JPH0733416A - 或るヒドロキシルアミン塩から別のヒドロキシルアミン塩への連続転化方法 - Google Patents

或るヒドロキシルアミン塩から別のヒドロキシルアミン塩への連続転化方法

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JPH0733416A
JPH0733416A JP5284270A JP28427093A JPH0733416A JP H0733416 A JPH0733416 A JP H0733416A JP 5284270 A JP5284270 A JP 5284270A JP 28427093 A JP28427093 A JP 28427093A JP H0733416 A JPH0733416 A JP H0733416A
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アンドレ、シュスネ
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ジェラール、デュラン
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ヒドロキシルアミン塩から別のヒドロキシルア
ミン塩への連続転化方法の提供で、硫酸ヒドロキシルア
ミンまたは塩化ヒドロキシルアミンから硝酸ヒドロキシ
ルアミンまたは酸ヒドロキシルアミンへの転化に特に適
用でき、前記硫酸塩の前記硝酸塩への転化に非常に有利
に適用できる方法の提供。 【構成】下記工程からなる:(a)初期塩溶液をヒドロ
キシルアミン陽イオン用抽出用溶剤を含有する溶剤と向
流で接触させることによって、ヒドロキシルアミン陽イ
オンを初期塩溶液から抽出する工程(液液抽出):
(b)前記陽イオンで荷電された抽出用溶剤を含有する
前記溶剤を、陰イオンが得られることが望まれるヒドロ
キシルアミン塩のものである水溶液と向流で接触させる
ことによって、前記陽イオンを再抽出する工程(液液抽
出);および(c)抽出用溶剤を含有する前記溶剤を抽
出用溶剤の塩基再生(塩形成)後に再循環する工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に硫酸ヒドロキシル
アミンまたは塩化ヒドロキシルアミンから硝酸ヒドロキ
シルアミンまたはギ酸ヒドロキシルアミンへの転化に適
用することができる或るヒドロキシルアミン塩から別の
ヒドロキシルアミン塩への連続転化法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】照射
核燃料の再加工は、ヒドロキシルアミン塩などの一定の
還元剤の使用を必要とすることが既知である。中でも、
硝酸ヒドロキシルアミンおよびギ酸ヒドロキシルアミン
は、この目的に特に価値がある。不幸なことに、前記塩
は、低い安定性および高いコスト価格を有する。本発明
によれば、このような塩の有利な製法が提案される。前
記方法は、仏国特許出願公開番号第2,206,270
号明細書に記載の方法の改良である。前記特許出願公開
明細書の教示によれば、向流液液抽出および次いで向流
液液再抽出は、ヒドロキシルアミン陽イオン用抽出用溶
剤を含有する有機溶剤を使用して逐次行っている。この
抽出時に、抽出用溶剤は、通常の形態または塩として形
成された形態で使用されている。ナトリウム塩の形のジ
−2−エチルヘキシルリン酸を使用することが有利であ
り、前記塩は、前記酸を炭酸ナトリウムの溶液と向流で
接触させることによって発生している。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の第一特徴によれ
ば、出願人は、酸の形態および塩として形成された形態
の抽出用溶剤を使用する価値を実証した。それゆえ、本
発明の方法は、或るヒドロキシルアミン塩から別のヒド
ロキシルアミン塩への連続転化方法からなる。それは、
硫酸ヒドロキシルアミンまたは塩化ヒドロキシルアミン
から硝酸ヒドロキシルアミンまたはギ酸ヒドロキシルア
ミンへの転化に特に適用でき、前記硫酸塩の前記硝酸塩
への転化に非常に特に適用できる。それは、下記工程か
らなる: (a)初期塩溶液をヒドロキシルアミン陽イオン用抽出
用溶剤を含有する溶剤と向流で接触させることによっ
て、ヒドロキシルアミン陽イオンを初期塩溶液から抽出
する工程(液液抽出); (b)前記陽イオンで荷電された抽出用溶剤を含有する
前記溶剤を、陰イオンが得ることが望まれるヒドロキシ
ルアミン塩のものである水溶液と向流で接触させること
によって、前記陽イオンを再抽出する工程(液液抽
出);および (c)抽出用溶剤を含有する前記溶剤を抽出用溶剤の塩
基再生(塩形成)後に再循環する工程。
【0004】この方法においては、前記抽出は、部分的
に塩として形成された抽出用溶剤を使用して行う。特徴
的に、本発明の方法においては、抽出用溶剤は、抽出器
列(bank of extractors)の入口において溶剤中で塩と
して形成された形態および酸の形態である。一定のモル
%が酸の形態で使用されるが、有利には、前記抽出用溶
剤は、抽出において主として塩として形成された形態で
使用される。特に、使用する前記抽出用溶剤の10モル
%までは、第一抽出段階の入口において酸の形態である
ことができる。抽出器列に部分的に塩として形成された
抽出用溶剤を含有する溶剤を供給するための数種の可能
な方法が、工夫でき、該溶剤は再抽出器列の出口におい
て酸の形態の前記抽出用溶剤を含有する。第一の変形法
においては、再抽出後、抽出用溶剤の一部分のみが、再
生(塩形成)に付す。このことは、溶剤流れの一部分を
再生工程前に迂回させることによって行い、前記一部分
は抽出に直接再循環し、それゆえ酸の形態の抽出用溶剤
を含有している。酸の形態の抽出用溶剤を含有する溶剤
流れのこの一部分は、有利には、抽出器列に入る前に塩
として形成された形態の抽出用溶剤を含有する溶剤流れ
の他の部分(再生を受けた部分)と混合する。第二の変
形法においては、すべての抽出用溶剤は、再抽出後に、
再生する。抽出に再循環される溶剤は、塩として形成さ
れた形態の抽出用溶剤のみを含有し、それゆえ酸の形態
の抽出用溶剤を発生するために第一抽出段階の入口にお
いて酸を導入することが必要である。部分的に塩のとし
て形成された形態または部分的に酸の形態の抽出用溶剤
を抽出に導入するのに採用される方法がどのようなもの
でも、本発明によれば、この部分的な塩の形成は、転化
方法の効率の改良を生ずることが見出された。酸の形態
の抽出用溶剤の存在は、副反応の発生を限定するらし
い。
【0005】本発明の第二特徴によれば、出願人は、溶
剤中で高い割合の抽出用溶剤を使用することが可能であ
り且つ有利であることを示した。本発明に係る転化方法
は、有利には、10容量%よりも多い抽出用溶剤を含有
し、有利には抽出用溶剤20〜25容量%を含有する溶
剤を使用して行う。適量の調節剤を溶剤中で使用するこ
とによって(溶剤=抽出用溶剤+希釈剤+調節剤)、こ
のような割合の抽出用溶剤の場合に第三相(第二有機
相)の有害な出現を回避することが可能であることが証
明された。当業者は、特に増大された効率に寄与し且つ
装置および操作の最適化に寄与する溶剤の抽出用溶剤富
化の結果として起こる利点を知らないことができない。
【0006】本発明の方法の他の特徴によれば、 (a)抽出の出口においては、NH3 OH+ 陽イオンで
荷電された抽出用溶剤を含有する溶剤は、再抽出を受け
る前に、酸の希薄溶液で洗浄し、洗浄液は有利には初期
塩溶液を希釈するために使用される; (b)可能な場合には、抽出ラフィネートは、抽出用溶
剤再生工程で使用され、それによって捨てるべき流出液
の量を減少し、 (c)抽出用溶剤の再生時に、塩基との接触後に、溶剤
は有利には洗浄され、このことは前記溶剤と共に余りに
多い塩基を同伴することを回避する。
【0007】本発明の方法で使用できる化学化合物は、
限定を意味せずに、以下に詳細に与える。抽出用溶剤
は、有利には、アルキルリン酸、好ましくはジ−2−エ
チルヘキシルリン酸からなる。溶剤は、前記抽出用溶剤
とパラフィン系希釈剤と調節剤との混合物からなる。使
用できるパラフィン系希釈剤は、特にドデカン、HTP
または灯油である。HTP、または水素添加テトラプロ
ピレンは、当業者に既知の市販品である。それは、分枝
ドデカンの工業混合物である。使用できる調節剤は、特
にオクタン−1−オール、2−エチルヘキサノールなど
の重いアルコール、ケトンまたはリン酸トリブチルであ
る。好ましい変形法においては、本発明の方法は、ジ−
2−エチルヘキシルリン酸20容量%、オクタン−1−
オール10容量%および希釈剤70容量%を含有する溶
剤を使用して行う。前記酸は、有利には、再生工程時に
ナトリウム塩に転化する。カリウム塩への転化は、排除
されない。前記塩基再生は、水酸化ナトリウム(NaO
H)、水酸化カリウム(KOH)、炭酸ナトリウム(N
2 CO3 )、重炭酸ナトリウム(NaHCO3 )など
を使用して行うことができる。水酸化ナトリウムまたは
炭酸ナトリウムが一般に使用され、これらが普通の工業
製品である。非常に濃縮された形で使用できる水酸化ナ
トリウムは、前記の普通の工業製品のうちで好ましい。
前記水酸化ナトリウムを単独で使用する時には、抽出用
溶剤損失が水相中への抽出用溶剤のナトリウム塩の溶解
のため観察される。硫酸ナトリウムの存在下では、これ
らの損失は減少される。それゆえ、抽出用溶剤の再生の
ために水酸化ナトリウムと硫酸ナトリウムとの溶液を使
用することが有利である。前記のように、前記硫酸ナト
リウムは、次いで、有利には再循環抽出ラフィネートと
一緒に導入する。それは、好ましくは、溶剤流れと比較
して水酸化ナトリウムの下流に導入して、前記水酸化ナ
トリウムの飛沫同伴を限定する。それは、このようにし
て前記水酸化ナトリウムとの接触後に溶剤を洗浄するこ
とを可能にする。
【0008】有利には前記の各種の特性を示す本発明の
方法は、仏国特許出願公開番号第2,206,270号
明細書に記載の方法以上の下記利点を有する: (a)効率がより大きく、(b)流出液の量が減少さ
れ、(c)装置がより小さい容量を有し、従って、操作
することがより容易である。硫酸ヒドロキシルアミンか
ら硝酸ヒドロキシルアミンを得るためには、ヒドロキシ
ルアミン陽イオンは、硫酸ヒドロキシルアミンの水溶液
から抽出し、硝酸の水溶液で再抽出する。有利には、こ
の目的で、(a)抽出は、硫酸ヒドロキシルアミンの水
溶液を、HTPとオクタン−1−オールとの混合物中に
抽出用溶剤としてジ−2−エチルヘキシルリン酸および
ジ−2−エチルヘキシルリン酸ナトリウムを含有する溶
剤と向流で接触させることによって行い、(b)再抽出
は、ヒドロキシルアミン陽イオンで荷電された前記抽出
用溶剤を含有する前記溶剤を、硝酸の水溶液と向流で接
触させることによって行い、(c)前記ジ−2−エチル
ヘキシルリン酸は、水酸化ナトリウムの水溶液および抽
出ラフィネートからなる硫酸ナトリウムの水溶液と向流
で接触させることによって再生する。好ましくは、再生
において、すべてのジ−2−エチルヘキシルリン酸は、
ナトリウム塩に転化し、且つ酸−硝酸−は、第一抽出段
階の入口で導入してジ−2−エチルヘキシルリン酸を発
生する。有利には、荷電された抽出用溶剤を含有する溶
剤は、抽出と再抽出との間で希硝酸で洗浄する。
【0009】
【実施例】添付の2つの図を参照して本発明の方法を説
明する。図1は、本発明の方法の第一の好ましい変形法
を図示する。図2は、本発明の方法の第二の好ましい変
形法を図示する。これら二つの図において、ローマ数字
は、前記方法の主要工程、即ち I:抽出工程 II:洗浄工程 III :再抽出工程 IV:再生工程 を表わすために使用される。これらの各種の工程は、ミ
キサー−デカンター列中で行う。加えて、有機相(溶
剤)が通過する回路は、二重線(=)によって表わされ
且つ水相が通過する回路は、単線(−)によって表わさ
れる。
【0010】図1に関して:ヒドロキシルアミン塩の初
期溶液1は、抽出器列I中に、ヒドロキシルアミン陽イ
オンの抽出用溶剤を含有する溶剤2との向流で流入す
る。前記抽出用溶剤は、IVで全部塩として形成されてい
る。本発明によれば、抽出は、部分的に塩として形成さ
れた抽出用溶剤を使用して行う。図示の変形法において
は、このことは、酸の流れ4を導入することによって行
う。次いで、NH3 OH+ 陽イオンで荷電された溶剤
は、IIで洗浄する。洗浄液5−有利にはわずかに酸性の
水溶液−は、抽出すべき溶液1を希釈するために使用さ
れる。次いで、洗浄された溶剤は、再抽出器列III に流
入し、そこで陰イオンが得ることが望まれるヒドロキシ
ルアミン塩のものである溶液3との向流で循環する。前
記の所望のヒドロキシルアミン塩は、9で回収する。II
I での再抽出後、酸の形態の抽出用溶剤は、塩基性溶液
と向流で接触させることによってIVで再生する(塩形成
する)。図示の好ましい変形法においては、溶剤は、先
ず、硫酸ナトリウムの溶液と混合された水酸化ナトリウ
ム(NaOH)の溶液7と向流で接触させる。次いで、
この溶剤は、抽出ラフィネートからなる硫酸ナトリウム
の溶液6で洗浄する。溶液8は、液体廃棄物として除去
する。上に詳細に記載のように、ラフィネート6の使用
は、捨てる量およびヒドロキシルアミンの損失を限定す
るので特に価値がある。
【0011】図2に関して:ヒドロキシルアミン塩の初
期溶液11は、抽出器列I中に、ヒドロキシルアミン陽
イオンの抽出用溶剤を含有する溶剤12+14との向流
で流入する。前記抽出用溶剤一部分は、IVで塩として形
成されている。次いで、NH3 OH+ 陽イオンで荷電さ
れた溶剤は、IIで洗浄する。洗浄液15−有利にはわず
かに酸性の水溶液−は、抽出すべき溶液11を希釈する
ために使用される。次いで、洗浄された溶剤は、再抽出
器列III に流入し、そこで陰イオンが得ることが望まれ
るヒドロキシルアミン塩のものである溶液13との向流
で循環する。前記の所望のヒドロキシルアミン塩は、1
9で回収する。III での再抽出後、酸の形態の抽出用溶
剤を含有する溶剤流れのすべてを、IVで再生に流入する
わけではない。この流れの一部分は、酸の形態で含有す
る抽出用溶剤の再循環のために14で迂回する。前記流
れの他の部分は、図1に記載の方法と同様の方法でIVで
再生する。前記再生の場合には、塩基性溶液(有利には
水酸化ナトリウムの濃厚溶液)は、17で導入し、抽出
ラフィネート(Na2 SO4 の溶液)は、16で導入す
る。溶液18は、液体廃棄物として除去する。
【0012】本発明の方法を実施する仕方の一例を例示
によって以下に詳細に説明する。例に記載の変形法は、
図1に示すものである(硝酸ヒドロキシルアミンを硫酸
ヒドロキシルアミンから製造する)。抽出用溶剤は、ジ
−2−エチルヘキシルリン酸ナトリウム(0.53±
0.01モル/リットル)とジ−2−エチルヘキシルリ
ン酸(0.05±0.01モル/リットル)との混合物
からなる。この抽出用溶剤を分枝ドデカン(水素添加テ
トラプロピレンまたはHTP、プロケロモ製)とオクタ
ン−1−オールとの混合物(HTPの容量割合はオクタ
ノールの7倍である)に溶解する。このようにして定義
される溶剤(抽出用溶剤+希釈剤+調節剤)をミキサー
−デカンター列BI中で、硫酸ヒドロキシルアミンの水
溶液(1)〔流量A(Aはこの説明の残りで参考流量と
解釈される)1モル/リットル〕と向流で接触させる。
これらの溶液のそれぞれの流量は、有機相/水相の比率
4である。次の工程において、溶剤を列BIIにおいて硝
酸の水溶液(5)〔列BIに導入する硫酸ヒドロキシル
アミンの水溶液(1)の流量に等しい流量A 0.2モ
ル/リットル)〕と再度向流で洗浄する。BII通過後、
この水溶液は、BIに供給する硫酸ヒドロキシルアミン
流れ(1)と合わせる。BIIを去る溶剤は、列BIII に
おいて硝酸の水溶液(3)(流量0.7A 3モル/リ
ットル)と向流で合う。流出水溶液(9)は、目的生成
物:硝酸ヒドロキシルアミンの溶液を構成する。BIII
を去る溶剤を列BIVにおいて処理する。それは、第一段
階において、過剰の水酸化ナトリウムを含有する水溶液
(7)と合い(このことはそれゆえナトリウム塩に全部
転化することができる)、第二段階において硫酸ナトリ
ウムの水溶液(6)と合う。後者の溶液(6)は、列B
Iからのラフィネートである。列BIVの段階2を去る時
に、それを水酸化ナトリウムの溶液(7)(流量0.2
8A 10モル/リットル)と混合し、全部は溶剤再生
工程の段階1に供給する。BIVの出口において、水溶液
(8)を液体廃棄物として除去する。再循環された溶剤
は、全部ナトリウム塩の形の抽出用溶剤を含有する。溶
剤と一緒に列BIに導入される硝酸(4)の流量0.1
1A(1.5モル/リットル)は、抽出用溶剤中の所望
割合のジ−2−エチルヘキシルリン酸を達成することを
可能にする。
【0013】機械設備は、抽出I、洗浄II、再抽出III
および再生IV用にそれぞれ8、4、3および2段階のミ
キサー−デカンター列からなる。操作は、連続的に10
0時間行う。得られた結果は、次の通りである。完成品 :下記のものを含有する水溶液(9) NH3 OHNO3 2.35モル/リットル HNO3 0.22モル/リットル ナトリウム含量4mg/リットル、即ち、Na/NH3
Hのモル比7.4×10-5 サルフェート含量3.5mg/リットル、即ち、SO4
NH3 OHのモル比1.5×10-5 ヒドロキシルアミンの損失: ラフィネート NH3 OH+ 0.03モル/リットル NH2 OH 0.015モル/リットル 溶剤 NH3 OH+ <0.001モル/リットル このように、本発明に係る方法は、優秀な純度および高
濃度を有する硝酸ヒドロキシルアミンの溶液を提供す
る。操作の全効率は、95%である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の方法の第一の好ましい変形法
である。
【図2】図2は、本発明の方法の第二の好ましい変形法
である。
【符号の説明】
I 抽出器列 II 洗浄 III 再抽出器列 IV 再生 1 ヒドロキシルアミン塩の初期溶液 2 溶剤 3 硝酸の水溶液 4 酸の流れ 5 洗浄液 6 硫酸ナトリウムの溶液 7 水酸化ナトリウムの溶液 9 ヒドロキシルアミン塩の流出水溶液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレ、シュスネ フランス国ル、ブジネ、ブールバール、デ ュ、プレジダン、ルーズベル、11 (72)発明者 ジェラール、デュラン フランス国ル、ペック、アレー、ボーシッ ト、1 (72)発明者 ミシェル、ド、リュベルシ フランス国ル、ブジネ、ブールバール、 デ、ゼタ‐ジュニ、60

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特に硫酸ヒドロキシルアミンまたは塩化ヒ
    ドロキシルアミンから硝酸ヒドロキシルアミンまたはギ
    酸ヒドロキシルアミンへの転化に適用することができる
    或るヒドロキシルアミン塩から別のヒドロキシルアミン
    塩への連続転化方法であって、 (a)初期塩溶液(1)をヒドロキシルアミン陽イオン
    の抽出用溶剤を含有する溶剤(2)と向流で接触させる
    ことによって、ヒドロキシルアミン陽イオンを初期塩溶
    液(1)から抽出し(I)、 (b)前記陽イオンで荷電された抽出用溶剤を含有する
    前記溶剤を、陰イオンが得ることが望まれるヒドロキシ
    ルアミン塩のものである水溶液(3)と向流で接触させ
    ることによって、前記陽イオンを再抽出し(III)、 (c)抽出用溶剤を含有する前記溶剤(2)を抽出用溶
    剤の塩基再生(IV)後に再循環し、前記抽出(I)を部
    分的に塩として形成された抽出用溶剤を使用して行うこ
    とを特徴とする或るヒドロキシルアミン塩から別のヒド
    ロキシルアミン塩への連続転化方法。
  2. 【請求項2】使用する抽出用溶剤の10モル%までが、
    第一抽出段階(I)の入口で酸の形態である、請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】再抽出(III)後、酸の形態の抽出用溶剤
    を、抽出(I)に再循環する前に再生工程(IV)で全部
    または部分的にのみ塩として形成する、請求項1または
    2に記載の方法。
  4. 【請求項4】抽出用溶剤を前記再生工程(IV)で全部塩
    として形成し、次いで、酸(4)を第一抽出段階(I)
    の入口で導入する、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】溶剤(2)中の抽出用溶剤の割合が、10
    容量%よりも多く、有利には20〜25容量%である、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】荷電抽出用溶剤を含有する溶剤を抽出
    (I)と再抽出(III)との間において酸の希薄溶液
    (5)で洗浄する(II)、請求項1ないし5のいずれか
    1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】抽出ラフィネート(6)を抽出用溶剤再生
    工程(IV)で使用する、請求項1ないし6のいずれか1
    項に記載の方法。
  8. 【請求項8】溶剤を、塩基との接触後に、抽出用溶剤の
    再生(IV)時に洗浄する、請求項1ないし7のいずれか
    1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】抽出用溶剤が、アルキルリン酸、有利には
    ジ−2−エチルヘキシルリン酸からなる、請求項1ない
    し8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】溶剤が、前記抽出用溶剤と、ドデカン、
    HTP、灯油などのパラフィン系希釈剤と、オクタン−
    1−オール、2−エチルヘキサノールなどの重いアルコ
    ール、ケトンおよびリン酸トリブチルから選ばれる調節
    剤との混合物から成り立っている、請求項1ないし9の
    いずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記溶剤が、ジ−2−エチルヘキシルリ
    ン酸20容量%、オクタン−1−オール10容量%およ
    び希釈剤70容量%を含有する、請求項10に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】(a)硫酸ヒドロキシルアミンの水溶液
    (1)を、HTPとオクタン−1−オールとの混合物中
    に抽出用溶剤としてジ−2−エチルヘキシルリン酸およ
    びジ−2−エチルヘキシルリン酸ナトリウムを含有する
    溶剤(2)と向流で接触させることによって、抽出
    (I)を行い、 (b)ヒドロキシルアミン陽イオンで荷電された前記抽
    出用溶剤を含有する前記溶剤を、硝酸の水溶液(3)と
    向流で接触させることによって、再抽出(III)を行い、 (c)前記ジ−2−エチルヘキシルリン酸を、抽出ラフ
    ィネートからなる水酸化ナトリウムの水溶液(7)およ
    び硫酸ナトリウムの水溶液(6)と向流で接触させるこ
    とによって、再生する(IV)硫酸ヒドロキシルアミンか
    ら硝酸ヒドロキシルアミンへの転化のための請求項1に
    記載の方法。
JP5284270A 1992-10-19 1993-10-19 或るヒドロキシルアミン塩から別のヒドロキシルアミン塩への連続転化方法 Expired - Lifetime JP2962980B2 (ja)

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