号(文字情報中の文字位
置)が幾つかを示すアドレスコード(4ビット)を送
る。4ビットのアドレスコードが10進でnを示すと
き、3番目のブロックの最初の文字の文字番号は4n+
1であり、2番目の文字番号は4n+2、2番目のブロ
ックの最初の文字の文字番号は4n+3、2番目の文字
番号は4n+4である。よって、16種類のフォーマッ
トにより最大で文字番号1から64までの64文字の文
字情報を送信できる。また、タイプ2Bグループは4番
目のブロックで2文字送る。よって、16種類のフォー
マットにより最大で文字番号1から32までの32文字
の文字情報を送信できる。
【0004】図10に従来のスクロール表示機能付のR
DS対応FMラジオ受信機の一部を示す。RDSデータ
復調回路1はFM検波信号を入力してRDSデータを復
調し、マイコン構成のシステムコントローラ2へ出力す
る。システムコントローラ2はRDSデータ復調回路1
から入力したRDSデータのフォーマットが後述するラ
ジオテキスト識別部11によりラジオテキストであるこ
とが識別されると、文字入力処理部3がRDSデータ中
の文字情報について、1文字単位で前回受信された同一
の文字番号の文字と一致するか判定し、一致する場合
に、受信バッファメモリ部4の文字番号に対応するアド
レスに一時記憶させる。受信バッファメモリ部4は電源
オン直後、または、文字情報の受信が途切れたときクリ
アされ、このあと、文字入力処理部3が文字を記憶させ
る。文字情報受信開始検出部5は受信バッファメモリ部
4のアドレス1の文字の有無で文字情報の受信が開始し
たか否かチェックしており、受信バッファメモリ部4の
先頭のアドレスに文字が記憶されたため、文字情報の受
信が開始したことが検出されると、表示制御部6は受信
バッファメモリ部4の内容を表示バッファメモリ部7に
転送する。そして、第1タイマ部8に500ms の時間を繰
り返し計時させる。第1タイマ部8が500ms の時間を計
時し終わる毎に、スクロールカウンタ部9がカウントア
ップし、該スクロールカウンタ部9のカウント値に基づ
き、表示制御部6は表示バッファメモリ部7に記憶され
た文字情報の内、スクロールカウンタ部9のカウント値
の示す文字番号の文字が1桁目に来るように、文字情報
の一部の範囲を8桁の表示器10にスクロール表示させ
る。そして、表示バッファメモリ部7に記憶された最後
の文字までひととおりのスクロール表示が終わったとこ
ろで、再び、受信バッファメモリ部4の内容を表示バッ
ファメモリ部7に転送し、表示バッファメモリ部7の記
憶情報に基づき、スクロール表示を行う。
【0005】一方、ラジオテキスト識別部11はRDS
データ復調回路1からRDSデータを入力する度に、R
DSデータのフォーマットのグループタイプコードが
2、A/B識別フラグがAまたはBとなっているかチェ
ックすることで、ラジオテキストフォーマットデータ
(図9参照)であるか否か識別し、ラジオテキストフォ
ーマットデータであることが識別される度に、第2タイ
マ部12に10秒の時間の計時を開始させる。放送局が
文字情報を送信するとき、タイプ2Aグループまたはタ
イプ2Bグループのフォーマットデータを短い周期で送
信するので、第2タイマ部12は10秒の時間の計時を
完了することはない。若し、受信状態が悪化したり、放
送局が文字情報の送信を停止したため、ラジオテキスト
識別部11でラジオテキストのフォーマットデータの入
力が識別されなくなって10秒経過すると、第2タイマ
部12は文字情報受信オフ検出信号としてのタイムアッ
プ信号を受信バッファメモリ部4と表示制御部6に出力
し、タイムアップ信号の入力で受信バッファメモリ部4
がクリアするとともに、表示制御部6は表示バッファメ
モリ部7をクリアし、表示器10に文字情報が存在しな
いことを示すメッセージを表示させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では、電源オン直後または文字情報の受信が
途切れたため受信バッファメモリ部4がクリアされたあ
と、文字情報受信開始検出部5により文字情報の受信開
始が検出されたので、受信バッファメモリ部4に記憶さ
れた文字情報を表示バッファメモリ部7に転送したと
き、まだ全ての文字情報が受信バッファメモリ部4に記
憶されていない場合が有り、このとき、最初のスクロー
ル表示では図11に示す如く、一部に文字の抜けが生
じ、意味が判らなくなったり、セットが故障していると
勘違いしてしまうことがあった。また、受信状態が悪化
したり、放送局が文字情報の送信を停止したため、第2
タイマ部12から文字情報受信オフの検出出力がなされ
たとき、まだ、文字情報にスクロール表示の完了してい
ない部分が残っていても(図12(1)のA参照)、機
械的に文字情報が存在しないことを示すメッセージ表示
に変えてしまうため(図12(2)参照)、尻切れにな
って、最後の部分の内容が判らなくなってしまうことが
あった。
【0007】本発明は上記した従来技術に鑑み、文字情
報を漏れなくスクロール表示できる文字多重放送受信機
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の1つでは、受信
信号に重畳された文字情報を抽出する文字情報抽出手段
と、抽出された文字情報を一時記憶する受信用一時記憶
手段と、文字情報の受信開始を検出する文字情報受信開
始検出手段と、表示用の文字情報を一時記憶する表示用
一時記憶手段と、所定字数分の文字情報を表示する表示
手段と、文字情報の受信開始が検出されたとき、受信用
一時記憶手段に記憶された文字情報を表示用一時記憶手
段に転送し、表示用一時記憶手段に記憶された文字情報
に基づき、時間Tで1文字分ずれるように文字情報を表
示手段にスクロール表示させる表示制御手段と、を備え
た文字多重放送受信機において、表示制御手段は、文字
情報の受信開始が検出されたあと、T以下の時間間隔
で、受信用一時記憶手段に記憶された文字情報を表示用
一時記憶手段に繰り返し転送することを特徴としてい
る。
【0009】本発明の他の1つでは受信信号に重畳され
た文字情報を抽出する文字情報抽出手段と、抽出された
文字情報を表示用に一時記憶する表示用一時記憶手段
と、文字情報の受信オフを検出する文字情報受信オフ検
出手段と、所定字数分の文字情報を表示する表示手段
と、表示用一時記憶手段に記憶された文字情報に基づ
き、該文字情報を表示手段にスクロール表示させる表示
制御手段とを備え、表示制御手段は文字情報の受信オフ
が検出されると、文字情報が存在しないことを示すメッ
セージを表示手段に表示させるようにした文字多重放送
受信機において、表示制御手段は、文字情報の受信オフ
が検出されたあとも表示用一時記憶手段に記憶された全
ての文字情報のスクロール表示が完了するまで、表示用
一時記憶手段に記憶された文字情報を保存し、スクロー
ル表示を続行させ、文字情報の最後までスクロール表示
が完了したあと文字情報が存在しないことを示すメッセ
ージを表示手段に表示させることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の1つによれば、文字情報の受信開始が
検出されたあと、スクロール表示における1文字分の移
動時間間隔Tと同じかそれより短い時間間隔で受信用一
時記憶手段に記憶された文字情報を表示用一時記憶手段
に繰り返し転送するようにしたので、次の新たな文字を
表示手段に表示すべきタイミングより前に、当該次の新
たな文字を表示用一時記憶手段に準備しておくことがで
き、文字情報の受信開始直後から抜けのない文字情報を
表示させることができる。よって、意味が判らなくなっ
たり、セットの故障と勘違いしたりすることがなくな
る。
【0011】本発明の他の1つによれば、文字情報の受
信オフが検出されたあとも表示用一時記憶手段に記憶さ
れた全ての文字情報のスクロール表示が完了するまで、
表示用一時記憶手段に記憶された文字情報を保存し、ス
クロール表示を続行させ、スクロール表示が完了したあ
と文字情報が存在しないことを示すメッセージを表示手
段に表示させるようにしたので、文字情報の受信がオフ
したあとも、尻切れを生じることなく最後まで文字情報
を表示させることができ、ユーザに確実に文字情報を伝
えることができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係わるRDS対応
FMラジオ受信機の一部省略した回路図である。なお、
図10と同一の構成部分には同一の符号が付してある。
21はアンテナ、22はアンテナ受波信号から希望放送
局の受信信号を取り出し、中間周波信号に変換して出力
するフロントエンド、23は中間周波信号に対し帯域制
限、増幅を行う中間周波増幅回路、24は中間周波増幅
回路23から中間周波信号を入力してFM検波を行うF
M検波回路、25はFM検波信号からステレオ音声信号
を取り出すMPX、1はFM検波信号からFM多重され
たRDSデータを復調し、ラジオテキストフォーマット
データなどを取り出すRDSデータ復調回路、2AはR
DSデータ復調回路1からRDSデータを入力し、文字
情報のスクロール表示制御、同調制御等を司るマイコン
構成のシステムコントローラ、10は8桁の文字を表示
できる表示器、26はマニュアル選局操作、プリセット
選局操作等を行う操作パネルである。
【0013】システムコントローラ2Aは図10のシス
テムコントローラ2とほぼ同様の構成を有している。受
信バッファメモリ部4はアドレス1から64まで64文
字分の記憶領域を有し、表示バッファメモリ部7はアド
レス1から72まで64+8文字分の記憶領域を有す
る。表示制御部6Aは文字情報受信開始検出部5によ
り、受信バッファメモリ部4の先頭のアドレスに文字が
記憶されたため、文字情報の受信が開始したことが検出
されたとき、及び、第1タイマ部8が一定時間T=500m
s の計時を完了する毎に、受信バッファメモリ部4から
表示バッファメモリ部7に文字情報の転送を行い、表示
バッファメモリ部7に記憶された文字情報を受信バッフ
ァメモリ部4の最新の状態と一致させる。これにより、
文字情報の受信を開始した直後のスクロール表示に、文
字の抜けが生じるのが防止される。
【0014】また、表示制御部6Aは、受信情報が悪化
したり、放送局が文字情報の送信を止めたため、第2タ
イマ部12からタイムアップ信号を入力したとき、直ち
に文字情報が存在しないことを示すメッセージを表示器
10に表示させるのでなく、文字情報を最後までスクロ
ール表示し終えたあと、文字情報が存在しないことを示
すメッセージを表示させるように構成してある。27は
同調制御部であり、操作パネル26でのマニュアル選局
操作またはプリセット選局操作に従い、フロントエンド
22に対する同調制御を行い、ユーザの希望局に同調さ
せる。システムコントローラ2Aのその他の構成部分は
図10と全く同様に構成されている。
【0015】次に図2〜図8を参照して、本実施例の動
作を説明する。図2〜図4はシステムコントローラ2A
によるスクロール表示処理を示すフローチャート、図5
〜図8はスクロール表示動作の説明図である。セットの
電源がオンすると、システムコントローラ2Aは所定の
初期設定処理を行い、同調制御部27がフロントエンド
22に対し同調制御をし、前回電源オフ直前に受信して
いた放送局に同調させる。また、受信バッファメモリ部
4と表示バッファメモリ部7がクリアされる。また、表
示制御部6Aは表示器10に文字情報が存在しないこと
を示す「 NO RT 」のメッセージ表示をさせる
(図2のステップ50、図5(1)参照)。ここでは、
RDS局に同調したものとすると、FM検波回路24か
ら出力されたFM検波信号より、RDSデータ復調回路
1がRDSデータを復調し、システムコントローラ2A
に出力する。
【0016】システムコントローラ2AはRDSデータ
復調回路1からRDSデータを入力する度に、図4に示
す割り込み処理を実行し、まず、ラジオテキスト識別部
11がグループタイプコード、A/B識別フラグをチェ
ックすることで、今回入力されたフォーマットデータが
ラジオテキストに係るタイプ2Aグループまたはタイプ
2Bグループのものか判別し(ステップ80)、YES
のとき第2タイマ部12をセットし、10秒間の計時を
開始させる(ステップ81)。続いて、文字入力処理部
3は今回入力されたラジオテキストに係るフォーマット
データに含まれる各文字につき、1文字単位で前回受信
された同一の文字番号の文字と一致するか判定し、一致
する場合に、受信バッファメモリ部4の文字番号に対応
するアドレスに一時記憶させる(ステップ82)。現在
の受信局が26文字から成るテキスト(以下、テキスト
の26文字をアルファベットのa〜zで置き換えて説明
する)を送信しており、1回目がwから正しく受信さ
れ、2回目以降も正しく受信されたとき、受信バッファ
メモリ部4にはw、x、y、z、a、b、・・の順に文
字が記憶されていく(図5(2)〜(4)参照)。
【0017】受信バッファメモリ部4の先頭アドレスに
aが記憶されると、文字情報受信開始検出部5が文字情
報受信開始検出信号を表示制御部6Aに出力する。表示
制御部6Aは文字情報受信開始検出信号を入力すると、
スクロールカウンタ部9のカウント値iを0にクリアす
る(ステップ51、52)。そして、受信バッファメモ
リ部4のアドレス1〜64に記憶された文字情報を表示
バッファメモリ部7のアドレス1〜64に転送し、この
際、今回、転送した文字情報の中で最後の文字の文字番
号(ここでは26)に8を加えた値を最終番号TXT
(M)として登録し、また、表示バッファメモリ部7の
最後の文字の1つ後から8つ後までのアドレス(ここで
はアドレス27〜34)に「−」の記号コードを記憶さ
せる(ステップ53〜55、図5(3)参照)。
【0018】続いて、表示制御部6Aは表示バッファメ
モリ部7に記憶された文字情報の内、アドレス(i+
1)の文字が表示器10の1桁目となるように、アドレ
ス(i+1−8)〜アドレス(i+1)の範囲の8文字
分を表示器10に表示させる(ステップ56)。なお、
アドレスは1より前がないので、アドレス0はアドレス
{TXT(M)}、アドレス(−1)はアドレス{TX
T(M)−1}という具合にしてアドレス1の前をアド
レス{TXT(M)}に続けて処理し、同様に、アドレ
ス{TXT(M)}の後をアドレス1に続けて処理す
る。表示器10には「−−−−−−−a」が表示される
(図5(3)参照)。このあと、第1タイマ部8をセッ
トし、500ms の計時を開始させる(ステップ57)。そ
して、第1タイマ部8がタイムアップしたかと第2タイ
マ部12がタイムアップしたかのチェックを繰り返す
(図3のステップ60、61)。この間に、受信バッフ
ァメモリ部4にはb以降の文字も記憶されていく(図5
(4)参照)。
【0019】ラジオテキストの正常な受信が継続してい
るとき、第2タイマ部12は短い時間間隔で繰り返しタ
イマセットされるため、先に第1タイマ部9がタイムア
ップする。このとき、スクロールカウンタ部9のカウン
ト値iは1となる(ステップ60、62)。第1タイマ
部9からタイムアップ信号を入力した表示制御部6Aは
i=TXT(M)=34かチェックし(ステップ6
3)、NOであれば、ステップ53に戻り、再び、受信
バッファメモリ部4から文字情報を表示バッファメモリ
部7に転送し、この際、今回、転送した文字情報の中で
最後の文字の文字番号(ここでは26)に8を加えた値
を最終番号TXT(M)として登録し、表示バッファメ
モリ部7の最後の文字の1つ後から8つ後までのアドレ
ス(ここではアドレス27〜34)に「−」の記号コー
ドを記憶させる(ステップ53〜55)。
【0020】続いて、表示制御部6Aは表示バッファメ
モリ部7に記憶された文字情報の内、アドレス(i+
1)の文字が表示器10の1桁目となるように、アドレ
ス(i+1−8)〜アドレス(i+1)の範囲の8文字
分を表示器10に表示させる(ステップ56)。受信バ
ッファメモリ部4から表示バッファメモリ部7に転送し
たとき、2番目の文字bが既に含まれていることから表
示器10には「−−−−−−ab」が表示される(図6
(1)参照)。そして、再び、第1タイマ部8をセット
し、500ms の計時を開始させる(ステップ57)。第1
タイマ部8がタイムアップしたところで、i=2とな
り、まだ、i=34でないので、再び、ステップ53に
戻って同様の処理を繰り返す(図3のステップ60、6
2、63)。
【0021】正常な受信状態が継続しているとき、スク
ロール速度よりも遙かに早く、受信バッファメモリ部4
に文字が追加記憶されるため、文字情報受信開始直後か
ら、図5(3)、(4)、図6(1)、(2)に示す如
く、抜けのない文字情報がスクロール表示されることに
なる。従って、意味が判らなくなったり、セットの故障
と勘違いしたりすることはない。その後、文字zが表示
器10の8桁目に表示されたとき(図6(3)参照)、
次の表示は「−−−−−−−−」となり(図6(4)参
照)、一連の文字情報の表示が1回分終了したことが判
る。このあと、第1タイマ部8がタイムアップすると、
スクロールカウンタ部9のカウント値iは34になるの
で、表示制御部6Aはステップ63でYESと判断し、
このとき、スクロールカウンタ部9をクリアしi=0と
したあと(ステップ64)、ステップ53に進む。よっ
て、再び、図5(3)、(4)、図6(1)の如く、文
字情報の最初からスクロール表示が始まる。
【0022】このように、スクロール表示をしている間
に、受信状態が悪化したり、受信局がラジオテキストの
送信を止めたりすると、ラジオテキスト受信識別部11
は、ステップ80でNOと判断し、第2タイマ部12の
タイマセットをしない。10秒以内に受信状態が回復す
るか、または、受信局がラジオテキストの送信を再開し
たときは再び短い時間間隔で第2タイマ部12がセット
されるので、スクロール表示動作に変化は起きないが
(ステップ61でNOの判断)、受信状態が悪化した
り、受信局がラジオテキストの送信を止めたまま10秒
経過すると、第2タイマ部12は文字情報受信オフ検出
信号としてのタイムアップ信号を受信バッファメモリ部
4と表示制御部6Aに出力する。タイムアップ信号を入
力した受信バッファメモリ部4は記憶データをクリアす
る(ステップ61、65)。
【0023】一方、第2タイマ部12からタイムアップ
信号を入力した表示制御部6Aは、直ちに文字情報が存
在しないことを示すメッセージ表示をするのでなく、現
在進行している1回分のスクロール表示が完了するまで
スクロール表示制御を続ける。即ち、まず、第1タイマ
部8がタイムアップするのを待ち(ステップ66)、第
1タイマ部8がタイムアップし、iがインクリメントさ
れたところで、i=34かチェックし(ステップ67、
68)、まだであれば、表示バッファメモリ部7に記憶
された文字情報の内、アドレス(i+1)の文字が表示
器10の1桁目となるように、アドレス(i+1−8)
〜アドレス(i+1)の範囲の8文字分を表示器10に
表示させる(ステップ69)。そして、第1タイマ部8
をセットし(ステップ70)、該第1タイマ部8がタイ
ムアップし、iがインクリメントされたところで、再
び、i=34かチェックし(ステップ67、68)、ま
だであれば、表示バッファメモリ部7に記憶された文字
情報の内、アドレス(i+1)の文字が表示器10の1
桁目となるように、アドレス(i+1−8)〜アドレス
(i+1)の範囲の8文字分を表示器10に表示させる
(ステップ69)。そして、第1タイマ部8をセットし
たあと(ステップ70)、ステップ66に戻る。
【0024】この結果、例えば、図7(1)の状態で受
信状態が悪化したり、受信局が文字情報の送信を止めた
とき、10秒経過し、第2タイマ部12がタイムアップ
した時点では図7(2)に示す如く、スクロール表示の
途中であるが、そのまま最後の文字のスクロール表示が
終了するまで、スクロール表示を継続させることができ
る(図7(3)、(4)、図8(1)、(2)参照)。
よって、スクロール表示が途中で尻切れとなることはな
く、最後まで文字情報を表示させることができ、ユーザ
に確実に文字情報を伝えることができる。その後、i=
34となったとき、スクロール表示が完了したので、表
示制御部6Aは、表示バッファメモリ部7をクリアした
あと、文字情報が存在しないことを示す「 NO R
T 」のメッセージ表示を行い(ステップ71、72、
図8(3)参照)、このあと、ステップ51に戻る。こ
れにより、ユーザは文字表示機能の故障と勘違いするこ
となく、次の受信を待つことができる。
【0025】ステップ51では、表示制御部6Aは文字
情報受信開始検出信号の入力を待つ。その後、受信状態
が回復したり、受信局が文字情報の送信を再開すると、
受信バッファメモリ部4に改めて文字が記憶されてい
く。受信バッファメモリ部4の先頭アドレスに文字が記
憶されると、文字情報受信開始検出部5が文字情報受信
開始検出信号を出力するので、表示制御部6Aは再び、
前述と同様の動作で文字情報のスクロール表示を行う。
このときも、第1タイマ部8がタイムアップする度に、
受信バッファメモリ部4から表示バッファメモリ部7に
文字情報の転送を行うため、スクロール表示再開直後
に、スクロール表示文字に抜けが生じることはない。よ
って、意味が判らなくなったり、セットの故障と勘違い
したりすることはない。
【0026】なお、上記した実施例では、図2のステッ
プ54と55で、今回転送した文字情報の中で最後の文
字の文字番号に8を加えた値を最終番号TXT(M)と
して登録し、また、表示バッファメモリ部7の最後の文
字の1つ後から8つ後までのアドレスに「−」の記号コ
ードを記憶させるようにし、文字情報の最後から最初に
移行する間に「−」の記号が表示されるようにして、1
回分のスクロール表示の区切りが判るようにしたが、単
に、今回転送した文字情報の中で最後の文字の文字番号
を最終番号TXT(M)として登録し、表示バッファメ
モリ部7には特に「−」等の区切り記号を記憶させない
ようにしても良い。また、1文字単位でスクロールする
ようにしたが、ドットマトリクス型の表示器の場合、半
文字分、1/4文字分などの単位でスクロールするよう
にしても良く、この場合、スクロールの単位時間間隔を
250ms 、125ms とすれば500ms 毎に1文字単位でスクロ
ールする場合と速度が変わらない。また、1文字分当た
りのスクロール移動時間間隔は500ms のほか、400ms 、
600ms など他の時間としても良い。また、受信バッファ
メモリ部4から表示バッファメモリ部7への転送時間間
隔は1文字分当たりのスクロール移動時間間隔と同じと
したが、Tより短くしても良い。更に、RDS対応FM
ラジオ受信機を例に挙げたが、本発明は何らこれに限定
されるものでなく、VICS(道路交通情報システム)
対応FMラジオ受信機など、文字多重放送を受信する種
々の受信機に同様に適用することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の1つによれば、文字情報の受信
開始が検出されたあと、スクロール表示における1文字
分の移動時間間隔Tと同じかそれより短い時間間隔で受
信用一時記憶手段に記憶された文字情報を表示用一時記
憶手段に繰り返し転送するようにしたので、次の新たな
文字を表示手段に表示すべきタイミングより前に、当該
次の新たな文字を表示用一時記憶手段に準備しておくこ
とができ、文字情報の受信開始直後から抜けのない文字
情報を表示させることができる。よって、意味が判らな
くなったり、セットの故障と勘違いしたりすることがな
くなる。
【0028】本発明の他の1つによれば、文字情報の受
信オフが検出されたあとも表示用一時記憶手段に記憶さ
れた全ての文字情報のスクロール表示が完了するまで、
表示用一時記憶手段に記憶された文字情報を保存し、ス
クロール表示を続行させ、スクロール表示が完了したあ
と文字情報が存在しないことを示すメッセージを表示手
段に表示させるようにしたので、文字情報の受信がオフ
したあとも、尻切れを生じることなく最後まで文字情報
を表示させることができ、ユーザに確実に文字情報を伝
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るRDS対応FMラジオ
受信機の一部省略した回路図である。
【図2】システムコントローラのスクロール表示処理を
示すフローチャートである。
【図3】システムコントローラのスクロール表示処理を
示すフローチャートである。
【図4】システムコントローラのスクロール表示処理を
示すフローチャートである。
【図5】スクロール表示動作の説明図である。
【図6】スクロール表示動作の説明図である。
【図7】スクロール表示動作の説明図である。
【図8】スクロール表示動作の説明図である。
【図9】RDSにおけるラジオテキストのデータフォッ
マットの説明図である。
【図10】従来のRDS対応FMラジオ受信機のシステ
ムコントローラの回路図である。
【図11】従来のスクロール表示における問題点の説明
図である。
【図12】従来のスクロール表示における問題点の説明
図である。
【符号の説明】
1 RDSデータ復調回路 2A システムコント
ローラ 3 文字入力処理部 4 受信バッファメモ
リ部 5 文字情報受信開始検出部 6A 表示制御部 7 表示バッファメモリ部 8 第1タイマ部 9 スクロールカウンタ部 10 表示器 11 ラジオテキスト識別部 12 第2タイマ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号に重畳された文字情報を抽出す
    る文字情報抽出手段と、抽出された文字情報を一時記憶
    する受信用一時記憶手段と、文字情報の受信開始を検出
    する文字情報受信開始検出手段と、表示用の文字情報を
    一時記憶する表示用一時記憶手段と、所定字数分の文字
    情報を表示する表示手段と、文字情報の受信開始が検出
    されたとき、受信用一時記憶手段に記憶された文字情報
    を表示用一時記憶手段に転送し、表示用一時記憶手段に
    記憶された文字情報に基づき、時間Tで1文字分ずれる
    ように文字情報を表示手段にスクロール表示させる表示
    制御手段と、を備えた文字多重放送受信機において、 表示制御手段は、文字情報の受信開始が検出されたあ
    と、T以下の時間間隔で、受信用一時記憶手段に記憶さ
    れた文字情報を表示用一時記憶手段に繰り返し転送する
    ようにしたこと、 を特徴とする文字多重放送受信機。
  2. 【請求項2】 受信信号に重畳された文字情報を抽出す
    る文字情報抽出手段と、抽出された文字情報を表示用に
    一時記憶する表示用一時記憶手段と、文字情報の受信オ
    フを検出する文字情報受信オフ検出手段と、所定字数分
    の文字情報を表示する表示手段と、表示用一時記憶手段
    に記憶された文字情報に基づき、該文字情報を表示手段
    にスクロール表示させる表示制御手段とを備え、表示制
    御手段は文字情報の受信オフが検出されると、文字情報
    が存在しないことを示すメッセージを表示手段に表示さ
    せるようにした文字多重放送受信機において、 表示制御手段は、文字情報の受信オフが検出されたあと
    も表示用一時記憶手段に記憶された全ての文字情報のス
    クロール表示が完了するまで、表示用一時記憶手段に記
    憶された文字情報を保存し、スクロール表示を続行さ
    せ、文字情報の最後までスクロール表示が完了したあと
    文字情報が存在しないことを示すメッセージを表示手段
    に表示させるようにしたこと、 を特徴とする文字多重放送受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007137300A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Kenwood Corp 車載用電子機器

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