JPH07335607A - 基板洗浄方法および基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄方法および基板洗浄装置

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JPH07335607A
JPH07335607A JP13150194A JP13150194A JPH07335607A JP H07335607 A JPH07335607 A JP H07335607A JP 13150194 A JP13150194 A JP 13150194A JP 13150194 A JP13150194 A JP 13150194A JP H07335607 A JPH07335607 A JP H07335607A
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JP
Japan
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substrate
cleaning
ultrapure water
semiconductor substrate
chemical
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Application number
JP13150194A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Dansui
慶孝 暖水
Yuichi Hirofuji
裕一 広藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP13150194A priority Critical patent/JPH07335607A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極小量の洗浄薬品と極少量の超純水とを用い
て基板表面の高清浄度化を可能にする。 【構成】 密閉容器1内に基板保持具2により半導体基
板18を保持し、液状の洗浄薬品を貯蔵する薬品貯蔵容
器4を加熱手段5で加熱して密閉容器1内に薬品蒸気を
供給する。洗浄薬品の蒸気を用いることにより、小量の
洗浄薬品ですむとともに、蒸留作用により半導体基板1
8に到達する洗浄薬品は不純物が少なく高純度化され
る。さらに、超純水滴下手段8により極微量の超純水を
半導体基板18表面に滴下し、回転手段3で半導体基板
18を除々に回転速度を上げながら回転させることによ
り、滴下した超純水の液滴が半導体基板18表面の全面
を移動し、液滴中に洗浄薬品の凝集液を溶解させ、この
液滴を半導体基板18の外へ除去することにより、洗浄
薬品および半導体基板18表面の金属不純物や自然酸化
膜を除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置および液
晶等のデバイスを製造する際に基板表面の金属不純物や
自然酸化膜等を除去する基板洗浄方法および基板洗浄装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置製造および液晶装置製造等に
おいて、従来から薬品および超純水を用いた基板表面の
金属不純物や自然酸化膜等を除去する基板洗浄が行なわ
れている。しかしながら、半導体装置および液晶装置の
パターンの微細化により清浄度の高い基板表面が必要と
なってきている。また半導体基板、液晶基板の大型化が
進むにつれてより多量の高純度の薬品および高純度の超
純水が必要となってきている。
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の
基板洗浄装置の例について、バッチ式基板洗浄装置およ
び枚葉式基板洗浄装置について説明する。図8は従来の
バッチ式基板洗浄装置の構成および洗浄方法を示す概略
図である。図8において、101は半導体基板である。
102は半導体基板を収納するキャリアでキャリア内に
は複数枚の半導体基板を収納することができる。104
は洗浄液103を入れるための洗浄槽である。114は
洗浄槽104の外周に溢れた洗浄液を受け取るための外
槽である。外槽114に溢れた洗浄液103は配管を通
りポンプ106によりフィルタ105を通り、配管10
7を通り洗浄槽104下部から洗浄槽104内へ供給さ
れる。109、111は洗浄液を除去するための水洗槽
である。水洗槽109、111下部には超純水供給ライ
ン112がつながれており、水洗槽109、111内へ
超純水108、110を供給する。113は基板乾燥装
置である。
【0004】以上のように構成された基板洗浄装置につ
いて、以下その動作について図8を用いて説明する。ま
ず、半導体基板101を半導体基板収納キャリア102
に収納した状態で、洗浄液103で満たされた洗浄槽1
04へ入れる(図8(a))。ここで洗浄液103は外
槽114へ溢れる。溢れた洗浄液103は、配管を通っ
てポンプ106により、フィルタ105へ送られ、洗浄
槽104下部から再び洗浄槽104へ供給される。この
とき洗浄液103はフィルタ105を通ることにより、
濾過されパーティクルが除去され清浄な洗浄液が供給さ
れることとなる。
【0005】次に、所定の時間洗浄した後、キャリア1
02を次の水洗槽109へ移す(図8(b))。このと
き半導体基板101およびキャリア102は洗浄液10
3で濡れているため洗浄槽104内の洗浄液103は減
少することになる。そこで持ち出された分の洗浄液10
3を洗浄槽104に追加する必要がある。水洗槽109
では洗浄液103で濡れた半導体基板101およびキャ
リア102から速やかに水洗する必要があるので、大量
の超純水108を水洗槽109に供給する。半導体基板
101が大口径化するにともない水洗槽109を大型化
する必要があり、供給する超純水108もさらに大量に
必要となる。
【0006】次に、半導体基板101およびキャリア1
02についた洗浄液103を除去するために水洗槽10
9で所定時間水洗した後、キャリア102をつぎの水洗
槽111へ移す(図8(c))。この水洗槽111では
極微量の半導体基板101およびキャリア102に残っ
た洗浄液103や半導体基板101に付着しているパー
ティクルを除去するため、大量の超純水110で水洗を
行う。ここでも供給する超純水110が大量に必要とな
る。
【0007】最後に、水洗槽111で所定時間水洗した
後、基板乾燥装置113にキャリアを移す(図8
(d))。これら一連の工程により半導体基板の洗浄を
行う。図9は従来の枚葉式基板洗浄装置の構成および洗
浄方法を示す概略図である。図9において、201は半
導体基板、202、209は半導体基板201を保持す
る保持具、203は洗浄液を半導体基板201に供給す
るノズルである。204、212は半導体基板201を
回転させる回転手段である。205は洗浄液を貯蔵する
洗浄液貯蔵タンク、206は洗浄液を移送するためのポ
ンプ、207は洗浄液中のパーティクルを除去するため
のフィルタである。208は洗浄液を受容するための容
器で、この容器208の下部はタンク205と配管でつ
ながれている。210は半導体基板201に超純水を供
給するノズルで、超純水は配管214からフィルタ21
3をへてノズル210に供給される。211は超純水の
排水のための配管である。215は洗浄容器を収納する
筐体である。
【0008】以上のように構成された基板洗浄装置につ
いて、以下その動作について図9を用いて説明する。図
9(a)に示すように、半導体基板201を搬送系によ
り保持具202で保持する。保持した半導体基板201
を回転手段204により500r.p.m.程度に回転させ
る。このときノズル203から洗浄液を噴出させ、半導
体基板201中央付近に洗浄液を供給する。半導体基板
201は回転しているため、洗浄液は半導体基板201
の中心から外方向へ遠心力によって流れる。
【0009】つぎに、所定時間洗浄液で洗浄した後、図
9(b)に示すように、水洗用チャンバーに半導体基板
201を移載し、保持具209で半導体基板201を保
持した後、回転手段212により半導体基板201を5
00r.p.m.程度に回転させ、ノズル210より超純水を
半導体基板201に供給する。超純水により半導体基板
201表面に付着していた洗浄液を水洗する。十分に超
純水で半導体基板201を水洗した後、超純水の供給を
停止する。このとき枚葉式基板洗浄装置では洗浄液を洗
い流すために大量の超純水が必要となる。つぎに、半導
体基板201を乾燥させるため1000〜2000r.p.
m.程度に回転させ遠心力により超純水を振り切り乾燥さ
せる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うなバッチ式基板洗浄装置の構成では、半導体基板10
1の大型化により洗浄槽104および水洗槽109,1
11も大型化し、使用する洗浄薬品の量が大量に必要と
なり、さらに薬液(洗浄液)が半導体基板101や基板
収納キャリア102に大量に付着するため、薬液を水洗
除去するための超純水も大量に必要となると言う問題点
を有していた。
【0011】また、枚葉式基板洗浄装置の構成では、使
用する薬品量は半導体基板201の処理時間に比例して
連続的に半導体基板201に供給する必要があるため、
ある程度の洗浄薬品を洗浄液貯蔵タンク205に貯蔵し
ておく必要があり、バッチ式基板洗浄装置とほぼ同等の
薬品量が必要である。さらにバッチ式基板洗浄装置と同
様、直接洗浄薬品を半導体基板201に接触させるため
洗浄薬品が半導体基板201表面に残り、この残った薬
品を水洗除去するための超純水も大量に必要となると言
う問題を有していた。
【0012】さらに、洗浄薬品は高清浄度化されている
が、溶液状態の薬品中の不純物を低減するためにはかな
りのコストがかかり洗浄薬品のコストアップにつなが
り、大量の薬品を使うことが経済的に困難となる。ま
た、もし低コストで洗浄薬品ができたとしても、洗浄薬
品を貯蔵するための貯蔵タンクや洗浄薬品を供給する配
管からの汚染により洗浄薬品中に不純物が溶け込み、そ
の洗浄薬品を半導体基板に接触させると洗浄薬品中の不
純物が半導体基板表面に付着してしまうと言う問題を有
していた。
【0013】この発明の目的は、上記問題点に鑑み、極
小量の洗浄薬品と極少量の超純水とを用いて基板表面の
高清浄度化を可能にする基板洗浄方法および基板洗浄装
置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の基板洗浄
方法は、洗浄薬品の蒸気を基板と所定の時間接触させる
工程と、基板の中央部に超純水を滴下し基板を回転させ
ることにより滴下した超純水の液滴を基板の中央部から
外周方向へ移動させる工程とを含んでいる。請求項2記
載の基板洗浄方法は、請求項1記載の基板洗浄方法にお
いて、超純水の液滴を移動させるときに基板の回転速度
を除々に速くすることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の基板洗浄方法は、洗浄薬品
の蒸気を基板と所定の時間接触させる工程と、基板の中
央部に超純水を滴下し基板を回転させながら滴下した超
純水の液滴を基板の中央部から外周方向へ移動させる工
程とを含んでいる。請求項4記載の基板洗浄装置は、処
理する基板を収納する密閉容器と、密閉容器内に基板を
洗浄処理する洗浄薬品を蒸気で供給する洗浄薬品供給手
段と、密閉容器内に基板を保持する基板保持手段と、基
板保持手段を回転させる回転手段と、基板表面に超純水
を滴下する超純水滴下手段とを備えている。
【0016】請求項5記載の基板洗浄装置は、請求項4
記載の基板洗浄装置において、洗浄薬品供給手段は、液
状の洗浄薬品を貯蔵し密閉容器と連通可能な薬品貯蔵容
器と、この薬品貯蔵容器を加熱する加熱手段とからなる
ことを特徴とする。請求項6記載の基板洗浄装置は、請
求項4または5記載の基板洗浄装置において、基板保持
手段は基板を凹面に湾曲させる吸着手段を有したことを
特徴とする。
【0017】請求項7記載の基板洗浄装置は、請求項4
または5記載の基板洗浄装置において、超純水滴下手段
により滴下した超純水の液滴を保持する液滴保持手段
と、液滴保持手段を基板の中央部から外周部へ移動させ
る液滴走査手段とを設けたことを特徴とする。
【0018】
【作用】この発明によれば、密閉容器内に基板保持手段
により基板を保持し、洗浄薬品供給手段により密閉容器
内に洗浄薬品を蒸気で供給する。このように洗浄薬品の
蒸気を用いるため蒸留作用により基板に到達する洗浄薬
品は不純物が少なく高純度化され、さらに蒸気を用いる
ため小量の洗浄薬品で良い。密閉容器内に導入された洗
浄薬品の蒸気は基板表面で凝集し、基板表面の金属不純
物や自然酸化膜と反応し洗浄薬品の凝集液の中に溶解す
る。その後、超純水滴下手段により極微量の超純水を基
板表面に滴下し、回転手段で基板を回転させて滴下した
超純水の液滴を基板表面の全面を移動させることにより
液滴中に洗浄薬品の凝集液を溶解させ、この液滴を基板
の外へ除去することにより、洗浄薬品および基板表面の
金属不純物や自然酸化膜を除去できる。このように蒸気
を用いることにより小量の洗浄薬品でよく、さらに基板
表面には洗浄薬品が大量に付着しないため極小量の超純
水で洗浄薬品を除去することが可能となる。
【0019】
【実施例】まず、この発明の第1の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図1はこの発明の第1の実
施例における基板洗浄装置の構成を示す概略図である。
この基板洗浄装置を構成する材料としては、耐薬品性の
高い高分子材料、例えばフッ素系樹脂を用いる。図1に
おいて、1は密閉容器、2は基板保持具(基板保持手
段)、3は基板保持具2を回転させる回転手段、4は薬
品を貯蔵する薬品貯蔵容器(洗浄薬品供給手段)、5は
薬品貯蔵容器4を加熱して薬品を蒸発させるための加熱
手段(洗浄薬品供給手段)、6は発生した薬品蒸気を密
閉容器1内へ導入するための配管、7は発生した薬品蒸
気の密閉容器1内への供給を制御するバルブである。
【0020】8は超純水を半導体基板上に供給するため
の超純水滴下手段、9は超純水を半導体基板上に滴下す
るための配管、10は超純水滴下手段8に超純水を供給
する配管である。超純水滴下手段8は必要量の超純水を
秤量し配管9へ移送するための手段を備えている。11
は密閉容器1内へ不活性ガスを供給するためのガス配管
で、密閉容器1の上部に接続されている。12は密閉容
器1内へのガス供給を制御するためのバルブである。1
3は密閉容器1内のガスおよび薬品蒸気を排気するため
の配管で、密閉容器1の上部側面に接続されており、排
気を制御するためのバルブ14を備えている。15は密
閉容器1内にたまった超純水を廃液するためと、ガスお
よび薬品蒸気を排気するために用いる配管で、密閉容器
1の低部に位置し、不活性ガスのガス配管11の接続位
置から距離が最も遠くなる位置に接続する。これは不活
性ガスで密閉容器1内の薬品蒸気を速やかに置換するた
めである。16は廃液および排気を制御するバルブであ
る。17は半導体基板を搬出入するためのゲートであ
る。
【0021】図2は基板保持具2の拡大断面図である。
18は半導体基板で、19は半導体基板18の位置を固
定するための凹みである。凹み19は半導体基板18の
形状に合わせ、凹み19の深さは半導体基板18の厚さ
の半分以上から厚さと同程度とする。20は半導体基板
18を吸引するための吸引口である。以上のように構成
される基板洗浄装置について、以下図1、図2、図3、
図4および図5を用いてその動作を説明する。
【0022】まず密閉容器1に備えられたゲート17を
開け半導体基板18を基板保持具2へ移載する。移載さ
れた半導体基板18を基板保持具2に設けた凹み19に
設置する。その後吸引口20からエアーを吸引し、半導
体基板18が凹状になるまで吸引する。このとき吸引の
圧力は、半導体基板18の中心が約1mm程度凹状となる
ように約200Pa程度吸引する。次に薬品貯蔵容器4の
中に例えば約20%のフッ化水素酸を満たしておき、加
熱手段5でフッ化水素酸を40℃に加熱する。このとき
フッ化水素酸の蒸気圧は約5600Paとなる。薬品蒸気
が十分に発生した後、バルブ7を開けて密閉容器1に薬
品蒸気を供給する。
【0023】密閉容器1には特に加熱手段を設けていな
いので密閉容器1内の温度は室温である。例えば室温が
25℃であると、この温度における蒸気圧は約2300
Paであるためフッ化水素酸蒸気の一部は液化する。過飽
和となった蒸気は凝集して液化するが、気固界面が存在
する場合は固体界面が凝集核として働き、固体表面での
凝集が優先的に進行する。したがってこの実施例では、
薬品蒸気が半導体基板18と接触し半導体基板18上で
凝集することになる。このとき薬品蒸気と半導体基板1
8表面の金属不純物および自然酸化膜とが反応して凝集
した薬品蒸気に取り込まれる。
【0024】図5にフッ化水素酸蒸気による半導体基板
18表面での反応を説明するための断面図を示す。ここ
では半導体基板18はシリコン基板とする。図5(a)
において、23はシリコン基板で、24はシリコン基板
23表面に形成された自然酸化膜である。25は汚染金
属不純物である。シリコン基板23表面は酸化され易い
ため大気中に放置されるだけでも1nm程度の自然酸化
膜24が形成される。通常、この自然酸化膜24のなか
に金属不純物25が取り込まれている。図5(b)にお
いて、26は液滴、27フッ化水素酸蒸気、28は水蒸
気である。図5(a)の自然酸化膜24はSiO2+M(M
=金属不純物25)と示すことができる。この自然酸化
膜24はシリコン基板23表面にフッ化水素酸蒸気27
を接触させると、(化1)の反応により、図5(b)で
示すように、液滴26となり、その液滴26のなかに金
属不純物25はイオンとなり、取り込まれることとな
る。
【0025】
【化1】
【0026】このときバルブ12、14、16は閉じて
おく。次にバルブ7を閉じ、超純水滴下手段8により超
純水を0.1〜100mlの範囲で半導体基板18上に滴
下する。このとき、バルブ12、14、16を開け、ガ
ス配管11から不活性ガスを導入し、密閉容器1内の薬
品蒸気を配管13、15の2箇所より排気する。これは
空気より重いガスの場合でも、軽いガスの場合でも速や
かに置換が行われるようにするためである。このときの
不活性ガスには半導体基板18を処理する温度における
飽和水蒸気を混合しておく。
【0027】図3は超純水を半導体基板18上に滴下し
たときの断面図である。21は超純水の液滴である。超
純水の滴下量を0.1〜100mlとするのは、処理を行
なう薬品により半導体基板18表面の濡れ性が異なるた
め、濡れ性がよい場合は滴下する超純水量を増やし、濡
れ性が悪い場合は超純水量を減らしても同様の効果を得
るためである。例えばシリコン基板表面では超純水を
0.1ml滴下すると直径10mm程度の液滴21となる。
超純水を滴下した後、回転手段3により基板保持具2と
ともに半導体基板18を回転させ始める。回転速度は0
〜500rpm に徐々に回転速度を上げて行く。このと
き、滴下した液滴21の大きさと回転による液滴21の
軌跡との関係をあらかじめ求めておき回転速度制御を行
う。
【0028】図4は半導体基板18を上方から見た図で
ある。22は超純水の液滴21の軌跡を示すものであ
る。当初超純水の液滴21は半導体基板18が凹状にな
っているため半導体基板18の中央に位置するが、回転
数を徐々に上げていくことにより液滴21に遠心力が働
き、半導体基板18の外方向へ移動し最後には半導体基
板18上から除かれることとなる。このとき半導体基板
18の回転速度を制御することにより、超純水の液滴2
1は半導体基板18の表面をくまなく移動し、半導体基
板18表面で凝集した薬品を液滴21内に取り込んで行
く。
【0029】液滴21が半導体基板18表面から除かれ
た後、不活性ガス中に混合していた飽和水蒸気の供給を
止め、水蒸気を含まない不活性ガスを密閉容器1内に供
給し、半導体基板18表面に吸着した水分を乾燥させ
る。以上のようにこの第1の実施例によれば、密閉容器
1内に基板保持具2により半導体基板18を保持し、液
状の洗浄薬品を貯蔵する薬品貯蔵容器4を加熱手段5で
加熱して密閉容器1内に薬品蒸気を供給する。このよう
に洗浄薬品の蒸気を用いることにより、小量の洗浄薬品
ですむとともに、蒸留作用により半導体基板18に到達
する洗浄薬品は不純物が少なく高純度化される。さら
に、超純水滴下手段8により極微量の超純水を半導体基
板18表面に滴下し、回転手段3で半導体基板18を除
々に回転速度を上げながら回転させることにより、滴下
した超純水の液滴が半導体基板18表面の全面を移動
し、液滴中に洗浄薬品の凝集液を溶解させ、この液滴を
半導体基板18の外へ除去することにより、洗浄薬品お
よび半導体基板18表面の金属不純物や自然酸化膜を除
去することができる。
【0030】なお、この実施例では、滴下した超純水の
液滴を半導体基板18表面を移動させるのに、半導体基
板18の回転速度を除々に速くしたが、回転速度は一定
でもよい。また、回転中に超純水を滴下してもよい。つ
ぎに、この発明の第2の実施例について図面を参照しな
がら説明する。図6はこの発明の第2の実施例における
基板洗浄装置の構成を示す概略図である。図6におい
て、図1に示す第1の実施例と共通な部分は同一符号を
付してその説明は省略し、それ以外の部分を説明する。
29は半導体基板18を保持する基板保持具であり、こ
の基板保持具29は、図1に示す基板保持具2と異な
り、半導体基板18を湾曲させることなく平面性を保て
るように、半導体基板18の裏面と接触する基板保持具
29の表面は平坦である。また、半導体基板18を吸着
するための吸着手段を備えている。30は超純水の液滴
を保持するための液滴保持具(液滴保持手段)、31は
超純水を液滴保持具30に供給するための配管である。
33は液滴保持具30を半導体基板18上を走査するた
めの走査手段(液滴走査手段)である。32は液滴保持
具30と走査手段33をつなぐアームである。
【0031】図7は液滴保持具30の拡大断面図であ
る。図7において、超純水を供給する配管31は、液滴
保持具30の中央に設置されている。液滴保持具30の
下部には超純水の液滴35を保持するための空間34が
設けてある。ここで液滴保持具30の材料としては超純
水にたいして濡れ性の低いフッ素系樹脂が適している。
以上のように構成される基板洗浄装置について、以下図
6、図7を用いてその動作を説明する。
【0032】洗浄薬品で処理する動作までは第1の実施
例と同様であり、密閉容器1に薬品蒸気であるフッ化水
素酸蒸気を配管6から供給し、所定時間経過した後、バ
ルブ7を閉じ薬品蒸気の供給を停止する。その後、バル
ブ12,14を開き、密閉容器1内を不活性ガスで置換
する。次に、回転手段3により半導体基板18を約1〜
2rpm の速度で回転する。半導体基板18を回転させた
まま走査手段33により液滴保持具30を半導体基板1
8上まで移動させる。液滴保持具30と半導体基板18
との距離は0.2〜1mmに調整しておく。半導体基板1
8上に液滴保持具30を移動させた後、超純水滴下手段
8を用いて所定量の超純水を液滴保持空間34に供給す
る。このとき超純水の量は0〜1mlの範囲で調整するこ
とができる。供給された超純水液滴35は液滴保持具3
0に保持されたままであり、走査手段33により液滴保
持具30を半導体基板18の中心から外側に移動させ
る。このときの移動速度は0〜20mm/minに設定できる
ようにしている。回転手段3により半導体基板18を回
転させたまま、走査手段33により液滴35を走査させ
ることにより、半導体基板18表面上全域にわたって渦
巻き状に液滴35が走査される。液滴35を走査し終え
たら、液滴保持具30を半導体基板18外へ移動させ
る。液滴保持具30に保持されていた液滴35は重力に
より密閉容器1の低部に落下する。
【0033】以上のようにこの第2の実施例によれば、
密閉容器1内に基板保持具2により半導体基板18を保
持し、液状の洗浄薬品を貯蔵する薬品貯蔵容器4を加熱
手段5で加熱して密閉容器1内に薬品蒸気を供給する。
このように洗浄薬品の蒸気を用いることにより、小量の
洗浄薬品ですむとともに、蒸留作用により半導体基板1
8に到達する洗浄薬品は不純物が少なく高純度化され
る。さらに、超純水滴下手段8により極微量の超純水を
半導体基板18表面に滴下し、液滴保持具30で保持
し、回転手段3で半導体基板18を回転させて走査手段
33により液滴保持具30とともに滴下した超純水の液
滴を半導体基板18表面の全面を移動させることにより
液滴中に洗浄薬品の凝集液を溶解させ、この液滴を半導
体基板18の外へ除去することにより、洗浄薬品および
半導体基板18表面の金属不純物や自然酸化膜を除去す
ることができる。
【0034】上記第1,第2の実施例の効果について従
来例との比較を表1に示す。表1では、条件として直径
150mmのシリコン半導体基板を50枚洗浄を行った場
合について示している。
【0035】
【表1】
【0036】すなわち、図8に示す従来のバッチ式基板
洗浄装置では、直径150mmのシリコン半導体基板を2
5枚収容する収納キャリア102は160×160×1
80mmの大きさであり、このキャリアを2個入れるため
の洗浄槽104は400×250×250mm程度必要と
なり、この洗浄槽104の容積は25リットルとなる。
水洗を行なう場合、毎分15リットルの超純水で10分
間流し続けると150リットルの超純水が必要となる。
また、図9に示す枚葉式基板洗浄装置では、洗浄薬品を
循環して繰り返し使用するが、洗浄液貯蔵タンク205
には15リットル程度貯蔵しておく必要がある。また水
洗を行なう場合は、半導体基板1枚当り毎分1リットル
で3分間超純水を必要とするので、50枚処理する場合
はその50倍の150リットル必要となる。
【0037】これに対し、上記実施例では、薬品蒸気を
使用することにより、半導体基板表面に付着する薬品量
は1ミリリットル以下でよく、半導体基板表面以外で凝
集する薬品を考慮しても半導体基板一枚処理するために
20ミリリットルで十分である。したがって薬品量とし
ては50枚洗浄を行なう場合で1リットルでよい。さら
に水洗する場合の超純水量は一枚当り最大100ミリリ
ットルでよく、50枚水洗する場合は5リットルでよ
い。このように洗浄薬品の蒸気を用いることにより、小
量の洗浄薬品ですみ、基板表面には洗浄薬品が大量に付
着しないため極小量の超純水で洗浄薬品を除去すること
が可能となる。さらに、洗浄薬品の蒸気を用いるため、
蒸留作用により基板に到達する洗浄薬品は不純物が少な
く高純度化される。
【0038】以上のように上記実施例によれば、使用す
る洗浄薬品および超純水は、従来例に比べ極少量ですむ
ため、大幅な低コスト化を図ることができる。また、薬
品蒸気を使用することにより、蒸留作用により基板に到
達する洗浄薬品は不純物が少なく高純度化され、洗浄薬
品中の不純物の半導体基板表面への付着を防ぐことがで
き、半導体基板の表面を高清浄度化することができる。
【0039】なお、上記実施例において、洗浄薬品とし
てフッ化水素酸を用いたが、半導体製造工程や液晶製造
工程で用いるアンモニア水、塩酸等を用いてもよいこと
は言うまでもない。また、薬品貯蔵容器4の洗浄薬品を
加熱手段5により加熱して発生した薬品蒸気を用いる構
成としたが、薬品貯蔵容器4および加熱手段5の代わり
に、洗浄用のガスを貯蔵した容器を備えた構成としても
よい。
【0040】この発明は、半導体装置の高集積化にとも
ない微細な設計ルール、例えば0.35μmルールから
0.1μmルール以降のMOS-FET を用いたULSIを製造す
る工程において、特に極薄膜のゲート酸化膜、例えば1
0nm以下の高信頼性ゲート酸化膜が必要となる場合、
ゲート酸化膜を熱酸化によってシリコン基板上に形成す
る前の洗浄方法としてシリコン基板表面上の自然酸化膜
や金属不純物を除去する方法として、極めて有効な方法
となる。
【0041】また、同じく高集積化および低消費電力の
ULSIを製造する工程において、浅い接合であるPN接合が
必要となり、浅い接合を達成するためにはPN接合リーク
電流を低減しなければならない。ここで金属不純物が混
入しているとリーク電流が増加してしまう。したがって
金属不純物を除去する必要があり、その方法としてこの
発明は極めて有効な方法となる。
【0042】さらに、用途として微細化にともない、半
導体装置において集積回路内のトランジスタやダイオー
ド等は金属配線、例えばチタンシリサイド、タングステ
ンシリサイドやアルミニウム合金配線等で電気的に結合
させるが、これら金属配線とシリコンの電気的活性領
域、例えばMOS-FET のソースおよびドレインと低抵抗接
合が必要となる。この低抵抗接合を達成させるために
は、シリコンの電気的活性領域上に形成された自然酸化
膜を除去する必要があり、その方法としてこの発明は極
めて有効な方法となる。
【0043】
【発明の効果】この発明の基板洗浄方法および基板洗浄
装置は、密閉容器内に基板保持手段により基板を保持
し、洗浄薬品供給手段により密閉容器内に洗浄薬品を蒸
気で供給する。このように洗浄薬品の蒸気を用いるため
蒸留作用により基板に到達する洗浄薬品は不純物が少な
く高純度化され、さらに蒸気を用いるため小量の洗浄薬
品で良い。密閉容器内に導入された洗浄薬品の蒸気は基
板表面で凝集し、基板表面の金属不純物や自然酸化膜と
反応し洗浄薬品の凝集液の中に溶解する。その後、超純
水滴下手段により極微量の超純水を基板表面に滴下し、
回転手段で基板を回転させて滴下した超純水の液滴を基
板表面の全面を移動させることにより液滴中に洗浄薬品
の凝集液を溶解させ、この液滴を基板の外へ除去するこ
とにより、洗浄薬品および基板表面の金属不純物や自然
酸化膜を除去できる。このように蒸気を用いることによ
り小量の洗浄薬品でよく、さらに基板表面には洗浄薬品
が大量に付着しないため極小量の超純水で洗浄薬品を除
去することが可能となり、大幅な低コスト化を図ること
ができる。また、洗浄薬品の蒸気を使用することによ
り、蒸留作用により基板に到達する洗浄薬品は不純物が
少なく高純度化されるため、洗浄薬品中の不純物の基板
表面への付着を防ぐことができ、基板の表面を高清浄度
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の基板洗浄装置の構成を
示す概略図である。
【図2】第1の実施例における基板保持具の拡大断面図
である。
【図3】第1実施例において超純水を半導体基板上に滴
下したときの断面図である。
【図4】第1の実施例において半導体基板を上方から見
た平面図である。
【図5】第1の実施例において半導体基板表面での反応
を説明するための図である。
【図6】この発明の第2実施例の基板洗浄装置の構成を
示す概略図である。
【図7】第2の実施例における液滴保持具の断面図であ
る。
【図8】従来のバッチ式基板洗浄装置の構成および洗浄
方法を示す概略図である。
【図9】従来の枚葉式基板洗浄装置の構成および洗浄方
法を示す概略図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 基板保持具(基板保持手段) 3 回転手段 4 薬品貯蔵容器(洗浄薬品供給手段) 5 加熱手段(洗浄薬品供給手段) 6,9,10,11,13,15 配管 7,12,14,16 バルブ 8 超純水滴下手段 17 ゲート 18 半導体基板 20 エアー吸引口 30 液滴保持具(液滴保持手段) 33 走査手段(液滴走査手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄薬品の蒸気を基板と所定の時間接触
    させる工程と、前記基板の中央部に超純水を滴下し前記
    基板を回転させることにより滴下した超純水の液滴を前
    記基板の中央部から外周方向へ移動させる工程とを含む
    基板洗浄方法。
  2. 【請求項2】 超純水の液滴を移動させるときに基板の
    回転速度を除々に速くすることを特徴とする請求項1記
    載の基板洗浄方法。
  3. 【請求項3】 洗浄薬品の蒸気を基板と所定の時間接触
    させる工程と、前記基板の中央部に超純水を滴下し前記
    基板を回転させながら滴下した超純水の液滴を前記基板
    の中央部から外周方向へ移動させる工程とを含む基板洗
    浄方法。
  4. 【請求項4】 処理する基板を収納する密閉容器と、前
    記密閉容器内に前記基板を洗浄処理する洗浄薬品を蒸気
    で供給する洗浄薬品供給手段と、前記密閉容器内に基板
    を保持する基板保持手段と、前記基板保持手段を回転さ
    せる回転手段と、前記基板表面に超純水を滴下する超純
    水滴下手段とを備えた基板洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄薬品供給手段は、液状の洗浄薬品を
    貯蔵し密閉容器と連通可能な薬品貯蔵容器と、この薬品
    貯蔵容器を加熱する加熱手段とからなることを特徴とす
    る請求項4記載の基板洗浄装置。
  6. 【請求項6】 基板保持手段は基板を凹面に湾曲させる
    吸着手段を有したことを特徴とする請求項4または5記
    載の基板洗浄装置。
  7. 【請求項7】 超純水滴下手段により滴下した超純水の
    液滴を保持する液滴保持手段と、前記液滴保持手段を基
    板の中央部から外周部へ移動させる液滴走査手段とを設
    けたことを特徴とする請求項4または5記載の基板洗浄
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6725868B2 (en) * 2000-11-14 2004-04-27 Tokyo Electron Limited Liquid processing apparatus
JP2012222254A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Tokyo Electron Ltd 基板洗浄ノズル及び基板洗浄装置並びに基板洗浄方法

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