JPH07335267A

JPH07335267A - 充電器

Info

Publication number: JPH07335267A
Application number: JP6130035A
Authority: JP
Inventors: Masahiko Furuhashi; 古橋雅彦
Original assignee: Brother Industries Ltd
Current assignee: Brother Industries Ltd
Priority date: 1994-06-13
Filing date: 1994-06-13
Publication date: 1995-12-22

Abstract

(57)【要約】【目的】単独の充電器によって複数種類の充電池の充
電が可能であり、更に、用途に応じた充電が選択できる
充電器を提供することである。【構成】充電器本体１３に対して着脱交換可能なアダ
プター１２を充電器本体１３に装着したときに、前記ア
ダプター１２に備えられた充電器端子１５とコネクタ１
６が、充電器本体１３の接続部１８と電気的に接続され
る。そのアダプター１２の上部にそのアダプター専用の
充電池１１を装着することによって、充電池に備えられ
た電池端子１４が充電器端子１５に接触し、また、制御
部２２と接続可能な信号端子１７と、ＲＯＭ２１と接続
可能な本体コネクタ１９が接続するため、ＲＯＭ２１に
記憶された充電制御方法に従って、制御部２２により充
電電流を制御し、充電池１１が充電される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等の電子
機器に用いられる充電池の充電を行なう充電器に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の充電器は、使用する機器に合わせ
て充電池の形状や種類が決定されており、充電池毎に専
用の充電器を使用していた。

【０００３】充電に６〜８時間以上かかるような低速充
電器では、充電制御法もトリクル充電等の簡単な制御で
複数の電池種類に対応できたため、電池ホルダーを複数
の電池形状に対応させることで充電器を共有させること
があった。

【０００４】しかし、近年要求の高まってきた１〜２時
間以下で充電できる急速充電器では、充電完了の検出等
低速充電器に比べ精密な制御が必要で、専用充電器が使
用されるようになってきた。

【０００５】これは、鉛蓄電池、ニカド電池、ニッケル
水素電池等異なる種類の電池間のみならず、同種類でも
メーカーや型番が異なると特性が異なり、過充電や充電
不足が無い最適充電を行うために、電池毎に制御法や制
御定数を変更する必要がでてきたためである。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、充電制
御法が異なる充電器でも、充電用の電源回路は共用でき
るはずであり、電池毎に専用充電器を用意することは不
経済であった。

【０００７】更に、専用充電器は、将来開発されるであ
ろう新型の電池に対して対応が不可能という問題があっ
た。

【０００８】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、単独の充電器によって複数種類
の充電池の充電が可能であり、更に、用途に応じた充電
が選択できる充電器を提供することを目的としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の充電器では、複数種類の充電池に対して一対
一に対応し、前記充電器本体に対して着脱交換可能であ
る複数のアダプターと、前記充電池に充電するときの充
電電流を制御する制御手段とを有し、前記各アダプター
に、前記電池端子に接続される前記各充電池専用の充電
器端子と、前記充電器本体の接続部に電気的に接続可能
なコネクタと、前記制御手段が充電電流を制御する充電
制御方法を記憶する記憶手段と、前記制御手段と接続可
能な信号端子とを備え、前記充電器本体に、前記制御手
段及び前記記憶手段と接続可能な本体コネクタを備えて
いる。

【００１０】また、前記制御手段を前記充電器本体に備
えていてもよい。

【００１１】更に、前記記憶手段に充電電流を制御する
複数の充電方法を記憶し、前記充電器本体または前記ア
ダプターに前記複数の方法を択一的に選択する選択手段
を備えていてもよい。

【００１２】

【作用】上記の構成を有する本発明の充電器は、充電器
本体に対して着脱交換可能なアダプターを充電器本体に
装着したときに、前記アダプターに備えられた充電器端
子とコネクタが、充電器本体の接続部と電気的に接続さ
れる。そのアダプターの上部にそのアダプター専用の充
電池を装着することによって、充電池に備えられた電池
端子が充電器端子に接続され、また、制御手段と記憶手
段とが接続されるため、記憶手段に記憶された充電制御
方法に従って、制御手段により充電電流を制御し、充電
池が充電される。

【００１３】また、充電器本体に制御手段を備えていれ
ば、充電器本体自身により充電の制御ができる。

【００１４】更に、充電池に充電する際に、記憶手段に
記憶された複数の充電制御方法の中から、適当な制御方
法を充電器本体またはアダプターに備えられた選択手段
により択一的に選択することができる。

【００１５】

【実施例】以下、本発明の充電器を具体化した一実施例
を図面を参照して説明する。

【００１６】まず始めに、本発明の充電器の構成につい
て、図１を用いて説明する。

【００１７】本実施例の充電器は、充電器本体１３と、
複数種類の充電池に対して一対一に対応し、充電器本体
に対して着脱交換可能であるアダプター１２とから構成
されている。

【００１８】充電器本体１３には、充電器本体１３の接
続部としてのパワー端子１８と、記憶手段と接続可能な
本体コネクタ１９とで構成されている。パワー端子１８
は、充電電流を流す電源ラインと電池温度を検出するセ
ンサラインの入出力端子で、アダプター１２に備えられ
た充電器本体１３の接続部に電気的に接続可能なコネク
タ１６に接続される。本体コネクタ１９は、アダプター
１２内にある充電制御方法を記憶した記憶部（図２の２
１）より情報を読み出すデータラインの入出力端子で、
アダプター１２の後述するアダプター信号端子１７に接
続される。

【００１９】アダプター１２には、コネクタ１６と、ア
ダプター信号端子１７と、充電池１１に設けられた電池
端子１４に接続される充電池専用の充電器端子１５とが
設けられている。アダプター１２は、充電池１１の形状
や電池端子１４に対応し、ホルダー形状や電池接続端子
位置が決められている。コネクタ１６と充電器端子１５
は、アダプター１２内で電気的に接続されている。

【００２０】アダプター１２を充電池の種類毎に交換す
ることで、複数の電池形状に対応できるようになってい
る。

【００２１】次に、本発明の充電器の電気的構成につい
て図２を用いて説明する。

【００２２】充電器本体１３は、充電池に供給する電流
を発生する電源部２３と、充電池に充電するときの充電
電流を制御する制御手段としての制御部２２とで構成さ
れている。

【００２３】電源部２３は、一般的なスイッチング電源
やレギュレート電源で構成され、アダプタ部を介して充
電電流２４を充電池１１に供給する。また、電池電圧や
充電電流がシャント抵抗等で検出できるような構成とな
っている。

【００２４】制御部２２は、制御に必要なタイマやＡ／
Ｄコンバータ等を周辺にもったマイコンで構成されてお
り、電源部２３から得られる電池電圧、充電電流データ
２７や電池から得られる電池温度データ２５により、充
電制御信号２８を発生させ充電制御を行う。制御部２２
は、それ自身充電制御方法に関するデータは持っておら
ず外部からの制御データ２６によって充電池を充電する
ように制御する。

【００２５】アダプター１２には、制御手段が充電電流
を制御する充電制御方法を記憶する記憶手段としてのＲ
ＯＭ２１が内蔵されており、そのＲＯＭ２１に充電制御
方法としてプログラムが記憶され、そのプログラムによ
って制御部２２が動かされる。

【００２６】次に、本実施例の充電器の動作について説
明する。

【００２７】充電池１１を充電する場合には、充電池１
１専用のアダプター１２を充電器本体１３に取り付け
る。このとき、充電器端子１５は、コネクタ１６とパワ
ー端子１８とを介して充電器本体１３内部の電源部（図
２の２３）に電気的に接続される。一方、アダプター１
２のアダプター信号端子１７と充電器本体１３の本体コ
ネクタ１９とが接続され、ＲＯＭ２１に記憶された充電
制御方法のプログラムが実行可能状態となる。

【００２８】その後、充電池１１を充電器本体１３に装
着されたアダプター１２の上部に装着する。すると、充
電器端子１５が電池端子１４に接触し、充電制御方法の
プログラムが実行され、充電池１４が充電される。

【００２９】充電池１１と異なる充電池を充電するとき
は、その充電池専用のアダプターを充電器本体に装着
し、その上部に充電池を装着することにより充電を行な
う。

【００３０】以上説明したことから明らかなように本実
施例の充電器は、充電器本体に対して着脱交換可能なア
ダプターを充電器本体に装着したときに、アダプターに
備えられた充電器端子とコネクタが、充電器本体の接続
部と電気的に接続される。そのアダプターの上部にその
アダプター専用の充電池を装着することによって、充電
池に備えられた電池端子が充電器端子に接続され、ま
た、制御手段と記憶手段とが接続されるため、記憶手段
に記憶された充電制御方法に従って、制御手段により充
電電流を制御し、充電池を充電でき、更に、アダプター
を交換することによって、異種類の充電池を充電するこ
とができる。

【００３１】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更は可能である。

【００３２】例えば、本実施例では記憶手段としてＲＯ
Ｍ２１によって構成されているが、ＲＡＭやフロッピー
等の他のデータ記憶装置を使用してもよい。

【００３３】また、充電制御法を記憶する記憶部は必ず
しもアダプター１２内にある必要はなく、外部のパソコ
ンの記憶装置内に保持しておいて、データ通信により転
送する方法も有効である。

【００３４】また、同一形状で特性の異なる電池に対応
できるように、ＲＯＭ２１に複数の充電制御方法のプロ
グラムを記憶させ、充電器本体１３またはアダプター１
２に複数の充電制御方法を択一的に選択する選択手段と
しての切り替えスイッチを備え、その切り替えスイッチ
により充電制御方法のプログラムを切り替えることも有
効である。この時、切り替えスイッチは、手動で切り替
える方法と、電池に種類を表す切り欠き等の判別手段を
持たせて自動で行う方法のどちらでもよい。

【００３５】

【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の充電器によれば、充電器本体に対して着脱交換
可能なアダプターを充電器本体に装着したときに、アダ
プターに備えられた充電器端子とコネクタが、充電器本
体の接続部と電気的に接続される。そのアダプターの上
部にそのアダプター専用の充電池を装着することによっ
て、充電池に備えられた電池端子が充電器端子に接続さ
れ、また、制御手段と記憶手段とが接続されるため、記
憶手段に記憶された充電制御方法に従って、制御手段に
より充電電流を制御し、充電池が充電でき、更に、アダ
プターを交換することによって、異種類の充電池を充電
することができる。

【００３６】また、充電器本体に制御手段を備えている
ため、簡単な構成で、持ち運びができる。

【００３７】更に、記憶手段に記憶された複数の充電制
御方法の中から、適当な制御方法を充電器本体またはア
ダプターに備えられた選択手段により択一的に選択でき
るため、用途に応じた充電ができる等の効果が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】充電器の構造を示す図である。

【図２】充電器の電気的構成を示すブロック図である。

【符号の説明】

１１充電池１２アダプター１３充電器本体１４電池端子１５充電器端子１６コネクタ１７アダプター信号端子１８パワー端子１９本体コネクタ２１ＲＯＭ２２制御部２３電源部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】充電池を充電器本体に装着し、その充電
池に設けられた電池端子と前記充電器本体に設けられた
充電器端子とを接触させることにより前記充電池の充電
を行なう充電器において、複数種類の前記充電池に対して一対一に対応し、前記充
電器本体に対して着脱交換可能である複数のアダプター
と、前記充電池に充電するときの充電電流を制御する制御手
段とを有し、前記各アダプターに、前記電池端子に接続される前記各
充電池専用の充電器端子と、前記充電器本体の接続部に
電気的に接続可能なコネクタと、前記制御手段が充電電
流を制御する充電制御方法を記憶する記憶手段と、前記
制御手段と接続可能な信号端子とを備え、前記充電器本
体に、前記制御手段及び前記記憶手段と接続可能な本体
コネクタを備えたことを特徴とする充電器。
【請求項２】前記制御手段を前記充電器本体に備えた
ことを特徴とする請求項１に記載の充電器。
【請求項３】前記記憶手段に充電電流を制御する複数
の充電方法を記憶し、前記充電器本体または前記アダプターに前記複数の方法
を択一的に選択する選択手段を備えたことを特徴とする
請求項１に記載の充電器。