JPH07335131A - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置

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JPH07335131A
JPH07335131A JP12872894A JP12872894A JPH07335131A JP H07335131 A JPH07335131 A JP H07335131A JP 12872894 A JP12872894 A JP 12872894A JP 12872894 A JP12872894 A JP 12872894A JP H07335131 A JPH07335131 A JP H07335131A
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JP
Japan
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weaving
welding
sensor
contact
gap
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Pending
Application number
JP12872894A
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English (en)
Inventor
Yorio Hosokawa
倚男 細川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、アーク溶接時に被溶接物の間隙が
変化しても、その間隙を検出しウィービングの幅を最適
にする溶接装置を提供することを目的とする。 【構成】この発明の溶接装置は、被溶接物2,3をなら
う接触子10を有するならいセンサ13と、接触子の変
位により被溶接物の間隙を検出するウィービングセンサ
11と、このウィービングセンサの出力信号で動作し溶
接トーチ15を保持するトーチアーム16を揺動するウ
ィービング駆動機構17と、ならいセンサの出力信号で
動作し、ならいセンサを保持するならいアーム14と、
このならいアームとウィービング駆動機構を被溶接物に
ならって動作させるならい駆動機構18とを具備してな
ることにより、上記の目的を達成することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばX線管やX線
イメ−ジ管の真空容器の封止を行う場合に使用して好適
なアーク溶接装置に係り、特にならい溶接におけるウィ
ービング制御に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、X線管の真空容器は高真空度を維
持するため、真空容器のへり部をアーク溶接により封止
を行っている。又、この真空容器には薄板を成形したも
のが用いられるため、アーク溶接はへり部をならいなが
ら行うことが一般である。
【0003】従来、このアーク溶接は図7に示すならい
センサを用いて行われる。即ち、図中の符号1は接触子
で、真空容器のへり部2、3の一方のへり部3に常に接
触するようにスプリング4で引っ張られている。この状
態でへり部2、3が紙面に垂直方向に移動すると、接触
子1は矢印の方向にへり部3をならって動作する。この
時、接触子1の他端1aが接点5に接触すると、ならい
駆動機構7が右方向に接触子1の他端1aと接点5がか
い離するまで移動する。又、接触子1が逆方向にへり部
3にならって動作すると、接触子1の他端1aが接点6
に接触し、同様に、ならい駆動機構7が左方向に接触子
1の他端1aと接点6がかい離するまで移動する。
【0004】このように、常に接触子1の他端1aは接
点5、6に対して中立の位置となる。この結果、ならい
駆動機構7に設置されている溶接トーチ(図示せず)
は、へり部3に対して常に一定の位置関係を維持するこ
とが可能となる。
【0005】又、アーク溶接では両へり部2、3の間隙
8を極力小さくするようにして行うが、構造上あるいは
溶接時の熱変形で間隙8が大きくなるものがある。この
ため、アーク溶接においてもこの間隙8を埋めるため、
溶接トーチを左右に揺動するウィービング方法が用いら
れる。図8はこのウィービング時の溶接トーチの軌跡9
を示すものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来のアーク溶接装置においては、へり部3を接触子
1がならって一定幅のウィービングを行うと、溶接時に
へり部2、3が変形し間隙8が増大した8aの状態で
は、ウィービングの効果が不十分となり、図8のaの溶
接部において溶接不良となる問題があった。
【0007】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、アーク溶接時に被溶接物の間隙が変化しても、その
間隙を検出しウィービングの幅を最適にする溶接装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、被溶接物を
ならう接触子を有するならいセンサと、接触子の変位に
より被溶接物の間隙を検出するウィービングセンサと、
このウィービングセンサの出力信号で動作し溶接トーチ
を保持するトーチアームを揺動するウィービング駆動機
構と、ならいセンサの出力信号で動作しならいセンサを
保持するならいアームと、このならいアームとウィービ
ング駆動機構を被溶接物にならって動作させるならい駆
動機構とを具備する溶接装置である。
【0009】
【作用】この発明のウィービング方式のアーク溶接装置
は、ならいセンサの接触子が真空容器両側のへり部を挟
み込んでいるので、接触子とへり部の相対位置は両へり
部の間隙量により決まる。即ち、この間隙が狭いときは
接触子が深く、逆に間隙が広いときは接触子が浅くへり
部を挟み込むことになる。ウィービングセンサは両へり
部の間隙量を接触子の変位量として検出し、これをウィ
ービング駆動機構へのウィービング幅指令値として出力
する。又、接触子が真空容器両側のへり部を挟み込むよ
うに設置しているので、両へり部間隙の中心をならうこ
ととなり、ウィービングはこの中心に対して振り分ける
ように動作するので、良好なウィービング溶接が可能と
なる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
を詳細に説明する。この発明によるウィービング方式の
アーク溶接装置は、図1および図2に示すように構成さ
れ、図1は溶接装置の正面図、図2はブロック線図であ
る。
【0011】これらの図を参照して述べると、図1中の
符号20は固定部であり、この固定部20にはならい駆
動機構18が固定されている。このならい駆動機構18
にはアーム19が突設され、このアーム19には直角方
向にならいアーム14とウィービングアーム21とが、
移動自在に突設されている。ならいアーム14には、な
らいセンサ13,ウィービングセンサ11,スプリング
12,および接触子10が順次保持されている。ウィー
ビングアーム21には、ウィービング駆動機構17が保
持され、このウィービング駆動機構17にはトーチアー
ム16が保持されている。このトーチアーム16には、
溶接トーチ15が保持されている。又、図1中の符号
2,3は被溶接物例えばX線管の真空容器のへり部であ
る。
【0012】上記の場合、接触子10は逆Y字状にして
真空容器のへり部2、3を挟み込むように設置され、ス
プリング12により常に真空容器のへり部2、3に押し
付けられている。そして、ウィービングセンサ11は、
接触子10の上下方向の変位を検出する例えば差動トラ
ンスのような変位検出器である。ならいセンサ13は、
接触子10の左右方向の移動を検出するオンオフ式であ
る。溶接トーチ15は、ティグ溶接等の溶接トーチであ
る。ウィービング駆動機構17は、溶接トーチ15をウ
ィービングセンサの出力信号で揺動させるウィービング
駆動機構である。尚、図2は図1に対応している。
【0013】このように構成したウィービング方式を用
いるアーク溶接装置の動作を、図3〜図5の説明図によ
り説明する。先ず図3の(b)の様に、溶接トーチ15
を真空容器のへり部2、3の真上にトーチアーム16を
調整して設置すると共に、図3の(c)のように、接触
子10を真空容器のへり部2、3を挟み込むようになら
いアーム14を調整して設置する。この状態で図1の矢
印の方向にへり部2、3を移動させると、へり部2、3
の移動方向に直角な方向のへり部2、3の変位(図3
(c)の矢印D)に対し、接触子10はならい動作(図
3(c)の矢印E)を行う。このならい動作は従来と同
様であり、接触子10のならい変位(図3(c)の寸法
L)はならいセンサ13により検出され、この出力信号
がならい駆動機構18に入力される。ならい駆動機構1
8はならいセンサ13の出力がゼロとなるようにアーム
19を移動させるので、溶接トーチ15は常にへり部
2、3の中央に位置することとなる。
【0014】次に、この発明のウィービング動作につい
て説明する。図3(c)において、2、3の間隙をG1
とすると、接触子10はへり部2、3が密着状態よりも
上方に寸法H1だけ持ち上がることになる。この関係は
接触子10の逆Y字状部の形状により一義的に決まるも
のであり、寸法H1はウィービングセンサ11により検
出され、この出力信号はウィービング駆動機構17でウ
ィービング幅W1 (図3(b))として溶接トーチ15
を揺動させ、図3(a)のようにへり部2、3は溶接さ
れる。
【0015】今、図5のようにへり部2、3をならいな
がらウィービング溶接を行っている時、b部のようにへ
り部2、3の間隙8bが広がった場合について図4によ
り説明する。この時のへり部2、3の間隙8bは図4
(c)のようにG2となり、接触子10はへり部2、3
が密着状態よりも上方に寸法H2だけ持ち上げられる。
この寸法H2はウィービングセンサ11により検出さ
れ、この出力信号はウィービング駆動機構17でウィー
ビング幅W2 (図4(b))として溶接トーチ15を揺
動させ、図4(a)のようにへり部2、3は間隙8bの
増大にも拘らず良好に溶接される。
【0016】尚、この実施例では真空容器のへり部2、
3を移動させながら溶接するものとして説明したが、ト
ーチ15とならいセンサ13を有するならい駆動機構1
8を移動させながら真空容器のへり部2、3をならって
溶接するようにしても良い。又、ならいセンサの接触子
とウィービングセンサの接触子を兼用したが、個々に専
用の接触子を用いても良い。更にウィービングセンサの
接触子を逆Y字状の形状とし、この上下方向の変位を検
出するようにしたが、この形状に拘るものではなく、X
字状としこの挟み角度を検出するようにしても良い。
【0017】次に、この発明の溶接装置を適用出来る被
溶接物の例を挙げると、図6に示すような回転陽極型X
線管やX線イメージ管(図示せず)がある。即ち、図6
の回転陽極型X線管の場合は、図中の符号A,B,Cが
溶接箇所を示している。Aはへり部22とへり部23を
溶接したもの、Bはへり部24とへり部25を溶接した
もの、Cはへり部26とへり部27を溶接したものであ
る。そして、溶接箇所Aは真空容器であるガラス部28
と金属部29とを封着し、溶接箇所Cは真空容器である
金属部29とガラス部30とを封着している。尚、図中
の符号31は陰極、32は陽極ターゲット、33は回転
機構である。
【0018】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、被
溶接物の間隙を簡単な接触子で検出して、この間隙に応
じてウィービングの幅を制御するようにしているので、
溶接時の変形で被溶接物の間隙が変化しても良好な溶接
が可能となる。更に、光学的な検出器と画像処理装置を
用いる方法に対して、この発明の装置は構成が簡略とな
り、装置の保守も容易になる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る溶接装置を示す正面
図。
【図2】図1の溶接装置をブロックで示すブロック線
図。
【図3】へり部の間隙が狭い場合におけるへり部と接触
子,溶接トーチの位置関係を示したもので、(a),
(b)は図1のA部を切断し矢印方向に見た図、(c)
は図1のB部を切断し矢印方向に見た図。
【図4】へり部の間隙が広い場合におけるへり部と接触
子,溶接トーチの位置関係を示す説明図。
【図5】この発明の溶接装置を用いた場合の溶接のウィ
ービング軌跡を示す説明図。
【図6】この発明の溶接装置を用いた場合の適用例(回
転陽極型X線管)を示す断面を含む正面図。
【図7】従来の溶接装置におけるならいセンサを示す正
面図。
【図8】従来の溶接装置を用いた場合の溶接のウィービ
ング軌跡を示す説明図。
【符号の説明】 2,3…真空容器のへり部(被溶接物)、10…接触
子、11…ウィービングセンサ、13…ならいセンサ、
14…ならいアーム、15…溶接トーチ、16…トーチ
アーム、17…ウィービング駆動機構、18…ならい駆
動機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被溶接物をならう接触子を有するならい
    センサと、上記接触子の変位により上記被溶接物の間隙
    を検出するウィービングセンサと、該ウィービングセン
    サの出力信号で動作し溶接トーチを保持するトーチアー
    ムを揺動するウィービング駆動機構と、上記ならいセン
    サの出力信号で動作し上記ならいセンサを保持するなら
    いアームと、該ならいアームと上記ウィービング駆動機
    構を上記被溶接物にならって動作させるならい駆動機構
    とを具備することを特徴とする溶接装置。
JP12872894A 1994-06-10 1994-06-10 溶接装置 Pending JPH07335131A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12872894A JPH07335131A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 溶接装置

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JP12872894A JPH07335131A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 溶接装置

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JPH07335131A true JPH07335131A (ja) 1995-12-22

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ID=14991984

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JP12872894A Pending JPH07335131A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 溶接装置

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JP (1) JPH07335131A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014079773A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Hitachi Metals Ltd Hip用カプセルの製造方法
JP2017035736A (ja) * 2016-09-27 2017-02-16 日立金属株式会社 Hip用カプセルの製造方法及び焼結体の製造方法

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