JPH07334965A - 情報記録媒体カートリッジおよび誤挿入防止装置 - Google Patents

情報記録媒体カートリッジおよび誤挿入防止装置

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JPH07334965A
JPH07334965A JP6125087A JP12508794A JPH07334965A JP H07334965 A JPH07334965 A JP H07334965A JP 6125087 A JP6125087 A JP 6125087A JP 12508794 A JP12508794 A JP 12508794A JP H07334965 A JPH07334965 A JP H07334965A
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JP
Japan
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cartridge
information recording
recording medium
erroneous insertion
drive device
Prior art date
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Pending
Application number
JP6125087A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Mushishika
由浩 虫鹿
Yoshikazu Goto
芳和 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6125087A priority Critical patent/JPH07334965A/ja
Publication of JPH07334965A publication Critical patent/JPH07334965A/ja
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、情報記録媒体を収納する情報記録
媒体カートリッジと、装置への誤挿入を防止する誤挿入
防止装置に関するもので、片面及び両面ディスクに対応
可能で、異種ディスク用ドライブ装置に装着不可能なカ
ートリッジと異種ディスク用カートリッジの挿入を防止
する誤挿入防止装置を提供することを目的とする。 【構成】 上下端近傍に設けたフランジ部1b、1bま
たは装置への挿入方向後端側の角部1e、1f、1gに
設けた平坦面が従来の異種ドライブ装置に対して当接
し、確実に誤挿入を防止して、光ディスクおよびドライ
ブ装置の損傷を防いで信頼性を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体を収納す
る情報記録媒体カートリッジと、装置への誤挿入を防止
する誤挿入防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば光ディスクのような情報記録媒体
には、記録方式の違いなどにより現状では互いに互換性
のない規格が複数あり、こうした場合にはドライブ装置
に異なる規格の情報記録媒体カートリッジ(以降カート
リッジと略称する)が挿入されないように誤挿入防止装
置が必要になる。
【0003】最も簡単な誤挿入防止の方法としては、カ
ートリッジの全体寸法を互いに大きく異ならせることが
考えられるが、実際には、以下の3つの理由によりカー
トリッジの全体寸法は互いによく似たものになる場合が
多い。
【0004】1)ドライブ装置の寸法が規格により制限
される場合が多いため、カートリッジに対する寸法制約
も大きいこと。
【0005】2)情報記録媒体の寸法は、生産設備の共
用化によるコスト削減を図るために共通化されることが
多く、カートリッジはこれを収納する必要最小限の寸法
としてほぼ決まること。
【0006】3)将来的に複数の規格に互換の可能性を
持たせる場合、カートリッジ全体寸法は共通化して、細
部の形状差により誤挿入防止することが望ましいこと。
【0007】このように、カートリッジの全体寸法が比
較的良く似ている場合に、異種カートリッジの誤挿入を
防止する従来の技術例が、特開平1−30068号公報
に開示されている。この内容を図5を用いて説明する。
【0008】図5は従来のカートリッジおよび誤挿入防
止装置の一例を示した構成図である。
【0009】図5において、100は光ディスク104
を収納する光ディスク用のカートリッジで、異種カート
リッジである3.5”フロッピディスクと同一の幅寸法
および長さ寸法を有している。
【0010】光ディスク用のカートリッジ100は、そ
の平面形状において3.5”フロッピディスクと以下の
2つの点で異なる。
【0011】1)テーパ部105の設けられた位置が、
3.5”フロッピディスクと左右反対側にあること。
【0012】2)シャッタ101の幅が、3.5”フロ
ッピディスクのシャッタ幅よりも狭いこと。
【0013】200はドライブ装置側に設けられたカー
トリッジ挿入部で、201はテーパ部105に対応する
位置に設けられたストッパ、202はカートリッジ10
0の挿入時にシャッタ101を開くための第1のレバ
ー、203はディスク104をモータ回転部に押しつけ
る押しつけ装置を作動させるための第2のレバーであ
る。204は第1のレバー202と第2のレバー203
とを引っ張るバネ、205は第1のレバー202のスト
ッパである。
【0014】図のようにカートリッジ100が正しく挿
入された場合には第1のレバー202がシャッタ101
の脇に当接し、回動してシャッタ101を開ける。カー
トリッジ100は、ストッパ201あるいはストッパ2
05によって停止させられるまで挿入され、このときカ
ートリッジ100の端部が第2のレバー203を押す
と、ディスク104がモータ回転部に押しつけられて、
ローディングが完了する。
【0015】異種カートリッジである3.5”フロッピ
ディスクが挿入された場合には、カートリッジに設けら
れたテーパ部の位置が左右反対であるため、カートリッ
ジがストッパ201と当たって正しく装着されない。ま
た、シャッタの幅が広いので、第1のレバー202がシ
ャッタを開くことができず、ストッパ205と当たって
第1のレバーが停止したとき、カートリッジは正しく装
着されない。このいずれかの作用により、カートリッジ
は第2のレバー203を押すことができず、モータ回転
部に誤って装着されることが防止される。
【0016】また、カートリッジ100の両側端部にテ
ーパ部を設けることで、裏返してドライブ装置に掛ける
ことが可能となり、光ディスク104を両面用として使
用できる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようなカートリッジおよび誤挿入防止装置においては、
以下のような課題があった。
【0018】1)テーパ部を異種ディスクと左右反対側
に設けたとしても、異種ディスクを裏返しに挿入された
場合には形状的な差異がなくなり、誤挿入防止の効果が
無い。上記従来例のように、新規ドライブ装置には新た
な誤挿入防止装置を追加することにより、かかる課題を
解決することは可能である。しかし、従来の異種ディス
ク用ドライブ装置にはこのような誤挿入防止装置がない
ため、新規カートリッジの装着が可能となり光ディスク
あるいは異種ドライブを損傷させる恐れがある。
【0019】2)両側端部にテーパ部を設けた両面用の
カートリッジを、異種ドライブに挿入した場合、表裏に
かかわらず、カートリッジは異種ドライブ設けられた誤
挿入用ストッパに当たらず所定位置に装着され、光ディ
スクあるいは異種ドライブを損傷させる恐れがある。
【0020】3)シャッターが開閉するまでカートリッ
ジを挿入しないと誤挿入が検知されないため、誤挿入検
出のタイミングが遅い。
【0021】4)誤挿入防止装置として、カートリッジ
の端部形状とシャッタ形状の違いを検出する必要があ
り、ドライブ装置の機構が複雑となる。また、カートリ
ッジのシャッタ形状に制約があり、カートリッジの設計
自由度が小さい。
【0022】本発明は上記課題を解決し、片面及び両面
ディスクに対応可能で、異種ディスク用ドライブ装置に
装着不可能なカートリッジと異種ディスク用カートリッ
ジの挿入を防止する誤挿入防止装置を提供するものであ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明のカートリッジは
上記目的を達成するために、概方形の平面形状を有し、
装置への挿入方向前端側の少なくとも一方の角部には、
厚み方向の上下端近傍を残して中央部を面取りしたテー
パ面を形成すると共に、前記上下端近傍および装置への
挿入方向後端側の角部にはそれぞれ装置への挿入方向と
直交する平坦面を形成した構造をとる。
【0024】また本発明の誤挿入防止装置は、装置内に
設けられて前記カートリッジの上下面および両側面の変
位を規制し、挿入経路を形成するカートリッジガイド手
段と、前記挿入経路外において前記装置に固定された支
軸と、前記支軸に回動自在に軸支されると共に、前記挿
入経路の上下面いずれとも間隙を保持した状態で前記挿
入経路の側面側から先端部を挿入経路内に突出させた誤
挿入防止爪と、前記誤挿入防止爪の他端に当接して、前
記誤挿入防止爪の先端を前記挿入経路内に突出させる方
向に付勢する弾性部材とからなり、前記カートリッジが
正規の姿勢で挿入された場合には、前記誤挿入防止爪の
前記先端部が前記上下端近傍の前記平坦面に当接するこ
となく前記テーパ面に当接して、前記挿入経路外へ退避
する方向に変位せしめられて前記カートリッジの挿入を
許容するものである。
【0025】
【作用】上記本発明のカートリッジによれば、上下端近
傍に設けた平坦面または装置への挿入方向後端側の角部
に設けた平坦面が従来の異種ドライブ装置に対して当接
し、確実に誤挿入を防止して、光ディスクおよびドライ
ブ装置の損傷を防いで信頼性を向上させることができ
る。
【0026】また、上記本発明の誤挿入防止装置によれ
ば、前記カートリッジが正規の姿勢で挿入されると、誤
挿入防止爪の先端部が前記カートリッジの前記平坦面に
当接することなく前記テーパ面に当接して、前記挿入経
路外へ退避する方向に変位せしめられて前記カートリッ
ジの挿入を確実に行うことができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1を参
照して説明する。
【0028】図1は本発明の第1の実施例におけるカー
トリッジおよび誤挿入防止装置の斜視図である。図1に
おいて、1は上ケースと下ケースの2体を合わせてなる
カートリッジケースである。2は防塵用のシャッタで、
シャッタ2はスライダ3に一体に取り付けられ、両面に
おいてシャッタ抑え板4に先端を抑えられつつ、摺動開
閉する。5は高密度の光ディスクである(図ではシャッ
タ2の一部を切り欠いて図示している)。光ディスク5
は国際標準規格の90mm光ディスクやコンパクトディ
スク(以下CDと呼ぶ)とは別規格の高記録密度ディス
クであり、通常のドライブ装置では読み取ることのでき
ないものである。ディスク5は、ディスク基板の両面に
記録層を設けた両面ディスクと、片面のみに記録層を設
けた片面ディスクの2種類があるが、本実施例のものは
片面ディスクである。
【0029】カートリッジは、ドライブ装置20に対し
てF方向に挿入される(以降、カートリッジ挿入方向を
F方向と呼ぶ)。1aは、カートリッジケース1のF方
向先端側の角部に設けられた誤挿入防止用のテーパ面で
ある。テーパ面1aはF方向に対して約30゜の角度を
なして形成され、テーパ面1aの上端側と下端側とには
それぞれフランジ部1b、1b’を設けている。フラン
ジ部1b、1b’は、平面形状を他の3つの角部1e、
1f、1gと同一のコーナー形状となしている。すなわ
ちフランジ部を含む各角部にはF方向に垂直な平坦面を
設けている。フランジ部1b、1b’のそれぞれの厚さ
は、F方向先端部より後端部に向かうにつれて厚くなる
ような緩やかな傾斜面としている。この傾斜角度は約4
゜であり、これによりカートリッジをドライブ装置20
に挿入する際に、誤挿入防止爪21との高さ関係が多少
ばらついても誤挿入防止爪21の先端21aがフランジ
部1b、1b’と当たりにくくし、スムーズな挿入動作
を可能としている。
【0030】1cはカートリッジケース1の両側面に設
けたフック係合用の凹部で、凹部1cはカートリッジの
オートローディング時に、ドライブ装置20に設けた図
示しない引き込みフックと係合する。1dは凹部壁面で
あり、凹部1cのF方向後端部側にテーパ面を形成して
いる。凹部壁面1dはテーパ面1aとほぼ平行な面であ
り、誤挿入防止爪21をガイドして逃がし、カートリッ
ジ挿入を妨げないように設けている。
【0031】ドライブ装置20には、図示しないカート
リッジ挿入口から挿入されたカートリッジをガイドする
カートリッジガイド22、22’を備えている。カート
リッジガイド22には支軸23、24を設け、支軸23
には誤挿入防止爪21を回動自在に軸支している。誤挿
入防止爪21は、支軸24に挿入したねじりコイルバネ
25の付勢力によって、先端21aがカートリッジの挿
入経路内に突出された状態にある。先端21aの位置
は、先端21aの下面とカートリッジガイド22の下面
22aとの間にフランジ部1b’の厚みよりも大きい間
隔の隙間を取れるように設定されている。また、先端2
1aの厚みは先端21aの上面が、フランジ部1bと接
触しないように十分薄く設けられている。誤挿入防止爪
21の先端21aと支軸24の中心を通る軸線Xは、カ
ートリッジ挿入方向Fに対して45゜〜60゜の間に設
定されている。すなわち、カートリッジのテーパ部の角
度が30゜以下であれば、誤挿入防止爪21はカートリ
ッジのテーパ部と当接した時、C方向の回動力が発生す
る。また、カートリッジのテーパ部の角度が45゜以上
であれば、誤挿入防止爪21はカートリッジのテーパ部
と当接した時、D方向の回動力が発生する。
【0032】正規のカートリッジが正常な姿勢で挿入さ
れた場合には、誤挿入防止爪21の先端21aがカート
リッジのテーパ面1aに当接してC方向に回動し、カー
トリッジの挿入を妨げることはない。カートリッジがさ
らに挿入されると、誤挿入防止爪21の先端21aは凹
部1cの中に入り込むが、凹部壁面1dにガイドされて
再びC方向に回動し、カートリッジはドライブ装置20
内に挿入される。
【0033】このカートリッジがA面を下側にした裏返
しの姿勢で挿入された場合には、誤挿入防止爪21の先
端21aが角部1eのF方向前端面と当接してD方向の
回動力が発生し、カートリッジの挿入を妨げ、誤挿入を
防止する。同様に、カートリッジが前後逆に挿入された
場合にも、誤挿入防止爪21の先端21aが角部1f、
1gのいずれかと当接して、カートリッジの挿入を妨
げ、誤挿入を防止する。
【0034】このようにカートリッジは、正規以外のい
かなる姿勢で挿入されても確実に誤挿入が防止され、ド
ライブ装置の破損などのトラブルを防止することができ
る。
【0035】次に、規格の異なる異種カートリッジと異
種ドライブ装置とに対して、確実にあらゆる場合におい
て誤挿入防止ができることを説明する。すなわち、本実
施例においては、次の2つの場合に対して信頼性の高い
誤挿入防止を行うことができる。
【0036】1)本実施例のドライブ装置に、異種カー
トリッジをどのような姿勢で挿入したとしても、挿入を
防止することができる。
【0037】2)本実施例のカートリッジを、異種ドラ
イブ装置にどのような姿勢で挿入したとしても、挿入を
防止することができる。
【0038】異種カートリッジおよび異種ドライブ装置
として、ISO90mmカートリッジとその対応ドライ
ブを例に取り、まず上記第1の場合について図2および
図3を用いて説明する。
【0039】カートリッジケース1の外形寸法はISO
90mm光ディスク用カートリッジ(以下ISO90m
mカートリッジと呼ぶ)と同一の、長さ94mm、幅9
0mm、厚さ6mmである。ディスク5は直径86m
m、厚さ1.2mmである。
【0040】図2は、本発明の第1の実施例における誤
挿入防止装置に対して、ISO90mmカートリッジを
挿入した場合の動作を説明する斜視図である。
【0041】ISO90mmカートリッジ301には挿
入方向先端部の片側の角部に45゜のテーパ部301a
が設けられており、テーパ部以外の角部形状301b〜
301dは同一のコーナー形状である。
【0042】図2のように、ISO90mmカートリッ
ジ301が表向きにドライブ装置20に挿入された場
合、、誤挿入防止爪21の先端21aは、ISO90m
mカートリッジ301の先端部に当接し、D方向の回動
力を得るため、誤挿入を防止する。
【0043】図3のように、ISO90mmカートリッ
ジ301を裏向きにドライブ装置20に挿入された場
合、、誤挿入防止爪21の先端21aは、ISO90m
mカートリッジ301のテーパ部301aに当接する。
テーパ部301aの角度は45゜であるため、誤挿入防
止爪21はD方向の回動力を得るため、誤挿入を防止す
る。
【0044】このように、本実施例のドライブ装置20
に、異種カートリッジであるISO90mmカートリッ
ジを挿入すると、確実に誤挿入防止装置が働いて、ドラ
イブ装置の破損などのトラブルを防止することができ
る。
【0045】次に、上記第2の場合、すなわち本実施例
のカートリッジを従来のISO90mmカートリッジ用
ドライブに挿入した場合について説明する。従来のIS
O90mmカートリッジ用ドライブの誤挿入防止装置
は、ISO90mmカートリッジ301のテーパ部30
1aと係合する爪部材で構成され、テーパ部301a以
外の角部が挿入された場合には、これらの角部の平坦面
がこの爪部材と当接して誤挿入を防止する構成になって
いる。本実施例のカートリッジには全ての角部に平坦面
を有する形状となっているため、挿入姿勢によらず角部
の平坦面が爪部材に当接して誤挿入が防止される。
【0046】このように、本実施例のカートリッジを、
異種ドライブであるISO90mmカートリッジ用ドラ
イブに挿入すると、確実に誤挿入防止装置が働いて、ド
ライブ装置の破損などのトラブルを防止することができ
る。
【0047】以上説明したように、本実施例のドライブ
装置に対して、異種カートリッジであるISO90mm
カートリッジをいかなる姿勢で挿入した場合にも、確実
に誤挿入防止を行うことができる。また、本実施例のカ
ートリッジを、異種ドライブ装置であるISO90mm
カートリッジ用ドライブにいかなる姿勢で挿入した場合
にも、確実に誤挿入防止を行うことができる。従って、
本実施例のドライブ装置およびカートリッジのみなら
ず、異種ドライブ装置および異種カートリッジについ
て、誤挿入を確実に防止して信頼性を向上させることが
できる。
【0048】さらに、本実施例のカートリッジとドライ
ブ装置は、異種カートリッジと異種ドライブがそれぞれ
CDキャディとCDキャディ対応ドライブ装置(以下、
CDドライブと呼ぶ)であった場合でも同様に、確実な
誤挿入防止が行えることを図4を用いて説明する。
【0049】この場合、カートリッジケース1の外形寸
法はCDキャディとほぼ近い、長さ135mm、幅12
4mm、厚さ8mmである。ディスク5は5は直径12
0mm、厚さ1.2mmである。
【0050】図4は、本発明の第1の実施例における誤
挿入防止装置に対して、従来のCDキャディを挿入した
場合の動作を説明する斜視図である。
【0051】CDキャディ401には挿入方向先端部の
両側の角部の下側に約1.5mmの高さでテーパ部40
1a、401bが設けられており、テーパ部以外の角部
形状401c〜401fは同一のコーナー形状である。
【0052】CDキャディ401がどのような姿勢でド
ライブ装置20に挿入されたとしても、誤挿入防止爪2
1の先端21aは、厚み方向についてCDキャディ40
1の中央部近傍に当接するため、テーパ部401a、4
01bにはガイドされ得ない位置にある。このため、先
端21aは角部401c〜fのいずれかと確実に当接し
て、誤挿入を防止する。このように、本実施例のドライ
ブ装置20に、異種カートリッジであるCDキャディを
挿入すると、確実に誤挿入防止装置が働いて、ドライブ
装置の破損などのトラブルを防止することができる。
【0053】次に、本実施例のカートリッジを従来のC
Dドライブに挿入した場合について説明する。従来のC
Dドライブの誤挿入防止装置は、CDキャディ401の
テーパ部401aまたは401bに対応する位置に誤挿
入防止装置を設けて、テーパ部401aまたは401b
以外の平坦面が当接した場合には挿入を防止するという
ものである。本実施例のカートリッジは、CDキャディ
401のテーパ部401a、401bに対応する位置に
フランジ部を設けているため、いかなる姿勢でCDドラ
イブに挿入された場合でも、確実に誤挿入防止装置が働
いて、ドライブ装置の破損などのトラブルを防止するこ
とができる。
【0054】このように、本実施例のカートリッジとド
ライブ装置は、異種カートリッジと異種ドライブがそれ
ぞれCDキャディとCDキャディ対応ドライブ装置であ
った場合でも同様に、あらゆる場合において確実な誤挿
入防止を行うことができる。
【0055】しかも、本実施例におけるカートリッジに
おいては、角部の形状のみを利用して誤挿入防止を行っ
ているため、シャッタ形状等には何等の制約もない。
【0056】以上説明したように、本実施例によれば以
下に述べるような効果がある。 1)本実施例のドライブ装置に対して、異種カートリッ
ジを裏返し等のいかなる姿勢で挿入した場合にも、確実
に誤挿入防止を行うことができる。また、本実施例のカ
ートリッジを、異種ドライブ装置にいかなる姿勢で挿入
した場合にも、確実に誤挿入防止を行うことができる。
従って、従来の異種ドライブ装置および異種カートリッ
ジについて何等の誤挿入防止装置を追加すること無く、
本実施例のドライブ装置およびカートリッジを含めた全
てのドライブ装置、カートリッジ間での誤挿入を確実に
防止し、光ディスクおよびドライブ装置の損傷を防いで
信頼性を向上させることができる。
【0057】2)互いに形状の異なる複数の異種カート
リッジに対しても、有効に誤挿入防止を行うことができ
る。
【0058】3)シャッター開閉等の動作と無関係にカ
ートリッジの誤挿入防止が行えるため、任意の位置に誤
挿入防止装置を配置することができる。
【0059】4)誤挿入防止装置として、カートリッジ
の端部形状とシャッタ形状の違いを検出する必要がな
く、ドライブ装置の機構を簡単にすることができる。ま
た、カートリッジのシャッタ形状にも制約がないため、
カートリッジの設計自由度を大きくすることができる。
【0060】5)カートリッジの誤挿入防止のためのテ
ーパ形状が上下面いずれからも見えない位置にあるた
め、外観上の利点がある。
【0061】また、本実施例では片面ディスク用のカー
トリッジについて説明したが、両面ディスク用の両面用
カートリッジへの展開は極めて容易である。すなわち、
図1に示したカートリッジケース1のテーパ面1aとフ
ランジ部1b、1b’とをもう一方の角部にも左右対称
に設けることにより、裏返してB面を上方にしても本実
施例のドライブ装置20に挿入可能な両面用カートリッ
ジを提供することができる。この両面用カートリッジが
片面用カートリッジの場合と全く同様に、異種ドライブ
装置に対して確実に誤挿入防止されることは明白であ
る。このように、本発明によれば、片面用カートリッジ
と両面用カートリッジの双方について全く同様に異種ド
ライブに対する誤挿入防止が可能であるという効果を有
する。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明のカートリッジで
は、上下端近傍に設けた平坦面または装置への挿入方向
後端側の角部に設けた平坦面が従来の異種ドライブ装置
に対して当接し、確実に誤挿入を防止して、光ディスク
およびドライブ装置の損傷を防いで信頼性を向上させる
ことができる。
【0063】また、上記本発明の誤挿入防止装置では、
前記カートリッジが正規の姿勢で挿入されると、誤挿入
防止爪の先端部が前記カートリッジの前記平坦面に当接
することなく前記テーパ面に当接して、前記挿入経路外
へ退避する方向に変位せしめられて前記カートリッジの
挿入を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるカートリッジお
よび誤挿入防止装置の斜視図
【図2】本発明の第1の実施例における誤挿入防止装置
に対して、従来のISO90mmカートリッジを挿入し
た場合の動作を説明する第1の斜視図
【図3】本発明の第1の実施例における誤挿入防止装置
に対して、従来のISO90mmカートリッジを挿入し
た場合の動作を説明する第2の斜視図
【図4】本発明の第1の実施例における誤挿入防止装置
に対して、従来のCDキャディを挿入した場合の動作を
説明する斜視図
【図5】従来のカートリッジおよび誤挿入防止装置の一
例を示した構成図
【符号の説明】
1 カートリッジケース 1a テーパ面 1b、1b’ フランジ部 1e、1f、1g 角部 5 光ディスク 20 ドライブ装置 21 誤挿入防止爪 21a 誤挿入防止爪の先端 22、22’ カートリッジガイド 23、24 支軸 25 ねじりコイルバネ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体を収納する概方形の平面形状
    を有する情報記録媒体カートリッジであって、装置への
    挿入方向前端側の少なくとも一方の角部には、厚み方向
    の上下端近傍を残して中央部を面取りしたテーパ面を形
    成すると共に、前記上下端近傍および装置への挿入方向
    後端側の角部にはそれぞれ装置への挿入方向と直交する
    平坦面を形成したことを特徴とする情報記録媒体カート
    リッジ。
  2. 【請求項2】テーパ面が装置への挿入方向となす角度が
    30度以下であることを特徴とする請求項1記載の情報
    記録媒体カートリッジ。
  3. 【請求項3】装置への挿入方向に沿った側面に、少なく
    とも厚み方向においてその一部がテーパ面と同一の高さ
    をなす凹部を設け、前記凹部の装置への挿入方向後端側
    の壁面を前記テーパ面と概平行に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の情報記録媒体カートリッジ。
  4. 【請求項4】概方形の平面形状を有し、装置への挿入方
    向前端側の少なくとも一方の角部には厚み方向の上下端
    近傍を残して中央部を面取りしたテーパ面を形成すると
    共に、前記上下端近傍および装置への挿入方向後端側の
    角部にそれぞれ装置への挿入方向と直交する平坦面を形
    成した情報記録媒体カートリッジに対応する誤挿入防止
    装置であって、前記装置内に設けられて前記情報記録媒
    体カートリッジの上下面および両側面の変位を規制し、
    挿入経路を形成するカートリッジガイド手段と、前記挿
    入経路外において前記装置に固定された支軸と、前記支
    軸に回動自在に軸支されると共に、前記挿入経路の上下
    面いずれとも間隙を保持した状態で前記挿入経路の側面
    側から先端部を挿入経路内に突出させた誤挿入防止爪
    と、前記誤挿入防止爪の他端に当接して、前記誤挿入防
    止爪の先端を前記挿入経路内に突出させる方向に付勢す
    る弾性部材とからなり、前記情報記録媒体カートリッジ
    が正規の姿勢で挿入された場合には、前記誤挿入防止爪
    の前記先端部が前記上下端近傍の前記平坦面に当接する
    ことなく前記テーパ面に当接して、前記挿入経路外へ退
    避する方向に変位せしめられて前記情報記録媒体カート
    リッジの挿入を許容することを特徴とする誤挿入防止装
    置。
  5. 【請求項5】情報記録カートリッジを装置へ挿入する挿
    入方向と、誤挿入防止爪の先端と支軸中心とを通る直線
    とがなす角度が45度以上かつ60度以下であることを
    特徴とする請求項4記載の誤挿入防止装置。
JP6125087A 1994-06-07 1994-06-07 情報記録媒体カートリッジおよび誤挿入防止装置 Pending JPH07334965A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6122142A (en) * 1997-09-22 2000-09-19 Teac Corporation Disk drive having an improved erroneous disk cartridge insertion preventing device, and a disk cartridge for use with the disk drive
US6813144B2 (en) 2002-05-28 2004-11-02 Fujitsu Limited Apparatus where media having different configurations are installed

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6122142A (en) * 1997-09-22 2000-09-19 Teac Corporation Disk drive having an improved erroneous disk cartridge insertion preventing device, and a disk cartridge for use with the disk drive
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