JPH07334998A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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- JPH07334998A JPH07334998A JP15163394A JP15163394A JPH07334998A JP H07334998 A JPH07334998 A JP H07334998A JP 15163394 A JP15163394 A JP 15163394A JP 15163394 A JP15163394 A JP 15163394A JP H07334998 A JPH07334998 A JP H07334998A
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Abstract
憶装置を提供する。 【構成】 マスクプログラムされるメモリアレイ、アド
レスバッファ、及びデータセンス回路を有し、データセ
ンス回路は、クロック同期によりデータセンスとラッチ
を時分割で行う2系統のセンスアンプ113a,113
bと、そのラッチデータを選択して出力するセレクタ1
14により構成される。各センスアンプ113a,11
3bは、選択ビット線に選択的に接続される電流検出型
のプリセンス回路60a,60bと、その出力を増幅す
るカレントミラー型差動増幅器61a,61b、及び差
動増幅器出力を時分割動作によりラッチするための正帰
還回路62a,62bとにより構成される。
Description
り、特にデータがマスクプログラム、あるいはフィール
ドプログラム等により記憶される読出し専用メモリ(R
OM)に関する。
音色用として用いられるマスクROMは、近年ますます
大容量化している。マスクROMのデータ書込み方式
は、大きく分けて、メモリ素子と配線を接続させるか否
かを選択する方式と、メモリトランジスタのしきい値を
選択的に変位させる方式とがある。後者には、ゲート酸
化膜厚を選択的に変えることによりしきい値電圧を変位
させる方式や、選択的なチャネルイオン注入によりメモ
リトランジスタのしきい値を変位させる方式がある。
すように、マスクによりデータ書込みがなされるメモリ
アレイ、外部からのアドレスを取り込むアドレスバッフ
ァ、取り込まれたアドレスをデコードとして選択された
データを読み出すためのロウデコーダ及びカラムデコー
ダ、メモリアレイからのデータを検知するセンスアン
プ、及びデータ出力回路により構成される。
性能を実現することが難しくなっている。このことを、
図14の読出し動作タイミング図を用いて説明する。図
14は、図13のマスクROMにおいて、アドレスAD
が、1,0,1,0と変化し、これに対する出力データ
D0の期待値が1,0,1,0であるとしたときの、各
部の信号遅延の様子を示している。入力されたアドレス
ADはアドレスバッファでτ1だけ遅れ、更にロウデコ
ーダでτ2だけ遅れて、メモリアレイにデコード信号が
供給される。メモリアレイからの出力データはセンスア
ンプでτ3遅れて出力され、更に出力回路でτ4遅れて
出力される。従ってこのマスクROMのアクセスタイム
は、τ1+τ2+τ3+τ4であり、アドレスのサイク
ルタイムはこれより短くすることはできない。
の微細化により大容量化しているため、ノイズによる誤
動作も発生し易い。例えば、アドレスバッファ部に、図
15に示すようなクロックドインバータを用いたラッチ
回路を用いた場合について説明する。このアドレスラッ
チ回路は、アドレス入力ADをクロックCKの立上がり
タイミングで読み込み、立下がりタイミングで保持す
る。クロックCKがHレベルの間はスルー状態にあるの
で、この間にノイズが発生すると誤動作につながるおそ
れがある。
を用いて説明する。クロックCKがHレベルの間、アド
レスラッチの出力により内部回路が駆動されて大電流が
流れると、図16に示したように、接地線VSSにはヒゲ
状のノイズ(グランドバウンス)が発生する。いま、図
17に示すように、アドレス入力ADのH,Lレベル
が、それぞれアドレスラッチを構成するクロックドイン
バータのHレベル認識の最低電圧VIH、Lレベル認識の
最高電圧VILのぎりぎりのところに設定されていたとす
る。そうすると、前述のグランドバウンスが発生したと
き、これによりクロックドインバータのVIHが実質的に
持ち上がるから、アドレスラッチのHレベル出力はこの
瞬間、図16に示すように中間レベルまで低下する。こ
の出力レベル低下は内部回路にとってノイズとなるか
ら、誤動作の原因となる。
OMは、大容量化に伴って、一層の高速化が難しくな
り、またノイズによる誤動作が発生し易くなっていると
いう問題があった。この発明は上記の点に鑑みなされた
もので、高速性能と耐ノイズ性向上を図った半導体記憶
装置を提供することを目的としている。
ータが記憶されるメモリアレイ、このメモリアレイのデ
ータを選択するアドレスを取り込むアドレスバッファ、
及び前記メモリアレイの選択ビット線のデータを読み出
すデータセンス回路を有する半導体記憶装置において、
前記データセンス回路は、前記選択ビット線に入力端子
が共通接続されて時分割動作する複数系統のクロック同
期式センスアンプと、これらのセンスアンプの保持デー
タを選択的に出力するセレクタとを有し、各クロック同
期式センスアンプは、同期クロックにより制御されて選
択ビット線に選択的に接続されるプリセンス回路と、こ
のプリセンス回路の出力を同期クロックにより制御され
て取り込んでラッチするメインセンス回路とを有するこ
とを特徴としている。前記メインセンス回路は、好まし
くは、前記プリセンス回路の出力電圧を増幅する差動増
幅器と、この差動増幅器出力を同期クロックにより制御
されて正帰還して保持する正帰還回路とを有する。この
発明は、第2に、データが記憶されるメモリアレイ、こ
のメモリアレイのデータを選択するアドレスを取り込む
アドレスバッファ、及び前記メモリアレイの選択ビット
線のデータを読み出すデータセンス回路を有する半導体
記憶装置において、前記データセンス回路は、前記選択
ビット線に入力端子が接続されるセンスアンプと、この
センスアンプ出力に入力端子が共通接続されて同期クロ
ックにより制御されて時分割でデータ取り込みを行う複
数系統のデータラッチ回路と、これらのデータラッチ回
路の保持データを選択的に出力するセレクタとを有する
ことを特徴としている。
ば、時分割動作する2系統のクロック同期式センスアン
プを用いて構成されるから、一方のセンスアンプがデー
タ出力を行っている間に地方のセンスアンプが次のサイ
クルのデータ読出しを行うことができる。即ち、第1の
発明の半導体記憶装置は、読出しサイクルを一部オーバ
ーラップさせた読出し動作ができるから、高速化が可能
である。また、メインセンス回路はデータラッチ機能を
有するため、耐ノイズ性が高いものとなる。特にメイン
センス回路を差動増幅器とその出力を正帰還して保持す
る正帰還回路とにより構成すると、プリセンス回路の出
力電圧をフルスイングさせてラッチすることができ、優
れた耐ノイズ性が得られる。第2の発明においては、一
つのセンスアンプに対して例えば時分割動作する2系統
のクロック同期式データラッチを接続してデータセンス
回路が構成されるから、やはりデータラッチがデータを
保持して出力している間に次のサイクルのデータ読出し
を行うことができ、高速化と耐ノイズ性向上が図られ
る。
説明する。図1は、この発明の一実施例に係るマスクR
OMのブロック構成である。このマスクROMは、マス
クプログラムされるメモリアレイ101、このメモリア
レイ101のワード線選択を行うロウデコーダ102、
ビット線選択を行うカラムデコーダ103、外部から供
給されるアドレスA0 ,…,Ak ,…Am を取り込むア
ドレスバッファ104(1040 ,…,104k ,…,
104m )、メモリアレイ101のビット線データを読
み出すデータセンス回路105(1050 ,…,105
n )、データセンス回路105で読み出されたデータを
外部出力端子に取り出す出力回路106(1060 ,
…,106n )を有する。
回路を示したように、nチャネルMOSトランジスタM
ijからなるNOR型メモリセルを用いて構成されてい
る。各メモリトランジスタMijは、マスクプログラムに
よって、ワード線WLにHレベル信号が入ってもオンし
ないようにしきい値を充分高くした状態(データ
“0”)か、ワード線WLにHレベル信号が入ったとき
にオンするように所定のしきい値に設定された状態(デ
ータ“1”)のいずれかに設定される。マスクプログラ
ムの具体的な方式は、従来より公知のものでよい。また
図2では、NOR型のメモリセルを示しているが、NA
ND型メモリセルを用いることもできる。
式であって、各アドレス端子毎に、入力を共通接続した
2系統のアドレスラッチ111a,111bを有する。
これらアドレスラッチ111a,111bは、後に詳細
を説明するが、クロック制御によって時分割で交互にア
ドレス取り込みを行う。アドレスラッチ111a,11
1bに取り込まれたアドレスは、セレクタ112により
選択されて、ロウデコーダ102及びカラムデコーダ1
03に供給される。
れていることに対応して、データセンス回路105も選
択ビット線に入力が共通接続される2系統のクロック同
期式センスアンプ113a,113bを有する。これら
2系統のセンスアンプ113a,113bもクロック制
御によって時分割で交互にデータ読出しを行う。センス
アンプ113a,113bで読み出されたデータは、セ
レクタ114により選択されて、出力回路106に送ら
れる。
センス回路105を時分割で動作させるために、基準ク
ロックCKに基づいて各種同期クロックを生成するクロ
ック生成回路107が設けられている。
出し動作を、図3を参照して説明する。クロック生成回
路107から得られる各種同期クロックとこれによる各
部の詳細な動作については後述するものとし、ここでは
基準クロックCKとの関係でアドレスの取り込み動作と
データ読出し動作の概略を、各回路要素の内部遅延を無
視して示している。図示のように、基準クロックCKに
同期してアドレス信号A0 が「1,1,0,0,1,
1,…」と入力されたとする。またこれらのアドレスA
0 に対する出力データD0 の期待値が「1,0,1,
1,0,…」であるとする。図ではクロックサイクルを
,,,…で示している。
CKの立下がりタイミングで2系統のアドレスラッチ1
11a,111bに交互に時分割で取り込まれる。即ち
第1系統のアドレスラッチ111aは、奇数サイクル
,,,…のアドレスを取り込み、第2系統のアド
レスラッチ111bは偶数サイクル,,…のアドレ
スを取り込む。これら2系統のアドレスラッチ111
a,111bに取り込まれたアドレスは、クロックCK
の立上がりタイミングで切替え動作するセレクタ112
により交互に選択されて取り出される。こうしてセレク
タ112により取り出されたアドレスにより、メモリア
レイ101のワード線選択及びビット線選択がなされ
る。
りタイミングで2系統のセンスアンプ113a,113
bにより交互に時分割で読み出される。即ち、第1系統
のセンスアンプ113aは、サイクル内のクロック立
上がりタイミングでサイクルのデータを検知増幅し、
サイクルではこれを保持する。また、サイクル内の
クロック立上がりタイミングでサイクルのデータを検
知増幅し、サイクルではこれを保持する。第2系統の
センスアンプ113bは、サイクル内のクロック立上
がりタイミングでサイクルのデータを検知増幅し、サ
イクルではこれを保持する。また、サイクル内のク
ロック立上がりタイミングでサイクルのデータを検知
増幅し、サイクルではこれを保持する。そしてこれら
2系統のセンスアンプ113a,113bにより検知さ
れたデータは、クロックCKの立上がりタイミングで切
替え動作するセレクタ114により交互に選択されて取
り出される。
サイクルでサイクルのデータが出力され、サイクル
でサイクルのデータが出力されるというように、ク
ロックの2サイクル前のデータが得られる。そしてこの
場合、第1系統のセンスアンプ113aに保持されたサ
イクルのデータが出力されている時には、既に次のサ
イクルのデータが第2系統のセンスアンプ113bに
より読み出されるという動作が行われる。具体的に従来
の図14に示す各部遅延時間との関係で説明すれば、こ
の実施例においては、アドレスバッファ104では、1
サイクルがτ1以上、ロウデコーダ102,カラムデコ
ーダ103,メモリアレイ101及びセンス回路105
からなるコア回路部では1サイクルがτ2+τ3以上、
出力回路106では1サイクルがτ4以上であれば、支
障なくデータ読出しができる。したがつてこの実施例に
よれば、2系統の回路の時分割動作によって、データ読
出し動作を一部オーバーラップさせることにより、実質
的なサイクルタイムの短縮ができる。
a,111bとセレクタ112からなるアドレスバッフ
ァ104の具体的な構成例である。第1系統のアドレス
ラッチ111aは、アドレスをクロック同期により反転
して取り込むクロックドCMOSインバータ301と、
そのアドレスデータを保持するためのCMOSインバー
タ302とクロックドCMOSインバータ303が逆並
列接続されたラッチ回路とから構成されている。クロッ
クドCMOSインバータ301と303とは、互いに補
のクロック信号ACK,/ACKにより制御される。第
2系統のアドレスラッチ111bも同様の構成である。
但し第2系統のクロックドCMOSインバータ301と
303は、第1系統とは位相がずれた互いに補のクロッ
ク信号BCK,/BCKにより制御される。
チ111a,111bのデータを交互に切替えて取り出
すクロックドCMOSインバータ304,305と、取
り出されたデータを送り出すためのバッファ用CMOS
インバータ306とにより構成されている。二つのクロ
ックドCMOSインバータ304,305は、互いに補
のクロックB,Aにより制御される。
同期制御に必要な各種クロック信号を生成するクロック
生成回路107の具体的な構成例である。図示のよう
に、基準クロックCKが入力されるTタイプフリップフ
ロップ401と、その二つの出力Q,/Qと基準クロッ
クCKの論理積をとるANDゲート402,403、及
びこれらの出力を反転するインバータ404,405に
より構成される。
/Qは、基準クロックを1/2分周した信号であり、そ
のまま図4のセレクタ112を制御する相補クロック信
号A,Bとなる。また出力Qと基準クロックCKの積を
とるANDゲート403の出力から、第1系統のアドレ
スラッチ111aを制御する相補クロック信号ACK,
/ACKが得られ、出力/Qと基準クロックCKの積を
とるANDゲート402の出力から、第2系統のアドレ
スラッチ111bを制御する相補クロック信号BCK,
/BCKが得られる。これらの各種クロック信号の基準
クロックCKとの関係は図7に示すようになる。
の動作を、図7のタイミング図を用いて説明する。図7
は、先の図3の例と同様に、基準クロックCKに同期し
てアドレス信号A0 が「1,1,0,0,1,1,…」
と入力された場合の動作タイミングを示している。クロ
ックサイクルのアドレスは、クロック信号ACKがH
レベルになると第1系統のアドレスラッチ111a側の
クロックドインバータ301がオンして、反転されてノ
ードNaに転送される。この第1系統のアドレスラッチ
111aに取り込まれたデータは、クロック信号/AC
KがHレベルになることによりラッチ保持される。
ロック信号BCKのHレベルで第2系統のアドレスラッ
チ111bのノードNbに取り込まれ、クロック信号/
BCKがHレベルになることで保持される。以下同様に
して、アドレスデータは順次、第1系統のアドレスラッ
チ111aと第2系統のアドレスラッチ111bに交互
に振り分けられて保持される。
されたサイクルのアドレスデータは、クロック信号B
がHレベルになると、セレクタ112のクロックドイン
バータ304がオンして取り出される。第2系統のアド
レスラッチ111bに保持されたサイクルのアドレス
データは、クロック信号AがHレベルになり、セレクタ
112のクロックドインバータ305がオンすることよ
り取り出される。以下同様にして、第1系統のアドレス
ラッチ111aと第2系統のアドレスラッチ111bに
交互に取り込まれたデータが、セレクタ112により交
互に選択されて出力されることになる。
ロック同期式アドレスラッチを用いてアドレスバッファ
を構成することにより、マスクROMの耐ノイズ性が高
いものとなる。その理由を具体的に図8を用いて説明す
る。図8は、従来例の図16に対応させてクロックによ
るグランドバウンスの様子を含めた動作タイミングを示
している。図示のように基準クロックCKに同期して、
接地線VSSには従来と同様にグランドバウンスが発生す
る。アドレスラッチ111a,111bのノードNa,
Nbにはこのグランドバウンスによるノイズが出る。
ングでは、セレクタ112のクロックドインバータ30
4はオフである。そして、アドレスラッチ111aのク
ロックドインバータ301がオフしてデータ保持状態に
なってから、セレクタ112のクロックドインバータ3
04がオンになって、アドレスが送り出される。ノード
Nbについても同様である。従ってこの実施例では、ア
ドレスバッファが従来のようにスルー状態になることは
なく、デコーダに送られるアドレスデータにグランドバ
ウンスによるノイズが乗らない。
05の具体的構成例である。2系統のクロック同期式セ
ンスアンプ113a,113bの共通入力端子INは、
カラムデコーダ103により選択されるメモリアレイの
ビット線BLにつながる。第1系統のセンスアンプ11
3aは、選択されたメモリトランジスタMijが電流引き
込みを行うか否かを検出する電流検出型のプリセンス回
路60aと、その出力ノードA−SENの電圧を増幅す
るカレントミラー型差動増幅器61aと、このカレント
ミラー型差動増幅器61aの出力をノードA−SENに
正帰還するクロック同期式の正帰還回路62aとを有す
る。差動増幅器61aとその出力を正帰還する正帰還回
路62aとがデータラッチ機能を持つメインセンス回路
64aを構成している。
接続されたプルアップ用PMOSトランジスタQP1とこ
れに直列接続されたNMOSトランジスタQN1とから構
成され、NMOSトランジスタQN1のソースは、NMO
SトランジスタからなるトランスファゲートSWAを介
して入力端子INに接続されている。NMOSトランジ
スタQN1のゲート・ソース間には、データ検知時の入力
端子IN(あるいはビット線)のレベル変化を所定範囲
に抑えるための負帰還回路を構成するインバータI1 が
挿入されている。カレントミラー型差動増幅器61a
は、PMOSトランジスタQP4,QP5からなる能動負荷
と、NMOSトランジスタQN4,QN5からなるドライバ
とにより構成されている。
ドA−SENを充分にHレベルまたはLレベルに保つた
めのもので、ノードA−SENと電源VDDの間に直列接
続されたPMOSトランジスタQP2,QP3と、ノードA
−SENと接地VSS間に直列接続されたNMOSトラン
ジスタQN2,QN3とを有する。NMOSトランジスタQ
N3のゲートは基準クロックCKにより制御され、NMO
SトランジスタQN2のゲートは、2段のインバータ14
,I5 からなるバッファを介してカレントミラー型差
動増幅器61aの出力ノードA−OUTにより制御され
る。PMOSトランジスタQP2のゲートは基準クロック
CKの反転クロック/CKにより制御され、PMOSト
ランジスタQP3のゲートは、2段のインバータ12 ,I
3 からなるバッファを介してカレントミラー型差動増幅
器61aの出力ノードA−OUTにより制御される。
に、プリセンス回路60aと、カレントミラー型差動増
幅器61b及び正帰還回路62bからなるメインセンス
回路64bとを有する。その細部については、第1系統
のセンスアンプ113aと対応する部分に同じ符号を付
して詳細な説明は省く。第2系統のセンスアンプ113
b側のトランスファゲートSWBは、第1系統のセンス
アンプ113aのトランスファゲートSWAとは逆相の
クロック信号Bにより制御される。
13bの差動増幅器61a,61bの出力ノードA−O
UT,B−OUTは、それぞれインバータI6 を介して
セレクタ114につながる。セレクタ114は、2系統
のセンスアンプ113a,113bの出力を切替えて取
り出すためのクロックドインバータ63a,63bによ
り構成されている。これらのクロックドインバータ63
a,63bは互いに逆相のクロック信号B,Aにより制
御されて、2系統のセンスアンプ113a,113bの
出力を時分割で交互に取り出すようになっている。
作を図9を参照して説明する。図9は、クロックサイク
ルに従ってデータ期待値が「1,1,0,0,1,1,
…」となる場合の動作タイミングを示している。サイク
ルでは、クロック信号AがHレベル、クロック信号B
がLレベルである。このとき、第1系統側のトランスフ
ァゲートSWAがオン、第2系統側のトランスファゲー
トSWBがオフであり、選択されたメモリアレイのビッ
ト線データは第1系統のセンスアンプ113aにのみ転
送される。いまの場合、サイクルのデータは“1”で
メモリトランジスタMijが電流引き込みを行うとする
と、プリセンス回路60aの出力ノードA−SENがL
レベルになり、従ってカレントミラー型差動増幅器61
aの出力ノードA−OUTはHレベルになる。これによ
り二つの帰還信号FBP,FBN共にHレベルになる。
ルの間は、正帰還回路62aのPMOSトランジスタQ
P2,NMOSトランジスタQN3共にオフであり、帰還ル
ープは形成されない。サイクルの後半でクロックCK
がHレベルになると、NMOSトランジスタQN3及びP
MOSトランジスタQP2がオンになり帰還ループが形成
される。いまの場合、データが“1”であって、NMO
SトランジスタQN2がオン、PMOSトランジスタQP3
がオフであるから、ノードA−SENは正帰還動作によ
りほぼ接地電位まで下がる。
ランジスタが電流引き込みを行わない場合、例えば図9
のサイクルのデータの場合は、プリセンス回路60a
の出力ノードA−SENがHレベル、従ってカレントミ
ラー型差動増幅器61aの出力ノードA−OUTはLレ
ベルになる。また二つの帰還信号FBP,FBNは共に
Lレベルになる。そしてクロックCKがHになると、N
MOSトランジスタQN3及びPMOSトランジスタQP2
がオンになり帰還ループが形成されて、ノードA−SE
Nは正帰還動作によりほぼ電源電位まで上昇する。
レベル、トランスファゲートSWAがオフになって、ノ
ードA−SENのデータがラッチされた状態になる。同
時にクロックBがHレベルになるから、セレクタ114
のクロックドインバータ63aがオンになって、ラッチ
された第1系統のセンスアンプ62aのデータが選択さ
れて出力される。そして第1系統のセンスアンプ62a
がデータラッチと出力を行っている間、第2系統のセン
スアンプ62bではトランスファゲートSWBがオンに
なって、サイクルのデータセンスが行われる。読み出
されたデータはサイクルに入ってラッチされ、このラ
ッチデータはクロックAによりセレクタ114のクロッ
クドインバータ63bがオンになって選択されて出力さ
れる。
113aがビット線センスを行っている間、第2系統の
センスアンプ113bはその前のサイクルのデータをラ
ッチしてこれを出力し、第2系統のセンスアンプ113
bがビット線センスを行っている間、第1系統のセンス
アンプ113aはその前のサイクルのデータをラッチし
てこれを出力する、という動作が繰り返される。
ると、2系統のセンスアンプ113a,113bの時分
割動作によって、出力パッドからのデータ出力の完了を
待たずに次のサイクルのデータ読出しを行うことができ
るから、高速化が可能になる。またセンスアンプ113
a,113bには、最もノイズが乗りやすいノードA−
SEN,B−SENをフルスイングさせてデータラッチ
する正帰還回路62a,62bを設けており、これによ
り優れた耐ノイズ性が得られる。
ンス回路105を変形した実施例を示す。この実施例で
は、一つのデータセンス回路105は、一つのセンスア
ンプ91と、その出力に入力が共通接続されて時分割動
作する二つのクロック同期式のデータラッチ92a,9
2bを有する。二つのデータラッチ92a,92bの出
力はセレクタ93により選択されて出力回路106に導
かれる。
5の具体的構成である。センスアンプ91は、ビット線
BLにつながる電流検出型のプリセンス回路60とカレ
ントミラー型差動増幅器61とにより構成されている。
これは、図6に示すセンスアンプのなかの正帰還回路部
を除いたもので、従来より用いられているものと変わら
ない。カレントミラー型差動増幅器61の出力C/MO
UTは、インバータI6 を介して次のデータラッチ92
a,92bに供給される。
ク信号ACKにより制御されるクロックドCMOSイン
バータ71、及び逆並列接続された通常のCMOSイン
バータ72とクロック信号/ACKにより制御されるク
ロックドCMOSインバータ73とから構成されてい
る。第2系統のデータラッチ92bも同様の構成である
が、第2系統のクロックドCMOSインバータ71,7
3は、第1系統のクロック信号ACK,/ACKとはそ
れぞれ180°位相の異なるクロック信号BCK,/B
CKにより制御される。セレクタ93は、それぞれクロ
ック信号B,Aにより制御されて、2系統のデータラッ
チ92a,92bのラッチデータを選択して取り出すク
ロックドCMOSインバータ74,75により構成され
ている。
2b及びセレクタ93の構成原理は、先の図4に示した
アドレスラッチと同じである。これらに用いるクロック
信号A,ACK,B,BCK及びこれらの反転信号も、
図5に示すクロック生成回路107により得られるもの
である。
12を用いて説明する。サイクルのデータ“1”が入
ると、プリセンス回路60に電流が流れてノードSEN
はLレベルに引かれる。これにより差動増幅器61の出
力ノードC/MOUTはHレベルになる。そして、クロ
ック信号ACKがHレベルになると、第1系統のデータ
ラッチ92aのクロックドインバータ71がオンになっ
て読み出されたデータがノードAOUTに転送され、次
のサイクルに入ってクロック信号/ACKがHになる
ことにより、そのデータがラッチされる。そしてこのラ
ッチデータは、クロック信号BがHになることによりク
ロックドインバータ74を介して出力される。以上のデ
ータラッチと出力の間に、センスアンプ61はサイクル
のデータ読み取りを行う。
取られたデータは、クロック信号BCKがHレベルにな
って、第2系統のデータラッチ92bのノードBOUT
に転送され、次のサイクルに入ってクロック信号/B
CKがHになることによりラッチされる。このラッチデ
ータは、クロック信号AがHになることによりクロック
ドインバータ75を介して出力される。以下同様に、セ
ンスアンプ61で読み取られるデータは交互にデータラ
ッチ92a,92bに取り込まれ、データをラッチして
出力する間に次のデータをセンスするという動作が繰り
返される。
ス動作と、データラッチ及び出力の動作が一部オーバー
ラップした状態で繰り返されることになるため、高速読
出しが可能である。また、センスアンプ自体には先の実
施例のようなラッチ機能はないが、センスアンプ出力が
確定した直後にデータラッチを行うことにより、誤動作
は確実に防止することができる。
統のアドレスラッチを持つ場合を説明したが、3系統以
上のアドレスラッチを持つようにアドレスバッファを構
成することができる。データセンス回路についても同様
であり、3系統以上のセンスアンプを設けるか、あるい
は一つのセンスアンプに対して3系統以上のデータラッ
チを設けることもできる。また実施例ではマスクROM
について説明したが、その他のROMにも同様にこの発
明を適用することができる。
ータセンス回路が例えば、時分割動作する2系統のクロ
ック同期式センスアンプを用いて構成されるから、一方
のセンスアンプがデータ出力を行っている間に他方のセ
ンスアンプが次のサイクルのデータ読出しを行うことが
でき、半導体記憶装置の高速性能が実現できる。またメ
インセンス回路はデータラッチ機能を有するため、耐ノ
イズ性が高いものとなる。またこの発明によると、一つ
のセンスアンプに対して例えば時分割動作する2系統の
クロック同期式データラッチを接続してデータセンス回
路を構成する事により、やはりデータラッチがデータを
保持して出力している間に次のサイクルのデータ読出し
を行うことができ、高速化と耐ノイズ性向上が図られ
る。
ロック構成を示す。
す。
す。
す。
を考慮した動作波形を示す。
す。
示す。
す。
を示す。
スを考慮した動作波形を示す。
る。
…カラムデコーダ、104…アドレスバッファ、111
a,111b…アドレスラッチ、112…セレクタ、1
05…データセンス回路、113a,113b…センス
アンプ、114…セレクタ、60a,60b…プリセン
ス回路、61a,61b…カレントミラー型差動増幅
器、62a,62b…正帰還回路、64a,64b…メ
インセンス回路、106…出力回路、107…クロック
生成回路。
Claims (3)
- 【請求項1】 データが記憶されるメモリアレイ、この
メモリアレイのデータを選択するアドレスを取り込むア
ドレスバッファ、及び前記メモリアレイの選択ビット線
のデータを読み出すデータセンス回路を有する半導体記
憶装置において、 前記データセンス回路は、前記選択ビット線に入力端子
が共通接続されて時分割動作する複数系統のクロック同
期式センスアンプと、これらのセンスアンプの保持デー
タを選択的に出力するセレクタとを有し、 各クロック同期式センスアンプは、同期クロックにより
制御されて選択ビット線に選択的に接続されるプリセン
ス回路と、このプリセンス回路の出力を同期クロックに
より制御されて取り込んでラッチするメインセンス回路
とを有することを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記メインセンス回路は、前記プリセン
ス回路の出力電圧を増幅する差動増幅器と、この差動増
幅器出力を同期クロックにより制御されて正帰還して保
持する正帰還回路とを有することを特徴とする請求項1
記載の半導体記憶装置。 - 【請求項3】 データが記憶されるメモリアレイ、この
メモリアレイのデータを選択するアドレスを取り込むア
ドレスバッファ、及び前記メモリアレイの選択ビット線
のデータを読み出すデータセンス回路を有する半導体記
憶装置において、 前記データセンス回路は、前記選択ビット線に入力端子
が接続されるセンスアンプと、このセンスアンプ出力に
入力端子が共通接続されて同期クロックにより制御され
て時分割でデータ取り込みを行う複数系統のデータラッ
チ回路と、これらのデータラッチ回路の保持データを選
択的に出力するセレクタとを有することを特徴とする半
導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15163394A JP3136904B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15163394A JP3136904B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 半導体記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07334998A true JPH07334998A (ja) | 1995-12-22 |
JP3136904B2 JP3136904B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=15522815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15163394A Expired - Fee Related JP3136904B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3136904B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5886553A (en) * | 1996-05-22 | 1999-03-23 | Nec Corporation | Semiconductor device having a latch circuit for latching data externally input |
US6327185B1 (en) | 1999-09-06 | 2001-12-04 | Nec Corporation | Semiconductor memory apparatus which can make read speed of memory cell faster |
JP2014130675A (ja) * | 2014-02-26 | 2014-07-10 | Ps4 Luxco S A R L | 複数のセンスアンプ及びこれを備える半導体装置 |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP15163394A patent/JP3136904B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5886553A (en) * | 1996-05-22 | 1999-03-23 | Nec Corporation | Semiconductor device having a latch circuit for latching data externally input |
US6327185B1 (en) | 1999-09-06 | 2001-12-04 | Nec Corporation | Semiconductor memory apparatus which can make read speed of memory cell faster |
JP2014130675A (ja) * | 2014-02-26 | 2014-07-10 | Ps4 Luxco S A R L | 複数のセンスアンプ及びこれを備える半導体装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3136904B2 (ja) | 2001-02-19 |
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