JPH0733583U - 物品回転台 - Google Patents

物品回転台

Info

Publication number
JPH0733583U
JPH0733583U JP7181193U JP7181193U JPH0733583U JP H0733583 U JPH0733583 U JP H0733583U JP 7181193 U JP7181193 U JP 7181193U JP 7181193 U JP7181193 U JP 7181193U JP H0733583 U JPH0733583 U JP H0733583U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
lower plate
internal gear
tooth profile
upper disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7181193U
Other languages
English (en)
Inventor
悦利 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Corp
Original Assignee
Asahi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Corp filed Critical Asahi Corp
Priority to JP7181193U priority Critical patent/JPH0733583U/ja
Publication of JPH0733583U publication Critical patent/JPH0733583U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品を乗せて回転させるための台であって、
構造が簡単で容易に製作でき、傷みも少なくて永持ち
し、所望の位置で確実に回転を止めることができるよう
な物品回転台を提供しようとする。 【構成】 回転体の介在により下方板上で上方円板を回
転自在とした物品回転台において、上方円板の内側に内
歯車を付設し、下方板上に歯形を設け、歯形を内歯車に
向かって進退自在とし、歯形を内歯車と咬み合わせて回
転を停止させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、物品回転台に関するものである。とくに、この考案は、この台の 上に物品を乗せて回転させ、所望の位置で回転を止めるのが容易且つ確実な物品 回転台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
物品回転台は既に知られている。それは、例えば実開昭54−65166号、 実開昭57−81228号及び実公昭62−2178号公報に記載されている。 この公報は、環状の物品回転台を記載し、これをパレット回転装置と名付けてい る。この公報はこのパレット回転装置を作るのに、断面がL字状の環状下板上に 複数個の回転軸受を付設し、その上に断面がL字状の環状上板を被せ、回転軸受 を介して上板と下板とを接触させ、上板と下板との間に抜き止めリングを挿入し て環状の一体品とすることを教えている。この環状の一体品は、上板が下板上で 回転自在にされているから、上板上に物品を乗せると、物品を自在に回転させる ことができる、というのである。
【0003】 また、実開昭60−137830号公報は、矢張り環状の物品回転台を記載し 、これをターンテーブル支持装置と名付けている。この公報は、複数個の鋼球を 、定位置で転動自在に保持するリティナーとを環状にして、環状下板と環状上板 との間に閉じ込めて、環状の一体品にするとともに、上板を下板上で回転可能に して、物品回転台を作ることを教えている。
【0004】 そのほか、特許公報などには記載が見当たらないが、下方板と上方円板とをボ スと軸との嵌め合わせにより回転可能に組み合わせるとともに、2つの板の間に ロール、鋼球などの回転体を介在させて、上方円板を下方板の上で回転し易くし 、こうして物品回転台を作ることが知られている。
【0005】 このような物品回転台は、この台の上に物品を乗せ、物品を回転させながら物 品に加工を施すのに使用される。このような用途では物品が適当な方向に向いた とき、回転を止める必要がある。そのためには、上板が下板に対して回転しない ようにする必要がある。この必要を満たすためにこれまで色々な提案がなされて 来たが、何れも満足なものではなかった。
【0006】 例えば、実開昭62−807号公報は、下板の外方に設けた係止部材を上板の 側面に設けた係止溝に挿入して上板の回転を止めることを教えている。しかしそ の係止部材の押しつけ機構は複雑であり、また上板の回転を係止溝の付設位置で 止めることができるだけで、所望のところで止めることができなかった。そのほ か、公報には記載がないが、上板の周りにバンドブレーキの機構を付設して、上 板の回転を止めることも行われたが、これによれば所望の位置で止めることはで きるけれども、その確実性に欠けるところがあった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上述したような従来技術の欠点を解消しようとするものである。 すなわち、この考案は、構造が簡単で容易に製作でき、また傷みも少なくて永持 ちし、且つ所望の位置で確実に回転を止めることができるような、回転制御装置 のついた物品回転台を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、下方板上で回転する上方円板の回転を止めるのに、上方円板の内 側に内歯車を設け、下方板上に上記内歯車と咬み合う1個又は数個の歯を持った 歯形を取り付け、歯形と内歯車との咬み合わせを利用しようとするものである。
【0009】 この考案は、中央にボスを持った下方板上に複数個の回転体を付設し、この上 に上方円板を乗せて回転体上を摺動させながら上方円板を下方板上でボスの周り に回転させる物品回転台において、上方円板の内側に内歯車を付設し、下方板上 に1個又は数個の歯を持った歯形を設け、この歯形を上記内歯車に向かって進退 自在にして、歯形を内歯車と咬み合わせることにより、上方円板の回転を止める ようにしたことを特徴とする、物品回転台に関するものである。
【0010】
【実施例】
この考案に係る物品回転台を、その実施の一例について図面に基づき説明する とつぎのとおりである。図1は、この考案に係る物品回転台の一部切欠平面図で ある。図2は、図1に示した物品回転台の一部切欠縦断面拡大図である。図3は 、図1に示した物品回転台の一部切欠拡大平面図である。図4は、図1に示した 物品回転台の図3に相当する部分の拡大縦断面図である。図5は、この考案に係 る他の物品回転台の一部切欠縦断面図である。
【0011】 この考案は、図1に示したように、中央にボス11を持った下方板1上に複数 個の回転体3例えばロールを放射状に付設し、この上に上方円板2を乗せてロー ル上を摺動させながら上方円板2を下方板1上でボス11の周りに回転させる物 品回転台を前提とするものである。この考案に係る物品回転台は、上述のような 物品回転台において、上方円板2の内側に内歯車4を付設し、下方板1上に歯形 5を設け、歯形5を内歯車4に向かって進退自在にして、歯形5を内歯車4と咬 み合わせることにより、上方円板2の回転を止めるようにしたことを特徴とする ものである。
【0012】 図1に示した物品回転台では、下方板1上に回転体3と上方円板2とが、図2 に示したような関係に付設されている。図2に示したように、下方板1は、中央 にボス11を持った浅い箱状のもので、ボス11を中心として環状に延びる2個 の厚肉部12及び13を備え、その外に断面がコの字状に隆起した縁14を持っ ている。縁14は、平面で見るとほぼ円形を呈しているが、直交する2つの直径 方向で広幅となっている。
【0013】 ボス11には回転軸6が嵌まっている。回転軸6は、中央にボス61を持ち、 これから複数個の軸62を放射状に突出させた構造に一体とされている。ボス6 1がボス11の外周に嵌合して、回転軸6は下方板1上で回転可能にされている 。軸62には回転体3すなわちロールが回転可能に付設され、各ロールは厚肉部 12又は13上を移動するようにされている。ロールは軸62の先端から嵌めら れ、両側にスナップリング63を付設して移動を防がれている。
【0014】 回転体3の上方に上方円板2が付設される。上方円板2は、中央にボス21を 持った浅い蓋状を呈し、ボス21を中心として環状に延びる2個の厚肉部22及 び23を備え、その外に垂下する縁24を形成している。ボス21は、下方板1 のボス11と等径にされ、厚肉部22及び23は下方板1の厚肉部12及び13 と向き合う位置にあって等しい幅とされている。また縁24は下方板1のコの字 状縁14の内側に位置する立ち上がり片と向き合っている。
【0015】 上方円板2は、ボス21を回転軸6のボス61内に嵌入させ、ボス21とボス 11とを貫通するビスにより回転可能に一体化されている。
【0016】 この考案は、図3に示したように、上方円板2の縁24に内歯車4を付設し、 下方板1上に歯形5を設け、歯形5を内歯車4に向かって進退自在にした点に特 徴を持っている。そのために、下方板1上に縁14に近接して水平断面がコの字 状の立壁15を設け、立壁15内に歯形5を付設し、歯形5と立壁15との間に バネ51を付設して歯形5が内歯車4に向かって常に突出するようにされている 。こうして、歯形5に設けられた1個又は数個の歯が内歯車4と咬み合い上方円 板2の回転を阻止することとなる。
【0017】 下方板1の縁14には、図3及び図4に示したように、立壁15と対向したと ころにレバー7が回動自在に軸着されている。歯形5の下部は、バネ51により 立壁15から離れるように付勢されており、従ってレバー7の先端71に常に接 触している。レバー7の先端71はカムとなっているので、レバー7が図3の実 線位置から点線位置まで回動されると、歯形5はバネ51により押されて内歯車 4と咬み合い上方円板2の回転を阻止する。逆に、レバー7が点線位置から実線 位置に戻ると、歯形5はレバー7の先端71により押されて内歯車4と咬み合わ なくなり、上方円板2が回転可能となる。こうして、レバー7の回動により、容 易に上方円板2を回転可能にしたり回転不能にしたりすることができる。
【0018】 図1、図3及び図4では、内歯車4を上方円板の縁24と一体に形成した状態 を示したが、内歯車4は縁24と別に切り離して付設してもよい。また、図4で は立壁15を下方板1と一体に形成したが別に形成して取り付けてもよい。
【0019】 これまでは回転体3としてロールを用いた例を示したが、回転体3はロールに 限らない。図5に示したように、鋼球31を利用したものを回転体3として用い ることができる。図5に示した回転体3は、台座32内の半球状窪み内に鋼球3 1が嵌め込まれ、上記窪み面と鋼球31との間に小鋼球33が介在して鋼球31 の回転が容易にされているものである。図5の回転体3は下方板1上に固定して 使用される。
【0020】 この考案に係る物品回転台は、図1ないし図4に示したように、立壁15が一 体に付設された構造に下方板1を合成樹脂で作ることが好ましく、また内歯車4 が縁24と一体にされた構造に上方円板2を合成樹脂で成形することが好ましい 。合成樹脂としては、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエ ステル等を用いることができる。また、歯形5も同様に合成樹脂で成形すること が好ましい。回転体3のロール、回転軸6は、金属又は合成樹脂で作ることがで きる。
【0021】
【考案の効果】
この考案は、中央にボスを持った下方板上に複数個の回転体を付設し、この上 に上方円板を乗せて回転体上を摺動させながら上方円板を下方板上でボスの周り に回転させる物品回転台を前提とするものであるから、物品回転台の構造が簡単 であり、従って製作が容易である。この考案は上述のような物品回転台において 、上方円板の内側に内歯車を付設し、下方板上に1個又は数個の歯を持った歯形 を設け、この歯形を上記内歯車に向かって進退自在にして、歯形を内歯車と咬み 合わせることにより、上方円板の回転を止めるようにしたから、構造が簡単で、 所望の位置で上方円板の回転を確実に止めることができる。また、構造が簡単な ために、製作が容易であり、使用や修理も容易である。この物品回転台は、工場 において部品をこの上に乗せて付属品を取付けるのに便利である。また、商品の 陳列にも使用できる。この考案はこのような利益を与えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る物品回転台の一部切欠平面図で
ある。
【図2】図1に示した物品回転台の一部切欠縦断面拡大
図である。
【図3】図1に示した物品回転台の一部切欠拡大平面図
である。
【図4】図1に示した物品回転台の図3に相当する部分
の拡大縦断面図である。
【図5】この考案に係る他の物品回転台の一部切欠縦断
面図である。
【符号の説明】
1 下方板 2 上方円板 3 回転体 4 内歯車 5 歯形 6 回転軸 7 レバー 11、21、61 ボス 12、13、22、23 厚肉部 14、24 縁 15 立壁 62 軸 63 スナップリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央にボスを持った下方板上に複数個の
    回転体を付設し、この上に上方円板を乗せて回転体上を
    摺動させながら上方円板を下方板上でボスの周りに回転
    させる物品回転台において、上方円板の内側に内歯車を
    付設し、下方板上に1個又は数個の歯を持った歯形を設
    け、この歯形を上記内歯車に向かって進退自在にして、
    歯形を内歯車と咬み合わせることにより、上方円板の回
    転を止めるようにしたことを特徴とする、物品回転台。
JP7181193U 1993-12-10 1993-12-10 物品回転台 Pending JPH0733583U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7181193U JPH0733583U (ja) 1993-12-10 1993-12-10 物品回転台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7181193U JPH0733583U (ja) 1993-12-10 1993-12-10 物品回転台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0733583U true JPH0733583U (ja) 1995-06-20

Family

ID=13471332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7181193U Pending JPH0733583U (ja) 1993-12-10 1993-12-10 物品回転台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0733583U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014196094A1 (ja) * 2013-06-03 2014-12-11 本田技研工業株式会社 加工装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04226815A (ja) * 1990-09-05 1992-08-17 Ott Mas Technik Gmbh 工具タレット
JPH0556370B2 (ja) * 1985-04-19 1993-08-19 Nippon Synthetic Chem Ind

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0556370B2 (ja) * 1985-04-19 1993-08-19 Nippon Synthetic Chem Ind
JPH04226815A (ja) * 1990-09-05 1992-08-17 Ott Mas Technik Gmbh 工具タレット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014196094A1 (ja) * 2013-06-03 2014-12-11 本田技研工業株式会社 加工装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3302594A (en) Turntable
JP2886345B2 (ja) 回転テーブル
JP2511521Y2 (ja) ラジアル・スラスト組み合わせ軸受
JPH0733583U (ja) 物品回転台
JPH0319767Y2 (ja)
JP2511568Y2 (ja) 分割形軸周シ―ル
JPS645130Y2 (ja)
KR200141044Y1 (ko) 텔레비젼 장식장의 회전판
JP2003120684A (ja) スラストころ軸受
JP7283796B2 (ja) キャスター
JP6742573B1 (ja) ベアリング
JPH0752972Y2 (ja) 合成樹脂製ケース付スラスト転がり軸受
JPS622178Y2 (ja)
JP2600795Y2 (ja) ターンテーブル
JPH0740735Y2 (ja) スラストころ軸受用スラストレース
JPH0125780Y2 (ja)
JP3060078U (ja) ロールの方向転換台
JP3020273U (ja) ボールベアリング
JPS6314710Y2 (ja)
JPH0740734Y2 (ja) ベアリング
JPH0121237Y2 (ja)
JP2947471B1 (ja) ターンガイド
JPH0623679A (ja) 回転台
JPS63180721U (ja)
JPS6315058Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981102