JPH07335591A - 半導体素子のダイシング方法および装置 - Google Patents

半導体素子のダイシング方法および装置

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JPH07335591A
JPH07335591A JP13198794A JP13198794A JPH07335591A JP H07335591 A JPH07335591 A JP H07335591A JP 13198794 A JP13198794 A JP 13198794A JP 13198794 A JP13198794 A JP 13198794A JP H07335591 A JPH07335591 A JP H07335591A
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JP
Japan
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dicing
semiconductor element
groove
chip
blade
Prior art date
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Pending
Application number
JP13198794A
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English (en)
Inventor
Yutaka Moriyama
豊 森山
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエハプロセスのスクライブライン形成のた
めのマスク形成およびエッチング工程を除去することが
できる半導体素子のダイシング方法および装置を提供す
る。 【構成】 パターニング層102が表面に形成された半
導体素子103をダイシングしてチップ104とする半
導体素子のダイシング方法において、ダイシングする位
置の少なくともパターニング層102にV溝103aを
形成し、このV溝103aに沿って半導体素子103を
ダイシングしてチップ104とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子のダイシン
グ方法および装置に関し、ウエハプロセスにおけるダイ
シング部分の層を除去するスクライブラインの形成工程
を不要にするものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な半導体チップの実装工程を図3
に示す。図3に示すように、ウエハプロセスで半導体基
板(ウエハ)1上に配線パターンを有するパターニング
層2を形成した半導体素子3をダイシング装置に受け入
れ(図3(a) )、これをダイシングブレードでダイシン
グしてICチップ4を形成する(図3(b) )。次に、ダ
イボンディング工程でICチップ4をチップコンデンサ
5とともにパッケージ6に搭載し(図3(c) )、続いて
ワイヤボンディング工程でICチップ4とチップコンデ
ンサ5およびパッケージ6との間をワイヤ7で接続する
(図3(d) )。次に、封止前に検査を行った後、パッケ
ージ6にキャップ8を固着することにより、ICチップ
4をパッケージ6内に封止する(図3(e) )。
【0003】また、このような実装工程においてICチ
ップ4をパッケージ6に搭載する場合には、図4に示す
ように、部品供給ステージ(a) においてチップトレー1
1上のICチップ4をコレット12でピックアップして
プリセンターステージ(b) 上に配置し(アライメン
ト)、このICチップ4をさらに角錐コレット13でピ
ックアップしてマウントステージ(c) においてパッケー
ジ6上に位置決め搭載する(プレースメント)。ここ
で、角錐コレット13は、角錐状の凹部13a内にIC
チップ4を吸い付けてその中心に精密に位置決め保持す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保持す
るときにICチップ4のパターニング層、特にその最上
面のパッシベーション膜のエッジ部が角錐コレット13
の凹部13a内面に当たり、膜欠けが生じるという問題
がある。また、この膜欠けはパッシベーション膜だけで
なく、配線の接触不良も引き起こす場合があり、大きな
問題である。
【0005】したがって、従来においては、ウエハプロ
セスにおいて、半導体素子3のダイシングする部分のパ
ターニング層2を予め除去する「パターン抜き」を施し
ていた。
【0006】かかるパターン抜きを施した半導体素子の
一例の断面図を図5に示す。図5に示すように、ウエハ
1上には、第1層配線2a,層間絶縁層2b,第2層配
線2cおよび最終パッシベーション膜2d等からなるパ
ターニング層2が形成されているが、デバイス部3a間
のダイシングラインに沿って、スクライブライン3bが
形成されている。このスクライブライン3bは、パター
ニング層2形成後、新たなマスクを形成し、さらにエッ
チングをして形成するものである。
【0007】このように、従来、ダイボンディング工程
における膜欠けを防止するために、ウエハプロセスにお
いて、さらにマスク形成およびエッチングの工程が必要
となり、その分、コスト高となっていた。
【0008】本発明の目的は、このような事情に鑑み、
ウエハプロセスのスクライブライン形成のためのマスク
形成およびエッチング工程を除去することができる半導
体素子のダイシング方法および装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明は、ウエハプロセスで形成された層を有する半導体素
子をダイシングしてチップとする半導体素子のダイシン
グ方法において、ダイシングする位置の少なくとも前記
層をカットしてV溝を形成する工程と、このV溝に沿っ
て半導体素子をダイシングしてチップ化する工程とを有
することを特徴とする半導体素子のダイシング方法にあ
る。
【0010】また、ウエハプロセスで形成された層を有
する半導体素子をダイシングしてチップとするダイシン
グ装置であって、前記半導体素子のダイシング位置に沿
ってスキャンされるダイシングブレードと、このダイシ
ングブレードの前記スキャン方向上流側配置されて前記
半導体素子のダイシング位置の少なくとも前記層をカッ
トしてV溝を形成するV溝形成ブレードとを具備するこ
とを特徴とするダイシング装置にある。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0012】図1には、本発明方法による半導体素子の
ダイシング工程を示す。図1に示すように、ウエハ10
1上に配線パターンを有するパターニング層102を形
成した半導体素子103をスクライブラインを形成して
いない状態でダイシング装置のステージにセットし(図
1(a) )、V溝形成ブレード111を用いてV溝103
aを形成する。このV溝103aは、V溝形成ブレード
111の先端がウエハ101まで到達して、ダイシング
ラインに沿った部分の少なくともパターニング層102
を除去するものであればよい。次に、このV溝103a
に沿って、通常のダイシングブレード112でダイシン
グを行い、ICチップ104を形成する(図1(c) )。
このICチップ104は、上面の端部に傾斜面104a
が形成されているので、図1(d) に示すように、角錐コ
レット13の凹部13a内に保持された場合、パターニ
ング層102の端部が凹部13aの内面に当接しない状
態で当該角錐コレット13の中心に保持されるので、膜
欠けおよび膜圧迫による接触不良の生じる心配はない。
【0013】ここで、傾斜面104aのチップ表面に垂
直な軸に対する傾斜角θ1 は、角錐コレット13の凹部
13aの中心軸に対する開き角θ2 より大きい必要があ
るが、通常45度程度でよい。
【0014】かかるダイシングは、V溝を形成した後、
通常のダイシングを行うようにすれば、その実施方法は
限定されないが、好ましくはV溝形成を通常のダイシン
グのスキャンと同様に行うことができる装置を用いるの
が好ましい。これは、作業工程を増やすことなく、従来
のウエハプロセスを簡略化できるので、経済的効果が大
きいからである。
【0015】このようにV溝形成と通常のダイシングと
を一回のスキャンで同時に行うことができるダイシング
装置の概要を図2に示す。図2に示すように、このダイ
シング装置は、V溝形成ブレード121と通常のダイシ
ングブレード122とを具備し、それぞれは、図示しな
い回転駆動手段により回転駆動されるように並設されて
いる。また、半導体素子103が載置されるステージ1
23は、図示しない位置決め移動手段により、半導体素
子103をダイシングライン方向に移動するようになっ
ている。ここで、V溝形成ブレード121はダイシング
の際の相対的進行方向上流側に設けられており、したが
って、半導体素子103は、V溝ブレード121でV溝
が形成された後、すぐにダイシングブレード122でダ
イシングされ、チップ104にされる。なお、この装置
は、V溝形成およびダイシング時にダイシングラインに
沿って純水を供給するための純水ノズル124を具備す
る。なお、純水ノズル124に供給される純水はバブラ
を通過して静電気がカットされたものである。
【0016】かかる装置によれば、一回のスキャンでV
溝形成とダイシングを行うことができるので、さらに経
済的効果が大きい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、半導体
素子のダイシングラインにV溝を形成した後、ダイシン
グし、チップの上面端部に傾斜面を形成することによ
り、ダイボンド工程でのパターニング層の膜欠けを生じ
ることなく、ウエハラインでのスクライブラインの形成
工程を省略することができるので、実装工程の簡素化を
図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体素子のダイシング方法の作業工
程を説明する模式図である。
【図2】本発明のダイシング装置の一例の要部を説明す
る模式図である。
【図3】半導体回路の実装工程を示す模式図である。
【図4】半導体チップのダイボンディング方法を説明す
る模式図である。
【図5】従来の半導体素子のスクライブラインを説明す
る断面図である。
【符号の説明】
101 半導体基板(ウエハ) 102 パターニング層 103 半導体素子 103a V溝 104 ICチップ 104a 傾斜面 111,121 V溝形成ブレード 112,122 ダイシングブレード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハプロセスで形成された層を有する
    半導体素子をダイシングしてチップとする半導体素子の
    ダイシング方法において、ダイシングする位置の少なく
    とも前記層をカットするV溝を形成する工程と、このV
    溝に沿って半導体素子をダイシングしてチップ化する工
    程とを有することを特徴とする半導体素子のダイシング
    方法。
  2. 【請求項2】 ウエハプロセスで形成された層を有する
    半導体素子をダイシングしてチップとするダイシング装
    置であって、前記半導体素子のダイシング位置に沿って
    スキャンされるダイシングブレードと、このダイシング
    ブレードの前記スキャン方向上流側配置されて前記半導
    体素子のダイシング位置の少なくとも前記層をカットし
    てV溝を形成するV溝形成ブレードとを具備することを
    特徴とするダイシング装置。
JP13198794A 1994-06-14 1994-06-14 半導体素子のダイシング方法および装置 Pending JPH07335591A (ja)

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JP13198794A JPH07335591A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 半導体素子のダイシング方法および装置

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ID=15070910

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JP13198794A Pending JPH07335591A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 半導体素子のダイシング方法および装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020161615A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社ディスコ パッケージチップの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020161615A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社ディスコ パッケージチップの製造方法

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