JPH07333U - 車いす用エアーマット - Google Patents

車いす用エアーマット

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JPH07333U
JPH07333U JP029399U JP2939993U JPH07333U JP H07333 U JPH07333 U JP H07333U JP 029399 U JP029399 U JP 029399U JP 2939993 U JP2939993 U JP 2939993U JP H07333 U JPH07333 U JP H07333U
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JP
Japan
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air
wheelchair
cell
cells
seat
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Pending
Application number
JP029399U
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English (en)
Inventor
修一 青木
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Cape Co Ltd
Original Assignee
Cape Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07333U publication Critical patent/JPH07333U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は車いす用エアーマットに関し、車い
すに座わる障害者の体位を変更したり、マッサージを自
動的に行うことを目的とする。 【構成】 発泡樹脂よりなる座シート本体1の幅方向の
略全域にわたり設けた単一のセル収容孔4内にエアーを
給気するか排気して膨張、収縮を交互に繰り返して行う
複数個のエアーセル6,6′,6″を挿入し、移送管部
8を介してエアーポンプ7を接続した構成により、体位
変更とマッサージとを自動的に行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車いすの座部に座った障害者の体位を変更したり、臀部部分のマッ サージを行う車いす用エアーマットに関する。
【0002】
【従来の技術】
障害者が車いすに長時間座って移動する場合には座蒲団や発泡樹脂によって形 成されたクッションを車いすの座部に敷いて使用することにより、座部に対して 臀部の1箇所が長い間当たることによる痛みを和らげたり、座り疲れを防止して いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
座蒲団や発泡樹脂よりなるクッションを使用して障害者が車いすを使用する場 合には、障害者自らが車いすの上で身動きして体位を変更できる場合は別である が、運動が行えない場合には座部に障害者の臀部の一個所が長時間当たって痛み を覚えたり、血行不良を生じて座り疲れを生じていた。
【0004】 そこで本考案は、座ったまま体位変更とマッサージとを自動的に行う車いす用 エアーマットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために、所定厚さを有する発泡樹脂よりなる座シ ート本体と、該座シート本体の幅方向の略全域にわたり縦方向の所定位置に形成 された単一のセル収容孔と、該セル収容孔内に収容配置される可撓性材料により 形成され、且つエアーの移送回路を異にする毎に給気、排気を行うことにより所 定時間毎に膨張、収縮を繰り返す複数個のエアーセルに異なる移送回路の移送管 部を介して接続されるエアーポンプとから成るという手段を採用した。
【0006】
【作用】
発泡樹脂の座シート本体に設けた単一のセル収容孔内に収容した複数個のエア ーセルにエアーポンプによってエアーの移送回路を異にする毎に交互に給気を行 ったりまたは排気を連続して行うことによりエアーセルを交互に膨張したり、収 縮を繰り返して行い、障害者が座した状態で体位変更とマッサージとを行う。
【0007】
【実施例】
図1乃至図5に従って本考案の第1実施例を説明する。 1は車いす2の座部3の上面に敷くことにより使用される座シート本体であり 、この座シート本体1は発泡樹脂によって座部3の略大きさにしかも所定厚みに 形成される。
【0008】 4は座シート本体1の後半部1Aに形成された単一のセル収容孔であり、この セル収容孔4は例えば平面略矩形をなし、座シート本体1の幅方向の略全域にわ たって厚さ方向に形成される。
【0009】 5は底板であり、この底板5は例えば、ゴム、発泡樹脂として例えばポリウレ タン・フォームによって形成された前記座シート本体1の底面に接着され、可撓 性を発揮する。
【0010】 6は合成樹脂のような可撓性材料を使用して形成される略蛇腹状のエアーセル であり、このエアーセル6はエアーの移送回路Iを異にする毎に単一の前記セル 収容孔4内に複数個、例えば図示のように4個づつを前後2列に収容させること により異なった移送回路I毎に所定時間、例えば数分間給気を行ったり、または 排気を行うことによってセル収容孔4内において交互に膨張または収縮を繰り返 す。 この実施例においてはエアーセル6は1列当てに複数個、例えば4個が連結片 6aを介して連設されたものを使用するが、エアーセル6の設置個数は図示のも のに限らず例示である。 エアーセル6の形状を例えば略蛇腹状に形成したのは、給気したり、排気する 等することによってエアーセル6の軸方向の膨張または収縮を平均的に且つ効率 良く行うためである。
【0011】 しかもこのエアーセル6は座シート本体1の中央基準線Nを境に左右方向にそ れぞれ略4.5〜5.5cmの長さにわたりエアーの移送回路Iを異にするよう に左右対称に複数個、例えば2個づつが前後2列に設けられる。 このように中央基準線Nを境に左右対称に設けるエアーセル6の設置長さを中 央基準線Nから4.5〜5.5cmに設置したのは、障害者が車いす2に座した 場合に、その坐骨結節間距離が成人女性の場合には約9cmほどであり、また成 人男性の場合には約11cmほどである。従って老若男女、肥満型若しくは痩身 型等の如何なる体格の障害者であるとしても座シート本体1に座した場合に、座 した状態で最も大きな体圧を受ける障害者の臀部Dに少なくともエアーセル6を 位置させることにより確実に且つ効率良く体位変更とマッサージとを行なうよう にするためである。
【0012】 7はエアーの移送回路を異にするエアーセル6毎にエアーを給気するか排気す るためのエアーポンプであり、このエアーポンプ7は公知のもので良く、例えば ダイヤフラムを用いた送風・排出機構部と、モータ等を用いて回転する回転板と 固定板とからなる弁切換構造の分配機構部とを組合せて構成され、電源スイッチ 、タイマースイッチ等が装設されている。そしてこのエアーポンプ7の車いす2 に対する設置場所は例えば背もたれ2Aの背面に設けた袋(図示せず)内に装備 すること等が考えられる。
【0013】 8は移送管部であり、この移送管部8の一端は前記エアーポンプ7に接続され 、他端は移送回路が異なるエアーセル6毎に接続される。この移送管部8は給気 系と排気系との2本の伸縮性のパイプを1組として使用し、そしてこの実施例に おいては図2および図4に示すように前後2列にしかも1つ置きにエアーセル6 が所定時間毎に交互に膨張、収縮を繰り返すように移送回路Iが形成される。
【0014】 本考案の第1実施例は上記の構成からなり、車いす2の座部3に座シート本体 1を敷くことによって使用する。 この際、座シート本体1は発泡樹脂によって形成されて弾性を発揮するので、 座り心地は良い。
【0015】 そして車いす2にて障害者が移動したり、または一定位置に停止する等、車い す2に障害者が座する状態が長時間、続く場合に、エアーポンプ7を駆動すると 、移送管部8を通じて移送回路Iを異にするエアーセル6毎に所定時間、給気が なされたり、または排気が行われることにより、座シート本体1の後半部1Aに 設けた単一のセル収容孔4内に移送回路Iを異にする毎に設けた前後2列で4個 のエアーセル6は中央基準線Nを境にして左右2個づつ、前後2列が図2、図4 に示すようにそれぞれ1つおきに膨張したり、または収縮する。
【0016】 そして座シート本体1の中央基準線Nを境にして左右対称的に膨張または収縮 を交互に1つおきに繰り返すエアーセル6の上面が座シート本体1のセル収容孔 4から僅かに突出するので、座シート本体1の上面に座した障害者は所定時間毎 に左右に体位変更を生ずる。 しかも所定時間毎に膨張または収縮を交互に繰り返すエアーセル6から受ける 体圧の変化によって障害者の臀部Dはマッサージされ、血行が良くなる。 従って座り疲れが解消され、一個所に長時間、体圧を受けることによって覚え る痛みは解消される。
【0017】 図6に示すものは本考案の第2の実施例を示し、この実施例においては座シー ト本体1の中央基準線Nを境に前後2列のエアーセル6のうち前後同位置にある エアーセル6,6を左右対称的に所定時間毎に交互に膨張または収縮を繰り返す ことによって障害者の体位を左右に体位変更するのと、マッサージとを行うよう にしたものである。
【0018】 図7に示すものは本考案の第3実施例を示し、この実施例においては単一のセ ル収容孔4内に1列に4個づつ、前後2列にそれぞれ設けたエアーセル6のうち 中央基準線Nを境に前後列のエアーセル6が、対角線方向において2個づつ所定 時間毎に交互に膨張させたりまたは収縮を繰り返して行うことによって障害者の 体位変更を左右方向および前後方向に行うようにするとともにマッサージを行う ようになした。
【0019】 図8に示すものは本考案の第4実施例を示し、この実施例においては1列に4 個づつ、前後2列にそれぞれ設けたエアーセル6を中央基準線Nを境に前後列の エアーセル6が対角線方向において1個づつ所定時間毎に交互に膨張または収縮 を繰り返して行うことにより障害者の体位変更を左右方向および前後方向におい ても交互にきめ細かに行うとともにマッサージをきめ細かに行うようになした。
【0020】 図9に示すものは本考案の第5実施例を示し、この実施例においては1列に4 個づつ、前後2列に設けたエアーセル6を中央基準線Nを境に2個づつで前後2 列に左右対称的に所定時間毎に膨張または収縮を繰り返すことによって左右方向 の体位変更とマッサージとを行うようにしたものである。
【0021】 図10に示すものは本考案の第6実施例であり、この実施例は単一のセル収容 孔4内に収容する複数個のエアーセル6′を略直方体に形成したものを使用して 給気と排気とを交互に規定時間毎に行うことにより膨張または収縮させて体位変 更とマッサージとを行うようにしたものである。
【0022】 また図11は本考案の第7実施例であり、この実施例においては座マット本体 1に設けた単一のセル収容孔4内に収容するエアーセル6″を横長に収容される 略円筒形のものを使用することにより、エアーの移送回路Iを異にするエアーセ ル6″毎に所定時間、給気または排気を行って交互に膨張、収縮を繰り返すもの である
【0023】 上記第1実施例乃至第7実施例において、座シート本体1の後半部1Aのみに 単一のセル収容孔4を設け、そしてこのセル収容孔4内にエアーセル6,6′, 6″を4個収容させているが、このセル収容孔4は座シート本体1の後半部1A に限らず、前半部にも形成してもよい。しかもこの単一のセル収容孔4内に収容 するエアーセル6,6′,6″の設置個数は4個に限らず、2個以上の複数個で あってもよい。
【0024】 また第1実施例乃至第7実施例においては座シート本体1を発泡樹脂によって 一体に形成しているが、この座シート本体1を数個の構成片に分割し、そしてこ の構成片相互を結合することにより座マット本体を形成してもよく、また座シー ト本体1を形成するのに発泡樹脂の代わりに綿、合成繊維等の繊維状物をカバー によって覆うことによって座シート本体を形成するようにしてもよい。
【0025】
【考案の効果】
以上のように本考案は、車いすの座部に敷かれる座シート本体に設けた単一の セル収容孔に収容した複数個のエアーセルに対してエアーの移送回路を異にする 毎にエアーを給気するかまたは排気することにより膨張または収縮を所定時間毎 に交互に繰り返すことができるので、障害者は座ったまま体位変更とマッサージ とが自動的に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す斜面図である。
【図2】同じく説明的に示した平面図である。
【図3】同じく図2のA−A断面図である。
【図4】同じく単一のセル収容孔内に収容した移送回路
を異にする複数個のエアーセルを膨張、収縮する状態を
示す断面図である。
【図5】同じく車いすに座シート本体を敷いた使用状態
を示す斜面図である。
【図6】本考案の第2実施例を説明的に示す平面図であ
る。
【図7】本考案の第3実施例を説明的に示す平面図であ
る。
【図8】本考案の第4実施例を説明的に示す平面図であ
る。
【図9】本考案の第5実施例を説明的に示す平面図であ
る。
【図10】本考案の第6実施例を説明的に示す平面図で
ある。
【図11】本考案の第7実施例を説明的に示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 座シート本体 4 セル収容孔 6 エアーセル 6′ エアーセル 6″ エアーセル 7 エアーポンプ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定厚さを有する発泡樹脂よりなる座シ
    ート本体と、該座シート本体の幅方向の略全域にわたり
    縦方向の所定位置に形成された単一のセル収容孔と、該
    セル収容孔内に収容配置される可撓性材料により形成さ
    れ、且つエアーの移送回路を異にする毎に給気、排気を
    行うことにより所定時間毎に膨張、収縮を繰り返す複数
    個のエアーセルと、該複数個のエアーセルに異なる移送
    回路の移送管部を介して接続されるエアーポンプとから
    成る車いす用エアーマット。
  2. 【請求項2】 前記座シート本体の後半部に少なくとも
    前記セル収容孔が形成され、中央基準線から左右方向に
    少なくとも略9〜11cmの長さにわたりエアーの移送
    回路を異にする前記エアーセルを前記セル収容孔内に左
    右対称に複数個設けたことを特徴とした請求項1に記載
    の車いす用エアーマット。
  3. 【請求項3】 前記エアーセルは連結片を介して隣接す
    る複数個が連設された蛇腹状であることを特徴とする請
    求項1に記載の車いす用エアーマット。
  4. 【請求項4】 前記エアーセルは略直方体に形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の車いす用エアーマッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記エアーセルは前記セル収容孔内に横
    長に収容される略円筒形に形成されることを特徴とした
    請求項1に記載の車いす用エアーマット。
JP029399U 1993-06-02 1993-06-02 車いす用エアーマット Pending JPH07333U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10507119A (ja) * 1995-02-06 1998-07-14 ビーシーエイエム インターナショナル,インコーポレイテッド 適応に加圧を用いる身体サポート
KR101032462B1 (ko) * 2008-03-07 2011-05-03 함의신 에어매트리스용 플라스틱 버틀
KR101032461B1 (ko) * 2008-03-07 2011-05-03 함의신 임신부가 엎드려 쉴 수 있는 플라스틱 버틀을 이용한 침대
JP2011104213A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The 椅子
JP2017122315A (ja) * 2016-01-05 2017-07-13 公益財団法人鉄道総合技術研究所 レール隙間充填装置および踏切

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981222