JPH07334810A - 磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドおよびその製造方法

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JPH07334810A
JPH07334810A JP12272194A JP12272194A JPH07334810A JP H07334810 A JPH07334810 A JP H07334810A JP 12272194 A JP12272194 A JP 12272194A JP 12272194 A JP12272194 A JP 12272194A JP H07334810 A JPH07334810 A JP H07334810A
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JP
Japan
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thin film
magnetic material
soft magnetic
film
material thin
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JP12272194A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Fujine
俊之 藤根
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高密度磁気記録再生を行うために用いられる
磁気ヘッドに関し、高域での周波数特性を改善すること
を目的とする。 【構成】 非磁性材料または磁性材料からなる被成膜部
材の被成膜面上に残留応力を有する軟磁性材料薄膜を形
成してなる磁気ヘッドにおいて、軟磁性材料薄膜の残留
応力が引っ張り応力であるときはデバイスの使用温度で
軟磁性材料薄膜の磁歪を負とし、軟磁性材料薄膜の残留
応力が圧縮応力であるときはデバイスの使用温度で軟磁
性材料薄膜の磁歪を正とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度磁気記録再生を
行うために用いられる磁気ヘッドおよびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録媒体の高密度化にともな
いメタルテープのような高保磁力媒体が主流となって来
ている。このため磁気ヘッドに使用されるコア材料も高
い飽和磁束密度を有するものが要求されている。そこ
で、図36に示すように、非磁性材料からなる基板1上
に高い飽和磁束密度を有するFeAlSi合金薄膜(以
下、センダスト膜、という)の軟磁性材料薄膜2を設け
た構成の薄膜積層磁気ヘッドが知られている。また、基
板1としてMn−Znフェライト単結晶を用い、磁気ヘ
ッド本体部の主磁気コアとしてセンダスト膜等の軟磁性
材料薄膜2を形成してなる磁気ヘッドが知られている。
【0003】これらの磁気ヘッドにおいては、図37ま
たは図38に示すように、被成膜部材非磁性材料やMn
−Znフェライト単結晶と同一材料からなるシート状ま
たはリング状の基板1に、蒸着法やスパッタリング法に
よって形成される軟磁性薄膜材料の透磁率が最大となる
ように、いろいろな条件を制御して軟磁性材料薄膜2を
形成していた。
【0004】以下では、このような被成膜部材と同一材
料のリング基板やシート基板上に蒸着法やスパッタリン
グ法によって形成される軟磁性材料薄膜材料の透磁率
と、軟磁性材料薄膜の内部応力、磁歪の関係について図
示し、従来の磁気ヘッド技術について説明する。
【0005】図39に示すグラフは、軟磁性材料薄膜と
してセンダスト膜を形成した際のセンダスト膜の内部応
力と1MHzにおけるセンダスト膜の透磁率との関係につ
いて示している。このグラフから内部応力がゼロの状態
においてセンダスト膜の透磁率が最大となることが分か
る。このことから従来の磁気ヘッドにおいては軟磁性合
金薄膜の内部応力をほぼゼロとするように薄膜の形成条
件を制御していた。
【0006】また、図40に示すグラフは、被成膜部材
の熱膨張係数と軟磁性材料薄膜の熱膨張係数との差(軟
磁性材料薄膜の熱膨張係数から被成膜部材の熱膨張係数
を差し引いた値)と、1MHzにおけるセンダスト膜の透
磁率との関係を示す。同図に示すように、熱膨張係数差
がゼロのとき、すなわち軟磁性材料薄膜と被成膜部材の
熱膨張係数が同一のときに透磁率は最大となる。このこ
とから従来は軟磁性材料薄膜と被成膜部材の熱膨張係数
をほぼ同一となるように被成膜部材を選定していた。
【0007】また、図41に示すグラフは、センダスト
膜の磁歪と1MHzにおけるセンダスト膜の透磁率との関
係について示している。同図に示すように、センダスト
膜は磁歪がゼロのとき透磁率は最大となっている。この
ことから従来の磁気ヘッドにおいては軟磁性合金薄膜の
磁歪をほぼゼロとするように薄膜の組成や形成条件を制
御していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気ヘッドにあ
っては、高周波数域における記録再生特性の劣化が大き
く、記録再生特性の周波数特性が悪いという不都合があ
った。図42に従来の磁気ヘッドのインダクタンスの周
波数特性を一例として示す。ここに示すインダクタンス
は磁気ヘッドのコア効率に比例するものであり、インダ
クタンスの周波数特性はコアの効率の周波数特性と同じ
と考えてよい。同図に示すように高周波数域において、
従来の磁気ヘッドのコア効率は急激に劣化する。とく
に、5MHz以上での周波数特性の低下は顕著である。
【0009】そこで、本発明は、高域での周波数特性を
改善するようにした磁気ヘッドおよびその製造方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の磁気ヘッ
ドは、非磁性材料または磁性材料からなる被成膜部材の
被成膜面上に残留応力を有する軟磁性材料薄膜を形成し
てなる磁気ヘッドにおいて、軟磁性材料薄膜の残留応力
が引っ張り応力であるときはデバイスの使用温度で軟磁
性材料薄膜の磁歪を負とし、軟磁性材料薄膜の残留応力
が圧縮応力であるときはデバイスの使用温度で軟磁性材
料薄膜の磁歪を正とする。
【0011】請求項2記載の磁気ヘッドは、非磁性材料
または磁性材料からなる被成膜部材の被成膜面上に軟磁
性材料薄膜を形成してなる磁気ヘッドにおいて、被成膜
部材の熱膨張係数が軟磁性材料薄膜の熱膨張係数より小
さいときはデバイスの使用温度で軟磁性材料薄膜の磁歪
を負とし、被成膜部材の熱膨張係数が軟磁性材料薄膜の
熱膨張係数より大きいときはデバイスの使用温度で軟磁
性材料薄膜の磁歪を正とする。
【0012】請求項3記載の磁気ヘッドの製造方法は、
非磁性材料または磁性材料からなる被成膜部材の表面に
記録トラックの幅に応じた厚みの軟磁性材料薄膜を形成
し、軟磁性薄膜材料が負の磁歪を有するときは内部応力
が引っ張り応力となるように軟磁性材料薄膜の形成条件
を制御し、軟磁性薄膜材料が正の磁歪を有するときは内
部応力が圧縮応力となるように軟磁性材料薄膜の形成条
件を制御し、このようにして形成した前記軟磁性材料薄
膜を磁気ヘッドの主ヨークとする。
【0013】請求項4記載の磁気ヘッドの製造方法は、
非磁性材料または磁性材料からなる被成膜部材の表面に
記録トラックの幅に応じた厚みの軟磁性材料薄膜を形成
し、軟磁性材料薄膜として、被成膜部材の熱膨張係数が
軟磁性材料薄膜の熱膨張係数より小さいときは負の磁歪
を有する軟磁性薄膜材料を用い、被成膜部材の熱膨張係
数が軟磁性材料薄膜の熱膨張係数より大きいときは正の
磁歪を有する軟磁性薄膜材料を用い、このようにして形
成した前記軟磁性材料薄膜を磁気ヘッドの主ヨークとす
る。
【0014】
【作用】本発明の構成によれば、主コアの磁路と直角方
向を磁化容易軸とする一軸異方性が誘導されるため、磁
気ヘッドの磁化過程は主に磁化回転によって進む。その
ため、磁気ヘッド効率の周波数特性は良好なものとする
ことができる。
【0015】すなわち、磁気ヘッドの磁路と平行方向に
異方的な引っ張り応力が作用するときは、軟磁性材料薄
膜の負磁歪によって磁気ヘッドの磁路と直角方向を磁化
容易軸とする応力による一軸異方性が誘導される。この
ため、磁気ヘッドの磁路は磁化困難軸となり、非常に良
好な周波数特性を示すこととなる。
【0016】また、磁気ヘッドの磁路と平行方向に異方
的な圧縮応力が作用するときは、軟磁性材料薄膜の正磁
歪によって磁気ヘッドの磁路と直角方向を磁化容易軸と
する応力による一軸異方性が誘導される。このため、磁
気ヘッドの磁路は磁化困難軸となり、非常に良好な周波
数特性を示すこととなる。
【0017】
【実施例】まず、本発明の原理について説明する。図1
に示すように、非磁性材料または磁性材料からなる被成
膜部材1の被成膜面上に軟磁性材料薄膜2を形成する従
来の磁気ヘッドでは、前述したように軟磁性積層膜の磁
歪をほぼゼロとし、さらに被成膜部材1と軟磁性材料薄
膜2の熱膨張係数の差をゼロにするという発想は、主に
磁気ヘッドにおいて軟磁性材料薄膜の内部応力は等方的
に作用するため、軟磁性積層膜の磁気特性は基板上と同
様の特性が全ての周波数において磁気ヘッド上でも実現
されているという考えに基づく。
【0018】そこで、この考えを確かめるために、本発
明者は磁気ヘッドコア内での軟磁性材料薄膜の応力解析
をコンピュータにより行った。解析では、応力の発生源
を軟磁性積層膜と被成膜部材との熱膨張係数の差による
熱応力とした。
【0019】図2は、軟磁性積層膜と被成膜部材との熱
膨張係数の差が「軟磁性積層膜の熱膨張係数−被成膜部
材の熱膨張係数=20×10-7deg-1 」で、700℃か
ら0℃まで冷却した場合の磁気ヘッドコア内での軟磁性
材料薄膜の内部応力分布についてのシミュレーション結
果である。この図は軟磁性材料薄膜の表面を見た図であ
り、図1のA−A線上に沿って磁気ヘッドを切断した際
に表れる面を示している。図中の矢印は引っ張り応力の
ベクトルを示すものである。
【0020】図2から明らかなように、磁気ヘッド内に
おいては従来考えられていたような等方的な応力分布で
はなく、かなり異方的な応力分布になっていることが解
る。また、軟磁性材料薄膜の内部応力がマクロにみて正
の場合は、図3に示すように磁気ヘッドの磁路と平行方
向に異方的な引っ張り応力SAが作用することが判明し
た。ここで、マクロな熱応力σは、図2のシミュレーシ
ョンにおいて以下のように計算される。 σ=Δα×ΔT×E … 式1 ただし、Δα:熱膨張係数差、ΔT:温度差、E:軟磁
性材料薄膜のヤング率である。図2においては、「σ=
20×10-7×700×E」となりマクロな熱応力σは
正となる。
【0021】また、軟磁性材料薄膜の内部応力がマクロ
にみて負の場合には、全く逆に考えればよく、磁気ヘッ
ドの磁路と平行方向に、図4に示すように異方的な圧縮
応力SBが作用する。軟磁性材料薄膜に応力が作用した
場合、軟磁性材料薄膜は磁気弾性効果によって特性が変
化する。その応力が一方向に作用し、応力が引っ張り応
力で磁歪が正の場合、または応力が圧縮応力で磁歪が負
の場合には、その引っ張り応力、圧縮応力の方向を磁化
容易軸とする一軸異方的が軟磁性材料薄膜に誘導され
る。
【0022】逆に応力が引っ張り応力で磁歪が負の場
合、または応力が圧縮応力で磁歪が正の場合には、その
引っ張り応力、圧縮応力の方向と直角方向を磁化容易軸
とする一軸異方的が軟磁性材料薄膜に誘導される。図2
のシミュレーション結果と誘導一軸異方性の性質より非
磁性材料または磁性材料からなる被成膜部材の被成膜面
上に、軟磁性薄膜材料に引っ張り応力が残留した状態で
デバイスの使用温度で磁歪が負である軟磁性材料薄膜を
形成する磁気ヘッドにおいては、磁気ヘッドの磁路と直
角方向を磁化容易軸SDとする応力による一軸異方性が
誘導される。
【0023】このため、磁気ヘッドの磁路は磁化困難軸
となり、非常に良好な周波数特性を示すこととなる。磁
化困難軸方向においては、磁化過程はほぼ磁化回転によ
って進行する。また、磁化容易軸の磁化過程は磁壁の移
動によって進行する。磁壁移動は磁化回転にくらべて低
い周波数において共鳴によって抑制されるため、その周
波数特性は磁化回転にくらべて非常に悪い。
【0024】逆に非磁性材料または磁性材料からなる被
成膜部材の被成膜面上に、軟磁性材料薄膜材料に圧縮応
力が残留した状態でデバイスの使用温度で磁歪が正であ
る軟磁性材料薄膜を形成する磁気ヘッドにおいても前述
と同様のメカニズムによって非常にすぐれた磁気ヘッド
コア効率を高い周波数まで維持できる。
【0025】次に、本発明による磁気ヘッドの第1の実
施例について説明する。本実施例による磁気ヘッドは、
図5に示すように、非磁性のセラミックや非磁性の結晶
化ガラス材またはMn−Znフェライト単結晶からなる
表面が鋸歯状に形成された磁気ヘッド本体部(被成膜部
材)11の表面に、図6に示すように、センダスト膜等
の軟磁性材料薄膜12をスパッタリング法や蒸着法等に
よって形成する。軟磁性材料薄膜12は、図7に拡大し
て示すようにSiO2 等の非磁性材料13との積層構造
とする場合もある。
【0026】軟磁性材料薄膜12を形成する際には、種
々のスパッタリング条件や蒸着条件を制御し、軟磁性材
料薄膜12の内部応力が引っ張り応力であるようにす
る。ここでいう軟磁性材料薄膜12の内部応力が引っ張
り応力であるというのは、図8に示すように被成膜部材
11を下にし軟磁性材料薄膜12を上にした場合、全体
が凹状に反る状態を言う。
【0027】図9は、成膜条件制御の一例として、セン
ダスト膜を軟磁性材料薄膜12としてスパッタリング法
で形成する際のスパッタリング中のアルゴンガス圧力と
センダスト膜の内部応力との関係を示すグラフである。
この図に示す特性は、基板として結晶化ガラス基板を用
い、スパッタリング後に500℃で熱処理した後の結果
である。この場合、センダストスパッタリング膜はスパ
ッタリングパワーを一定とし、0.6Pa以上のアルゴン
ガス圧力でスパッタリングすることにより軟磁性材料薄
膜12の内部応力が引っ張り応力である状態を実現でき
る。
【0028】さらに、本実施例においてはセンダスト膜
等の軟磁性材料薄膜12の組成等を制御することにより
負の磁歪とする。このようにして形成した軟磁性材料薄
膜12が磁気ヘッドの主ヨークを形成する。軟磁性材料
薄膜12は記録トラックの幅にあわせて厚みが設定され
る。
【0029】この軟磁性材料薄膜12を有した磁気ヘッ
ド本体部同士は、図10に示すように、互いのギャップ
対向面におけるギャップ形成部位に非磁性のギャップ材
(図示せず)を介して突き合わされており、このように
突き合わされた状態でガラス14にて互いに固着されて
いる。
【0030】このような構成の磁気ヘッドにおいては、
図11に示すように磁気ヘッドの磁路MPと平行方向に
異方的な引っ張り応力が作用するため、図12に示すよ
うに軟磁性材料薄膜12の負磁歪によって磁気ヘッドの
磁路MPと直角方向を磁化容易軸15とする応力による
一軸異方性が誘導される。このため、磁気ヘッドの磁路
MPは磁化困難軸となり、非常に良好な周波数特性を示
すこととなる。なお、図12は図10の磁気ヘッドをB
−B線上で切断した際に表れる断面の軟磁性材料薄膜1
2の磁気ギャップ部分の拡大図である。
【0031】次に、本発明による磁気ヘッドの第2の実
施例について説明する。本実施例による磁気ヘッドは、
図13に示すように、非磁性のセラミックや非磁性の結
晶化ガラス材あるいはMn−Znフェライト単結晶から
なる表面が鋸歯状に形成された磁気ヘッド本体部(被成
膜部材)21に、図14に示すように、センダスト膜等
の軟磁性材料薄膜22をスパッタリング法や蒸着法等に
よって形成する。軟磁性材料薄膜22は、図15に拡大
して示すようにSiO2 等の非磁性材料23との積層構
造とする場合もある。
【0032】本実施例においては、主コアとなる軟磁性
薄膜材料の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有する
非磁性材料または磁性材料からなる被成膜部材21を選
択する。軟磁性薄膜材料としてセンダスト膜を用いた場
合は、センダスト膜の熱膨張係数は「160×10-7de
g-1 」であるため、被成膜部材の熱膨張係数はこれより
も小さいものとする。このような被成膜部材21に軟磁
性材料薄膜22を形成し、軟磁気特性を良好とするため
に500〜700℃で熱処理を行う。
【0033】このとき、主コアとなる軟磁性薄膜材料の
熱膨張係数よりも小さな熱膨張係数を有する非磁性材料
または磁性材料からなる被成膜部材21を選択したた
め、室温まで冷却された状態では、軟磁性材料薄膜22
には、式1により算出されるのと同様の大きさの熱応力
が作用する。
【0034】図16は、センダスト膜を形成し700℃
で熱処理した後にセンダスト膜に残った内部応力と被成
膜部材の熱膨張係数について示したグラフである。図中
の破線は式1で算出した内部応力の計算値であり、実線
は実測値である。このグラフに示すように、センダスト
膜を用いる場合は、センダスト膜に引っ張り応力を残留
させるために熱膨張係数が「160×10-7deg-1 」よ
りも小さい被成膜部材21を用いればよいことがわか
る。
【0035】また、軟磁性材料薄膜22に作用する内部
応力の大きさは軟磁性材料薄膜22と被成膜部材21の
熱膨張係数の差のみによって決定されるため、非常に再
現性がよく、また、内部応力の大きさを自由に設定可能
となり磁気ヘッドの性能の安定化が効率よく図れること
となる。
【0036】さらに、本実施例の磁気ヘッドにおいて
は、センダスト膜等の軟磁性材料薄膜22の組成等を制
御することにより負の磁歪とする。このようにして形成
した軟磁性材料薄膜22が磁気ヘッドの主ヨークを形成
する。軟磁性材料薄膜22は、記録トラックの幅にあわ
せて厚みが設定される。
【0037】この軟磁性材料薄膜22を有した磁気ヘッ
ド本体部同士は、図17に示すように、互いのギャップ
対向面におけるギャップ形成部位に非磁性のギャップ材
(図示せず)を介して突き合わされており、このように
突き合わされた状態でガラス24にて互いに固着されて
いる。
【0038】このような磁気ヘッドにおいては、図18
に示すように磁気ヘッドの磁路MPと平行方向に異方的
な引っ張り応力が作用するため、図19に示すように軟
磁性材料薄膜22の負磁歪によって磁気ヘッドの磁路M
Pと直角方向を磁化容易軸25とする応力による一軸異
方性が誘導される。このため、磁気ヘッドの磁路MPは
磁化困難軸となり、非常に良好な周波数特性を示すこと
となる。なお、図19は図17の磁気ヘッドをC−C線
上で切断した際に表れる断面の軟磁性材料薄膜22の磁
気ギャップ部分の拡大図である。
【0039】次に、本発明による磁気ヘッドのの第3の
実施例について説明する。本実施例による磁気ヘッド
は、図20に示すように、非磁性のセラミックや非磁性
の結晶化ガラス材あるいはMn−Znフェライト単結晶
からなる表面が鋸歯状に形成された磁気ヘッド本体部
(被成膜部材)31に、図21に示すように、センダス
ト膜等の軟磁性材料薄膜32をスパッタリング法や蒸着
法等によって形成する。軟磁性材料薄膜32は、図22
に拡大して示すようにSiO2 等の非磁性材料33との
積層構造とする場合もある。
【0040】軟磁性材料薄膜32を形成する際には、種
々のスパッタリング条件や蒸着条件を制御し、軟磁性材
料薄膜32の内部応力が圧縮応力であるようにする。こ
こでいう軟磁性材料薄膜32の内部応力が圧縮応力であ
るというのは、図23に示すように、被成膜部材31を
下にし、軟磁性材料薄膜32を上にした場合、全体が凸
状に反る状態を言う。
【0041】図24は、成膜条件制御の一例として、セ
ンダスト膜を軟磁性材料薄膜32としてスパッタリング
法で形成する際のスパッタリング中のアルゴンガス圧力
とセンダスト膜の内部応力の関係を示す。この図に示す
特性は、基板として結晶化ガラス基板を用い、スパッタ
リング後に500℃で熱処理した後の結果である。この
場合、センダストスパッタリング膜は0.6Pa以下のア
ルゴンガス圧力でスパッタリングすることにより、軟磁
性材料薄膜32の内部応力が圧縮応力である状態を実現
できる。
【0042】さらに、本実施例においては、センダスト
膜等の軟磁性材料薄膜32の組成等を制御することによ
り正の磁歪とする。このようにして形成した軟磁性材料
薄膜32が磁気ヘッドの主ヨークを形成する。軟磁性材
料薄膜32は記録トラックの幅にあわせて厚みが設定さ
れる。
【0043】この軟磁性材料薄膜32を有した磁気ヘッ
ド本体部同士は、図25に示すように、互いのギャップ
対向面におけるギャップ形成部位に非磁性のギャップ材
(図示せず)を介して突き合わされており、このように
突き合わされた状態でガラス34にて互いに固着されて
いる。
【0044】このような構成の磁気ヘッドにおいては、
図26に示すように磁気ヘッドの磁路MPと平行方向に
異方的な圧縮応力が作用するため、図27に示すように
軟磁性材料薄膜32の正磁歪によって磁気ヘッドの磁路
MPと直角方向を磁化容易軸35とする応力による一軸
異方性が誘導される。このため、磁気ヘッドの磁路MP
は磁化困難軸となり、非常に良好な周波数特性を示すこ
ととなる。なお、図27は図25の磁気ヘッドをD−D
線上で切断した際に表れる断面の軟磁性材料薄膜32の
磁気ギャップ部分の拡大図である。
【0045】次に、本発明による磁気ヘッドの第4の実
施例について説明する。本実施例による磁気ヘッドは、
図28に示すように、非磁性のセラミックや非磁性の結
晶化ガラス材あるいはMn−Znフェライト単結晶から
なる表面が鋸歯状に形成された磁気ヘッド本体部(被成
膜部材)41に、図29に示すように、センダスト膜等
の軟磁性材料薄膜42をスパッタリング法や蒸着法等に
よって形成する。軟磁性材料薄膜42は、図30に拡大
して示すようにSiO2等の非磁性材料43との積層構
造とする場合もある。
【0046】本実施例では主コアとなる軟磁性材料薄膜
材料の熱膨張係数よりも大きい熱膨張係数を有する非磁
性材料または磁性材料からなる被成膜部材41を選択す
る。軟磁性薄膜材料としてセンダスト膜を用いた場合に
は、センダスト膜の熱膨張係数は、「160×10-7de
g-1 」であるため、被成膜部材41の熱膨張係数はこれ
よりも大きいものとする。このような被成膜部材41に
軟磁性材料薄膜42を形成し、軟磁気特性を良好とする
ために500〜700℃で熱処理を行う。
【0047】このとき、主コアとなる軟磁性薄膜材料の
熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する非磁性材料
または磁性材料からなる被成膜部材42を選択したた
め、室温まで冷却された状態では、軟磁性材料薄膜42
には、式1により算出されるのと同様の大きさの熱応力
が作用する。
【0048】図31に示すグラフは、センダスト膜を形
成し700℃で熱処理した後にセンダスト膜に残った内
部応力と被成膜部材の熱膨張係数について示したもの
で、図中の破線は式1で算出した内部応力の計算値であ
り、破線は実測値である。このグラフから明らかなよう
に、センダスト膜を用いる場合には、センダスト膜に圧
縮応力を残留させるためには、熱膨張係数が「160×
10-7deg-1 」よりも大きい被成膜部材42を用いれば
よいことが分かる。
【0049】また、本実施例によれば、軟磁性材料薄膜
42に作用する内部応力の大きさは軟磁性材料薄膜42
と被成膜部材41の熱膨張係数の差のみによって決定さ
れるため、非常に再現性がよく、また、内部応力の大き
さを自由に設定可能となり磁気ヘッドの性能の安定化が
効率よく図れることとなる。さらに、本実施例の磁気ヘ
ッドにおいては、センダスト膜等の軟磁性材料薄膜42
の組成等を制御することにより正の磁歪とする。
【0050】このようにして形成した軟磁性材料薄膜4
2が磁気ヘッドの主ヨークを形成する。軟磁性材料薄膜
42は、記録トラックの幅にあわせて厚みが設定され
る。この軟磁性材料薄膜42を有した磁気ヘッド本体部
同士は、図32に示すように、互いのギャップ対向面に
おけるギャップ形成部位に非磁性のギャップ材(図示せ
ず)を介して突き合わされており、このように突き合わ
された状態でガラス44にて互いに固着されている。
【0051】このような磁気ヘッドにおいては、図33
に示すように、磁気ヘッドの磁路MPと平行方向に異方
的な圧縮応力が作用するため、軟磁性材料薄膜42の正
磁歪によって磁気ヘッドの磁路MPと直角方向を磁化容
易軸45とする応力による一軸異方性が誘導される。こ
のため、磁気ヘッドの磁路MPは磁化困難軸となり、非
常に良好な周波数特性を示すこととなる。なお、図34
は図32の磁気ヘッドをE−E線上で切断した際にあら
われる断面の軟磁性材料薄膜42の磁気ギャップ部分の
拡大図である。
【0052】
【発明の効果】請求項1および3記載の発明によれば、
従来の磁気ヘッドの周波数特性に比べて高い効率を高周
波数域まで維持することができる磁気ヘッドを得ること
ができる。
【0053】例えば磁気ヘッドの軟磁性材料薄膜として
磁歪「−2×10-6」のセンダスト膜を用い、薄膜の内
部応力が「+4×108 dyne/cm2 」とすると、図35
に示すようなインダクタンスの周波数特性が得られる。
図中、実線が本発明による磁気ヘッド、破線が従来の磁
気ヘッドである。ここで示すインダクタンスは磁気ヘッ
ドのコア効率に比例するものであり、インダクタンスの
周波数特性はコアの効率の周波数特性と同じと考えてよ
い。
【0054】また、例えば磁気ヘッドの軟磁性材料薄膜
として磁歪「+2×10-6」のセンダスト膜を用い、薄
膜の内部応力が「−5×108 dyne/cm2 」とすると、
図35に示すインダクタンスの周波数特性と同様の周波
数特性が得られる。
【0055】請求項2および4記載の発明によれば、前
述した図35に示すインダクタンスの周波数特性と同様
の周波数特性を有する磁気ヘッドが得られ、従来の磁気
ヘッドの周波数特性に比べて高い効率を高周波数域まで
維持できる磁気ヘッドを得ることができる。
【0056】例えば磁気ヘッドの軟磁性材料薄膜として
磁歪「−2×10-6」のセンダスト膜を用い、被成膜部
材として熱膨張係数「157×10-7deg-1 」を用いた
場合、Δαは「3×10-7deg-1 」である。また、例え
ば磁気ヘッドの軟磁性材料薄膜として磁歪「+2×10
-6」のセンダスト膜を用い、被成膜部材として熱膨張係
数「163×10-7deg-1 」を用いた場合、Δαは「−
3×10-7deg-1 」である。この発明によれば、非常に
再現性よく良好な特性の磁気ヘッドを得ることが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための磁気ヘッドの構
成図である。
【図2】磁気ヘッドコア内での軟磁性材料薄膜の内部応
力分布についてのシミュレーション結果である。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】図2の一部拡大図である。
【図5】本発明の第1の実施例に用いる被成膜部材であ
る。
【図6】図5の被成膜部材表面上に軟磁性材料薄膜を形
成した状態を示す図である。
【図7】図6の一部拡大図である。
【図8】軟磁性材料薄膜が引っ張り応力であることを説
明するための図である。
【図9】軟磁性材料薄膜としてセンダスト膜をスパッタ
リングする際のアルゴンガス圧力とセンダスト膜の内部
応力との関係を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施例を示す磁気ヘッドの構
成図である。
【図11】磁気ヘッドコア内での軟磁性材料薄膜内の磁
路を示す図である。
【図12】図11の一部拡大図である。
【図13】本発明の第2の実施例に用いる被成膜部材で
ある。
【図14】図13に示す被成膜部材表面上に軟磁性材料
薄膜を形成した状態を示す図である。
【図15】図14の一部拡大図である。
【図16】被成膜部材の熱膨張係数と熱処理後にセンダ
スト膜に残った内部応力との関係を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施例を示す磁気ヘッドの構
成図である。
【図18】磁気ヘッドコア内での軟磁性材料薄膜内の磁
路を示す図である。
【図19】図18の一部拡大図である。
【図20】本発明の第3の実施例に用いる被成膜部材で
ある。
【図21】図20に示す被成膜部材表面上に軟磁性材料
薄膜を形成した状態を示す図である。
【図22】図21の一部拡大図である。
【図23】軟磁性材料薄膜が圧縮応力であることを説明
するための図である。
【図24】軟磁性材料薄膜としてセンダスト膜をスパッ
タリングする際のアルゴンガス圧力とセンダスト膜の内
部応力との関係を示す図である。
【図25】本発明の第3の実施例を示す磁気ヘッドの構
成図である。
【図26】磁気ヘッドコア内での軟磁性材料薄膜内の磁
路を示す図である。
【図27】図26の一部拡大図である。
【図28】本発明の第4の実施例に用いる被成膜部材で
ある。
【図29】図28に示す被成膜部材表面上に軟磁性材料
薄膜を形成した状態を示す図である。
【図30】図29の一部拡大図である。
【図31】被成膜部材の熱膨張係数と熱処理後にセンダ
スト膜に残った内部応力との関係を示す図である。
【図32】本発明の第4の実施例を示す磁気ヘッドの構
成図である。
【図33】磁気ヘッドコア内での軟磁性材料薄膜内の磁
路を示す図である。
【図34】図33の一部拡大図である。
【図35】本発明による磁気ヘッドのインダクタンスの
周波数特性図である。
【図36】磁気ヘッドの構成図である。
【図37】シート状の被成膜部材上に軟磁性材料薄膜を
形成した図である。
【図38】リング状の被成膜部材上に軟磁性材料薄膜を
形成した図である。
【図39】軟磁性材料薄膜としてセンダスト膜を形成し
た際のセンダスト膜の内部応力と透磁率との関係を示す
図である。
【図40】軟磁性材料薄膜としてセンダスト膜を形成し
た際の被成膜部材の熱膨張係数と軟磁性材料薄膜の熱膨
張係数との差とセンダスト膜の透磁率との関係を示す図
であるである。
【図41】軟磁性材料薄膜としてセンダスト膜を形成し
た際のセンダスト膜の磁歪と透磁率との関係について示
す図である。
【図42】従来の磁気ヘッドのインダクタンスの周波数
特性を示す図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41 被成膜部材(基板) 2,12,22,32,42 軟磁性材料薄膜 4,14,24,34,44 ガラス 15,25,35,45 磁化容易軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性材料または磁性材料からなる被成
    膜部材の被成膜面上に残留応力を有する軟磁性材料薄膜
    を形成してなる磁気ヘッドにおいて、 前記軟磁性材料薄膜の残留応力が引っ張り応力であると
    きはデバイスの使用温度で前記軟磁性材料薄膜の磁歪を
    負とし、前記軟磁性材料薄膜の残留応力が圧縮応力であ
    るときはデバイスの使用温度で前記軟磁性材料薄膜の磁
    歪を正としたことを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 非磁性材料または磁性材料からなる被成
    膜部材の被成膜面上に軟磁性材料薄膜を形成してなる磁
    気ヘッドにおいて、 前記被成膜部材の熱膨張係数が前記軟磁性材料薄膜の熱
    膨張係数より小さいときはデバイスの使用温度で前記軟
    磁性材料薄膜の磁歪を負とし、前記被成膜部材の熱膨張
    係数が前記軟磁性材料薄膜の熱膨張係数より大きいとき
    はデバイスの使用温度で前記軟磁性材料薄膜の磁歪を正
    としたことを特徴とする磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 非磁性材料または磁性材料からなる被成
    膜部材の表面に記録トラックの幅に応じた厚みの軟磁性
    材料薄膜を形成し、軟磁性薄膜材料が負の磁歪を有する
    ときは内部応力が引っ張り応力となるように前記軟磁性
    材料薄膜の形成条件を制御し、軟磁性薄膜材料が正の磁
    歪を有するときは内部応力が圧縮応力となるように前記
    軟磁性材料薄膜の形成条件を制御し、このようにして形
    成した前記軟磁性材料薄膜を磁気ヘッドの主ヨークとす
    ることを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 非磁性材料または磁性材料からなる被成
    膜部材の表面に記録トラックの幅に応じた厚みの軟磁性
    材料薄膜を形成し、前記軟磁性材料薄膜として、前記被
    成膜部材の熱膨張係数が前記軟磁性材料薄膜の熱膨張係
    数より小さいときは負の磁歪を有する軟磁性薄膜材料を
    用い、前記被成膜部材の熱膨張係数が前記軟磁性材料薄
    膜の熱膨張係数より大きいときは正の磁歪を有する軟磁
    性薄膜材料を用い、このようにして形成した前記軟磁性
    材料薄膜を磁気ヘッドの主ヨークとすることを特徴とす
    る磁気ヘッドの製造方法。
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