JPH07334334A - プリント管理システム、その管理方法およびプリンタ - Google Patents

プリント管理システム、その管理方法およびプリンタ

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JPH07334334A
JPH07334334A JP6152649A JP15264994A JPH07334334A JP H07334334 A JPH07334334 A JP H07334334A JP 6152649 A JP6152649 A JP 6152649A JP 15264994 A JP15264994 A JP 15264994A JP H07334334 A JPH07334334 A JP H07334334A
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JP
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print
printer
print data
spool
management system
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JP6152649A
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Hideo Honma
英雄 本間
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 論理プリンタのプリント要求順にしたがって
プリントを実行するプリント管理システムを提供する。 【構成】 プリント管理システムは1台の物理プリンタ
を3台の論理プリンタに分割し、各論理プリンタにはプ
リント制御プログラム104A〜104C、スプールデ
ィレクトリ103A〜103Cが設けられている。プリ
ント要求プログラム102はプリントデータ101をプ
リント要求に応じた論理プリンタ103A〜103Cの
スプールディレクトリ103A〜103Cに転送する。
タイマータスク106によって起動されたスプールチェ
ックプログラム107はプリント出力要求のあったスプ
ールディレクトリ103A〜103C内の論理プリンタ
およびプリントジョブ識別情報をプリントジョブリスト
108に追加する。プリント制御プログラム102はプ
リントジョブリスト108の最上位のジョブのプリント
データ101をプリンタに転送し、そのジョブをプリン
トジョブリスト108から削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリントサーバにおける
プリントジョブの出力順序を制御するプリント管理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプリント管理システムとして、
従来よりつぎに掲げるものが知られている。図5は従来
のプリント管理システムにおける一般的なプリントジョ
ブ処理を示す説明図である。
【0003】図において、アプリケーションプログラム
などで発生したプリントデータ101はプリント要求プ
ログラム102によって出力するプリンタ1、2、3に
応じたスプールディレクトリ103A、103B、10
3Cのいずれかに入力される。
【0004】プリント管理システムには3台のプリンタ
1、2、3が接続されており、それぞれのプリンタに対
応したスプールディレクトリ、プリント制御プログラ
ム、プリンタドライバが設けられている。スプールディ
レクトリは1台の物理的なプリンタ(以下、物理プリン
タともいう)に独立して設けられている。スプールディ
レクトリのいずれかにプリントデータが入力すると、そ
のスプールディレクトリに対応したプリント制御プログ
ラム104A、104B、104Cがそのプリントデー
タをプリンタに対応するプリンタドライバ501A、5
01B、501Cに転送してプリントを実行する。
【0005】ここで、プリント制御プログラム104
A、104B、104Cは基本的に同一のアルゴリズム
で動作するが、各プリンタにタイミング的に独立して動
作させるために別個のプログラムで表現されている。し
たがって、同一のプログラムを複数のタスクとして動作
させてもよい。この場合、プリント要求プログラム10
2がそのスプールディレクトリに対応したプリント制御
プログラムのタスクを発生させてもよいし、単一のスプ
ールディレクトリチェックタスク(図示せず)がスプー
ルディレクトリにプリントデータが入る度にそのスプー
ルディレクトリに対応したプリント制御プログラムのタ
スクを発生させるようにしてもよい。
【0006】プリントジョブの出力処理完了後にプリン
ト制御プログラム104は対応するスプールディレクト
リ内のプリントジョブデータを消去する。
【0007】図6はプリント制御プログラムのアルゴリ
ズムを示すフローチャートである。プリント制御プログ
ラムがスタートすると(ステップS601)、プリンタ
デバイスをオープンする(ステップS602)。ここ
で、プリンタが動作中、あるいはトラブル等でオープン
できない場合はプログラムはオープン可能になるのを待
つためスリープする(ステップS603、ステップS6
04)。オープン可能であれば、スプールディレクトリ
をチェックし、プリントジョブの有無を確認する(ステ
ップS605、ステップS607)。プリントジョブが
無い場合はプリンタをクローズして終了する(ステップ
S607、ステップS608)。
【0008】一方、プリントジョブがある場合はプリン
タが動作可能であるか否かをチェックする(ステップS
609、ステップS610)。もし、動作可能でなけれ
ば動作可能になるのを待つためスリープする(ステップ
S611)。プリンタが動作可能であるならば、プリン
トを実行し(ステップS612)、プリント実行後にそ
のプリントジョブをスプールディレクトリから消去す
る。
【0009】この後、再度スプールディレクトリをチェ
ックし(ステップS605)、他にプリントジョブがあ
れば再度プリント実行手順を繰り返す。無ければプリン
タをクローズして終了する。
【0010】このように、従来のプリンタの基本機能は
それほど複雑なものではなく、操作者からみて単一の物
理プリンタにはそれ専用のスプールディレクトリ、プリ
ント制御プログラム、プリンタドライバが対応すること
で十分に機能を果たすことができた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以下に
掲げる点において尚一層の改善が望まれている。すなわ
ち、プリンタが多機能化するにつれて操作者が単一の物
理プリンタを複数の論理プリンタに分割して管理するこ
とが好ましい場合が出てくるようになった。例えば、用
紙サイズ(用紙カセットスロット選択)、データ画素密
度、カラープロセス選択等を切り替えられるプリンタで
あれば、単一のアプリケーションプログラムからその全
ての機能選択を必要とすることはほとんどないと考えら
れる。この場合、操作者から特定の機能選択毎に単一の
論理プリンタであるとみなしたほうが操作者からの選択
が容易に行なえるので、そうようなプリント管理が望ま
れている。
【0012】つづいて、このような観点から従来の他の
プリント管理システムについて説明する。図7はプリン
ト管理システムにおけるプリント制御プログラムのアル
ゴリズムを示すフローチャートである。図5と較べて、
各スプールディレクトリ103A、103B、103
C、プリント制御プログラム104A、104B、10
4Cはそれぞれ単一の物理プリンタを機能毎に分割した
論理プリンタに対応し、物理プリンタに対応した単一の
プリンタドライバ501にアクセスする点が大きく相違
する。ここで、図5と同一の構成要素については同一の
符号で示した。
【0013】このような場合に問題となるのは、複数か
らなる通常のプリント制御プログラム104A、104
B、104Cが単一のプリンタドライバにアクセスする
ことに対応していないことである。また、プリント要求
プログラム102、プリント制御プログラム104A、
104B、104Cは通常のプリント管理システムで
は、バイナリデータの実行イメージとして提供されてお
り、この場合、操作者が書き直すことは不能である。こ
の結果、論理プリンタ毎に複数のプリント要求を出力し
た場合にそのプリント順が保証されず、他の出力中の論
理プリンタにプリント要求がつぎつぎと入ってきた場
合、その全ての出力が完了するまで他の論理プリンタか
らの出力が行われない場合が生ずる。
【0014】例えば、プリンタ1、プリンタ2の順にプ
リント要求を出力し、その後にプリンタ1の出力が完了
する前に再びプリンタ1のプリント要求を発生させた場
合を考える。この場合、図6のアルゴリズムではプリン
ト制御プログラム1はプリンタ1の1番目のプリントジ
ョブ出力後にプリンタ2のジョブ処理前にプリンタ1の
2番目のジョブ処理に入るため、プリンタ2のジョブは
要求が先に行われたにもかかわらず、出力が後回しにな
る。もし、このようにプリンタ1のプリント要求がさら
に行われた場合はプリンタ2の要求はさらに遅れてい
く。このとき、プリント制御プログラム2はプリンタド
ライバがオープンできないためにステップS602、S
603、S604のループを回り続ける。プリンタドラ
イバは通常、複数のタスクからの要求を同時に受け付け
ないようにするため、多重オープンできないようになっ
ている。また、もし多重オープン可能なようにしたとし
てもドライバは実際のプリント要求順を知ることができ
ないため、適切な論理プリンタ間の排他制御を行なうこ
とができない。
【0015】一般的に、プリンタドライバは使用するプ
リンタに合わせて開発するためにその交換、改造はプリ
ント制御プログラムよりもはるかに容易であるが、上述
の問題点は既存の多くのプリント制御側のアルゴリズム
ではプリンタドライバがプリント要求プログラムの要求
発生順を知ることができないため、ドライバ単体では解
決することができない。
【0016】そこで、本発明は論理プリンタのプリント
要求順にしたがってプリントを実行するプリント管理シ
ステムを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るプリント管理システムは、
論理プリンタに出力される複数のプリントデータを一時
的に保持するスプール手段と、該スプール手段に前記プ
リントデータを転送してプリント要求を発生するプリン
ト要求発生手段と、前記スプール手段に保持されたプリ
ントデータをプリンタドライバに転送するプリント制御
手段とを備えたプリント管理システムにおいて、前記プ
リントデータを識別する情報を前記プリント要求順に記
録するプリント要求発生順記録手段と、該記録されたプ
リント要求順に前記プリントデータを出力するプリンタ
とを備える。
【0018】請求項2に係るプリント管理システムは、
請求項1に係るプリント管理システムにおいて前記スプ
ール手段に保持されたプリントデータを検出する検出手
段と、該検出されたプリントデータを識別する情報が前
記プリント要求発生順記録手段に記録されていないと
き、該検出されたプリントデータを識別する情報を前記
検出された順に追加するスプールチェック手段とを備え
る。
【0019】請求項3に係るプリント管理システムは、
請求項1に係るプリント管理システムにおいて前記プリ
ンタドライバは、前記転送されるプリントデータが前記
プリント要求発生順記録手段に記録された最も古いプリ
ントデータでないときに前記プリンタを使用できない旨
の情報を前記プリント制御手段に返答する返答手段を備
える。
【0020】請求項4に係るプリント管理システムで
は、請求項1に係るプリント管理システムにおいて前記
プリンタは単一の物理プリンタであり、前記スプール手
段は該単一の物理プリンタから分割された複数の論理プ
リンタに対応して複数設け、前記プリント要求発生順記
録手段は前記プリントデータを識別する情報およびその
スプール手段を識別する情報を記録する。
【0021】請求項5に係るプリント管理システムで
は、請求項1に係るプリント管理システムにおいて前記
スプールチェック手段は一定時間毎に起動する。
【0022】請求項6に係るプリント管理システムで
は、請求項1に係るプリント管理システムにおいて前記
スプールチェック手段は前記プリント要求発生手段によ
って前記プリントデータを転送する度に起動する。
【0023】請求項7に係るプリント管理方法は、論理
プリンタに出力される複数のプリントデータを一時的に
保持し、該保持されるプリントデータを転送してプリン
ト要求を発生し、該プリント要求に応じて前記プリント
データをプリンタドライバに転送するプリント管理方法
において、前記プリントデータを識別する情報を前記プ
リント要求順に記録し、該記録されたプリント要求順に
前記プリントデータを出力する。
【0024】請求項8に係るプリンタは、プリント要求
にしたがってスプール手段に保持されたプリントデータ
を出力するプリンタにおいて、前記スプール手段に保持
された前記プリントデータがプリント要求順でないと
き、前記プリントデータの出力を停止する出力停止手段
を備える。
【0025】
【作用】本発明の請求項1に係るプリント管理システム
では、スプール手段により論理プリンタに出力される複
数のプリントデータを一時的に保持し、プリント要求発
生手段により該スプール手段に前記プリントデータを転
送してプリント要求を発生し、プリント制御手段により
前記スプール手段に保持されたプリントデータをプリン
タドライバに転送する際に、プリント要求発生順記録手
段により前記プリントデータを識別する情報を前記プリ
ント要求順に記録し、プリンタにより該記録されたプリ
ント要求順に前記プリントデータを出力する。
【0026】請求項2に係るプリント管理システムで
は、検出手段により前記スプール手段に保持されたプリ
ントデータを検出し、該検出されたプリントデータを識
別する情報が前記プリント要求発生順記録手段に記録さ
れていないとき、スプールチェック手段により該検出さ
れたプリントデータを識別する情報を前記検出された順
に追加する。
【0027】請求項3に係るプリント管理システムで
は、前記プリンタドライバは、前記転送されるプリント
データが前記プリント要求発生順記録手段に記録された
最も古いプリントデータでないときに返答手段により前
記プリンタを使用できない旨の情報を前記プリント制御
手段に返答する。
【0028】請求項8に係るプリンタは、プリント要求
にしたがってスプール手段に保持されたプリントデータ
を出力するプリンタにおいて、前記スプール手段に保持
された前記プリントデータがプリント要求順でないと
き、出力停止手段により前記プリントデータの出力を停
止する。
【0029】
【実施例】つぎに、本発明のプリント管理システムの実
施例について説明する。
【0030】[第1実施例]図1は第1実施例のプリン
ト管理システムのアルゴリズムを示す説明図である。本
実施例のプリント管理システムでは、スプールチェック
プログラム107はプリントジョブリスト108を生成
する。プリンタドライバ105はプリントジョブリスト
108上で最も古いプリントジョブ(カレントジョブ)
として指定されている論理プリンタからの動作要求のみ
を処理することにより、論理プリンタ間の排他制御を行
なってプリント要求順にプリント処理を実行する。
【0031】スプールチェックやプリントジョブリスト
の作成は従来からあるプリント要求プログラム102、
スプールディレクトリ103A〜103C、プリント制
御プログラム104A〜104Cと独立に動作し、スプ
ールチェックプログラム107を起動させるタイマータ
スク106により、あるいはプリンタードライバー10
5を追加、交換することにより動作する。
【0032】プリント管理システムの処理について説明
する。プリント要求プログラム102がプリントデータ
を出力する論理プリンタのスプールディレクトリ103
A〜103Cに入り、プリント制御プログラム104A
〜104Cがそのプリント要求プログラム102を処理
するのは従来と同様である。すなわち、スプールディレ
クトリのいずれかにプリントデータが入力すると、その
スプールディレクトリに対応したプリント制御プログラ
ム104A、104B、104Cがそのプリントデータ
をプリンタドライバ105に転送してプリントを実行す
る。
【0033】タイマータスク106は所定の時間毎にス
プールチェックプログラム107を起動する。図3はス
プールチェックプログラム107のアルゴリズムを示す
フローチャートである。スプールチェックプログラム1
07は物理プリンタの分割された各論理プリンタのスプ
ールディレクトリの内容をチェックし、その中のプリン
トジョブとプリントジョブリスト108の内容を比較す
る(ステップS302)。もし、プリントジョブリスト
108に登録されていないプリントジョブがスプールデ
ィレクトリ103にあれば、新しいプリント要求が出さ
れたものと判断し、そのスプールディレクトリ103の
論理プリンタとプリントジョブ識別情報(ジョブ番号)
をプリントジョブリスト108に追加する(ステップS
303、ステップS304)。この処理を全てのスプー
ルディレクトリ103に行って終了する。プリントジョ
ブリスト108はその物理プリンタに対するプリント要
求順にその論理プリンタとプリントジョブを記録する。
プリントジョブリスト108の最も古いジョブが次に出
力するプリントジョブ(カレントジョブ)となる。
【0034】プリント制御プログラム104A〜104
Cは上記スプールチェックプログラム107の処理とは
別個にプリントデータ101の出力処理をプリンタドラ
イバ105に対して行なう。図2はプリンタドライバ1
05のアルゴリズムを示すフローチャートである。プリ
ンタドライバ105は基本的に多重オープン可能であ
り、複数の独立したプリント制御プログラム104A〜
104Cからのアクセスを受け付けることができる。プ
リント制御プログラムから要求があったとき、プリンタ
ドライバ105はプリントジョブリスト108をチェッ
クし、その要求がプリントジョブリスト108の最も古
いジョブ(カレントジョブ)からのものであるかを判定
する(ステップS202、ステップS203)。
【0035】カレントジョブでない場合はBUSYステ
ータスを返して終了する。このとき、プリント制御プロ
グラム104A〜104Cはプリンタがレディ状態でな
いと判断し、後述するステップS601にてスリープに
入る。一方、カレントジョブからの要求であった場合に
はプリンタの機能設定の要否を判定し(ステップS20
5)、必要ならば機能を設定する(ステップS20
6)。1つ前に処理したプリントジョブが同じ論理プリ
ンタからのものであれば設定は行わない。この後、プリ
ントデータ101を転送してプリントを実行する(ステ
ップS207、ステップS208)。プリントジョブの
処理が終了したらプリントジョブリスト108からカレ
ントジョブを削除し(ステップS209)、「OK」の
ステータスを返して本ルーチンを終了する。これによ
り、プリント制御プログラム104A〜104Cがジョ
ブ処理を終了直後に次のジョブ処理に入ってもプリンタ
ドライバはプリントジョブリストから新しいカレントジ
ョブを参照できる。
【0036】尚、本実施例のプリント管理システムで
は、スプールチェックプログラム107はタイマータス
ク106で起動するために、プリントジョブリスト10
8はその起動間隔以下の時間差で発生したプリントジョ
ブのプリント要求順を識別できないが、数秒程度のオー
ダであれば実用上問題ない。
【0037】[第2実施例]つぎに、第2実施例のプリ
ント管理システムについて説明する。図4は第2実施例
のプリント管理システムのアルゴリズムを示す説明図で
ある。前記第1実施例と同一の構成要素は同一の番号で
示されている。
【0038】プリント要求プログラム102は各論理プ
リンタに対応した入力フィルタ401A、401B、4
01Cを介してプリントデータ101をスプールディレ
クトリ103に入力する。入力フィルタ401A、40
1B、401Cは通常のプリントデータを要求に応じた
データ形式に変換するものであり、本実施例ではタイマ
ータスクを用いず、この入力フィルタ401A、401
B、401Cによってスプールチェックプログラム10
7を起動する。入力フィルタ401A、401B、40
1Cは一般的に操作者あるいはシステム開発者によって
既存のプリント管理システムに組み込むことができる。
スプールチェックプログラム107およびプリンタドラ
イバ105は前記第1実施例と同様に機能するので、そ
の説明を省略する。
【0039】本実施例ではプリント要求プログラム10
2がプリント要求を発生する度にスプールチェックプロ
グラム107を起動し、プリント要求発生と同期してプ
リントジョブリスト108を更新することができ、どの
ような時間間隔であってもプリント要求順を簡単に識別
できる。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るプリント管理シ
ステムによれば、スプール手段により論理プリンタに出
力される複数のプリントデータを一時的に保持し、プリ
ント要求発生手段により該スプール手段に前記プリント
データを転送してプリント要求を発生し、プリント制御
手段により前記スプール手段に保持されたプリントデー
タをプリンタドライバに転送する際に、プリント要求発
生順記録手段により前記プリントデータを識別する情報
を前記プリント要求順に記録し、プリンタにより該記録
されたプリント要求順に前記プリントデータを出力する
ので、複数の論理プリンタに分割して管理する場合でも
プリント要求順に出力することができる。
【0041】請求項2に係るプリント管理システムによ
れば、検出手段により前記スプール手段に保持されたプ
リントデータを検出し、該検出されたプリントデータを
識別する情報が前記プリント要求発生順記録手段に記録
されていないとき、スプールチェック手段により該検出
されたプリントデータを識別する情報を前記検出された
順に追加するので、プリント要求発生順記録手段に記録
された前記プリントデータを識別する情報に含まれない
プリントデータも出力することができる。
【0042】請求項3に係るプリント管理システムによ
れば、前記プリンタドライバは、前記転送されるプリン
トデータが前記プリント要求発生順記録手段に記録され
た最も古いプリントデータでないときに返答手段により
前記プリンタを使用できない旨の情報を前記プリント制
御手段に返答するので、確実にプリント要求順に出力す
ることができる。
【0043】請求項4に係るプリント管理システムによ
れば、前記プリンタは単一の物理プリンタであり、前記
スプール手段は該単一の物理プリンタから分割された複
数の論理プリンタに対応して複数設け、前記プリント要
求発生順記録手段は前記プリントデータを識別する情報
およびそのスプール手段を識別する情報を記録するの
で、単一の物理プリンタを複数の論理プリンタに分割し
た場合に複数の論理プリンタからのプリントデータに対
してもプリント要求順に出力することができる。
【0044】請求項5に係るプリント管理システムによ
れば、前記スプールチェック手段は一定時間毎に起動す
るので、一定時間毎に確実にプリント要求順に出力され
るか否かをチェックできる。
【0045】請求項6に係るプリント管理システムによ
れば、前記スプールチェック手段は前記プリント要求発
生手段によって前記プリントデータを転送する度に起動
するので、プリントデータを転送する度に確実にプリン
ト要求順に出力されるか否かをチェックできる。
【0046】請求項7に係るプリント管理方法によれ
ば、論理プリンタに出力される複数のプリントデータを
一時的に保持し、該保持されるプリントデータを転送し
てプリント要求を発生し、該プリント要求に応じて前記
プリントデータをプリンタドライバに転送するプリント
管理方法において、前記プリントデータを識別する情報
を前記プリント要求順に記録し、該記録されたプリント
要求順に前記プリントデータを出力するので、複数の論
理プリンタに分割して管理する場合でもプリント要求順
に出力することができる。
【0047】請求項8に係るプリンタによれば、プリン
ト要求にしたがってスプール手段に保持されたプリント
データを出力するプリンタにおいて、前記スプール手段
に保持された前記プリントデータがプリント要求順でな
いとき、出力停止手段により前記プリントデータの出力
を停止するので、プリント要求順に出力することを厳守
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のプリント管理システムのアルゴリ
ズムを示す説明図である。
【図2】プリンタドライバ105のアルゴリズムを示す
フローチャートである。
【図3】スプールチェックプログラム107のアルゴリ
ズムを示すフローチャートである。
【図4】第2実施例のプリント管理システムのアルゴリ
ズムを示す説明図である。
【図5】従来のプリント管理システムにおける一般的な
プリントジョブ処理のアルゴリズムを示す説明図であ
る。
【図6】プリント制御プログラムのアルゴリズムを示す
フローチャートである。
【図7】プリント管理システムにおけるプリント制御プ
ログラムのアルゴリズムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 … プリントデータ 102 … プリント要求プログラム 103A、103B、103C … スプールディレク
トリ 104A、104B、104C … プリント制御プロ
グラム 105 … プリンタドライバ 106 … タイマータスク 107 … スプールチェックプログラム 108 … プリントジョブリスト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理プリンタに出力される複数のプリン
    トデータを一時的に保持するスプール手段と、 該スプール手段に前記プリントデータを転送してプリン
    ト要求を発生するプリント要求発生手段と、 前記スプール手段に保持されたプリントデータをプリン
    タドライバに転送するプリント制御手段とを備えたプリ
    ント管理システムにおいて、 前記プリントデータを識別する情報を前記プリント要求
    順に記録するプリント要求発生順記録手段と、 該記録されたプリント要求順に前記プリントデータを出
    力するプリンタとを備えたことを特徴とするプリント管
    理システム。
  2. 【請求項2】 前記スプール手段に保持されたプリント
    データを検出する検出手段と、 該検出されたプリントデータを識別する情報が前記プリ
    ント要求発生順記録手段に記録されていないとき、該検
    出されたプリントデータを識別する情報を前記検出され
    た順に追加するスプールチェック手段とを備えたことを
    特徴とする請求項1記載のプリント管理システム。
  3. 【請求項3】 前記プリンタドライバは、前記転送され
    るプリントデータが前記プリント要求発生順記録手段に
    記録された最も古いプリントデータでないときに前記プ
    リンタを使用できない旨の情報を前記プリント制御手段
    に返答する返答手段を備えたことを特徴とする請求項1
    記載のプリント管理システム。
  4. 【請求項4】 前記プリンタは単一の物理プリンタであ
    り、 前記スプール手段は該単一のプリンタから分割された複
    数の論理プリンタに対応して複数設けられ、 前記プリント要求発生順記録手段は前記プリントデータ
    を識別する情報およびそのスプール手段を識別する情報
    を記録することを特徴とする請求項1記載のプリント管
    理システム。
  5. 【請求項5】 前記スプールチェック手段は一定時間毎
    に起動することを特徴とする請求項1記載のプリント管
    理システム。
  6. 【請求項6】 前記スプールチェック手段は前記プリン
    ト要求発生手段によって前記プリントデータを転送する
    度に起動することを特徴とする請求項1記載のプリント
    管理システム。
  7. 【請求項7】 論理プリンタに出力される複数のプリン
    トデータを一時的に保持し、 該保持されるプリントデータを転送してプリント要求を
    発生し、 該プリント要求に応じて前記プリントデータをプリンタ
    ドライバに転送するプリント管理方法において、 前記プリントデータを識別する情報を前記プリント要求
    順に記録し、 該記録されたプリント要求順に前記プリントデータを出
    力するプリント管理方法。
  8. 【請求項8】 プリント要求にしたがってスプール手段
    に保持されたプリントデータを出力するプリンタにおい
    て、 前記スプール手段に保持された前記プリントデータがプ
    リント要求順でないとき、前記プリントデータの出力を
    停止する出力停止手段を備えたことを特徴とするプリン
    タ。
JP6152649A 1994-06-10 1994-06-10 プリント管理システム、その管理方法およびプリンタ Pending JPH07334334A (ja)

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