JPH07334533A - 対話型論理シミュレーションシステム - Google Patents

対話型論理シミュレーションシステム

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JPH07334533A
JPH07334533A JP6122588A JP12258894A JPH07334533A JP H07334533 A JPH07334533 A JP H07334533A JP 6122588 A JP6122588 A JP 6122588A JP 12258894 A JP12258894 A JP 12258894A JP H07334533 A JPH07334533 A JP H07334533A
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simulation system
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対話型論理シミュレーションシステムに関
し、ユーザに対し、論理シミュレーションに関する面倒
な手順や操作を意識することなくシミュレーションの実
行及び解析を容易に且つ効率的に行えるようにすること
を目的とする。 【構成】 フリーフォーマット表示形式の表示態様を管
理するテーブル 16,18、論理シミュレーション結果情報
の時系列表示形式となるストリーム表示形式の表示態様
を管理するテーブル 16,19、及び論理シミュレーション
結果情報をなす信号端子毎の信号値の時系列データを管
理するテーブル17を参照することで、指定した時刻のフ
リーフォーマット表示形式での論理シミュレーション結
果情報と指定した信号端子のストリーム表示形式での論
理シミュレーション結果情報とを、それぞれディスプレ
イ画面上の設定されたウィンドウに同時に表示するよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、論理回路のシミュレー
ションを行う技術に係り、特に、ディスプレイ画面を介
してユーザと対話することで論理シミュレーションを行
い、その結果をディスプレイ画面に表示する構成を採る
対話型論理シミュレーションシステムに関する。
【0002】近年、計算機システム等に実装する論理回
路はますます高集積度化が進み、これに伴い、その設計
した論理回路の動作確認や誤動作の解析を行うためのシ
ミュレーションに要する時間が膨大なものになってい
る。大規模な回路を階層的に分割して設計する過程にお
いて、階層単位に論理シミュレーションを行い検証して
いくためには、上位階層の規模の大きい回路のシミュレ
ーションの作業と同様に下位階層の規模の小さい回路の
シミュレーションの作業をも容易で分かりやすいことが
要求される。
【0003】
【従来の技術】従来の対話型論理シミュレーションシス
テムでは、指定した時刻の論理シミュレーション結果情
報をユーザ定義の表示形式に従って表示する「フリーフ
ォーマット表示形式」の方法、又は、指定した信号端子
の論理シミュレーション結果情報をシステム定義の表示
形式に従って時刻の流れに沿った形で表示する「ストリ
ーム表示形式」の方法が採用されている。
【0004】フリーフォーマット表示形式では、論理シ
ミュレーション結果情報となる信号端子の信号値を一画
面に多数表示できるという利点があるが、その反面、信
号値の時間的な流れを把握できないので、論理回路の誤
りを発見した時にその原因解析に時間を要するといった
問題点がある。一方、ストリーム表示形式では、信号端
子の信号値の時系列データを表示するようになっている
ので、論理回路の誤りを発見した時にその原因解析が容
易になるという利点があるが、その反面、時系列データ
を表示することから一画面に表示可能な信号端子数が少
なくなり、このために別画面表示を頻繁に行うことにな
り、ひいてはシミュレーションの作業に時間を要すると
いった問題点がある。このように、両者の表示形式はそ
れぞれ一長一短がある。
【0005】また、従来行われている論理シミュレーシ
ョンの方法では、専用の制御言語によって論理シミュレ
ーションの手順(例えば回路動作パターン等)を予め記
述しておき、その記述された制御言語を翻訳した後にシ
ミュレーションを実行し、その実行結果すなわち論理シ
ミュレーション結果情報を解析することによって論理回
路の動作確認を行っている。
【0006】この場合、論理回路設計の初期段階では設
計誤りも比較的多いため、種々の回路動作パターンを予
め記述しておくという手法よりも、むしろ、論理回路設
計者が、ディスプレイ画面との対話を通して少しずつ回
路の動作状態を見ながら次のシミュレーションの動作を
思考していくといった手法の方が適していると考えられ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来技
術では、制御言語によるシミュレーション手順の記述→
制御言語の翻訳→シミュレーション実行→結果解析及び
動作確認といった手法に基づいて論理シミュレーション
が行われていた。このため、論理回路の設計終了後すぐ
シミュレーションを開始してから動作確認までに多大な
手間と時間を要するといった課題があった。
【0008】また、結果解析及び動作確認後、さらに次
のシミュレーション手順を記述していくうえで、論理回
路設計者にとっては、必ずしも使い勝手のよい手法では
なかった。本発明は、かかる従来技術における課題に鑑
み創作されたもので、ユーザに対し、論理シミュレーシ
ョンに関する面倒な手順や操作を意識することなくシミ
ュレーションの実行及び解析を容易に且つ効率的に行え
るようにし、また次の段階のシミュレーション手順を考
える場合にはその思考の中断を少なくして良好な操作性
を与えることができる対話型論理シミュレーションシス
テムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る対話型論理シミュレーションシステム
は、ディスプレイ画面を介してユーザと対話することで
論理シミュレーションを行い、その結果を該ディスプレ
イ画面に表示する構成を採ることを前提として、前記デ
ィスプレイ画面を介してユーザと対話することで、任意
の表示範囲によって規定されたウィンドウの形態で論理
シミュレーション結果情報の少なくとも1つの表示形式
を設定する設定手段と、該設定手段により設定されるフ
リーフォーマット表示形式の表示態様を管理する第1の
管理テーブルと、論理シミュレーション結果情報の時系
列表示形式となるストリーム表示形式の表示態様を管理
する第2の管理テーブルと、論理シミュレーション結果
情報をなす信号端子毎の信号値の時系列データを管理す
る第3の管理テーブルと、前記第1,第2,第3の管理
テーブルの管理データを用いて論理シミュレーション結
果情報を特定し、該特定した論理シミュレーション結果
情報を前記ディスプレイ画面に表示するよう処理を行う
結果表示制御手段とを具備し、指定した時刻のフリーフ
ォーマット表示形式での論理シミュレーション結果情報
と指定した信号端子のストリーム表示形式での論理シミ
ュレーション結果情報とを、それぞれ前記ディスプレイ
画面上の設定されたウィンドウに同時に表示するように
したことを特徴とする。
【0010】また、本発明の好適な実施態様において
は、論理シミュレーション対象の回路内の複数のメモリ
セルを特定する論理アドレス空間を定義したデータを管
理するメモリ管理テーブルを更に具備し、このメモリ管
理テーブルを参照して、前記論理アドレス空間によって
規定されるメモリ仮想空間イメージでメモリ内容をディ
スプレイ画面に表示するよう処理を行っている。
【0011】
【作用】上述した本発明の構成によれば、多数の信号端
子の信号値を表示可能にするフリーフォーマット表示形
式での論理シミュレーション結果情報と、信号端子の信
号値の時間的な流れを把握可能にするストリーム表示形
式での論理シミュレーション結果情報とを同一ディスプ
レイ画面上にマルチウィンドウの形態で同時に表示する
ことを基本構成とし、またメモリ仮想空間イメージでメ
モリ内容をディスプレイ画面上に表示することを基本構
成にして、メニューの選択による入力指示等を不要に
し、フリーフォーマット表示上に直接書き込むことによ
り状態値を設定したり、ストリーム表示上の時刻部分を
直接指示することによりシミュレーションを実行した
り、メモリ内容表示上に直接書き込むことによりメモリ
内容を書き換えたりする構成を採っている。
【0012】従って、ユーザは、論理シミュレーション
に関する面倒な手順や操作を意識することなく、論理シ
ミュレーションの実行とその解析を容易に且つ効率的に
行うことができる。また、次の段階のシミュレーション
手順を考える場合でも、その思考の中断を少なくして、
効率的なシミュレーションの実行が可能となる。なお、
本発明の他の構成上の特徴及び作用の詳細については、
添付図面を参照しつつ以下に記述される実施例を用いて
説明する。
【0013】
【実施例】図1には本発明に係る対話型論理シミュレー
ションシステムの一実施例の構成が示される。図中、1
は本発明に係る論理シミュレーションシステム、2は論
理シミュレーションシステム1の備える端末を示し、該
端末は、論理シミュレーション結果情報等を表示するデ
ィスプレイ3と、ユーザ又はオペレータが操作するキー
ボードやマウス等の入力装置4を備えている。
【0014】本実施例による論理シミュレーションシス
テム1は、入出力(I/O)制御手段10と、論理回路
データ(LD)情報管理手段11と、論理シミュレーシ
ョン手段12と、結果表示制御手段13と、コマンド解
析手段14と、ファクションキー制御手段15と、ウィ
ンドウ管理テーブル16と、信号値管理テーブル17
と、フリーフォーマットウィンドウ(FW)管理テーブ
ル18と、ストリームウィンドウ(SW)管理テーブル
19と、時刻管理テーブル20と、メモリ管理テーブル
21と、ファンクション管理テーブル22と、ログ出力
手段23と、ウィンドウ設定手段24と、状態値選択手
段25と、信号値設定手段26と、属性変更手段27
と、メモリ内容表示手段28と、メモリ内容設定手段2
9と、シミュレーション実行手段30と、時刻設定手段
31と、メモリ内容選択手段32とを有している。以
下、各構成要素について説明する。
【0015】入出力(I/O)制御手段10は、端末2
との間のインタフェース処理を実行する。また、論理回
路データ(LD)情報管理手段11は、論理シミュレー
ションの対象となる論理回路データ情報を管理する。但
し、論理回路データ情報は実際には信号端子番号で記述
されているので、LD情報管理手段11は、この信号端
子番号とユーザ定義の信号端子名との対応関係を管理す
ることになる。また、論理シミュレーション手段12
は、LD情報管理手段11の管理する論理回路の論理シ
ミュレーション処理を実行し、その論理シミュレーショ
ン結果情報を信号値管理テーブル17に登録すると共
に、そのシミュレーション時刻を時刻管理テーブル20
に登録する。
【0016】結果表示制御手段13は、ウィンドウ管理
テーブル16、信号値管理テーブル17、フリーフォー
マットウィンドウ管理テーブル18、ストリームウィン
ドウ管理テーブル19及び時刻管理テーブル20の各管
理データを用いて、論理シミュレーション結果情報を端
末2のディスプレイ3に表示するよう制御を行う。コマ
ンド解析手段14は、ユーザと対話することで、ユーザ
から与えられたコマンドを解析して命令管理テーブルを
作成し、指示された命令へ制御を移す。また、ファクシ
ョンキー制御手段15は、ユーザと対話することで、端
末2の入力装置4を介してユーザから指示されたファク
ションキーに設定されているコマンドをコマンド解析手
段14に転送する。
【0017】ウィンドウ管理テーブル16は、端末2の
ディスプレイ3に表示すべき1つ又は複数のウィンドウ
の表示態様を管理する。また、信号値管理テーブル17
は、論理シミュレーション結果情報をなす信号端子毎の
信号値の時系列データを管理する。また、フリーフォー
マットウィンドウ(FW)管理テーブル18は、ユーザ
定義のフリーフォーマット表示形式の表示態様を管理す
る。また、ストリームウィンドウ(SW)管理テーブル
19は、論理シミュレーション結果情報の時系列表示形
式となるシステム定義のストリーム表示形式の表示態様
を管理する。また、時刻管理テーブル20は、表示する
論理シミュレーション時刻を管理すると共に、現表示時
刻を管理する。また、メモリ管理テーブル21は、後述
するように論理アドレス空間の定義データを管理する。
また、ファンクション管理テーブル22は、端末2の入
力装置4に備えられているファクションキーに設定され
ているコマンドデータを管理する。
【0018】ログ出力手段23は、コマンド解析手段1
4の解析結果に基づいて、エラーの無かったものを「ロ
グ」として出力する。ウィンドウ設定手段24は、ユー
ザとの対話を通してコマンド解析手段14の解析結果に
基づき、端末2のディスプレイ3に表示すべき1つ又は
複数のウィンドウ(フリーフォーマットウィンドウとス
トリームウィンドウ)を設定するための処理を行う。具
体的には、例えば、ユーザが2種類のフリーフォーマッ
トウィンドウを表示することを希望した場合には、スト
リームウィンドウを表示することに加えて、デフォルト
として用意される2つのフリーフォーマットウィンドウ
用のウィンドウ枠を設定し、ユーザとの対話を通して、
この2つのウィンドウ枠のそれぞれにユーザの希望する
フリーフォーマット表示形式を割り付ける。係る処理
は、2種類以上のフリーフォーマットウィンドウを表示
する時にも同様である。さらに、このウィンドウ設定手
段24は、ユーザとの対話を通して、フリーフォーマッ
トウィンドウ用のウィンドウ枠の大きさや配置を変える
機能をも有している。
【0019】状態値選択手段25は、ユーザと対話する
ことで、端末2のディスプレイ3に表示されているフリ
ーフォーマット表示形式中の状態値を選択する。また、
信号値設定手段26は、コマンド解析手段14の解析結
果に基づいて、当該コマンドが信号値設定命令であると
判断される時、その解析結果より得られた信号端子に値
を設定する。また、属性変更手段27は、コマンド解析
手段14の解析結果に基づいて、当該コマンドが属性変
更命令であると判断される時、その解析結果より得られ
た信号端子の属性を変更することで、該当する素子又は
回路の評価を行わないようにする。
【0020】メモリ内容表示手段28は、コマンド解析
手段14の解析結果に基づいて、当該コマンドがメモリ
内容表示命令であると判断される時、メモリ管理テーブ
ル21を参照して該当するメモリ内容を端末2のディス
プレイ3に表示するよう制御を行う。また、メモリ内容
設定手段29は、コマンド解析手段14の解析結果に基
づいて、当該コマンドがメモリ内容設定命令であると判
断される時、シミュレーション対象回路内のメモリ内容
を書き換える。
【0021】シミュレーション実行手段30は、コマン
ド解析手段14の解析結果に基づいて、当該コマンドが
シミュレーションを実行する命令であると判断される
時、論理シミュレーション手段12に制御を移し、指定
された時刻における論理シミュレーションを実行する。
また、時刻設定手段31は、ユーザと対話することで、
端末2のディスプレイ3に表示されるストリーム表示形
式中の任意のシミュレーション時刻を設定し、シミュレ
ーション実行手段30を介して論理シミュレーション手
段12に制御を移し、その設定されたシミュレーション
時刻まで論理シミュレーションを実行する。なお、設定
されたシミュレーション時刻が現在時刻よりも前の時刻
である場合には、その設定された過去の時刻でのシミュ
レーション結果をフリーフォーマット表示形式で表示す
るように処理がなされる。
【0022】メモリ内容選択手段32は、ユーザと対話
することで、端末2のディスプレイ3に表示されている
メモリ内容のうちユーザの指定したメモリ内容を選択
し、その選択したメモリ内容をメモリ内容設定手段29
に転送する。そして、その選択されたメモリ内容の値が
元の表示値と異なる値である場合に、メモリ内容設定手
段29は、その選択されたメモリ内容を書き換えるよう
処理を行う。
【0023】以下、論理シミュレーション結果情報の表
示処理に用いられる各種管理テーブルについて、図2〜
図5を参照しながら詳細に説明する。図2はウィンドウ
管理テーブル及びそれに関連した各テーブルを説明する
ための図である。図中、(a)に示すウィンドウ管理テ
ーブル16は、端末2のディスプレイ3に表示されるウ
ィンドウの持つ属性情報を管理するものであり、具体的
には、ウィンドウ設定手段24によって設定されたウィ
ンドウがフリーフォーマットウィンドウなのか又はスト
リームウィンドウなのかを管理するウィンドウ種別エン
トリーと、設定されたウィンドウの表示位置を管理する
表示位置エントリーと、設定されたウィンドウの表示態
様データの展開位置を管理する管理テーブル位置エント
リーと、以前に特定されたフリーフォーマットウィンド
ウの表示内容データの展開位置を管理する表示内容エン
トリーとを備えている。
【0024】また、(b)に示すフリーフォーマットウ
ィンドウ(FW)管理テーブル18は、前述したように
ユーザ定義のフリーフォーマット表示形式の表示態様デ
ータを管理するものであり、具体的には、どの表示位置
にどの信号端子の信号値を表示させるかといった表示態
様データを管理する。上述したウィンドウ管理テーブル
16は、ウィンドウ種別エントリーでフリーフォーマッ
トウィンドウ種別を管理する時には、設定されたフリー
フォーマット表示態様データを管理するこのフリーフォ
ーマットウィンドウ管理テーブル18の展開位置を管理
する。
【0025】また、(c)に示すストリームウィンドウ
(SW)管理テーブル19は、前述したようにシステム
定義のストリーム表示形式の表示態様データを管理する
ものであり、具体的には、1行目にはどの信号端子の信
号値を表示させ、2行目にはどの信号端子の信号値を表
示させるかといった表示態様データを管理する。上述し
たウィンドウ管理テーブル16は、ウィンドウ種別エン
トリーでストリームウィンドウ種別を管理する時には、
設定されたストリーム表示態様データを管理するこのス
トリームウィンドウ管理テーブル19の展開位置を管理
する。
【0026】また、(d)に示す信号値管理テーブル1
7は、前述したように論理シミュレーション結果情報を
管理するものであり、具体的には、信号端子毎の信号値
の時系列データを信号端子毎に管理する。また、(e)
に示す時刻管理テーブル20は、対象となる論理シミュ
レーションの表示時刻と、現表示時刻を示す論理シミュ
レーション表示時刻とを管理する。更に、(f)は表示
内容テーブルを示し、以前に特定されたフリーフォーマ
ットウィンドウの表示内容データの再利用のために管理
する。上述したウィンドウ管理テーブル16は、表示内
容エントリーでこの表示内容テーブルの展開位置を管理
する。
【0027】上述したように、ウィンドウ管理テーブル
16は、端末2のディスプレイ3に表示すべき1つ又は
複数のウィンドウの表示態様を管理しているが、設定さ
れた各ウィンドウ内の表示は、フリーフォーマット表示
形式の場合にはフリーフォーマットウィンドウ(FW)
管理テーブル18及び信号値管理テーブル17を参照す
ることにより、またストリーム表示形式の場合にはスト
リームウィンドウ(SW)管理テーブル19及び信号値
管理テーブル17を参照することにより、それぞれ行わ
れる。また、シミュレーション時刻が経過するか、又は
現時刻よりも以前の時刻を指定された場合には、時刻管
理テーブル20によって管理することにより、全てのウ
ィンドウの表示シミュレーション時刻を同期させる。
【0028】フリーフォーマット表示形式のウィンドウ
内に表示されている任意の状態値を指示された場合、フ
リーフォーマットウィンドウ(FW)管理テーブル18
を参照することで、指示された状態値に対応する信号端
子を知ることができる。従って、ウィンドウ上の状態値
が書き換えられた場合、その状態値を、指示された信号
端子の回路情報(つまり論理回路データ情報管理手段1
1によって管理されている回路情報)に設定すること
で、フリーフォーマット表示形式ウィンドウ上を書き換
えて、信号値を設定することができる。
【0029】図3はメモリ管理テーブルを説明するため
の図である。図中、(a)は論理シミュレーションの対
象となる論理回路内の複数のメモリセル(RAM)を特
定するアドレス空間を規定したメモリ仮想空間イメージ
を示し、(b)はそのメモリ仮想空間イメージを管理す
るメモリ管理テーブル21の構成を示す。
【0030】このメモリ仮想空間イメージは、例えば、
以下に記述するメモリ定義例によって定義される。メモリ定義例 MEMORY MEMORY01 ( ('/RAM SIG11', '/RAM SIG1
2', …………,'/RAM SIG18' ), ('/RAM SIG21', '/R
AM SIG22', …………,'/RAM SIG28' ), …………
…, ('/RAM SIG81', '/RAM SIG82',…………, '/RAM
SIG88' ) ) SIZE (512K, 8) ; このメモリ定義例において、'/RAM SIG11', '/RAM
SIG12', ……等は、各メモリセル(RAM)のモデルに
対する信号名を表しており、図示の例では、64Kアド
レスのRAMを8×8個用いて8ビット幅の512Kア
ドレス空間を定義している。
【0031】図4はメモリのインタリーブを説明するた
めの図である。インタリーブ等でアドレスが不連続な場
合、例えば、以下に記述するインタリーブ指定定義例の
ようにウェイ数を定義する。インタリーブ指定定義例 MEMORY MEMORY01 ( ('/RAM SIG11', '/RAM SIG1
2', …………,'/RAM SIG18' ), ('/RAM SIG21', '/R
AM SIG22', …………,'/RAM SIG28' ), …………
…, ('/RAM SIG81', '/RAM SIG82',…………, '/RAM
SIG88' ) ) SIZE (512K, 8) INTERLEAVE (8); この例のようにウェイ数を8とした場合、図4に示すよ
うに19ビット(0〜18)のうち下位3ビット(0〜
2)を上位に移動してアドレスを計算する。なお、図4
において、m=19は、log(アドレス数)=log
(512K)の計算によって求められ、n=3は、lo
g(ウェイ数)=log(8)の計算によって求められ
る。
【0032】このようにして定義されたウェイ数、アド
レス数、信号名等は、図3(c)に示すメモリ宣言管理
テーブルによって管理される。そして、メモリ宣言管理
テーブル内の補助テーブル位置エントリーによって展開
される補助テーブルを介して記憶域をアクセスすること
により、上述したメモリ仮想空間を作り出すことがで
き、これによってメモリ内容表示が可能となる。
【0033】また、アドレスが或る変換規則に従って不
連続な場合でも、メモリ宣言管理テーブルのウェイ数か
ら、上述したようなインタリーブのアドレス計算を行う
ことでメモリ仮想空間を作り出すことができる。さら
に、メモリへの書き込みの場合は、メモリ内容の表示と
同じようにして記憶域をアクセスすることにより、メモ
リ内容の書き換えを行うことができる。
【0034】図5はファンクション管理テーブル22を
説明するための図である。ユーザとの対話を通して端末
2の入力装置4よりファンクションキーが操作された場
合、図示のファンクション管理テーブルを参照すること
で、実行すべきコマンド列が得られる。図5において、
のコマンド文字列のようにコマンド(図示の例ではシ
ミュレーションを実行する命令;SIML)で始まって
いる場合には、当該コマンドはコマンド解析手段14に
引き渡され、それによってその命令の即時実行が処理さ
れる。また、のコマンド文字列のように先頭に“D”
がある場合には、そのコマンド文字列はコマンド入力域
(後述する図7のの領域)に表示される。
【0035】前述したように、本発明に係る対話型論理
シミュレーションシステムでは、フリーフォーマット表
示形式で表される論理シミュレーション結果情報と、ス
トリーム表示形式で表される論理シミュレーション結果
情報とを同一ディスプレイ画面上にマルチウィンドウを
用いて同時に表示することを基本構成にしている。この
うちストリーム表示形式の表示態様については、システ
ム側で予め用意するものであるが、フリーフォーマット
表示形式の表示態様については、ユーザが自由に定義す
ることになる。
【0036】このフリーフォーマット表示形式の表示態
様の設定処理は、主として、ウィンドウ管理テーブル1
6(フリーフォーマットウィンドウ管理テーブル18)
及びウィンドウ設定手段24によって制御される。つま
り、ユーザに対し画面イメージでもって、どの表示位置
にどの信号端子の信号値を表示させるかといった表示態
様を指定させて、これを論理シミュレーションシステム
1の内部データ形式に変換していくことで、1つ又は複
数のフリーフォーマット表示形式(例えば、後述する図
6〜図10に示すウィンドウa,b)を設定していくこ
とになる。
【0037】ここで、ストリーム表示形式とフリーフォ
ーマット表示形式のいずれもが、複数の信号端子を1つ
のグループとして定義することを許しており、例えば、 GROUP # GRP1 ('DATA0', 'DATA1', 'DATA2', 'DATA
3'); というように4つの信号端子DATAi (i=0,1,2,3)を「#
GRP1」というグループ名で定義して、このグループ名を
用いて、この4つの信号端子DATAi の信号値を2進数や
16進数で表示させるように指定させることも可能であ
る。この指定に従って、例えば“0011”という2進
数でもって、この4つの信号端子DATAi の持つ信号値の
表示が実現されることになり、また、例えば“3”とい
う16進数でもって、この4つの信号端子DATAi の持つ
信号値の表示が実現されることになる。
【0038】次に、本実施例に係るシステムによる論理
シミュレーション結果情報の表示処理例について、図6
〜図10を参照しながら説明する。図6は、ディスプレ
イ3の画面上に2つのフリーフォーマット表示形式のウ
ィンドウa,bと1つのストリーム表示形式のウィンド
ウcとが表示されている表示例を示す。
【0039】図中、はユーザが自由に設定できる文
字、はユーザが設定した信号端子の状態値を示す。こ
の状態値は、前述したように、1信号端子に対して1文
字、或いは4信号端子をまとめて1文字(つまり16進
表示)で指示することが可能である。また、はシミュ
レーション時刻、は信号端子名、はの信号端子に
対する状態値をシミュレーション時刻に沿って表示した
ものである。また、は現シミュレーション時刻を示
す。
【0040】図7は、上記3つのウィンドウa,b,c
とコマンド入力域を表示した表示例を示す。図中、で
指示される部分が、ユーザの入力操作に基づいて入力さ
れたコマンド(文字列)を表示するためのコマンド入力
域を示す。図示の例では、コマンド入力域にSETS
(信号端子に値を設定する命令)が表示され、 'SIG
1'という信号端子に '1' を設定する旨の指示が表示
されている。
【0041】図8は、図7の表示例におけるウィンドウ
a内のの部分をポインティングデバイス等で指示する
ことでその状態値を直接書き換えた表示例を示す。これ
は、上述したSETS(信号端子に値を設定する命令)
と同じ機能であるが、図7のようにコマンド入力域に
長い文字列を入力することなく、容易に信号値を設定で
きる例を示している。
【0042】図9は、コマンド入力域にSIML(シ
ミュレーションを実行する命令)が表示されている表示
例を示す。図示の例では、シミュレーション時刻をt1
まで進める旨の指示が表示されている。図10は、図9
の表示例におけるウィンドウc内のの部分をポインテ
ィングデバイス等で指示することでシミュレーション時
刻をt1まで進めた表示例を示す。これは、上述したS
IML(シミュレーションを実行する命令)と同じ機能
であるが、図9のようにコマンド入力域に文字列を入
力することなく、容易にシミュレーションの実行ができ
る例を示している。
【0043】図11は、図3及び図4に関連して説明し
たメモリ仮想空間イメージの内容表示の一例を示す。図
示の例では、ワード長が16Kで、ビット長が72ビッ
トの仮想空間イメージの内容が表示されている。図中、
*1,*2,……,*16はそれぞれメッセージ表示欄
又はデータ入力欄を表している。すなわち、*1はメモ
リ名表示欄、*2はワード長表示欄、*3はビット長表
示欄、*4はインタリーブのウェイ数表示欄、*5はベ
ースアドレス表示・入力欄、*6は表示先頭アドレス変
位表示・入力欄、*7はアドレス表現のモード(HEX
/DEC)表示・入力欄、*8は縦スクロール量表示・
入力欄、*9は横スクロール量表示・入力欄、*10は
先頭表示コラム位置表示・入力欄、*11はテンプレー
ト名入力欄、*12はコメント表示・入力欄、*13は
フォーマット表示・入力欄、*14はアドレス表示欄、
*15はデータ表示・入力欄、*16はコマンド入力欄
を示す。
【0044】図12は、メモリの内容書き換えの一例を
示す。図示の例では、ディスプレイ画面のコマンド入力
域にSETM(メモリの内容を書き換える命令)が表
示され、これによって、MEMORY01と定義された
メモリ空間の0ワード目に‘0’を書き込んでいる。図
13は、メモリの内容書き換えの他の例を示す。
【0045】図示の例は、図11の表示例におけるアド
レス表示欄*14のアドレス“0”に対応するデータを
直接指定して書き換えた場合の表示例を示している。こ
の例では、1箇所のみを指定して書き換えを行うように
しているが、もちろん、複数箇所を指定して同時に書き
込むことも可能である。これは、前述のSETM(メモ
リの内容を書き換える命令)と同じ機能であるが、図1
2のようにコマンド入力域に文字列を入力することな
く、容易にメモリ内容を書き換えることができる例を示
している。
【0046】図14には結果表示制御手段13のプログ
ラム構成の一例が示される。同図に示すように、結果表
示制御手段13は、ウィンドウマネージャ80と、該ウ
ィンドウマネージャによって制御されるイベント処理プ
ロセス81と、それぞれイベント処理プロセス81によ
って起動されるストリームウィンドウ表示プロセス8
2、フリーフォーマットウィンドウ表示プロセス83、
時刻変更プロセス84、コマンド処理プロセス85、状
態値変更プロセス86、メモリ表示プロセス87、メモ
リ書き込みプロセス88及びファンクションキー処理プ
ロセス89とを備える。
【0047】図15〜図25には結果表示制御手段13
が備える各プロセスを規定したフローチャートが示され
る。以下、これらのフローチャートを参照しながら、本
実施例に係る論理シミュレーション処理について詳細に
説明する。 <イベント処理プロセス81……図15参照>端末2か
らイベントが入力されると、先ずステップ101では、
この入力イベントの受付処理を実行する。次のステップ
102では、入力イベントがストリームウィンドウ(S
W)表示プロセス82の起動を指示するイベントである
(Y)か否(N)かを判定し、判定結果がYを指示する
場合にはストリームウィンドウ表示プロセス82を起動
し、判定結果がNを指示する場合にはステップ103に
進む。ステップ103では、入力イベントがフリーフォ
ーマットウィンドウ(FW)表示プロセス83の起動を
指示するイベントである(Y)か否(N)かを判定し、
判定結果がYを指示する場合にはフリーフォーマットウ
ィンドウ表示プロセス83を起動し、判定結果がNを指
示する場合にはステップ104に進む。
【0048】ステップ104では、入力イベントが時刻
変更プロセス84の起動を指示するイベントである
(Y)か否(N)かを判定し、判定結果がYを指示する
場合には時刻変更プロセス84を起動し、判定結果がN
を指示する場合にはステップ105に進む。ステップ1
05では、入力イベントがコマンド処理プロセス85の
起動を指示するイベントである(Y)か否(N)かを判
定し、判定結果がYを指示する場合にはコマンド処理プ
ロセス85を起動し、判定結果がNを指示する場合には
ステップ106に進む。ステップ106では、入力イベ
ントが状態値変更プロセス86の起動を指示するイベン
トである(Y)か否(N)かを判定し、判定結果がYを
指示する場合には状態値変更プロセス86を起動し、判
定結果がNを指示する場合にはステップ107に進む。
【0049】ステップ107では、入力イベントがメモ
リ表示プロセス87の起動を指示するイベントである
(Y)か否(N)かを判定し、判定結果がYを指示する
場合にはメモリ表示プロセス87を起動し、判定結果が
Nを指示する場合にはステップ108に進む。ステップ
108では、入力イベントがメモリ書き込みプロセス8
8の起動を指示するイベントである(Y)か否(N)か
を判定し、判定結果がYを指示する場合にはメモリ書き
込みプロセス88を起動し、判定結果がNを指示する場
合にはステップ109に進む。
【0050】ステップ109では、入力イベントがファ
ンクションキー処理プロセス89の起動を指示するイベ
ントである(Y)か否(N)かを判定し、判定結果がY
を指示する場合にはファンクションキー処理プロセス8
9を起動し、判定結果がNを指示する場合にはステップ
110に進む。ステップ110では、入力イベントが処
理終了を指示する終了イベントである(Y)か否(N)
かを判定し、判定結果がYを指示する場合にはこのフロ
ーは「終了」となり、判定結果がNを指示する場合には
ステップ101に戻って上記処理を繰り返す。
【0051】このようにして、イベント処理プロセス8
1は、図15の処理フローを実行することで、入力イベ
ントの指示するプロセスを起動していくよう処理する。 <ストリームウィンドウ表示プロセス82……図16参
照>イベント処理プロセス81から起動されると、先ず
ステップ201では、時刻管理テーブル20から現表示
時刻を示す論理シミュレーション表示時刻を読み出す。
次のステップ202では、この読み出した論理シミュレ
ーション表示時刻を標準時刻として、ストリームウィン
ドウ表示データを作成する。すなわち、ストリームウィ
ンドウ管理テーブル19の指定するストリームウィンド
ウの表示形式に、読み出した論理シミュレーション表示
時刻近傍の信号値管理テーブル17の信号値時系列デー
タを当てはめていくことで、ストリームウィンドウ表示
データを作成する。
【0052】次のステップ203では、作成したストリ
ームウィンドウ表示データをウィンドウ設定手段24が
設定したストリームウィンドウ(例えば図6〜図10に
示されるストリーム表示形式のウィンドウc)に表示し
ていく。この時、ストリームウィンドウ表示プロセス8
2は、現シミュレーション表示時刻部分(図6のの部
分)と当該シミュレーション表示時刻に対応付けられる
信号値部分(図6のの部分)については色を変えて表
示していくことで、その旨を表示していくことになる。
【0053】<フリーフォーマットウィンドウ表示プロ
セス83……図17参照>イベント処理プロセス81か
ら起動されると、先ずステップ301では、時刻管理テ
ーブル20から現表示時刻を示す論理シミュレーション
表示時刻を読み出す。次のステップ302では、この読
み出した論理シミュレーション表示時刻を標準時刻とし
て、フリーフォーマットウィンドウ表示データを作成す
る。すなわち、フリーフォーマットウィンドウ管理テー
ブル18の指定するフリーフォーマットウィンドウの表
示形式に、読み出した論理シミュレーション表示時刻の
信号値テーブル17の信号値データを当てはめていくこ
とで、フリーフォーマットウィンドウ表示データを作成
する。
【0054】次のステップ303では、作成したフリー
フォーマットウィンドウ表示データをウィンドウ設定手
段24が設定したフリーフォーマットウィンドウ(例え
ば図6〜図10に示されるフリーフォーマット表示形式
のウィンドウa,b)に表示していく。以上の如く、ス
トリームウィンドウ表示プロセス82及びフリーフォー
マットウィンドウ表示プロセス83の処理に従って、ス
トリーム表示形式に従う論理シミュレーション結果情報
とフリーフォーマット表示形式に従う論理シミュレーシ
ョン結果情報とが、端末2のディスプレイ3に同時に表
示されることになる。
【0055】<時刻変更プロセス84……図18参照>
イベント処理プロセス81から起動されると、先ずステ
ップ401では、新たな論理シミュレーション表示時刻
となる、指定された変更後の時刻を取得する。次のステ
ップ402では、指定された時刻が現在の時刻より前で
ある(Y)か否(N)かを判定し、判定結果がYを指示
する場合にはステップ403に進み、判定結果がNを指
示する場合にはステップ404に進む。ステップ404
では、指定された時刻まで論理シミュレーションを進め
る処理を行い、この後、ステップ403に進む。
【0056】ステップ403では、時刻管理テーブル2
0の論理シミュレーション表示時刻を更新すると共に、
処理すべきウィンドウ(すなわち表示中のウィンドウ)
がストリーム表示形式である(Y)か否(N)かを判定
し、判定結果がYを指示する場合にはステップ405に
進み、判定結果がNを指示する場合(つまり処理すべき
ウィンドウがフリーフォーマット表示形式である場合)
にはステップ406に進む。ステップ406では、指定
された新たな論理シミュレーション表示時刻の信号値を
信号値管理テーブル17から取得し、次のステップ40
7では、その取得した信号値を現在表示中の信号値と比
較して違うところだけを色を変えて当該フリーフォーマ
ットウィンドウに表示する。この後、このフローは「終
了」となる。
【0057】一方、ステップ405では、指定された時
刻が現在時刻より前である(Y)か否(N)かを判定
し、判定結果がYを指示する場合にはステップ408に
進み、判定結果がNを指示する場合にはステップ409
に進む。ステップ409では、更新前の論理シミュレー
ション表示時刻から指定された新たな論理シミュレーシ
ョン表示時刻までの信号値を信号値管理テーブル17か
ら読み出して表示し、この後、ステップ408に進む。
ステップ408では、指定された新たな論理シミュレー
ション表示時刻の表示部分の色を変えて表示する。この
後、このフローは「終了」となる。
【0058】このようにして、時刻変更プロセス84の
処理に従って、論理シミュレーション表示時刻がユーザ
の指定するものに更新され、また、ストリームウィンド
ウ中の現シミュレーション表示時刻の表示部分が色を変
えて表示されると共に、フリーフォーマットウィンドウ
中の信号値表示の内の論理シミュレーション表示時刻の
更新により変化する信号値部分が色を変えて表示される
ようになる。
【0059】<コマンド処理プロセス85……図19,
図20参照>イベント処理プロセス81から起動される
と、先ずステップ501では、コマンドがファイルから
入力されたもの(Y)か否(N)か、つまりユーザとの
対話を通して入力されたものでないか否かを判定し、判
定結果がYを指示する場合にはステップ502に進み、
判定結果がNを指示する場合にはステップ504に進
む。ステップ502ではファイルからのコマンド入力が
終了していない(Y)か否(N)かを判定し、判定結果
がYを指示する場合にはステップ503に進み、判定結
果がNを指示する場合にはこのフローは「終了」とな
る。ステップ503では、1コマンド文字列をファイル
から入力する。
【0060】次のステップ504では、入力されてくる
コマンド文字列の解析を実行する。ステップ505で
は、この解析結果に基づいて文法上の間違いがある
(Y)か否(N)かを判定し、判定結果がYを指示する
場合にはステップ506に進み、判定結果がNを指示す
る場合にはステップ507に進む。ステップ506で
は、エラーメッセージを出力し、この後、このフローは
「終了」となる。
【0061】一方、ステップ507では、入力されたコ
マンドがSETS(信号端子に値を設定する命令)であ
る(Y)か否(N)かを判定し、判定結果がYを指示す
る場合にはステップ508に進み、判定結果がNを指示
する場合にはステップ509に進む。ステップ508で
は、指定された信号端子に値を設定し、この後、ステッ
プ515に進む。
【0062】一方、ステップ509では、入力されたコ
マンドがSETM(メモリの内容を書き換える命令)で
ある(Y)か否(N)かを判定し、判定結果がYを指示
する場合にはステップ510に進み、判定結果がNを指
示する場合にはステップ511に進む。ステップ510
では、指定されたメモリ仮想空間に値を設定し、この
後、ステップ515に進む。
【0063】一方、ステップ511では、入力されたコ
マンドがCHGV(信号端子の属性を変更する命令)で
ある(Y)か否(N)かを判定し、判定結果がYを指示
する場合にはステップ512に進み、判定結果がNを指
示する場合にはステップ513に進む。ステップ512
では、指定された信号端子の属性を変更し、この後、ス
テップ515に進む。
【0064】一方、ステップ513では、入力されたコ
マンドがSIML(シミュレーションを実行する命令)
である(Y)か否(N)かを判定し、判定結果がYを指
示する場合にはステップ514に進み、判定結果がNを
指示する場合にはステップ515に進む。ステップ51
4では、指定された時刻まで論理シミュレーションを実
行し、この後、ステップ515に進む。
【0065】ステップ515では、ファイルからコマン
ドが入力中である(Y)か否(N)かを判定し、判定結
果がYを指示する場合にはステップ502に戻って上記
処理を繰り返し、判定結果がNを指示する場合にはこの
フローは「終了」となる。このようにして、コマンド処
理プロセス85の処理に従って、コマンドの指定条件を
充足する時刻を論理シミュレーション表示時刻として、
フリーフォーマット表示形式でのウィンドウ内の表示デ
ータ、ストリーム表示形式でのウィンドウ内の表示デー
タ、及び、メモリ仮想空間イメージの内容表示データが
更新されていく。
【0066】<状態値変更プロセス86……図21>イ
ベント処理プロセス81から起動されると、先ずステッ
プ601では、フリーフォーマット表示形式のウィンド
ウ内の指定された状態値の表示位置と書き換えられた値
をウィンドウ管理テーブル16及びフリーフォーマット
ウィンドウ管理テーブル18と信号値管理テーブル17
から取得する。次のステップ602では、指定された表
示位置は上記状態値の設定が可能である(Y)か否
(N)かを判定し、判定結果がYを指示する場合にはス
テップ603に進み、判定結果がNを指示する場合には
ステップ605に進む。
【0067】ステップ603では、指定された表示位置
に対応する信号端子をフリーフォーマットウィンドウ管
理テーブル18から取得し、次のステップ604では、
その取得した信号端子に上記状態値を設定する。これに
よって、フリーフォーマットウィンドウ内の指定された
表示位置における状態値が変更されて表示される。この
後、このフローは「終了」となる。
【0068】一方、ステップ605では、エラーメッセ
ージを出力し、この後、このフローは「終了」となる。
このようにして、状態値変更プロセス86の処理に従っ
て、フリーフォーマットウィンドウ上の表示位置の指定
と書き換えるべき状態値の指定から、その表示位置に対
応する信号端子が特定され、その信号端子の状態値が変
更表示されるようになる。
【0069】<メモリ表示プロセス87……図22>イ
ベント処理プロセス81から起動されると、先ずステッ
プ701では、図3及び図4に関連して説明したように
メモリ管理テーブル21を参照して仮想空間イメージを
生成する。次のステップ702では、生成した仮想空間
イメージを端末2のディスプレイ3に表示する(例えば
図11,図13参照)。この後、このフローは「終了」
となる。
【0070】<メモリ書き込みプロセス88……図2
3,図24> 第1の例……図23参照 イベント処理プロセス81から起動されると、先ずステ
ップ801では、ユーザとの対話を通してディスプレイ
画面上に直接指定された位置と状態値を取得する。次の
ステップ802では、その取得した位置に基づいて、メ
モリ管理テーブル21の記憶領域内のアクセスする領域
(つまり、その取得した位置を指示するアドレスによっ
て指定される記憶領域)を求める。次のステップ803
では、その求められた領域に上記指定された状態値を設
定する。これによって、ディスプレイ画面上に直接指定
された位置に対応するメモリ内容が書き換えられる。こ
の後、このフローは「終了」となる。
【0071】 第2の例……図24参照 イベント処理プロセス81から起動されると、先ずステ
ップ851では、入力されたコマンドがメモリ内容を書
き換える命令(SETM)であると判断された時に、メ
モリ管理テーブル21よりアクセスする領域を求める。
次のステップ852では、その求められた領域に、上記
SETMによって指示される状態値を設定する。これに
よって、上記SETMに基づいてディスプレイ画面上に
指定された位置に対応するメモリ内容が書き換えられ
る。この後、このフローは「終了」となる。
【0072】<ファンクションキー処理プロセス89…
…図25>イベント処理プロセス81から起動される
と、先ずステップ901では、ユーザが操作したファン
クションキーの番号を指示する情報をファンクション管
理テーブル22から取得する。次のステップ902で
は、その取得した番号情報に基づいて、その操作された
ファンクションキーに特定のコマンドが設定されている
(Y)か否(N)かを判定し、判定結果がYを指示する
場合にはステップ903に進み、判定結果がNを指示す
る場合にはこのフローは「終了」となる。
【0073】ステップ903では、そのコマンドは即時
実行されるべき命令である(Y)か否(N)かを判定
し、判定結果がYを指示する場合にはステップ904に
進み、判定結果がNを指示する場合にはステップ905
に進む。ステップ905では、指定されたコマンド文字
列をコマンド入力域(図19に示す表示画面上のの部
分)に表示し、この後、このフローは「終了」となる。
【0074】一方、ステップ904では、指定されたコ
マンド文字列を前述のコマンド処理プロセス(図19,
図20参照)に引き渡すことで即時実行を行う。この
後、このフローは「終了」となる。以上説明したよう
に、本実施例に係る対話型論理シミュレーションシステ
ムにおいては、結果表示制御手段13は、ウィンドウ管
理テーブル16(フリーフォーマットウィンドウ管理テ
ーブル18)及び信号値管理テーブル17の管理データ
を参照して、フリーフォーマット表示形式の持つ信号端
子の現表示時刻の信号値を設定することで、現表示時刻
におけるフリーフォーマット表示形式での論理シミュレ
ーション結果情報を特定すると共に、ウィンドウ管理テ
ーブル16(ストリームウィンドウ管理テーブル19)
及び信号値管理テーブル17の管理データを参照して、
ストリーム表示形式の持つ信号端子の現表示時刻を含む
信号値の時系列データを特定することで、現表示時刻を
含むストリーム表示形式での論理シミュレーション結果
情報を特定する。そして、特定したフリーフォーマット
表示形式での論理シミュレーション結果情報とストリー
ム表示形式での論理シミュレーション結果情報とを、そ
れぞれディスプレイ画面上の設定されたウィンドウ内に
同時に表示する。
【0075】そして、コマンド解析手段14は、ディス
プレイ3を介してユーザと対話することで、入出力制御
手段10を介して入力されるコマンドを解析し、その結
果、当該コマンドが信号端子への信号値設定の命令であ
る場合には、信号値設定手段26に制御を渡す。信号値
設定手段26は、論理回路データ情報管理手段11に変
更を通知することによって信号値の状態を変更する。な
お、信号値の設定に際しては、2進表示或いは16進表
示によって、複数の信号端子にまとめて設定してもよ
い。
【0076】状態値選択手段25は、ディスプレイ画面
を介してユーザと対話することで、フリーフォーマット
表示形式中の状態値を選択する。そして、この選択され
た状態値が元の表示値と異なる値であると判定した場合
には、ウィンドウ管理テーブル16を参照して、選択さ
れた状態値に対応する信号端子を、入力された値と共
に、信号値設定手段26に引き渡す。これを受けて信号
値設定手段26は、フリーフォーマット表示形式中の指
示された状態値を直接変更する。
【0077】また、時刻設定手段31は、ディスプレイ
画面を介してユーザと対話することで、ストリーム表示
形式中のシミュレーション時刻を選択する。そして、そ
の選択したシミュレーション時刻が現時刻よりも先であ
ると判定した場合には、シミュレーション実行手段30
に制御を移すことで、その選択したシミュレーション時
刻までシミュレーションを進める。
【0078】一方、メモリ内容選択手段32は、ディス
プレイ画面を介してユーザと対話することで、ディスプ
レイ画面に表示されているメモリ内容のうちユーザが指
示したメモリ内容を選択する。そして、その指示された
メモリ内容の値が元の表示値と異なる値であると判定し
た場合には、メモリ管理テーブル21を参照し、メモリ
内容設定手段29に制御を移すことで、その指示された
メモリ内容の書き換えを行う。
【0079】このように、本実施例による対話型論理シ
ミュレーションシステムによれば、多数の信号端子の信
号値を表示可能にするフリーフォーマット表示形式での
論理シミュレーション結果情報と、信号端子の信号値の
時間的な流れを把握可能にするストリーム表示形式での
論理シミュレーション結果情報とを同一ディスプレイ画
面上にマルチウィンドウの形態で同時に表示し、またメ
モリ仮想空間イメージの内容をディスプレイ画面上に表
示することを基本構成にして、メニューの選択による入
力指示等を不要にし、フリーフォーマット表示上に直接
書き込むことにより状態値を設定したり、ストリーム表
示上の時刻部分を直接指示することによりシミュレーシ
ョンを実行したり、メモリ内容表示上に直接書き込むこ
とによりメモリ内容を書き換えたりする構成を採ってい
る。
【0080】従って、ユーザは、論理シミュレーション
に関する面倒な手順や操作を意識することなく、論理シ
ミュレーションの実行とその解析を容易に且つ効率的に
行うことができる。また、次の段階のシミュレーション
手順を考える場合でも、その思考の中断を少なくして、
効率的なシミュレーションの実行が可能となる。
【0081】なお、上述した実施例ではディスプレイ画
面上の表示部分の色を変えることでユーザの注意を喚起
する構成について説明したが、本発明はこれに限定され
ることなく、例えば、明るさを変えたり、或いはフリッ
カさせたりするような他の構成を採ることも可能であ
る。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
リーフォーマット表示上に直接書き込むことによって状
態値を設定したり、ストリーム表示上の時刻部分を指示
することによりシミュレーション実行を行わせたり、メ
モリ内容表示上に直接書き込むことによってメモリ内容
を書き換えたりすることができるので、ユーザは、シミ
ュレーションに関する面倒な手順や操作を意識すること
なく、容易に且つ効率的にシミュレーションの実行及び
解析を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る対話型論理シミュレーションシス
テムの一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるウィンドウ管理テーブル及びそれ
に関連した各テーブルの説明図である。
【図3】図1におけるメモリ管理テーブルの説明図であ
る。
【図4】メモリのインタリーブの説明図である。
【図5】図1におけるファンクション管理テーブルの説
明図である。
【図6】図1のシステムによる論理シミュレーション結
果情報の表示処理の第1の例を示す図である。
【図7】図1のシステムによる論理シミュレーション結
果情報の表示処理の第2の例を示す図である。
【図8】図1のシステムによる論理シミュレーション結
果情報の表示処理の第3の例を示す図である。
【図9】図1のシステムによる論理シミュレーション結
果情報の表示処理の第4の例を示す図である。
【図10】図1のシステムによる論理シミュレーション
結果情報の表示処理の第5の例を示す図である。
【図11】図1のシステムによるメモリ仮想空間イメー
ジの内容表示の一例を示す図である。
【図12】メモリの内容書き換えの一例を示す図であ
る。
【図13】メモリの内容書き換えの他の例を示す図であ
る。
【図14】図1における結果表示制御手段のプログラム
構成の一例を示すブロック図である。
【図15】図14に示すイベント処理プロセスの一例を
示すフローチャートである。
【図16】図14に示すストリームウィンドウ表示プロ
セスの一例を示すフローチャートである。
【図17】図14に示すフリーフォーマットウィンドウ
表示プロセスの一例を示すフローチャートである。
【図18】図14に示す時刻変更プロセスの一例を示す
フローチャートである。
【図19】図14に示すコマンド処理プロセスの一例
(その1)を示すフローチャートである。
【図20】図14に示すコマンド処理プロセスの一例
(その2)を示すフローチャートである。
【図21】図14に示す状態値変更プロセスの一例を示
すフローチャートである。
【図22】図14に示すメモリ表示プロセスの一例を示
すフローチャートである。
【図23】図14に示すメモリ書き込みプロセスの第1
の例を示すフローチャートである。
【図24】図14に示すメモリ書き込みプロセスの第2
の例を示すフローチャートである。
【図25】図14に示すファンクションキー処理プロセ
スの一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…対話型論理シミュレーションシステム 2…端末 3…ディスプレイ 4…入力装置(キーボード、マウス等) 10…入出力(I/O)制御手段 11…論理回路データ(LD)情報管理手段 12…論理シミュレーション手段 13…結果表示制御手段 14…コマンド解析手段 15…ファクションキー制御手段 16…ウィンドウ管理テーブル 17…信号値管理テーブル 18…フリーフォーマットウィンドウ(FW)管理テー
ブル 19…ストリームウィンドウ(SW)管理テーブル 20…時刻管理テーブル 21…メモリ管理テーブル 22…ファンクション管理テーブル 23…ログ出力手段 24…ウィンドウ設定手段 25…状態値選択手段 26…信号値設定手段 27…属性変更手段 28…メモリ内容表示手段 29…メモリ内容設定手段 30…シミュレーション実行手段 31…時刻設定手段 32…メモリ内容選択手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ画面を介してユーザと対話
    することで論理シミュレーションを行い、その結果を該
    ディスプレイ画面に表示する構成を採る対話型論理シミ
    ュレーションシステムにおいて、 前記ディスプレイ画面を介してユーザと対話すること
    で、任意の表示範囲によって規定されたウィンドウの形
    態で論理シミュレーション結果情報の少なくとも1つの
    表示形式を設定する設定手段(24)と、 該設定手段により設定されるフリーフォーマット表示形
    式の表示態様を管理する第1の管理テーブル(16,1
    8)と、 論理シミュレーション結果情報の時系列表示形式となる
    ストリーム表示形式の表示態様を管理する第2の管理テ
    ーブル(16,19)と、 論理シミュレーション結果情報をなす信号端子毎の信号
    値の時系列データを管理する第3の管理テーブル(1
    7)と、 前記第1,第2,第3の管理テーブルの管理データを用
    いて論理シミュレーション結果情報を特定し、該特定し
    た論理シミュレーション結果情報を前記ディスプレイ画
    面に表示するよう処理を行う結果表示制御手段(13)
    とを具備し、 指定した時刻のフリーフォーマット表示形式での論理シ
    ミュレーション結果情報と指定した信号端子のストリー
    ム表示形式での論理シミュレーション結果情報とを、そ
    れぞれ前記ディスプレイ画面上の設定されたウィンドウ
    に同時に表示するようにしたことを特徴とする対話型論
    理シミュレーションシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の対話型論理シミュレー
    ションシステムにおいて、 論理シミュレーションの対象となる論理回路の信号端子
    に対応付けられた論理回路データ情報を管理する手段
    (11)と、 前記ディスプレイ画面との対話を通してユーザから与え
    られたコマンドを解析する手段(14)と、 該解析結果に基づいて当該コマンドが信号端子への信号
    値設定を指示する命令(SETS)である場合に、前記
    論理回路データ情報のうち指示された信号端子に対応す
    る信号値の情報を変更することで信号値設定を行う手段
    (26)とを具備することを特徴とする対話型論理シミ
    ュレーションシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の対話型論理シミュレー
    ションシステムにおいて、 前記信号値設定を行う手段は、一信号端子名又は複数の
    信号端子をまとめたグループ名の指定によるコマンドに
    基づいて信号端子への信号値設定を行うことを特徴とす
    る対話型論理シミュレーションシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の対話型論理シミュレー
    ションシステムにおいて、 前記結果表示制御手段は、前記信号端子への信号値設定
    がグループ名の指定によって行われる場合に、論理シミ
    ュレーション結果情報の信号値を16進数又は2進数で
    表示することで複数の信号端子の信号値をまとめて表示
    するよう処理を行うことを特徴とする対話型論理シミュ
    レーションシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の対話型論理シミュレー
    ションシステムにおいて、 論理シミュレーションの対象となる論理回路の信号端子
    に対応付けられた論理回路データ情報を管理する手段
    (11)と、 前記ディスプレイ画面を介してユーザと対話すること
    で、フリーフォーマット表示形式のウィンドウ内に表示
    されている状態値のうちユーザが指示した状態値を選択
    する手段(25)と、 該選択された状態値が元の表示値と異なる値である場合
    に、前記第1の管理テーブルを参照して該選択された状
    態値に対応する信号端子を特定し、前記論理回路データ
    情報のうち前記特定された信号端子に対応する現時刻で
    の状態値情報を変更する手段(25,26)とを具備す
    ることを特徴とする対話型論理シミュレーションシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の対話型論理シミュレー
    ションシステムにおいて、 論理シミュレーションの対象となる論理回路の信号端子
    に対応付けられた論理回路データ情報を管理する手段
    (11)と、 前記ディスプレイ画面との対話を通してユーザから与え
    られたコマンドを解析する手段(14)と、 該解析結果に基づいて当該コマンドが属性変更を指示す
    る命令である場合に、前記論理回路データ情報のうち指
    示された信号端子の属性情報を変更することで論理シミ
    ュレーション対象回路内の該当する素子又は回路の評価
    を行わないよう処理する手段(27)とを具備すること
    を特徴とする対話型論理シミュレーションシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の対話型論理シミュレー
    ションシステムにおいて、 前記ディスプレイ画面との対話を通してユーザから与え
    られたコマンドを解析する手段(14)と、 該解析結果に基づいて当該コマンドがシミュレーション
    を実行する命令(SIML)である場合に、該命令によ
    って指定された時刻における論理シミュレーションを実
    行する手段(30,12)とを具備することを特徴とす
    る対話型論理シミュレーションシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の対話型論理シミュレー
    ションシステムにおいて、 前記ディスプレイ画面を介してユーザと対話すること
    で、該ディスプレイ画面に表示されるストリーム表示形
    式のウィンドウ内の任意のシミュレーション時刻を設定
    する手段(31)と、 該設定されたシミュレーション時刻まで論理シミュレー
    ションを実行する手段(30,12)とを具備すること
    を特徴とする対話型論理シミュレーションシステム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の対話型論理シミュレー
    ションシステムにおいて、 前記結果表示制御手段は、前記設定されたシミュレーシ
    ョン時刻が現在時刻よりも過去の時刻である場合に、そ
    の設定された過去の時刻での論理シミュレーション結果
    情報をフリーフォーマット表示形式で表示するよう処理
    を行うことを特徴とする対話型論理シミュレーションシ
    ステム。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の対話型論理シミュレ
    ーションシステムにおいて、 ユーザが操作する入力装置(4)に備えられているファ
    クションキーに設定されたコマンドデータを管理するフ
    ァクション管理テーブル(22)と、 前記ディスプレイ画面との対話を通してユーザから指示
    されたファクションキーに設定されているコマンドを前
    記ファクション管理テーブルから特定し、該特定したコ
    マンドの内容に応じて、定義済みコマンドの即時実行の
    処理、又は前記ディスプレイ画面内の特定の表示領域へ
    の当該コマンドの表示処理を制御する手段(15,1
    4)とを具備することを特徴とする対話型論理シミュレ
    ーションシステム。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の対話型論理シミュレ
    ーションシステムにおいて、 前記ディスプレイ画面との対話を通してユーザから与え
    られたコマンドを解析する手段(14)と、 前記コマンドの解析結果に基づいてエラーの無かったも
    のをログとして出力する手段(23)とを具備すること
    を特徴とする対話型論理シミュレーションシステム。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の対話型論理シミュレ
    ーションシステムにおいて、 論理シミュレーション対象の回路内の複数のメモリセル
    (RAM)を特定する論理アドレス空間を定義したデー
    タを管理するメモリ管理テーブル(21)を更に具備
    し、 該メモリ管理テーブルを参照して、前記論理アドレス空
    間によって規定されるメモリ仮想空間イメージでメモリ
    内容を前記ディスプレイ画面に表示するよう処理を行う
    ことを特徴とする対話型論理シミュレーションシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の対話型論理シミュ
    レーションシステムにおいて、 前記ディスプレイ画面との対話を通してユーザから与え
    られたコマンドを解析する手段(14)と、 該解析結果に基づいて当該コマンドがメモリ内容表示を
    指示する命令である場合に、前記メモリ管理テーブルを
    参照して該当するメモリ内容を前記ディスプレイ画面に
    表示するよう処理を行う手段(28,13)とを具備す
    ることを特徴とする対話型論理シミュレーションシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の対話型論理シミュ
    レーションシステムにおいて、 前記ディスプレイ画面との対話を通してユーザから与え
    られたコマンドを解析する手段(14)と、 該解析結果に基づいて当該コマンドがメモリ内容設定命
    令(SETM)である場合に、シミュレーション対象回
    路内のメモリセルのメモリ内容を書き換えるよう処理を
    行う手段(29)とを具備することを特徴とする対話型
    論理シミュレーションシステム。
  15. 【請求項15】 請求項12に記載の対話型論理シミュ
    レーションシステムにおいて、 前記ディスプレイ画面を介してユーザと対話すること
    で、前記ディスプレイ画面に表示されているメモリ内容
    のうちユーザの指定したメモリ内容を選択する手段(3
    2)と、 該選択されたメモリ内容の値が元の表示値と異なる値で
    ある場合に、前記メモリ管理テーブルを参照して該選択
    されたメモリ内容を書き換えるよう処理を行う手段(3
    2,29)とを具備することを特徴とする対話型論理シ
    ミュレーションシステム。
  16. 【請求項16】 請求項12に記載の対話型論理シミュ
    レーションシステムにおいて、 シミュレーション対象回路内の複数のメモリセルを特定
    するアドレスがインタリーブ等のために所定の変換規則
    に従って不連続に設定されている場合に、当該アドレス
    空間に対応したメモリ仮想空間イメージでメモリ内容を
    前記ディスプレイ画面に表示する際に、前記所定の変換
    規則に従ってデータを並び変えることで当該メモリ仮想
    空間上にデータを連続して表示するよう処理を行うこと
    を特徴とする対話型論理シミュレーションシステム。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の対話型論理シミュ
    レーションシステムにおいて、 ディスプレイ画面に表示されるメモリセル仮想空間上の
    任意のアドレス及びビットの値を書き換えた時に、請求
    項16のアドレス変換の逆変換によりシミュレーション
    対象回路内のメモリセルに対するアドレスを計算し、デ
    ータを並び変えてメモリセルの内容を書き換えるように
    したことを特徴とする対話型論理シミュレーションシス
    テム。
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